これは最悪の録音状態でジェフベックとクラプトンのソロ音源のオムニバスです。発売元のレーベルは CITADEL, MADE IN ISRAELとあり発売年は不明です。歴史のあるお二人ですから、このような音源は数知れずあるんでしょう。ライナー・ノーツなどは無しのペラペラのジャケットで情報的には、かなり不足しています。
クラプトンはブルースセッションのライブ録音で、音は割れるしレベルがボコボコ変わるなど特に録音状態はかなり悪い。Burning Girl Releases, Release Date, Aug 04, 2014, 12 live tracks
ジェフベックはスタジオ録音から選んであるので未だマシですが、音はペコペコです。 Faces and Places, Vol. 11, 10 tracks
あの有名な Key to the Highway は Big Bill Broonzy(ビッグ・ビル・ブルーンジー)の曲でした。ミシシッピ州生まれで、本人は1893年と主張していますが、1898年、1903年生まれ説などもあります。この時代は黒人男性が働くのには、実際の年齢に上乗せすることは普通であったことであるため、年齢を高めに申告していたのは事実のようです。生地についてもアーカンソー州レイク・ディックとする説もあるとのことで出身地も舐められないために偽ることも多かったものと想像されます。
Robert Johnson(ロバート・ジョンソン)の方が元祖だと思ってたら全くの後輩で、そんな元祖なのに動画なんかも、しっかり残っているのは驚きです。ロバート・ジョンソンなんか音源だけですからね。でも音源を聴いていると Big Bill Broonzy の方がずっと都会的で難解な ロバート・ジョンソンの方が難解な節回しとリズムですから、それはそうだとも理解できます。
と言っても、完全に日本の為に曲を書き下ろした訳では無く、新曲も収録されているものの旧来の曲のリミックス・バージョンが散りばめられています。私は、このバンドの Pieces Of A Dream の数々のリミックスに過去投資をしてきましたが、またブルーイの金儲け戦略にハマってしまう訳です。今のデジタルな録音では各パートがキッチリと録音されて独立して残っているのですから、これに様々なエフェクトかけたり切り貼りは可能な訳で、リズムパートだけ別につくって合成すれば、腕の良いエンジニアに任せれば、無限大に様々なバージョンが創れるわけですから、うまみのある産業構造になっていますね。
2013年 Bluey は初ソロ Leap of Face を発売し日本で公演もあり、グループとして世界各地をライヴの1 年行った〆が日本なので、日本のファンへの「ギフト」=日本独自企画盤となったとのこと。また、同年急逝した Donald Byrd(ドナルド・バード)のトリビュート公演も行い、Bluey でもあり、バードの 1980年代前半作の Love Has Come Around をインコグニートとしてもニュー・レコーディングしています。これは、ますます騙されてもしょうがないでしょう。
アルバムを聴き進めると、ウェイン・ショーターの「The Chess Players」がブルース色濃く演奏され、セロニアスモンクの「Well You Needn't」なんかは高速になってオルガンのジョーイが弾きまくってます。
レビューしときましょう。Fine 完全にブルース・ロックから始まりです。リフ自体はレイボーンも多用するオーソドックスなタイプですが、テレキャスのペケペケでギランとした音が良いです。コピーしても勉強になるタイプですね。(最近は私ピック使わないんでこのタイプは弾きませんですが)Broadway ジャズ・ブルースですね。作曲は1940年で Wilbur H. Bird おそらくデフランセスコのリクエスト何でしょうが、ガットンのギターの方が楽しんで弾いている感があります。Kindred Spirits ガットンの作曲で、フュージョンチックなナンバーで、先の2曲とは全く違う面を見せてくれてカッコ良いフレーズ連発です。The Chess Players ウェイン・ショーターのナンバーですが、思いっきりブルースしてます。ジャズ的なギターですが、ブルースのダブル・ストップを使い、キメはレイボーンもよくやるヤツです。センス良しですね。Gearheads 速めのロック・ブルースでオルガンも限界の速さに挑戦みたいな箇所の窮屈さがたまらんですし、ガットンのロカビリー・テクも連発で、ギター弾きにはたまらんです。Blues On The Half Shell ジャズ・ブルースに戻り、この対比もアルバム構成としても素晴らしいです。オルガンのウキーっと鳴るところが良いですし文句なしにカッコ良いヤツです。The Pits テレキャスのレイボーンみたいな感じです。情感たっぷりに弾くギターは若いギター小僧がマネしたがるヤツです。ギュンギュン言わせてください。 Big Mo 古いタイプのブルースとフュージョン的な感覚が混ざった落ち着いたブルース曲です。Well You Needn't 最後はロカビリーテクを取り入れたモンク曲です。ガットンとデフランセスコのセンスの良さはもうわかりました。脱帽の素晴らしい仕上がりです。
西海岸の名門スピリチュアル・ジャズレーベル Black Jazz から発売の キーボード奏者のDoug Carn ボーカルの Jean Carn の夫妻によって録音されたものです。レーベルは1969年にカリフォルニア(オークランド)に設立された西海岸の名門スピリチュアル・ジャズレーベル Black Jazz。スピリチュアル・ジャズという新ジャンルで勝負をかけていた変わり種のレーベルです。正統派ジャズファンからは、ほぼ無視されていたので安価でDJが手に入れたことによりサンプリング・ソースを探すヒップホップDJや、レア・グルーブ好きの間での人気が高まっていったようです。3年前に聴いた頃は、闇が深く重く思想性を感じるアルバムづくりがお腹いっぱいな感じでしたが、久しぶりに聴くと私の耳や頭が経年変化しているので、何かを感じるようになっていて不思議な感覚です。
さてガーナーは楽譜を書くことはもちろん読むこともできなかった方ですが、両親は音楽好きでピアノを弾き、兄のリントン・ガーナーもジャズ・ピアニストの家庭なのにピアノ教師にはつかずに独学を選んだそうです。私もピアノを最近頑張ってますが習ってはいません。凡人で歳ですので、Boogie Piano を中心に楽しみながら練習しています。仲間内とライブ・ハウスでセッションをするときに華麗にデビューしたいと目論んでいます。ジャズはその後ですね。
レビューしていきましょう。I'll Remember April は1941年のヒット曲をアップテンポで押しまくりの重量級の曲にしてしまっています。ハッピーな演奏です。Teach Me Tonight はミドルテンポですがハッキリとした拍をつけてコロコロとした旋律にどぎつく叩きつけるコードで凄みが効いてます。ここらへんで少し唸りはじめです。Mambo Carmel は、この地での演奏として考えた曲名ですね。ちっともマンボではありませんが軽快で豪快です。そして、Autumn Leaves もダイナミクスが効いた演奏で甘ったるい曲では無く、凛々しくビートを効かせてキビキビとした社交ダンスでも踊る人がいれば、似合いそうな感じに仕上げてやり過ぎな感じが凄みを感じます。It's All Right With Me では、再びアップテンポにコール・ポーターの書いたホーン向けの曲なのにグイグイと引っ張られます。最後のテーマは少し優しく弾くのですが、今まで力の限りのような演奏なのでホッコリします。 Red Top では、シンプルな音使いでスイングしますが始終ご機嫌の歌っぽい唸りでご機嫌のほどが伺えます。ノリにのってハックルバック、ルイズを入れてご本人もご満悦。そして April In Paris はエレガントな曲でファンタジックな世界観を見せてくれます。このライブは、劇場で演劇を見ているような立体感のある演奏です。観客は弾きこまれるでしょうね。と思っていたらガーシュインの They Can't Take That Away From Me です。ズシズシとビートを刻みながらも、力の入れ方を変えたフレーズで曲全体の雰囲気を作っています。How Could You Do A Thing Like That To Me ミディアム・テンポの小曲です。隙間を開けた緩急のつけ方で、エンターテーナー性のある演奏です。最初にこのアルバムを聴いた時は、ずっと力が入っているアルバムの印象でしたがこの落差が良い。観客のオジサンが演奏後に興奮して叫んでます。Where Or When は Hart - Rodgers の名曲をアップテンポで、落ち着きのない子供のようにじっとしていないコードワークも素晴らしい。最後は即興で Erroll's Theme でお後がよろしいようで。
最後のメンバー紹介の後のジョークは
「You know something? You haven’t heard Erroll say one word, and he’s got a great voice. I want to insist it go on the air. Erroll, say one word.」
「It’s worse than Louis Armstrong.」
演奏ばかりでトークの無いステージだったんでしょうか。アームストロングより声は悪いぜとしゃがれ声で応えています。I want to insist it go on the air. ですから、これはラジオかなんかの公開録音だったんですかね🎶
piano : Erroll Garner
bass : Eddie Calhoun
drums : Denzil Best
recorded live in Carmel, California.
1. I'll Remember April / D. Raye, De Paul, P. Johnson
2. Teach Me Tonight / DePaul, Cahn
3. Mambo Carmel / Garner
4. Autumn Leaves / Johnny Mercer, Kosma
5. It's All Right With Me / Cole Porter
6. Red Top / Kenyard, Hampton
7. April In Paris / Harburg, V. Duke
8. They Can't Take That Away From Me / I. Gershwin - G. Gershwin
9. How Could You Do A Thing Like That To Me / T. Glenn
この音源も聞いたことはあったんですが、ジャンルレスに聴く人を惹きつけるボーカルはいつまでも心を打ち新鮮な気持ちで聴くたびに新鮮な気持ちになれます。レビューしていきましょう。In France They Kiss on Main Street ジャコの音が、やけにでかいですが、しっかりとしたグルーブでボーカルの邪魔をしないところや盛り上げ方も良し、カントリー調にもこんなに相性が良いのかと最初から飛ばしてきます。Edith and the Kingpin イントロだけジャコがしゃしゃり出てきます。静と動の対比が素晴らしくジョニの透き通った歌声が素敵です。そして名曲ですな Coyote ジャカジャカのギターはジョニでメセニーのギターがキラキラとしてドン・エイリアスのコンガが効果的です。Goodbye Pork Pie Hat はミンガスとの楽曲でジャズ期の作品です。このメンバーだからこその演奏は、とても聴きやすいし、自由に音階を泳ぐように歌うボーカルもまた良し。ジャコのランニング・ベースからのおかずの入れ方も天才的です。Amelia も良い曲ですよねえ。ジョニの弾き語りでしょうか。ギターも上手し。続いて Pat's Solo でクセのあるギター・ソロです。個人技もお後よろしいようで楽しいコンサートです。そして待ってました Hejira です。ベース、Saxのソロ、も含めエレクトリックなジャズがバンド一体となって展開されます。ジョニは Weather Report をバックバンドにしたかったそうですが、同等の効果が実現されているようです。そしてDreamland は楽しいナンバーです。そして Band Introduction でのメンバー紹介。パットメセニーはパット・マルティーニか。Furry Sings the Blues で、熱くなった観客を少々冷やしながら聴かせます。Why Do Fools Fall in Love? はロックンロールでイントロで少し流れたヤツですね。素晴らしいハーモニーと選曲です。Shadows and Light ここでこのアルバムのタイトル曲です。大きな会場でこのハーモニーを聴くと観客は感激で震えたに違いありません。そして、また楽しいライブですからジャコが少し遊び心でサービスし、ジョニが貫録の歌で God Must Be a Boogie Man。そして最後は Woodstock です。最後は派手にかますことはせずに、歌を聴いてもらう曲にするのも泣けますね。名盤です。
Recorded & filmed live at the Santa Barbara Bowl, Santa Barbara, California, USA on September 9, 1979, using the remote facilities of Record Plant Mobile, Los Angeles.
1. Introduction
2. In France They Kiss on Main Street / Joni Mitchell
3. Edith and the Kingpin / Joni Mitchell
4. Coyote / Joni Mitchell
5. Goodbye Pork Pie Hat / Charles Mingus, Joni Mitchell
6. Dry Cleaner from des Moines / Charles Mingus, Joni Mitchell
7. Amelia / Joni Mitchell
8. Pat's Solo / Pat Metheny
9. Hejira / Joni Mitchell
10. Dreamland / Joni Mitchell
11. Band Introduction
12. Furry Sings the Blues / Joni Mitchell
13. Why Do Fools Fall in Love? / Frank Lymon, Morris Levy