ビクターから1999年に発売のベスト盤です。The CD Clubと裏面に書いてあるので、色んなアーティストのシリーズものの廉価版ベストでしょうか。Disk Unionで確か中古350円でした。ジャケットで見慣れないものがあると購入するので、買ってから若干いつもの「やっちまった」感を感じることもありますが、まあいいか。
このコンピは Riversideレーベル時代(1955〜1961年)の録音を中心に構成されています。選曲は誰かは書いていなかったが、おそらくライナーノーツを書いている高井信成 氏と思われます。収録曲は Riverside 契約の第一弾で、Monk の音楽性を広く伝えるために企画されたエリントン作品集 Plays Duke Ellington (1955) から、まず2曲。そしてモンクの特徴のひとつであるピアノ・ソロ録音で、Alone In San Francisco (1959) から2曲。アートとオモチャ箱のような楽しさを聴くことができて、より一層“モンク・ワールド”が浮き出てくる作品。そしてプロデューサーの Orrin Keepnews 氏 の Monk 売込み作戦の Riverside 移籍第2弾のスタンダード曲集から The Unique (1956)、から2曲。Monk のスタンダードへのアプローチは崩すことではなく原曲のテーマをしっかりと活かしているのだが、Monk らしさを随所に織り交ぜるアプローチを聴けます。 Misterioso (1958) からも、売れっ子になったMonk のライブの熱気を感じる2曲。Monk's Music (1957) では、 Gigi Gryce, Coleman Hawkins, John Coltrane の名だたるサックス奏者のソロが聴ける即興性を重視した演奏スタイルを聴くことができます。
ラストのピアノソロの Pannonica は、有名なパトロンでありこの人なくしては Monk は存在しなかったにニカ男爵夫人へ捧げた名曲で、その意を表してのラスト曲にしたものと思われます。
既に聴いている曲ばかりではあるのですが、かつて「突飛で難解」と言われた強烈な個性を、お馴染みの名曲や最高の共演者たちとのセッションを通じて、親しみやすく、かつその天才ぶりを余すことなく体験できるように編まれ、Monk の多面的な魅力を楽しめるように、様々な編成や録音時期のテイクが散りばめられているコンピの魅力を感じます🎶🎹
(1, 2) Plays Duke Ellington (1955)
piano : Thelonious Monk
bass : Oscar Pettiford
drums : Kenny Clarke
piano : Thelonious Monk
(4, 5) The Unique (1956)
piano : Thelonious Monk
tenor sax : Johnny Griffin
bass : Ahmed Abdul Malik
drums : Roy Haynes
piano : Thelonious Monk
alto sax : Gigi Gryce
tenor sax : Coleman Hawkins, John Coltrane
trumpet : Ray Copeland
bass : Wilbur Ware
drums : Art Blakey
1. It Don't Mean A Thing (If It Ain't That Swing)
2. Caravan
3. Blue Monk
4. Honeysuckle Rose
5. Just You , Just Me
6. Blues Five Spot
7. Misteriouso
8. Well, You Needn't
9. Pannonica



















