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2026年8月21日金曜日

David Sanborn / Estival Jazz Lugano 2009

 

 Decca Records に移籍しリリースして Here & Gone (2008) はジャズというよりはブルース系4ビートやビッグ・バンド風のサウンドを基調としてリズム&ブルースのエッセンスを採り入れたアルバムでした。そのニュー・アルバムを引っ提げて2009年7月3日に開催されたスイスのルガーノ・ジャズ・フェスティバルに出演したライブ盤です。
 エスティバル・ジャズは、入場無料のオープンエア・フェスティバルで、ジャズを軸にしつつジャズ寄りのロックやファンク、ワールド系も出演する、野外の広場で大勢が集まる「街ぐるみ」のイベントになっているようです。イベントといっても毎年初夏から夏にかけて数日間開催、延べ来場者数は年間およそ25万人規模の大規模なお祭りです。莫大にかかる費用は、地元自治体や観光局などの公的支援、企業スポンサー、メディア・パートナーからの支援、物販・飲食、放送権、録音物リリースなどの収入などによって観客無料になっているようで、素晴らしい催しです。
 ほか、Estival の表記が気になります。タイトル名は日本語では「フェスティバル」表記ですが、原題は「Estival」となっています。開催地スイスの公用語は、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語 で、調べてみたところ Estival どうやらフランス語のようで、お祭りの名詞よりは、夏のという意味の形容詞で使われるようですが、Estival Jazz Lugano はどう見てもジャズフェスの名前。うーん、よくわからないが、まあ良いか。


 アルバム  Here & Gone (2008) からの楽曲は、 2. Brother Ray, 3. St. Louis Blues, 4. Please Send Me Someone To Love, 6. I've Got News For You で、1. Full House は、Murcus プロデュースの Upfront (1992)、5. Smile >  Soul Serenade の Smile は、Sanborn (1976) が初収録の Sanborn の十八番で、 Soul Serenade は、King Curtis のインスト曲でソウル出身の Sanborn のルーツのような曲で、これも  Upfront (1992)に収録されています。
 ファンとしては、David Sanborn がわかりやすくライブで聴けるので嬉しいライブ・アルバム。この時期になってくると、ライブでもこれから一発当てるぞ的なギラギラしたものは全く感じられない落ち着いた演奏です。かといって、これからは俺が好きな音楽をやるぞ的なアート的な主張もない。つまり良いんだけどワクワク、ドキドキするようなものは無いんですよね。音しかないんですけど、何かロックかポップスの映像を見ているような感覚です🎶

alto sax : David Sanborn
keyboads : Ricky Peterson
guitar : Nicky Moroch
bass : Richard Patterson, Mike Pope
drums : Gene Lake
trumpet : Nicolas Gardel
sax : Martin Jacobsen

1. Full House / David Sanborn, Marcus Miller
2. Brother Ray / Marcus Miller
3. St. Louis Blues / W. C. Handy
4. Please Send Me Someone To Love / Percy Mayfield
5. Smile >  Soul Serenade / Paul Simon, Coleridge-Taylor Perkinson  > Curtis Ousley,  Luther Dixon
6. I've Got News For You / Roy Alfred


定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。


  

2026年8月10日月曜日

The Brecker Brothers / Brecker Bros.

 

 1975年に Arista Records から出たデビュー作で、70年代クロスオーバー・フュージョンの代表的名盤。当時最前線だったニューヨークのスタジオ・ミュージシャンたちが集結し、超テクニカルなホーン・アレンジとファンキーなグルーヴを前面に押し出した内容になっています。
 Brecker Brothers の Randy は 1945年生まれ、Michael は 1949年生まれで、フィラデルフィアで生まれで地元で育っています。地元のR&Bバンドなどでプレイし、兄の Randy が1966年に、Blood Sweat &Tears に参加で、ニューヨークに進出。その4年後に Michael もニューヨークに出てきて、ふたりはスタジオ・セッションなどをこなしながら、Billy Cobham、John Abercrombie とともに、いわゆるブラス・ロック・グループである「Dreams」を結成し、アルバム2枚をリリース。最近入手して聴いたんですが、初期の Chicago をさらに緻密にしたようなサウンドで最高の音作りですが、あまり話題になることもなく解散したようです。その後1974年に The Brecker Brothers を結成し、Arista Recordsより発表したのがこのアルバムとなります。


 わたくしの大好きな Daid Sanborn (ここでは Dave Sanborn 表記)を含めた3管によるタイトでスピード感あふれるサウンドと驚異的なテクニックでしたが、4作目の Heavy Metal Be Bop (1978)    で、当時のフュージョン少年をすべて点目にしてしまいます。むろん日本の音楽青年であった、私たちも見事に撃ち抜かれ、当時お金が無かったのでラジカセにダビングして楽譜をどこからか手に入れてきて、憧れの「Some Skunk Funk」に挑戦してきてロックギター少年がフュージョンに目覚め、管楽器隊もすっかりブラバンから脱却し、今や60歳を超えてしまっている訳です。当時お金が無かったので、他のアルバムは購入できなかったので、今更 Brecker Brothers のアルバムを購入して楽しんでいるので、デビューアルバムで既に、「Some Skunk Funk」が録音されていたのも、これを聴いて知った次第です。

Some Skunk Funk 歴史的名フュージョン楽曲ですが、ファンクでも無ければジャズでもない、どちかと言えばメカニカルなフレーズ連発のロックだが、ブルース臭さは微塵もない発明品です。Heavy Metal Be Bop 収録バージョン、Billy Cobhamのアルバムバージョン、Mike Stern 参加のライブなど、どれを聴いてもワクワクして爽快な気分になります。4作目 Heavy Metal Be Bop (1978)  にも収録。  
Sponge テーマでは Sanborn の存在があってこそのファンク風味。Will Lee の、ここぞの決めプレイもカッコよく暴れ具合が良い。これも、4作目 Heavy Metal Be Bop (1978)  (ベースは Neil Jason) にも収録です。  
A Creature Of Many Faces 場面ごとの展開に多面性がある知的な展開とブラスロック的なタイトさも持ち合わせて、アレンジも素晴らしい。Michael Brecker のソロも良いが、ブラスアンサンブルに Sanborn のタイトでキレのある音があってこそ引き立つと思える。Bob Mann のロックギターもカッコよし。
Twilight ドラマチックな展開の中には、メカニカルなフレーズのサンバリズムとファンクフュージョンが組みあわさっている。バンド・アンサンブルは最高で、Ralph MacDonald のパーカッションが効果的に複雑なリズムをノリ良くしてくれています。
Sneakin' Up Behind You この曲のみ、Harvey Mason, Ralph MacDonald のツインドラムで、ディスコ・サウンドと Stuf, Gad Gang のソウルファンクの流れを汲みような楽曲。Stuff 自体は1976年がファーストアルバムだから、その影響はあってもおかしくは無さそうです。 
Rocks Some Skunk Funk の土台にこの曲があったのか、この曲があったから Some Skunk Funk が成立したのか?いずれにしろ、このタイプの楽曲構想が Randy Brecker の頭の中にあり、一連で作品化されたのは、このアルバムであるということ。
Levitate 幻想的バラードで、Randy のトランペットは、メカニカルフレーズだけではなくこんな一面もあるんだと見せつけてくれます。Will Lee のベースが、さりげなく Weather Report っぽさを出してます。
Oh My Stars この時期のフュージョンにあるボーカルものが、ここでも登場です。どうせやるなら Heavy Metal Be Bop (1978)  の East River まで振り切ってほしいもんです。
D.B.B.  今回聴き直すまで気づいていませんでしたが、Some Skunk Funk, Rocks の路線上にある楽曲でした。「D.B.B.」という暗号のようなタイトルは、「Dirty Brecker Brothers」の頭文字を取ったものだそうで、当時、ニューヨークの音楽シーンで「売れっ子スタジオセッション・ミュージシャン」として昼夜問わず膨大なレコーディングをこなしていた兄弟が「自分たちの本来やりたい、泥臭くてファンキーでエグい音楽を爆発させる場所」としてこのバンドを結成した原点が由来で、その初期衝動やファンクへの敬意が、この「Dirty」という言葉に内包されているとのこと。つまりはこの曲が土台になって Some Skunk Funk, Rocks が生まれたのかもしれない。なんて思うとワクワクします。

trumpet, electric trumpet, flugel horn, vocal & lyrics (on "Oh My Stars") : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
alto sax : Dave Sanborn
keyboads : Don Grolnick
guitar : Bob Mann
electric bass, vocal & lyrics (on "Sneakin' Up Behind You") : Will Lee
drums : Harvey Mason, Ralph MacDonald (5)
percussion : Ralph MacDonald
additional drums (on "Sneakin' Up Behind You") : Christopher Parker

producer : Randy Brecker
executive producer : Steve Backer
recorded at Secret Sound Studios, New York, N.Y., Jan. '75
remixed at Sound Ideas Studios, New York, N.Y., Jan. '75

1. Some Skunk Funk / Randy Brecker
2. Sponge / Randy Brecker
3. A Creature Of Many Faces / Randy Brecker
4. Twilight / Randy Brecker
5. Sneakin' Up Behind You /  Don Grolnick, Will Lee, Dave Sanborn, Randy Brecker and Michael Brecke
6. Rocks / Randy Brecker
7. Levitate / Randy Brecker
8. Oh My Stars / Randy Brecker
9. D.B.B. / Randy Brecker


▶ Sponge


▶ Rocks


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2026年6月6日土曜日

David Sanborn / A Change Of Heart


 これが発売された1987年は未だ学生でした。当時のライブアンダー・ザ・スカイにサンボーンが出演するので、大学のジャズ研メンツで朝から会場に行って芝生で陣取ってたら、リハまで見れたという、ゆる~い時代でした。当時はスマホが無かったので撮影も録音もできなかったので権利関係やセキュリティが厳しくなかったんでしょう。本番では Hiram Bullock が、会場の観客席に乱入して弾きまくり、楽しいライブであったことを覚えています。 


Chicago Song 学生時代に、コンボでトライしたけど今思っても我々の完成度が低かった思い出の曲です。ナンパ度は極めて高い素晴らしい曲です。流行りましたよね。大好きです。
Imogene 金儲け主義の浅い曲が多いと思いがちなんですが Marcus Miller って、こんな感動的な美しい曲もできるのが外せない理由なんでしょう。はい良き楽曲に決定です。
High Roller 当時のディスコでかかりそうなエレクトリックなリズムが軽い曲です。作曲は Michael Colina で、これまたキャッチーでメロディのインパクトも抜群。当時は、これを聴きながらバス釣りに休日の夜中高速を運転してました。
Tintin キーボードの Philippe Saisse のロック・フュージョン魂あふれる楽曲です。リズムも重厚な8ビートだけではなくて、途中で拍が変わったりとかプログレっぽくもあります。曲名はラテンっぽいですけどねえ。
Breaking Point  デジタルっぽいリズムにエレクトリックなキーボードなんですが、聴いているうちにそんなことも感じずに引きずり込まれます。特に Hiram Bullock のロック魂のあるギターソロが、大好きすぎてコピーを普段しなかった私が、不覚にもしてしまった曲です。
A Change of Heart タイトル曲は Michael Colina の楽曲です。ナンパっぽくない曲で、多分 Sanborn がこういった曲が好きな感じがします。Sanborn のサックスも良く鳴いていていい感じですが、リズムの間にあるタメが気持ちよく感じます。
Summer キラキラとしててデジタルっぽいサウンドですが、もっとアコースティックなサウンドでテンポ落としたら感動的な楽曲になるのが想像できる良曲です。懐かしいです。
The Dream 最後はしんみりノスタルジックなメロディー。Sanborn はフュージョン系のイメージもあるけど、こんな曲をエモーショナルに演奏するのも印象にあります。曲のタイトルが安っぽい気はしますが、これも素晴らしい。

 80年代のサンボーンのサウンドを特徴づけるエレクトロニックなリズムやシンセサイザーが大胆に取り入れられているヒット作で、愛聴盤ではありますが、いかんせんナンパな感じはしちゃいます。複数のプロデューサーが参加して制作されたバラエティ豊かな構成が特徴です🎶

recoeded at : RPM Sound Studios, Power Station, Right Track Recording, Sound Ideas Studios, Unique Recording, Blue Rock Studio, Flying Monkey Productions, New York and Bossa Nova Hotel, Yamaha Research & Development Studio, Schnee Studio, Los Angeles.

1. Chicago Song / Marcus Miller
backing vocals : Mark Stevens
drums : Steve Ferrone
keyboards, bass, rhythm guitar : Marcus Miller
lead guitar : Hiram Bullock
synthesizer : Bernard Wright
producer : Marcus Miller
2. Imogene / Marcus Miller
drums : Steve Gadd
electric piano : Don Grolnick
keyboards, bass : Marcus Miller
synthesizer : Rob Mounsey
producer : Marcus Miller
3. High Roller / David Sanborn, Michael Colina
bass : Marcus Miller
percussion, drums : Mino Cinelu
piano : Mac Rebennack
slide guitar, rhythm guitar : Hugh McCracken
synthesizer : John Mahoney
producer : Michael Colina
4. Tintin / Philippe Saisse
contrabass : Anthony Jackson
drums : Mickey Curry
guitar : Nicky Moroch
keyboards, synthesizer : Philippe Saisse
producer : Philippe Saisse
5. Breaking Point / Michael Colina
bass : Marcus Miller
lead guitar : Hiram Bullock
percussion, drums  : Mino Cinelu
synthesizer : John Mahoney
synthesizer : Michael Colina
producer : Michael Colina
6. A Change Of Heart / David Sanborn, Michael Colina
bass : Marcus Miller
guitar : Nicky Moroch
percussion : Mino Cinelu
Steinerphone EWI : Michael Brecker
synthesizer  : John Mahoney
producer : Michael Colina
7. Summer / Ronnie Foster
acoustic guitar, guitar : Carlos Rios
drums : John Robinson
Lead guitar : Hiram Bullock
percussion : Paulinho Da Costa
synthesizer : Ronnie Foster
producer : Ronnie Foster
8. The Dream / Michael Sembello
keyboards : Randy Waldman
synthesizer, backing vocals : Michael Sembello
synclavier programming : Casey Young: 
producer : Michael Colina


▶ Imogene


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2026年6月3日水曜日

Jaco Pastorius / Rare Collection


 音楽誌「ADLIB」の編集長の松下佳男が監修・選曲。ジャコのサイドメンとして参加した曲をまとめたコンピレーションです。制作にあたり、他にも数多くの音源があり収録したかったが、レーベルを超える壁は厚く収録できなかった曲が多数あるとのこと。
 他にもこのアルバムの収録の3曲をカット、新たに5曲を加え、Jaco の生誕50年、没後15年の特別企画として2001年にリリースされた「50thアニヴァーサリー・エディション」なる
ものが発売されています。コレクターの宿命としては、いずれ購入はすると思います。


Dreamland 1979年に Michel Colombier がリリースしたフュージョン・スーパー・セッション・アルバム。オーケストラも参加しているムーディで壮大なバラードで Jaco のフレットレスがメインに据えられて、中身的には深いんだろうが音像がぼやけているような録音なのが私には残念。 Larry Carlton のギター・ソロはさすがプロフェッショナル。
I Can Dig It Baby Jaco のプロとしてのファースト・レコーディングといわれています。1974年のレコーディングでジャコは、まだ22歳の頃。オープニングのハーモニクスは、この時代からやっていたんだなと思い、よくある普通のベースラインで弾いている箇所と Jaco 独特の、あのベースラインと使い分けてグルーブを創り出しているのが、聴いてとれます。R&Bがもジャコの大きなバックグラウンドの一つがわかります。でも以降の R&B で、この Jaco の発明品のフレーズを使った曲を聞いたことが無いのを見ると、このフレーズ「アク」が強いんだろうな。
The One Thing  強力なパーカッションとリズム。Jaco はスピーディなベースで対応するが、いつもの手癖フレーズはあまり見せず自己主張していないのがレア度高いかもしれません。曲があまりにも強力で、そこまで発展できなかったのか。でも、これは凄く良い。
Spiral Bob Mintzerとのセッションは結構多いはずで、このセッションでは ベースは Tom Barney との双頭で、Jaco はソロ楽器として参加しているようです。また Weather Report の曲も、アレンジには採用されていて何か親近感がわきます。
Nativity プログレッシブなパーカッション・メインの楽曲だが、フリーな曲なので Jaco も、いつものフレーズのオンパレードで攻めるが、Airto のパーカッションと対比的にフレーズを使ったり、ミステリアスな魅力があります。
Portrait Of Sal La Rosa レアなアコースティック・プレイが聴けます。フロリダ時代、Jaco に音楽の手ほどきをしたのが、Ira Sullivan でありましたが、自身のグループではアコースティック・ベースしか認めないという考えを持っていましたが、ジャコの革新的な演奏に感銘を受け、彼をバンドに採用した良き理解者でした。
Ant Steps On An Elephant’s Toe  ドイツのジャズ・トロンボーン奏者のAlbert Mangelsdorff の1976年ベルリン・ジャズ・フェスティバルに出演のセッションの録音で音質は良くないが興味深い演奏です。ユーモラスで不安定なトロンボーンと Jaco のリラックスした楽しそうなジャムで、ベース・ソロでは、お得意の Liberty City のフレーズが使われています。
Mood Swings Mike Stern の Upside Downside の曲で、ガチガチの Mike Stern節に、絶好調の Jaco のベースが暴れる大好きなヤツです。録音は1986年で、Jaco は翌年に亡くなるので、Jaco の精神状態は最悪なはずと思いますが他流試合では最高に近い演奏です。
The Hope 何か聴いていて曲がキラキラしているように感じます。私はそんなに趣味ではないタイプのボーカルなのですが Flora Purim も結構いかしてるのは認めます。Jaco のベースは楽曲を包み込むように豊かで、私の大好きな Sanborn とのユニゾンにゾクッときます。松下佳男編集長もライナーノーツで書いてますがマサにラストを飾るのにぴったりの選曲です。


なかなか、マニア心をくすぐるコンピで、ファンとしては楽しめる内容でありました🎶

1. Dreamland / Michel Colombier
piano (fender rhodes) : Michel Colombier
guitar : Larry Carlton
synthsizer : Michael Boddicker
bass : Jaco Pastorius
drums : Steve Gadd
percussion : Airto Moreira
London Symphony Orchestra
1979 at Devonshire Sound Studios, LA & Music Centre, Wembley, England
(MICHEL COLOMBIER)
2. I Can Dig It Baby / Little Beaver
vocals, guitar, bass : Willie "Little Beaver" Hale
keyboads : Latimore "Timmy" Thomas
bass : Nelson "Jocko" Padron aka Jaco Pastorius
drums, percussion : Robert Ferguson
percussion : Glen "Zeke" Holms, Willie Clarke
backing vocals : Betty Wright
Rec. 1974 at Criteria Recording Studios, Miami
(PARTY DOWN)
3. The One Thing / Manolo Badrena
vocals, keuboards,percussion : Manolo Badrena
bass : Jaco Pastorius, Abe Laboriel
guitar : Carlos Rios
violin : Alfredo De La Fe
trumpet, torombone : Gary Gazaway
synthesaizer, tambalin : Hugo Fattoruso
Rec. 1979, A&M Recording Studios, Hollywood
(MANOLO)
4. Spiral / Bob Mintzer
tenor sax, clarinet, flute : Bob Mintzer
trumpet : Randy Brecker, Lew Soloff, Alan Rubin
trombone : Tom Malone, Alan Raph
electric guitar : Bill Washer
piano : Don Grolnick
bass : Jaco Pastorius, Tom Barney
drums : Peter Erskine
Rec. 1982 at R.P.M. Studio, New York
(SOURCE)
5. Nativity / Airto Moreira
percussion : Airto Moreira
guitar : Charles Johnson
bass : Jaco Pastorius
keyboads : Hugo Fattoruso
Rec. July/August at Paramount Studios, Hollywood
(I'M FINE HOW ARE YOU)
6. Portrait Of Sal La Rosa / Ira Sullivan
flute, chorus : Ira Sullivan
electric guitar : Joe Diorio
acoustic bass guitar : Jaco Pastorius
drums : Steve Bagby
percussion : Don Alias
Rec. December 13, 1975 at Criteria Recording Studios, Miami
(IRA SULLIVAN)
7. Ant Steps On An Elephant’s Toe / Albert Mangelsdorff, Jaco Pastorius, Alphonse Mouzon
trombone : Albert Mangelsdorff
bass : Jaco Pastorius
drums : Alphonse Mouzon
Rec. live at the Berlin Jazz Days November 6, 1976 at the Berlin Philharmonic 
(TRILOGUE)
8. Mood Swings / Mike Stern
guitar : Mike Stern
tenor sax : Bob Berg
bass : Jaco Pastorius
drums : Steve Jordan
Rec. March/April, 1986 at R.P.M. Sound Studios, New York
(UPSIDE DOWNSIDE)
9. The Hope / Flora Purim
vocals : Flora Purim
alto sax : David Sanborn
guitar : Lee Ritenour 
piano : Michel Colombier 
keyboads : David Foster
bass-melody : Jaco Pastorius
bass-rhythm : Dennis Belfield
drums : Harvey Mason
percussion : Airto Moreira
London Symphony Orchestra Rec. March, 1978 at Conway Recording Studio, Hollywood & CTS Center, Wembley, England 
(EVERYDAY EVERYNIGHT)

▶  I Can Dig It Baby / Little Beaver


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2026年5月23日土曜日

David Sanborn / inside


 1999年にリリースのアルバムで、Sanborn独特のアルト・サックスと、重厚でタイトなプロダクションが完璧に融合。プロデューサーは Marcus Miller ですが、今までのファンク・フュージョンとは異なる非常に完成度が高い洗練されたアーバンな雰囲気が漂い、派手なテクニックの応酬よりも、メロディの美しさや「間」を活かした叙情的なプレイが光ります。Murcus は全編を通してベース、キーボード、さらにはプログラミングまで携わり、90年代後半の洗練されたR&B/ヒップホップ的なビート感覚が取り入れられています。


「Corners (For Herbie)」Herbie Hancock へのオマージュのクールなファンク・フュージョンです。「1960年代から70年代にかけてハービーが築き上げた、ジャズとファンクの融合スタイル」への敬意を込めたサウンドです。これまでの Sanborn, Murcus コンビの延長にあるサウンドで、このアルバムでは唯一のファンク・フュージョン・ナンバーであり、Sanborn のアルバムのサウンドもこれからジャズよりに変化していくことを考えると、今までの感謝と敬意を表した、訣別のような意味もあるのかと思ってしまいます。
「Day Dreaming」  Young, Gifted and Black(1972)に収録されている Aretha Franklin 作品で、原曲はサイケな演奏にジャジーなソウル。ボーカルに Cassandra Wilson で、サイケな雰囲気は残しながらアーバンなアレンジ。リゾネーターギターが入っているようだが、どこに使われているのかよくわからなかったです。
「Trance」最初は Murcus のデモテープに Sanborn がサックス被せただけかと思ってたら、ブードゥー教系サイケデリックキワモノ的ファンク Dr. John の I Walk On Guilded Splinters のボーカルのサンプリングを使った曲でした。前曲も含めてサイケ系が連続に何か意図があるのか・・
「Brother Ray」次は Ray Charles に捧げた曲で、これはサイケ系ではなく、いつものSanborn で、ホーン部隊にさりげなく Michael Brecker、ハモンドの響きが気持ち良い Ricky Peterson が参加。曲調は、特に Ray Charles 風な感じはないブルースになっていて、どこかに 作者の Murcus はオマージュ要素を盛り込んでいるんでしょうがわかりません。
「Lisa」Sanborn 自身の作曲で、 Hideaway(1980)、名盤のライブアルバム Straight to The Heart(1984)にも収録されている鉄板の曲です。今までの流れからすると Sanborn 自身の音楽ルーツであるブルースやソウルのエッセンスが凝縮された曲をここに持ってきたのかな。
「When I'm With You」Donny Hathaway の娘 Lalah Hathaway をボーカルに入れたと言うことは、歌詞がよくわかりませんが、先人たちの魂はわたくしたちと共にあるみたいなことを歌っているんでしょう(想像です)
「Naked Moon」曲名のように夜空に静かに見える月のよう
「Cane」ブリッジ的な曲で、Ain't No Sunshine へのつなぎよりは、Naked Moon のエピローグ的な感じがします。 
「Ain't No Sunshine」 ボーカルの Sting が歌うことによってSanborn ぽくなく、Murcus っぽくない曲になったのもありますが、この精神世界を歌うような世界観は、やはりギターの Bill Frisell なんだろうなと思います。元々のノスタルジックな旋律が更に進化した感じです。
「Miss You」先人との思い出が浮かんでは消えるように、静かにサックスを吹いているイメージです。


 今まで、気づかなかったけど、全体的には、先人のやってきたブルース、ソウルへの感謝を込めたアルバムがコンセプトで何か深いものがあります🎶

produced by Marcus Miller 
recorded at. .Camel Island Studio, Los Angeles; Avatar Studios, Sound on Sound, Hiatus Studio and Electric Lady Studios, New York 

1. Corners (For Herbie) / Marcus Miller
alto sax : David Sanborn
bass, fender rhodes, drums : Marcus Miller
percussion : Don Alias
tenor sax : Michael Brecker
trumpet : Wallace Roney
2.Day Dreaming / Aretha Franklin
featured vocalist : Cassandra Wilson
background vocals : Eric Benét 
alto sax : David Sanborn
bass, electric piano, sitar, drum programming : Marcus Miller
national resophonic guitar : Marvin Sewell
percussion : Don Alias Percussion
3. Trance / Marcus Miller
alto : David Sanborn
bass, keyboards, drum & percussion programming vocals : Marcus Miller
percussion : Don Alias
additional drum & percussion, programming Dr. John Vocal samples : David Isaac
4. Brother Ray / Marcus Miller
alto sax : David Sanborn
keyboards, guitar solo, synth bass : Marcus Miller
hammond B-3 organ : Ricky Peterson
drums : Gene Lake 
percussion : Don Alias
tenor sax : Michael Brecker, Lenny Pickett 
baritone sax : Ronnie Cuber
5. Lisa / David Sanborn
alto sax : David Sanborn
keyboards, electric guitar, synth bass, drum programming : Marcus Miller
steel string acoustic guitar, electric "swell" guitar  : Dean Brown
percussion : Don Alias
drum & percussion programming : David Isaac 
6. When I'm With You /  Marcus Miller
Lalah Hathaway, Marcus Miller, Eric Benét : Vocals
alto sax : David Sanborn
bass, fender rhodes, synths, guitar, : Marcus Miller 
drums : Gene Lake Drums
7. Naked Moon /  Marcus Miller
alto sax : David Sanborn
bass, keyboards, clarinet : Marcus Miller
national resophonic guitar : Marvin Sewell 
percussion : Alias Percussion
8. Cane / Me'shell Ndegeocello
alto sax : David Sanborn
Bass, Keyboards : Marcus Miller
9. Ain't No SunshineBill Withers
featured vocalist : Sting 
soprano sax : David Sanborn
bass guitar : Marcus Miller
guitar : Bill Frisell
acoustic guitar : Fareed Haqu
cello : Hank Roberts
percussion : Don Alias
10. Miss You / David Sanborn
alto sax : David Sanborn
fretless bass, bass clarinet, keyboards, drum programming : Marcus Miller
electric Piano : Gil Goldstein
Keyboard effects : David Isaac
drums : Gene Lake

▶ Corners (For Herbie)

▶ Lisa


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2026年5月16日土曜日

Eric Clapton / Journeyman


 タイトルの Journeyman=旅人かと思っていたら違いました。正解「(徒弟奉公を済ませた一人前)の職人」または「(一流ではないが)しっかりした腕前の人」
 つまり、このアルバムは、Clapton 自身の「自分は音楽の職人(クラフツマン)であり、常に技能を磨き続けていたい」ということでしょうか。リリースは1989年、アルコール依存症に苦しみ、その後克服してシラフの状態に戻ったクラプトンの「復活作」として高く評価され、80年代前半のポップで華やかな路線から自身のルーツであるブルースやレゲエ、R&Bにエレクトリックなサウンドを取り入れています。


「Pretending」エレクトリックでポップなサウンドに渋めな Clapton のボーカル、さりげなくバックボールに Chaka Khan が入る。黒っぽい要素も入ったポップロックでキャッチーなサウンドです。くぐもった音のギターソロも良い。
「Anything for Your Love」エレクトリックから少しアナログなロックに戻てきたサウンド。Richard Tee が秘かにピアノで参加ですが、相変わらず存在感を消し、ボーカルの裏でパキッした音でアルペジオっぽいバッキングを地味にやっているのが、Robert Cray でしょうか。これも大物がさりげなく目立たずに使われているのが凄い。
「Bad Love」アルバムの曲が進行するにつれアナログな音に近づく仕掛けのようで、さらに普通にいつもの Clapton のサウンドです。曲の展開とかが、ずっと Layla っぽいと思っていたのですが、レコード会社からの要望でそのようにつくったとの記事を見ました。Foreigner の Mick Jones との共作。
「Running on Faith」ドブロ・ギターの音色と深いコーラスが心地よい曲です。大好きなUnplugged の収録とほぼ同じアレンジのようで、後半の感動的な展開は鉄板です。昔のホンダのCMでも使われていました。
「Hard Times」ジャジーなブルースナンバーでレイドバック。ホーンが入り、ギターはフロントピックアップのトーンを絞ったウーマントーンの王道が渋すぎる。売れるコマーシャルな曲ではありませんが、渋めのギターを弾きたくなったぐらいのギター小僧は、こういった曲にくすぐられるんですよね。
「Hound Dog」Claptonはニューオリンズ的なブルースにレイドバックしたサウンドにしています。煽るような Elvis Presley のバージョンが有名ですが、原曲はソウルフルで Big Mama Thornton - Hound Dog がオリジナル。
「No Alibis」ここでいったんエレクトリック・ポップなサウンドに戻ります。Chaka Khan、Daryl Hall がバックボーカルに参加した充実した豪華ラインナップですが、この二人はバックに参加しながらも、そことなく存在感があるところが、やっぱり凄い。(今回注目して聴いているからわかったんですが・・)
「Run So Far」親友 George Harrison が本作のために書き下ろした新曲で、本人もギターとコーラスで参加。その曲性に合わせたアレンジもあるとは思いますが、やっぱり、それっぽいサウンドでニヤリとしてしまいます。
「Old Love」私が北海道の札幌に勤務時代に、近所のバーのマスターとアコギ2本で夜な夜な歌って弾いていた思い出の懐かしい曲。マイナーブルースのしみったれた響きと大袈裟な展開のコード進行が大好きですが、ボーカルは難しかったです。
「Breaking Point」 80年代のダンスミュージック系に David Sanborn 参加だけで満足かもしれません。充分男っぽいのにナンパな感じがして、それも良いかな。ワウワウなんか使っちゃたりして、それも楽しいじゃないですか。
「Lead Me On」やっと Richard Tee がエレピで存在感を出してくれました。シンプルでタイニーで素敵なR&B。ギターの Cecil Womack は Bobby Womack の弟。Linda Womack はリンダは Sam Cooke の娘なんだそうだ。
「Before You Accuse Me」私にとっては Unplugged のバージョンの方が馴染みがある Bo Diddley のカバー。シンプル・ストレートなブルースロックになってます。


やっぱり、なんやかやで Eric Clapton は好きなんだよなあ、と改めて感じました🎶

lead vocals, guitar : Eric Clapton
synth horns (1), synth organ (1), synthesizer programming (2, 10), drum programming (10), sequenced bass (10), sequenced organ (10) : Jeff Bova
synth horns (1), Hammond organ (1, 4), sequenced bass (1), keyboards (3), synthesizers (8), synth strings (9) : Alan Clark
acoustic piano (1, 4, 5), keyboards (2, 7, 10), backing vocals (4, 7), synthesizers (8) : Greg Phillinganes
acoustic piano (2, 6, 7, 9, 12), Fender Rhodes (11) : Richard Tee
keyboards (2), vocoder (2), bass harmonica (2), drum programming (2), synthesizers (6, 12), synthesizer programming (7, 8), synth piano (9) : Robbie Kondor
synthesizers (8) : Rob Mounsey
synthesizers (11) : Robbie Kilgore
guitar (1), backing and harmony vocals (1) : Jerry Lynn Williams
guitar (2, 6, 9, 12), guitar solo (9, 12) : Robert Cray
guitar (3) : Phil Palmer
rhythm guitar (5) : John Tropea
guitar (8), harmony vocals (8) : George Harrison
acoustic guitar (11), backing vocals (11) : Cecil Womack
bass (1, 2, 4–7, 9–12), backing vocals (1, 4, 7) : Nathan East
bass (3) : Pino Palladino
bass (8) : Darryl Jones
drum programming (1, 7, 8) : Jimmy Bralower
drums (2, 6, 8–10, 12), percussion (6), programming (8, 10) tambourine (9) : Jim Keltner
drums (3), backing and harmony vocals (3) : Phil Collins 
drums (4, 5, 11), hi-hat (10) : Steve Ferrone
congas (1), tambourine (4), percussion (7, 10, 11) : Carol Steele
vibraphone (9) : Gary Burton
alto saxophone (5) : Hank Crawford
alto saxophone (10) : David Sanborn
baritone saxophone (5) : Ronnie Cuber
tenor saxophone (5) : David "Fathead" Newman
trumpet (5) : Jon Faddis, Lew Soloff
horn arrangements (5), string arrangements (11) : Arif Mardin
backing vocals (1, 7) : Chaka Khan 
backing vocals (3) : Katie Kissoon, Tessa Niles
backing vocals (4, 7) : Lani Groves
choir (4) : Rev. Timothy Wright Washington Temple Concert Choir
dog barking (6) : Roger Forrester and Friends
harmony vocals (7) : Daryl Hall
backing vocals (10) : Tawatha Agee, Vaneese Thomas
backing vocals (11) : Linda Womack

produced by Russ Titelman
recorded at The Power Station (NYC), Skyline Studios (NYC) and The Town House (London).

1. Pretending / Jerry Lynn Williams
2. Anything for Your Love / Jerry Lynn Williams
3. Bad Love / Eric Clapton, Mick Jones
4. Running on Faith / Jerry Lynn Williams
5. Hard Times / Ray Charles
6. Hound Dog / Jerry Leiber, Mike Stoller
7. No Alibis / Jerry Lynn Williams
8. Run So Far / George Harrison
9. Old Love / Eric Clapton, Robert Cray
10. Braking Point / Marty Grebb, Jerry Lynn Williams
11. Lead Me On / Cecil Womack, Linda Womack
12. Before You Accuse Me / Ellas McDaniel




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年5月9日土曜日

Hiram Bullock / From All Sides


 2008年で既に他界してしまいましたが、私が好きなギタリストで必ず名前を挙げる一人です。大阪府堺市生まれのお調子者っぽいところが信条の、アメリカのジャズ・フュージョン・ギタリストですが、魂はロック・ミュージシャンで、ギター・ヒーローになりたい素振りを見せてくれていました。晩年はすっかり太ってしまいしたが、若い頃はジャケットのようにスリム体型で筋肉質。
 トレードマークのギターは、ピックアップをHSHに変更した、塗装が程よく、はげ落ちた改造フェンダー・ストラトキャスターで、クリーンな音にコーラスをかけたバッキング、コンプを効かせたシングルトーン、歪み系はギンギンは余り使わないタイプです。
 私の所有音源では、主に David Sanborn のフュージョン時代のアルバムで、Murcus Miller とコンビで参加が多いのですが、他のアーチストのフュージョン作品にも、存在感を消しながら参加しているものも多数あります。


「Window Shoppin'」  ボーカル無しのインスト。Hiram Bullock の得意の音色と得意のフレーズ連発です。スケールは良くわからないですが、この半音で下がるパターンはフュージョンぽくてロックぽくて、真似させていただくことも多いです。
「Until I Do」David Sanborn / A Change Of Heart で聞いたことがあるようなサウンドづくりです。1曲目は良かったけど、この曲のボーカルを Hiram がとるのは趣味っぽい感じがします。
「Hark! Ther Herald Angels?」25秒の次の曲の導入SE。こういうのに長い名前つけたり意味深な曲名ってあるあるですね。
「Really Wish I Could Love You」Hiram のギターの音色にピッタリの曲です。メロディー的には、どこかで聞いたことがあるような気もします。発音がはっきりしないボヤっとしたところがある Hiram のボーカルはどうかとは思いますが、頑張ってます。
「Say Goodnight, Gracie」 友情出演 David Sanborn のインスト。やっぱり良いんじゃないんでしょうか。Sanborn が吹くとしまります。Hiram のギターソロも極上のいつものヤツになってます。
「 Funky Broadway」こうゆうソウル曲は Will Lee のボーカルってのが多いような気がしますが、Hiram のアルバムですから、そこは譲れないようです。このようなセッションには欠かせない Michael Brecker がテナー吹いてます。
「Mad Dog Daze」狂ったワンコの遠吠えから始まる P-funk を意識した楽曲のような感じです。でもあそこまでファンク度が無いんですよね。ボヤっとした発音のボーカルは、この曲には合っててギターソロは気持ち良いです。
「Cactus」気持ちの良いロック・フュージョンで、このアルバムでもお気に入りの曲の一つ、ここら辺はセンスが良い。素晴らしい。ブラボー。
「When The Passion Is Played」スペーシーなサウンドづくりで E.W.F を意識かと思ってたら、サビのコーラス部分は、まさにそれです。悪くないけど少々ダサい感じはするかなあ。


 大好きな Hiram Bullock のソロ・アルバムなので、本人の自己満足的なところがあっても、そこは許容します🎶

recorded at: R.P.M. Studios, May—August, 1986

1. Window Shoppin'  / Hiram Bullock
guitar : Hiram Bullock
keyboards & piano solo Kenny Kirkland
keyboads : Cliff Carte
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
percussion : Dr. Gibbs
2. Until I Do / Hiram. Bullock & Alexandra Forbes
guitar, guitar synthesizer, keyboards, lead & background vocals : Hiram Bullock
Keyboards & synthesizer programming : Cliff Carter
Drums & background vocals : Charley Drayton
Drum machine programming : Nicholas DiFrisco
3. Hark! Ther Herald Angels? /  Doug Epstein, Hiram Bullock, Mike Krowiak
guitar : Hiram Bullock
effects programming : Doug Epstein & Mike Krowiak
4. Really Wish I Could Love You /  Hiram Bullock, Michael Levine
electric & acoustic guitars lead & background vocals : HIramBullock
Bass & background vocals  :  Will Lee
drums : Charley Drayton
keyboads : Cliff Carter
percussion :  Dr. Gibbs
5. Say Goodnight, Gracie / Hiram Bullock
guitars : Hiram Bullock
keyboads : Cliff Carter
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
percussion : Dr. Gibbs
alto sax : David Sanborn
6. Funky Broadway / Arlester Christian
guitar, lead & background vocals : Hiram Bullock
bass & background vocals : Will Lee
drums & background vocals : Charley Drayton
keyboards & background vocalsv: Kenny Kirkland
additional background vocals & claps : Kaz Silverlee, Fred Kelly, Nick DiFrisco, Mike Krowiak, The Mayor
「The Uptown Horns」
  tenor sax solo : Michael Brecker
  alto & baritone sax : Crispin Cioe
  trombone : Bob Funk
  tenor sax : Arno Hecht
  trumpet  : Hollywood Paul Litteral
7. Mad Dog Daze / Hiram Bullock
guitar & lead vocals : Hiram Bullock
bass, synthesizer & background vocals : Will Lee
drums & background vocals : Charley Drayton
keyboards & background vocals : Delmar Brown
synthesizer : Cliff Carter
8. Cactus / Don Grolnick
guitar : Hiram Bullock
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
keyboads : Kenny Kirkland, Cliff Carter
9. When The Passion Is Played / Hiram Bullock
guitar, guitar synthesizer, keyboards, lead & background vocals, drum programming : Hiram Bullock
drums : Charley Drayton
Keyboards & synthesizer programming : Cliff Carter



▶ Cactus

定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。

2026年4月22日水曜日

The Brecker Brothers Collection Volume1


 Michael Brecker が、2007年1月13日に白血病で亡くなったとの悲報をニュースで見たのは転勤で名古屋に住んでいた時でした。時々行っていたロックバーに Heavy Metal Be Bop を持ちこんで爆音でかけてもらい追悼しました。後から来たロックファンの方にも、称賛していただき、何か誇らしかったことを思いだします。


 The Brecker Brothers は、1975年にデビューして1982年に活動停止、1990年再始動するも2007年に Michael Brecker が白血病で死去し永年停止しています。このベストコレクションは1975年~1981年のロック寄りの録音を中心に収録されています。


「Skunk Funk」 やはりベスト盤であれば1曲目はこれです。ロック、ファンク、ジャズ全ての要素が詰まったこの曲の1曲目の選曲は賛成です。この盤での曲名は Skunk Funk ですが、他の盤や他アーティストのカバーでも「Some」がついて、Some Skunk Funk が一般的です。収録しているのは 1975年の スタジオ盤での初作品 The Brecker Bros. です。ライブの Heavy Metal Be Bop が一番燃えますが、youTube で見た、Mike Stern との共演のライブなんかも良いです。学生時代にコピーして10人ぐらいのバンドで学園祭で大いに暴れた盛り上がったこともあり、思い出深い曲です。メンバーを追ってみたら、このバージョンは Sanborn, Will Lee,  Harvey Mason も参加で、そりゃあ良いわけだ。
「Sponge」次も同じスタジオ・デビューアルバム  The Brecker Bros. から。Will Lee のベースのイントロ部分の他随所で使われるワウが気持ち良く、トランペットなども随所にエフェクトをかけたフレーズを使ったりと、なんかロックバンドっぽい Brecker Brothers 特有のサウンドRandy Brecker の作曲で、耳に残る印象的なフレーズをつくる人なのがわかります。
「Squids」次も Randy Brecker 作曲で、アルバムは1977年 Don't Stop The Music に変わります。曲調はやはり Brecker Brothers ぽいんですが、ロックっぽさが消えるのは Steve Gadd にドラムが変わったからか。ギターは Steve Kahn & Hiram Bullock の二人ですが、テーマ部分とバッキングがメインであまり前には出てきていない贅沢な起用。
「Funky Sea, Funky Dew」アルバムは、またも1977年 Don't Stop The Music からになります。作曲は Michael Brecker で、やっぱりRandy Brecker とは雰囲気が変わって、ソウルっぽい感じで柔らかい感じがします。とはいえ全ての曲が明確な違いがあるわけはないので、今後の Brecker Brothers でも聞き比べてみるのも面白いと思います。
「Inside Out」大好きなアルバム 1978年の Heavy Metal Be Bop から曲になります。作曲は Randy Brecker で、シャッフルのブルースコード進行の、もはやロックで非常に攻撃的で やはり Michael Brecker とは違う方向性の作曲だよなと再認識。ドラマーの Terry Bozzio は Frank Zappa, Missing Persons などにも参加したプログレ、ロック系なので豪快、ベースの Neil Jason は、John Lennon, Billy Joel, Roxy Music, Mick Jagger, Pete Townshend, Paul McCartney, Paul Simon, Kiss, Gene Simmons・・・と大物ミュージシャンの録音に数知れず参加している凄腕、Barry Finnerty は、暴れん坊っぽいギターをこの曲で弾いているんですが、意外にも Miles Davis, The Crusaders, the Brecker Brothers, Hubert Laws, Ray Barretto などとの共演が多いジャズ系ギタリストです。
「Dream Theme」曲は1980年 Detente からで、作曲は Michael Brecker になります。アルバム自体の路線は完全に強力なブラコンR&Bで、この曲もそっち系です。メンツはピアノ Don Grolnick はいつものメンツで、ギターは Jeff Mironov & David Spinozza、ベースが  Marcus Miller、ドラム Steve Gadd で、私の好きなフュージョン時代の David Sanborn の参加部隊。コマーシャルなフュージョン全盛時代は、やはり彼らに支えられていたのだとここでも再認識。
「I Don't Know Either」前曲と同様、1980年 Detente からで、作曲は Michael Brecker になります。前曲との違いは、ブラコン味が抜けたフュージョン・サウンドになった点ですが、こちらの方が Brecker Brothers らしさが出ている楽曲かと思います。同じアルバムですが演奏メンバーは変わり、ピアノが Mark Gray、ドラムが Steve Jordan、パーカッションが Airto。
「Bathsheba」アルバムは変わり、1981年 Straphangin' 作曲は Michael Brecker のサンバ・リズムのフュージョンです。こうやってアルバムの代表曲を年代順に聴いていくと、最初の頃のロック魂を見せるバンドから純フュージョンへと変化していったのがわかるので、このベスト聴きながら途中で、年代順に並べただけで工夫が無い安物か、と思いましたが、いやこれはこれでありです。
「Straphangin' 」アルバムは前曲と同様、1981年 Straphangin' の主題曲で、作曲は Michael Brecker ですが、Randy Brecker の作風っぽさを感じます。
「Threesome」1981年 Straphangin' のから3曲目で、作曲は Randy Brecker に前曲と真逆に Michael Brecker っぽさを感じます。只ですね、ずっと聴いてくると初期の荒々しい感じが亡くなってテクニカルになってくると段々物足りない感はでてきますね。
「East River」 でラストは  Heavy Metal Be Bop 1978 に戻ってきました。物足りないと言ってすいません。年代順に並べただけで工夫が無い安物なんて、思ってすいません。

 改めてライナーノーツを見れば、往年のアルバムのプロデューサー Michael Cuscuna 氏と The Brecker Brothers 本人が選曲しているとのこと。それは一番よく知っている人達が制作している訳で、いや良いベスト盤でした。Vol2 が出ているのかと思って調べたら、ちゃんと出てました。曲が被っていたりするので、おそらく録音が違うヤツが入っているのかと思います🎶

series director: Steve Backer
compilation produced by Michael Cuscuna & The Brecker Brothers

1. Skunk Funk / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker 
alto sax : David Sanborn 
keyboards : Don Grolnick
guitar : Bob Mann
bass : Will Lee
drums :  Harvey Mason
percussion : Ralph MacDonald
( The Brecker Bros. 1975) 
2. Sponge / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
alto sax : David Sanborn 
keyboards : Don Grolnick
guitar : Bob Mann
bass : Will Lee
drums :  Harvey Mason
percussion : Ralph MacDonald
( The Brecker Bros. 1975) 
3. Squids / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Don Grolnick & Doug Riley
guitars : Steve Kahn & Hiram Bullock
bass :  Will Lee 
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald
4. Funky Sea, Funky Dew / Michael Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Don Grolnick & Doug Riley
guitars : Steve Kahn & Hiram Bullock
bass :  Will Lee 
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald
5. Inside Out / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
guitar : Barry Finnerty
bass : Neil Jason
drums : Terry Bozzio
percussion : Sammy Figueroa & Rafael Cruz
6. Dream Theme / Michael Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
electric piano : Don Grolnick
guitar : Jeff Mironov & David Spinozza
bass : Marcus Miller
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald 
string synthesizer : George Duke
7. I Don't Know Either / Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
tenor saxophone : Michael Brecker 
electric piano : Mark Gray
synthesizer : George Duke
guitar : Hiram Bullock
bass : Neil Jason 
drums : Steve Jordan
percussion : Airto
8. Bathsheba / Michael Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
9. Straphangin' / Michael Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
10. Threesome / Randy Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
9. Straphangin' / Michael Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
11. East River / Neil Jason, Bret Mazur, Kash Monet
trumpet & handclaps : Randy Brecker 
tenor saxophone & handclaps : Michael Brecker
guitar : Barry Finnerty
electric piano : Paul Schaeffer
bass, lead vocal: Neil Jason
drums : Terry Bozzio & Alan Schwartzberg
tambourine : Victoria 
percussion, background vocals, handclaps : Kash Monet
Jeff Schoen & Roy Herring : background vocals 
handclaps : Bob Clearmountain




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。