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2026年8月23日日曜日

Curtis Mayfield / Superfly 25th Anniversary Edition

 

 Curtis のファルセット・ボーカルは、他のハイトーンのボーカルとは違うなんとも言えない緊張感と深みがあります。聴き始めたころはフワフワした感じが馴染めなかったのですが、聴いているうちに段々と好きになってきました。ボーカルだけではない全体のサウンドもストイックで細かく巧妙な仕掛けを発見できるところも気持ち良いポイントです。またThe Impressions は、学生のころアメリカに留学していた母が子守歌として歌ってくれていたので、その時代の歌のメロディーは、しっかりと私の脳に埋め込まれています。(オリジナルはさすがに世代ではないので当時聴いたことは無かったので大人になって聴いたときに、頭の中からスラスラとメロディーが出てきて、意味は理解していないですが歌詞まで丸暗記でした)
 本CDは、同じ曲がボーカルもとインストの2種類が録音されていたりします。ボーナストラックなのかと思っていたら、当時の黒人映画の Superfly のサウンドトラックでした。アルバム・ジャケットはスパイ映画みたいなものを思わせる銃を持ったスーツの男と黒人女性写っていますが、この映画は麻薬密売人が主人公の、裏の世界で生き抜く苦悩や葛藤、暴力やその中で生まれる愛について描かれた物語なので、そういうこと。多分映画自体は、それほど名作といわれるものでは無いのだろうと推測しますが、後の映画のパルプ・フィクションには、この映画の主人公のヤクの売人とそっくりの人物ジュールズなる人物も登場するとのことで、もしかしたら原型はここにあるのでしょう。
 
 
 映画自体は、Blaxploitation(ブラックスプロイテーション)と呼ばれる1970年代前半のアメリカ映画のジャンルで、主に、アフリカ系アメリカ人を客層として想定した、サウンド・トラックにR&B、ファンクやソウルミュージックを使用したブラックムービーで、映画の内容はB級だが、音楽はA級といった作品が多かったようです。黒人のポン引きや麻薬密売人といった人物が登場するものが多いので、これは白人の側から見た黒人のイメージとも結びついたことや、南部キリスト教指導者会議 (Southern Christian Leadership Conference)、全米都市協会 (Urban League)といった黒人団体がブラックプロイテーション映画に反対したこともあり、次第にこのジャンルは姿を消していったようです(日本の任侠映画も似たような感じですよね)
 Curtis 音楽には、黒人別使、差別などの社会の様々な問題や主張が込められている曲が多数あります。ラブ・ソングかと思っていたら背景には全く違うものが込められているものもありがちですが、このサントラは映画用につくった曲なので全くもってストレート。
 Pusherman (売人)、Junkie Chase、Give Me Your Love (官能シーンで使われるらしい)Eddie You Should Know Better (主人公の相棒エディが稼業の選択を間違った場面)、No Thing on Me (Cocaine Song) などなど。Superfly については、ゲットーのストリート生活から抜け出そうとして Superfly (抜け出そう)という意味です。
 都会のギラギラとした側面を思わせる曲調、失望や渇きを表現した曲調など様々な曲がありますが、エンディングに向けての No Thing On Me や Think のような、美しい旋律の曲もあり、1972年のまさにカーティスの全盛期に制作されたサントラの域を出た作品です。
 また、25th Anniversary Edition の名前のとおり、本アルバムは Superfly の映画公開の25周年を記念しての企画盤で映画でしか使われなかったテイク、映画公開に放送されたラジオスポット等11曲が加わったバージョンともなっています。
 映画を見たことがあれば、さらに楽しめること間違いないと思います。youTube で、スーパーフライ(字幕版) が400円でレンタル試聴できるようですので、再度このアルバムを聴いた後で見てみようか迷いどころ🎶

1. Little Child Runnin' Wild
2. Pusherman
3. Freddie's Dead
4. Junkie Chase (instrumental)
5. Give Me Your Love (Love Song)
6. Eddie You Should Know Better
7. No Thing on Me (Cocaine Song)
8. Think (instrumental)
9. Superfly
10. Ghetto Child (Demo Version)
11. Pusherman (Alternate Mix)
12. Freddie's Dead (instrumental)
13. Junkie Chase (Full Length Version) (instrumental)
14. No Thing on Me (Cocaine Song) (instrumental)
15. Militant March (From "Score")
16. Eddie You Should Know Better (instrumental)
17. Radio Spot #1
18. Underground ("Superfly-Esque" Demo)
19. Check Out Your Mind  (instrumental)
20. Radio Spot #2



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。


  

2026年8月6日木曜日

The Brand New Heavies / Forward


 もはや貫禄十分でクオリティーが高すぎるブランニューの2013年作品。ずいぶんと間が空いた7年ぶりの新作でした。黄金期の女性ボーカル N'Dea Davenport が一時的に復帰、新たに Dawn Joseph をリード・ボーカルに迎えて制作。90年代の全盛期を彷彿とさせるグルーブでファンクなベースラインの伝統的なアシッド・ジャズ。


Forward アップテンポ、タイトなドラムのインストファンク。そしてアッパーなブラスセクションが炸裂。まさに「ここからバンドは再び前を向いて進んでいくForwardというマニフェストを体現するテーマ曲が先頭。
Sunlight 「これぞHeavies !」という王道ディスコ・ファンク。N'Dea Davenport が復帰した曲ではありますが、MVに本人は出演せず新ボーカリストの Dawn Joseph やバンドメンバーのみが登場。完全復活ではなく一時的なゲスト参加の形だったためか、レコーディングを完了せずにバンドを離れたためなのか少々複雑なものは感じます。でもスッと通る往年の歌声と歌いまわしは健在で、これはうれしい限り。
Do You Remember N'Dea Davenport の2曲目。Do You Remember, We've come so far from where we started で、彼女とこのバンドとの出会いも表現しているのか。もしN'Dea Davenport が、もっとレコーディングに参加していたいと思っていたら、新歌姫へのバトンタッチも心中穏やかではない歌詞かもしれません。切ないメロディラインでありながら、ボトムはタイトで踊れるファンク・トラック。
On The One ドラマーの Jan Kincaid の作詞・作曲、自らがメインボーカルを務めたメロウ・ファンク。女性ボーカルだけじゃないのも、このバンドの魅力の側面ではあります。「On the One」は、James Brown が確立した「小節の1拍目(1=One)に最も強いアクセント(ダウンビート)を置く」というファンクの基本構造・精神を指しているとのこと。強烈でないのが逆に良い。
A Little Funk In Your Pocket Dawn Joseph の歌声が入ってくると、オッと気づき、ボーカルが変わったことによる効果があります。セクシーな N'Dea Davenport と違う、感情を少し抑制した可愛らしさのある歌いかたもあり。「In Your Pocket」は、ブラック・ミュージックの世界で「リズムやグルーヴが完璧に噛み合って心地いい状態」のスラング。ギターソロの入り方とリズムの変え方も良いですな。
Addicted 彼らが最も世界を沸かせた Brother Sister などの時代1991年〜1994年の「アシッド・ジャズの黄金比率」を、そのまま現代に蘇らせたサウンドで、往年のファンには、かなりグッときてしまう作品です。ボーカルは N'Dea Davenport だが抑制気味の歌い方。
Lifestyle アーバンでトレンディ、かつハイソサエティなライフスタイルというコンセプトの、音楽、ファッション、夜の街、大人の洗練された日常がテーマ。パーティーチューンではなく、独り暮らしの部屋や、深夜のドライブのカーステで流れるのが最も似合うような世界観。
Itzine  ベースの Andrew Levy とドラムの Jan Kincaid の確かなコンビネーションを証明するドス黒い鉄壁のリズム・セクションをお披露目するインストファンク。なんてカッコよくてずるいんだ。
The Way It Goes ドラマーの Jan Kincaid の作詞・作曲、メインボーカルは本人。表面的に聴いていた時には、泥クサ系ファンクの進化系かなと思っていましたが、Steely Dan への強いリスペクトとオマージュが含まれているらしい。そう思って聞くとBメロの持ってきかたは Steely Dan っぽい、少しハスキーな声も似ていなくもない。
Lights 少し可愛らしさも感じた Dawn Joseph のボーカルがソウルフルにガチンコで勝負してくる感じで、ライブなんかで演奏しての発展形は想像するだけで楽しそうで、じわじわと耳に残るビートの心地よさ。
Turn The Music Up 「粘着質なベース」「タイトなドラム」「アッパーに鳴り響くホーン・セクションのアンサンブル」が炸裂のバンドの演奏陣のパワーをガツンと見せつけるトラックで、ボーカルはコーラス程度の味付けの「ほぼインスト」
Heaven ドラマーの Jan Kincaid の作詞・作曲、ボーカル。ディスコっぽくありますが、レイドバックした雰囲気も持っています。オリジナルアルバムでは、これがエンディングになります。
Spice Of Life 以降、日本盤に特別に収録された限定のボーナストラックで、例によって商売上手なヤツです。ファンは、いろんなバージョンを購入するんですよ。カッティングギターを軸にした、軽快で少しレトロなファンク・ポップ・チューンで、カラフルで肩の力が抜けたハッピーな曲です。
One More For The Road ドラマーの Jan Kincaid の作詞・作曲メインボーカルのレトロなファンク。メローファンク好きなんですね。「One more for the road」は、バーなどの帰り際に使う、最後にもう一杯だけお酒を飲もう」
Easy Now タイトル通り「Easy」な、肩の力がほどよく抜けたミドル・テンポの心地いいインスト・ファンク。彼らが1980年代後半にデビューした当時の「純粋なジャズ・ファンク・バンド」としての実力と魅力の再現のような楽曲。完全に日本盤のみの曲らしい。
Sunlight (Disco Kingz Remix) Sunlight (Grayedout Remix) 原曲があれば、編集でもっと盤が作れます。無限に売れます。

売れる曲づくりアレンジのツボが、もはや完全にパターン化されている感じで、ボーカルを変えながら、古くからのファンの期待に応え、新しく聞く人にも斬新で、商業主義的な側面も魅力にしてしまう、いつまでもアシッド・ジャズの代名詞ですね🎶

lead vocals : Dawn Joseph (5, 7, 10), Jan Kincaid ( 4, 12, 14)  N'Dea Davenport (2,3,6), Simon Bartholomew (9,13)
backing vocals : Aurora Dawn , Dawn Joseph, Fishmouth, Jan Kincaid , Johan Jones Wetterberg, N'Dea Davenport, Sharlene Hector, Simon Bartholomew
bass : Andrew Levy
drums : Jan Kincaid
guitar : Andrew Levy, Mark 'Club' Ralph, Simon Bartholomew
handclaps : Carsten Bieraeugel, David Ranalli , Julian Fontenell, Kaharine Steger , Peggy Timmermans
keyboards : Andrew Levy, Jan Kincaid, Matt Steele
synthesizer : Darren 'The Partinator!' Black, Marcus J Knight
percussion : Andrew Levy, Jan Kincaid, Simon Bartholomew
sax : Jim Hunt
trombone : Nichol Thompson
trumpet : Dan Carpenter, Dom Glover
viola : Kotono Sato, Thea Spiers
violin : Alex Afia, Alex Stemp, Alice Pratley , Paulette Bayley , Sarah Brandwood-Spencer, Thea Spiers cello : Izzi Dunn, Simon Denton

producer : The Brand New Heavies
recorded by (strings) : George Atkins

1. Forward / Simon Bartholomew, Jan Kincaid, Andrew Levy
2. Sunlight / Rita Campbell, Jan Kincaid, Tim Laws
3. Do You Remember / N'Dea Davenport, Andrew Levy, Johan Jones Wetterberg
4. On The One / Jan Kincaid
5. A Little Funk In Your Pocket / Simon Bartholomew, Marc Jackson Burrows, Dawn Joseph, Jan Kincaid, Andrew Levy
6. Addicted / N'Dea Davenport, Andrew Levy
7. Lifestyle / Simon Bartholomew, Jan Kincaid, Andrew Levy
8. Itzine / Simon Bartholomew, Jan Kincaid, Andrew Levy
9. The Way It Goes / Simon Bartholomew, Jan Kincaid, Andrew Levy
10. Lights / Simon Bartholomew
11. Turn The Music Up / The Players Association, Laurel Dann, Chris Hills
12. Heaven / Jan Kincaid, Andrew Levy
13. Spice Of Life / Simon Bartholomew
14. One More For The Road / Jan Kincaid
15. Easy Now
16. Sunlight (Disco Kingz Remix)
17. Sunlight (Grayedout Remix)





Itzine

Lights


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2026年7月21日火曜日

Aretha Franklin / Live At Fillmore West

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler


 5枚組の廉価版の第1弾の最後のアルバムになります。次の第2弾にライブだと思いきや、このシリーズの最後はライブでした。
 このライブは1971年3月5日から7日の3日間行われたサンフランシスコの Fillmore West でのライブの録音です。結論、冒頭からガツンとくるアレサの歌唱は大迫力で、King Curtis 率いる Memphis Horn の演奏がこれまた最高の出来です。Aretha は通常のツアーでは異なるメンバーでのツアーバンドを組んでいたのを、プロデューサーの Jerry Wexler がこのライブだけ別に King Curtis を起用(The Kingpins ともMemphis Hornsとも記載があるものがありどっちが正しいかわかりませんが)することを進言して決めたとのことです。King Curtis は このライブで、Aretha の前座とバック・バンドの両方を務め、前座を収録した自身の名義のアルバムも出しているようなので、これは忘れずにいつか入手したいです。アーティストの能力が一番大事ですが、音はプロデューサーのセンスで変わることに、その重要な役割にはいつも感心します。
 実際の音としては、Donny Hathaway 「Live」に似ていると思ってチェックしましたが、プロデューサーは、やはりこのアルバムと同じ Jerry Wexler、ギターの Cornell Dupree だけ同じであとは違うメンバーでした。Donny の「Live」のリリースは1972年と、ほぼ同時期の録音の発見で思わずニヤリです。
  オープンニングは高速「Respect」ごりっとしたソウルグルーブの「Love The One You're With」ゴスペルな「Bridge Over Troubled Water」ファンキー「Eleanor Rigby」メロウな「Make It With You」、シャッフルの「Don't Play That Song」、ブルージーな「Dr.Feelgood」は最後は得意のゴスペル調。ライヴのハイライトは「Spirit In The Dark 」でリプライズでは、観客としていたレイ・チャールズがゲスト参加。ショーとしても完璧なステージだったんでしょう。
 聞きながらここまで興奮してしまう一枚は、そうそう無いです。脱帽でアレサ未体験の方はこのアルバムからお勧めしたい🎶

vocals, Fender Rhodes : Aretha Franklin
backing vocal : Brenda Bryant, Margaret Branch, Pat Smith
piano : Ray Charles (9), Truman Thomas
organ : Billy Preston
guitar : Cornell Dupree
bass : Jerry Jemmott
drums : Bernard Purdie
congas : Pancho Morales
sax, leader (Orchestra) : King Curtis
horns : Memphis Horns

1. Respect
2. Love The One You're With
3. Bridge Over Troubled Water
4. Eleanor Rigby
5. Make It With You
6. Don't Play That Song
7. Dr. Feelgood
8. Spirit In The Dark
9. Spirit In The Dark (Reprise)
10. Reach Out And Touch (Somebody's Hand)



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2026年7月20日月曜日

Aretha Franklin / Spirit In The Dark

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler


 1970年に発表した、ベスト・アルバムのひとつと高評価を受けるアトランティックでの9作目。1961年のアトランティック移籍から9年間なのに2~5枚の超ハイペースなのでスタジオ・アルバムとしては17枚目となっています。これで音楽家としての寿命が擦り減らないのが、また凄いなと感服するところでもあります。
 シングルカットは Ben E King のカバーの Don't Play That Song でR&Bで堂々1位、Hot 100で11位、Spirit In The Dark はビルボード・Hot 100で23位、R&Bで3位とのことでアレサ流に昇華した曲ではありますがBen E King のカバーの勝ちですが、ヒット・チャートへの入り方が貫録です。
 前にも書きましたが5枚組の廉価版から古い順に聞いており、その中の4枚目となります。古いものから順番に聞いているのでその進化が楽しみなところで、このアルバムでは原点回帰のようなアレサのゴスペル的なアプローチ、約半数の曲でジム・ディキンスンらによるディキシー・フライヤーズが参加していることによるサウンドに厚みとアレサへの新たな刺激があり、ちょっと聞いただけではわからない参加ミュージシャンの多さもアルバム出せば売れてしまうアレサへのレーベルの意気込みを感じてしまいます。(そんなに多重録音してるようにも聞こえませんがとにかく参加ミュージシャンが多い)ド・ブルースなどがアルバムを地味目にしているとは思いますが、それが奥行きで素晴らしいアルバムになっています。
 個人的には、ストーンズで聞いたことあるようなブルースロックの When The Battle Is Over とかも好きです(デュアン・オールマンがギターでした)メインギターはコーネル・デュプリーですね。バック・ボーカルからはアレサ姉妹は消えて、ホイットニー・ヒューストンのお母さんの所属する The Sweet Inspirationsは2曲だけの参加になっています。

Aretha Franklin / vocals (5,  1-4, 6-12), piano (1-6, 8-12)
background vocals : Margaret Branch (1-2, 7-8, 11) , Brenda Bryant (1-2, 7-8, 11) Evelyn Green  (3, 9-10, 12), Wylene Ivy (3, 9-10, 12), Almeda Lattimore (1-3, 9-12)
Pat Lewis (3, 9-10, 12), The Sweet Inspirations (4, 6)
organ : Dave Crawford (8-9, 12)
bass : Harold "Hog" Cowart (8-9, 12)
guitar : Cornell Dupree (8, 11-12), Buzz Feiten  (1), Duane Allman (7), Jimmy O'Rourke  (9)
drums : Ray Lucas  (8, 12), Ron "Tubby" Ziegler (9)

The Dixie Flyers
drums : Sammy Creason (1-2, 4, 6, 10)
additional keyboards : Jim Dickinson (1-2, 4, 6, 10) Michael Utley :  (1-2, 4, 6, 10)
guitar : Charlie Freeman :  (1-2, 4, 6, 10)
bass : Tommy McClure (1-2, 4, 6, 10)

Muscle Shoals Rhythm Section
keyboads : Barry Beckett (7, additional on 3, 5, 11)
guitar : Eddie Hinton (3, 5, 7, 11) Jimmy Johnson :  (3, 5, 7, 11)
bass : David Hood (3, 5, 7, 11)
drums : Roger Hawkins (3, 5, 7, 11)

1. Don't Play That Song
2. Thrill Is Gone, The (From Yesterday's Kiss)
3. Pullin'
4. You And Me
5. Honest I Do
6. Spirit In The Dark
7. When The Battle Is Over
8. One Way Ticket
9. Try Matty's
10. That's All I Want From You
11. Oh No Not My Baby
12. Why I Sing The Blues



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2026年7月19日日曜日

Aretha Franklin / Aretha Now

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler


 アトランティック移籍から「I Never Loved a Man the Way I Love You」「Aretha Arrives」1967年「Lady Soul」1968年に続く第四弾です。このアルバムも発売は1968年ですから1年に2枚ペースのアルバム制作で、この時代はジャズ界に限らず量産型の音楽ビジネスですね。これだけレコーディングしても才能とアイデアが消費されてしまっているように見えないところはアーティスト、プロデューサーに感心してしまいます。
 このシリーズは5枚組の廉価版で古い順に聞いており2作目「Aretha Arrives」は飛んでしまっているので聞いておりませんが、「Lady Soul」と比べるとぐっとサウンドは明るくポップになって大きな変化を感じます。
 ライナーノーツは安売り紙ジャケなので入っていなくてジャケット裏面に印刷されているものには録音年月日は書かれていませんでしたが、You're A Sweet Sweet Man、Hello Sunshine、A Change は前作の「Lady Soul」のレコーディング・セッションで録音されていたものらしい。とすると、参加ミュージシャンに Bobby Womack は無いし、女性のコーラスは入っているのに妹 Carolyn Franklin、コーラスグループ The Sweet Inspirations も書かれていないのは落丁かと思われます。ので、ミュージシャンは手持ちのライナーノーツとは異なるものに書き換えておきます。
 このアルバムもシングルで「Think」が先行発売されています。この楽曲は当時の夫テッド・ホワイトとの共作で歌詞は自由がテーマとなっていてサビは Freedom と何回も繰り返し力強く歌い上げています。ブルース・ブラザーズのPVでもアレサ本人が出演しているものが印象的で、ローラさん出演のウイスキーのCM曲にも使用されていたいつまでも愛される曲です。黒人の人権運動のリーダーであったキング牧師が暗殺されたのは4月4日の1か月前の1968年5月2日にリリースです。キング牧師の「Free at last!  Free at last!  Thank God almighty, we are free at last!」の演説にリンクしていると書かれているものも見受けられますが、曲が完成してコンセプトをレーベルと打ち合わせ、レコーディング、プレスで1か月は、あまりにスピーディなので、そこは神話のような気もします。しかしタイミング的には、この歌も当時の人権権運動の原動力となったのは間違いないのでしょう。
 政治的にも音楽的にも激動の時代に多くの人々に愛された一枚は力強い。

vocals, piano : Aretha Franklin
backing Vocals : Aretha Franklin, Carolyn Franklin (6, 8, 9) , The Sweet Inspirations
electric piano, organ : Spooner Oldham (exept 2, 9)
guitar : Jimmy Johnson (exept 2, 7), Tom Cog bill (1, 3, 10),  Boby Womac (6, 8, 9)
bass : Jerry Jammot (1-5, 7, 10), Tom Cog bill (6, 8, 9)
drums : Roger Hawkins
tenor sax :  King Curtis, Andrew Love, Charles Chalmers, Seldon Powell
tenor sax, flute : Frank Wess
baritone sax : Floyd Newman, Willie Bridges (1, 3-5, 7, 10), Haywood Henry (6, 8)
trumpet : Wayne Jackson, Mel Lastie, Joe Newman
bass trombone : Tony Studd

producer : Jerry Wexler

1. Think (Aretha Franklin, Ted White)
2. I Say A Little Prayer (Burt Bacharach - Hal David)
3. See Saw (Don Covay, Steve Cropper)
4. Night Time Is The Right Time (Lew Herman)
5. You Send Me (Sam Cooke)
6. You're A Sweet Sweet Man (Ronnie Shannon)
7. I Take What I Want (David Porter, Isaac Hayes, Mabon Hodges)
8. Hello Sunshine (King Curtis, Ronald Miller)
9. A Change (Clyde Otis, Dorian Burton)
10. I Can't See Myself Leaving You (Ronnie Shannon)

Think




  

2026年7月18日土曜日

Aretha Franklin / Lady Soul

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler


 アトランティック・レコード移籍3作目1968年作品。本作ではギターに Bobby Womackさらにクレジットには「The guitar obbligato on Good To Me As I Am To You is by Eric Clapton of  “Cream”」と書いてあるようにクリームで売れっ子だった ClaptonがGood To Me As I Am To You にゲスト参加しています。リズム隊で参加ではなくオブリガードで参加なので別トラックで被せた録音なのでしょうか?いずれにしろアトランティックもお金をかけて本気で売り出しにきた様子がうかがえます。
 まずはシングルで稼いでアルバムは後で作るのがこの時代の特徴で「A Natural Woman」は、先行で全年9月にシングル発売されBillboard Hot 100で8位、R&Bシングル・チャートで2位の好記録となり、その2か月後に「Chain Of Fools」はHot 100で2位、R&Bチャートで1位と大ヒットとなります。この曲は Don Covay の書下ろしで当初はオーティス・レディングに提供しようと考えていたがデモを聴いてアレサに変更となったとのことです。同年12月に残りの曲はレコーディングされ Bobby Womack, Eric Clapton が参加となるわけです。なるほど
 また、アレサの妹Carolyn 姉 Erma もレコーディングに参加しておられるはずですが、なぜかライナーノーツに姉の名前は記載なしです。Whitney Houston の母の Cissy Houston が在籍していたThe Sweet Inspirations は記載されています。

vocals, piano : Aretha Franklin
backing Vocals : Aretha Franklin (1, 5, 6), Carolyn Franklin (except 7), The Sweet Inspirations (except 7)
electric piano, organ : Spooner Oldham
vibraphone : Warren Smith (10)
guitar :  Bobby Womack(2, 4, 6, 8, 9), Jimmy Johnson (1, 2, 4, 6, 8, 9), Joe South(1, 2, 4, 9)
guitar : Eric Clapton (7)
bass : Tom Cogbill
drums : Roger Hawkins (except5) gene christian(5)
tenor sax : King Curtis (2, 4, 6, 8, 10)
tenor sax, flute : Frank Wess ( 2 - 4, 6 - 10)、Seldon Powell(2, 4, 6, 8, 9, 10)
baritone sax : Haywood Henry (2, 4, 6, 8, 10)
trumpet : Bernie Glow (2, 4, 6, 8, 10), Joe Newman (2, 4, 6, 8, 10), Mel Lastie (2, 4, 6, 8, 10)
bass trombone : Tony Studd (2, 4, 6, 8, 10)

1. Chain Of Fools
2. Money Won't Change You
3.  People Get Ready
4. Niki Hoeky
5. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
6. Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby)
7. Good To Me As I Am To You / guitar(obbligato) : Eric Clapton
8. Come Back Baby
9. Groovin
10. Ain't No Way



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年7月17日金曜日

Aretha Franklin / I Never Loved A Man The Way I Love You

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler



 邦題は「貴方だけを愛して」1967年3月に発表したスタジオ・アルバムで、Atlantic 移籍第1弾。Aretha は Columbia から1961年に、ジャズ色が強いポピュラー歌手としてデビューしていたけれども売れていなかったのが、このアルバムからゴスペル・フィーリングを打ち出してセールスに成功しています。シングルは I Never Loved a Man (The Way I Loveb You)、Do Right Woman - Do Right Man が先駆けて録音されて、アルバムよりも先行して発売されています。
 バック・ボーカルの Carolyn Franklin はアレサの妹で Erma は姉の三人での姉妹によるコーラス、Cissy Houston は Whitney Houston の母。King Curtis によるサックス・アシストも絶妙です。出だしはRespectでオーティス・レディングのカバーでイメージチェンジを見事に図っているのではないでしょうか。
 なお私の持っている盤では、アレサのボーカルのレベル調整が小さめで奥に引っ込んでしまっているような気がします。

vocals, piano : Aretha Franklin
backing vocals : Carolyn Franklin (1, 2, 5, 6, 9), Cissy Houston (2, 9), Erma Franklin (1, 2, 5, 6, 9)
electric piano : Spooner Oldham (3, 4)
organ : Spooner Oldham (1, 6, 7, 9, 11)
guitar : Chips Moman (3, 10), Jimmy Johnson (1, 3 to 6, 9 to 11)
bass : Tommy Cogbill
drums : Gene Chrisman (4, 7, 8), Roger Hawkins (1 to 3, 5, 6, 9 to 11)
tenor sax : Charles Chalmers (1 to 8, 10), Joe Arnold (3), King Curtis (1, 2, 4 to 8, 10)
baritone sax : Willie Bridges (1, 2, 4 to 8, 10)
trombone : David Hood (3)
trumpet : Ernie Royal (7), Ken Laxton (3), Melvin Lastie (10)
vibraphone : Arif Mardin (11)
cornet : Melvin Lastie (1, 2, 4 to 8)

1. Respect / Otis Redding
2. Drown In My Own Tears / Henry Glover
3. I Never Loved A Man (The Way I Love You) / Ronnie Shannon
4. Soul Serenade / Curtis Ousley, Luther Dixon
5. Don't Let Me Lose This Dream / Aretha Franklin, Ted White
6. Baby, Baby, Baby / Aretha Franklin, Carolyn Franklin
7. Dr. Feelgood / Aretha Franklin, Ted White
8. Good Times / Sam Cooke
9. Do Right Woman - Do Right Man / Chips Moman, Dan Penn
10. Save Me / Aretha Franklin, Carolyn Franklin, Curtis Ousley
11. A Change Is Gonna Come / Sam Cooke



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。