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2026年6月15日月曜日

The Baker Brothers / Silver Bullet At Motion Blue Yokohama


 札幌在住時代にすっかりファンになった The Baker Brothers です。これを聞きながら道内で営業車を、片道200kmとか走らせてたんだよなあと懐かしいです。ひたすら運転が続くので、元気がでるヤツがBGMには良いんですよ。
 モーションブルー横浜で行ったライブ音源です。それで、うちわを持ったニホンザルと富士山とビル群がジャケットに書いてあります。よく見ると BAKER のロゴの上に居るのは火の鳥です。日本のイメージを全部ジャケットにぶち込んでますが、デザインは J.Summers と書いてありますので、ニホンザルは正月くらいしか見ないけど、これが外人が感じる日本のイメージてんこ盛り。製作は日本のレーベルの GENKI BROS なのでスタッフが悪ノリでジャケット作ったかと思いましたが違いました。裏面は赤レンガ倉庫のイラストですね。


「The Mexican」力強い歌声を披露してくれた初来日の“Katie Holmes”をリード・ヴォーカルに迎えて、昨年リリースされた“Avid Sounds”からの“The Mexican”をチョイス。マイナー調の印象的なハイパーかつメロディックなギターのテーマと共に始まり、攻め立てるグルーヴィーなベース、タイトなリズム隊の支えからいきなりベイカー節大炸裂。最高潮に達した場内の興奮と熱気で新たなベイカー・ブラザーズのステージが幕を開ける。
「Why Oh Why」ファンにはお馴染みの2009年に発売された3枚目のスタジオ盤“Transition Transmission”からの“Why Oh Why”。“The Mexican”からの雰囲気そのままに、直に電子音からリード・ギター“Geoff Lai”の素晴らしいソロが襲いかかる。マイナーAbキーのこの曲の冒頭で、早速リスナー達を一気に一体化させる。すでに欠かせないベイカー・ブラザーズ随一の実力派、メンバーからの信頼も厚いテナー・サックスの“Paul Young”の安定感抜群の超絶ロング・ソロのミュージック・ジャーニーへと続き、更に狂気のグルーヴの嵐へと導く。
「Chance And Fly」今やベイカーの代表曲といっても過言ではない、“Chance and Fly”。スタジオ盤では、親交のある70’s UKの大先輩で、最も黒い白人UKジャズファンク・バンドの筆頭として君臨し続ける元ホワイト・アヴェレージ・バンドの中心人物“Hamish Stuart”をゲスト・ヴォーカルとして迎えている。(オフィシャルPVにも出演している)この時のレコーディングが、“Hamish Stuart”にとって最前線現場への本格的な復帰となった。今回は彼自身熱望していたが残念ながら来日は最終的に実らず、ベイカーのフロントマンでブレインのBassの“Chris Pedley”と同じく初期からのオリジナル・メンバーの“Dan Baker”を実兄として持つDrumsの“Richard Baker”がヴォーカルを務めている。
「Fantasy」リード・ヴォーカルは“Katie Holmes”。エモーショナルにそしてまた力強く歌う。今回、日本が誇る和製ラテン・バンドのオルケスタデラルスを引率するゲンタ氏がゲストとして、パーカッションで全曲参加しているが、この曲の終盤、ゲンタ氏のマジックでグルーヴィーなソロがバンド全体を後押し分厚いグルーヴ空間を創造している。
「Would I Be Wrong」Bbキーが印象的な次曲の“Would I Be Wrong”は流暢かつ力強いヴァイブスとグルーヴで奏でられ、またギターの“Geoff Lai”のブルージーな素晴らしいソロが印象的な楽曲。
「I Once Had A Friend」英航空会社“Virgin Atlantic”とのコラボでリリースされたコンピレーション“Destination Cloud 9”で初収録されたニュー・ベイカー・ブラザーズに相応しいバウンシーな新曲。本国で“Quantic Soul Orchestra”“Reel People”等のバンドでトランペット奏者として活躍していたニュー・ベイカー・ブラザーズのニュー・フェイス“Scotty Baylis”がトランペット、キーボードと、素早い切り替えで忙しくステージ上を駆け回る。リード・ヴォーカルは、ギターの“Geoff Lai”がとっている。
「Family Tree」次は12インチ・ヴァイナル・カットもされ、UKの重鎮DJ“Norman Jay”のフェイヴァリッツとしてもよく知られるレアグルーヴ、ディスコ・クラシック名曲。マイナーEbキーのベイカー節“Family Tree”。クラブでヘヴィー・スピンされ人気も高い。また、トランペットの“Scotty Baylis”の聴き答え十分なソロも素晴らしい。
「Hold On」割と最近の楽曲が演奏されてきた中盤、ここでベイカー・ファンには堪らないファンク・チューン“Hold On”。過去ライヴ作で幾度か収録されてきたこの楽曲。二度と同じことはしないベイカーのライヴ。音楽への姿勢がもたらす、また一味違ったファンキーなヴァイブスとファンク汁が会場いっぱいに飛び散り奏でるD7キーの新ヴァージョン。ギター“Geoff Lai”とサックス“Paul Young”の見事なインプロも素晴らしい。
「Lady Day And John Coltrane」ビリーホリデイとコルトレーンサックス“Paul Young”をフューチャーした“Avid Sounds”からジャズとフリーダムの象徴的楽曲“Gil Scott Heron”のクラシック・チューン“Lady Day & John Coltrane”へと移行する。
「Doin' It In The Dark」ベイカーが数年前に本国で本家“The Blackbyrds”と対バンしたこと(“Destination Cloud 9”他収録のオリジナル楽曲“Sy & the Family Stone”や“If You Want Me To Stay”も同様)で産声を上げるきっかけとなった名曲“Doin’ It In The Dark”。未だに人気が高いシンセサイザー“Roland SH101”をフューチャー。“Scotty Baylis”のスペーシーな世界へ導く秀逸のビック・ソロが素晴らしい。
「All Baked Out」セカンド・スタジオ盤“Bakers Dozen”より不変のキラー・ジャビン・ファンク・チューン。ライヴならではの唯一無二の熱気溢れるグルーヴィーでファンキーな臨場感、怒濤の爆裂高速ビート、終盤パーカスのゲンタ氏とドラムスの“Richard Baker”との壮絶な掛け合い、叩き合いが繰り広げられラストを飾るに相応しい熱い演奏になっている。
「Beat Feet」アンコールは、“Transition Transmission”から、アンコール楽曲に定着化しつつあるビートニックな“Beat Feet”。ベースの“Chris Pedley”がギターを、ギターの“Geoff Lai”がベースを担当。荒く、ソウルフルの深さも兼ね備えた生々しい最高のジャムを披露。


 適度に知的なものも感じる楽曲に、ご機嫌のノリ、ギターのカッティングのザクザクさ加減もちょうどよい。UKジャズファンクであり、ロック魂もあり、何より聴いていて身体と心が揺さぶられる。今はブラザーズのいない The Baker Brothers なので、ここらへん懐かしさもあります🎶

keyboads, guitar, vocals : Dan Baker 
drums : Richard Baker
bass, keyboads, trumpet : Chris Pedley
tenor sax, cow bell : Paul Young
guitar, vocals : Geoff Lai 
guitar : Barney 'The Snake' Muller 
trumpet, keyboads : Scott Baylis 
vocals, tambourine : Katie Holmes 
percussion : Genta

produced By Chris Pedley Mixed By Felix Hopkins and Chris Pedley at Fluidity 
design by J.Summers realsynthetic.com

1. The Mexican
2. Why Oh Why
3. Chance And Fly
4. Fantasy
5. Would I Be Wrong
6. I Once Had A Friend
7. Family Tree
8. Hold On
9. Lady Day And John Coltrane
10. Doin' It In The Dark
11. All Baked Out
12. Beat Feet

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定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年6月12日金曜日

Donald Fagen / The Nightfly


 1982年当時は、ラジオなどで聞くのみで所有していなかったので懐かしみながら中古で購入した Steely Dan のボーカルの Donald Fagen のソロアルバムです。
 AOR、ジャズ、R&B等バラエティに富んだ内容で、Fagen が少年時代に過ごしたアメリカの郊外、核シェルターでのパーティー、深夜のラジオ番組など、ケネディ政権下の「楽観的で少し危うい未来像」がテーマになっていて、ジャケットに写る Fagen は、深夜のジャズDJを演じています。傍らにはチェスターフィールドのタバコ、卓上には1950年代のRCA 77DXマイクロフォンと、世界観を象徴したビジュアルもグッド。


「I.G.Y.」イントロはシャープなシンセ音。渋いホーン部隊、ミディアムテンポのレゲエのリズム。そしてテーマが変わるところでの違和感なコード展開やら転調が天才的なセンス。やっぱり心が掴まれちゃいます。Brecker Brothers に Anthony Jackson、ドラムは Jeff Porcaro と、なんてこった。
「Green Flower Street」クラビの音が神妙に使われながら、これも曲の中で様々なシーンが展開される独特の Fagen のマジック。多文化が混在する都会を舞台にした、少し危険でミステリアスな恋愛模様が描かれてます。モコモコのバッキングのギターを弾くイメージが無い Rick Derringer に、さりげないギターソロは Larry Carlton です。
「Ruby Baby」マントラみたいなコーラスが魅力。ん?と思えば、やはりホーンは Brecker Brothers の音は正解。聴き直すとイントロ部分も、まさにブラザース独特の展開やら、サビ部分のコードが1回目と2回目では違ったりと小技満載。
「Maxine」ジャズ・ハーモニーをポップに変換。Fagen が5人いるコーラスが自身で多重録音。ベースは Marcus Miller にチェンジですが、スラップ無しのタイム感抜群のさりげない裏方職人に徹してます。
「New Frontier」 Steely Dan で使われるタイプのいつもの緻密なコードワーク。父親が作った核シェルターで、食料とビールを備蓄し、Dave Brubeck を聴きながら女の子を誘ってパーティーをする若者。ミュージックビデオでは、パーティが終わって外へ出ると宇宙服を着た人が立っていて、まさかホントにパーティの間に核戦争が起きていたのかと若者がビビると、ヘルメットを脱いでママが 驚いた?と笑顔で・・のミュージックビデオも、いつもの最後のトコに掲載しときます。(母親は息子のバカげた行動や知られたくない事を、何故か知っているもんです。わたくしにも、ここでは明かせない酒を飲んだ時にだけ、たまに話す「おばかエピソード」いくつかあります)
「The Nightfly」いったい幾つの引き出しとアイデアを持っているんだと感心します。Donald Fagen 本気出すとこうなるってタイトル曲。演奏ミュージシャンもこのアルバムの総力を挙げて参加しています。何回も聴いてるとドラムに ToTo 確実にいますね。一流ミュージシャンはこんな自己主張もできるのかと感心します。
「The Goodbye Look」カリプソですか。と見ると Marcus Miller がいます。作曲は Donald Fagen ですが、確実にアレンジで Marcus Miller が大きく関与が想像できます。
「Walk Between Raindrops」最後はかる~く小ネタで〆るみたいな感じで、これも小粋ですね。ブラボーです。

 聴けば聴くほど奥が深いしセンスとインテリジェンスを感じます。やっぱりジャズ的な要素が香るコード進行なのにポップな響きの妙技が素晴らしいです。音楽理論は弱いのですが、通常のメジャー・トライアド(1度、3度、5度)に、テンションノートである「9th(2度)」を加えたadd9とは異なるボイシングが特徴で、それがメロディラインと融合してポップスとして成立しているからこその都会的で洗練された「濁り」や「緊張感」が出てくるとのこと。
 Steely Dan と言えば Donald Fagen と、職人のようなギタリストの Walter Becker がセット
ですが、このアルバムは Becker 抜きでの録音で少し異なるものの、やはり計算しつくされたような音楽性に変わりはない。久しぶりに「ヒップの極意」も読み返そうかなと思います。Steely Dan は買い始めると止まらなくなりそうなんで暫く自粛しときます🎶


producer : Gary Katz
recorded and mixed entirely on 3M digital 32 track and 4 track machines at Soundworks Digital Audio/Video Recording Studios, N.Y., Village Recorders, L.A. and Automated Sound, N.Y.

1. I. G. Y. (International Geophysical Year) / Donald Fagen
synthesizer, vocal : Donald Fagen
backing vocals : Frank Floyd, Gordon Grody, Valerie Simpson, Zack Sanders
baritone sax : Ronnie Cuber
synthesizer : Rob Mounsey
electric piano : Greg Phillinganes
guitar : Hugh McCracken
bass : Anthony Jackson
drums : James Gadson, Jeff Porcaro
percussion : Roger Nichols, Starz Vanderlocket
alto sax : Dave Tofani
tenor sax : Michael Brecker
trombone : Dave Bargeron
trumpet : Randy Brecker
2. Green Flower Street / Donald Fagen
synthesizer, vocal : Donald Fagen
backing vocals : Daniel Lazerus, Frank Floyd, Valerie Simpson, Zack Sanders
synthesizer : Rob Mounsey
clavinet, electric Piano : Greg Phillinganes
guitar : Dean Parks, Rick Derringer
lead guitar : Larry Carlton
bass : Chuck Rainey
drums : Jeff Porcaro
percussion : Starz Vanderlocket
3. Ruby Baby / Jerry Leiber, Mike Stoller
electric piano, organ, synthesizer , vocal : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Valerie Simpson
piano : Michael Omartian
soloist, piano : Greg Phillinganes
guitar : Hugh McCracken
lead guitar : Larry Carlton
bass : Anthony Jackson
drums : Jeff Porcaro , James Gadson
tenor sax : Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
4. Maxine / Donald Fagen
electric piano, organ, vocal : Donald Fagen
piano : Greg Phillinganes
guitar : Larry Carlton
bass : Marcus Miller
drums : Ed Green
alto sax : Dave Tofani
baritone sax : Ronnie Cuber
tenor sax : Michael Brecker
euphonium : Dave Bargeron
flugelhorn : Randy Brecker
5. New Frontier / Donald Fagen
vocal : Donald Fagen 
backing vocals : Donald Fagen, Starz Vanderlocket
electric piano, piano : Greg Phillinganes
lead guitar : Larry Carlton
bass : Abraham Laboriel
drums : Ed Green
percussion : Starz Vanderlocket
harmonica : Hugh McCracken
6. The Nightfly / Donald Fagen
synthesizer, piano , vocal : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Frank Floyd, Valerie Simpson, Zack Sanders
synthesizer : Rob Mounsey
electric piano : Michael Omartian
guitar : Hugh McCracken, Rick Derringer
lead guitar : Larry Carlton
bass : Marcus Miller
drums : Jeff Porcaro
7. The Goodbye Look / Donald Fagen
vocal : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Valerie Simpson
electric piano, synthesizer : Greg Phillinganes
guitar : Dean Parks
lead guitar : Larry Carlton
acoustic guitar : Steve Khan
bass : Marcus Miller
drums : Jeff Porcaro
percussion : Starz Vanderlocket
8. Walk Between Raindrops / Donald Fagen
electric piano, organ, synthesizer : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Leslie Miller
bass : Will Lee
drums : Steve Jordan
guitar : Larry Carlton
synthesizer : Greg Phillinganes




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2026年6月7日日曜日

P Funk All Stars / Urban Dancefloor Guerillas


 80年代P-FUNKの大傑作と言われるアルバムで、パーラメントやファンカデリックが解散状態にあった時期に、P-FUNK軍団総出演で、George Clinton, Bootsy Collins, Gary Shider, Eddie Hazel, Fred Wesley に加え、Sly Stone やBobby Womack も参加して制作されました。
 なにしろこのバンド破綻寸前というか破綻してるんでしょう。パーラメントが所属していたカサブランカ・レコードが、親会社ポリグラムによる買収や経営上の混乱で崩壊、バンド名の権利や過去の作品の印税トラブル、大規模な「マザーシップ」ツアーによる負債や、ずさんな経理管理により、グループの財政は破綻寸前の状態にあり、契約上のトラブル、深刻な財政難、により中心メンバーは相次いで脱退していったので「法的に使えなくなったバンド名の代わり」として新たに名乗った P-Funk All-Stars での起死回生の一発になったわけです。全盛期の活動を終えて破綻していた Sly Stone の助け舟みたいな側面もあるんですかね。 
 いつもの混沌としたファンクだけではなく、クラシックなソウルもあり、ミャミャミャ~とくるニヤニヤしてしまう作品です。

 ライナーノーツの冒頭部分も弾けてます
Attention War Babies! For the past two years the leaders of the movement to rescue dance music from the BLAHS, affectionately known to the public as UNCLE JAM'S ARMY, have been forced to carry on their campaign against the fake FUNK from the lowest level of reality, going underground and choosing to shake the established music industry with hits where it hurts — on the dancefloor. And now as the war cries of "WOOF" are being shouted from every club and concert dancefloor across the ONE NATION, the people most affected by the system's onslaught of repetitious mind-numbing cow-like moosick are now totally stirred up against such trash. Most of all they need the FUNK, and nothing but the P. ~~


「Hydraulic Pump」はスライストーンとの共作
「Copy Cat」はミャミャミャミャー♪のコーラス

Generator Pop
Acupuncture
One Of Those Summers
Catch A Keeper
Pumpin' It Up
Copy Cat
Hydraulic Pump
Pumpin' It Up (Reprise)



recorded at: "The Disc" and United Sound Systems in Detroit, Michigan and Paramount Recording Studios in Hollywood, California.

1. Generator Pop /  George Clinton, Gary Shider, David Spradley 
Producers : George Clinton and Gary Shider
Arranger: David Spradley
Drums: Jerry Jones
Keyboards: David Lee Chong
Guitar: Gary Shider
Vocals: Gary Shider, Robert Johnson, Eddie Hazel, Mallia Franklin, Jeanette McGruder, Lynn Mabry and Mallia "Clip" Payne.
2. Acupuncture / Dwayne McKnight, George Clinton, Walt Walters
Producer: George Clinton
All arrangements and instrumentation (excluding horn) by Dwayne "Blackbyrd" McKnight.
Saxophone: Norma Jean Bell.
3. One Of Those Summers / George Clinton, Walter "Junie" Morrison
Producer: George Clinton
Arranger: Walter "Junie" Morrison
All instruments (excluding horns) played by Walter "Junie" Morrison.
Horns arranged and performed by Fred Wesley, Maceo Parker, Richard Griffith, and Larry Hatcher.
Vocals: George Clinton, Junie Morrison, Janice Evans, Shirley Hayden, Sheila Horne, Mallia Franklin, Jeanette McGruder, and featuring Rev. Shark from the Planet Mughoboyphine.
4. Catch A Keeper /  George Clinton, Donny Sterling,  Sylvester Stewart
Producers: George Clinton and Sylvester Stewart
Arranger: Sylvester Stewart
Guitar: Tony Thomas
Bass: Donny Sterling
Keyboards: David Lee Chong
Drums: Dean Ragland
Electric drums: Maruga Booker
Vocals: Dawn Silva, Sheila Horne, Jeanette McGruder, Michael "Clip" Payne, George Clinton, and Sly Stone.
5. Pumpin' It Up / B. Bishop, Gary Shider,  Ron Ford
Producers: George Clinton and Gary Shider
Drums: Kenny Colton
Guitar: Eddie Hazel, Gary Shider, Andre Williams
Bass synthesizer: David Lee Chong
Keyboards: David Lee Chong
Vocals: George Clinton, Gary Shider, Robert Johnson, Gary Cooper, Ron Ford, Michael "Clip" Payne.
6. Copy Cat / David Spradley,  Lashawn Clinton, Gary Shider
Producers: George Clinton, William "Bootsy" Collins and Gary Shider
Horn Arrangement: Horny Horns, Baltimore Connection
Guitar: Eddie Hazel, Gary Shider, Bootsy and Michael Hampton
Keyboards and bass synthesizer: David Lee Chong
Drums: Gary "Bone" Cooper
Horns: Fred Wesley, Maceo Parker, Greg Thomas, Greg Boyer and Bennie Cowan
Vocals: Robert Johnson, Mallia Franklin, Bootsy, Debbie Wright, Darryl Clinton, Ray Davis, Rayington, Gary Shider, Linda Shider, George Clinton, Gary Cooper and Michael Payne.
Mooers: Bone, Gary, P. Nut, Sheila, Tom and Pansy.
7. Hydraulic Pump / George Clinton, Sylvester Stewart,  Jimmy Giles,  Ron Ford
Producers: George Clinton and Sly Clinton
Guitar: Tony Thomas
Bass: Jimmy Giles
Drums: Dean Ragland
Keyboards: David Lee Chong, Sly Stone and Roger Dollarhide
Organ and synthesizer: Sly Stone and Roger Dollarhide
Vocals: Jimmy Giles, George Clinton, Sly Stone, Norma Jean Jenkins, Bobby Womack, Phillipe Wynne, Ron Ford, and Mallia Franklin.
8. Pumpin' It Up (Reprise)
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2026年5月31日日曜日

Maceo Parker / Soul Food Cooking With Maceo


 ファンクの伝説である Maceo Parker が、2020年に77歳にして発表したスカッとしたスタジオ・アルバム。ファンク・ミュージックの生きるレジェンドは芸風は変えずに、ひたすらファンク!です。御大のボーカルは、若干の声の揺れに「歳」は感じてしまうものの、昔ながらのアレンジとキレのサックス。「オールドスクールなファンク」それに、ニューオーリンズのリズム「セカンド・ライン」のニュアンスも随所にブレンドされています。


「Cross the Track」アルバム James Brown's Funky People / Maceo & the Macks のセルフカバーです。オリジナルよりテンポが若干遅めで、重めのグルーブ感が狙いかと思いますが、私的には気持ち良い速さの一歩手前。
「Just Kissed My Baby」時代的には、かつての 盟友ということになるでしょうか。The Meters のカバーで、本家に James Brown 要素を加えた感じ。1970年に給料未払いで JB's ごと脱退したことはあったものの、ずっと出入りしていた訳でJBサウンドが身体にしみついているんでしょうね。
「Yes We Can Can」 Allen Toussaint 作曲  The Pointer Sisters カバーで大ヒットの名曲の更にカバー。カッコ良いですなあ。
「M.A.C.E.O.」 これは Maceo のオリジナル曲のリメイクのインスト。これぞファンクの貫録の77歳まで吹き続けてきたテナーを堪能。
「Hard Times」 ジャズスタンダードにもなっている David "Fathead" Newmanのカバーで、当時David "Fathead" Newman が所属していたRay Charles のバンドメンバーと共に録音された曲のカバーで、温かみのあり郷愁を誘うメロディー。古き良きを感じます。
「Rock Steady」 Aretha Franklinの「Young, Gifted and Black」に収録されている曲のカバー。御大もJB風の煽りを入れながらファンク!がいいんじゃないでしょうか。途中の Erica Falls との Steady, Rock の掛け合いも痺れます。
「Compared to What」本家 Les McCann & Eddie Harris のライブも最高なんですよね。静かに静かに少しづつ煽っておいてサビで一挙に爆発系の元祖です。御大の方が少し落ち着きながら煽ってる感じがします。一挙爆発の仕掛けだけでなく、ワンコードで押し続けてコードチェンジするとこで、緊張をドンドン膨らませるのも、この楽曲の仕掛けの一つですね。
「Right Place, Wrong Time」これも80年代ファンクの発明的ファンクの一つ Dr. John のカバー。Dr. John の方は、Sly系の原型を感じますが、失礼ですが、枯れてきているからでしょうか、御大の方からは Sly は感じません。
「Other Side of the Pillow」ぐっと若手の Prince のカバーになります。Prince の方は演奏スタイルがブルース系弾き語りバージョンなどもあります。御大はニューオリンズ「セカンド・ライン」スタイルを選択されているようです。ムーディで良いです。
「Grazing in the Grass」  Hugh Masekela のカバーで、原曲はアシッドジャズの入り口みたいな感じがしました。


 改めて原曲も調べながら聴き直していると、盟友たちとの思いで、ソウル・ファンクへ感謝なんかも含めての作品であるのかなと感じました🎶

vocals, alto sax : Maceo Parker
trumpet : Ashlin Parker
trombone : Marl Mullins
trombone : Steve Sigmund
tenor sax, bariton sax : Jason Mingledorff
organ, piano, synthesyzer : Ivan Neville
guitar : Derwin "Big D" Perkins
bass : Tony Hall
drums, percussion : Nikki Glapie
congas : Angelamia Bachemin (7, 8, 10)
backing vocals : Erica Falls
extra voice on"Cross The Track"Maceo : DJ Soul Sister.Tishi.La Shaun. Ziggy. Nikki

producer : Eli Wolf

1. Cross The Track / Maceo Parker Jr.
2. Just Kissed My Baby / Art Neville, George Porter, Jr., Joseph Modeliste, Leo Nocentelli
3. Yes We Can Can / Allen Toussaint
4. M A C E O / Kellum, Odum, Williams, Davis, Rasberry, Maceo Parker, Melvin Parker, Griffith
5. Hard Times / Paul F. Mitchell
6. Rock Steady / Aretha Franklin
7. Compared To What / Eugene McDaniels
8. Right Place Wrong Time / Mac Rebennack
9. Other Side Of The Pillow / Prince Rogers Nelson
10 Grazing In The Grass / Harry Elston, Philemon Hou

Just Kissed My Baby

Hard Times

Rock Steady

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2026年5月29日金曜日

Twin Cities Funk & Soul


 レアグルーヴ系レーベル Secret Stash Records から、Lost R&B Grooves From Mineapolice / St. Paul 1964~1979のロスト・ソウル・オムニバスで渾身の21曲入りです。ツイン・シティとは、プリンスを生んだミネアポリス、そしてセントポールを指します。
 札幌在住の時に当時近所にあった BEAVERS BOOKS で購入したアルバムです。基本的に古本屋なのですが、ソウル・ファンク系の中古盤が充実していて、店主のいるレジには帯を書かれるのを待っているCDが山積みでした。その帯の売り文句が実に的確で知らないアーチストでも購入しやすい。良い盤は決して安くない品揃えで、この盤も決して安くはない価格で販売されていました。
 収録アーチストの名前も未だによくわかりませんが、愛聴盤として聴き続けていて、ファンク・ソウル系に明るくない人にも評判は良いので、行きつけの音楽好きの集う「おでんバー」に、たま~に持って行ってかけています。ただ収録曲は総じて「粋」で「パワー」が溢れていますので、雰囲気を見てかけるように心がけてはいます。


 盤の音を聴いていると、当時の勢いと意気込みが伝わってくるものばかりで、この時代のソウル・バンドの層の厚さと熱さには改めて聴きいるばかりですが、今回は今まで読んでこなかった、小さな文字の20ページに及ぶ、英文ライナーノーツも読み解き、このオムニバスを編集したレコード会社も相当熱い思いを込めて制作されたものだと改めて認識です。

イントロダクション要約
1960年代から70年代にかけて、ミネソタ州ツインシティの音楽シーンは劇的な変化を遂げました。その土台には1920年代から続く活発なジャズシーンがあり、南部から移住してきたR&Bの先駆者たちがブルースやゴスペルの経験を持ち込んだことで、独自の発展が始まりました。
 当初、このシーンは主に黒人コミュニティ内で完結しており、地域やクラブによってジャズ、シカゴ・ブルース、ソウルなど、演奏されるスタイルが明確に分かれていました。特にセントポールからは、より粗削りで現代のファンクに近いサウンドが登場し、多くのミュージシャンが複数のジャンルを横断しながら腕を磨きました。
1970年代に入ると、多様なスタイルが融合し、シンセサイザーやディスコの要素を取り入れた独自のフュージョン・サウンドへと進化します。本プロジェクトは、1980年代以降の成功の影に隠れがちな、この時代の才能ある音楽家たちの功績を再発見し、敬意を表することを目的としています。

 なるほど、これに続いてミュージシャンや当時のレコード会社の説明などが、その活躍内容と時代背景とともに詳しく説明されていました。
 ちなみに、ライナーノーツには書いてありませんでしたが、1960年のミネソタ州およびミネアポリスの人種構成についてですが、ミネアポリスの総人口は約482,872人でしたが、そのうち非白人(主にアフリカ系アメリカ人)の割合は、なんと、わずか約3%(約14,000人)に過ぎず、法律による明文化された隔離(ジム・クロウ法)は南部ほど厳格なではありませんでしたが、事実上の住居制限(Redlining)による人種隔離が存在していました。
 またライナーノーツに記述がある「黒人バンドは郊外のバーに限られていた」のくだりは、当時の都市部におけるエンターテインメント施設のブッキングにおける暗黙の排除を反映しています。そのタブーに対する Dave Brady And The Starsのような黒人メンバーと白人メンバーが共存することで、当時の保守的なクラブシーンの障壁を打ち破り、生のR&Bを幅広い観客層に届けた重要な橋渡し役であったことも重要な記述と伺えます。


 アメリカの音楽には、戦争・人種差別・麻薬などの背景がついて回ります。ここら辺を頭に置いてライナーノーツでのバンドの華やかな経歴紹介などを読み進めると、また深いんですよね(ん~~疲れた)🎶

1. All Day Long / The Valdons
2. Sock-A-Poo-Poo '69 (Part 1) / Maurice McKinnes & The Champions
3. Work Your Flapper (Part 1) / Jackie Harris & The Champions
4. She's A Whole Lot's A Woman / Mojo And His "Chi 4"
5. Ridin' High / Dave Brady And The Stars
6. I Ain't Gonna Cheat On You No More / Willie Walker
7. Save Me / Wanda Davis
8. Get Funky, Sweat A Little Bit / Jackie Harris & The Exciters
9. There Goes My Used To Be / Wee Willie Walker
10. Take Care / Wanda Davis
11. Sweet Smell Of Perfume / Maurice McKinnes & The Champions 
12. Baby, Baby I Need You / Dave Brady And The Stars
13. Love Me, Leave Me / The Valdons
14. Dipstick / Willie And The Bumblebees
15. Rusty McDusty / Morris Wilson 
16. Thieves In The Funkhouse / Band Of Thieves 
17. You Can Be / The Prophets Of Peace 
18. Saxophone Disco / Morris Wilson
19. Honey From The Bee / Willie And The Bumblebees
20. The Max / The Prophets Of Peace
21. Get Up / The Lewis Connection 




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2026年5月25日月曜日

Stevie Wonder / Best Selection


 Stevie Wonder のアルバムは持っていませんが、私が若い頃(高校生)の時は、ラジオでエアチェック(ラジオで音楽番組を聴くことエアチェックと言いました)してカセット・テープに落として聴いていました。カセットテープは、再生するラジカセの機械が壊れてCDに切り替えた時に、段ボールで数箱捨てて重かったことを覚えています。今回引越しをする時に、プラスチックのCDケースから軽量のソフトケースに入れ替えたのですが、捨てたプラスチックケースのみでも1,000枚分を超えると数十袋のゴミを捨てることになり、ゴミ収集車が引き取ってくれるか心配でしたが無事に引き取っていただけました。
 さて、CD、カセットについてですが音源をググっていると、世界的には Vinyl、Cass、CD などの形式で大概の音源が発売されていて、カセット・テープは世の中では絶滅していないということに最近気づきました。日本ではカセットは、ほぼ絶滅していますが、つくりが単純なだけに世界では、まだまだ需要があるようです。また私の若い頃のポータブル音楽プレイヤーといえば、日本の Sonny の大発明品「Walk Man」でカセットをガチャガチャ出し入れしてましたが、巻き戻しとかでテープがローラーに絡まりテープも機械もダメになってしまうことがあったのが懐かしいです。
 私が高校生の時は、当然ジャズなんて聞いているはずもなく、ハード・ロック系の外タレ・ライブにガンガンに行き、新宿ロフトなどのライブハウスへ、インディーズ系のパンク・ロックを見に行っていたのですが、可愛がっていただいていた姉の知り合いが来日の度にライブに(いつも奢りで)連れていっていただいたのが Stevie Wonder でした。ロック系のライブでは、ギターアンプのマーシャルが壁のように積まれているステージが定番でしたが、 Stevie Wonder のステージは武道館の真ん中にステージ組まれてグルグル回たり、ロック系とは照明も違うきらびやかなステージングだし、周囲のカッコ良い兄さん姉さんは、カッコ良く踊りまくっているのが印象的で、これはこれでカッコ良いなと思ったことを覚えています。


 このアルバムは廉価版なので、ペラペラの曲名を記述した紙が入っているだけのもの。ヒット曲をアバウト年代順、アルバムごとにCDの容量に合わせて、羅列しているようです。得てしてこういった羅列のベストアルバムは、修行のように聴かなければならないものが多いですが、このベストは聴き進めるうちに時代の移り変わりとともに楽曲や演奏の変化の傾向が楽しめました。以下リリース年と収録アルバムをまとめてみました。
 
曲名リリース年収録アルバム
1My Girl1967年I Was Made to Love Her
2A Place In The Sun1966年Down to Earth
3Down To Earth1966年Down to Earth
4Hey Love1966年Down to Earth
5I Was Made To Love Her1967年I Was Made to Love Her
6Superstition1972年Talking Book
7You Are The Sunshine Of My Life1972年Talking Book
8Maybe Your Baby1972年Talking Book
9I Believe1973年Innervisions
10Don't You Worry 'Bout A Thing1973年Innervisions
11Living For The City1973年Innervisions
12Higher Ground1973年Innervisions
13Boogie On Reggae Woman1974年Fulfillingness' First Finale
14You Haven't Done Nothin1974年Fulfillingness' First Finale
15Sir Duke1976年Songs in the Key of Life
16I Wish1976年Songs in the Key of Life
17Isn't She Lovely1976年Songs in the Key of Life
 
 1~5は、モータウン・ソウルの基盤となる時期のソウル色が強い曲が多く、6~17はヒット曲を多数、輩出した伝説的アルバムからの楽曲となっています。

 「Superstition」や「Higher Ground」は、クラビネットやシンセサイザーの使用によって、ファンキーなサウンドになっていること、締めくくりの「Sir Duke」「I Wish」「Isn't She Lovely」は、音楽の先人たちへの敬意、子供時代の郷愁、そして愛娘の誕生を祝った、アップテンポな楽曲として傑作の3連発で、Isn't She Lovely はジャズのセッションとかでも良く演奏されるまでにお馴染みの曲。


 ライブに連れていっていただいた方は、私が就職したぐらいで癌で亡くなってしまいましたが、小学校の頃から可愛がっていただいて、大人になったらよく飲みにつれていってもらいました。ロック一辺倒の私に違うジャンルの楽しさを教えてくれたことにも、今でも感謝です。
 そんな時代を思い出す名曲が、これでもかと17曲🎶

1. My Girl
2. A Place In The Sun
3. Down To Earth
4. Hey Love
5. I Was Made To Love Her
6. Superstition
7. You Are The Sunshine Of My Life
8. Maybe Your Baby
9. I Believe
10. Don't You Worry Bout A Thing
11. Living For The City
12. Higher Ground
13. Boogie On Reggae Woman
14. You Haven't Done Nothin
15. Sir Duke
16. I Wish

定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年5月17日日曜日

The Brecker Brothers / Straphangin'



 ブレッカー・ブラザーズ通算6作目、スタジオ盤では5作目にあたる1981年リリースの作品。発売は Arista Records で、(GRP Records はこの会社から独立派生しています)で、このアルバムでアリスタとの契約終了となり、Michael Brecker のドラッグ治療により活動休止となります。
 1970年代、Michael Brecker はニューヨークで超売れっ子のスタジオ・ミュージシャンとして、Brecker Brothersのリーダーとして多忙を極めていましたが、当時のニューヨークの音楽シーンでは薬物が蔓延しており、彼もその波に飲まれヘロイン中毒に深く陥っていましたが、1981年、彼はついに薬物を断つことを決意しリハビリ施設に入所し、1982年以降、彼は完全にクリーンになり、その後亡くなるまで一度も再発(スリップ)することはなかったようです。また彼は、自身の克服だけでなく、同じ悩みを持つ James Taylor, Barry Finnerty などをリハビリやミーティング(AA/NAなど)に誘い、彼らがクリーンになるのを手助けしています。


 前作の「Detente (1980)」はディスコ調のボーカル曲なども、取り入れていましたがこのアルバムでは全曲インストとなり作風は多様です。
「Straphangin'」バロック風ブラバン的なイントロから始まりますが、その後にはインスト・ファンクな展開になる Brecker Brothers らしい曲です。
「Threesome」ワルツを基調としたフュージョンです。Randy Brecker のブルースギターを模したかのようなトランペット・ソロがカッコ良いです。
「Bathsheba」イントロからは E.W.F. 風に攻めてくるのかと思えば、今度はサンバ調になります。和フュージョンでも、このパターンの曲は当時流行っていたような気がします。
「Jacknife」少し重めの低音から始まる TOTO とかでもあるリズム・パターンのフュージョンです。テーマ部分はテナーとギターのユニゾンかと思いましたが、そんな訳ないはず。最後までよくわかりませんでしたが、ウインドシンセとトランペットですかね。
「Why Can't I Be There」今度はメロー系で、多才な曲調が収録されているアルバムですが、やはりどこまで行っても Brecker Brothers の香りがします。この曲に関しては、どの点が Brecker Brothers らしいのかは言い表せませんが
「Not Ethiopia」当時マイケル・ブレッカーが所属していたバンド Steps のライヴでも演奏されており、1980年12月の東京公演における演奏は、六本木PIT INNでの1981年のライブ・アルバム「Smokin' In The Pit (Steps)」にも収録されています。複雑フュージョン系。
「Spreadeagle」最後はブルースで、テーマの作り方とハモリ方は、これぞ Brecker Brothers で、この感じが大好きです。最後はギターの Barry Finnerty(Michael Brecker とリハビリした人ですね)のカクカクした音のギターソロが良い。


私の持つブレッカー・ブラザーズのイメージが良く反映されたアルバムでした🎶

tenor sax : Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
keyboards : Mark Gray
percussion : Don Alias (3) , Manolo Badrena (1,3,4,5,7) , Sammy Figueroa (1,3,4,5,7)

producer : The Brecker Brothers
Recorded and mixed at Right Track Studios, 168 W. 48th Street, New York, NY. Mastered at Sterling Sound.

1. Straphangin' / Michael Brecker
2. Threesome / Randy Brecker
3. Bathsheba / Michael Brecker
4. Jacknife / Randy Brecker
5. Why Can't I Be There / Randy Brecker
6. Not Ethiopia / Michael Brecker
7. Spreadeagle / Randy Brecker



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年5月11日月曜日

Funkdoobiest / Which Doobie U B?


 ラップ系は、ジャズ・アシッド系のアルバムに収録されていれば聞きますが、昔は正直好きでは無かったので、FUNKの文字とジャケット的にいってもFunkadelicファミリーと勘違いして購入したヤツです。購入当初はジャケ買いの不本意なアルバムであったため、ほぼ聴いてこなかったのですが、もうそろそろ、これも有りのようになってきました。
ラップ系だ!!
 ですが全くラップ系の知識が無いため聴きながら勉強です。


 Funkdoobiest のメンバーは、ラッパーのSon Doobie(Jason “Son Doobie” Vasquez)、Tomahawk Funk(Tyrone “Tomahawk Funk” Pacheco)、そしてDJ Ralph M (DJ Ralph “Tha Phunky Mexican” Medrano) の3人で構成されていて、彼らはハードコア・ヒップホップ・プロジェクト「Soul Assassins」の一員でもあります。
 プロデューサー陣は、グループのサウンドを形作る重要な存在で、彼らは Cypress Hill やHouse of Pain など、他のヒップホップグループとも深い繋がりがあります。
「DJ Muggs」 Lawrence Muggerud  Cypress Hill のプロデューサーでもあり、Soul Assassins のメンバーでもあります。
「DJ Ralph M」 Leor Dimant Funkdoobiestのメンバーでもあり、グループの結成メンバーの一人。
「T-Ray (Ray Roll)」Richard Todd Ray 「Which Doobie U B?」ではプロデューサーとして、「Who's The Doobiest」などの楽曲を手がける。
「DJ Lethal」Leor Dimant House of Pain のメンバーでもあります。

 ヒップホップの他のグループを知っている訳もなく、調べながらなんのこっちゃなんですが、Funkdoobiest は、ヒップホップ・グループであって、単独のアーチストではないこと、単独のアーチストではないと同時に、他のグループにも属していることがわかります。他のジャンルの音楽でもグループの掛け持ちはよくあることですが、ファンク系、ブルース系アーチストによくある、ミドルネームは必ずついているようです。
 プロデューサーによって、作品の音楽性が変わるのは他のジャンルの音楽でも共通していますが、個性が強かったり、音楽制作レベル的に成熟しているアーチストはセルフ・プロデュースが多いですが、ヒップホップはプロデューサーとがアーチストの結びつきが非常に強く、マスト的な感じがあるように感じました。(違っていたらすいません)


 ラップって基本的に言葉がのっかった打楽器のようにも感じますが、より重要なのはメッセージ性なんでしょうか。私のような英語弱者で、初心者はサウンドが気持ち良いかどうかが重要になってくるものではありますが🎶

main artist
Jason Vasquez, Ralph Medrano, Tyrone Pacheco 

featured artist
Louis Freese (8), Richard Todd Ray (4, 5, 7, 8)

producers
Richard Todd Ray (4, 5, 7, 8), Lawrence Muggerud  (1, 2), Leor Dimant (1, 2)

1. The Funkiest / J. Vasquez, L. Dimant, L. Muggerud
2. Bow Wow Wow / J. Vasquez, L. Dimant, L. Muggerud
3. Freak Mode / J. Vasquez, R. Medrano
4. I'm Shittin' On 'Em / J. Vasquez, T. Ray, A. Toussaint
5. Who's The Doobiest / J. Vasquez, T. Ray
6. Doobie To The Head / J. Vasquez, R. Medrano
7. Where's It At / J. Vasquez, T. Ray, T. Pacheco
8. Wopbabalubop / J. Vasquez, L. Freeze, T. Ray, D. LaBostrie, R. Penniman
9. The Porno King / J. Vasquez, R. Medrano
10. 'Uh C'mon Yeah! / J. Vasquez, R. Medrano
11. Here I Am / R. Medrano, T. Pacheco
12. Funk's On Me / J. Vasquez, R. Medrano, S. Hollister




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。