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2026年10月22日木曜日

Bill Withers / The Best Of Bill Withers Lean On Me


 1994年発売の Bill Withers のベストです。ニューソウルと言われる分野で Donny Hathaway と並ぶ代表選手の Bill Withers ですが、私の周りの音楽好きでも存在を知らない人が意外と多いのには、少々不満です。なので私たまに、行きつけの音楽好きの集う「おでんバー」に Bill Withers の音源を持参し、普及啓蒙活動は続けていますが、歳をとると皆さん覚えが悪くなるのか、「ん-これ聴いたことはあるね」とは言われるのですが、なかなか名前を覚えていただけない。根気よく普及を続けています。


 普及活動で「あるある」なのは Bill Withers, Donny Hathaway がゴッチャになって、二人いるのは覚えたが、どれがどちらだっけ?ですが、まず覚えてもらいたいのは、Donny Hathaway はピアノ弾き語り系で、ゴスペル感もありながらのアカデミックな雰囲気、それに対して Bill Withers は、生ギター・フォーク系で、シンプルで素朴。まずこれが基本です。
 音楽性の違いの多いな要因は、音楽的背景で、Donny Hathaway は、ハワード大学音楽学科でクラシック・ゴスペルの英才教育を受けています。対して Bill Withers は、独学のたたき上げで、もともとフォードモーターに努めていて、33歳で1971年にSussex Records よりデビュー。労働者としての生活経験がそのまま音楽の血肉となっています。しかし言葉が上手く話せなくなる吃音症で音楽活動は休止してしまい、1985年を最後にアルバム制作もなくなり、割と最近の2020年に80歳で亡くなっています。
 一方、Donny Hathaway は、1973年に妄想型統合失調症と診断されて音楽活動が縮小し、1977年 Roberta Flack のアルバムに参加して復帰したが、1979年にニューヨークのエセックス・ハウス・ホテルから転落死ですが、自殺ではなく事故死とのことではあります。娘さんの Lalah Hathaway は、歌手となって活動されていて、私所有の音源でもたまに登場します。

 

 Bill Withers の代表曲としては、このベストアルバムの表題の Lean On Me 、Ain't No Sunshine、Use Me、Just The Two Of Us など。ここら辺は何となく聞いたことがあるけど歌手名を覚えていない人が多いような気がします。

 Just The Two Of Us は、マイナーなカバーでも良いクオリティのものが多いと思うので好きなヤツを少し紹介しときます。

ムジカ・ピッコリーノ / Just The Two Of Us NHK Eテレの番組の中で、プロの大人と子供たちがバンドを組んじゃうんですが、良い演奏動画が多かったりします。NHKはリアルで見るのは0時間、youTube だけなんで受信料には不満があるのですが、これは許しときます。


Seiji Igusa / Just the Two of Us ソロ・ギターの動画で練習でお世話になってます。井草聖二(SEIJI IGUSA)氏のギターマガジン連動のフィンガーピッキングスタイルの動画ですが、雰囲気とアレンジが良いんです。


Pomplamoose / Just the Two of Us 以前からフランスっぽいと思ってたんだけど、今回確認したらアメリカの夫婦音楽デュオでした。短い動画であっさりしてますが空気感が最高です。


 今回は思いっきりアルバムから離れたとこに行ってしましたが、ベスト盤なので解説するより、Bill Withers について思うところを書き連ねました。


さすが大御所です。亡くなってはいますが、いまだ独自ドメインでの公式ページも存在します🎶🎸

project Director : Joy Gilbert

1. Lovely Day
2. I Want To Spend The Night
3. Let Me Be The One You Need
4. Hello Like Before
5. Tender Things
6. I Wish You Well
7. Ain't No Sunshine
8. Grandma's Hands
9. The Same Love That Made Me Laugh
10. Lean On Me
11. Harlem
12. Use Me
13. Who Is He (And What Is He To You)?
14. You Just Can't Smile It Away
15. Just The Two Of Us
16. Steppin' Right Along
17. You Try To Find A Love
18. My Imagination

▶ Use Me






定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。


  

2026年10月19日月曜日

The Baker Brothers / In With The Out-Crowd


 最初に購入の Baker Brothers のアルバムがこれで2004年の10月の Londonの Camden Town というJazz Cafe 。ライヴならではの迫力と熱気が、爆音のドラム、キレキレのギターでの爆音で、演奏しているメンバーの興奮が伝わってくる、なんど聴いても素晴らしい録音で、わたくしが若かったら鼻血が出そうな一枚です。
 このアルバムを聴いてからデビューアルバム Ten Paces (2003) を聴いて、あのアルバムがライブになるとこんなにも熱くなるのかと、落差にビックリするかと思いますので、いずれか一つしか持っていない方には両方所有されることをおすすめします。Ten Paces  に収録されていなくて今回の追加は All Baked Out, Peace Of Mind, Don't Turn Your Back On Me の3曲となります。逆にこのライブで演奏されなかったのは Theme From Laundrettas, Paste,  Barrington's Groove,  Breathing In なので、そこらへんも両方聴きながらじっくり比較するのも楽しい聴き方ではないでしょうか。


 メンバーは 全員マルチ奏者でキーボードメインの Dan Baker、ドラムメインの Richard Baker の Baker兄弟と、ベースメインの Chris Pedley のスリーピース。それにブラスとパーカッションがゲストで参加していますが、ゲストは Ten Paces とライブでは全員違っています。他の様々なバンドにも当てはまるように、初期段階の勢いが一番熱いことは間違いないようです。
 これ以降も追って聴き続けてはいるのですが、2010年 - Dan 、2011年 - Richard が脱退、現在は Chris Pedley のみ、初期メンバーの兄弟はいない「The Baker Brothers」になってしまい、現在は活動停止となります。残念ですがメンバー交代ごとに当初のバンドの色は変わり、それに期待していた私的に魅力は、減退していくのも事実。現在も一応解散との発表は無く数年前まではHPは更新されないまま存在していたのですが、久しぶりにチェックしていたら、とうとうHPもなくなってしまっています。実在する12枚のアルバムは現実世界から消えませんが、世のだれもが知っているメジャーなバンドではありません。WEB上のバンドの痕跡も徐々に消えていきそうで、寂しい限り🎶

guitar, keyboards, vocals : Dan Baker
bass, guitar, vocals : Chris Pedley
drums, sampler, vocals : Richard Baker

baritone sax, alto sax : Ben Tompsett
percussion : Steve Bray
tenor sax : John Gillies , Paul Yeung
trumpet : Giles Straw

written-by : Pedley, Baker, Baker
recorded live at the Jazz Café, Camden on the 12th October 2004

1. Chester's Tongue
2. Givson
3. Maid Of Mars
4. Green Goddess
5. All Baked Out
6. Ziggifried
7. Peace Of Mind
8. Don't Turn Your Back On Me / vocals : Nathan Johnson
9. Little Suns
10. Who Killed The Southbarrow Peacock?
11. Ready...Aim...



▶ Givson









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2026年10月13日火曜日

Parliament Live / P Funk Earth Tour


 以前レビューしたアルバムの印象は「盛りがって皆が楽しんでいる」「P FUNK というドラッグに酔っている」「新興宗教の集会のようだ」「是非、洗脳&扇動されてください」でした。今聴きなおしてもいつ聴いても、いやまったくその通り。P FUNK 関係のアルバムの中でも最高傑作と言われるブツで「中毒性」があるので要注意。
 とにかく、P FUNK のメンバーが盛り上がっていた1977年のツアーの録音で、ライブ・コンセプトはスペース・オペラSF。1曲目で George Clinton が、スペースシップから登場し、ライブ途中で観客総動員でマザーシップを召還する。こちらは、そんな大盛り上がりのライブを見ることもできなくて、この盤で聴くしかないのですが、聴くたびに観客の熱狂が伝わってきます。会場で死人でも出ているのではないか?失神者は何人だ?と思わせるほどの状況が伝わる録音にワクワクします。こんなに興奮してたら、お〇っこ、ちびってる女の子も確実にいるはず。
 ただ、いろんな噂を読み込んでいくと、このアルバムの演奏者にクレジットされてる Eddie Hazel、Bootsy Collins は、実際にはライブに参加していなくて、スタジオ収録でのオーバーダブでの参加であるらしい・・なんてのも見かけたのだが・・残っているライブ映像には、確か Bootsy Collins が映っているのもあったのだが、ツアーの全部に参加していたのか、複数公演の編集盤であることから考えても、このアルバムの収録曲によっては、居なかったものがあってもおかしくはない。ただ大物二人がいない録音をワザワザ、アルバムに使って、後でオーバーダブで参加はめんどくさくないか、それもうのかってのも、いぶかしく思うところではある。ホンマかどうか、どれがどうなっているのかは、検証しないのが楽しいのかも。



 さて収録曲の聴きどころですが、ハイライトは「Mothership Connection」でマザーシップを呼び込む大合唱、そして「Swing Down,Sweet Chariot」では Glen Goins が丸出しゴスペルで、会場を教会に変える。バック・ボーカルも Glen Goins を盛り立てる。そして曲の最後にマザーシップの轟音をたてて着陸。「Dr. Funkenstein」では George Clinton が、マザーシップのステップを降りてきて観客はまたも大歓声。後半は熱いソロ合戦となりますが 「Gamin' On Ya!」 でのドラムは手数が多すぎて、字余りになってしまったりと演奏者も大興奮のカオスな状況が聴いて取れます。そしてそしてラストの 「Night Of The Thumpasorus People」 ではマザーシップを見送る「ガガクガっ」のバックコーラスと掛け声でステージと観客は最高潮になり、なんと録音レベルは振り切れているんでは??


 George Clinton は、まるで偉大な教祖のように、この音楽集団を操り、聴く人を惹きつけます。やはり中毒性が高いんで要注意です。(このツアーは大規模過ぎて赤字だったらしい P Funk All Stars / Urban Dancefloor Guerillas )🎶

vocals :  Calvin Simon, Debbie Wright, Fuzzy Haskins, Garry Shider, George Clinton, Glen Goins, Grady Thomas, Jeanette Washington, Ray Davis
backing vocals : Dawn Silva, Gary Mudbone Cooper, Lynn Mabry
bass : Bootsy Collins, Cordell Mosson
drums, percussion : Jerome Brailey
guitar : Eddie Hazel, Garry Shider, Glen Goins, Michael Hampton
horns : Fred Wesley, Maceo Parker, Richard Griffith, Rick Gardner
keyboards, synthesizer : Bernie Worrell

producer : George Clinton
recorded live at the Los Angeles Forum, January 19 1977 & The Oakland Coliseum, January 21 1977 except 4, 9 recorded at Hollywood Sound (Los Angeles) & United Sound (Detroit) studios.

1. P-Funk (Wants To Get Funked Up)
2. Dr. Funkentstein's Supergroovalisticprosifunkstication Medley
3. Do That Stuff
4. The Landing (Of The Holy Mothership)
5. The Undisco Kid (This Girl Is Bad!)
6. Children Of Production
7. Mothership Connection (Star Child)
8. Swing Down, Sweet Chariot
9. This Is The Way We Funk With You
10. Dr. Funkenstein
11. Gamin' On Ya!
12. Tear The Roof Off The Sucker Medley
13. Night Of The Thumpasorus People







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2026年10月12日月曜日

Whitney Houston / My Love Is Your Love


 1998年に発表された 4thスタジオ・アルバム。オリジナル・アルバムとしては I'm Your Baby Tonight (1990)から、映画のサントラ盤を除くと実に8年ぶりとなった本作は、世界中で1,000万枚以上の大ヒットを記録しました。従来の王道ポップ・バラードだけでなく、当時最先端だったヒップホップやR&Bのプロデューサーを各曲ごとに大胆に起用し、よりストリート感のあるモダンなサウンドになっています。大がかりな仕掛けなのですが圧倒的な歌唱力と集中力で、録音自体は6週間と短期間で終わらせています。


 タイトル曲  My Love Is Your Love は、The Fugees の Wyclef Jean がプロデュースし、レゲエ調の心地よいミディアムテンポのバラードにです。心温まる親子共演:曲の冒頭や途中に、当時幼かったホイットニーの愛娘 Bobbi Kristina Brown の可愛らしい声がサンプリングされ「審判の日」や「第三次世界大戦」が訪れようとも、「あなたの愛があれば、私は生きていける」という無条件の深い愛を歌っています。
 また When You Believe は、ミュージカル・アニメーション映画「The Prince of Egyp」のテーマ曲として制作され、Babyface がプロデュースを務めた実力とお膳立てが全て揃った豪華な曲。Mariah Carey とのデュエットで伸びやかに優しく歌い上げています。


 歌手であり女優でもある Whitney は、この時35歳。モデル出身のお美しい姿がまぶしいジャケット写真です。1963年8月9日、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。Cissy Houston は、お母さんで 60年代にはThe Sweet Inspirations のリード・ボーカルとして、また Aretha Franklin, Solomon Burke, Otis Redding, Jimi Hendrix, Van Morrison, Dusty Springfield and Elvis Presley,  Aretha Franklin などのバックコーラスを務め、晩年はゴスペル&ソウル・シンガーとしてソロで活躍された方です。そこで、仕事場にも連れて歩いていた Whitney が14歳ごろからプロの目にとまり、モデルなどもやりながら学校卒業後に正式にデビューしたそうです。1992年にボビー・ブラウンと結婚してからは生活が乱れ歌手としても低迷しますが、本作は久々のヒット。しかし2000年にはハワイの空港で大麻所持で拘束されてしまいます。2012年にビバリーヒルズ・ホテルで浴槽の中から発見される母親より先立つ最後となりました。検視ではコカインが検出されたとのこと。幸せで華やかな人生に見えますが、何か線が細くて危うい感じがしてはいたような気もします。
 バラードも良いけどロックも良い。圧倒的な歌唱力とセンスある楽曲が気持ちよくて、他のアルバムも含めてたまに聴いています。悲しい最後ですが、輝く自分を切り取って、音楽という記録に残して後世の人に影響を与えてくれる作品を残したホイットニーに感謝です🎶


lead vocals : Whitney Houston

1. It's Not Right But It's Okay /  F. Jerkins III, I. Phillips, L. Daniels, R. Jerkins
backing vocals (background vocals) : Sharlotte Gibson, Toni Estes, Whitney Houston
2. Heartbreak Hotel / C. Schack, K. Karlin, T. Savage
featuring : Faith Evans, Kelly Price
3. My Love Is Your Love / J. Duplessis, W. Jean
choir : Family Friends Community Choir
4. When You Believe / S. Schwartz
vocals (duet with) : Mariah Carey
choir : Krystal Wilson, Daryl Hawes, Dion Allen, J. Valentine, Joy Enriquez, Kenya Ivey, Kevon Edmonds, Lisa Ivey, Lynn Davis, Mark Kibble, Melvin Edmonds, Nathan Ivey, Nathan Walton, Peach, Shanice Wilson, Sharlotte Gibson, Syretha Smith, Tavia Ivey, Vearline Beard
piano : Greg Phillinganes
guitar : Michael Thompson
bass : Nathan East
drums : Ricky Lawson
percussion : Sheila E.
producer, music by (additional music by), keyboards, drum programming : Babyface
5. If I Told You That / F. Jerkins III, L. Daniels, R. Jerkins, T. Estes
6. In My Business /  K. Bradshaw, L. Turner, M. Elliott
featuring : Missy "Misdemeanor" Elliott
instruments (all Instruments) : K.B., Spec
7. I Learned From The Best /  D. Warren
backing vocals (background vocals) : Sue Ann Carwell, Whitney Houston, Whitney Houston
acoustic guitar : Ali Boudris
electric guitar : Michael Thompson
programmed by (synclavier programming) : Simon Franglen
programmed by (additional synthesizer programming) : Felipe Elgueta
8. Oh Yes / K. Bradshaw, L. Turner, M. Elliott
vocals (additional vocal) : Missy "Misdemeanor" Elliott
keyboards : Spec
guitar : Sherrod Barnes
bass : Jerry Barnes
drum programming : K.B.
flute : V. Jeffrey Smith
9. Get It Back /  F. Jerkins, L. Daniels, R. Jerkins, T. Estes
strings : Loren Dawson, Rodney Jerkins
10. Until You Come Back /  Babyface, D. Simmons
backing vocals (background vocals) : Babyface, Beverly Crowder, Shanice Wilson
piano : Greg Phillinganes
guitar : Michael Thompson
bass : Larry Kimpel
drums : Ricky Lawson
arranged by (orchestra arranged by), conductor (orchestra conducted by) : Bill Meyers
11. I Bow Out /  D. Warren
guitar : Michael Thompson
arranged by (orchestra arranged by), conductor (orchestra conducted by) : Bill Meyers
12. You'll Never Stand Alone / D. Warren
backing vocals (background vocals) : Babyface, Beverly Crowder, Shanice Wilson
piano : Greg Phillinganes
guitar : Michael Thompson
bass : Nathan East
drums : Ricky Lawson
arranged by (orchestra aranged by), conductor (orchestra conducted by) : Bill Meyers
13. I Was Made To Love Him / H. Cosby, L. Hardaway, S. Wonder, S. Moy
backing vocals (background vocals) : Shakira Atily, Tiffany Squire, Whitney Houston
celesta : Loris Holland
bass : Tom Barney
drum programming : Che Guevara
harmonica : Rob Paparozzi
sitar : Jeff Mironov








▶ Oh Yes





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2026年10月9日金曜日

P Funk All Stars / Urban Dancefloor Guerillas


 80年代 P-FUNKの大傑作と言われるアルバム。Parliaments や Funkadelic が解散状態にあった時期に、P-FUNK軍団総出演で、George Clinton, Bootsy Collins, Gary Shider, Eddie Hazel, Fred Wesley に加え、Sly Stone やBobby Womack も参加して制作されました。
 なにしろこのバンド破綻寸前というかほぼ破綻。Parliaments が所属していたCasablanca Records が、親会社 PolyGram による買収や経営上の混乱で崩壊。バンドはバンド名の権利や過去の作品の印税トラブル、大規模な「Mothership」ツアーによる負債や、ずさんな経理管理により、グループの財政は破綻寸前の状態にあり、契約上のトラブル、深刻な財政難、により中心メンバーは相次いで脱退していったので「法的に使えなくなったバンド名の代わり」として新たに名乗った P-Funk All-Stars での起死回生の一発になったわけです。名前を変えての出せるレコード会社からはアルバムを出して売って金を稼ぐと、エネルギーの使い方がおそらく変でドラッグでいかれてはいますが、賢くたくましい人ではあるんでしょう。宗教じみている側面もある気がしますが・・
 相当金は稼いでいるはずだが、George Clinton は「クラックやコカインでハイになっている間に、見たこともない契約書に彼の署名がコピペされ、自ら著作権を放棄したことになっていた」とか彼の自叙伝「Brothas Be, Yo Like George, Ain’t that Funkin’ Kinda Hard on You?”」で書いているらしいが、だまされたのかハイになっている間に適当にサインしたのかは怪しいとこだと思います。メンバーの数は多いしハイになりながら乱痴気騒ぎもしているんでしょうから誤れば、Sly Stoneと同じ。そのせいかこのアルバムには全盛期の活動を終えて同じく破綻していた Sly Stone の助け舟みたいな側面もあるようです。 

 ライナーノーツも弾けた文章で、ハイな奴らには宗教的に魅力的に見えそうな・・
Attention War Babies! For the past two years the leaders of the movement to rescue dance music from the BLAHS, affectionately known to the public as UNCLE JAM'S ARMY, have been forced to carry on their campaign against the fake FUNK from the lowest level of reality, going underground and choosing to shake the established music industry with hits where it hurts — on the dancefloor. And now as the war cries of "WOOF" are being shouted from every club and concert dancefloor across the ONE NATION, the people most affected by the system's onslaught of repetitious mind-numbing cow-like moosick are now totally stirred up against such trash. Most of all they need the FUNK, and nothing but the P. ~~
 やべえ感じしますが嫌いではない・・


Generator Pop  生楽器主体の70年代型ファンクから、ドラムマシンやシンセサイザーを多用したエレクトロ・ファンクへの移行を先導した楽曲で、Prince のミネアポリス・サウンドからの影響や、当時のトレンドをクリントン流にポップに昇華したアプローチが見られます
Acupuncture  1曲目のエレクトロ・ファンクに対して、Pファンク本来のドロドロとしたサイケデリックでフリーキーなディープ・ファンク。「快楽のための痛み(Pain-for-pleasure)」がテーマで、失恋による心の痛みを、体に針を刺して治療する「鍼灸」のイメージに重ね合わせています。
One Of Those Summers  主役は、Ohio Playersのリーダーであり、『One Nation Under a Groove』の立役者でもある天才マルチプレイヤーWalter "Junie" Morrison。この曲でもガラリと雰囲気を変え、スローテンポでメロウ、かつどこか切なくノスタルジックなドゥーワップ調、ソウル・バラードになってます。カッコよし。
Catch A Keeper  80年代型のエレクトロニックなキーボード・アレンジを基盤としてキャッチーでありながらも泥臭いファンクネスを失わない楽曲。少し古臭いかも。
Pumpin' It Up  ブーツィー特有の、フィルター系のエフェクター(ミュートロンなど)を深くかけたウネる変態ベースラインが全編を支配しており、一聴して彼とわかるベース・エンターテインメントが展開されています。「テンションをブチ上げろ!」という肉体的なエネルギーに満ちておりファンキーなボーカルの掛け合いが、フロアを煽るパーティー・チューン。
Copy Cat  1982年の大ヒット曲「Atomic Dog」に対するBootsy からの「猫サイドからの返答(Feline response)」 で、「犬を連れてきて、猫をつまみ出せ!(Let's bring in the dog and put out the cat)」で、楽曲がスタートします。パクリ・模倣ミュージシャンへの強烈なディスタイトルの「Copy Cat(物真似野郎、模倣者)」でブラックユーモアに満ちた当時の音楽業界やライバルへの痛烈なメッセージ。まあ多くの音楽は模倣から始まるもんだと思いますが、オリジナルのように語って金を儲けるのが気に食わんて感じでしょうか。ミャミャミャミャー♪
Hydraulic Pump  1980年代初頭、ファンクの先駆者であるSly Stone は、深刻な薬物問題を抱え、音楽業界から孤立し、事実上の破産状態。かつてスライの音楽から多大な影響を受けていた George Clinton は、彼をPファンクのセッションに招き入れ、スタジオと生活の場を提供して全面支援。


 いつもの混沌としたファンクだけではなく、クラシックなソウルもあり、ミャミャミャ~とくればニヤニヤしてしまう🎶

recorded at: "The Disc" and United Sound Systems in Detroit, Michigan and Paramount Recording Studios in Hollywood, California.

1. Generator Pop /  George Clinton, Gary Shider, David Spradley 
Producers : George Clinton and Gary Shider
Arranger: David Spradley
Drums: Jerry Jones
Keyboards: David Lee Chong
Guitar: Gary Shider
Vocals: Gary Shider, Robert Johnson, Eddie Hazel, Mallia Franklin, Jeanette McGruder, Lynn Mabry and Mallia "Clip" Payne.
2. Acupuncture / Dwayne McKnight, George Clinton, Walt Walters
Producer: George Clinton
All arrangements and instrumentation (excluding horn) by Dwayne "Blackbyrd" McKnight.
Saxophone: Norma Jean Bell.
3. One Of Those Summers / George Clinton, Walter "Junie" Morrison
Producer: George Clinton
Arranger: Walter "Junie" Morrison
All instruments (excluding horns) played by Walter "Junie" Morrison.
Horns arranged and performed by Fred Wesley, Maceo Parker, Richard Griffith, and Larry Hatcher.
Vocals: George Clinton, Junie Morrison, Janice Evans, Shirley Hayden, Sheila Horne, Mallia Franklin, Jeanette McGruder, and featuring Rev. Shark from the Planet Mughoboyphine.
4. Catch A Keeper /  George Clinton, Donny Sterling,  Sylvester Stewart
Producers: George Clinton and Sylvester Stewart
Arranger: Sylvester Stewart
Guitar: Tony Thomas
Bass: Donny Sterling
Keyboards: David Lee Chong
Drums: Dean Ragland
Electric drums: Maruga Booker
Vocals: Dawn Silva, Sheila Horne, Jeanette McGruder, Michael "Clip" Payne, George Clinton, and Sly Stone.
5. Pumpin' It Up / B. Bishop, Gary Shider,  Ron Ford
Producers: George Clinton and Gary Shider
Drums: Kenny Colton
Guitar: Eddie Hazel, Gary Shider, Andre Williams
Bass synthesizer: David Lee Chong
Keyboards: David Lee Chong
Vocals: George Clinton, Gary Shider, Robert Johnson, Gary Cooper, Ron Ford, Michael "Clip" Payne.
6. Copy Cat / David Spradley,  Lashawn Clinton, Gary Shider
Producers: George Clinton, William "Bootsy" Collins and Gary Shider
Horn Arrangement: Horny Horns, Baltimore Connection
Guitar: Eddie Hazel, Gary Shider, Bootsy and Michael Hampton
Keyboards and bass synthesizer: David Lee Chong
Drums: Gary "Bone" Cooper
Horns: Fred Wesley, Maceo Parker, Greg Thomas, Greg Boyer and Bennie Cowan
Vocals: Robert Johnson, Mallia Franklin, Bootsy, Debbie Wright, Darryl Clinton, Ray Davis, Rayington, Gary Shider, Linda Shider, George Clinton, Gary Cooper and Michael Payne.
Mooers: Bone, Gary, P. Nut, Sheila, Tom and Pansy.
7. Hydraulic Pump / George Clinton, Sylvester Stewart,  Jimmy Giles,  Ron Ford
Producers: George Clinton and Sly Clinton
Guitar: Tony Thomas
Bass: Jimmy Giles
Drums: Dean Ragland
Keyboards: David Lee Chong, Sly Stone and Roger Dollarhide
Organ and synthesizer: Sly Stone and Roger Dollarhide
Vocals: Jimmy Giles, George Clinton, Sly Stone, Norma Jean Jenkins, Bobby Womack, Phillipe Wynne, Ron Ford, and Mallia Franklin.
8. Pumpin' It Up (Reprise)








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2026年9月28日月曜日

Funkadelic / Music For Your Mother Funcadelic 45s


 ファンクとソウルの区別もよくわからない頃に、ファンクって何なのか?とりあえずファンクって名前がバンドについてるし、雑誌にも名前はちょくちょく出てくるしジャケットもサイケだから、最初に購入した Funkadelic となります。
 中身は、1969年~1976年までの Westbound Records 在籍時のシングルのA面、B面の全てが収録されたコンピレーションで、多くのトラックがLP未収録のB面曲であり、また別のいくつかの曲はLPバージョンとは異なるミックスやエディット、さらに他の2曲は発売が予定されながら土壇場で中止となったものが含まれます。なので、全体的にキャッチーで商業的ではありますがアルバでは聴けない曲が存在する少し深入りした方にも魅力的。1曲がほぼ5分以内と短くて、この後のアルバムで体験するダラダラ長尺のソロで戸惑うことがないので、Funkadelic の虜になる最初の入り口としても良いアルバムかと思います。
 ただ2枚組って開けるのがめんどくさかったり、かさばるからドライブがてらに聴こうとは思わないんで、結果的にあんまりリピートして聴かないんですよね。


 後に排出されるアルバムのジャケットは、サイケなイラストが多く、このコンピのイラストもその路線ではありますが、もっとアフリカンな感じで少しテイストが違います。




 普段の Funkadelic 関係のアルバムはアート漫画のようにイラストと手書きの文字が散りばめられていているものが多いのですが、このアルバムはコンピなのでライナーノーツがしっかりしています。George Clinton の生い立ちから、Funkadelic 結成と歴史のエピソードが長々と文字で書かれています。ただ Funkadelic はメンバーも多く、The Parliaments、P-Funk であったりと時代によって権利関係やらなんやらでバンド名も変わり、そのおかげで関係の書籍は長くダラダラとしているものが多いのですが、このライナーノーツも同じです。 細かな文字で書かれているので、必死に読み進めますが、まず頭には入ってきません。しかしが、読んだ気にはなります。未だ変態コスプレをしていないメンバーの写真も多く掲載されており歴史を感じることができます。
 おそらく世の George Clinton 信者は、あまりにも複雑な彼の生き方やバンドの成り立ちを理解することがステータスになっている方も多いのにい違いありません。私も嫌いではないのですが、あまりに複雑で登場人物が多すぎるのでギブアップし続けながら、少しづつ覚えていくと、たまに色んなことがつながって賢くなったような気がするのですが実世界ではほぼ役に立たないことと、それを説明して自慢できる友人はいないので自己満足度も低い感じです。
 いずれにしろ古めの名曲は、以降の変態で混沌なアルバムと比べればわかりやすい。地味目な色遣いのジャケットではありますが、聴いていると懐かしさもありカッコよさの再認識もできたりと良いアルバムではあります。ちなみにアルバムのタイトルの 45s は何かと思っても解説はなかったのですが、これを書いているうちにシングルレコードの回転数45回転のことのようだと気づきました。うれしいです🎶

【DISC1】
1. Music For My Mother / G. Clinton, B. Nelson, E. Hazel
 (Funkadelic 1970)
2. Music For My Mother (Instrumental) / G. Clinton, B. Nelson, E. Hazel
(Single)
3. Can't Shake It Loose / G. Clinton, J. Barnes, R. McCoy, T. Jackson
(Single)
4. As Good As I Can Feel 
(Single)
5. I'll Bet You / G. Clinton, S. Barnes, T. Lindsay
 (Funkadelic 1970)
6. Qualify And Satisfy / G. Clinton, E. Hazel, B. Nelson
 (Funkadelic 1970)
7. Open Our Eyes / L. Lumkins
(Free Your Mind... And Your Ass Will Follow 1970)
8. I Got A Thing, You Got A Thing, Everybody Got A Thing / C. Haskins
 (Funkadelic 1970)
9. Fish, Chips And Sweat / G. Clinton, B. Nelson, E. Hazel
(Single)
10. I Wanna Know If It's Good To You / G. Clinton, B. Nelson, E. Hazel, C. Haskins
(Free Your Mind... And Your Ass Will Follow 1970)
11. I Wanna Know If It's Good To You (Instrumental) / G. Clinton, B. Nelson, E. Hazel, C. Haskins
(Single)
12. You And Your Folks, Me And My Folks / G. Clinton, B. Worrell, J. Jones
(Maggot Brain 1971)
13. Funky Dollar Bill / G. Clinton, E. Hazel, R. Davis
(Free Your Mind... And Your Ass Will Follow 1970)
14. Can You Get To That / G. Clinton, E. Hazel
(Maggot Brain 1971)
15. Back In Our Minds / C. Haskins
(Maggot Brain 1971)
16. I Miss My Baby / C. Haskins
(America Eats Its Young 1972)

【DISC2】
1. Baby I Owe You Something / G. Clinton
(America Eats Its Young 1972)
2. Hit It And Quit It / G. Clinton, B. Nelson
(Maggot Brain 1971)
3. A Whole Lot Of Bs / G. Clinton, B. Worrell
(Single)
4. Loose Booty / G. Clinton, H. Beane
(America Eats Its Young 1972)
5. A Joyful Process / G. Clinton, B. Worrell
(America Eats Its Young 1972)
6. Cosmic Slop / G. Clinton, B. Worrell
(Cosmic Slop 1973)
7. If You Don't Like The Effects, Don't Produce The Cause / G. Clinton, G. Shider
(Cosmic Slop 1973)
8. Standing On The Verge Of Getting It On / G. Clinton, G. Cook
(Standing On The Verge Of Getting It On 1974)
9. Jimmy's Got A Little Bit Of Bitch In Him / G. Clinton, G. Cook
(Standing On The Verge Of Getting It On 1974)
10. Red Hot Mama / G. Clinton, E. Hazel, B. Worrell
(Standing On The Verge Of Getting It On 1974)
11. Vital Juices / G. Clinton
(Single)
12. Better By The Pound / G. Clinton, G. Cook
(Let's Take It To The Stage 1975)
13. Stuffs And Things / G. Clinton, G. Cook
(Single)
14. Let's Take It To The Stage / G. Clinton, W. Collins, G. Shider
(Let's Take It To The Stage 1975)
15. Biological Speculation / G. Clinton, E. Harris
(America Eats Its Young 1972)
16. Undisco Kidd / G. Clinton, W. Collins, B. Worrell
(Tales Of Kidd Funkadelic 1976)
17. How Do You Yeaw View You / G. Clinton, W. Collins, B. Worrell
(Tales Of Kidd Funkadelic 1976)




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。