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2026年7月12日日曜日

Eric Clapton / Eric Clapton


 The Yardbirds、John Mayall&the Bluesbreakers、Cream、Blind Faith と様々なバンドで活躍し、Delaney & Bonnie、Derek and the Dominos との共作を経て、1970年に発表されたソロ名義でのファースト・アルバムで、Atlantic Records のサブレーベルの Atco Records からリリースされています。もっとも Derek and the Dominos も1970年作品なので、この作品はほぼ並行して作られたものでしょうか。サウンド的には The Band に、心酔していたので、その影響を受けているとのこと。


Slunky ファンクロックなインスト・ジャムで、「70年代クラプトンらしい」トーンのギター。サックスなどのフレーズをギターでなぞったようなラインが特徴。
Bad Boy 少しラフなミディアムテンポのブルース・ロック。ホーンを含む分厚いバンドサウンドに、スワンプロック寄りのトーンでリラックスしたボーカルとギター。
Lonesome And A Long Way From Home スワンプロック的なルーツ感とゴスペル風の高揚感。Delaney派のホーンやコーラスが加わった、分厚いバンドアンサンブルで、ボーカルはシャウトしすぎないソウル風の歌い回し。
After Midnight  Clapton が J.J.Cale 作品を本格的に掘り下げていく出発点となった曲で、その後「Cocaine」など複数のケイル曲を取り上げる流れにつながります。
Easy Now ポップ・ロック寄りのアコースティックロックで、コードの進行がややひねってあり、柔らかいメロディの中にちょっと独特な響き。シンプルに良い。
Blues Power  ホーンセクションと分厚いリズム隊を伴った、スワンプロック風のアンサンブル。コンパクトにまとめられたブルースロックで、ギターの「うねる感じ」を保ちつつポップ性を意識した作り。
Bottle Of Red Wine ゴスペル/カントリーの雰囲気を含んだコーラスと、ルーズでノリの良いアンサンブル。深刻なブルースというより酔いどれロック的なとこが良い。
Lovin' You Lovin' Me  テンポは軽快で、古いゴスペルやカントリーソングを下敷きにしたような、ちょっとレトロな雰囲気のあるロックンロール寄りの曲調。
Told You For The Last Time ミディアムテンポのソウル~R&B寄りバラード。ルーツ感のあるサザンソウル/スワンプロックのフィーリングが強くソウルフルなシンガーとして前面に。
Don't Know Why  ギターヒーロー的な長尺ソロ路線とは違い、ここでもギターはあくまで歌とアンサンブルを支える役割。ボーカルとバンド全体のグルーヴを前に出す方向性がはっきりしています。
Let It Rain もともとは「She Rides」というタイトルで別歌詞の曲として書かれ、その後歌詞や構成を練り直して「Let It Rain」になったとされています。

雑誌で Clapton は The Band に入りたかったと書かれていたことも書かれてたのを見て、まったく知らなかった The Band の作品も Moondog Matinee (1973)The Band (2000) を購入して、なるほど Eric Clapton が惚れ込んだ納得のサウンド、今では愛聴盤になっています。
このアルバムを経てデレク&ドミノスの構想が出来ていくのも納得🎶

guitar, vocals : Eric Clapton
piano : John Simon, Leon Russell
organ : Bob Whitlock
bass : Carl Radle
drums : Jim Gordon
rhythm guitar : Delaney Bramlett
sax : Bobby Keys
trumpet : Jim Price
Vocals :  Bob Whitlock, Bonnie Bramlett, Delaney Bramlett, J. I. Allison, Rita Coolidge, Sonny Curtis

producer and arranged by Delaney Bramlett
recorded at The Village Recorder (Los Angeles, CA).

1. Slunky / Delaney Bramlett, Eric Clapton
2. Bad Boy / Delaney Bramlett, Eric Clapton
3. Lonesome And A Long Way From Home / Delaney BramlettLeon Russell
4. After Midnight / John J. Cale
5. Easy Now / Eric Clapton
6. Blues Power / Eric Clapton
7. Bottle Of Red Wine / Eric Clapton
8. Lovin' You Lovin' Me / Delaney Bramlett, Eric Clapton
9. Told You For The Last Time / Delaney Bramlett, Steve Cropper
10. Don't Know Why / Delaney Bramlett, Eric Clapton
11. Let It Rain / Delaney Bramlett, Eric Clapton

Slunky


定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年7月10日金曜日

Stevie Ray Vaughan And Double Trouble / The Sky Is Crying


 1991年に発売された Stevie Ray Vaughan の死後、最初にリリースされたアルバムです。未発表曲を集めた編集盤で、The Fabulous Thunderbirds のギタリストであった兄 Jimmie Vaughan が選曲でプロデューサーに加わっています。録音は'84年から'89年までの間に、スタジオで録りためられたトラックで構成されていて、Stevieスティーヴィーが影響を受けた曲などが詰まっています。
 Ray Vaughan の最後ですが、1990年、8月26日に、ウィスコンシン州イースト・トロイのアルパイン・ヴァレイ・ミュージック・シアターで行われたブルース・フェスティバルに出演。Eric Clapton, Buddy Guy, Robert Cray, JImmie Vaughan らと共演。終了後、シカゴ行きのヘリコプターに乗り込んで移動するのだが、8月27日未明にアルパイン・ヴァレイ・リゾートにあるスキー場のゲレンデに濃霧で視界を失ったヘリコプターが墜落、Eric Clapton のボディガードを含む乗員全員と共に死去してしまいます。もし Clapton もこのヘリに乗っていたかと思うと、偉大なギタリスト二人の損失となるゾッとする事故でした。Ray Vaughan は、1985年から薬物中毒の治療を受け、その後のアルバム制作なども順調だっただけに彼のギターが聴けなくなってしまったことは、かなりのショックな事件でした。


Boot Hill のっけから、つんざくギターで始まり、迫力いっぱいの歌声、お得意ギター・フレーズから始まります。スライドも使っています。シンプルにカッコよいです。In Step(1989)の録音時のお蔵入り未発表テイク。
The Sky Is Crying 1959年にスライドギターの Elmore James によってレコーディングされたブルーススタンダード。シカゴのスタジオでの録音セッション中、激しい土砂降りが降ってきたことにインスピレーションを受けて即興的に作られたといわれています。完成度は高いのですが  Soul to Soul(1985)の録音時のお蔵入りの未発表テイク。としてスタジオのテープ倉庫に眠ることになりました。世に出てきた方がありがたい録音です。
Empty Arms 録音は Couldn't Stand the Weather(1984)で、当時前年の鮮烈なデビューを経て乗りに乗っている時期でアルバムの全体のバランスや収録時間の都合により、トラックリストから外されたものです。ブルースロックですが、ジャズっぽいニュアンスもあるので、派手さが無かったから外れたんでしょうか。
Little Wing これも録音は Couldn't Stand the Weather(1984)。様々なミュージシャンの定番のカバー曲ですが、このバージョンはストラトの乾いた音とレイボーンの荒々しさと時には優しいギターワークが心に突き刺さる名演。
Wham これは Stevie が初めて買ったレコードでもあったとのこと。1963年にLonnie Macが発表したロックンロールの名曲で Soul to Soul(1985)の録音時のお蔵入りの未発表テイク。
May I Have A Talk With You Howlin' Wolf が1960年代初頭に発表したヘビーなスローブルース。震えるような歌声と、感情をぶちまけるようなギターソロでスローながらもヘビーで荒々しい。Soul to Soul(1985)の録音時のお蔵入りの未発表テイク。
Close To You 「シャム双生児のように、あるいは髪の毛が頭にへばりつくように、君のそばにぴったりと寄り添いたい」という歌詞はやばいですが、古典のブルース。Muddy Waters  が録音し、Willie Dixon のスタンダード。Soul to Soul(1985)の録音時のお蔵入りの未発表テイクで、レトロな雰囲気の録音。
Chitlins Con Carne ジャズにも造詣のある Stevie Ray Vaughan は、Kenny Burrell も聴いてます。Midnight Blue(1963)のインスト曲。「チトリンズ(豚のモツ煮込み)」と「コン・カルネ(肉入りチリソース)」を掛け合わせたラテン風味の曲名。録音は Couldn't Stand the Weather(1984)の未発表テイク。
So Excited デビュー直後からの、ライブの定番曲でジャキジャキとギターをかき鳴らす基本に忠実なブルース曲なので、やりたい放題のギターが楽しい。録音は Couldn't Stand the Weather(1984)の未発表テイク。
「Life By The Drop」珍しく12弦アコースティックによる弾き語りで、シンプルなブルースなのですが、死後に発売された追悼を感じる歌詞も含めてしんみりと泣けるラスト。Stevie Ray Vaughan の幼馴染であり、テキサスのシンガーソングライターである Doyle Bramhall が共作・提供した楽曲で二人とも重度の薬物・アルコール依存症に苦しんでいて、1986年に2人は一念発起してリハビリ施設に入り、クリーンな状態になり、泥沼の依存症時代をともに生き延びた2人の絆と、そこから抜け出して「一滴ずつ(By the drop)人生を大切に味わいながら、新しく歩んでいこう」という曲なのです。。In Step(1989)の録音時のお蔵入り未発表テイク。
Hello there, my old friend Not so long ago it was 'til the end We played out in th' pouring rain On our way up the road we started over again
You're livin' our dream, wo you on top My mind is achin,' Lord it won't stop That's how it happens livin' life by th' drop
Up and down that road in our worn out shoes Talkin' 'bout good thangs, singin' th' blues You went your way, I stayed behind We both knew it was justa matter of time
You're livin' our dream, wo you on top My mind is achin,' Lord it won't stop That's how it happens livin' life by th' drop
No wasted time, we're alive today Churnin' up th' past, there's no easier way Time's been between us, a means to an end God it's good to be here walkin' together my friend
We're livin' our dreams My mind's stopped achin' That's how it happens livin' life by th' drop
このアルバムを最後の録音として亡くなったことを思いながら、ラストの「Life By The Drop」に、たどり着くと何とも言えない感情がわいてきます🎶

guitar, vocals  : Stevie Ray Vaughan
bass : Tommy Shannon
drums : Chris Layton
keyboards : Reese Wynans

compilation producer : Jimmie Vaughan
producer : Chris Layton (3, 4, 5, 7), Double Trouble  (2, 6, 8, 9), Jim Capfer (3, 4, 5, 7), Jim Gaines (1, 10), Richard Mullen (2 to 9), Stevie Ray Vaughan, Stevie Ray Vaughan And Double Trouble (1), Tommy Shannon (3, 4, 5, 7)

1. Boot Hill / Unknown
2. The Sky Is Crying / Elmore James, Morris Levy, Clarence Lewis
3. Empty Arms / Stevie Ray Vaughan
4. Little Wing / Jimi Hendrix
5. Wham / Lonnie Mack
6. May I Have A Talk With You / Chester Burnett a.k.a. Howlin' Wolf
7. Close To You / Willie Dixon
8. Chitlins Con Carne / Kenny Burrell
9. So Excited / Stevie Ray Vaughan
10. Life By The Drop / Doyle Bramhall, Barbara Logan



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2026年7月9日木曜日

AC/DC / Live (Collector's Edition)


 1992年リリースで、AC/DC としては2枚目のライブ・アルバムとなります。CD1枚組の通常盤と 2 枚組CDの Collector's Edition の2種類があり、本盤は後者の2枚組です。だいぶ昔に購入したのでライナーノーツなどはボロボロです。
 1976年デビューで 名曲 Back in Black が発表されたのは、1980年。ちょうど高校生のぐらいの頃に大ブレイクしていたので、バンドではコピーしなかったものの、Back in Black のリフぐらいは弾けるぐらいに知っていました。TV番組などで見る狂ったようなヘッドバギングしながらダックウォークをして汗だくの Angus Young は衝撃で、ギター雑誌などで一回のステージで、5kg痩せる(2夜連続なら10kg痩せるので誇張だと思いますが)とか、ヘッドバギングのやりすぎで、ステージで倒れたとか(実際は、「体に負担の少ないヘッドバギングの達人」で、激しいパフォーマンスによる過呼吸で1979年のパリ公演で酸素吸入は受けていたようです)とか、話題のギタリストでした。


 Angus Young は、世の高齢者に元気をもたらす「白髪になっても小学生の短パン姿」も最高にかっこよい方だと思いますが、2017年に亡くなった Malcolm Young の、リズムギターの完璧なリフづくりと、ソロは一切弾かない徹底ぶりもすごいところで、みんな Angus のギターのコピーをしていると思ってるのが、実は Malcolm のリフがほとんどってのも、ものすごい縁の下の力持ち過ぎるのが偉大。
 私も決してファンではないのに、これだけ AC/DC のことを知っているってのも、やっぱり偉大なバンドとしか言えないですよね。
 バンド名の由来は、ミシンに書かれていた「AC/DC」から名付けたものだそうですが、バイセクシュアルを表す隠語でもあったため、バンド初期には勘違いしたゲイバーからの出演依頼がたびたびあったというのは今回しりました。営業で出演していたら、もっと秘話になりますね。

 アマチュアギタリストが無数に集まっての Back in Black を演奏する動画にも、またやったら是非、私も参加したいぐらいの、ファンの愛を感じ感動的。


 改めて、聴きなおしていますが、全てこの音この音圧は唯一無二の存在。全曲紹介はすまでもないので本日はこれまで🎶🎸

vocals : Brian Johnson
lead guitar, backing vocals on "T.N.T." and "Dirty Deeds Done Dirt Cheap" : Angus Young
rhythm guitar : Malcolm Young
bass : Cliff Williams
drums : Chris Slade

【DISC1】
1. Thunderstruck / Angas Young, Malcom Young
Donington Park, Leicestershire, England; 17 August 1991
2. Shoot To Thrill / Angas Young, Malcom Young, Brian Johnson
NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
3. Back In Black / Angas Young, Malcom Young, Brian Johnson
Donington Park, Leicestershire, England; 17 August 1991
4. Sin City / Angas Young, Malcom Young, Bon Scott
(NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
5. Who Made Who / Angas Young, Malcom Young, Brian Johnson
NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
6. Heatseeker / Angas Young, Malcom Young, Brian Johnson
NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
7. Fire Your Guns
Donington Park, Leicestershire, England; 17 August 1991
8. Jailbreak
NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
9. The Jack
Tushino Airfield, Moscow, Russia; 28 September 1991
10. The Razors Edge
NEC, Birmingham, England; 24 April 1991
11. Dirty Deeds Done Dirt Cheap
NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
12. Moneytalks
NEC, Birmingham, England; 23 April 199

【DISC2】
1. Hells Bells
Northlands Coliseum, Edmonton, AB, Canada; 21 June 1991
2. Are You Ready
Northlands Coliseum, Edmonton, AB, Canada; 21 June 1991
3. That's The Way I Wanna Rock N Roll
Northlands Coliseum, Edmonton, AB, Canada; 21 June 1991
4. High Voltage
Northlands Coliseum, Edmonton, AB, Canada; 21 June 1991
5. You Shook Me All Night Long
Donington Park, Leicestershire, England; 17 August 1991
6. Whole Lotta Rosie
Tushino Airfield, Moscow, Russia; 28 September 1991
7. Let There Be Rock
S.E.C.C., Glasgow, Scotland; 20 April 1991
8. Bonny
S.E.C.C., Glasgow, Scotland; 20 April 1991
9. Highway To Hell
S.E.C.C., Glasgow, Scotland; 20 April 1991
10. T.N.T.
NEC, Birmingham, England; 23 April 1991
11. For Those About To Rock (We Salute You)
Northlands Coliseum, Edmonton, AB, Canada; 22 June 1991




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2026年7月8日水曜日

Journey / Escape

 

 看板ギタリストの Neal Schon は、Santana のバンド出身であることは、今回書いていて初めて知りましたので収穫でした。Santana の音楽性変革と宗教的問題(これもヘエ)で、Neal Scon が1973年に離脱。彼に惚れ込んでいたマネージャーの Herbie Herbert がバンド結成を画策し、前進バンドを結成していたが鳴かず飛ばずで、メンバー入替でをしながら1974年に Journey の形となったようですが、初期スタイルは歌よりも演奏技術を重視した「ジャズ・ロック/プログレ」色の強い玄人好みのバンドで商業的にはパッとしない。そして転機は、1977年の Steve Perry の加入で、「このままでは売れない」と確信したマネージャーは、よりポップでキャッチーな曲を書ける「専任ボーカリスト」をスカウト。4作目 Infinity (1978) で、やっとヒット作を出してからの、Evolution(1979)、 Departure(1980)かなり優秀なマネージャーに惚れ込まれての出発となったわけです。
 本作 Escape(1981)では、キーボードの Jonathan Cain  が参加し、シンセサイザーを駆使したサウンドでポップ化したのが、このアルバムとなります。


 でもわたくし Journey で一番好きなのはライブバージョンのガチガチのハードな Any Way You Want It だったので、あのタイプの曲が欲しいなあと思って、中古で Journey を見つけたので購入したものです。楽曲レビューは今更ですね。もう一度聴き直しても、わかってはいたのですが、若干ポップすぎるかなあ🎶

lead vocals : Steve Perry
keyboards, guitar, vocals : Jonathan Cain
guitar, vocals : Neal Schon
bass, vocals : Ross Valory
drums : Steve Smith

producer : Kevin Elson, Mike Stone
written-by : Jonathan Cain, Neal.Schon (1, 2, 4 to 9), Steve. Perry
recorded at Fantasy Studios

1. Don't Stop Believin'
2. Stone In Love
3. Who's Crying Now
4. Keep On Runnin'
5. Still They Ride
6. Escape
7. Lay It Down
8. Dead Or Alive
9. Mother, Father / Matthew Schon (father of Journey guitarist Neal Schon)
10. Open Arms


▶ Escape

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2026年7月3日金曜日

Chicago / Hot Streets


 1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。


邦題原題
1969シカゴI (シカゴの軌跡)The Chicago Transit Authority
1970シカゴII (シカゴと23の誓い)Chicago
1971シカゴIIIChicago III
1972シカゴVChicago V
1973シカゴVI (遥かなる亜米利加)Chicago VI
1974シカゴVII (市俄古への長い道)Chicago VII
1975シカゴVIII (未だ見ぬアメリカ)Chicago VIII
1977シカゴX (カリブの旋風)Chicago X
1978シカゴXIChicago XI
1979ホット・ストリートHot Streets

 延々とシカゴを聴き続けて、やっとジャケットがロゴデザインだけではなく、普通のロックバンドのようなメンバー写真となりました。それに伴い、デザインはこれまでの John Berg ではなく、Jim Evans に変わり、ロゴデザインは、Nick Fasciano から、Norman Seeff に、写真は Reid Miles が、Phil Shima と一新しています。プロデューサーとの黒い側面もあったので諸ともクビなのかと邪推しましたが、登場回数は減りますが制作に参加はしているましたので、そのようなことは無きようです。
 Terry Kath の死後、1年たたずにリリースされた作品でもあり、プロデューサーもクビにしたので、やはり失敗するわけにはいかないので Billy Joel、Art Garfunkel、Paul Simon などのアルバムでヒットを飛ばしていた Phil Ramone を採用でしょう。バンドの意思の反映が課題でもあったのでプロデュースは Chicago の共同名義となっています。
 それに伴い、サウンド面では、前作で加わった洗練された都会的で、全体としてノリのよいポップロック寄りのサウンドになります。が、初期の複雑なブラスロック色より、メロディアスでラジオ向けの楽曲が増えたましたが、硬派な昔の Chicago ファンにも配慮はされているのはうれしい限り。
 10年アルバムを作り続け、11作をアメリカのアルバムチャートトップ10に入れて、貫禄十分の実績を打ち立ててきましたが、セールス的にはデビュー以来続いていたトップ10入りを逃した最初のアルバムとなっているのは、せっかくの大改革後のアルバムだけに少々残念ですが、アメリカのアルバムチャートでは最高12位まで上昇し、プラチナディスクを獲得していますので成果としては失敗ではなく、十分な結果ではあります。
 
「Alive Again」明るく疾走感ある、前向きなポップロックで、Terry Kath への追悼の意味も込められたとされています。新ギタリストの Donnie Dacus は、Terry Kath よりアクなし。
「Little Miss Lovin'」Bee Gees のメンバーが、またもやコーラスで参加していますが最後のサビは力強い。今までとは少し違うロックよりサウンド。
「Hot Streets」ポップなAOR路線を取り入れたファンクサウンドでナンパになったかと思いきや、途中の変拍子セクションやフルートソロなど少しプログレッシブな要素があって安心。Terry Kath ならジミヘンに変身するギターソロもテクニカルに変革。
「Take A Chance」「Gone Long Gone」ポップロックなサウンド。ここら辺が中心になっていくんだろうな的なことを感じます。
「Ain't It Time」この路線は残してほしい。
「Show Me The Way」新旧の良いとこが混じってます。

 私はブラス・ロック路線・AOR路線どちらが好きかと言われると、ブラスロックの方が少しだけ勝つかもしれません。が、前作同様名作はないかもしれないけど、アルバムとしては好きなサウンドです。
 ジャケット制作の側面とかイザコザも調べながら音楽的変遷を聴いてきて、このあとのアルバム制作も深堀りすると面白いのかもしれませんが、10作続けると疲れましたので小休止したいです。最後の曲の動画リンクは基本3曲にしているのですが、Chicago は複雑すぎるので、聴いたことの無い人に興味を持っていただければと、このシリーズは増やしてます🎶

bass, lead and backing vocals : Peter Cetera
keyboards,  lead and backing vocals : Robert Lamm
guitar, lead and backing vocals : Donnie Dacus
drums : Danny Seraphine
percussion : Laudir De Oliveira
trombone, brass arrngements : James Pankow
trumpet,  backing vocals, brass arrangement  : Lee Loughnane
woodwind : Walter Parazaider

producer : Chicago, Phil Ramone
design, photography by : Norman Seeff
artwork (chicago logo) : Jim Evans
typography : Phil Shima

1. Alive Again
2. Greatest Love On Earth
3. Little Miss Lovin' / backing vocal, Barry Gibb, Maurice Gibb, Robin Gibb
4. Hot Streets
5. Take A Chance
6. Gone Long Gone
7. Ain't It Time
8. Love Was New
9. No Tell Lover
10. Show Me The Way
11. Love Was New (Alternate Vocal)







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2026年7月2日木曜日

Chicago / Chicago Ⅺ


 1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。


邦題原題
1969シカゴI (シカゴの軌跡)The Chicago Transit Authority
1970シカゴII (シカゴと23の誓い)Chicago
1971シカゴIIIChicago III
1972シカゴVChicago V
1973シカゴVI (遥かなる亜米利加)Chicago VI
1974シカゴVII (市俄古への長い道)Chicago VII
1975シカゴVIII (未だ見ぬアメリカ)Chicago VIII
1977シカゴX (カリブの旋風)Chicago X
1978シカゴXIChicago XI
1979ホット・ストリートHot Streets

 ここのところ延々とシカゴを聴き続けて11Ⅺまできました。ちょっと修行のような感じですが、シカゴについて、なんとなく理解が深まったような気がします。学生時代にテツマンを48時間寝ずに続けてたら悟りが開けてきたような感覚・・まではいかないですが
 相変わらずジャケット考察ですが、古い地図のようなデザインです。今回は Nick Fasciano の名前はなく、デザインは相変わらずの John Berg中身の写真は Reid Miles が撮影となっています。
 サウンド面では、段々とブラス・ロックから脱皮し、泥臭い曲は少なくなり、洗練された都会的なポップ色が、かなり色濃くなってきました。これほど音楽性の変遷が続くバンドも数少ないと思います。

「Baby, What a Big Surprise」Peter Cetera 作でボーカルの本作最大のヒット曲。全米シングルチャートで第4位。バックボーカルには Beach Boys の Carl Wilson が参加。このパターンがヒットの主流になるんだなって確立された作風です。
「Mississippi Delta City Blues」Terry Kath が書き下ろし、自らリードボーカルをとるファンクなブラス・ロックですが、今までよりスッキリしてます。
「Take Me Back to Chicago」ドラムの Danny Seraphine らが共作し、Robert Lamm が切なく歌い上げます。バックボーカルには Chaka Khan がゲスト参加。
「Little One」アルバムの最後を飾るのはやはりバラード。テリー・キャスが繊細な歌声を披露しており、彼の事実上のラスト・シングル(全米44位)となりました。
「Takin' It On Uptown」この曲の存在忘れてました。ブラスロック・バンドとしての魂は未だあるぞという気持ちは、この曲で分かり嬉しいです。
「This Time」Takin' It On Uptown はぶっちぎれた感じですが、Chicago は、このぐらいのブラスロックでいてほしい曲です。
「The Inner Struggles Of A Man」「Prelude (Little One)」「Little One」コマーシャルではないこの3曲の流れも改めて聴いてうれしく感じます。プロデューサーはこんなの要らないんだろうな。

 活躍を続けてきたギタリストの Terry Kath は、精神的に不安定でこのアルバムの収録を最後に、ピストル事故(ロシアン・ルーレット)で不慮の死。空の弾を詰めてふざけていたら実弾が入っていたらしいです。ある意味ロック・スターらしいバカげた死に方ではあります。9年間休むことなくハード・ワークを続けていたら精神的に不安定になってクスリに走るのもありがちに思える死因だけに残念。
 バンドとしても第1期が、これで終わることとなり、プロデューサー James William Guercio も、このアルバムが最後になります。Terry Kath の死が原因ではなく「ヒット曲の量産に囚われるバンドとの音楽的摩擦」バンドがビジネス面に疎かったデビュー初期の契約により、総利益の51%をGuercio個人が受け取り、残りの49%をメンバー8人で分割する「不平等な金銭契約仕組みへの不満」マネジメント業務や印税・ツアーの利益から巨額のピンハネや管理ミスでバンドからもあったとされています。
 今まで音楽的な変遷を追いながらアルバムを聴いてくると起こるべくして、この時期にすべてが起こったので、何か小説でも読むようにアルバムのレビューを書いてきたような感覚で、アルバムとしてはポップ路線になったものの楽曲構成などにプロデューサーとの戦いも見えるような感じがして、このアルバムの印象は色濃くなりました🎶

bass, vocals : Peter Cetera
keyboards, vocals, percussion : James Pankow, Robert Lamm
guitars, vocals, percussion : Terry Kath
drums, percussion, conception for "Prelude (Little One)" : Danny Seraphine
percussion : Laudir de Oliveira
trombone, keyboards, percussion, lead vocals on "Till the End of Time", brass arrangements : James Pankow
trumpet, flugelhorn on "Prelude (Little One), vocals : Lee Loughnane
woodwind : Walter Parazaider

producer : James William Guercio
artwork (design) : John Berg
photography y (inside) : Reid Miles

1. Mississippi Delta City Blues
2. Baby, What A Big Surprise
3. Till The End Of Time
4. Policeman
5. Take Me Back To Chicago
6. Vote For Me
7. Takin' It On Uptown
8. This Time
9. The Inner Struggles Of A Man
10. Prelude (Little One)
11. Little One
【Bonus】
12. Wish I Could Fly (Rehearsal)
13. Paris (Rehearsal)







定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年7月1日水曜日

Chicago / Chicago Ⅹ


 1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。


邦題原題
1969シカゴI (シカゴの軌跡)The Chicago Transit Authority
1970シカゴII (シカゴと23の誓い)Chicago
1971シカゴIIIChicago III
1972シカゴVChicago V
1973シカゴVI (遥かなる亜米利加)Chicago VI
1974シカゴVII (市俄古への長い道)Chicago VII
1975シカゴVIII (未だ見ぬアメリカ)Chicago VIII
1977シカゴX (カリブの旋風)Chicago X
1978シカゴXIChicago XI
1979ホット・ストリートHot Streets

 相変わらずジャケットですが、チョコの銀紙を破いたポップなデザインのジャケットの10作目、もうこの路線は変更できないところでしょうが、実は「Hot Streets」では変わります。デザインの金の分担やら利権が大きくなってきたからでしょうか、今回はデザイナー陣の役割が明確な表記になっています。デザインコンセプトは John Berg、デザインアート・ロゴ製作は Nick Fasciano で、チョコと思っていたらキャンディ・バーの写真撮影は Columbia Records 内の Photo Studio。中身の写真は Reid Miles が撮影。このジャケットは1977年のグラミー賞で「最優秀アルバム・パッケージ賞」を受賞し、現在はこのデザインが評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマメントコレクションにも選定されていまるようですが、前に書いたロゴだけのアルバムでメンバーの写真が無いのはドラッグの使用で顔が割れないのに役立っていたとのことも考えると複雑なもんです。

 9作目はベスト盤だったたため、番号が飛んでいます。このシカゴ10Ⅹの邦題は「カリブの旋風」ラテン風の曲とかマリンバが入ってるからカリブ?なのでしょうか。邦題は直訳ではなく色々な視点から作品を見て決めているものが多いので、素人には理解できず、面白い。
 ここでさらに初期シカゴの象徴だった、1曲で10分を超えるような前衛的なブラス・ロックや、LP2枚組に及ぶ大作志向は封印され、すべて3分〜4分台の楽曲となりラジオで放送されやすい、よりキャッチーで無駄のない構成となっています。Chicago Transit Authority から、延々と聴いて来ると、ここでいよいよ魂が抜けてしまったような気がしてきますが、サウンドと演奏精度、楽曲の完成度は一挙に上がった感じもしてカッコよいので、複雑です🎶
 曲名の邦題もなかなか意味不明です。
「Once Or Twice」・・ロックンロール・シカゴ / 曲調から
「If You Leave Me Now」・・愛ある別れ / 歌詞から
「Mama Mama」・・いとしい人 / ふむ??
「You Get It Up」・・君はセクシー / ?エッチ系?

bass, lead and backing vocals : Peter Cetera
keyboards, lead and backing vocals : Robert Lamm
electric guitars and acoustic guitar (except on "If You Leave Me Now" and "Hope For Love"), lead and backing vocals : Terry Kath
drums, backing vocals on "You Get It Up" : Daniel Seraphine
percussion, backing vocals on "You Get It Up" : Laudir de Oliveira
trombone, lead vocals on "You Are On My Mind," backing vocals on "You Get It Up" : James Pankow
trumpet, backing vocals, lead vocals on "Together Again" : Lee Loughnane
woodwinds, backing vocals : Walter Parazaider

producer : James William Guercio
design (album cover concept) : John Berg
design (art, logo) : Nick Fasciano
design (photo of candy bar) : Columbia Records Photo Studio
photography by (inside) : Reid Miles

1. Once Or Twice
2. You Are On My Mind
3. Skin Tight
4. If You Leave Me Now
5. Together Again
6. Another Rainy Day In New York City
7. Mama Mama
8. Scrapbook
9. Gently I'll Wake You
10. You Get It Up
11. Hope For Love

【Bonus】
12. I'd Rather Be Rich (Original Version / Rehersal)
13. Your Love's An Attitude









定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。