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2026年6月2日火曜日

Ben Harper ‎ / The Will To Live


 購入のきっかけは、Bill Withers の Use Me を youTube で探していたらスタジオで録音している映像を見て(もう見つからないんですが)、なんだこの人は?てなって、Faded のだるそうな歌い方とスライド・ギターに出会い、札幌のタワレコへ探しに行って即購入でした。
 そんなこのアルバムは1997年リリースの 3rdアルバム。フォークを基盤としながらも、生の楽器とエレキ系の楽器のダイナミクスをうまく引き出した音づくりで、ロック、ブルース、R&Bなど多様な音楽性をミックスさせたサウンドで生々しく力強い印象。ボーカルは声を張り上げることは無いのですが、妙な迫力で、オーガニック・ブルースとも言われているようです。また Ben Harper は普通のギターも弾きますが、ワイゼンボーンという膝の上に置いて弾くスライド・ギターを使用することも有名です。素朴な楽器に見えますが、ガンガンに歪ませて弾かれることの方が多いあれです。


 聴き直しながらライナーノーツを見ていると、今まで音しか聴いてこなかったので気づいてこなかった衝撃的な写真が2枚掲載されています。「生への意志(The Will To Live)」を逆説的に表現するために写真家による既存のアート作品から引用されています。
象の死体の写真 : 写真家 Peter Beard の作品で、アフリカの自然や野生動物、特に人口爆発や環境破壊によって餓死していく象の姿を長年記録してきたことで知られています。
牛(家畜)の死体の写真 : 写真家 Richard Misrach の「Desert Cantos」シリーズの一枚(Dead Animals #1)です。米軍の核実験や環境汚染の影響が疑われる砂漠に、家畜の死骸が打ち捨てられている光景を捉えたものです。

 あえて無残な「死」のイメージを提示することで、タイトルである『The Will To Live(生きんとする意志)』の力強さを強調する意図があります。死が蔓延する世界の中で、いかにして生を見出すか The Will To Live という問いかけをして、政治、人種差別、貧困、そして死といった重いテーマを扱いつつ、それでもなお生きようとする「意志」を歌っています。


 いつものように聴きながらのレビューを掲載にしようかと思いましたが、聴きながらのライナーノーツが余りにも衝撃的だったので画像の調査に時間がかかってしまいました。
 やはりレコードでないCDと言えどもアルバムは、じっくりと見ながら聞きこむと、ジャズにしろロックにしろメッセージ性、アート性に気づきがありますし、そのようなものが無いにしろ時代背景を考察すると、よりその音像に近づけるような気がします。
 今の時代は音楽はダウンロードが主流ですが、音を聴いているだけではわからないものを知る楽しみが現物のアルバムにはありますので、これからも探求が楽しみです🎶🎸

Ben Harper & The Innocent Criminals
guitar, lap steel guitar (weissenborns), baglama (saz), vocals : Ben Harper
bass : Juan Nelson
drums : Dean Butterworth

backing vocals : Agnes Baddoo (6), Amy Piatt (6 to 8), Juan Nelson (11)
cello : Emily Wright (4)
classical guitar (nylon string guitar) : Alan Anderson (1)
double bass : Louis Allen (4)
fiddle : Patrick Brayer (10, 12)
guitar : Alan Anderson (5)
mandolin : Patrick Brayer (8)
percussion : Rock Deadrick (2, 5, 11)

producer : J.P. Plunier
photography by (cover photo) : Annalisa
photography by (dead animals #1) : Richard Misrach
photography by (dead elephant photo) : Peter Beard
photography by (desert photos) : JP Plunier

1. Faded
2. Homeless Child
3. Number Three
4. Roses From My Friends
5. Jah Works
6. I Wanna Be Ready
7. The Will To Live
8. Ashes
9. Widow Of A Living Man
10. Glory & Consequence
11. Mama's Trippin'
12. I Shall Not Walk Alone

▶ Faded



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年5月30日土曜日

The Best Of Punk Rock / VOL.1


 Priority Records ‎なるレーベルから出ているパンク・ロックのオムニバスです。懐かしのパンクロックのヒット曲が集められていて VOL.3 まで出ているようですが、中古屋で見つけて購入しただけなんで他はもってません。さすがに最近のパンク・ロック・バンドの新譜を買うことは滅多になくなり、今聴いているのは、ジャズやソウル、ファンクが主体になっていますが、歳をとってもパンクだって聴きたくなる時もあります。


 懐かしのバンド名がずらりと並んでいるので、私は少年時代を思い出したりするんですが、今の若いパンク小僧たちは、果たしてこれらの古典を知っていたりするのでしょうか。気になるところでもあります。現代のパンクはもっと激しい歪みだったり、超高速だったりして、コアなファン層に受けるのが特徴のように思いますが、ここらへんの時代のものは、今聞くとキャッチーなメロディであったりポップ風なアレンジであったりと、一般の人も十分聞けるような、きっちりと商業音楽だったんだなと感じます。
 この頃は、こんな音楽を聴いてるヤツは少しイカレてる風な感じだったんですけどね。
 The Clash、The Ramones、The Jam、The Stranglers、The Damned、The Buzzcocks、The Vibrators までずらっと名前が並んでいますが、10バンド中8個が「The」がついていて Wire、999の2バンドだけが「The」なしだったんだと気づいちゃいました。

  

「The Clash / Train In Vain)」こんなポップだったっけ
「The Ramones / Rockaway Beach」FMで流れたのをカセットで録音してたヤツです
「The Jam / In The City」ジャキジャキ、グシャっとして、かっくいいっすね
「The Stranglers / Meninblack」サイケデリック・パンクへと旅立つ
「The Damned / Born To Kill 」このいい加減でエネルギーだけな感じが好き
「The Buzzcocks / I Don't Know What To Do With My Life」 ピストルズ崩れのフワフワ感
「The Vibrators / Whips And Furs」チープで良いじゃねえかな
「Wire / Ex Lion Tamer」当時は、この歌い方あんま好きじゃなかったけど懐かし
「999 / Homicide」アマチュアっぽさ全開が好感


 サウンドが良くて必ずしもうまくないところが、当時のロック少年にこれなら俺にもできるかも?と夢を見させてくれたのも良かったのかも知れないな🎶

1. The Clash / Train In Vain (Stand By Me)
2. The Ramones / Rockaway Beach
3. The Jam / In The City
4. The Stranglers / Meninblack
5. The Damned / Born To Kill (Live)
6. The Buzzcocks / I Don't Know What To Do With My Life (Live)
7. The Vibrators / Whips And Furs
8. Wire / Ex Lion Tamer
10. 999 / Homicide (Live)




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2026年5月22日金曜日

Punk Rock Battle Royal International



 昔に購入したもので、ジャケットは無くCDの盤のみです。プロレスファンも好き、パンクも好きみたいなネーミングは、イカれてて良いです。
 さて本アルバムは、2005年9月にリリースされたコンピレーション・アルバム。このアルバムは、日本のパンクロックシーンを牽引するイベント「ヘッドロックナイト」のオーガナイザーであり、DJでもある namijin 氏が選曲を手がけた作品で、 国内のパンクバンドを集めたのは『パンクロック・バトルロイヤル3』が同時発売されているらしいですが、本作は「International」ですから、「海外の人気パンク・ロック/メロコア・バンド」にフォーカスしています。
 もちろんパンクも嫌いでは無いので、このアルバムを購入した訳ですが、詳しい訳では無いので、収録バンドの名前は、未だに記憶にあるものは、残念ながら、わたくしひとつもありません。


 わたくしが思うに、そもそもロックと名の付くジャンルでは「頭にこびりつく発明的なギターリフ」「キャッチーなメロディーラインが曲にある」「ひたすらドライブするリズム感が気持ち良い」の要素がある曲が好きなのですが、頭にこびりつくギターリフの曲の要素はこのアルバムでは少なかったような感じがします。

特に良かったのは、
「Party Hard 」「My Friends Over You 」「Mean Girl」「Punk Rock Princess」あたり
ボーカルのイカレ具合では「 Xenophobia」、ドライブ感では「Truth Of My Youth」、ポップながらも総合で良い「Dope Nose」、ノスタルジック・スカ・パンク路線「Santeria」何かもよかったかも。

 コンピレーションのアルバムは単なる曲の羅列であるよりも選曲者の意思が感じられるものが面白い。選曲の端々から namijin氏の熱量、日本のパンクシーンと世界のパンクシーンを繋げようとするパンクロック愛を感じることができます。こんなの聴いてると爆音で聴いても苦情の来ない一軒家に住みたくなりますね🎶

1. Party Hard : Andrew W.K.
2. Fat Lip : Sum 41
3. The Rock Show : Blink-182
4. Broken Bones : MxPx
5. American Gigolo : Weezer
6. My Friends Over You : New Found Glory
7. Become What You Hate : Midtown
8. Abba Zabba : Fenix TX
9. Xenophobia : Denver Harbor
10. Songs Remain : H2O
11. Dumpweed  : Blink-182
12. Truth Of My Youth : New Found Glory
13. Clockwork : Autopilot Off
14. Mean Girl : Unwritten Law
15. Dope Nose : Weezer
16. Santeria : Sublime
17. Sunny Hours : Long Beach Dub Allstars
18. Punk Rock Princess : Something Corporate
19. On The Outs : MxPx
20. The End Of Our Lives : Andrew W.K.

Party Hard



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2026年5月18日月曜日

INXS ‎/ Elegantly Wasted


 1997年4月にリリースされた INXS の10枚目のスタジオ・アルバムで、オリジナル・メンバーであるボーカルの Michael Hutchence が同年11月に急逝したため、彼が参加した最後のスタジオ・アルバムとなりました。タイトルは「優雅に自堕落に過ごす」「洗練された退廃」を意味する表現で、ある夜のパーティーの後に自分たちの状態を表現した言葉から名付けられました。
 90年代中盤のオルタナティヴ・ロックやグランジの台頭により、80年代に黄金期を築いたバンドたちが苦戦する中、INXSは原点回帰と現代的なアプローチの融合を試みました。このアルバムでも「グルーヴとファンク要素」と、当時のトレンドだったトリップ・ホップやエレクトロニカのニュアンス(ループの使用など)をスパイスとして加えています。



「Show Me (Cherry Baby)」印象的なオープニング曲で、エレクトリックな要素が上手く入った演奏に、サビの Show Me, Show Me~が気持ち良い。
「Elegantly Wasted」タイトル曲であり、全盛期を彷彿とさせるキャッチーなフックとグルーブですが、当時はこの雰囲気がナンパな気がして聴いてこなかったような気がします。
「Everything」 ロックバンドらしくて良いです。こういった普通のヤツで実力わかります。
「Don't Lose Your」ジョン・ウー監督のアクション映画「Face/Off」でも使用された、力強く The Who が思いっきり入ってるナンバー。好きです。
「Searching」ソウルフルで落ち着いたトーンで、ロックナンバーと違ったボーカルの表現力が聴けます。ここら辺で実力を魅せつけますが、異色なのかな。
「I'm Just A Man」徐々に盛り上がってきて力が入ってきます。最初の方からエレクトリックなリズムじゃなければ、もっと気持ち良いのに。
「Girl On Fire」ストレートに力強いボーカルの気持ち良い楽曲で、ゲストでホーン部隊も導入のちょっと力入った力作ではないでしょうか
「We Are Thrown Together」中休み、箸休め的な楽曲ですね。でも、よく聴くとこれも The Who が入ってるかも
「Shake The Tree」ナンパなヤツかと思えば豪快サウンドで途中から押してくるのです。好きではないパターンかと思ったが悪くはない。
「She Is Rising」今度は Aerosmith が入ってきたかなと思わせる感じ
「Building Bridges」ファンク要素もあるかな的ロック。
「Shine」インターナショナル・ボーナストラック。思いっきりエレクトリックでナンパだ。
「Let It Ride」ジャパニーズ・ボーナストラック。なんかドロドロしてます。


 世代的に言えば私の20代後半の時代に活躍したバンドで流行っているのは知っていたけど、何かナンパな感じがして聴いてこなかったのですが、かなり久しぶりに聴き返してみると
Black Grape とかに通ずるものがあり、今となってはそそるものを感じます。購入動機は、ワゴンセールで見て、懐かしい名前だったからだと思います🎶

vocals, guiar(10): Michael Hutchence
keyboards, guitar : Andrew Farriss
guitar : Tim Farriss
guitar, sax : Kirk Pengilly
bass : Garry Gary Beers
drums : Jon Farriss

additinal members
percussion : Luis Conti
baritone sax (7) : Bill Runge
tenor sax (7), horn arrangements (7) : Tom Keenlyside
trumpet (7) : Paul Baron, Derry Byrne
backing vocals (4, 5) : Joani Bye, Tania Hancheroff 
backing vocals (6) : Billie Godfrey, Caroline MacKendrick

producer : Bruce Fairbairn, Andrew Farriss
recorded at Armoury (Vancouver, Canada), El Cortijo (Málaga, Spain)

1. Show Me (Cherry Baby)
2. Elegantly Wasted
3. Everything
4. Don't Lose Your Head
5. Searching
6. I'm Just A Man
7. Girl On Fire
8. We Are Thrown Together
9. Shake The Tree
10. She Is Rising
11. Building Bridges
12. Shine
13. Let It Ride



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2026年5月9日土曜日

Hiram Bullock / From All Sides


 2008年で既に他界してしまいましたが、私が好きなギタリストで必ず名前を挙げる一人です。大阪府堺市生まれのお調子者っぽいところが信条の、アメリカのジャズ・フュージョン・ギタリストですが、魂はロック・ミュージシャンで、ギター・ヒーローになりたい素振りを見せてくれていました。晩年はすっかり太ってしまいしたが、若い頃はジャケットのようにスリム体型で筋肉質。
 トレードマークのギターは、ピックアップをHSHに変更した、塗装が程よく、はげ落ちた改造フェンダー・ストラトキャスターで、クリーンな音にコーラスをかけたバッキング、コンプを効かせたシングルトーン、歪み系はギンギンは余り使わないタイプです。
 私の所有音源では、主に David Sanborn のフュージョン時代のアルバムで、Murcus Miller とコンビで参加が多いのですが、他のアーチストのフュージョン作品にも、存在感を消しながら参加しているものも多数あります。


「Window Shoppin'」  ボーカル無しのインスト。Hiram Bullock の得意の音色と得意のフレーズ連発です。スケールは良くわからないですが、この半音で下がるパターンはフュージョンぽくてロックぽくて、真似させていただくことも多いです。
「Until I Do」David Sanborn / A Change Of Heart で聞いたことがあるようなサウンドづくりです。1曲目は良かったけど、この曲のボーカルを Hiram がとるのは趣味っぽい感じがします。
「Hark! Ther Herald Angels?」25秒の次の曲の導入SE。こういうのに長い名前つけたり意味深な曲名ってあるあるですね。
「Really Wish I Could Love You」Hiram のギターの音色にピッタリの曲です。メロディー的には、どこかで聞いたことがあるような気もします。発音がはっきりしないボヤっとしたところがある Hiram のボーカルはどうかとは思いますが、頑張ってます。
「Say Goodnight, Gracie」 友情出演 David Sanborn のインスト。やっぱり良いんじゃないんでしょうか。Sanborn が吹くとしまります。Hiram のギターソロも極上のいつものヤツになってます。
「 Funky Broadway」こうゆうソウル曲は Will Lee のボーカルってのが多いような気がしますが、Hiram のアルバムですから、そこは譲れないようです。このようなセッションには欠かせない Michael Brecker がテナー吹いてます。
「Mad Dog Daze」狂ったワンコの遠吠えから始まる P-funk を意識した楽曲のような感じです。でもあそこまでファンク度が無いんですよね。ボヤっとした発音のボーカルは、この曲には合っててギターソロは気持ち良いです。
「Cactus」気持ちの良いロック・フュージョンで、このアルバムでもお気に入りの曲の一つ、ここら辺はセンスが良い。素晴らしい。ブラボー。
「When The Passion Is Played」スペーシーなサウンドづくりで E.W.F を意識かと思ってたら、サビのコーラス部分は、まさにそれです。悪くないけど少々ダサい感じはするかなあ。


 大好きな Hiram Bullock のソロ・アルバムなので、本人の自己満足的なところがあっても、そこは許容します🎶

recorded at: R.P.M. Studios, May—August, 1986

1. Window Shoppin'  / Hiram Bullock
guitar : Hiram Bullock
keyboards & piano solo Kenny Kirkland
keyboads : Cliff Carte
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
percussion : Dr. Gibbs
2. Until I Do / Hiram. Bullock & Alexandra Forbes
guitar, guitar synthesizer, keyboards, lead & background vocals : Hiram Bullock
Keyboards & synthesizer programming : Cliff Carter
Drums & background vocals : Charley Drayton
Drum machine programming : Nicholas DiFrisco
3. Hark! Ther Herald Angels? /  Doug Epstein, Hiram Bullock, Mike Krowiak
guitar : Hiram Bullock
effects programming : Doug Epstein & Mike Krowiak
4. Really Wish I Could Love You /  Hiram Bullock, Michael Levine
electric & acoustic guitars lead & background vocals : HIramBullock
Bass & background vocals  :  Will Lee
drums : Charley Drayton
keyboads : Cliff Carter
percussion :  Dr. Gibbs
5. Say Goodnight, Gracie / Hiram Bullock
guitars : Hiram Bullock
keyboads : Cliff Carter
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
percussion : Dr. Gibbs
alto sax : David Sanborn
6. Funky Broadway / Arlester Christian
guitar, lead & background vocals : Hiram Bullock
bass & background vocals : Will Lee
drums & background vocals : Charley Drayton
keyboards & background vocalsv: Kenny Kirkland
additional background vocals & claps : Kaz Silverlee, Fred Kelly, Nick DiFrisco, Mike Krowiak, The Mayor
「The Uptown Horns」
  tenor sax solo : Michael Brecker
  alto & baritone sax : Crispin Cioe
  trombone : Bob Funk
  tenor sax : Arno Hecht
  trumpet  : Hollywood Paul Litteral
7. Mad Dog Daze / Hiram Bullock
guitar & lead vocals : Hiram Bullock
bass, synthesizer & background vocals : Will Lee
drums & background vocals : Charley Drayton
keyboards & background vocals : Delmar Brown
synthesizer : Cliff Carter
8. Cactus / Don Grolnick
guitar : Hiram Bullock
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
keyboads : Kenny Kirkland, Cliff Carter
9. When The Passion Is Played / Hiram Bullock
guitar, guitar synthesizer, keyboards, lead & background vocals, drum programming : Hiram Bullock
drums : Charley Drayton
Keyboards & synthesizer programming : Cliff Carter



▶ Cactus

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2026年5月1日金曜日

The Police / Synchronicity


 全米NO1のヒットとなった1983年にリリースされた「Every Breath You Take」を収録。パンク、ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ジャズといった多様な要素を飲み込み、独自のサウンドへと昇華させてきた彼らのラストのアルバムです。
 スティングが心理学者ユングの「意味のある偶然の一致(共時性)」という概念にインスパイアされて制作されました。前作までに見られた「ホワイト・レゲエ」の要素は少なく、シンセサイザーの大胆な導入や、より複雑でポリリズミックなアプローチが目立ち 一音一音に意図を感じさせるアンディ・サマーズのギター、タイトで変幻自在なスチュアート・コープランドのドラム、そしてスティングの哲学的な歌詞とメロディが融合した傑作だと思いますが、この作品の制作時点でメンバーの関係性は悪化していて、この後に活動を停止します。


「Synchronicity I」勢いのあるロックな8ビートのリズム、キーボードが鳴り続けて意外だけど、Sting のボーカルで、やっぱり Police なんだなと思い、サビの部分での Andy Summers のコードワークで、やはり Police なんだなと感じる。
「Walking In Your Footsteps」アフリカンなリズムに今までとは違うものを感じながら、シンプルなメロディーで淡々と歌い、オクターブ上で叫ぶような歌に変わる。やっぱりPolice は  Sting なんだなと改めて思う。
「O My God」今までの3曲の中で、従来の Police サウンドを感じてホッとします。軽めではありますが、よく聴くとシリアスなサウンドで有り、最後はサックスも入り、フリージャズっぽい展開になってます。
「Mother」ここまで Sting の作曲だったのが、ここで、このアルバムでの Andy Summers の作品になります。評判が悪いらしかったですが、この爆発する感じは私は好きです。ここまで Police の色を消したものを、ぶち込んでくる Andy Summers と狂気の叫びは良いけどなあ。
「Miss Gradenko」エスニックで旋律はアフリカン。Police の色を感じて作風は Sting っぽいけど、こちらは唯一のドラムス担当の Stewart Copeland 作品。結構難しめの小技も入れていてマニアな感じがしたりします。
「Synchronicity II」Sting 作に戻ります。Ⅰとの関連性は楽曲の作りでは見えません。歌詞の内容はⅠでは何やら難しい Synchronicity の説明で、科学も太刀打ちできず論理と因果は結び付かないものが世の中にはあるみたいなことのようなことが書かれていて英語歌詞を読んでいても内容が実に掴みづらい。Ⅱでは、全く変わって日常の風景が描写され、都会のサラリーマンの精神的な崩壊が、遠く離れたネス湖の怪物につながっているみたいな、SFチックな内容になっています。深すぎて訳が分かりませんが、曲は直線的な売れ筋ロック調  Sting 風味でカッコ良いじゃありませんか。
「Every Breath You Take」そして世界的に売れてしまった曲が登場します。改めて聴いても耳に残る良い曲で、楽器を始めたばかりのギター小僧にとっては少しばかり難しい 9th を全てのコードに取り入れたギターのリフに、これ弾けたらカッコ良いんじゃねえかと一生懸命練習しているうちに、この曲の魅力に取りつかれ脳内に焼き付けられた人は多いはず。作曲は Sting ですが、Andy Summers は、やっぱり偉大なギタリストであり、ゴテゴテしない最適なドラムワーク、The Police の魅力が詰まっています。 


「King Of Pain」これも流行った曲で、Police っぽいメロディーラインと従来と同じようなアレンジが嬉しい曲です。拍をくう箇所もメリハリがついて印象が濃くなる仕掛けも、さすが Police で、一筋縄ではありません。
「Wrapped Around Your Finger」レゲエ・リズムを基調として、これも Police っぽい。音と音の間にある空間のようなものが気持ち良い曲で、洗練されています。
「Tea In The Sahara」サハラ砂漠でお茶をって、映画みたいなタイトルです。この曲はPaul Bowles の小説 The Sheltering Sky の一節にインスパイアされてた曲で、砂漠で王子様と茶を飲むことを夢見て待ち続けるが、その夢かなわず、いつしかティーカップの中に砂が・・
「Murder By Numbers」最後は Sting が歌詞、作曲は Andy Summers、ジャズ風の曲調に、殺人を「事務的な作業」や「芸術」として、さらには「政治の道具」として描くブラックな内容。


 購入時は Every Breath You Take が入ってるアルバムが懐かしいと思って購入したので、軽く聴いてましたが、本気でアルバムを聴きながら書いていたら色んなことが盛り込まれていました。よく考えてみれば、発売前に Every Breath You Take が売れるのはわかっていたはずなのに、タイトルを Synchronicity にしたってことは、商業的なものより志に重点が置かれていると、なるほど理解できます。アルバムを作るために、めんどくさい話し合いがなされたものと推測もでき、その結果解散なのか、解散前にメモリアルで徹底的に考えたアルバムを作ったのか、思ったより、これを書くのに力入りました🎶 

bass , vocals : Sting
guitar : Andy Summers
drums : Stewart Copeland

producer : Hugh Padgham, The Police

1. Synchronicity I / Sting
2. Walking In Your Footsteps / Sting
3. O My God / Sting
4. Mother / Andy Summers
5. Miss Gradenko / Stewart Copeland
6. Synchronicity II / Sting
7. Every Breath You Take / Sting
8. King Of Pain / Sting
9. Wrapped Around Your Finger / Sting
10. Tea In The Sahara / Sting
11. Murder By Numbers / word Sting, written Andy Summers


▶ Mother


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2026年4月26日日曜日

Led Zepperlin / Mothership


 Led Zepperlin は、1968年に出発してから1980年のドラマーの John Bonham の死により解散しています。私がロックギター小僧になる前だったので、ZEPはリアルタイムで聴いていなかったのですが、私が高校生の時には「狂熱のライブ」の無料フィルムコンサートが、新宿の高層ビル街の下の広場とか、記憶は薄いんですが渋谷か池袋の楽器屋とかで開かれていたんで、情報を聞いてはせっせと見に行っていました。大画面のスクリーンで見る迫力の映像と大音量で、当時の高校生にとっては、とても魅力的な「無料」フィルムコンサート。グッズ販売とかやってるわけでも無く、権利の問題とか運営費とかどうしていたんだろうと思いますが、古き良き、ありがたい時代でありました。(この時代、無料が流行っていてギチギチに人を入れてくれる「子供バンド」のイケベ楽器の店内無料ライブとかもありました)楽器屋さん、レコード・ショップさんの販売宣伝であったなら、きちんと利益を還元している大人に成長しております。当時の運営さんありがとうございます。ボランティアさんで、あったなら、その心意気と熱意に敬意と感謝を持ち続けております。


 大学以降はジャズ、ファンク、ブルース系ばかりで、すっかりハードロック、ヘビメタ系から遠ざかっていたのですが、このアルバムが発売されると知った 2007年 、若い頃に聴いていたあの音が聴きたいと、血が騒ぎだし発売直後に購入しました。輸入盤と日本盤、どちらか迷いましたが、この盤については日本語解説が見たいと思い高価な日本盤にしています。

 本アルバムは、2枚組ベスト・アルバム仕様で、Jimmy Page、Robert Plant、John Paul Jonesの3人によってセレクトされた楽曲が年代順に収録されています。さらに「Led Zeppelin DVD」から抜粋されたライヴ・パフォーマンスDVD付き。もちろん分厚いブックレットも入ってますので、聴きながら読みながら楽しむことができます。


高校生の頃を回想しながら、フィクションもありですが・・・

「Good Times Bad Times」なんでこんな良い曲を先頭に持ってくるんだね。ドラムの細かい芸と凄さが素人にもわかるじゃねえか。
「Communication Breakdown」高校生の時に、一生懸命この曲を練習したのに出来上がりがダサすぎてライブでやるのを断念したのを、なんで知ってるんですか。
「Dazed And Confused」高校生の時、このイントロのギターの効果音みたいのとか、ソロのワヤワヤしたところだけ、やたら上手く弾けてたヤツ知ってます。
「Babe I'm Gonna Leave You」 高校生の頃は、アコースティック・ギターも上手い方が、もてるかも知れないって思わなかったんだよね。
「Whole Lotta Love」この曲で、昔は首を縦に振り続けられたような気がする。狂熱のライブで、この曲のソロというかフリータイムみたいなとこが一番興奮したかな。
「Ramble On」おっアコギの音がシャリシャリと綺麗に録れてるね。
「Heartbreaker」そうそう新米のギター小僧にも、この曲のリフは弾きやすくて、カッコよくて、カットテープに合わせて弾きながら、夜な夜な酔いしれてたヤツがいたんですよね。
「Immigrant Song」ドラマーとギターのリズムが完全にシンクロするとカッコ良いけど、合わないとダサいねって気づいたんだよね。
「Since I've Been Loving You」最初に聞いた高校生の頃、演歌みたいだと思っててごめんなさい。今思えばこの精神は Janis Joplin じゃね。
「Rock And Roll」高校生の頃のウチのバンドのライブの〆はこれでした。
「Black Dog」大好きな曲でしたが、私より上手くこの曲を弾ける人がいたので高校生の時、人前でこの曲を弾くのは封印してました。
「When The Levee Breaks」ブルースハープ使ってスライドギターも入れて、こんなロックができるんかい。
「Stairway To Heaven」アメリカの楽器屋でこの曲でギターを試奏してはいけないらしいが、昔の日本の高校生に、そんな非常識は通用しなかった。
「Song Remains The Same」これが私の青春の思い出のひとつでもある
「Over The Hills And Far Away」アコースティックからエレクトリックなバンド演奏にすればカッコイイと思ってんだろうけど、そうだね。
「D'Yer Maker」ハードな曲も良いけど、レトロなテイストで Robert Plant の喘ぎ声のような歌が堪能できて幸せになれる。
「No Quarter」ばかやろう。シンミリするじゃねえか。
「Trampled Under Foot」ロックばかりではなくて、Stievie Wonder も聴いていていたんですね。なるほど Zep がやると、あのサウンドはこうなる。
「Houses Of The Holy」グシャグシャ加減が絶妙で、決めるとこはビシっと締めてるのね。
「Kashmir」このリフがロックになり荘厳な世界に発展する。おかしい。何か次元が違う。
「Nobody's Fault But Mine」Black Dog と構造が同じであっちの方がカッコ良いけど、こっちはこっちで、Robert Plant のハーモニカがセクシーじゃん。
「Achilles Last Stand」壮大すぎて力作すぎると思います。
「In The Evening」退廃したようなリフからのタイトになって、ギターがぶっ壊れるような音を出しやがって、なんかセクシーじゃないの。
「 All My Love」せつないって、感情を最近忘れていた。俺も聴いていた高校生の頃は多感だったんだな。


 2026年 現在はドラムのJohn Bonham 以外は健在で、Robert Plant については、たまに youTube で拝見すると未だに活動されている模様、John Paul Jones は、お見かけしていません。Jimmy Page については、すっかり歳をとられてからギターを触っていないのか、アドリブが全く弾けていないとか、ゲストで出ているのに、ほぼ弾けていなくてニヤニヤしているだけとかの映像に出くわし嘆かわしいのですが、改めてこのアルバムを聴いて、エネルギーとアイデアに満ち溢れ、天才的なリフを量産し、自在なフレーズを連発する Jimmy Page は、やっぱりギターヒーローであったと再確認しています🎶

vocals, harmonica : Robert Plant
acoustic and electric guitars, production : Jimmy Page
bass guitar, keyboards, mandolin, recorders : John Paul Jones
drums, percussion : John Bonham

【Disc1】
1. Good Times Bad Times
2. Communication Breakdown
3. Dazed And Confused
4. Babe I'm Gonna Leave You 
5. Whole Lotta Love
6. Ramble On
7. Heartbreaker
8. Immigrant Song
9. Since I've Been Loving You
10. Rock And Roll
11. Black Dog
12. When The Levee Breaks
13. Stairway To Heaven

【Disc 2】
1. Song Remains The Same
2. Over The Hills And Far Away
3. D'Yer Maker
4. No Quarter
5. Trampled Under Foot
6. Houses Of The Holy
7. Kashmir
8. Nobody's Fault But Mine
9. Achilles Last Stand
10. In The Evening
11. All My Love

【DVD】
1. We're Gonna Groove
2. I Can't Quit You Babe
3. Dazed And Confused (Part)
White Summer (Part)
4. What Is And What Should Never Be
5. Moby Dick (Part)
6. Whole Lotta Love
7. Communication Breakdown
8. Bring It On Home
9. Bring It On Back
10. Immigrant Song
11. Black Dog
12. Misty Mountain Hop
13. The Ocean
14. Going To California
15. In My Time Of Dying




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