Chris Danielsはコロラド初のジャムバンドと呼ばれたキングスのバンドリーダーで「コロラド音楽のアイコン」と言われる人とあります。バンドは14枚のアルバムをリリースし、米国でのツアーや21か国ののヨーロッパツアーをやっていたり、バンド名義でのブルースフェスなどの出演経歴から見れば、日本人の私がマイナーと思っていても、アメリカのブルース界では、結構なメジャー級なかたかと思われます。若い頃に組んでいたバンドのメンバーでは New York Dolls のボーカルの David Johansen もいたとのことで、こちらは超メジャー級。(David Johansen は、2015年2月14日ニュースで75歳になっており、ステージ4の癌とのこと)
アルバム全曲レビューはいいかなって感じです。改めて聴いて、ジャンプ・ブルースって感じではなく、ZZ Top っぽいギターにブラスを取り入れたブルースロックで、Kenny Loggin っぽい歌い方の曲なんかもあります。また Sing Sing Sing をやっているのは少しインテリっぽいくて、いかにもアメリカ。私のブルース収集時の冒険購入は、もっとマイナーなド・ブルースが多いので、これは違った方向での冒険してましたね🎶
electric acoustic guitar, synth, slide guitar, vocal : Chris Daniels
drums, vocals : S.Watson Soell
string(4,5), bass, vocals, piano, synth, acoustic guitar, 7strings guitar : Kevin Lege
Faces は最後は Rod Stewart が、単独で成功したがために分裂していったので、売れることが重要だったわけです。今回これを書くために調べていたところ、選曲に関するところで、Ooh La La の Ronnie Wood のリードボーカルを除いて Rod Stewart であるというところが、グループのもう一人のボーカリスト兼ソングライターである Ronnie Lane のボーカル曲が収録されていないことからも、このバンドの解散の原因が見て取れます。
再度聴きながら、このバンドのサウンドを楽しんでいきましょう。Pool Hall Richard は、 Rod Stewart, Ronnie Wood の共作で、イントロのギターリフもカッコよく、チャックベリーが進化したようなカラッとしたロックンロールで、Rod Stewart の煽る様なバカ騒ぎ系ボーカルが痛快です。オリジナル・アルバムに入っていない新曲。今気づきましたが最後に、ガラス瓶が割れる音が入ってますね。曲の内容からすると、ビリヤードで喧嘩して Richard をぶん殴ったのか? Cindy Incidentally 1曲目が煽る系の曲だったのに対し、少し落ち着いたロックンロールになっています。Ronnie Wood のギターのバッキングは、色々なアイデアが入っているのが素晴らしい。短いですね。2分37秒。Ooh La La フォーク調でありますが、ロックンロールだけが売りではない Faces の音楽性がわかる名曲です。 Sweet Lady Mary これも聞き覚えがある曲でバラード。オルガンのロングトーン、スライドギターの繊細な音にのせた Rod Stewart のしゃがれ声がしんみりさせてくれます。1970年の曲ですから、未だバンドの皆さんが一丸となって頑張っていた時期です。Flying は、The Who っぽいですね。これは余り耳覚えは有りません。1972年にロックオペラのTommy への参加で Pinball Wizard を歌ったとのことでそこら辺の影響ですね。Pineapple and the Monkey 忘れてました。インストロックです。テクニックに走ることなくゆったりとした演奏で、ほのぼのタイプです。You Can Make Me Dance Sing or Anything これは、Faces の匂いがたっぷりする軽いロックで、日本人の 山内 テツ が参加の曲。これだけが、オリジナル・アルバムに収録されていない新録音のようです。1975年なのでバックにオケが入ったりと、趣は今までと随分と違い私の趣味ではないかな。Had Me a Real Good Time ブギーなロックンロールのリフが楽しい楽曲です。田舎っぽい雰囲気と、サビの Rod Stewart の振り絞る様なロングトーンが良いです。言わずもがなの名曲 Stay With Me は、ギターのリフとかも、モタモタしていない都会な感じがします。昔この曲がラジオから流れてくると、すっげえなと思って聴いてました。Miss Judy's Farm なんで、これを選択したのかと思います。ボーカルとギターのリフが合っていない。Silicone Grown ブギタイプのロックン・ロールは安定感があります。ブルースでは、ほぼ同じ進行で、歌詞とサビが微妙に違う曲も多く存在しますが、ロックだとさすがにもう少し変えた方がいいんじゃないかと思うのも、若干。Around the Plynth スライドでキュンキュンやるのですが、ブルース感よりも Led Zeppelin っぽいヨーロッパ系民族音楽感があります。こんなのもやってたのかと改めて思ってしまいます。
guitar, harmonica, backing vocals, lead vocals (3), bass (1) : Ronnie Wood
bass, guitar, percussion, backing vocals (except 1, 7) : Ronnie Lane
bass (7) : Tetsu Yamauchi
drums, percussion : Kenney Jones
horns (8) : Harry Beckett and Bobby Keyes
artwork (cover art) : Ronnie Wood
Track 1, "Poolhall Richard", was recorded very shortly after Ronnie Lane's departure from the band and before his replacement Tetsu Yamauchi was hired. It is actually Wood who plays the bass guitar on the recording.
Tracks 5, 6 and 12 from First Step (1970), and produced by the Faces.
Track 4 from Long Player (1971), and produced by the Faces.
Tracks 9 and 10 from A Nod Is as Good as a Wink... to a Blind Horse (1971), and produced by the Faces with Glyn Johns.
Tracks 2, 3 and 11 from Ooh La La (1973), and produced by Glyn Johns.
Track 1 from the 1973 single, and produced by the Faces.
Track 7 from the 1975 single, and produced by the Faces.
Track 8 from the 1970 single, and produced by the Faces.
1. Pool Hall Richard / Rod Stewart, Ronnie Wood
2. Cindy Incidentally / Ian McLagan, Stewart, Wood
3. Ooh La La / Ronnie Lane, Ronnie Wood
4. Sweet Lady Mary / Ronnie Lane, Rod Stewart, Ronnie Wood
5. Flying / Ronnie Lane, Rod Stewart, Ronnie Wood
6. Pineapple and the Monkey / Ronnie Wood
7. You Can Make Me Dance Sing or Anything / Kenney Jones, McLagan, Stewart, Wood, Tetsu Yamauchi
8. Had Me a Real Good Time / Ronnie Lane, Rod Stewart, Ronnie Wood
エリック・クラプトンが憧れていたバンドだと雑誌で読んで「それは勉強せねばならん」と同時購入した2枚のうちの一枚ですが、それほど愛聴しては来ませんでしたが、たまに聞き返しています。前回聴き直して The Band (1969) が、こんなに良かったかなと思ったので Moondog Matinee (1973) も以前の記憶を思い出しながら再試聴に臨んだわけですが、先に結果を書いちゃいますと「こんなに良かったっけ?」です。買い足してみるべきかもしれない。やはり脳みその中にある感性の分野は経年で変化し続けます。
「Moondog Rock'n Roll Party」へのオマージュだそうで、Alan Freed は、自らを「Moondog 」と名乗り、流す曲のほとんど全てを「Rock'n Roll」と呼んで紹介。「Rock'n Roll」はもともと黒人の間で使用されていたスラングで、はじめはセックスを示唆するものであったのが「楽しい時を過ごす」「パーティをする」などの意味を持つようになり、フリードはパーティでかけられていた黒人音楽を「Rock'n Roll」という名前に呼びかえたことで、広く紹介することに成功したそうです。中々興味深い、いわれでありアルバム・タイトルです。
ところで、The Band のメンバーは、皆さんがマルチ・ミュージシャンであるため曲によって、ボーカルも変わればパートも変わるというバンドです。しかし付属のライナーノーツには、録音メンバーの記載もないし、日本語版のペラペラの方にも細かい文字が並んでいるだけで、記載はなし。そこで頼りになるのは、WEB検索ですが、まとまって書いてあるサイトは発見できず、アルバムの参加メンバーは Wiki に掲載してありましたので先に書いてしまいますが、どの曲にどのパートでとは書かれていませんでした。
Richard Manuel : acoustic and electric piano, drums, vocals
Robbie Robertson : electric and acoustic guitars
Additional personnel
Billy Mundi : drums on "Ain't Got No Home" and "Promised Land"[10]
Ben Keith : steel guitar on "Promised Land"
このほかに、書いてあった情報としては、断片的ですが、ドラムは Richard Manuel が5曲叩いているようです。1. Ain't Got No Home, 4. Mystery Train, 6. The Promised Land, 8. Im' Ready, 10. A Change Is Gonna Come 元々はピアニストですが、昔、Rag Mama Rag で叩いてから、ドラムでの録音もするようになっているようです。Levon Helm は、このアルバムでボーカルを半分とっていますが、ベースで 4. Mystery Train, 10. A Change Is Gonna Come に、リズム・ギターで 1. Ain't Got No Home, 6. The Promised Land でプレイ。
サウンド・トラックだけに7曲目以降は、オーケストラの演奏のみで、ビートルズが演奏しているのは6曲目まで。オーケストラが演奏するのは George Martin (ジョージ・マーティン) 作曲のインスト・ナンバーです。収録曲の中で「Yellow Submarine」は1966年、「All You Need Is Love」は1967年にシングルとして先にリリースされていたり、アルバムのレコーディング・セッション時のアウトテイクだったこともあり、アルバムとしては唯一全英・全米ともに1位にならなかった作品でした。またジョージ・マーティンは、当時ビートルズの楽曲のアレンジをしたりオーケストラのスコアを書いたり、曲そのものに大きく関わっていたとのこと。
それではこのド派手なアルバムを再度聴きながらレビューします。Say What! インスト・ロックですが、テンポ緩めでワウワウを使用した粘るようなギター、キーボードソロなどもあり、バンド感が増しています。弾きまくってもいますが、フィードバックを使ったロングトーンでワウで変化させてくれるところが、また良い。Lookin' Out The Window
テキサス出身の Doyle Bramhall の作品です。本業はドラマーであり、SRVよりも5歳ほど年上でセッションもよくやっていたそうです。息子はギタリストでエリック・クラプトンの作品にも参加しています。曲はシャッフルでホーンを多重録音してバックに厚みを持たせていること、ジャズで言えば4ツを刻むようなギターも印象的です。Look At Little Sister
テンポは、ほぼ Lookin' Out The Window と同じのミドルテンポ。この曲ではピアノが強調されていてロックンロール・ピアノがこれまた効果的にブラスのバッキングとともにマッチ。Ain't Gone Give Up On Love スローなブルースロックで、キーボードがバッキングでギターはエフェクト少な目でオブリーガード。曲が進むにつれて歪みを入れてったり、チャッチャッと刻んで見たりと今聴いてみると細かいところに細工が施してあるのがわかります。Gone Home ジャズサックス奏者の Eddie Harris の楽曲で、SRVもジャズ・ブルースで演奏しています。こうした幅広い素養が他の曲にも実は活きているんでしょう。Change It 再度テキサス出身の Doyle Bramhall 作品で、いかにもテキサスが舞台で打ち合いで始まりそうハードボイルドな感じがカッコ良い。You'll Be Mine 1950年代のシカゴ・ブル―ズ黄金期の巨匠 Willie Dixon の作品で、明るく踊れる感じの跳ねる感じのハッピーな楽曲です。Empty Arms イントロはフランジャーを使っていて、アルバムの中では最も軽めのナンバーです。裏打ちがモロに意識されたバッキングが日本人ではないセンスですね。Come On (Part III)ニューオリンズの巨匠 Earl King の楽曲で、ジミヘンコードを多用したカバー。原曲はジミヘンぽくは無いファンク系ソウルですが、なるほど、これを現代アレンジすればこうなるのはそうですと納得。Life Without You スローなバラードナンバーでバンド演奏ではあるものの弾き語りのような、しみじみとさせてくれる楽曲です。ボーナストラックは Little Wing~Third Stone From The Sun ジミ・ヘンドリックスのインストカバーで、長くても楽しいです。続く Third Stone From The Sun も激しいアーミングとボリュームコントロールで、アーシーなギターがカッコ良すぎです。Slip Slidin' Slim まさにボーナスの短いインストナンバーで、スライド名手ではないけど、やっぱりカッコ良く弾けるんだと脱帽です。
これは最悪の録音状態でジェフベックとクラプトンのソロ音源のオムニバスです。発売元のレーベルは CITADEL, MADE IN ISRAELとあり発売年は不明です。歴史のあるお二人ですから、このような音源は数知れずあるんでしょう。ライナー・ノーツなどは無しのペラペラのジャケットで情報的には、かなり不足しています。
クラプトンはブルースセッションのライブ録音で、音は割れるしレベルがボコボコ変わるなど特に録音状態はかなり悪い。Burning Girl Releases, Release Date, Aug 04, 2014, 12 live tracks
ジェフベックはスタジオ録音から選んであるので未だマシですが、音はペコペコです。 Faces and Places, Vol. 11, 10 tracks