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2024年6月21日金曜日

Deep Purple / Come Hell or High Water


 中古CD屋の安売りワゴンで見た時に思わず懐かしいと手にしたままレジに行ってしまった Deep Purple (ディープ・パープル)です。何しろ私が最初にロック・ギターの練習をしたのは、やはり Smoke on the Water ですし、初めて買ったエレキ・ギター教則本の課題曲は、タブ譜なしの Black Night と Speed King がスコア譜で掲載されていましたので、全く歯が立ちませんでしたのも良き思い出の、まさに青春の思い出のバンドです。最も最初にギターで弾けるようになった曲は、アコギでさだまさし の「雨宿り」です。これは当時のコード譜が乗っている「明星」という雑誌のコード譜が最初でしたか、いや懐かしい。


 特にこのアルバムが欲しかった訳では無く、見つけたので購入です。懐かしかったのは「Deep Purple」であり、私が聴いていたのは、ちょうどこの頃のメンバーの 第2期 (1969年 - 1973年) でした。この後にベースが Glenn Hughes、ボーカルが David Coverdale の頃までは良かったんですが、Tommy Bolin がギターになった頃にはすっかり興味が無くなり、David Coverdale を追って、White Snake にハマって Gary Moore に  Motörhead なんかも聴きだして、気が付いたら パンクなんかも聴きだしたんですね。
 はじめてライブ・ハウスのステージ・レンタルして演奏した時は、やっぱり Smoke on the Water はレパートリーに入ってました。Michael Schenker なんかも同じステージで演奏したんですから、節操がないハード・ロック・コピー・バンドでした。
 そしてはじめて生リッチーを見たのは、既に Rainbow 時代。いや懐かしい。アルバムレビューは、これはしなくても良いかな🎵

vocals : Ian Gillan
guitar : Ritchie Blackmore
organ, keyboards : Jon Lord
bass : Roger Glover
drums : Ian Paice

1. Highway Star
2. Black Night
3. A Twist in the Tale
4. Perfect Strangers
5. Anyone's Daughter
6. Child in Time
7. Anya
8. Lazy
9. Space Truckin'
10. Woman from Tokyo
11. Speed King
12. Smoke on the Water


Lazy 



  

2024年6月14日金曜日

The Beatles / Magical Mystery Tour


 私のアマチュア音楽生活もギターを始めてから40年以上。ビートルズの初来日は1966年6月、私生まれてはいましたが赤ちゃんでしたので全く記憶になく、残念ながら熱狂的なビートルズの日本の歓迎は記憶にはありません。テレビの記録映像を見ただけです。中学生になり、洋楽に興味を持ち始めた頃にはハードロック系に行ってしまったんで、ビートルズを聴くことがなく聴いていても懐かしむ気持ちが起きないのです。しかし普通に生活していても未だに聴くことも多いし、ジャズ含め様々なアーチストもカバーしていますので耳にすることは多いですし、影響を受けたと言っているアーチストはゴロゴロいるし、これは聴いていたほうが良いかな、音楽生活も広がるもんかな?音楽仲間と話しているときにこの曲知らんではカッコ悪いしな、と何枚かオジサンになってから購入しています。しかし余り心に響かないのはしょうがない。


 このアルバム有名ですが、イギリスで作ったテレビ映画用サウンドトラック。ポール発案で制作されたこの映画自体のコンセプトは様々な「普通の」人々(ジョン・レノンの叔父、チャーリーを含む)が観光バスに乗り込んで旅行し、予測できない「マジカル」な冒険をするというものであります。脚本とプロの映画監督無しという状況で撮影は行われ、結果無秩序な映画なってしまい映画自体はあまり評判が良くなくて、イギリスでは最初 BBC One にて1967年のクリスマス休日をまたいで2回放送されたのですがその放送でに非難が集まるという惨敗だったそうです。その結果アメリカではABCで放送するという予定がキャンセルされ、公には1976年まで見ることが出来なかったアンダーグラウンド映画扱いでビートルズがコケた初めての瞬間だったようです。
 ただ、そこはビートルズ。アルバムのレコードセールスは好調でサウンドトラックに加えて Strawberry Fields Forever、All You Need Is Love などの私でも十分に知っている強力なシングルとなり、アルバムも全米チャートは8週連続第1位の好成績だったようです。いくら駄作でもこれだけのヒット曲を使っている映画ですから、普通はたまにTVでOAがあっても良さそうなもんですが、見たことがないと言うことは、よほどの駄作だったんでしょう(かえって見てみたいもんです)
 知っている曲が多いだけに私でも楽しめるアルバムではあります。久しぶりに聞いた中で個人的には Your Mother Should Know の作風、I Am the Walrus なんかが好きかなあと思ったりして、今更恥ずかしい感じがします🎵

1. Magical Mystery Tour
2. Fool on the Hill
3. Flying
4. Blue Jay Way
5. Your Mother Should Know
6. I Am the Walrus
7. Hello Goodbye
8. Strawberry Fields Forever 
9. Penny Lane
10. Baby You're a Rich Man
11. All You Need Is Love








  

2024年5月26日日曜日

Stone Free / A Tribute To Jimi Hendrix


 1993年リリースで、ジミヘンのプロデューサー・エンジニアだった Eddie Kramer の発案から製作されたジミヘンのトリビュート・アルバムです。Eddie Kramer は南アフリカ生まれですが、19歳の時にロックが流行り出した60年代初期のイギリスに移住。レコーディング・プロデューサー/エンジニアとして、ビートルズ、デヴィッド・ボウイ、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、キンクス、KISS、レッド・ツェッペリン、ストーンズ、サンタナ、ピーター・フランプトン、ホワイトスネイクなど、かなりの大物のコラボレーターを務めておられる凄い人です。


 ジミヘンは音楽のジャンルを問わずに、様々な影響を与えたミュージシャンです。このトリビュートにも様々なジャンルの人が参加しています。だからジミヘンの曲をやってもジャンルを超えた個性がでるもので、演奏者によってこのジミ・ヘンの曲が全く別物に生まれ変わっています。ロックやブルースのミュージシャンは直接的に音やコード遣いが影響を受けるのは容易に想像を受けますが、パット・メセニーもやっぱり聴いてたんだと言うこともわかり、メセニーらしからぬロック的ギターにビックリしたりニヤリとします。そういった意味でも中々の濃い内容のトリビュートであると思います。


 ジミヘンはみんな好き・・でも時代は変わるし音楽も変化していきます。これは名盤ではないが演奏している人が楽しんでいるし、聞いている私たちもニヤっと楽しめるヤツです。既に廃盤みたいですが、中古盤店などでたまにお手ごろ価格で見かけます。是非聞いてみてニヤッとしていただきたい🎵

1. Purple Haze / The Cure
vocals : Robert Smith
guitar : Perry Bamonte, Robert Smith
keyboards : Perry Bamonte
bass : Simon Gallup
drums : Boris Williams

2. Stone Free / Eric Clapton
vocals : Eric Clapton
backing vocals : UNV
guitar : Eric Clapton, Nile Rodgers
keyboards : Richard Hilton
bass : Bernard Edwards
drums : Tony Thompson

3. Spanish Castle Magic / Spin Doctors
vocals : Chris Barron
guitar : Eric Schenkman
bass : Mark White (2)
drums : Aaron Comess

4. Red House / Buddy Guy
guitar, vocals : Buddy Guy
piano : Johnnie Johnson
bass : Billy Cox
drums : Ray Allison

5. Hey Joe / Body Count
Bass : Mooseman
Drums : Beatmaster "V"
Guitar : D-Roc (3), Ernie C
Lead Vocals : Ice-T
Mixed By : Michael White (4)
Producer : Ernie C

6. Manic Depression / Seal & Jeff Beck
vocals : Seal
guitar : Jeff Beck
bass : Pino Paladino
drums : Jimmy Copley

7. Fire / Nigel Kennedy
acoustic guitar, guitar (Bottleneck) : Sagat Guirey
guitar : John Etheridge
bass : Rory McFarlane
drums : Rupert Brown
cello : Caroline Dale
viola (acoustic), violin (phased), violin (kerrang), piano (doctored) : Nigel Kennedy

8. Bold As Love / Pretenders
mixed by : Bob Clearmountain

9. You Got Me Floatin' / P.M. Dawn
guitar : Herbie Tribino

10. I Don't Live Today / Slash & Paul Rodgers With The Band Of Gypsys
vocals : Paul Rodgers
guitar : Slash
bass : Billy Cox
drums : Buddy Miles

11. Are You Experienced? / Belly
Vocals : Gail Greenwood, Tanya Donelly
Bass : Gail Greenwood
Drums, Percussion : Chris Gorman
Guitar : Tanya Donelly, Thomas Gorman
\
12. Crosstown Traffic / Living Colour
lead vocals : Corey Glover
vocals : Doug Wimbish, Will Calhoun
guitar : Vernon Reid
bass : Doug Wimbish
drums, piano, whistle (Kazoo) : Will Calhoun

13. Third Stone From The Sun / Pat Metheny
guitar, bass, keyboards, programmed by, synthesizer (Synclavier) : Pat Metheny
bass : Jaco Pastorius, Matthew Garrison
drums (additional) : Jack DeJohnette

14. Hey Baby (Land Of The New Rising Sun)/ M.A.C.C
vocals : Chris Cornell
guitar : Mike McCready
bass : Jeff Ament
drums : Matt Cameron





  

2024年5月18日土曜日

Eric Clapton / Clapton


 想像ですが「レコード会社と契約もあるし、どうせつくるなら自分が好きな音楽をやりたくって、いつものメンツに声かけたら皆が参加したいってことになったぜ」って感じでしょうか。流行りのロックよりブルース色を押し出し、Clapton の趣味を強く感じる作品となっています。全15曲のうち Clapton の作曲は Run Back to Your Side のみで他は全てカバーとなっています。私も知っている大物は、Sheryl Crow、Derek Trucks、J. J. Cale、Allen Toussaint、Wynton Marsalis などですがレコーディング・メンバーの多さにはビックリです。予定の調整も大変だろうしギャラだけでも物凄い金額となったことと思われますので、売れるのが確定のロックスターでありポップスターの地位を確立したアーチストでなければ出来ないプロジェクトですね。


 それでは、レビューしていきましょう。Travelin' Alone 1952年の Lil' Son Jackson のワンコードのブルースですがロック調にして最初は重いのを持ってきてます。Rocking Chair 1956年の Hoagy Carmichael のカバーで、ゆったりとしたカントリー・ブルースです。ここら辺は Clapton の得意技ですね。この手のブルースはどれも似たような曲と思う人も多いかと思いますが、丁寧に作ると違いが明確に出てきます。River Runs Deep は、生きてるミュージシャンの中で Clapton が最も多くカバーしたと思われるタルサ・サウンドでスタイルは laid back と呼ばれている J.J. Cale の楽曲です。この録音の2010年は存命ですが、2013年に心臓発作で他界され追悼アルバム The Breeze An Appreciation Of JJ Cale  を Clapton は録音しています。ちなみにタルサはオクラホマ州の地方の名前。Judgement Day これも1956年の Snooky Pryor のブルース。最後の審判などと物騒な曲名ですが最後の審判が下る日は皆で騒いじゃおう的な明るいロックンロール・タイプのブルース。How Deep Is the Ocean 1932年の Irving Berlin のポップスのカバーです。この作曲家の作品はジャズでも見ますね。この曲はバックにストリングスが入ってます。The London Session Orchestra ってなってますが、録音はアメリカですから呼び寄せたのか?オケだけはイギリスなのか?どうでも良いですが、ふと気になりました。My Very Good Friend the Milkman は、1934年の Harold Spina 作品。My very good friend the milkman says That I've been losing too much sleep He doesn't like the hours I keep He suggests that you should marry me Ah, turn it loose! と曲調と同様に、牛飼いの少年の物語の歌で、最後はハッピーエンドになっているのが演奏だけでわかりました。Can't Hold Out Much Longer は、硬派なブルース作曲者の Walter Jacobs=Little Walter ですから。That's No Way to Get Along 1930年の Robert Wilkins 戦前ブルースですがデレク&ドミノス風のアレンジが新し曲になっています。Clapton のスライドがワンポイントだけですがカッコ良いんですね。さすがツボを押さえてます。Everything Will Be Alright そして J.J. Cale の曲ですがアーバンな感じのブルースにしています。ですが曲は  J.J. Cale 節があります。Diamonds Made from Rain は、この曲の為の書下ろしですね。Doyle Bramhall II, Nikka Costa, Justin Stanley の切ない曲です。When Somebody Thinks You're Wonderful は、またもや1936年に逆戻り Harry M. Woods のカバーです。それにしても Clapton は、こういった昔の楽曲の焼き直しが上手い。ブルースを残しつつ、ある程度現代手法のポップに味付け。Hard Times Blues 1935年のシカゴブルース Lane Hardin のカバーです。このブルースは当時のブルースでよくあるリフ・パターンを、そのまま使っているのがこだわりでしょうか。古いブルースを聴いてたり、やってみようとすると、なんだこれは?ってヤツです。 Run Back to Your Side ここでオリジナルになりますが、セッション用のブルースですね。そして最後は Autumn Leaves で、昔のロック雑誌に「これがクラプトンの枯葉だ」的に書かれたスコアが掲載されていましたが、私には場末の酒場のカラオケに聞こえてしまいます。ポップス歌手としても通用するところを見せたかったと言うよりはホントにやってみたかったんだと思われますがボーカル無しにするとかでも良かったんでは無いかと思う次第です。
 軽く聴いてきたのですが、じっくり聴き直すと中々の重量感があるアルバムで、楽しかったです🎵

Eric Clapton : vocals, guitar, mandolin (12)
Doyle Bramhall II : guitar (1, 4, 7, 10, 12, 13, 15), vocal arrangement (4), hi-hat (7), guitar solo (8, 12), percussion (8), vocals (10)
Derek Trucks : slide guitar (2), guitar (3)
J. J. Cale : guitar (3, 8), vocals (3, 8, 9)
Greg Leisz : pedal steel guitar (3)
Walt Richmond : Hammond organ (1), acoustic piano (2, 4-15), Wurlitzer electric piano (3), keyboards (14)
James Poyser : Hammond organ (3, 8)
Allen Toussaint : acoustic piano (6, 11)
Steve Riley : accordion (8)
Paul Carrack : Hammond organ (9)
Sereca Henderson : organ (10)
Willie Weeks : bass guitar (1, 4, 8, 9, 10, 13), double bass (2, 3, 5, 7, 12, 14, 15)
Chris Severan : double bass (6, 11)
Jim Keltner : drums (1, 4, 5, 7, 8, 10, 12, 13), percussion (1, 8, 12, 13)
Abe Laboriel Jr. : drums (2, 14)
Jeremy Stacey : drums (3, 10)
Justin Stanley : drums (3), additional percussion (8), horn arrangements (10)
Herman Labeaux : drums (6, 11)
Cayetano "Tanio" Hingle : bass drum (6, 11), cymbal (6, 11), clarinet (8)
Jason Moeller : drums (15)
David Guy : horn arrangements (3)
Neal Sugarman : tenor saxophone (3)
Leon Michaels : trumpet (3)
Thomas Brenneck : horns (3)
Kim Wilson : harmonica (4, 7, 15)
Wynton Marsalis : trumpet (5, 6, 11)
Troy Andrews : trombone (6, 11), trumpet (6, 11), bass drum (8)
Matt Pyreem : tuba (6, 11)
Michael White : clarinet (6, 11)
Clarenee Slaughter : baritone saxophone (8)
Bruce Brackman : sousaphone (8)
Edward Lee : tenor saxophone (8)
Tim Callagan : trombone (8), trumpet (8)
Dan Ostreicher : horns (8)
Sherrell Chenier Mouton : washboard (8)
Tim Izo Orindgreff : saxophone (9, 10)
Elizabeth Lea : trombone (9, 10)
Printz Board : trumpet (9, 10)
Nick Ingman : string arrangements (1-9, 11-14), conductor
Patrick Warren : string arrangements (10)
The London Session Orchestra : strings (3, 5, 9, 10, 14)
Perry Montague-Mason : concertmaster
Nikka Costa : backing vocals (2, 10, 13)
Terry Evans : backing vocals (4, 8)
Willie Green, Jr. : backing vocals (4, 8)
Arnold McCuller : backing vocals (4, 8)
Lynn Mabry : backing vocals (10, 13)
Debra Parsons : backing vocals (10, 13)
Sheryl Crow : vocals (10)
Arnold Kłymkiw : vocals (15)

producers : Eric Clapton, Doyle Bramhall II , Justin Stanley (10).

Los Angeles Sessions recorded at Ocean Way Recording, Hollywood
New Orleans Sessions recorded at Piety Street Studios, New Orleans

1. Travelin' Alone (Lil' Son Jackson)
2. Rocking Chair (Hoagy Carmichael) 
3. River Runs Deep (J.J. Cale)
4. Judgement Day (Snooky Pryor) 
5. How Deep Is the Ocean (Irving Berlin) 
6. My Very Good Friend the Milkman (Lyrics: Johnny Burke, Music: Harold Spina) 
7. Can't Hold Out Much Longer (Walter Jacobs) 
8. That's No Way to Get Along (Robert Wilkins) 
9. Everything Will Be Alright (J.J. Cale) 
10. Diamonds Made from Rain (Doyle Bramhall II, Nikka Costa, Justin Stanley) 
11. When Somebody Thinks You're Wonderful (Harry M. Woods) 
12. Hard Times Blues (Lane Hardin) 
13. Run Back to Your Side (Bramhall, Eric Clapton)
14. Autumn Leaves (Joseph Kosma, Johnny Mercer, Jacques Prévert) 





  

2024年5月12日日曜日

John Mellencamp / Human Wheels


 デビュー当時は、John Cougar(ジョンクーガー)でしたが、1983年に John Cougar Mellencamp(ジョン・クーガー・メレンキャンプ)と改名。そして1991年にJohn Mellencamp(ジョン・メレンキャンプ)になったのですが、この最後の名前が本名とのこと。Wikiを見てたら2018年、女優のメグ・ライアンとの婚約と書いてありますが結婚とは書いてありません。
 John Cougar Mellencamp の頃は、80年代のアメリカン・ロックの代表のイメージで、ブライアン・アダムスの兄貴分のような少しガサガサしたストレートなロックをやっている印象でした。しかしこのアルバムでは全く変わってしまってライトでリズムがデジタルっぽい。悪くはないけど昔のアメリカンロック的なイメージでいてほしかったでは無かったのが残念。

 アルバムの中身としても、これは何やらカラッとはしていない、重めのア曲が多くタイトル トラック Human Wheels は、メレンキャンプの友人であるジョージ グリーンの祖父の死に際し、メレンキャンプが墓の場所で贈った詩から作った曲。また When Jesus Left Birmingham 「イエスがバーミンガムを去ったとき」なんて曲名が1曲目からかなり重めです。また、アコーディオンなどの担当の John Cascella は、このアルバムのレコーディングの途中で亡くなってしまったので、アルバムは彼に捧げられてもいるとのことで、それも重めな原因でもあるのでしょうか。
 しかし、この John Mellencamp の12枚目となるこのアルバム。ビルボードで最高7位のヒット。シングル What If I Came Knocking は ヒットチャートで2週間トップにはなったとのことで結構売れていたようです🎵

vocals : John Mellencamp
accordion, organ, backing vocals, whistle (Penny), melodica : John Cascella
violin, mandolin, whistle (Penny), zither, backing vocals : Lisa Germano
backing vocals, accordion, maracas : Pat Peterson
organ, guitar, harmonica, synthesizer : Malcolm Burn
guitar(6), keyboards, bass(1 to 7, 9, 10), backing vocals: Toby Myers
electric guitar, acoustic guitar, baritone guitar, mandolin, bass : David Grissom
electric guitar, acoustic guitar, dobro, dulcimer, backing vocals : Mike Wanchic
drums, bongos, djembe, congas, maracas, claves, shaker, tambourine, rainstick, guiro, percussion (Metal) : Kenny Aronoff

producer : David Leonard, John Mellencamp, Malcolm Burn, Michael Wanchic
recorded and mixed at: Belmont Mall, Belmont, Indiana

John Cascella played on about half of this record before his death.
This record is dedicated to John Cascella. April 29, 1947 - November 14, 1992

1. When Jesus Left Birmingham
2.  Junior
3.  Human Wheels
4.  Beige To Beige
5.  Case 795 (The Family)
6.  Suzanne And The Jewels
7.  Sweet Evening Breeze
8.  What If I Came Knocking
9.  French Shoes
10. To The River





  

2024年5月4日土曜日

Eric Johnson & Mike Stern / Eclectic


 Eric Johnson (エリック・ジョンソン)はビッグネームということだけ知っていて、ほぼ聞いたことが無いのでビッグネームを私が語るのもおかしいですが、ロック界とフュージョン界のビッグネームの二人が共演するとこんな感じになる。
 新譜で購入したものでMike Stern (マイク・スターン)も私の好きなギタリストの一人。手癖の塊りのような人なので、何をやっても、ああスターンが弾いてると素人が聞いてもわかるぐらいの同一のチョーキング・フレーズと必殺のクロマチック・フレーズは頑固オヤジみたいな感じで好きです。
 今回の共演のきっかけは、2009年のスターンのアルバムの Big Neighborhood にエリックが参加したことにより意気投合してアルバム録音に発展したとのことで、プロデュースはエリックでオースチンにある彼の Saucer Sound Recording Studio でレコーディングされています。楽曲は 1,2,4,7,9,11 がスターン、3,6,10 がエリックの曲です。Red House は Jimi Hendrix のカバーとなっています。ゲストにはChristopher Cross (クリスト・ファークロス)が Wishing Well に、スターンの嫁さん Leni Stern (レニ・スターン)なんかも参加してます。Leni Stern はドイツ出身のギタリストですがポール・モチアン、ビル・フリゼルとバンドを組むほどの方で ngoni ンゴニというアフリカのマリの伝統弦楽器とボーカルで Big Foot、Wherever You Go の2曲に参加。
 発売にあたってマイク・スターンのインタビューが、タワーレコードのミュージック・レビュー・サイト「Mikiki」に掲載されています。スターンはジャズ系のギタリストですが、ロック、ブルース、モータウン系などがもともとのルーツ、ジョンソンはジャズがルーツではないけれど Wes Montgomery が一番好きなギタリストとのことでお互いの共通点も多かったとのことです。

 
 
 それではレビューです。Roll With It は、Mike Stern のいつものフレーズがイントロ、ボーカルは、ブルース、ゴスペル系のシンガー・ソング・ライターの Malford Milligan です。ロックですが楽曲は Mike Stern の提供。Remember は、フュージョン系の楽曲でボーカル無し。もちろん楽曲は Mike Stern によるものですが、曲のベースはコルトレーンのImpressions で、Mike Stern は弾きまくりが目立ち Eric Johnson がどこで参加しているのかはよくわかりませんでした。Benny Man's Blues は、楽曲が Eric Johnson となっているので、このギターは最初は Eric Johnson から始まります。ジャズっぽいフレーズですがアクは少な目で後半からクロマッチックなフレーズで Mike Stern が参加してきます。「アップテンポのブルースを必要としている時に古き良きベニーグッドマンの雰囲気を持っていこの作風を思いついた。そんなこともあってこのタイトルになった」そうです。Wishing Well は、ライナーノーツを見なくても Mike Stern の楽曲とわかります。テーマのフレーズは確実に Mike Stern のアルバムで聴いたことがあるヤツですが、同じ曲名では見つけられなかったのでどの曲が元かは今回は探しません。曲の進行は似ていますが、アレンジは変わっています。Big Foot (With Intro) の ngoni, vocals は Leni Stern でシタールは Eric Johnson のイントロ、そこからベースの Chris Maresh の楽曲の Big Foot へ移行していきます。楽曲は ひとつのフレーズを繰り返しながら発展させていく、Bitches Brew的手法です。Tidal はジャズの流儀に従った Eric Johnson の楽曲でスローなジャズロック。3分半過ぎたあたりから、Eric Johnson のモンゴメリー的なフレーズがあり少しサービス感を感じますが、Mike Stern に、そんなサービスは微塵も感じません。You Never Know は、またしてもMike Stern の楽曲で、この曲のリフモどこかで聴いたことあります。探しません。Dry Ice は、Bill Maddox の作曲となっています。元曲は探しきれませんでしたがBill Maddox は2010年に亡くなっているドラマーでした。ここらへんで、他人の曲を入れるのは良い感じです。楽曲も激しめのフュージョンなので雰囲気変わりますしメンバーも暴れまっくて楽しそうです。Sometimes では Mike Stern の楽曲に戻りますが、やっとどこかで聴いた風ではなくなったのにホッとします。Hullabaloo はロック・フュージョンでギターのギラギラする音が快い楽曲、作は勿論 Eric Johnson でライブで絶対盛り上がるタイプですね。Wherever You Go (With Intro)  またもや ngoni, vocals は Leni Stern でシタールは Eric Johnson のイントロ、曲に入ると安定の Mike Stern のフレーズ。最後まで頑固おやじのようなギターですね。最後は Red House でJiimi Hendrix のギタリストであれば共通言語のブルースで締めくくりです。両人がボーカルをとっています

guitar, synthesizer, piano, vocals : Eric Johnson
guitar, vocals : Mike Stern
electric bass, acoustic Bass : Chris Maresh
drums, percussion : Anton Fig

produced by : Eric Johnson

recorded at Saucer Sound Recording Studio, Austin, Texas

1. Roll With It
vocals : Malford Milligan
2. Remember
percussion : Wayne Salzmann II
3. Benny Man's Blues
4. Wishing Well
percussion : James Fenner
vocal bridge : Christopher Cross
vocal verse : Mike Stern
5. Big Foot (With Intro)
ngoni, vocals : Leni Stern
6. Tidal
7. You Never Know
8. Dry Ice
9. Sometimes
10. Hullabaloo
sax : John Mills
trombone : Mike Mordecai
trumpet : Andrew Johnson
11. Wherever You Go (With Intro)
ngoni, vocals : Leni Stern
12. Red House
harmonica : Guy Forsyth
vocals : Eric Johnson, Mike Stern


▶ Dry Ice



  

2024年3月16日土曜日

Lenny Kravitz / Are You Gonna Go My Way


 邦題は「自由への疾走」でバカ売れした第3作。凝り過ぎずに単純明快なロックで勢いで押し切る感じが好感です。バカ売れしただけに様々な企業の CM やテーマソングに起用されています。日本オラクルのCM、2001年ビデオゲーム『グランツーリスモ3 A-spec』のBGM、2005年から2013年、TBSテレビの「みのもんたの朝ズバッ!」のオープニングテーマ、2006年から2007年日産・ウイングロードのCM、ビデオゲーム『Guitar Hero World Tour』(2008年)で使用、2012年アサヒ・ウィルキンソン タンサンのCM、2015年スズキ・アルトワークスのCM、江崎グリコ ポッキーのCMなどなどなど。
 ファンと言うことではありませんが、Is There Any Love Your Heart 等も何故か所有しています。本人は1964年ニューヨーク生まれ。父親はNBCテレビのプロデューサー、母親はマイアミ出身バハマ系で、後に女優となるロキシー・ローカー。1974年にロサンゼルスに移住、ビバリーヒルズ高校 (Beverly Hills High School) に入学、高校を中退しセッション・ミュージシャンの経歴でショービズ界の一家出身のようです。


 さてレビューです。激しいスネアドラムと印象的なギターリフから始まるのはタイトル曲 Are You Gonna Go My Way 曲の作りとしては一つのリフが延々と繰り返され、Bメロでサビで単純ですが、ギターソロの前のファズを効かせたギター・オンリーのところとかが好きです。初心者ギター少年がこのフレーズだけ覚えれば成立するフレーズも売れた理由の一つでしょうか。Believe は、劇場チックなロックで昔懐かしい感じです。Come On And Love Me はズタポコ系のドラムにシンプルなギターのカッティングが入った曲で、プリンス的な売れ線の曲です。Heaven Help はピアノ主体のソフトロック。Just Be A Woman は、ジョンレノン風のささやき曲で、悪くない。Is There Any Love In Your Heart は単純明快なロック系でタイトル曲と同じタイプです。かき鳴らすギターとシャウト系のボーカル。ZEP系のギターソロもそそります。これも売れたような気がします。Black Girl は、レゲエを取り入れたポップス路線+なぜかジミヘン+オールドタイプの歌メロ。全体的にショワショワしたエフェクトです。My Love も単純リフの繰り返しに歌を付けた感じで、このタイプの曲が多いですね。聴く方は聴きやすいんですが単調になりがちですかね。Sugar、Sister はカーティス・メイフィールドの曲で、アレンジもそのような感じです。Sugar のベースのセンスが良いなあと思いながら聴いていたら Lenny Kravitz 本人でした。Sister はストーンズのアンジーっぽい。Eleutheria」は完全にレゲエです。何でもやりますね。
 色々な60年~70年代のロック、ソウル、R&B、レゲエなどの音楽がミックスされているのが、良いところであり、アルバム自体は散漫に聴こえてしまうところです。才能は感じます🎵

1. Are You Gonna Go My Way
lead vocals, backing vocals, drums : Lenny Kravitz
bass : Tony Breit
electric guitar : Craig Ross

2. Believe
lead vocals, backing vocals, drums, bass, chimes : Lenny Kravitz
acoustic guitar, electric guitar : Craig Ross
organ : Henry Hirsch
double bass : Carolyn Davies Fryer
cello : Allen Whear, Frank Murphy
french horn : Michael Hunter
viola : Liuh-Wen Ting, Sarah Adams
violin : Eric Delente, Robert Lawrence, Soye Kim

3. Come On And Love Me
lead vocals, backing vocals, drums, bass, electric guitar : Lenny Kravitz
electric guitar : Craig Ross

4. Heaven Help
lead vocals, backing vocals, acoustic guitar : Lenny Kravitz
backing vocals : Angie Stone, Gerry DeVeaux, Lenny Kravitz
piano, strings, bass : Henry Hirsch
drums, electric guitar : Dave Domanich

5. Just Be A Woman
lead vocals, backing vocals, acoustic guitar, drums, mellotron : Lenny Kravitz
bass : Tony Breit

6. Is There Any Love In Your Heart
lead vocals, backing vocals, drums : Lenny Kravitz
bass : Tony Breit
electric guitar : Craig Ross

7. Black Girl
lead vocals, backing vocals, electric guitar, bass, drums : Lenny Kravitz
electric guitar : Craig Ross

8. My Love
lead vocals, backing vocals, drums : Lenny Kravitz
bass : Tony Breit
electric guitar : Craig Ross

9. Sugar
lead vocals, backing vocals, drums, bass, electric guitar : Lenny Kravitz
electric guitar : Craig Ross
flugelhorn : Michael Hunter
violin : Soye Kim

10. Sister
lead vocals, backing vocals, acoustic guitar, drums : Lenny Kravitz
bass : Henry Hirsch
electric guitar : Craig Ross
flugelhorn : Michael Hunter*
violin : Soye Kim

11. Eleutheria
lead vocals, backing vocals, drums, bass, electric guitar : Lenny Kravitz
electric guitar : Craig Ross
organ, clavinet : Michael "Ibo" Cooper

▶ Are You Gonna Go My Way





  

2024年3月2日土曜日

David Lee Roth / Crazy from The Heart


 懐かしい David Lee Roth(デビッド・リー・ロス)のソロのEPです。「熱くてとち狂ってまったぜ」ってタイトルで、往年の名曲をカバーした粋なアルバム。デイブの魅力が余すことなく発揮されてます。
 なんでも元々VAN HALENは売れない下積み時代は、小さなライヴハウスで、JazzやBluesを中心に活動していたとのことで、David Lee Roth の略歴を調べてみると1954年10月10日生まれで、両親はロシアとウクライナから来たユダヤ人移民の子孫で医師の息子としてインディアナ州ブルーミントンに生まれたそうです。また、明るく豪快で華やかなキャラクターから「ダイヤモンド・デイヴ」の異名を持ち、剣術を好み、12歳から学んでいる。カリフォルニア州パサデナにある自宅のことをMojo Dojo「魔法の道場」と呼んでいる。読んでいる。バンドのエンターテインメント性重視の路線で、1970年代に在籍のバンド RED BALL JETSから Van Halen 兄弟に引き抜かれたとのこと。David Lee Roth は金持ちだったようでPA機材を Van Halen の兄弟のバンドに貸していたためレンタル料を惜しんでの引き抜きとも言われているが、加入後もきっちり兄弟にレンタル料を請求しているとのことで実力を買っての引き抜きだったようです。そして Van Halen での素晴らしい活動を経て、1985年 ソロ名義の本作をリリース。同年4月にバンドを脱退して完全にソロ活動へ転じています。つまり Van Halen を脱退する契機となったアルバムのようです。Van Halen はその後、Sammy Hagar をボーカルに迎い入れますが私としては Van Halen と言えば David Lee Roth です。私としては残念な限りです。と調べるうちに、David Lee Roth Official Website も見ましたが California Girls Director's Commentary..のサムネ画像が表示されるのみ。何かエンターテイメント性、芸術性を感じますね。


 それではレビューです。 Easy Street は Dan Hartman による楽曲で1974年の The Edgar Winter Group が元曲のようです。(https://youtu.be/oyRyowu7hCM)ほぼ元曲の再現でありますが、 David Lee Roth の方が、もっと情感を込めて、いやらしく歌っています。そしてメドレーです。Just A Gigolo は、あの Tea for Two を作った Irving Caesar がイタリアの Leonello Casucci の オーストリアタンゴ「Schöner Gigolo, armer Gigolo]を英訳した楽曲、I Ain't Got Nobody は Spencer Williams のヒットソング。明るく燕尾服でも着て踊りながら歌っているような歌いっぷりは、とても下品な歌声で素晴らしい。California Girl は、The Beach Boy の1965年楽曲です。リアルタイムで聴いてはいませんが、ラジオなどで聴いて今いました。これもアレンジは、ほぼ原曲のままですがギターにディストーションが目いっぱいかかっています。元曲が良いといつまでも聴けますね。ラストは Coconut Grove は John Sebastian の楽曲で、とても心優しいメロディーの名曲。この人の曲はグッド・タイムス・ミュージックと言われていたらしいが、ウッド・ストックではラリラリで登場した伝説も持つ方のようです。
 下品な声と歌い方だけではなく、非常にエンターテイメント性が高いボーカリストで奥が深い🎵

vocals : David Lee Roth
backing vocals : Carl Wilson (3)
synthesizer : Brian Mann (1 - 3), Edgar Winter (3)
bass : Willie Weeks (1 - 3)
drums : John Robinson (1- 3)
guitar : Dean Parks (4), Eddie Martinez (1-3), Sid McGinnis (1-3)
keyboards, sax : Edgar Winter (1, 2)
percussion : Sammy Figueroa (1- 3)

James Newton Howard (4)

1. Easy Street
2. MEDREY
Just A Gigolo : I Ain't Got Nobody
3. California Girl
4. Coconut Grove





  

2024年1月21日日曜日

Peter Blegvad / King Strut & Other Stories


 私のコレクションには珍しい Alternative Rock と言われる分野の方で、Peter Blegvad (ピーター・ブレグバド)。これは自発的購入ではなく久しぶりに会った小学校時代の友人からの頂きものです。この友人、本職ではないけどインディーズのオムニバス作ったりしていたそうで、こっちの筋には詳しい人のようでワザワザくれたということは、彼は私が、音楽好きだとは知っているので何かコメントが欲しかったんだと思います。が、残念ながらこちらの方は、まるっきり聞かないのでコメントのしようもなく、ありがたく頂戴しただけで彼にこのアルバムのコメントは返していません。
 お勧めいただいた Peter Blegvad はニューヨーク生まれですが、14歳で1965年のころにロンドンに移住してイギリス、ドイツなどヨーロッパでミュージシャン活動をしていて、漫画家として働くためにニューヨークへ戻りました。今もミュージシャンとして現在も活動されています。このバンドの他に Slapp Happy という1970年代中期、ドイツ・イングランド・アメリカ合衆国混成の(Krautrock)クラウトロック・グループのギタリストでもあったようです。
クラウトロックは、「ドイツ人のロック」という意で、クラウト(ザワークラウト)は、ドイツでよく食べられている「キャベツの漬け物」のこと。この言葉は、はじめは軽蔑の意味を込めて使われていたが、後に賞賛の意味を込めて使われるようになった。

 

 アルバムとしては、アコギでボブディラン風の語るような歌い口です。詩の朗読のCDやデモテープのような素朴な作品などがあり,手を出して失敗することも多いとのコメントも見ましたが、確かに詩人的に感じる独特の空気感と間が雰囲気もあります。ちなみに、ピーター・ブレグヴァドの父親はデンマーク出身のエリック・ブレグヴァド(Erik Blegvad)というコペンハーゲン生まれの絵本作家とのこと。好みの音楽では無いので、あえてレビューは無しですが、たまに聴いています🎵

producer, vocals, guitar : Peter Blegvad
vocals, guitar : Kristoffer Blegvad
vocals, keyboards, guitar : Andy Partridge
bass, vocals, keyboards, guitar : Peter Holsapple
guitar, keyboards, drums : Chris Stamey
bass : Pino Palladino, Richard Lee, Tony Conniff
drums : Alan Bezozi, Anton Fier

producer : Chris Stamey

1. King Strut
2. Gold
3. Meantime
4. On Obsession
5. Not Weak Enough
6. Swim
7. Northen Light
8. Chicken
9. Real Slap In The Face
10. Shirt And Comb
11. Stranger To Myself
12. King Strut (Reprise)