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2026年5月9日土曜日

Hiram Bullock / From All Sides


 2008年で既に他界してしまいましたが、私が好きなギタリストで必ず名前を挙げる一人です。大阪府堺市生まれのお調子者っぽいところが信条の、アメリカのジャズ・フュージョン・ギタリストですが、魂はロック・ミュージシャンで、ギター・ヒーローになりたい素振りを見せてくれていました。晩年はすっかり太ってしまいしたが、若い頃はジャケットのようにスリム体型で筋肉質。
 トレードマークのギターは、ピックアップをHSHに変更した、塗装が程よく、はげ落ちた改造フェンダー・ストラトキャスターで、クリーンな音にコーラスをかけたバッキング、コンプを効かせたシングルトーン、歪み系はギンギンは余り使わないタイプです。
 私の所有音源では、主に David Sanborn のフュージョン時代のアルバムで、Murcus Miller とコンビで参加が多いのですが、他のアーチストのフュージョン作品にも、存在感を消しながら参加しているものも多数あります。


「Window Shoppin'」  ボーカル無しのインスト。Hiram Bullock の得意の音色と得意のフレーズ連発です。スケールは良くわからないですが、この半音で下がるパターンはフュージョンぽくてロックぽくて、真似させていただくことも多いです。
「Until I Do」David Sanborn / A Change Of Heart で聞いたことがあるようなサウンドづくりです。1曲目は良かったけど、この曲のボーカルを Hiram がとるのは趣味っぽい感じがします。
「Hark! Ther Herald Angels?」25秒の次の曲の導入SE。こういうのに長い名前つけたり意味深な曲名ってあるあるですね。
「Really Wish I Could Love You」Hiram のギターの音色にピッタリの曲です。メロディー的には、どこかで聞いたことがあるような気もします。発音がはっきりしないボヤっとしたところがある Hiram のボーカルはどうかとは思いますが、頑張ってます。
「Say Goodnight, Gracie」 友情出演 David Sanborn のインスト。やっぱり良いんじゃないんでしょうか。Sanborn が吹くとしまります。Hiram のギターソロも極上のいつものヤツになってます。
「 Funky Broadway」こうゆうソウル曲は Will Lee のボーカルってのが多いような気がしますが、Hiram のアルバムですから、そこは譲れないようです。このようなセッションには欠かせない Michael Brecker がテナー吹いてます。
「Mad Dog Daze」狂ったワンコの遠吠えから始まる P-funk を意識した楽曲のような感じです。でもあそこまでファンク度が無いんですよね。ボヤっとした発音のボーカルは、この曲には合っててギターソロは気持ち良いです。
「Cactus」気持ちの良いロック・フュージョンで、このアルバムでもお気に入りの曲の一つ、ここら辺はセンスが良い。素晴らしい。ブラボー。
「When The Passion Is Played」スペーシーなサウンドづくりで E.W.F を意識かと思ってたら、サビのコーラス部分は、まさにそれです。悪くないけど少々ダサい感じはするかなあ。


 大好きな Hiram Bullock のソロ・アルバムなので、本人の自己満足的なところがあっても、そこは許容します🎶

recorded at: R.P.M. Studios, May—August, 1986

1. Window Shoppin'  / Hiram Bullock
guitar : Hiram Bullock
keyboards & piano solo Kenny Kirkland
keyboads : Cliff Carte
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
percussion : Dr. Gibbs
2. Until I Do / Hiram. Bullock & Alexandra Forbes
guitar, guitar synthesizer, keyboards, lead & background vocals : Hiram Bullock
Keyboards & synthesizer programming : Cliff Carter
Drums & background vocals : Charley Drayton
Drum machine programming : Nicholas DiFrisco
3. Hark! Ther Herald Angels? /  Doug Epstein, Hiram Bullock, Mike Krowiak
guitar : Hiram Bullock
effects programming : Doug Epstein & Mike Krowiak
4. Really Wish I Could Love You /  Hiram Bullock, Michael Levine
electric & acoustic guitars lead & background vocals : HIramBullock
Bass & background vocals  :  Will Lee
drums : Charley Drayton
keyboads : Cliff Carter
percussion :  Dr. Gibbs
5. Say Goodnight, Gracie / Hiram Bullock
guitars : Hiram Bullock
keyboads : Cliff Carter
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
percussion : Dr. Gibbs
alto sax : David Sanborn
6. Funky Broadway / Arlester Christian
guitar, lead & background vocals : Hiram Bullock
bass & background vocals : Will Lee
drums & background vocals : Charley Drayton
keyboards & background vocalsv: Kenny Kirkland
additional background vocals & claps : Kaz Silverlee, Fred Kelly, Nick DiFrisco, Mike Krowiak, The Mayor
「The Uptown Horns」
  tenor sax solo : Michael Brecker
  alto & baritone sax : Crispin Cioe
  trombone : Bob Funk
  tenor sax : Arno Hecht
  trumpet  : Hollywood Paul Litteral
7. Mad Dog Daze / Hiram Bullock
guitar & lead vocals : Hiram Bullock
bass, synthesizer & background vocals : Will Lee
drums & background vocals : Charley Drayton
keyboards & background vocals : Delmar Brown
synthesizer : Cliff Carter
8. Cactus / Don Grolnick
guitar : Hiram Bullock
bass : Will Lee
drums : Charley Drayton
keyboads : Kenny Kirkland, Cliff Carter
9. When The Passion Is Played / Hiram Bullock
guitar, guitar synthesizer, keyboards, lead & background vocals, drum programming : Hiram Bullock
drums : Charley Drayton
Keyboards & synthesizer programming : Cliff Carter



▶ Cactus

定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。

2026年5月1日金曜日

The Police / Synchronicity


 全米NO1のヒットとなった1983年にリリースされた「Every Breath You Take」を収録。パンク、ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ジャズといった多様な要素を飲み込み、独自のサウンドへと昇華させてきた彼らのラストのアルバムです。
 スティングが心理学者ユングの「意味のある偶然の一致(共時性)」という概念にインスパイアされて制作されました。前作までに見られた「ホワイト・レゲエ」の要素は少なく、シンセサイザーの大胆な導入や、より複雑でポリリズミックなアプローチが目立ち 一音一音に意図を感じさせるアンディ・サマーズのギター、タイトで変幻自在なスチュアート・コープランドのドラム、そしてスティングの哲学的な歌詞とメロディが融合した傑作だと思いますが、この作品の制作時点でメンバーの関係性は悪化していて、この後に活動を停止します。


「Synchronicity I」勢いのあるロックな8ビートのリズム、キーボードが鳴り続けて意外だけど、Sting のボーカルで、やっぱり Police なんだなと思い、サビの部分での Andy Summers のコードワークで、やはり Police なんだなと感じる。
「Walking In Your Footsteps」アフリカンなリズムに今までとは違うものを感じながら、シンプルなメロディーで淡々と歌い、オクターブ上で叫ぶような歌に変わる。やっぱりPolice は  Sting なんだなと改めて思う。
「O My God」今までの3曲の中で、従来の Police サウンドを感じてホッとします。軽めではありますが、よく聴くとシリアスなサウンドで有り、最後はサックスも入り、フリージャズっぽい展開になってます。
「Mother」ここまで Sting の作曲だったのが、ここで、このアルバムでの Andy Summers の作品になります。評判が悪いらしかったですが、この爆発する感じは私は好きです。ここまで Police の色を消したものを、ぶち込んでくる Andy Summers と狂気の叫びは良いけどなあ。
「Miss Gradenko」エスニックで旋律はアフリカン。Police の色を感じて作風は Sting っぽいけど、こちらは唯一のドラムス担当の Stewart Copeland 作品。結構難しめの小技も入れていてマニアな感じがしたりします。
「Synchronicity II」Sting 作に戻ります。Ⅰとの関連性は楽曲の作りでは見えません。歌詞の内容はⅠでは何やら難しい Synchronicity の説明で、科学も太刀打ちできず論理と因果は結び付かないものが世の中にはあるみたいなことのようなことが書かれていて英語歌詞を読んでいても内容が実に掴みづらい。Ⅱでは、全く変わって日常の風景が描写され、都会のサラリーマンの精神的な崩壊が、遠く離れたネス湖の怪物につながっているみたいな、SFチックな内容になっています。深すぎて訳が分かりませんが、曲は直線的な売れ筋ロック調  Sting 風味でカッコ良いじゃありませんか。
「Every Breath You Take」そして世界的に売れてしまった曲が登場します。改めて聴いても耳に残る良い曲で、楽器を始めたばかりのギター小僧にとっては少しばかり難しい 9th を全てのコードに取り入れたギターのリフに、これ弾けたらカッコ良いんじゃねえかと一生懸命練習しているうちに、この曲の魅力に取りつかれ脳内に焼き付けられた人は多いはず。作曲は Sting ですが、Andy Summers は、やっぱり偉大なギタリストであり、ゴテゴテしない最適なドラムワーク、The Police の魅力が詰まっています。 


「King Of Pain」これも流行った曲で、Police っぽいメロディーラインと従来と同じようなアレンジが嬉しい曲です。拍をくう箇所もメリハリがついて印象が濃くなる仕掛けも、さすが Police で、一筋縄ではありません。
「Wrapped Around Your Finger」レゲエ・リズムを基調として、これも Police っぽい。音と音の間にある空間のようなものが気持ち良い曲で、洗練されています。
「Tea In The Sahara」サハラ砂漠でお茶をって、映画みたいなタイトルです。この曲はPaul Bowles の小説 The Sheltering Sky の一節にインスパイアされてた曲で、砂漠で王子様と茶を飲むことを夢見て待ち続けるが、その夢かなわず、いつしかティーカップの中に砂が・・
「Murder By Numbers」最後は Sting が歌詞、作曲は Andy Summers、ジャズ風の曲調に、殺人を「事務的な作業」や「芸術」として、さらには「政治の道具」として描くブラックな内容。


 購入時は Every Breath You Take が入ってるアルバムが懐かしいと思って購入したので、軽く聴いてましたが、本気でアルバムを聴きながら書いていたら色んなことが盛り込まれていました。よく考えてみれば、発売前に Every Breath You Take が売れるのはわかっていたはずなのに、タイトルを Synchronicity にしたってことは、商業的なものより志に重点が置かれていると、なるほど理解できます。アルバムを作るために、めんどくさい話し合いがなされたものと推測もでき、その結果解散なのか、解散前にメモリアルで徹底的に考えたアルバムを作ったのか、思ったより、これを書くのに力入りました🎶 

bass , vocals : Sting
guitar : Andy Summers
drums : Stewart Copeland

producer : Hugh Padgham, The Police

1. Synchronicity I / Sting
2. Walking In Your Footsteps / Sting
3. O My God / Sting
4. Mother / Andy Summers
5. Miss Gradenko / Stewart Copeland
6. Synchronicity II / Sting
7. Every Breath You Take / Sting
8. King Of Pain / Sting
9. Wrapped Around Your Finger / Sting
10. Tea In The Sahara / Sting
11. Murder By Numbers / word Sting, written Andy Summers


▶ Mother


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2026年4月26日日曜日

Led Zepperlin / Mothership


 Led Zepperlin は、1968年に出発してから1980年のドラマーの John Bonham の死により解散しています。私がロックギター小僧になる前だったので、ZEPはリアルタイムで聴いていなかったのですが、私が高校生の時には「狂熱のライブ」の無料フィルムコンサートが、新宿の高層ビル街の下の広場とか、記憶は薄いんですが渋谷か池袋の楽器屋とかで開かれていたんで、情報を聞いてはせっせと見に行っていました。大画面のスクリーンで見る迫力の映像と大音量で、当時の高校生にとっては、とても魅力的な「無料」フィルムコンサート。グッズ販売とかやってるわけでも無く、権利の問題とか運営費とかどうしていたんだろうと思いますが、古き良き、ありがたい時代でありました。(この時代、無料が流行っていてギチギチに人を入れてくれる「子供バンド」のイケベ楽器の店内無料ライブとかもありました)楽器屋さん、レコード・ショップさんの販売宣伝であったなら、きちんと利益を還元している大人に成長しております。当時の運営さんありがとうございます。ボランティアさんで、あったなら、その心意気と熱意に敬意と感謝を持ち続けております。


 大学以降はジャズ、ファンク、ブルース系ばかりで、すっかりハードロック、ヘビメタ系から遠ざかっていたのですが、このアルバムが発売されると知った 2007年 、若い頃に聴いていたあの音が聴きたいと、血が騒ぎだし発売直後に購入しました。輸入盤と日本盤、どちらか迷いましたが、この盤については日本語解説が見たいと思い高価な日本盤にしています。

 本アルバムは、2枚組ベスト・アルバム仕様で、Jimmy Page、Robert Plant、John Paul Jonesの3人によってセレクトされた楽曲が年代順に収録されています。さらに「Led Zeppelin DVD」から抜粋されたライヴ・パフォーマンスDVD付き。もちろん分厚いブックレットも入ってますので、聴きながら読みながら楽しむことができます。


高校生の頃を回想しながら、フィクションもありですが・・・

「Good Times Bad Times」なんでこんな良い曲を先頭に持ってくるんだね。ドラムの細かい芸と凄さが素人にもわかるじゃねえか。
「Communication Breakdown」高校生の時に、一生懸命この曲を練習したのに出来上がりがダサすぎてライブでやるのを断念したのを、なんで知ってるんですか。
「Dazed And Confused」高校生の時、このイントロのギターの効果音みたいのとか、ソロのワヤワヤしたところだけ、やたら上手く弾けてたヤツ知ってます。
「Babe I'm Gonna Leave You」 高校生の頃は、アコースティック・ギターも上手い方が、もてるかも知れないって思わなかったんだよね。
「Whole Lotta Love」この曲で、昔は首を縦に振り続けられたような気がする。狂熱のライブで、この曲のソロというかフリータイムみたいなとこが一番興奮したかな。
「Ramble On」おっアコギの音がシャリシャリと綺麗に録れてるね。
「Heartbreaker」そうそう新米のギター小僧にも、この曲のリフは弾きやすくて、カッコよくて、カットテープに合わせて弾きながら、夜な夜な酔いしれてたヤツがいたんですよね。
「Immigrant Song」ドラマーとギターのリズムが完全にシンクロするとカッコ良いけど、合わないとダサいねって気づいたんだよね。
「Since I've Been Loving You」最初に聞いた高校生の頃、演歌みたいだと思っててごめんなさい。今思えばこの精神は Janis Joplin じゃね。
「Rock And Roll」高校生の頃のウチのバンドのライブの〆はこれでした。
「Black Dog」大好きな曲でしたが、私より上手くこの曲を弾ける人がいたので高校生の時、人前でこの曲を弾くのは封印してました。
「When The Levee Breaks」ブルースハープ使ってスライドギターも入れて、こんなロックができるんかい。
「Stairway To Heaven」アメリカの楽器屋でこの曲でギターを試奏してはいけないらしいが、昔の日本の高校生に、そんな非常識は通用しなかった。
「Song Remains The Same」これが私の青春の思い出のひとつでもある
「Over The Hills And Far Away」アコースティックからエレクトリックなバンド演奏にすればカッコイイと思ってんだろうけど、そうだね。
「D'Yer Maker」ハードな曲も良いけど、レトロなテイストで Robert Plant の喘ぎ声のような歌が堪能できて幸せになれる。
「No Quarter」ばかやろう。シンミリするじゃねえか。
「Trampled Under Foot」ロックばかりではなくて、Stievie Wonder も聴いていていたんですね。なるほど Zep がやると、あのサウンドはこうなる。
「Houses Of The Holy」グシャグシャ加減が絶妙で、決めるとこはビシっと締めてるのね。
「Kashmir」このリフがロックになり荘厳な世界に発展する。おかしい。何か次元が違う。
「Nobody's Fault But Mine」Black Dog と構造が同じであっちの方がカッコ良いけど、こっちはこっちで、Robert Plant のハーモニカがセクシーじゃん。
「Achilles Last Stand」壮大すぎて力作すぎると思います。
「In The Evening」退廃したようなリフからのタイトになって、ギターがぶっ壊れるような音を出しやがって、なんかセクシーじゃないの。
「 All My Love」せつないって、感情を最近忘れていた。俺も聴いていた高校生の頃は多感だったんだな。


 2026年 現在はドラムのJohn Bonham 以外は健在で、Robert Plant については、たまに youTube で拝見すると未だに活動されている模様、John Paul Jones は、お見かけしていません。Jimmy Page については、すっかり歳をとられてからギターを触っていないのか、アドリブが全く弾けていないとか、ゲストで出ているのに、ほぼ弾けていなくてニヤニヤしているだけとかの映像に出くわし嘆かわしいのですが、改めてこのアルバムを聴いて、エネルギーとアイデアに満ち溢れ、天才的なリフを量産し、自在なフレーズを連発する Jimmy Page は、やっぱりギターヒーローであったと再確認しています🎶

vocals, harmonica : Robert Plant
acoustic and electric guitars, production : Jimmy Page
bass guitar, keyboards, mandolin, recorders : John Paul Jones
drums, percussion : John Bonham

【Disc1】
1. Good Times Bad Times
2. Communication Breakdown
3. Dazed And Confused
4. Babe I'm Gonna Leave You 
5. Whole Lotta Love
6. Ramble On
7. Heartbreaker
8. Immigrant Song
9. Since I've Been Loving You
10. Rock And Roll
11. Black Dog
12. When The Levee Breaks
13. Stairway To Heaven

【Disc 2】
1. Song Remains The Same
2. Over The Hills And Far Away
3. D'Yer Maker
4. No Quarter
5. Trampled Under Foot
6. Houses Of The Holy
7. Kashmir
8. Nobody's Fault But Mine
9. Achilles Last Stand
10. In The Evening
11. All My Love

【DVD】
1. We're Gonna Groove
2. I Can't Quit You Babe
3. Dazed And Confused (Part)
White Summer (Part)
4. What Is And What Should Never Be
5. Moby Dick (Part)
6. Whole Lotta Love
7. Communication Breakdown
8. Bring It On Home
9. Bring It On Back
10. Immigrant Song
11. Black Dog
12. Misty Mountain Hop
13. The Ocean
14. Going To California
15. In My Time Of Dying




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2026年4月23日木曜日

Eric Clapton & Friends / The Breeze An Appreciation Of JJ Cale


 2013年7月26日に死去したJ.J.ケイルへの翌年に追悼アルバムとして Eric Clapton が友人のミュージシャンとともに、制作、発表されたトリビュート作品です。ブルース、ロカビリー、カントリー、ジャズが融合したサウンドで、タルサ・サウンドの創始者の1人として知られる Cale は1938年12月5日にオクラホマ州オクラホマシティで生まれ、同州のタルサで育ちタルサ・セントラル高校を卒業。1960年代初期にロサンゼルスへ引っ越して、最初はスタジオ技術者として働いていましたが、アーティストとしてはほとんど成功せず、音楽業界から離れることを考えていたが、Eric Clapton が初のソロ・アルバム Eric Clapton (1970年)で Cale のカバーで After Midnight を録音して転機が訪れ、Cale の初のアルバム Naturally (1971年)に発表。彼の音楽性は、レイド・バック・サウンドとも呼ばれ、Clapton は、Slowhand (1977年)で Cocaine をカバーし、Randy Crawford, Waylon Jennings, Kansas, Lynyrd Skynyrd, Bryan Ferry, Tom Petty などなど多くのミュージシャンが彼の曲をカバーしています。


「Call Me The Breeze」ああ Clapton のLay Down Sally だって直ぐに思い出させてくれるサウンドです。他のカバーでは Lynyrd Skynyrd は少し ZZ Top っぽいロックンロールで演奏しています。
「Rock And Roll Records」カントリーっぽいロックで歌詞をおきに行くように、ささやくように歌うのも特徴的。 
「Someday」レトロでカウボーイ映画に出てきそうな曲です。ギターは Christine Lakeland,  Don Preston, Don White, Mark Knopfler の4人が参加。
「Lies」いぶし銀のようなサウンドと形容して良いでしょう。Clapton が John Mayer を従えて心を込めて歌いながら、ギターで語ってます。
「Sensitive Kind」この曲を聴いて、オリジナル聴いて  SANTANAのライブ 聴いてってやってると、あの Black Magic Woman は、この曲があったので生まれたのかな と思うところあり
「Cajun Moon」ジャジーなトコでは Randy Crawford のカバーが有名みたいです。なんでもないブルースにも聞こえますが、ささってる人も多いようです。
「Magnolia」深いとこにくる良い曲です。ここは Clapton が John Mayer と押さえてます。カッコ良いです。 
「 I Got The Same Old Blues」レイドバックサウンドに戻ってきます。Tom Petty も参加ですが完全に Clapton & Friends でよくあるサウンドが、ここに源流アリなんですね。
「Songbird」オリジナルが聴けてないんですけど、どこで聞いたんだか知ってます。このサビは覚えがあります。Willie Nelson の人選もぴったりです。
「Since You Said Goodbye」この曲を聴いてると色んなアーチストのフレーズが複数、頭に浮かんできます。影響を与えたのか、JJ Cale が全部内包してしまったのか。
「 I'll Be There (If You Ever Want Me)」いかにものカントリーロック。 Don White 今までギター弾いてだけですが、ここでは歌ってます。歌わせろって感じでしょうか。
 「The Old Man And Me」Tom Petty のボーカルです。このアルバムで3曲ボーカルをとってますが、JJ Cale の影響を強く受けた人の一人なんでしょう。マッチしてます。
「Train To Nowhere」レイドバックサウンドに乗って、鉄道に乗ってアメリカの大地を旅してる感じあります。ピキっとしたギターのサウンド。 Clapton が、この曲調の時に決まって使うフレーズも入ってて上手い演出も感じます。
「Starbound 」Willie Nelson が歌うとどこかで聞いたことがある気になるんでしょうか。これも頭の中にあるんですよね。
「Don't Wait」文句なしにカッコ良いです。大勢参加のように聴こえますが John Mayer との子弟コンビで、もっていってます。 
「Crying Eyes」サビの部分どのバンドか思い出せませんが持って行ってますよね。これも聞き覚えがあります。最後に Derek Trucks が出てきて締まります。
 

原曲は確実に聴いてないはずなんだけど、何か聞き覚えのある音が多かったです。それだけ色んなアーチストに愛されてきた人なんですね。これも良いアルバム🎶

bass : Nathan East
drum programming, percussion : Simon Climie
drums : Jim Keltner
drums (Additional) : David Teegarden, James Cruce, Jamie Oldaker, Jim Karstein
organ (Hammond), piano, electric piano (Wurlitzer) : Simon Climie, Walt Richmond
tabla : Satnam Ramgotra

producer : Eric Clapton, Simon Climie

1. Call Me The Breeze / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Albert Lee
2. Rock And Roll Records / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Tom Petty
guitar : Reggie Young
3. Someday / J.J. Cale, Walt Richmond
vocals : Mark Knopfler
guitar : Christine Lakeland
guitar : Don Preston, Don White, Mark Knopfler
harmonica : Mickey Raphael
4. Lies / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
5. Sensitive Kind / J.J. Cale
vocals : Don White
guitar : Don White
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
6. Cajun Moon / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Reggie Young
7. Magnolia / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
8. I Got The Same Old Blues / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Tom Petty
guitar : Reggie Young
backing vocals :  Simon Climie
9. Songbird / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Willie Nelson
guitar : David Lindley
guitar (Trigger) : Willie Nelson
harmonica : Mickey Raphael
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
10. Since You Said Goodbye / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Doyle Bramhall II
11. I'll Be There (If You Ever Want Me) / Ray Price, Rusty Gabbard
vocals : Don White, Eric Clapton
guitar : Albert Lee
dobro : Eric Clapton
12. The Old Man And Me / J.J. Cale
vocals : Tom Petty
pedal steel guitar : Greg Leisz
13. Train To Nowhere / J.J. Cale
vocals : Don White, Eric Clapton, Mark Knopfler
guitar : Don Preston, Don White, Mark Knopfler
harmonica : Jimmy Markham
backing vocals : Christine Lakeland, Michelle John, Sharon White
14. Starbound / J.J. Cale
vocals : Willie Nelson
guitar : Derek Trucks
guitar (Trigger) : Willie Nelson
harmonica : Mickey Raphael
pedal steel guitar : Greg Leisz
15. Don't Wait / J.J. Cale, Christine Lakeland
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
backing vocals : Christine Lakeland 
16. Crying Eyes/ J.J. Cale
vocals : Christine Lakeland, Eric Clapton
guitar : Derek Trucks, David Lindley



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2026年4月20日月曜日

Kiss / Psycho Circus


 1973年にバンドを結成してからオリジナルメンバー(Gene Simmons, Paul Stanley, Ace Frehley, Peter Criss)で活動していたが、1980年にPeter Crissが脱退、ついで1982年にAce Frehleyが脱退してしまいます。
 しかし1995年に MTVアンプラグド の録音で、オリジナル・メンバーであるエース・フレーリーとピーター・クリスがゲスト出演し、これをきっかけに、バンドはオリジナル・メンバーで再始動することとなり、1998年にオリジナル・キッス再集結のアルバムを制作することに。


 そこで、この Psycho Circus が発売されたわけです。セールス的には、全米初登場3位にランクインし、ツアー PSYCHO CIRCUS TOUR は無事成功を収めたように見えたのですが、このメンバーでの活動は、やはりウマが合わなかったようで長くは続きませんでした。


 私がロックを聴き始めたころにはやはりキッスは、かなり聴いていました。キッスのレコードを持っていたわけではありませんが、当時のサウンドや楽曲は刷り込みのように頭の中に入っています。ただ私の好きだったキッスサウンドは初期のハード・ロックンロール。そのイメージでこのサイコ・サーカスを聴く少し物足りなくはあり、不完全燃焼。ただキッスでなければレベルの高いロックだとは思いますし、進化系と捉えればそうゆうもんです。ちなみに Peter Criss, Ace Frehley は1曲しか参加していないので、オリジナル・キッス再集結のアルバムって宣伝文句は少し誇張ではないかと思う今日この頃ですが、大人の事情が色々あるのも重々わかります🎶

Paul Stanley : vocals, rhythm guitar, bass and additional solos on track 3, acoustic guitar on tracks 5, 8 and 10
Gene Simmons : vocals, bass on tracks 2, 4, 6, 10 and 11, rhythm guitar on track 5
Ace Frehley : vocals and lead guitar on tracks 4, 6, and 11
Peter Criss : vocals on tracks 6 and 8, drums on track 4

Kevin Valentine : drums (except track 4)[25]
Tommy Thayer : lead guitar on tracks 1, 3, 5, 8 and 10; bass on track 5
Bruce Kulick : bass on tracks 1, 7, 8 & 9; lead guitar on tracks 2, 7; all guitars on track 9 
Shelly Berg : acoustic piano, orchestration and conductor on tracks 8 and 10
Bob Ezrin : Fender Rhodes on track 8

1. Psycho Circus
2. Within
3. I Pledge Allegiance To The State Of Rock & Roll
4. Into The Void
5. We Are One
6. You Wanted The Best
7. Raise Your Glasses
8. I Finally Found My Way
9. Dreamin'
10. Journey Of 1,000 Years
11. In Your Face




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2026年4月17日金曜日

Michael Monroe ‎/ Not Fakin' It


 Hanoi Rocks は、神戸の三宮の高架下を徘徊してた時に、安物ワゴンセールかなんかで購入したと思われる All Those Wasted Years は、記憶していたのですが、私のコレクションに、このアルバムがあることはすっかり忘れてました。Hanoi Rocks のファンでは無いので、 All Those Wasted Years と同時購入では無いとは思うんですが、これは記憶にない発見です。
 前後しましたが Michael Monroe は は1981~1985年に流行したロックンロール・バンド Hanoi Rocks のボーカリストです。Hanoi Rocks のサウンドは粗目で、リズム乱れ勝ち、ギターはノリ重視のグシャグシャ系のイメージで、ギター馬鹿の私が Hanoi Rocks のギタリストの名前を憶えていないので、かなり ボーカルの Michael Monroe に人気が偏っていたと思います。 と書いたところでググってみると、このソロ・アルバムには、Hanoi Rocks から Nasty Suicide がギターで参加していました。


 さて忘れ去っていたアルバムですが、改めて聴いてみるとサウンドはロックンロール系ですが Hanoi Rocks よりはすっきりしているイメージで、1曲目の Dead, Jail Or Rock 'N' Roll だけは、耳が覚えていました。またボーカルは、なんとなくRolling Stones の Mick Jagger の歌い方、声質が似ているような気がします。コーラスの入れ方もストーンズに似てるような・・好みまではいかないけど嫌いではないです。
 アルバムの中で気に入ったのは、ロックンロール系を感じる Dead, Jail Or Rock 'N' Roll, パンク系を感じる Not Fakin' It の2曲。が、聴く前に想像していたより、意外とちゃんとカッコいい曲でした🎶

vocals, harmonica : Michael Monroe
backing vocals : Gennaro , Holly Vincent, Kim Lesley, Little Steven,  Nicole Hart , The Monroettes
keyboards : Ed Roynesdal 
piano : Ed Roynesdal , Ian Hunter
guitar : Jimmy Ripp , Phil Grande , Nasty Suicide
bass : John Regan , Kenny Aaronson 
drums : Anton Fig , Thommy Price 
sax : Mark Rivera 
shaker : Michael Monroe 
tambourine : Sue Hadjopoulos

producer, art direction : Michael Monroe

1. Dead, Jail Or Rock 'N' Roll / Little Steven, Michael Monroe, Nasty Suicide
2. While You Were Looking At Me / Little Steven
3. She's No Angel / Gary Holton lyrics by : Michael Monroe, Stiv Bators
4. All Night With The Lights On / Danny Lewis, Michael Monroe, Phil Grande
5. Not Fakin' It / Dan McCafferty, Darrell Sweet, Manny Charlton, Pete Agnew
6. Shakedown / Michael Monroe, Phil Grande
7. Man With No Eyes / Michael Monroe, Phil Grande
8. Love Is Thicker Than Blood / Martin Briley, Michael Monroe
9. Smoke Screen / Little Steven, Michael Monroe, Nasty Suicide
10. Thrill Me / Michael Monroe, Phil Grande




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2026年4月5日日曜日

The Aristocrats / Boing!


 高校生の頃にプログレを聴いた時期もありましたが、大ハマりすることもなく縁が無くなってきて、すっかりご無沙汰しています。The Aristcrats は凄腕ジャズ・フュージョン・バンドで、そっち系に分類されることも多いと思いますが、プログレ・ファンからも大きな支持があるバンドかと思います。あきれるぐらいのハイレベルでスピーディなスリーピースの演奏、そして楽曲アレンジも素晴らし過ぎて、試聴でビックリして購入したアルバムです。ちなみにジャケットは好みではないのでジャケ買いではありません。
 メンバーの Guthrie Govan は Asia の AURA にセッション参加していたり、GPS と言うユニットで来日もしているギタリスト。ベースの Bryan Beller は、Steve Vai、Dweezil Zappaなどとの共演しています。ドラムの Marco Minnemann はドイツ出身で Terry Bozzio、Chad Wackermanとの共演、Eddie Jobsonのプロジェクト UKZ、UK Reunion などに参加。とにかくメンバーは楽器の表現方法を知り尽くしてしまったような異次元の名手が揃っています。
 上手すぎるがゆえに、まずは各楽器のテクニックに耳が行ってしまいますが、楽曲の組み立てがとにかくハイセンス、引き出しがメチャクチャ多いので、曲の中で音質の変化が楽しめたり、クリーンからメタル系、ジャズ、ラテンまでがアルバムの中に詰め込んでしまっています。人間はどこまで進化できるか?と究極の形とも思えるバンドです。
 発売のレーベルを見たら、BOING! Music LLC. とあり、彼らの設立したインディペンデント・レーベルのようで、見た目も演奏もやってることもマニアな音楽オタクな匂いがプンプンします。


 多分レビューを書いたら「凄い」しか感想が無いのはわかっていますが、久しぶりに聴きながら全曲いってみます。
「Boing!... I'm In The Back」イントロの破壊的なコードの響きから凝ってます。静と動が目まぐるしく変わりながら曲が展開していきます。「Sweaty Knockers」がっつりと重い箇所、メロディアスなメロディーで聴かせる箇所「が、散りばめられています。「Bad Asteroid」ツルっと滑るスライドで味付けしているフレーズが魅力的で、ワウを使ったソロもかなりのカッコ良い曲です。ジャズ系ギタリストは太い弦でしっかりとした音作りをしますが、Guthrie Govan は細めのゲージを使って繊細なフレーズを弾いているのかなって思える音がします。「Get It Like That」ドラマーの Marco Minnemann が作曲なので拍子とフレーズの使い方に時々トリッキーなところが出てきますし、ビートは常に変化します。ギタリストは特徴的な音作りをアンプでする人が多いですが、Guthrie Govan はフレーズと弾き方に特徴があるので、ナチュラルな音のギターでも十分に個性を発揮しています。「Furtive Jack」レゲエのリズムを入れて、中東的なスケールを使った楽曲ですがフレーズが相変わらず細かくて速い。これも各自職人みたいな演奏です。「I Want A Parrot」 オウムを飼いたいって曲ですかね。可愛い鳥って感じの曲では無いですが「See You Next Tuesday」全体的には破壊的に狂ったり世話しなく動き回って吠えまくっているような曲で、人物に例えるなら少々いかれているヤツです。来週の火曜に会おうぜって言われても悩むな。「Blues Fuckers」機関銃のような高速フレーズのブルースのコード進行なのでこのタイトルなんですね。硬派な感じがします。「Flatlands」 最後はバラード調の曲で締めています。気持ちの良い音と和音をひとつづつ置いていっているようなテーマが、これまたセンスが良いです。ソロでは、ひたすら速弾きでテクニックを見せつける展開に持っていくのかと思いきや、スローなブルース展開、音使いとかフレーズはこんな一面もあるのかと思わせますが、まてよ Stevie Ray Vaughan にこの展開の曲があったよなと思いつつ整理が悪くて直ぐに出てきませんでした。またの機会に調べときます。
 全く真似をできないハイテクニックに、圧倒されっぱなしになるアルバムですが、昔聴いた時より親密感が増してより楽しんで聴けました🎶

guitar : Guthrie Govan
bass : Bryan Beller
drums : Marco Minnemann

recorded at Planet 10 Studios

1. Boing!... I'm In The Back / Marco Minnemann
2. Sweaty Knockers / Bryan Beller
3. Bad Asteroid / Guthrie Govan
4. Get It Like That / Marco Minnemann
5. Furtive Jack / Guthrie Govan
6. I Want A Parrot / Guthrie Govan
7. See You Next Tuesday / Bryan Beller
8. Blues Fuckers / Marco Minnemann
9. Flatlands / Bryan Beller




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月4日土曜日

The Allman Brothers Band ‎/ Hittin' The Note


 2003年に発売の The Allman Brothers Band 9年ぶりのスタジオアルバムです。Sanctuary Records バンド自身が経営する Peach Records の提携先の Sanctuary からの発売となっています。メンバーを変えながらThe Allman Brothers Band (1969) から34年間アルバムを出し続けてきましたが、この次の One Way Out (2004) でアルバムの発表は終了。最終的に2014年でバンドの活動は終了となっています。
 1989年から在籍し、1997年に一度バンドを脱退した Warren Haynes も復帰していて、アルバムの業績としては、Billboard 200では37位、全米トップ40入り。Firing Line は Billboard メインストリーム・ロック・チャートで37位、ドイツのアルバム・チャートで55位となっています。


 私の The Allman Brothers Band の入り口がこのアルバムで、札幌在住時に参加したバンドで、Firing Line が課題曲としていて、スライドを始めたのもこの曲からでした。
 バンドとしては、ブルースを核としながら、カントリー・ミュージックの影響と即興性の強いジャムバンド的なイメージが強いですが、本アルバムは、洗練された感じのアーバンなブルースでソウル色が強い感じがします。それでは再度聴きながら全曲レビューしていきます。
「 Firing Line」エッジの効いたギターリフから始まる曲で、バンドでやるためにスライドをコピーしたこともあり思い出の曲です。Derek Trucks 部分のソロのコピーは全く歯が立ちませんでしたが、最後のソロのツインギターも懐かしい。「High Cost Of Low Living」マイナーコードを基調としながらカラッとした曲調の展開も入れています。アメリカって感じがしますし、ソロの導入部分とかは Allman Brothers Band のお得意パターン。「Desdemona」泣きのギターがイントロのド・ブルース。ボーカルもカッコ良いですが、やっぱり Derek Trucks のソロの盛り上がりが圧巻で、Warren Haynes で熱さをさましてくれる対比も良い。「Woman Across The River」スタンダードでストレートなブルースで  Freddie King のカバーですが作曲者は Allen A. Jones, Bettye Crutcher。ベースラインはファンク系の細かいヤツですが基本変則技は使わずに正攻法ですので、そこが新鮮。「Old Before My Time」 オッアコギから始まりです。こんな曲あったっけかと思いながら聴いていると何かのメロディーラインが混じってる感じがします。Rolling Stones のAngie が近いような気がします。「Who To Believe」 ここらへんで、いつもの雰囲気に戻すかと思ったらそうでもありません。最初のギターソロの Warren Haynes はやっぱりロックっぽいですが、2発目の Derek Trucks は、やっぱりキレが良いです。彼のギターの音は人間の肉声に近いと何かの本で読んだことあります。「Maydell」ブギータイプのブルース・ロックで派手で良いです。「Rockin' Horse」純然たるブルースよりは、現代ロックよりで、Stevie Ray Vaughan タイプのサウンド見え隠れします。氏は 1990年8月27日 に亡くなっていることからアレンジに影響が出ていてもおかしくは無いはず。後半のリズムの、たたみかけ方は、アレですし、ボーカルの歌い方まで似てる気がします。「Heart Of Stone」ここで Rolling Stones のカバーです。Stones には印象的なリフの曲が多いですが割と普通な目だないタイプの曲で、なんでこの曲なのかと思わんでもありませんが、Stones よりも感情込めた演奏にはなっているので成功ではあります。「Instrumental Illness」セッション用につくったような曲で楽しい演奏です。各自好きに暴れてる感がとても好きです。「Old Friend」最後は渋いドブロのアコースティックなスライドのアドリブから始まり、男っぽいアコースティック・ブルースで、弾き語りはできるように覚えたい曲です。
 やっぱり、このアルバムはマニア過ぎずキャッチーな曲が多い手聴きやすいし、好きなアルバムであることを確認しました🎶


lead guitar, slide guitar, acoustic guitar, acoustic slide guitar, Lead Vocals, Backing vocals : Warren Haynes
lead guitar, slide guitar, acoustic slide guitar : Derek Trucks
organ, piano, clavinet, lead vocals : Gregg Allman
bass : Oteil Burbridge
drums : Butch Trucks, Jaimoe
congas, percussion : Marc Quinones

producer, mixed by : Warren Haynes
producer, mixed by, engineer : Michael Barbiero
recorded in December, 2001 & April, 2002

The album is dedicated to our godfather Tom Dowd
Recorded at Water Music, Hoboken, NJ

1. Firing Line / Gregg Allman, Warren Haynes
2. High Cost Of Low Living / Gregg Allman, Jeff Anders, Ron Burgin, Warren Haynes
3. Desdemona  / Gregg Allman, Warren Haynes
4. Woman Across The River / Allen A. Jones, Bettye Crutcher
5. Old Before My Time / Gregg Allman, Warren Haynes
6. Who To Believe / John Jaworowicz, Warren Haynes
7. Maydell / Johnny Neel,  Warren Haynes
8. Rockin' Horse / Allen Woody, Gregg Allman, Jack Pearson, Warren Haynes
9. Heart Of Stone / Jagger-Richards
10. Instrumental Illness / Oteil Burbridge, Warren Haynes
11. Old Friend / Chris Anderson, Warren Haynes


▶ Maydell


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