2025年4月7日月曜日

Motörhead / No Sleep 'Til Hammersmith


 MotörheadのOは上に点が二つのってます。ドイツ、フィンランド語などで使われるようですが彼らは英国のバンド。私が若かりし頃に購入したものですから、ここら辺を聴いてたのは1981年リリースのライブ盤だから高校生ぐらいですが、高校生の時にCDデッキは持ってなかったので、本盤は大人になってから懐かしんでの購入のはずです。


 このアルバムはバンドにとって初の、そして唯一の全英No.1の座を獲得した歴史的ライブ・アルバムで、豪快でヘビーなロックンロールでとにかく音がでかい。三人組で、ガンガン、ゴリゴリと鳴ってバーンと炸裂する音の連続攻撃が収録されています。ライブはイギリスのニューキャッスル・シティホールでの1981年3月30日の録音を中心に、同ホールの29日公演から2曲、28日のリーズ、クイーンズ・ホールでの公演から2曲が収録されています。後にリイシューして発売された同名のアルバムには、3月27日~30日までの4日で3か所、4日空けて4月3日でのライブが収められていますので、かなり詰め込まれた日程でのツアーが組まれていたことがわかります。大がかりなステージの設置でしょうから、設営スタッフにとってもハードなツアーです。私も学生の時にコンサートの設営のアルバイトをしていましたが、ジャズ系のアーチストは大変でも、まあ大変。ロック系は機材の多さ、重さは比にならない多さでした。当時私が組んでいたジャズ研究会時代のバンドのドラマーがスピーカーの設置で指骨折とかして、ギプスしながらライブハウスでドラム叩いてたこと思いだします。
 と、私の思い出は置いときまして、アルバム名に Hammersmith と付いていますので、Queens Hall, Newcastle City Hall やんと気づく方も多いかと思いますが、私は今まで数十年間気づきませんでした。Hammersmith は5,000人収容のロンドンの大劇場で、1970〜80年代のロックシーンで最も重要なライブ会場で多くの大物アーチストが演奏しています。昔の日本武道館のような立ち位置で Motörheadも何度もステージに立っています。そのため、ハマースミスはロック・ファンにとって象徴的な場所でした。「No Sleep 'Til Hammersmith(ハマースミスまで眠らず)」というタイトルは、バンドが過酷なツアースケジュールをこなしていたこと(前述していますが、アルバムの収録日からも想像できます)、メンバーは、ツアー中はほとんど眠れないほどの過密ハードなスケジュールであ他とも思われます。最終的にこのツアーが、ゴール地点として「Hammersmith」が使われたかどうかは解りませんでしたが、やってもやらなくても目標は「Hammersmith」であったのかと思われます。
 久しぶりに聞いてもゾクゾクするドライブ感、痛快な爆音、トリオならではのゴリゴリ感が最高です。全曲レビューはしませんが、聴いてない人は購入して聴いてほしいアルバムです。ベーシストの Lemmy Kilmister が2015年に亡くなるまで40年間粥活動で更公式HP imotorhead.com は充実🎶🎸

lead vocals, bass : Lemmy Kilmister
guitar, backing vocals : "Fast" Eddie Clarke
drums : Phil "Philthy Animal" Taylor

producer : Vic Maile
recorded at Queens Hall, Leeds, Newcastle City Hall

① 28 March 1981: Queen's Hall, Leeds, England
② 29 March 1981: City Hall, Newcastle, England
③ 30 March 1981: City Hall, Newcastle, England

1. Ace Of Spades / ③
2. Stay Clean / ③
3. Metropolis / ③
4. The Hammer / ②
5. Iron Horse / 1980 unknown date
6. No Class / ①
7. Overkill / ③
8. (We Are)The Road Crew / ③
9. Capricorn / ③
10. Bomber / ①
11. Motorhead / ②





  

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