Bob Marly(ボブ・マーレイ)のベスト盤シリーズの2枚目。このシリーズ「The Collection」という往年のアーチストのベスト盤を、かなりいい加減な作りで販売しているシリーズでタイトルのつけ方が自由奔放です。
「Volume One - Stir It Up」「Volume Two - Riding High」「Volume 3 - Soul Shakedown Party」「Volume four - Stir It Up」
よく見てください。変なことに気づきます。3だけアラビア数字だったり、副題の Stir It Up が one と four に使われていたりしてます。曲名がアルバム名にもなっているかと思いきや、1,4番目のアルバムは Stir It Up ですが、4番目のアルバムに Stir It Up は収録されていません・・ジャケットのデザインをアルバイトに任せていたらこうなったのでしょうか。当然、詳細な解説のあるライナーノーツが入っていることは無く、裏面に曲が書いてあるだけのペラペラの紙がだけです。ただ、あっさりとした作りですが海賊版では無いようで、版権切れの楽曲を集めた廉価版と思われます。そんな廉価盤なので、音が悪いとか、選曲がどうだとかは気にせず、ボブ・マーレイの Put It Out ってどんな曲だっけか?と思った時に聴ければ良いわけで購入したことに背徳感、後悔、不満はありません。
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ボブ・マーレイ博物館 |
さて、ボブ・マーレイと言えばジャマイカ。ジャマイカと言えばアメリカ大陸の中央に位置してカリブ海にある島国です。欧米人が美しいカリブ海を求めて訪れるリゾート地としても人気があり、手つかずの山や海など大自然を体験できるアクティビティも豊富です。 公用語は英語、年間を通じて20℃以上と温暖な気候です。首都はキングストンで、ボブ・マーレイ博物館は観光名所になっているようです。
ただレゲエとリゾートとしての明るい文化の反面、2022年の世界の殺人発生率 国際比較統計・ランキングでは、ジャマイカは2位の53.11件/10万人、で1位はタークス・カイコス諸島の76.34件/10万人、3位は南アフリカの43.72件/10万人となっていて、1959年にはイギリスから自治権を獲得してから65年が経過しているのに、治安に不安が残るようです。
Bob Marly の活動は Bob Marley And The Wailers でバンドで活動していました。The Wailers(ウェイラーズ)は、1963年に Peter Tosh、Bob Marle、Bunny Wailer の3人で結成したバンドで Bunny Wailer の名前を冠していますが、1974年に Peter Tosh、Bunny Wailer は脱退してしまい本人不在のまま、Bob Marley And The Wailers にバンド名を改めて、新たなメンバーでツアー活動を開始しています。
Bob Marley And The Wailers は、ラスタファリ運動の思想を背景として音楽・思想を語り続けています。ラスタファリ運動とは、1930年代にジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動で、宗教ではなく一握りのエリートによって支配され、社会的に抑圧されたジャマイカ市民による抵抗運動です。
アルバムのレビューは、今更良いですかね🎶
1. Riding High
2. Mellow Moods
3. There She Goes
4. Put It Out
5. Fussing And Fighting
6. Duppy Conqueror
7. Try Me
8. No Sympathy
9. Treat You Right
10. Chances Are
11. Hammer
12. You Can't Do That To Me
13. Touch Me
14. How Many Times