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2026年5月14日木曜日

Gerry Groom / Once In A Blue Moon


 このアルバムは、1991年の8月に録音され1993年に発売されたもので、伝統的なブルースを、かつてのブルース・マンが行っていた「一発録り」のスタイルにこだわって制作され、ダビングを一切せず、DATに直接記録することで、その場の空気感やミュージシャン同士の熱いインタープレイをそのまま封じ込めています。
 Gerry Groom は、Duane Allman の愛弟子としても知られるスライド・マスター。本作では、彼が弾くアコースティックなドブロ・ギターと、Rolling Stones のMick Taylor の弾く情感豊かなエレクトリック・ギターが絶妙に絡み合うのが魅力ですが、今回このレビューを書くまで購入してから数十年全く気付かずに聴いていました。
 ライナーノーツは英語版で字が小さかったので、今まで読んでいなかったのですが、音響的な加工(ディレイ、リバーブ、コーラスなど)もされていないとのことですが、非常に音質は良いです。一発録音なので、Gerry Groom の弾くドブロの音が小さくガラス張りの別ルームで録音したこと、ドブロは、1936年製で、マイクはAKG 414、Mick Taylor は、リッケンバッカーのソープバー・ピックアップを搭載する改造を施したヴィンテージのフェンダー・ストラトキャスターと、古いフェンダー・バイブロラックス・アンプを使用し、マイクは Shure SM57などのマニアックな紹介もしてありました。


「Can't Be Satisfied」 Muddy Waters のカバーです。Gerry Groom の原点なんでしょう。ドブロのアドリブ部分が気合が入ってて熱い熱い。
「When You Got a Friend」お次は Robert Johnson のカバー。
「Coastin' Home」アップテンポでバカ騒ぎなGerry Groom のオリジナルのブルース。Mick Taylor のギターも、ここら辺からエンジンかかってきます。
「Mick's Jam」前述どおり Mick Taylor とのギター・バトルが、たっぷり聴けるインスト。
「Music Teacher」 ここら辺から歌い方が Eric Clapton だなあと思い始めます。
「Hip Shake」 ブルースの巨匠 Willie Dixonが亡くなる直前にGerryと共作したのですが、Gerry 自身もこのアルバムのリリースを待たずして事故で急逝してしまったまいましたので、彼にとっての遺作となりました。そんな彼はルバムには亡き Willie Dixon の家族へあてられたメッセージが掲載されている衝撃的な事実もこのアルバムの制作の裏にあります。
The Blues is alive and well 
With all the fury thrown at us, 
Sometimes it's hard to tell 
But I will meet you in 
Blues heaven 
Both alive and well
Gerry Groom (Sent to Willie Dixon's family after Mr. Dixon's passing)
伝統的なリズムの中にジェリーのオリジナリティがキラリの跳ねるブルースです。
「Long Distance Call」Muddy Waters のエッセンスが詰まっています。ワンパターンで良い、難しいことは要らんです。
「Susie-Q」1957年にヒットしたロカビリーの古典曲でドッカン、ドッカンのドラムでブルースっぽくなってます。曲名は、まさか Suzie Quatro のことではある訳がないよなと思いながらググったら、Susie-Q は、作者 Dale Hawkins のレコードレーベルのオーナーで、娘のスーザン (Susan) がこの曲のインスピレーションとなったとのこと。
「Louisiana Blues」ドブロでアルペジオを弾くと、スチールのギランとした、こんな音になるんですよね。でもこれもボーカルはコブシのまわし方も含め Clapton ですね。
「Spots for Days」ん・・。Clapton がアップテンポのブルースをやるときに使うリズム隊のパターンのような気がするぞ。
「The Red Rooster」 亡き Willie Dixon のカバーです。Rooster は、怠け者、雄鶏ですが、暗示としては、夜明けに鳴かないほど怠け者で、自分の役割を放棄した別の女のところへ遊びに行ってしまうロクデナシを暗示しているようです。
「Can't Be Satisfied」 オープニングと同一曲のバージョン違いで、落ち着いて演奏するとくなるバージョン。

愛聴盤ですが、知らなかった裏話も発見したし良かったです。楽しいアルバムです🎶

dobro, vocals : Gerry Groom
piano : Jeffrey Barr
dobro, guitar : Mick Taylor
harmonica : Thomas "Blues"Uhde
bass : PaulⅠⅡ
drums : Matt Abts

producer : Bobby Owsinski, Jeffrey Barr

1. Can't Be Satisfied / Muddy Waters
2. When You Got a Friend / Robert Johnson
3. Coastin' Home / Gerry Groom
4. Mick's Jam / Groom, Taylor, Barr, Abts, Uhde, Ill
5. Music Teacher / Gerry Groom
6. Hip Shake / Gerry Groom, Willie Dixon
7. Long Distance Call / Muddy Waters
8. Susie-Q / Dale Hawkins, Stanley J. Louis
9. Louisiana Blues / Muddy Waters
10. Spots for Days / Gerry Groom
11. The Red Rooster / Willie Dixon
12. Can't Be Satisfied / Muddy Waters




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。

2026年5月8日金曜日

J-Blues Battle Vol.1


The Blues is Roots of Rock (ライナーノーツからの引用)
新しい情報スポットとしてすっかり定着した大阪、アメリカ村。 その中でも異色の音楽情報を提供しているクラブ、GRAND Cafeで"The Blues is Roots of Rock"というコンセプトの元に '95.1.15に近藤房之助を迎えてスタートした SUNDAY BLUES LIVE。 クラブシーンとBLUESのミスマッチさが不思議な空間を作り出し若者達の圧倒的な支持もあり、今、1年を迎えようとしている。 J-BLUESの中心だった関西には常にBLUESが存在し、また、それを受け入れる土壌とハートを掴むだけのパワーを持っている。 そういったシーンの中でBLUE-Z RECORDSは、どんな曲にも存在しその人の表現により常に変化し続けているBLUESを現在進行形で記録していく。 生きたBLUESを感じることで "新しい音楽としてのBLUES" を発見してもらいたい。 このJ-BLUES BATTLEでは1アーティストとしてのアーティスティックな部分よりもっと深い意味での、個人としての生きざまのようなものを感じて欲しい。 このアルバムを通してすべてをさらけ出したアーティストの根源に宿るBLUESが見え隠れしながら、ジャンルとしてのBLUESだけでなく、揺れ動く感情のようなものが表現されている。
 このアルバムは、1996年に BLUE-Zレコード というインディーズ・レーベルから発売された日本のブルースを集めた、コンピレーションアルバムです。ライナーノーツにも書いてあるように、近藤房之助さんを迎えて大阪アメリカ村にあるクラブ「GRAND Cafe」にてSUNDAY BLUES LIVEを毎週敢行し、その流れの中で作られたものです。
 しかし盛り上がりを見せていた「GRAND Cafe」も2016年に閉店しています。私が関西に住んでいたのは、1990年~2001年で当時は音楽仲間つながりで、ライブハウスのブルース・セッションで仲が良くなった仲間と定期的にセッションしたり、彼の家で飲み会を頻繁に開いていました。この GRAND Cafe でのセッションが行われていることは知りませんでしたが、ブルース・セッションが、私たちの仲間内でも盛り上がっていた時代です。


「ROCK ME BABY」B.B King のカバーで、ホーンセクションを入れたジャンプ・ブルースに仕上がっていて、なによりボーカルの迫力と貫録です。チャキチャキのカッティング・ギターと粘りっこい歪んだ音のオブリガードも最高です。
「STAGGER LEE」元々はトラディショナルで曲名も違いましたが、 Lloyd Price が歌ったバージョンで売れた曲です。STORMYはボーカルの立原凌さん、ギターの静沢真紀さんの女性ユニットでメジャーではアルバムは発売していないようですが、中なかの歌唱力とギランとしてツボを押さえたブルース・ギターが気持ち良い。
「SAME OLD BLUES」春名俊希さんは存じていなくてすいません。現在は改名して咲井一希さんとしてプロデューサーで活躍されているらしいです。哀愁のある曲ブルースが切なく歌い上げられています。良い曲だ。
「RED HOUSE」ん~ Janis Joplin がいる。ギターもギュルギュルと渋すぎる。イントロのツーバスもマニアックで好きです。歌ってる 川島だりあ さんを調べましたが、こんな渋い歌い方は他ではしていないです。凄い人がいるもんだけど、この路線では生活できなかったのは悲しいですね。
「PALACE OF THE KING」Freddie King のカバーで、イントロは生ギターとのデュオからの、ハードロックブルースでドライブしまくってます。実力あり過ぎです。このアルバムで一番好きな曲かも。
「TRAMP」やりたい放題にアレンジしていて、稲葉さんもブルース好きなんですね。でも稲葉流になっているので、ブルースっぽくはないような気がします。一流はどんな曲をやってもその人が演奏しているのがわかってしまう典型ですね。


 ジャズやファンクも好きだけど、昔はロック小僧だったので、骨太ブルースロックを聴くと心が躍ります。死ぬまで好きなんだろうなあ🎶

1. ROCK ME BABY (Fusanosuke Kondou 近藤房之助 ) / B.B.king
2. STAGGER LEE (STORMY [Ryo Tachihara(Vo)立原凌 Maki(G)静沢真紀) /  Lloyd Price
3. SAME OLD BLUES (Toshiki Haruna 春名俊希) /  Freddie King, Don Nix
4. RED HOUSE (Daria Kawashima(Vo)川島だりあ Fuyuki Kurata(G)倉田冬樹) / Jimi Hendrix
5. PALACE OF THE KING (Kyoji Chiba(Vo)千葉恭司 Atsushi Dan(G)団篤史) / Freddie King
6. TRAMP (Kohshi Inaba稲葉浩志) / Lowell Fulson




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2026年4月23日木曜日

Eric Clapton & Friends / The Breeze An Appreciation Of JJ Cale


 2013年7月26日に死去したJ.J.ケイルへの翌年に追悼アルバムとして Eric Clapton が友人のミュージシャンとともに、制作、発表されたトリビュート作品です。ブルース、ロカビリー、カントリー、ジャズが融合したサウンドで、タルサ・サウンドの創始者の1人として知られる Cale は1938年12月5日にオクラホマ州オクラホマシティで生まれ、同州のタルサで育ちタルサ・セントラル高校を卒業。1960年代初期にロサンゼルスへ引っ越して、最初はスタジオ技術者として働いていましたが、アーティストとしてはほとんど成功せず、音楽業界から離れることを考えていたが、Eric Clapton が初のソロ・アルバム Eric Clapton (1970年)で Cale のカバーで After Midnight を録音して転機が訪れ、Cale の初のアルバム Naturally (1971年)に発表。彼の音楽性は、レイド・バック・サウンドとも呼ばれ、Clapton は、Slowhand (1977年)で Cocaine をカバーし、Randy Crawford, Waylon Jennings, Kansas, Lynyrd Skynyrd, Bryan Ferry, Tom Petty などなど多くのミュージシャンが彼の曲をカバーしています。


「Call Me The Breeze」ああ Clapton のLay Down Sally だって直ぐに思い出させてくれるサウンドです。他のカバーでは Lynyrd Skynyrd は少し ZZ Top っぽいロックンロールで演奏しています。
「Rock And Roll Records」カントリーっぽいロックで歌詞をおきに行くように、ささやくように歌うのも特徴的。 
「Someday」レトロでカウボーイ映画に出てきそうな曲です。ギターは Christine Lakeland,  Don Preston, Don White, Mark Knopfler の4人が参加。
「Lies」いぶし銀のようなサウンドと形容して良いでしょう。Clapton が John Mayer を従えて心を込めて歌いながら、ギターで語ってます。
「Sensitive Kind」この曲を聴いて、オリジナル聴いて  SANTANAのライブ 聴いてってやってると、あの Black Magic Woman は、この曲があったので生まれたのかな と思うところあり
「Cajun Moon」ジャジーなトコでは Randy Crawford のカバーが有名みたいです。なんでもないブルースにも聞こえますが、ささってる人も多いようです。
「Magnolia」深いとこにくる良い曲です。ここは Clapton が John Mayer と押さえてます。カッコ良いです。 
「 I Got The Same Old Blues」レイドバックサウンドに戻ってきます。Tom Petty も参加ですが完全に Clapton & Friends でよくあるサウンドが、ここに源流アリなんですね。
「Songbird」オリジナルが聴けてないんですけど、どこで聞いたんだか知ってます。このサビは覚えがあります。Willie Nelson の人選もぴったりです。
「Since You Said Goodbye」この曲を聴いてると色んなアーチストのフレーズが複数、頭に浮かんできます。影響を与えたのか、JJ Cale が全部内包してしまったのか。
「 I'll Be There (If You Ever Want Me)」いかにものカントリーロック。 Don White 今までギター弾いてだけですが、ここでは歌ってます。歌わせろって感じでしょうか。
 「The Old Man And Me」Tom Petty のボーカルです。このアルバムで3曲ボーカルをとってますが、JJ Cale の影響を強く受けた人の一人なんでしょう。マッチしてます。
「Train To Nowhere」レイドバックサウンドに乗って、鉄道に乗ってアメリカの大地を旅してる感じあります。ピキっとしたギターのサウンド。 Clapton が、この曲調の時に決まって使うフレーズも入ってて上手い演出も感じます。
「Starbound 」Willie Nelson が歌うとどこかで聞いたことがある気になるんでしょうか。これも頭の中にあるんですよね。
「Don't Wait」文句なしにカッコ良いです。大勢参加のように聴こえますが John Mayer との子弟コンビで、もっていってます。 
「Crying Eyes」サビの部分どのバンドか思い出せませんが持って行ってますよね。これも聞き覚えがあります。最後に Derek Trucks が出てきて締まります。
 

原曲は確実に聴いてないはずなんだけど、何か聞き覚えのある音が多かったです。それだけ色んなアーチストに愛されてきた人なんですね。これも良いアルバム🎶

bass : Nathan East
drum programming, percussion : Simon Climie
drums : Jim Keltner
drums (Additional) : David Teegarden, James Cruce, Jamie Oldaker, Jim Karstein
organ (Hammond), piano, electric piano (Wurlitzer) : Simon Climie, Walt Richmond
tabla : Satnam Ramgotra

producer : Eric Clapton, Simon Climie

1. Call Me The Breeze / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Albert Lee
2. Rock And Roll Records / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Tom Petty
guitar : Reggie Young
3. Someday / J.J. Cale, Walt Richmond
vocals : Mark Knopfler
guitar : Christine Lakeland
guitar : Don Preston, Don White, Mark Knopfler
harmonica : Mickey Raphael
4. Lies / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
5. Sensitive Kind / J.J. Cale
vocals : Don White
guitar : Don White
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
6. Cajun Moon / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Reggie Young
7. Magnolia / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
8. I Got The Same Old Blues / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Tom Petty
guitar : Reggie Young
backing vocals :  Simon Climie
9. Songbird / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Willie Nelson
guitar : David Lindley
guitar (Trigger) : Willie Nelson
harmonica : Mickey Raphael
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
10. Since You Said Goodbye / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Doyle Bramhall II
11. I'll Be There (If You Ever Want Me) / Ray Price, Rusty Gabbard
vocals : Don White, Eric Clapton
guitar : Albert Lee
dobro : Eric Clapton
12. The Old Man And Me / J.J. Cale
vocals : Tom Petty
pedal steel guitar : Greg Leisz
13. Train To Nowhere / J.J. Cale
vocals : Don White, Eric Clapton, Mark Knopfler
guitar : Don Preston, Don White, Mark Knopfler
harmonica : Jimmy Markham
backing vocals : Christine Lakeland, Michelle John, Sharon White
14. Starbound / J.J. Cale
vocals : Willie Nelson
guitar : Derek Trucks
guitar (Trigger) : Willie Nelson
harmonica : Mickey Raphael
pedal steel guitar : Greg Leisz
15. Don't Wait / J.J. Cale, Christine Lakeland
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
backing vocals : Christine Lakeland 
16. Crying Eyes/ J.J. Cale
vocals : Christine Lakeland, Eric Clapton
guitar : Derek Trucks, David Lindley



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2026年4月8日水曜日

Robert Johnson / The Complete Recordings


 最近は、行きつけの音楽好きの集う「おでんバー」に土日に行く時には、私の好きな音源を持って行ってかけてもらうのが日常になっています。私の家にある、しょぼい再生装置で聴くと気付いていなかった細かな音のニュアンスが、店にあるマスターのマニアなアンプとスピーカーで聴くとよくわかるので楽しみになっています。常連の好みの音楽は、ジャズが多いですが、クラシックあり、浪曲・演歌あり、ヒップホップあり、ノイズあり、沖縄音楽あり。ヘビーなロック、パンク系は、他の常連からは反応が全くないので敬遠されていると思われ、私の持って行く音源はジャズ主体にファンク、ソウル、ラテン、アシッドジャズ系で、最近ブルース系の布教に努めています。私がこの店で全く興味の無かったフリージャズを聴いているうちに、何となくフリージャズの良さが理解できたように、耳が慣れてくるまでやるのは重要なことのようです。
 それで先日に戦前ブルースの Charley Patton /‎ Founder Of The Delta Blues をかけていたら、電話をかけてきたマスターの奥様が電話越しに聴いて気に入っていただけて、マスターに音源入手の命令がくだされていたので、戦前ブルース講義をぶっていて Robert Johnson って知ってますよねって聞いたら初耳とのこと。マスターほどの音楽好きが知らないことに、もしかして世界的に超有名ではないのかと少々驚きました。


 前置き長くなりましたが、Robert Johnson はギタリスト界隈ではかなりのレジェンドのはずで、若い人も Eric Clapton がカバーした Cross Road を聞いたことがある人なら名前を耳にしたことがあるはず。 十字路で悪魔に魂を売り渡してギターテクニックを身に着けたという伝説を持ち、今日のブルース、ロックへの影響は計り知れない人です。このアルバムは1936年から37年にかけて吹き込まれた音源を全て収録したもので、ライナーノーツも英語版で23ページ。日本語版では65ページと非常に分厚く手厚い解説がついていて、ジャケット裏側には、Keith Richards、Ben Harper、Bonnie Raitt のメッセージが添えられています。
 かなりの色男だった彼の情報は様々なものにも書かれていて、アルバムジャケットではパリッとしたスーツで決めています。1911年に生まれ、最後は酒とか麻薬ではなく色恋沙汰で毒殺され、死亡は1938年で27歳でした。当人は、死後に、これだけ有名になり全世界に影響を与えるとは夢にも思っていなかったでしょう。
 Cross Road Blues が一番有名ですが、だと思いますが Sweet Home Chicago、Rambling On My Mind、Walking Blues、Malted Milk、Love In Vain などのブルース・スタンダードが、数多く収録されています。
 最初に聞いた時には、戦前ブルース特有のリズムで現代人には理解しづらいと思っていましたが、戦前ブルースには他では字余りみたいな曲が多いのに比較すれば、かなり現代的な演奏で聞きやすいアルバムです。


 なお Robert Johnson に関しては、購入しただけで全く使っていないが、教則本は持っています。これから音楽に多くの時間を割ける生活になるので、いずれマスターしていこうと思います。教則本によるとギターのチューニングは、レギュラー(EADGB)、ドロップD(DADGBE)、オープンD(DADF♯AD)、オープンDm(DADFAD)、オープンG(DGDGBD)等のチューニングを使用しているとのこと。オープン・チューニングはオープンDぐらいしか使っていないので面白いことになりそうです。
 収録は2枚組で41曲ですので、レビューはやめときます🎶

acoustic guitar, vocals : Robert Johnson

original recording producer : Don Law
reissue producer : Frank Driggs, Stephen LaVere 

recorded in two sessions in Dallas and San Antonio, Texas, for the American Record Company (ARC) during 1936 and 1937.

【Disc1】
1. Kindhearted Woman Blues
2. Kindhearted Woman Blues  (alternate version)
3.  I Believe I'll Dust My Broom  
4. Sweet Home Chicago
5. Rambling On My Mind
6. Rambling On My Mind  (alternate version)
7. When You Got A Good Friend
8. When You Got A Good Friend  (alternate version)
9. Come On In My Kitchen
10. Come On In My Kitchen  (alternate version) 
11. Terraplane Blues
12. Phonograph Blues
13 Phonograph Blues  (alternate version)
14. 32-20 Blues
15. They're Red Hot
16. Dead Shrimp Blues
17. Cross Road Blues
18. Cross Road Blues  (alternate version)
19. Walking Blues
20. Last Fair Deal Gone Down

【Disc2】
1. Preaching Blues (Up Jumped The Devil)
2. If I Had Posession Over Judgment Day
3. Stones In My Passway
4. I'm A Steady Rollin' Man
5. From Four Till Late
6.Hellhound On My Trail
7. Little Queen Of Spades
8. Little Queen Of Spades  (alternate version)
9. Malted Milk
10. Drunken Hearted Man
11. Drunken Hearted Man  (alternate version)
12. Me And The Devil Blues
13. Me And The Devil Blues  (alternate version)
14. Stop Breakin' Down Blues
15. Stop Breakin' Down Blues  (alternate version)
16. Traveling Riverside Blues
17. Honeymoon Blues 
18. Love In Vain
19. Love In Vain  (alternate version)
20. Milkcow's Calf Blues
21. Milkcow's Calf Blues  (alternate version)




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2026年4月4日土曜日

The Allman Brothers Band ‎/ Hittin' The Note


 2003年に発売の The Allman Brothers Band 9年ぶりのスタジオアルバムです。Sanctuary Records バンド自身が経営する Peach Records の提携先の Sanctuary からの発売となっています。メンバーを変えながらThe Allman Brothers Band (1969) から34年間アルバムを出し続けてきましたが、この次の One Way Out (2004) でアルバムの発表は終了。最終的に2014年でバンドの活動は終了となっています。
 1989年から在籍し、1997年に一度バンドを脱退した Warren Haynes も復帰していて、アルバムの業績としては、Billboard 200では37位、全米トップ40入り。Firing Line は Billboard メインストリーム・ロック・チャートで37位、ドイツのアルバム・チャートで55位となっています。


 私の The Allman Brothers Band の入り口がこのアルバムで、札幌在住時に参加したバンドで、Firing Line が課題曲としていて、スライドを始めたのもこの曲からでした。
 バンドとしては、ブルースを核としながら、カントリー・ミュージックの影響と即興性の強いジャムバンド的なイメージが強いですが、本アルバムは、洗練された感じのアーバンなブルースでソウル色が強い感じがします。それでは再度聴きながら全曲レビューしていきます。
「 Firing Line」エッジの効いたギターリフから始まる曲で、バンドでやるためにスライドをコピーしたこともあり思い出の曲です。Derek Trucks 部分のソロのコピーは全く歯が立ちませんでしたが、最後のソロのツインギターも懐かしい。「High Cost Of Low Living」マイナーコードを基調としながらカラッとした曲調の展開も入れています。アメリカって感じがしますし、ソロの導入部分とかは Allman Brothers Band のお得意パターン。「Desdemona」泣きのギターがイントロのド・ブルース。ボーカルもカッコ良いですが、やっぱり Derek Trucks のソロの盛り上がりが圧巻で、Warren Haynes で熱さをさましてくれる対比も良い。「Woman Across The River」スタンダードでストレートなブルースで  Freddie King のカバーですが作曲者は Allen A. Jones, Bettye Crutcher。ベースラインはファンク系の細かいヤツですが基本変則技は使わずに正攻法ですので、そこが新鮮。「Old Before My Time」 オッアコギから始まりです。こんな曲あったっけかと思いながら聴いていると何かのメロディーラインが混じってる感じがします。Rolling Stones のAngie が近いような気がします。「Who To Believe」 ここらへんで、いつもの雰囲気に戻すかと思ったらそうでもありません。最初のギターソロの Warren Haynes はやっぱりロックっぽいですが、2発目の Derek Trucks は、やっぱりキレが良いです。彼のギターの音は人間の肉声に近いと何かの本で読んだことあります。「Maydell」ブギータイプのブルース・ロックで派手で良いです。「Rockin' Horse」純然たるブルースよりは、現代ロックよりで、Stevie Ray Vaughan タイプのサウンド見え隠れします。氏は 1990年8月27日 に亡くなっていることからアレンジに影響が出ていてもおかしくは無いはず。後半のリズムの、たたみかけ方は、アレですし、ボーカルの歌い方まで似てる気がします。「Heart Of Stone」ここで Rolling Stones のカバーです。Stones には印象的なリフの曲が多いですが割と普通な目だないタイプの曲で、なんでこの曲なのかと思わんでもありませんが、Stones よりも感情込めた演奏にはなっているので成功ではあります。「Instrumental Illness」セッション用につくったような曲で楽しい演奏です。各自好きに暴れてる感がとても好きです。「Old Friend」最後は渋いドブロのアコースティックなスライドのアドリブから始まり、男っぽいアコースティック・ブルースで、弾き語りはできるように覚えたい曲です。
 やっぱり、このアルバムはマニア過ぎずキャッチーな曲が多い手聴きやすいし、好きなアルバムであることを確認しました🎶


lead guitar, slide guitar, acoustic guitar, acoustic slide guitar, Lead Vocals, Backing vocals : Warren Haynes
lead guitar, slide guitar, acoustic slide guitar : Derek Trucks
organ, piano, clavinet, lead vocals : Gregg Allman
bass : Oteil Burbridge
drums : Butch Trucks, Jaimoe
congas, percussion : Marc Quinones

producer, mixed by : Warren Haynes
producer, mixed by, engineer : Michael Barbiero
recorded in December, 2001 & April, 2002

The album is dedicated to our godfather Tom Dowd
Recorded at Water Music, Hoboken, NJ

1. Firing Line / Gregg Allman, Warren Haynes
2. High Cost Of Low Living / Gregg Allman, Jeff Anders, Ron Burgin, Warren Haynes
3. Desdemona  / Gregg Allman, Warren Haynes
4. Woman Across The River / Allen A. Jones, Bettye Crutcher
5. Old Before My Time / Gregg Allman, Warren Haynes
6. Who To Believe / John Jaworowicz, Warren Haynes
7. Maydell / Johnny Neel,  Warren Haynes
8. Rockin' Horse / Allen Woody, Gregg Allman, Jack Pearson, Warren Haynes
9. Heart Of Stone / Jagger-Richards
10. Instrumental Illness / Oteil Burbridge, Warren Haynes
11. Old Friend / Chris Anderson, Warren Haynes


▶ Maydell


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2026年4月1日水曜日

James Cotton Band / High Energy


 1975年 Buddah Records から発売の、まさにエネルギッシュなアルバムで愛聴してます。御大は1935年生まれなんで当時40歳、若くてまだまだ元気いっぱいです。
 Muddy Waters のバンドには1966年まで在籍し、1967年 The James Cotton Blues Band を  Verve からリリースし、1968年には James Cotton Band として Cut You Loose! を Vanguard よりリリースしています。なんで1年でレーベルが違うのかと思ってよく見たらバンド名が違います。The James Cotton Blues Band では、Verve から3枚のアルバムを発売していますが、その後は James Cotton Band でのプレイになっていくようです。
 James Cotton Band の主要メンバーはギターで Mat Murphy、ドラムで Kenny Johnson、ベースで Charles Calmese で、サウンドはファンキーなアップテンポになり、シカゴ・ブルースの中でも多分ジャンプ・ブルースって言われてるヤツだと思っています。
 アーチストとしての地位を確立したのは、 Buddah Records に移籍した直後のアルバム 100% Cotton で、このレーベルからは 100% Cotton (1974) 、High Energy (1975)、Live & on the Move (1976) を発売しています。(100% Cotton は私の音源リストに登録していませんが、ジャケットを見た記憶があるので、そのうち出てくるかと期待してます)
 

 漫然と聴いていると知らなかったことが、こうやって書いて掘り下げているとわかってくるのが良かったと思います。ということで聴きながら深堀りしていこうと思いますが、ライナーノーツには全く文書が掲載されているものがなく上記の御大のアップの写真のみなので、聴きながらネット検索でもしていきます。
 それでは全曲を再度ノリノリで聴きながらレビューです。
「Hot 'N Cold」何百回も聴いてきた、夕陽に向かっていくみたいなノスタルジーなコード進行の流れが好きな曲です。主題と違ったイントロから始まるのも素晴らしいアイデア、作曲はプロデューサーでもある Allen Toussaint ってなっててこの曲だけピアノも弾いてました。「Chicken Heads」ブルースってよりはファンク系の曲で、ここら辺も私が James Cotton 推しの理由の一つですね。「Hard Time Blues」これも1曲目と同じ、夕陽に向かっていくみたいなノスタルジーなコード進行の流れの曲です。作曲者を見てみると1曲目と同じ Allen Toussaint です。なるほどここら辺が得意な人なんですね。このアルバムでは Allen Toussaint はこの2曲の提供です。「I Got A Feelin' 」御大の作曲でゆったりとしたリズムですが、JBっぽさも感じます。でもJBっぽさはアレンジのせいかもしれません。35th Anniversary Jam of the James Cotton Blues Band では御大は歌えないので Koko Taylor が違った形でソウル魂ぶつけてきます。「Weather Report (The Weather Man Said) 」これもアレンジがしっかり入ってて味付けが単調ではな色んな所で入ってくるキメが良い、カッコ良いソウル・ブルースです。「Keep Cooking Mama」正統なブルース曲です。「Fannie Mae」 有名な曲ですが、同じく大好きな Jaco のバージョンとは全く違う曲になってます。本家はどんな曲なのか聴いてみると Buster Brown - Fannie Mae (1959) Jaco よりの御大との中間のような感じ、「Caldonia」Louis Jordan が1945年に発表したジャンプブルースで、ロックンロールの源流になった曲と言われていて原曲より御大の方がスローで泥臭い感じになってます。Caldonia / Louis Jordan  作詞作曲者は、当時の彼の妻であった Fleecie Moore の名義になっていますが、実際の作者は Jordan 本人とのこと。「Rock 'N Roll Music (Ain't Nothing New) 」リフは確かにロックンロールですが軽くはない。「Jame's Theme」 2本のサイド・ギターのリフが交じり合い、変則的で少々サイケな雰囲気もありますが基本ブルースらしいブルース。2分40秒あたりのキメのギターは、現代ロック風なフレーズですが、Matt Murphy なんだろうか?
 実は聴いていて発見したのですが、6.9,10曲の中身が入れ替わっていましたので私のバックアップのデータは先ほど直しました。安物の海外版だと、たまにあるんですよね。ひどいのは中身が違うアルバムなんてのも確かBeatles でありました。こうゆう代物は仮面をかぶった海賊版なのでしょうか?
 なんて事件もありましたが、気持ち良くホーン部隊とタイトなリズム部隊、全体的にシカゴブルースにファンク要素が混じった構成がとても気分をあげてくれる良きアルバムでお気に入りに間違いはありません🎶

lead vocals, harmonica : James Cotton
lead guitar : Mat Murphy
guitar : Steve Hughes, Teddy Royal
piano : James C. Booker, Allen Toussaint (1)
bass : Charles Calmese
drums : Kenny Johnson
flute : Nancee Sehorn
keyboards : Wardell Quezergue
sax : Shavis Sheriff
tenor sax : Alvin Thomas, Lon Price
trumpet : Clyde Kerr, Jr., John Longo

producer : Allen Toussaint, Marshall E. Sehorn
recorded and remixed at Sea-Saint Recording Studio, Inc., New Orleans, La. 70122

1. Hot 'N Cold / Allen Toussaint
2. Chicken Heads / Bobby Rush, Calvin Carter
3. Hard Time Blues / Allen Toussaint
4. I Got A Feelin' / James Cotton
5. Weather Report (The Weather Man Said) / Isaac Bolden, Wardell Quezergue
6. Keep Cooking Mama / Bobby Charles
7. Fannie Mae / Bobby Robinson, Buster Brown
8. Caldonia / Fleecie Moore, Louis Jordan
9. Rock 'N Roll Music (Ain't Nothing New) / Matt Murphy
10. Jame's Theme / Isaac Bolden, Marshall E. Sehorn, Wardell Quezergue




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年2月10日火曜日

Eric Clapton / Unplugged


 1992年1月16日MTVの番組「Unpluggrd(アンプラグド)」を収録した盤で、この番組の収録盤は他のアーティストでも人気のとなっています。その人気の火付け役となったのがクラプトンは収録当時46歳で未だスモーカーでした。ほぼエレキしか弾かなくなっていたアマチュアギタリストの私も、このアルバムをきっかけで戦前ブルースを改めて聴き始め、アコースティック回帰した思い出のアルバムでもあります。世界中のアマチュアギタリストでも同じような影響を受けた人は数知れないものと想像できます。カッコ良いのは当然として、万人が聴いて気持ちの良いアレンジ、アマチュアギタリストにも弾けそうなギターのアレンジでもあることが、何度もこのアルバムを聴き返してしまい心に刻まれてしまうことにもなっていると思います。私は札幌在住時に家の近所の同じ歳のバーのギター弾きのマスターと、このアルバムから何曲か土曜の営業終了後に朝まで二人でセッションをしたのも良き思い出となっています。「Tears In Heaven」「Nobody Knows You When You're Down & Out」は録画していますがこのほか「Lonely Stranger」「Old Love」なんかもレパートリーにして年末の常連忘年会では余興の一つとして定番化してました。


 メインで使用しているギターは Stephen Stills から譲り受けたと言う「Martin 000-42」で、後にクロスロード・センター設立のためオークションにて約79万ドル(当時のレートで8,500万円で売却)オープニングではナイロン弦のアコースティックでブラジル的なインスト「Sign」なども披露しています。


 それでは改めて聴きながらレビューしていきます「Signe」ナイロン弦を使ったインストです。優しいメロディーラインでギタリストにありがちな超絶ソロも無くとっつき易いのが素晴らしい。「Before You Accuse Me」Bo Diddley= Ellas McDaniel のカバーで、リラックスしたリズムと基本のブルース進行が心をグッと惹きつけます。誰にでも手軽にできそうな曲なのがアマチュアギタリストにとってはたまらない2曲目です。「Hey Hey」  Big Bill Broonzy で有名な曲で、アコースティック・ブルースを始める時の教科書に出てくるような曲なのが刺さります。「Tears In Heaven」ここでクラプトンのオリジナルで、クラプトンが亡き息子への想いを歌った名曲として知られています。悲しみと思い出が込められたような曲であり、自分で演奏して見るとよく考えられギターと言う楽器の特色を活かした構造で作られたバッキングも素晴らしい曲かと思います。「 Lonely Stranger」 このアルバムの書下ろしの新作で、ナイロン弦が活躍しています。噛みしめるように歯切れよく刻まれるギターと味わい深い歌部分も良くて思わずギターも練習しながら自分でも歌ってみたくなる曲です。「Nobody Knows You When You're Down & Out」Jimmy Coxのクラシカル・スタンダードなブルースで、古き良きアメリカって感じが良く出ています。「Layla」様々なアレンジで演奏されるクラプトンの代表曲ですが、このアコースティック・バージョンではこう来たかとニヤッとする人も多かったでしょう。改めて、引き出しの多さ、アイデアも大事なのだと思わされます。「Running On Faith」 Jerry Lynn Williams の作曲のクラプトンの代表的なブルースナンバーです。ここではドブロで、スライドを使用したギターが印象的です。でもスライドで難しい技術は使われてもいなくて、キチンと基本のフレーズだけでも、これだけ表現できるのだと兄貴が全世界の弟子ギタリストに教えてくれている感じですね。カッコ良いですね。「Walkin' Blues 」 Robert Johnson のスタンダード・ブルースで様々な人に歌われていてわかりやすい名曲ブルース更に兄貴は解りやすく解説してくれているような感じに聴こえます。「Alberta」トラディショナル・フォークってヤツで誰にでも親しみがわくメロディーです。ゆったりとしてジャカジャカとギターを弾いて歌うのには良いですね。そのうち、これも練習しようと思いました。「San Francisco Bay Blues」コンサートを盛り上げてくれるカントリーブルースです。おそらく聴いているアメリカ人に一緒に歌おうぜみたいな感じなのでしょう。誰でもできる楽器「カズー」を使っているのもアイデアですね。久しぶりに聴きました。「Malted Milk」やはりブルースマンは Robert Johnson なのです。マイナーなナンバーですが現代版で聴きやすいアレンジが素晴らしい。「Old Love」Robert Cray が JOURNEYMAN の為に書いた楽曲でシリアスで演劇的な楽曲のブルースです。これは練習しましたが独りでやっていると単調になりがちでしたので、ダイナミックをどうつけるか工夫が必要でした。「Rollin' & Tumblin'」最後は McKinley Morganfield = Muddy Waters の古典です。ドブロを使ってラフにジャカジャカが気持ち良いです。
 久しぶりに聴いてみましたが、このアルバムから何曲か練習したこともあって細部も私の頭の中にずっと残っている思い出の素晴らしい一枚で久しぶり感は無く聴けました。アマチュア・ギタリスト必携の一枚🎶

guitar, vocals : Eric Clapton
backing vocals : Katie Kissoon, Tessa Niles
keyboards : Chuck Leavell
guitar : Andy Fairweather Low
bass, backing vocals : Nathan East
drums : Steve Ferrone
percussion : Ray Cooper

producer : Russ Titelman
recorded by : Jim Barton

1. Signe / Eric Clapton
2. Before You Accuse Me / Ellas McDaniel
3. Hey Hey / Big Bill Broonzy
4. Tears In Heaven / Eric Clapton, Will Jennings
5. Lonely Stranger / Eric Clapton
6. Nobody Knows You When You're Down & Out / Jimmy Cox
7. Layla / Eric Clapton, Jim Gordon
8. Running On Faith / Jerry Lynn Williams
9. Walkin' Blues / Robert Johnson
10. Alberta / Traditional
11. San Francisco Bay Blues / Jesse Fuller
12. Malted Milk / Robert Johnson
13. Old Love / Eric Clapton, Robert Cray
14. Rollin' & Tumblin' / McKinley Morganfield

▶ Before You Accuse Me




  

2025年4月30日水曜日

James Cotton / Living The Blues


 1994年リリースの James Cotton 御大が、良好な状態で発声で録音した最後のアルバムとなります。この後 Deep In The Blues (1995) で御大の歌声は、だいぶ苦しそうになり1996年のブルース・カーニバル出演時自身で歌われていて、その後での喉頭がんで手術となります。1997年来日時はボーカリストを連れてきていたようです。歌は歌えなくなってもブルース・ハープで音楽を私たちに届けていただいた御大は、2017年3月16日、米テキサス州オースティンにあるセント・デイビッズ・メディカル・センターにて肺炎のため死去されています。


 さて、健在な喉の最後の録音ですが、何しろファンなんで全曲が良いです。このアルバムでは、ドラム、ギター、オルガン、ピアノとのデュオ演奏が、多数収録されているのが特徴です。声の調子も良くは無いのでメモリアル的な意味もあるのでしょうか?
 1. 13.  Mississippi Freight Train - ドラム 、3.Pacific Blues - ギター、6. Hucklebuck、9. Black Knights - オルガン、11. Cotton in the Kitchen - ピアノ
 どれが、どんなのかは、全曲レビューします。「Mississippi Freight Train」アルバムのイントロとエンディングに、 使われています。ドラムのブラッシングで、汽車が走るリズムを、ブルース・ハープで汽笛を表現しています。エンディングの Part 2 ではイントロよりもアドリブが多くしてファン・サービスしています。このパターンは、Cotton Boogie、Rockett 88、The Creeper などにも使われる「汽車ポッポ・サウンド」で、御大の得意技ですね。「You Didn't Think About That」御大の声はだいぶ苦しそうではありますが、迫力があって大好きでした。オルガンの Lucky Peterson も良いのですが、ギターの Larry McCray の粘っこいオーバー・ドライブが深くかかった短いギターソロも素敵です。ドラムの Brian Jones も御大のブルース・ハープ・ソロを煽る煽る。バンドとしてのサウンドはかなり完成されています。「Pacific Blues」ギターのJoe  Louis Walker とのデュオでボーカル・レスのインストですが、アコースティック・ギターのバッキングが、とても心地よいです。簡単そうですが、こんなギター弾けないんですよね。「Take a Message」 ギターは二人 John Primer, Larry McCray で、歯切れの良いドラムがグイグイと曲を引っ張ります。この Brian Jones は Junior Wells、Magic Slim なんかのレコーディングに参加しているブルース系のドラマーでした。「Hungry Country Girl」Otis Spann の楽曲で、ボーカル無しのハーモニカメインのインストです。なんてことはない典型的なコード進行のブルース・セッションなのですが味わい深い。John Primer のギターリフも珍しいことはやってないですが印象に濃いパターンです。「Hucklebuck」 Lucky Peterson のオルガンとのデュオの珍しい組み合わせのインスト。ペダル・ベースがあるので、トリオのようなもんですが二人でこのノリの良さは脱帽です。「One Little Piece of Shade」ボーカルは、ピアノの Dr. John がとっているジャジーな響きのブルースです。御大はハープでしっかり聞かせていますが、やっぱり喉の調子が悪かったのもあるのでしょうか。「Living the Blues」御大の声をふり絞って歌うタイトル曲で、バンドの息はピッタリの完成されたサウンドです。心なしか御大のボーカルパートは短めの録音ですね。「Black Knights」 Lucky Peterson のオルガンとのデュオの2曲目です。御大のハープを吹くときのウプっウプって音が鮮明に聴こえて、それが妙に迫力を感じます。オルガンとハープの音色は近いものもあるかもしれませんね。「Mississippi Saxophone 」激しめのジャンプ・ブルースで迫力あります。楽曲は Hawks ってバンドのギタリスト Dave Steen で、本アルバムでは2曲目。白人ですがバリバリのド・ブルースです。「Cotton in the Kitchen」本アルバムで大活躍のピアニスト Dr. John とのデュオです。Lucky Peterson のオルガンとは全く違うデラックス感があります。 「Certified」曲は、白人系ブルースバンドの Fish Heads & Rice あたりの楽曲でしょうか。このバンドの誰かが曲を持ち込んでいるんですかね。
 御大の声が気になる一枚ですが、素晴らしいメンバーでの録音と良好な録音状態で、聴いて楽しい完成された一枚です。バンドサウンドも良いですが、デュオ作品に特に味わいがあります🎶

producer : John Snyder
recorded March and June, 1993 at Chicago Recording Corporation, Chicago, Illinois; July, 1993 at Kiva Recording Studio, Memphis Tennessee; September, 1993 at Soundtrack, New York City and January, 1994 at Russian Hill Recording, San Francisco, California.

1. Mississippi Freight Train / James Cotton
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones
2. You Didn't Think About That / Dave Steen
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
3. Pacific Blues / Joe Louis Walker
harmonica : James Cotton
guitar : Joe Louis Walker
4. Take a Message / Dave Steen
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
5. Hungry Country Girl / Otis Spann
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
6. Hucklebuck / Andy Gibson, Roy Alfred
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
7. One Little Piece of Shade / Dave Steen
harmonica : James Cotton
piano, vocals : Dr. John
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
8. Living the Blues / Gary Nicholson
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
9. Black Knights / Ferdinand "Fats" Washington
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
10. Mississippi Saxophone / Dave Steen
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
11. Cotton in the Kitchen / James Cotton
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
12. Certified /  David James, Gary Taley, Stuart Brower, Walter Fergeson
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
13. Mississippi Freight Train - Part 2 / James Cotton
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones