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2026年2月10日火曜日

Eric Clapton / Unpluggrd


 1992年1月16日MTVの番組「Unpluggrd(アンプラグド)」を収録した盤で、この番組の収録盤は他のアーティストでも人気のとなっています。その人気の火付け役となったのがクラプトンは収録当時46歳で未だスモーカーでした。ほぼエレキしか弾かなくなっていたアマチュアギタリストの私も、このアルバムをきっかけで戦前ブルースを改めて聴き始め、アコースティック回帰した思い出のアルバムでもあります。世界中のアマチュアギタリストでも同じような影響を受けた人は数知れないものと想像できます。カッコ良いのは当然として、万人が聴いて気持ちの良いアレンジ、アマチュアギタリストにも弾けそうなギターのアレンジでもあることが、何度もこのアルバムを聴き返してしまい心に刻まれてしまうことにもなっていると思います。私は札幌在住時に家の近所の同じ歳のバーのギター弾きのマスターと、このアルバムから何曲か土曜の営業終了後に朝まで二人でセッションをしたのも良き思い出となっています。「Tears In Heaven」「Nobody Knows You When You're Down & Out」は録画していますがこのほか「Lonely Stranger」「Old Love」なんかもレパートリーにして年末の常連忘年会では余興の一つとして定番化してました。


 メインで使用しているギターは Stephen Stills から譲り受けたと言う「Martin 000-42」で、後にクロスロード・センター設立のためオークションにて約79万ドル(当時のレートで8,500万円で売却)オープニングではナイロン弦のアコースティックでブラジル的なインスト「Sign」なども披露しています。


 それでは改めて聴きながらレビューしていきます「Signe」ナイロン弦を使ったインストです。優しいメロディーラインでギタリストにありがちな超絶ソロも無くとっつき易いのが素晴らしい。「Before You Accuse Me」Bo Diddley= Ellas McDaniel のカバーで、リラックスしたリズムと基本のブルース進行が心をグッと惹きつけます。誰にでも手軽にできそうな曲なのがアマチュアギタリストにとってはたまらない2曲目です。「Hey Hey」  Big Bill Broonzy で有名な曲で、アコースティック・ブルースを始める時の教科書に出てくるような曲なのが刺さります。「Tears In Heaven」ここでクラプトンのオリジナルで、クラプトンが亡き息子への想いを歌った名曲として知られています。悲しみと思い出が込められたような曲であり、自分で演奏して見るとよく考えられギターと言う楽器の特色を活かした構造で作られたバッキングも素晴らしい曲かと思います。「 Lonely Stranger」 このアルバムの書下ろしの新作で、ナイロン弦が活躍しています。噛みしめるように歯切れよく刻まれるギターと味わい深い歌部分も良くて思わずギターも練習しながら自分でも歌ってみたくなる曲です。「Nobody Knows You When You're Down & Out」Jimmy Coxのクラシカル・スタンダードなブルースで、古き良きアメリカって感じが良く出ています。「Layla」様々なアレンジで演奏されるクラプトンの代表曲ですが、このアコースティック・バージョンではこう来たかとニヤッとする人も多かったでしょう。改めて、引き出しの多さ、アイデアも大事なのだと思わされます。「Running On Faith」 Jerry Lynn Williams の作曲のクラプトンの代表的なブルースナンバーです。ここではドブロで、スライドを使用したギターが印象的です。でもスライドで難しい技術は使われてもいなくて、キチンと基本のフレーズだけでも、これだけ表現できるのだと兄貴が全世界の弟子ギタリストに教えてくれている感じですね。カッコ良いですね。「Walkin' Blues 」 Robert Johnson のスタンダード・ブルースで様々な人に歌われていてわかりやすい名曲ブルース更に兄貴は解りやすく解説してくれているような感じに聴こえます。「Alberta」トラディショナル・フォークってヤツで誰にでも親しみがわくメロディーです。ゆったりとしてジャカジャカとギターを弾いて歌うのには良いですね。そのうち、これも練習しようと思いました。「San Francisco Bay Blues」コンサートを盛り上げてくれるカントリーブルースです。おそらく聴いているアメリカ人に一緒に歌おうぜみたいな感じなのでしょう。誰でもできる楽器「カズー」を使っているのもアイデアですね。久しぶりに聴きました。「Malted Milk」やはりブルースマンは Robert Johnson なのです。マイナーなナンバーですが現代版で聴きやすいアレンジが素晴らしい。「Old Love」Robert Cray が JOURNEYMAN の為に書いた楽曲でシリアスで演劇的な楽曲のブルースです。これは練習しましたが独りでやっていると単調になりがちでしたので、ダイナミックをどうつけるか工夫が必要でした。「Rollin' & Tumblin'」最後は McKinley Morganfield = Muddy Waters の古典です。ドブロを使ってラフにジャカジャカが気持ち良いです。
 久しぶりに聴いてみましたが、このアルバムから何曲か練習したこともあって細部も私の頭の中にずっと残っている思い出の素晴らしい一枚で久しぶり感は無く聴けました。アマチュア・ギタリスト必携の一枚🎶

guitar, vocals : Eric Clapton
backing vocals : Katie Kissoon, Tessa Niles
keyboards : Chuck Leavell
guitar : Andy Fairweather Low
bass, backing vocals : Nathan East
drums : Steve Ferrone
percussion : Ray Cooper

producer : Russ Titelman
recorded by : Jim Barton

1. Signe / Eric Clapton
2. Before You Accuse Me / Ellas McDaniel
3. Hey Hey / Big Bill Broonzy
4. Tears In Heaven / Eric Clapton, Will Jennings
5. Lonely Stranger / Eric Clapton
6. Nobody Knows You When You're Down & Out / Jimmy Cox
7. Layla / Eric Clapton, Jim Gordon
8. Running On Faith / Jerry Lynn Williams
9. Walkin' Blues / Robert Johnson
10. Alberta / Traditional
11. San Francisco Bay Blues / Jesse Fuller
12. Malted Milk / Robert Johnson
13. Old Love / Eric Clapton, Robert Cray
14. Rollin' & Tumblin' / McKinley Morganfield

▶ Before You Accuse Me




  

2025年4月30日水曜日

James Cotton / Living The Blues


 1994年リリースの James Cotton 御大が、良好な状態で発声で録音した最後のアルバムとなります。この後 Deep In The Blues (1995) で御大の歌声は、だいぶ苦しそうになり1996年のブルース・カーニバル出演時自身で歌われていて、その後での喉頭がんで手術となります。1997年来日時はボーカリストを連れてきていたようです。歌は歌えなくなってもブルース・ハープで音楽を私たちに届けていただいた御大は、2017年3月16日、米テキサス州オースティンにあるセント・デイビッズ・メディカル・センターにて肺炎のため死去されています。


 さて、健在な喉の最後の録音ですが、何しろファンなんで全曲が良いです。このアルバムでは、ドラム、ギター、オルガン、ピアノとのデュオ演奏が、多数収録されているのが特徴です。声の調子も良くは無いのでメモリアル的な意味もあるのでしょうか?
 1. 13.  Mississippi Freight Train - ドラム 、3.Pacific Blues - ギター、6. Hucklebuck、9. Black Knights - オルガン、11. Cotton in the Kitchen - ピアノ
 どれが、どんなのかは、全曲レビューします。「Mississippi Freight Train」アルバムのイントロとエンディングに、 使われています。ドラムのブラッシングで、汽車が走るリズムを、ブルース・ハープで汽笛を表現しています。エンディングの Part 2 ではイントロよりもアドリブが多くしてファン・サービスしています。このパターンは、Cotton Boogie、Rockett 88、The Creeper などにも使われる「汽車ポッポ・サウンド」で、御大の得意技ですね。「You Didn't Think About That」御大の声はだいぶ苦しそうではありますが、迫力があって大好きでした。オルガンの Lucky Peterson も良いのですが、ギターの Larry McCray の粘っこいオーバー・ドライブが深くかかった短いギターソロも素敵です。ドラムの Brian Jones も御大のブルース・ハープ・ソロを煽る煽る。バンドとしてのサウンドはかなり完成されています。「Pacific Blues」ギターのJoe  Louis Walker とのデュオでボーカル・レスのインストですが、アコースティック・ギターのバッキングが、とても心地よいです。簡単そうですが、こんなギター弾けないんですよね。「Take a Message」 ギターは二人 John Primer, Larry McCray で、歯切れの良いドラムがグイグイと曲を引っ張ります。この Brian Jones は Junior Wells、Magic Slim なんかのレコーディングに参加しているブルース系のドラマーでした。「Hungry Country Girl」Otis Spann の楽曲で、ボーカル無しのハーモニカメインのインストです。なんてことはない典型的なコード進行のブルース・セッションなのですが味わい深い。John Primer のギターリフも珍しいことはやってないですが印象に濃いパターンです。「Hucklebuck」 Lucky Peterson のオルガンとのデュオの珍しい組み合わせのインスト。ペダル・ベースがあるので、トリオのようなもんですが二人でこのノリの良さは脱帽です。「One Little Piece of Shade」ボーカルは、ピアノの Dr. John がとっているジャジーな響きのブルースです。御大はハープでしっかり聞かせていますが、やっぱり喉の調子が悪かったのもあるのでしょうか。「Living the Blues」御大の声をふり絞って歌うタイトル曲で、バンドの息はピッタリの完成されたサウンドです。心なしか御大のボーカルパートは短めの録音ですね。「Black Knights」 Lucky Peterson のオルガンとのデュオの2曲目です。御大のハープを吹くときのウプっウプって音が鮮明に聴こえて、それが妙に迫力を感じます。オルガンとハープの音色は近いものもあるかもしれませんね。「Mississippi Saxophone 」激しめのジャンプ・ブルースで迫力あります。楽曲は Hawks ってバンドのギタリスト Dave Steen で、本アルバムでは2曲目。白人ですがバリバリのド・ブルースです。「Cotton in the Kitchen」本アルバムで大活躍のピアニスト Dr. John とのデュオです。Lucky Peterson のオルガンとは全く違うデラックス感があります。 「Certified」曲は、白人系ブルースバンドの Fish Heads & Rice あたりの楽曲でしょうか。このバンドの誰かが曲を持ち込んでいるんですかね。
 御大の声が気になる一枚ですが、素晴らしいメンバーでの録音と良好な録音状態で、聴いて楽しい完成された一枚です。バンドサウンドも良いですが、デュオ作品に特に味わいがあります🎶

producer : John Snyder
recorded March and June, 1993 at Chicago Recording Corporation, Chicago, Illinois; July, 1993 at Kiva Recording Studio, Memphis Tennessee; September, 1993 at Soundtrack, New York City and January, 1994 at Russian Hill Recording, San Francisco, California.

1. Mississippi Freight Train / James Cotton
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones
2. You Didn't Think About That / Dave Steen
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
3. Pacific Blues / Joe Louis Walker
harmonica : James Cotton
guitar : Joe Louis Walker
4. Take a Message / Dave Steen
vocals, harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
5. Hungry Country Girl / Otis Spann
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
6. Hucklebuck / Andy Gibson, Roy Alfred
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
7. One Little Piece of Shade / Dave Steen
harmonica : James Cotton
piano, vocals : Dr. John
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
8. Living the Blues / Gary Nicholson
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
9. Black Knights / Ferdinand "Fats" Washington
harmonica : James Cotton
organ : Lucky Peterson
10. Mississippi Saxophone / Dave Steen
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
guitar : Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
11. Cotton in the Kitchen / James Cotton
harmonica : James Cotton
piano : Dr. John
12. Certified /  David James, Gary Taley, Stuart Brower, Walter Fergeson
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Lucky Peterson
guitar : John Primer, Larry McCray
bass : Johnny B. Gayden
drums : Brian Jones
13. Mississippi Freight Train - Part 2 / James Cotton
harmonica : James Cotton
drums : Brian Jones





  

2025年4月15日火曜日

Mississippi John Hurt / Richard "Rabbit" Brown / Hambone Willie Newbern


 戦前カントリーブルースの巨匠三人のオムニバス。ブルースと言っても現代人が思うブルースとは少々ニュアンスが異なっています。このタイプの音楽はアメリカの南北戦争以降の復興期に、南部の農村社会で演奏されていた音楽でアメリカ全体のものでは無く、地域のコミュニティ・レベルで歌われていたもので、このタイプの歌い手を、業界では「ソングスター」と呼び、=ブルース・マンではないらしい。英語では「songster」と綴り、星のスターではありません。ブルースの誕生以前から存在し、伝承歌、ブロードサイド・バラッド、ミンストレル・ソング、ポルカやリールといったダンス・チューンなど、さまざまな音楽を演奏していたミュージシャンのことで、ブルースも流行の音楽としてレパートリーに加わって、ソングスターに歌われることもあると言う広義な音楽を歌うミュージシャンを表現するものっだそうです。何やら難しいですが、ここら辺のことは、本CDのライナーノーツでは、中山義雄氏がこ書かれています。しかし難解な内容であることと、筆者の造語なん?と思ったこともあり調べ見ると、奥和宏氏のブログ内で「ソングスターの系譜」としてまとめられているものが、少しだけわかりやすかったのでリンクしときます。


 さて、このCDに入っている一人目の巨匠は、ミシシッピ・ジョンハートは本名「John Smith Hurt」で"Mississippi" はセールス用のギミックです。ブルースシンガーにありがちな、ダミ声ではなく、少し鼻にかかった柔らかな声で穏やかで和みますカントリー・ブルースの教本では、必ず出てくる人です。オールドタイムやフォークに近く、タイム感と楽曲の構造は現代のブルースとは完全に違って理解しにくいのですが、スリー・フィンガーのギターの弾き方などは繊細で教則本に載る譜面では現代人が理解しやすいようにアレンジされているものが多いです。収録は13曲ありますが、1928年2月14日①②、1928年12月21日③~⑥、1928年12月28日⑦~⑬の3回の録音で当時ミシシッピ州アバロンに住んでいた彼にメンフィスにきてもらって録音していたのが、ホームシックと大都会のカルチャーショックで行き来しての録音となったとのこと。有名になったのはずっと後の1963年で農民をやりながらギターを弾いていた彼を発見し、ニューポート・フォーク・フェスティバルへ出演してもらったのが、きっかけとのこと。都会の水が合わなかったのか再発見の3年後の1966年11月に心臓発作で亡くなってしまっています。



 もう一人の巨匠は、リチャード・ラビット・ブラウン「Richard "Rabbit" Brown」
当然 "Rabbit"はギミックです。ダミ声までいかないが少ししゃがれた歌声のニューオリンズのストリートミュージシャンで、生涯で6曲しか録音されていないうちの5曲がこのアルバムに入っていて、James Alley Blues は、ボブ・ディランがカバーしています。楽曲は全体的に現代のブルースに近づいていますので、ミシシッピ・ジョンハートよりはるかに理解しやすいと思います。I’m Not Jealous のギターの低音源をバチバチ音を鳴らす スナッピングは印象的でした。Sinking Of The Titanic は、あのタイタニック号の沈没を歌っています。勇ましい歌い口で、歌で物語を語るような感じです。


 最後の巨匠、ハンボーン・ウィリー・ニューバーン「Hambone Willie Newbern」は、このアルバムで初めて知りましたが、酒のみの雰囲気が漂ったいい声してます。テネシー州ブラウンスヴィルの住人で、スリーピー・ジョン・エステスは彼からギターを教わったと言われていますが、詳しいことは余り知られていません。ギターワークは一番現代ブルースに近いロバート・ジョンソンタイプで「Roll and Tumble Blues」は「Rollin' and Tumblin'」の原曲とどこかに書いてありました。確かにそのものだと思います。ロバートジョンソンもクセが強めのソングスターですから、はるかにニューバーンの方が聴きやすいです。1929年にアトランタでたった6曲を残したものが全てここに収録されています。
 この手のソングスターのオムニバスは、勉強で購入していますが、このアルバムは聴きやすい曲、理解しやすい曲が収められており、この手の音楽を聴き始めようと思っている人には入門として良いと思います。玄人向けのものは修行のようなアルバムも多いかと思います🎶

Mississippi John Hurt
1. Frankie
2. Nobody's Dirty Business
3. Ain't No Tellin'
4. Louis Collins
5. Avalon Blues
6. Big Leg Blues
7. Stack O'Lee Blues
8. Candy Man Blues
9. Got The Blues Can't Be Satisfied
10. Blessed Be The Name
11. Praying On the Old Camp Ground
12. Blue Harvest Blues
13. Spike Driver Blues

Richard "Rabbit" Brown
14. James Alley Blues
15. Never Let The Same Bee Sting You Twice
16. I'm Not Jealous
17. Mystery Of The Dunbar's Child
18. Sinking Of The Titanic

Hambone Willie Newbern
19. She Could Toodle-Oo
20. Nobody Knows (What The Good Deacon Does)
21. Shelby County Workhouse Blues
22. Way Down In Arkansas
23. Hambone Willie's Dreamy-Eyed Woman's Blues
24. Roll And Tumble Blues






  

2025年4月14日月曜日

濱口祐自 / 竹林パワーの夢


 これは、日本コロムビアからメジャーデビューする前の自主製作盤の1997年の作品です。久保田麻琴氏、がリマスタリングして蘇らせたアルバムで、発売元は Aby Records。 通販の(株)アオラ・コーポレーション の所有するレーベルのようです。
 札幌在住時代にレコード屋では、販売していなかったのでタワレコ通販でお取り寄せしての購入アルバムです。濱口祐自氏は、スライド・ギターをひたすら練習していた時期にyouTube で見かけたのが最初で、還暦でデビューの氏のギターの音色だけではない、素朴な人柄、聞き取りにくい和歌山弁、魔改造したギターに興味が湧いていたら、アコースティック・ギター・マガジンなどでも見かけるようになり、ドンドン惹きこまれてしまいました。


 CDの盤に印刷されているご本人の写真は若い!です。アフロで外人ぽくてイケメンですが、今の濱口祐自氏も熟成されていて好きです。
 和歌山で竹林パワーという店をやっておられたので、その名をとってつけられたアルバムで、おそらくジャケ写はその店の内装かと思われます。竹の壁には父親の書いた海の絵を飾っていたと書いてあるので、ジャケットの裏側の2枚の絵は、まずその絵ででしょう。

 

 またライナー・ノーツには、「いつか自分の曲を自分の演奏でアルバムを作りたいと思い、やっと形にすることができました」と本人の言葉が書かれており、その思いが綴られた素朴ではありますが、心のこもったアルバムです。インタビューなどを見ていると、好きだと思った音楽はジャンルにこだわらずにギターで表現すると言っているのを見かけました。このアルバムに収録されている曲もジャンルレスに、美しい響きになるように設計された音と、こだわりのギターの音色が盛り込まれています。また日本人であることにこだわりを持っているのでしょう。英語の曲も全てカタカナの日本語表記をつけながら、海外の方へのセールスも意識しての原語表記もしてます。
 

 全曲レビューします。「遠い日の夢」 唱歌のようなネーミングで、細いギター音で綴られる楽曲です。ジャンルレスですがフォークよりはクラシック寄りで、一人演奏とは思えない綺麗なアルペジオの中に浮かび上がるメロディーを、そっと弾いています。「妙法の夕ぐれ」 思いっきり和なネーミングで、これはアメリカの古いフォークを思わせる響きでスライドを使った牧歌的な曲で確かライ・クーダーも好きだと言っていた氏の言葉が思い出されます。「エスニックウインド」ラグ・タイム的な曲で氏の最も得意とする曲調です。おそらく長く演奏してきた曲で、色々なアレンジを持っていそうな雰囲気です。「ハーフムーンセレナーデ」メロディーが日本の唱歌のような音使いで曲名のように熊野で半月の夜に空を眺めながら弾いていたら出来たのかと思わせます。「せつない香り」これは、聴いたことのあるメロディーで、どこかの民謡かと思いますがわかりません。ああ気になる。「フライデーワインステップ」ラグタイムで、やっぱりこの手の曲は氏の右手は勝手に動きながらリズムとメロディーを弾くパターンで、このように弾きてみたいです。意識して引き続ければ一緒に弾くのは難しくないと聞いたことがあります。死ぬまでにマスターしたいです。「春を待つ満月」情景が浮かび熊野の夜が想像できる曲で、ロマンチック。「キュティショーティ」カポタストつけて思い切り上の方で弾いていますね。うーん、これもカッコ良い。「アラレヤと月」夜にちなんだ曲が多いですね。アラレヤとは何だろうか。きっとライブに行けば曲紹介で話してくれているんだろうと思います。音の揺れが幻想的です。「サンデーモーニングピッキン」日曜の朝は、この曲で練習だって曲でしょうか。それとも日曜の朝が来たぜ。軽やかに今日も始まりだでしょうか。「バンブーフラワー」竹にちなんだネーミングは氏の思いが強いような気がします。竹の花が咲くと竹林は枯れてしまうと聞いたことがあります。静かに咲き誇り、そのはかなさの表現ですね。「ふるさと」高野辰之作詞・岡野貞一作曲の日本の唱歌で日本の小学校に通った人は今も昔も知っているメロディーですね。「朧月夜」これも高野辰之作詞、岡野貞一作曲の唱歌、偉大な日本のメロディーメイカーへのリスペクトですね。「海」これも林柳波作詞、井上武士作曲の唱歌です。すっかり忘れてましたが聴き直して思いだしました。私はあまり歌ってないかもしれないです。
 本アルバム、繊細なフィンガーピッキングで童謡、ラグ、ブルースなど様々な音楽が詰まっています。メジャーデビュー後のアルバムも良いですが、これはこれで実に味わい深い🎶🎸

1.遠い日の夢 Long Lost Dream
2.妙法の夕ぐれ Myoho Sunset
3.エスニックウインド Ethnic Wind
4.ハーフムーンセレナーデ Half Moon Serenade
5.せつない香り Triste Fragrancia
6.フライデーワインステップ Friday Wine Step
7.春を待つ満月 Full Moon Awaiting Spring
8.キュティショーティ Cutie Shorty
9.アラレヤと月 Arareya And Moon
10.サンデーモーニングピッキン Sunday Morning Pickin`
11.バンブーフラワー Banboo Flower
12.ふるさと (ボーナストラック) Hometown
13.朧月夜 (ボーナストラック) Twilight Moon
14.海 (ボーナストラック)Seacoast




  

2025年3月14日金曜日

James Cotton / Mighty Long Time


 ジャケット写真だけで、持っているかどうかの判断をしていると、新しく仕入れたつもりでもジャケ写違いを購入してしまっていることが度々あります。当然その話をするからには、このアルバムも、そのうちの一つです。どっちの写真が好きかと言えば、下の方が好みです。マニアの方にはジャケットの違いも含めて好きなアーチストのアルバムは、全て揃えたい方が世の中にはいらっしゃるようですが、私は安くて音源を収集できる方が良いので2枚あると、しまったと後悔しています。

Mighty Long Time (Vinyl, LP, Album) アルバムカバー

 James Cotton のソロ・デビューは1965年でアルバム名は Chris Barber Presents Jimmy Cotton, and と書いてありますので、どうやら最初は James ではなく Jimmy だったようです。その後は、Vanguard、Verve、Capitol、Buddah、Alligator、Blind Pig、Antone's、Telarc International などからアルバムを数多く録音していますが、このアルバムは、Antone's からの2枚目です。もう一枚は Live At Antone's Nightclub(1988) です。ナイト・クラブが出演するアーチストを売り出しているインディーズ・レーベルかと思っていましたが、今回のレコーディングはスタジオだったので調べて見ると、所属アーチストも結構多いレーベルでした。


 と言うことで、これは Antone's の2枚目、最後の1991年のアルバムで、録音状態は良くスタジオ一発録りの感じがします。ジャケットはライブっぽいですが・・
 それでは、レビューしていきましょう。Straighten Up Baby は、James Cotton のオリジナルで、ギタリストは Stevie Ray Vaughan の兄、Jimmie Vaughan とテキサスを中心に活動していた Derek O'Brien の白人ギタリスト2名です。オープニングは James Cotton は歌に専念でハープ無し。ギターの Derek O'Brien は Antone's 所属のギタリストです。ピアノも Mike Kindred も白人ですが、Stevie Ray Vaughan で有名な Cold Shot のサブ・ライターです。キッチリとした演奏ですが、白っぽくないサウンドです。Everything Gonna Be Alright では、メンバーがいつものギター Matt Murphy, Luther Tucker ピアノは Live At Antone's Nightclub(1988) でも登場の Pinetop Perkins で安定のサウンドです。次の Black Nights も2曲目とメンバーは同じ、曲調も同じで日本の演歌も似たような曲が多いのと、ブルースは同じなんだなと、こういった曲の連続で感じます。Blow Wind Blow は、Muddy Waters のジャンプブルース系ではない有名なブルース・スタンダードで、James Cotton のライブ・アルバムでは、いつも収録されている十八番です。 Live At Antone's Nightclub(1988) の収録も良かったけど、Live At Electric Lady(1974) が、ズシズシきて一番好きです。ベースが Calvin Jones に変わってます。Sugar Sweet は、明るく軽いノリのブルース。ギターとピアノがメンバー交代していて、泥臭くない系になっていないので、James Cotton もボーカルは軽め。ですがハープは、かなり細かく技を入れてきて、いつもより長く演奏しています。終わりがないハープ・ソロのようで残念ながらフェイドアウト。Moanin' At Midnight は、古臭いワン・コードのブルースです。James Cotton のアルバムでは珍しいパターンで、きっと下積み時代はこんな曲が多かったんだろうかと想像できます。Baby Please 余裕の感じられる演奏で、楽曲は Percy Mayffeid の曲です。メンバーは Mall Murphy. Luther Tucker のギター、Pinetop Perkins のピアノに戻り重さと安定感があります。Baby Please 作曲者の Percy Mayfeild 1950年代が絶頂期のブルース・マン。Baby Please come back to me と嘆くのは、この歌の主人公の囚人。あまりに典型的な歌詞と典型的なブルースで、これがブルース。Hold Me In Your Arms これは James Cotton 得意のジャンプ・ブルース。Jimmie Vaughan のスライドがギュンギュンと唸るのも楽しい。硬質な Mel Brown のピアノも、この曲に合ってます。そして、ブルースマンの基本 Call It Stormy Monday は、シンプルで装飾少なくしっとりで、ハープ無しです。James Cotton が珍しくしっとり歌ってます。次は Willie Dixon の楽しいブルースです。どこかできたことあるヤツです。Three Hundred Pounds of Joy ブットい声の James Cotton が下は限界の低音で歌っているのが迫力あり、この曲も歌に専念。Northside Cadillac は、ファンにとってはボーナスの歌無しインスト・ブルース。Matt Murphy のパキパキのギターがJames Cotton をドンドン煽ります。最後は多分 James Cotton の心の師匠の Sonny Boy Williamson の 1952年のヒット曲 Mighty Long Time。しっとりと、心を込めたハープと歌で締めくくります。
 基本的に、James Cotton はライブ・アルバムが好きなんですが、これは結構つくりんこんでいる感があって聴きごたえありました🎶

producer Clillord Antone
recorded at Ailyn Studio. Studio D and lone star Sound 

1. Straighten Up Baby / James Cotton
vocals : James Cotton
piano : Mike Kindred
guitars : Jimmie Vaughan, Derek O'Brien
bass :  Sarah Brown
drums : George Rains-Drums
tenor sax : Mark Kazanoff, Red Rails
bariton sax: Choo Barl
2. Everything Gonna Be Alright / Wallet Jacobs
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Pinetop Perkins
guitar : Matt Murphy, Luther Tucker
bass : Sarah Brown
drums : Willie Smith 
3. Black Nights / F. Washington 
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Pinetop Perkins
guitar : Matt Murphy, Luther Tucker
bass : Sarah Brown
drums : Willie Smith 
4. Blow Wind Blow / McKinley Morganfield
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Pinetop Perkins
guitar : Matt Murphy, Luther Tucker
bass : Calvin Jones
drums : Willie Smith 
5. Sugar Sweet / Mol London 
vocals, harmonica : James Cotton
guitars : Hulled Sumlin, Derek O'Brien
bass : Calvin Jone
drums: Willie Smith 
piano : Mika Kindred
6. Moanin' At Midnight / Chester Burnett
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Donny Freeman
guitar : Hubert Sumlln
bass : Larry Eisenberg
7. Baby Please / Percy Mayfeild
vocals, harmonica : James Cotton
guitar : Matt Murphy. Luther Tucker
piano : Pinetop Perkins
bass : Calvin Jones
drums : Willie Smith
8. Hold Me In Your Arms / James Conon
vocals, harmonica : James Cotton
piano : Mel Brown
guitars : Jimmie Vaughan
bass :  Sarah Brown
drums : George Rains
9 Call It Stormy Monday / T.Bone Walker 
vocals, harmonica : James Cotton
guitar : Wayne Bennett
bass : Calvin Jones
drums : Willie Smith
10. Three Hundred Pounds of Joy / Willie Dixon
vocals : James Cotton
guitars : Hulled Sumlin, Derek O'Brien
bass : Calvin Jones
drums: Willie Smith
piano : Reese Wynans
tenor sax : Mark Kazanoff, Red Rails
bariton sax: Choo Barl
11. Northside Cadillac / James Cotton
harmonica : James Cotton
guitar : Matt Murphy
bass : Calvin Jones-Bass
drums : Willie Smith
12. Mighty Long Time / Sonny Boy Williamson 
same as "Moanin' At Midnight". 





  

2025年3月11日火曜日

KEB'MO'


 ブルースって「女」「酒」「金」がらみの曲が多くて「俺のはでかいぜ」「金がねえ」みたいなのが多いイメージですが、この人は、その路線とは一線を画している品格があるブルース・マンです。特にこのアルバムでは、静かに湧き上がるものを感じ、何か知的なものを感じます。
 Keb' Mo' は、1951年10月3日 生まれのブルース・マンで、オリジナルも数多く書かれるシンガー・ソングライター。本名は Kevin Roosevelt Moore(ケヴィン・ルーズベルト・ムーア)なので、ケビンが KEB、ムーアが MO になっているかと思われますが、名前の謂れに関する記述はありそうで見つかりません。リーダーアルバムでは Kevin Moore 名義のRainmaker (1980) が最初で、本アルバムが Keb' Mo' 名義での1994年リリースの最初のアルバムとなります。


 そんな泥臭くはないブルースは、この人ならでは。本アルバムですが、批評など見ていると、ロバート・ジョンソン・スタイルのフォーク・ブルースと書かれているものが多いです。フォークブルースではあるけどロバート・ジョンソン・スタイルなのかな、と首を傾げつつレビューしていきます。
  Every Morning トップのこの曲が、このアルバムで一番好きです。朝の静けさの中に曲が浮き出るような感じがする、ギター持っての弾き語り、素敵なフォーク・ブルースです。Tell Everybody I Know カントリー・ブルースで、バンジョーも入ってポップな感じもするアレンジです。以上2曲は、KEB'MO' のオリジナル。3曲目の Love Blues 1908年生まれで1930年代ごろに活動していた Eugene Powell と言うカントリー・ブルースのギタリストの曲ですが、曲は」、ロバート・ジョンソン・スタイルで、歌詞は昔の曲で有りながら、正統派ラブ・ソングで、酒とかドロドロしたものは入ってません。Victims Of Comfort 今度は、1曲目の Every Morning と同系統の弾き語りですが所謂ブルースには分類されないフォークソングのような感じです。作曲者は Tim Kimber で現役のミュージシャンの書下ろしの曲のようです。浸みますね。Angelina 今度も現役ミュージシャン Georgina Graper にによる カントリーブルース、ライトなドラムとギターの軽めな感じです。Anybody Seen My Girl 6曲目で Keb' Mo' 自身の曲に戻ります。今度も聴かせるタイプの曲で、ブルースタイプではありません。彼女が家に帰ってこない寂しさを朗々と歌うラブソングで、寂しさの中に小さな幸せも見えます。 She Just Wants To Dance 2曲目の Georgina Graper の楽曲です。カラッと明るい、カントリー・ブルースで軽い感じがとても心地よいタイプ。Am I Wrong 今度は Keb' Mo' の曲で、スライド・ギターでの技が光る弾き語りで、これはコピーでもして覚えたいタイプのシンプルで良い曲です。Come On In My Kitchen カバーで Robert Johnson の曲です。原曲はド・ブルースでが、KEB'MO' は、かなり違った形で変則&ファンキーなアレンジをしています。Dirty Low Down And Bad で、王道の形式のブルースタイプで、Keb' Mo' 自信の曲です。あっさリ目の3分8秒。Don't Try To Explain バラードタイプの Keb' Mo' のオリジナルです。こんな曲がライブで聴いたらとても浸みてきそうです。Kindhearted Woman Blues このアルバムで、2曲目の Robert Johnson です。これは王道のロバート・ジョンソン・スタイルの弾き語りで、じっくりと歌いこんでいてとても良いです。ただこのタイプの曲はこのアルバムではメインではなく味付けに過ぎないと思いますので、このアルバムを「ロバート・ジョンソン・スタイルのフォーク・ブルース」と書かれるのは少し違うだろうって感じがします。そして最後は、KEB'MO' 節が炸裂の City Boy です。単なるブルースマンでは無いですね。
 古いブルースをリスペクトしながら 自信の色が濃く出せている KEB'MO' の作品の中でも名作の一枚かと思います🎶

vocals, guitar, harmonica, banjo : Keb' Mo'
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums : Laval Belle
keyboards : Tommy Eyre

producer : John Porter

1. Every Morning / Keb' Mo'
2. Tell Everybody I Know / Keb' Mo' 
3. Love Blues / Eugene Powell
4. Victims Of Comfort / Tim Kimber
5. Angelina / Georgina Graper
drums : Quentin Dennard
6. Anybody Seen My Girl / Keb' Mo'
7. She Just Wants To Dance / Georgina Graper
8. Am I Wrong / Keb' Mo'
9. Come On In My Kitchen / Robert Johnson
percussion : Tony Draunagel
10. Dirty Low Down And Bad /Keb' Mo'
11. Don't Try To Explain /Keb' Mo'
12. Kindhearted Woman Blues / Robert Johnson
13. City Boy /Keb' Mo'





  

2025年3月3日月曜日

Super Blues / Bo Diddley, Muddy Waters, Little Walter


 当時のブルース界のスーパースター達 Bo Diddley, Muddy Waters, Little Walter の録音で同年リリース。こんな企画を出来たのは、1952年に設立された米国のブルース、R&B系のレコード・レーベル「Chess Records」
 ポーランドからの移民だったチェス兄弟(レナードとフィル)がシカゴで設立したレーベルで、最後はレナード・チェスは1969年に経営権をGRTレコードへ売却しています。そして1975年、GRTはチェスをオール・プラチナム・レコードへ売却し、現在チェスのマスターテープの権利はMCAが取得しています。つまりは録音の時期の1967年は、レーベルに斜陽の兆しがあった頃で、起死回生の一発としてのレジェンドを集めての録音のようです。このあと2匹目のドジョウを狙い後に Little Walter の代わりに、Howlin' Wolf が加わって、The Super Super Blues Band がリリースされていますが、この音源は持っていません。


 アルバムのメインは、ボーカルの Bo Diddley, Muddy Waters, Little Walter だが、ピアノは Otis Spann、ギターは Buddy Guy 強力で、こちらは Muddy Waters 系列。そして、見慣れないタンバリンとボーカルで参加の Cookie Vee は女性の参加で、Bo Diddley の系列のようです。ちなみに Bo Diddley は傘下のレーベル「Checker」からの参加とのこと。また今まで注目はしてこなかったのですが、よく聞いていると全曲にタンバリンが入り、女性の声も入っています。ただのコーラスかと思えば I'm a Man で、2分過ぎあたりから、思いっきり叫び声をあげているのは彼女のようです。誰かに襲われているかのような、歌詞無しの叫びですが、これが強烈。I Just Want To Make Love To You のスローでワンコードの繰り返しの曲では、このタンバリンをずっと同じ拍子で叩き続けているのも、はっきりと録音されています。どんな太ったオバちゃんなのかと検索すれば、アフロの似合う可愛らしい女性でした。


 I'm A Man は、Bo Diddley の 作曲か? この曲 Mannish Boy ? と思い調べたら、今更ながらわかったのが、「I'm a manがオリジナルで、それを改作したのがManish boy」「Bo Diddley が Muddy Waters の Hoochie Coochie Man をベースに I'm A Man を作曲。で、Muddy Waters がこの曲に若干変更をして録音したのが Mannish Boy 」なるほどジャズとかでも時々見る、同じ曲だけど名前が著作権もよくわかんないヤツですね。そんな曲がこのアルバムでは本人たちの、力いっぱいのセッションで聴けるのが、とにかく凄い。
 それから My Babe いつも思うのは Rolling Stones のSatisfaction は、おそらくここら辺の曲がオマージュされているように聴こえます。
 とにかく、このアルバム聴いていると色々なことを思い、帝王たちの気合が入っていてノリの良さと勢いに感動し、ブルースの持つパワーを感じます🎶

vocals, guitar : Bo Diddley (Ellas McDaniel)
vocals, guitar : Muddy Waters (McKinley Morganfield) 
vocals, harmonica : Little Walter (Walter Jacobs)
piano : Otis Spann
guitar : Buddy Guy
bass guitar : Sonny Wimberley
drums : Frank Kirkland
tambourine, vocals : Cookie Vee

Producer [Album Production] – Ralph Bass
recorded in Chicago, January 4, 1967


1. Long Distance Call / McKinley Morganfield
2. Who Do You Love / Ellas McDaniel
3. I'm A Man / Ellas McDaniel
4. Bo Diddley / Ellas McDaniel
5. You Can't Judge A Book By The Cover / Willie Dixon
6. I Just Want To Make Love To You / Willie Dixon
7. My Babe / Willie Dixon
8. You Don't Love Me / Ellas McDaniel
9. Studio Chatter / Ellas McDaniel
10. Sad Hours / Walter Jacobs
11. Juke / Walter Jacobs


▶ My Babe