2026年6月20日土曜日

Josh Dion Band / Anthems For The Long Distance


 新宿のタワレコが未だ大きかった頃、試聴コーナーに見知らぬバンドがあるので聞いてみると「疾走感」「開放感」「古き良きアメリカン・ルーツ・ロック」にガツンとやられ、直ぐに「買いだ!」と購入させていただいた一枚です。購入した後で youTube を見たら、リーダーのJosh Dion のドラムの叩き方が、独特でエネルギッシュで、これもかなり印象。
 愛聴盤になったので、いきつけの音楽好きの集う「おでんバー」に持って行ってかけていたら、普段は流行りのポップス・ロックとかしか聴かない方に、かなり気に入っていただいてジャケットの写真を撮影して帰られて、後日購入されたとのことでなにより。


 Josh Dion は、ドラマーでリーダー、そしてソング・ライティングもこなします。ルーツロックだけでなくポップス的な要素がじんわりにじみ出ているところが素晴らしい。新しいロックに興味が薄れている私の心にも響きました。

「Makin My Livin」楽曲が何より素晴らしいのですが、サザンロックなイントロのギターから始まり、これをモチーフにしたシングルノートが繰り返されるところが頭にこびりつきます。シャッフル気味のビートに、ゆったりとしたギター、サビになると一緒に叫びたくなります。
「Line Em Up」小刻みなビートで力いっぱいのボーカル。小さなライブハウスが似合いそうな曲です。乾いたギターの音も素敵です。
「Walkin On Stilts」郷愁漂うノスタルジックなメロディーとシンプルな楽曲構成で心がやられます。わたくしロックバンドって基本的にギターを中心としたリフが好きな曲の方が多くて、楽曲に心が動かされる方が少ないんですよね。何回聴いても良いです。好きです。
「Porch」次の曲 Feel のイントロとして、アコースティックギターで14秒。
「Feel」本編はバンドサウンドで迫ってきます。基本同じフレーズを延々と繰り返しながら、少しずつパターン変えてくパターンが多いですが、たまに来るサビの後の大爆発に焦点をおいてるみたいです。くるぞくるぞって思っててキターって喜んじゃうヤツです。
「Pilot」バラードではないけど、しっとりめの曲です。サビ無しの同じコード進行の繰り返しで聴かせちゃう外国にありがちなヤツです。
「Heartache」ちょっぴり切なさを感じる歌で、じわじわしながらサビで爆発のパターンですが、爆発の仕方を変えてきました。曲作りも上手いです。
「Hold Fast」これも懐かしさ、せつなさがある歌で、このパターンのメロディーが、私は好きなのかも知れません。この曲は爆発しません。
「Take The Time」カラッとしたギターのイントロ、話しかけるような歌と曲メロ、小節と小節の隙間を埋めるように、たたみこむ曲作りが良いです。
「As We」ディズニー映画で使われるような曲で Josh Dion のソングライティング能力の高さを、最後にまた実感します。


 このバンドを聴いていると、とにかくバンドって素晴らしい。仲間と音楽をやれると楽しいんだぜ。なんてことが感じられます。こんなサウンドが出せるバンド作れるんだったらロックバンドも、もう一回やってもいいかなって気になります🎶


drums, lead vocals : Josh Dion
lead vocals : Sara Versprille
piano, keyboards, vocals : Pat Firth
guitar, vocals : Daniel Hindman
bass, vocals : Brian Killeen

recorded by Justin Colletti at Monsterland Studios in Brooklyn, NY Tranks (1-9)
recorded and mixed by Peter Denenberg at Acme Studios in Mamaroneck,NY(10)

1. Makin My Livin
2. Line Em Up
3. Walkin On Stilts
4. Porch
5. Feel
6. Pilot
7. Heartache
8. Hold Fast
9. Take The Time
10. As We




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年6月19日金曜日

Akiko Moriyako / The Vibes


 これは札幌時代に懇意にしていたお店「Soul&Spice」のマスターからの頂きものです。マスターは私と同い年のギター弾き、ソウル、ロック系のレコードが店に多数在庫あり忙しくなければ、リクエストにも応えていただけます。札幌時代近くに住んでいたので、多ければ週3回はここで飲んでました。札幌に出張の際は必ずよるようにしていましたが、仕事で行くと夜が自由にならないことも多いので、ここ数年ご無沙汰したまま会社を引退してしまいました。自腹の北海道は旅費がきついし、今はインバウンドでホテル代もバカ高いし少し落ち着いてからゆっくり行きたいです。住所は北4西11ですので、札幌にお越しの際は「Soul&Spice」へ是非どうぞ。札幌名物はメニューになく一応イタリアンなのでピザとか旨いんですが、私はいつもサラダとつまみ一品と、たくさんのお酒でした。


 さて、この Akiko Moriyako さん、札幌生まれのマスターのご近所さんで知りあいのようですが、私は面識はございません。「結構、レゲエとかで有名な人みたいだよ」とのことで調べてみると、なるほどワールドワイドな方で なんと Maxi PriestとLivingstone Brown が全面プロデュースでした。ライナーノーツに思い出アルバムのように写真が掲載されているのが、何やら不思議な感じです。


 もらった時に聞いたら、「全くレゲエではなくジャズ・ニューエイジ・アンビエント系」の感想を抱いていましたがなんでだろう。今聴くとかなりレゲエの国っぽいリズムの感じありで、ポップなとこもあり Maxi Priest プロデュース感あります。あの時はファンクとブルースしか聞いてなかったんで、私の頭と耳の構造が今と違っていたようです。凄く好きなわけでは無いですが、これはこれで有りな音楽です🎶

1. Sublime
2. Groovin' In The Midnight  
3. Sure Fire Love 
4. Wild World  
5. Space In My Heart: Prelude
6. Space In My Heart  
7. The One
8. House Call
9. Just A Little Bit Longer
10. God Watches Over Us
11. Love Somebody For Life
12. Set The Night To Music
13. Full Hundred
14. Ain't It Enough
15. Close To You


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2026年6月18日木曜日

The Jazz Messengers / At The Cafe Bohemia Volume 1

 


 メッセンジャーズのライブレコーディングで、1955年11月23日のニューヨークのカフェ・ボヘミアでの演奏です。オリジナルはBlueNote1507番で、6曲入りでしたが、CD再発で3曲の追加されています。このライブは2枚のアルバムとなって発売されているため volume1 となっています。volume2  を先に聴いて感銘を受けたため、前後しますが探し出して購入したものです。 
 さて聴きながらライナーノーツを拝見すると Cafe Bohemia について詳しく書かれています。1955~56年ニューヨークの 15Barrow Steet は様々なジャズ・クラブがある熱い場所で、当初お店はオーナーJimmy Garofoloの「The Pied Piper」というストリップ・クラブだったそうです。しかし1955年の初めごろに Charles Parker を含むミュージシャンたちがジャムりはじめ、3月にジャズ・クラブとしてオープニするときに出演予定だったのですが残念ながら Parker は急死してしまい参加できなかったようです。その後 6月にOscarPettifordが「Bohemia After Dark」という企画で Cannon Ball  Adderley とビッグバンドをやってセンセーションを巻き起こしています。更にその数か月後 Miles の初期クインテットの演奏拠点にもなっています。などなど


「Announcement by Art Blakey」"Yes sir, as the saying goes, 'If you feel like you want to cough, go ahead and cough'—we're here to have a good time. ... Music helps wash away the dust of everyday life. This is jazz. It’s an American music. It’s a contribution from the American people to the world."
「Soft Winds」Benny Goodman が1940年に作曲したジャズ・スタンダード。わかりやすく短いテーマのブルースで、各メンバー自由にソロをとり Art Blakey はソロの途中で、もっと盛り上がれとリズムを変えて煽りながら曲に緩急をつけます。微妙に速度も変えて煽ってて、特に Horace Silver のソロの時は、他のメンバーの微妙な感じより速くしてて仲の良さが伺えます。このアルバム最長の12分34秒の熱演。
「The Theme」ジャズ・セットの終わりやセット間の休憩に入る際に演奏される「クローザー」として機能の曲ですから、当日のセットリストの曲順はアルバム通りではないことと思われます。
「Minor's Holiday」アップテンポなマイナー・キーのスウィングで緻密なアレンジの Kenny Dorham の作曲。自身のアルバム Afro-Cuban (1955) からの持ち込みです。録音は数か月しか違わないのでホットなプロモーションもあるのかと思いましたが、ベースが Oscar Pettiford から、Doug Watkins に変わっているだけで録音メンバーは同じです。先陣を切る作曲者 Kenny Dorham の超速トランペットがカッコ良いです。Hank Mobley のソロ開始してからモコモコしていると Art Blakey がシンバルでカンカンカンの催促でしょうか。やっぱり Art Blakey って凄いですね。熱演だなあ。
「Alone Together」ここでバラードきました。Dorham 休憩してます。
「Prince Albert」Jerome Kern の All the Things You Are のコード進行に基づいた Kenny Dorham のコントラファクトで、このアルバムが初演とのことです。蛇足ですが このアルバムの翌年に Kenny Dorham は Cafe Bohemia  の録音出してます。'Round About Midnight At The Cafe Bohemia (1956) この曲はやってませんが
「Lady Bird」1939年頃に Tadd Dameron 作曲のスタンダード。Tadd Dameron turnaround ってコード進行が有名らしい(CM7 E♭7 A♭M7 D♭7 CM7)
「What's New?」これも古い1939年に発表されたポピュラーソング。Doug Watkins のベースメインで管楽器お休みです。
「Deciphering the Message」アップテンポなスウィングで、Art Blakey がドラムロールでガンガン入れながら牽引していきます。Hank Mobley 作曲で、最初のソロは当然サックスから素晴らしいソロを展開し Art Blakey のカンカンカンは無し。その後の Kenny Dorham がまた凄いし、Horace Silver も気合が入ってて全体的に体力勝負みたいな感じがまた良いです。エンディングに入ると皆さんホッとしてるんじゃないかと思います。


ライブってこんな感じですよね。良いですねえ。ジャズって楽しいです🎶🥁

drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Kenny Dorham
bass : Doug Watkins

producer : Alfred Lion
recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.

1. Announcement by Art Blakey
2. Soft Winds / Benny Goodman
3. The Theme / Kenny Dorham
4. Minor's Holiday / Kenny Dorham
5. Alone Together / Howard DietzArthur Schwartz
6. Prince Albert / Kenny Dorham, Jerome Kern
7. Lady Bird / Tadd Dameron
8. What's New? / Johnny Burke, Bob Haggart
9. Deciphering the Message / Hank Mobley




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2026年6月17日水曜日

Wes Montgomery / Eight Classic Albums


 Real Gone Jazz Collection 4枚のCDに8枚のアルバムが収められているお買い得シリーズです。ジャズ・ギタリストを聴いてこなかったので、周囲のジャズ・ファンと会話を成立させるために、とりあえずウェスとバレルは聞かねばなるまいと購入したシリーズになります。この頃はお買い得だとばかりに飛びついたのですが、だんだんと音源が増えていくにつれて、ジャケット写真も含めてアルバム単体で購入していった方が、聴いた満足感があることにも気づいてきました。曲だけを聴いて楽しむスタイルだったのですが、アルバムを通して聴きながら、全体の構成を含めて聴くとか、作成にまつわることをライナーノーツを読みながら聞いたり、時代背景を調べながら、このアルバムは、ああだ、こうだ、と考えるのも意外と楽しいことに気づいたので、区切りなく音源が収録されているお買い得アルバムシリーズは、意外に満足感が低いことを思い知らされています。
 愛着がなければ繰り返し聴くことが少ないという弱点もあります。また、このアルバムを購入してからすぐに The Incredible Jazz Guitar を購入して、見事にダブりが発生していますが、それは気にしていたらマニアは続けられません。
 それから弱点がもう一点。1枚のディスクに1時間15分程度の録音が入っているため、全てを聴き始めて聴き終わるまでに6時間程度はかかりますので、やはり音源のコレクションとしては合格ですが、聴いて楽しむには、かなりの忍耐力を必要とすることも難点です。
 一方良いところですが、本でも読みながらぶっ続けで、流しながら聴いていると、ギターの音質が変わったり、バンド編成が変わったことに、ふと気づき、どれどれと詳細を確認する聴き方ができます。また他のアルバムを買い集めて気づいたんですが、レコード会社のセールス目的で安易に量産されたと思われる、イージーリスニング系の録音が自分の好みではないのですが、これが意外と多いので、そんなことはないのか確かめることができます。
 弱点の3点目ですが、詳細を見ていたら Fingerpickin' は元アルバムより最後の3曲が収録されていないようです。亡くなった母がよく言っていた「安物買いの銭失い」という格言を思いだします。いつか Fingerpickin' も単体で購入はしときたいです。 
 されど、お買い得シリーズなんでしょうがない。Wes をこれから集める気が無い人には勉強のために最適なアルバムです。6時間聴き続けるのはしんどいので、斜めに聴いて気になる良質録音を探してみます🎶🎸

アルバム名 (録音年)参加ミュージシャン (Personnel)
FINGERPICKIN’ (1957)Wes Montgomery (guitar), Freddie Hubbard (trumpet), Waymon Atkinson (saxophone), Pookie Johnson (saxophone), Buddy Montgomery (vibraphone), Joe Bradley (piano), Monk Montgomery (bass), Paul Parker (drums)
THE WES MONTGOMERY TRIO (1959)Wes Montgomery (guitar), Melvin Rhyne (organ), Paul Parker (drums)
THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR OF WES MONTGOMERY (1960)Wes Montgomery (electric guitar), Tommy Flanagan (piano), Percy Heath (bass), Albert Heath (drums)
WEST COAST BLUES (with HAROLD LAND) (1960)Harold Land (tenor saxophone), Wes Montgomery (guitar), Joe Gordon (trumpet), Barry Harris (piano), Sam Jones (double bass), Louis Hayes (drums)
MOVIN’ ALONG (1960)Wes Montgomery (guitar, bass guitar), Sam Jones (bass), Louis Hayes (drums), James Clay (flute, tenor sax), Victor Feldman (piano)
GROOVE YARD (MONTGOMERY BROTHERS) (1961)Wes Montgomery (guitar), Buddy Montgomery (piano), Monk Montgomery (double bass), Bobby Thomas (drums)
SO MUCH GUITAR (1961)Wes Montgomery (guitar), Ron Carter (bass), Lex Humphries (drums), Ray Barretto (conga), Hank Jones (piano)
GEORGE SHEARING & THE MONTGOMERY BROTHERS (1961)George Shearing (piano), Buddy Montgomery (vibraphone), Wes Montgomery (guitar), Walter Perkins (drums), Monk Montgomery (bass), Armando Peraza (bongos, conga), Ricardo Chimelis (bongos, conga, timbales)

●DISC 1
【Fingerpickin'】1957
1. Sound Carrier
2. Bud's Beaux Arts
3. Bock To Bock (Back To Back)
4. Billies Bounce
5. Lois Ann
6. All The Things You Are
7. Fingerpickin'
【The Wes Montgomery Trio】1959
8. Round Midnight
9. Yesterday's
10. The End Of A Love Affair
11. Whisper Not
12. Ecaroh
13. Satin Doll
14. Missle Blues
15. Too Late Now
16. Jingles

●DISC2
【The Incredible Jazz Guitar】 
1. Airegin
2. D-Natural Blues
3. Polka Dots And Moonbeams
4. Four On Six
5. West Coast Blues
6. In Your Own Sweet Way
7. Mister Walker
8. Gone With The Wind
【West Coast Blues (With Harold Land)】
9. Ursula
10. Klactoveedsedstene
11. Don't Explain
12. Terrain
13. Compulsion

●DISC3
【Movin' Along】
1. Movin' Along
2. Tune Up
3. I Don't Stand A Ghost Of Chance With You
4. Sandu
5. Body & Soul
6. So Do It!
7. Says You
【Groove Yard (Montgomery Brothers)】
8. Bock To Bock (Back To Back)
9. Groove Yard
10. If I Should Loose You
11. Delirium
12. Just For Now
13. Doujie
14. Heart Strings
15. Remember

●DISC4
【So Much Guitar】
1. Twisted Blues
2. Cotton Tail
3. I Wish I Knew
4. I'm Just Lucky So-And-So
5. Repetition
6. Somethin' Like Bags
7. While We're Young
8. One For My Baby (And One For The Road)
【George Shearing & The Montgomery Brothers】
9. Love Walked In
10. Love For Sale
11. No Hard Feelings
12. Enchanted
13. Stranger In Paradise
14. The Lamp Is Low
15. Double Deal
16. And Then I Wrote
17. Darn That Dream
18. Lois Ann
19. Mambo In Chimes



Sandu

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2026年6月16日火曜日

Belinda Carlisle / A Woman & Man


 いつ買ったのかは定かでありませんが、ベリンダカーライルといえばGO-GO'sです。ファンではありませんが、昔は可愛かった彼女も、大人の女性になったのかとジャケットの写真を見ての中古CDのラックで見ての購入です。日本人のアイドルの女の子が大人になったアルバムをオジサンが思わず買ってしまうのと同じです。
 名前でつられての購入ではありますので、当時のGO-GO'sの時と比較しても印象はだいぶ違います。


 GO-GO'sは、Jane Wiedlin (ジェーン・ウィードリン)と Belinda Carlisle (ベリンダ・カーライル)によって1978年に結成されパンク/ニューウェイブで活動、1980年に Beauty and the Beat でデビュー。1982年 Vacation、1984年 Talk Show を発表し1985年に解散しています。
 つまりこのアルバムは Belinda Carlisle がソロになってから11年後のアルバムとなりますので、それは印象が違うはずです。GO-GO'sは当時は軽めのパンク的なノリの良さでしたが
このアルバムでは軽めのソフトロックで、細かめのビブラートをかけた、鼻に少し引っ掛けるようなあの歌声で軽めに聞けます。こうして聴くと声は低めの人でした🎵

1. In Too Deep
2. California
3. A Woman And A Man
4. Remember September
5. Listen To Love
6. Always Breaking My Heart
7. Love Doesn't Live Here
8. He Goes On
9. Kneel At Your Feet
10. Love In The Key Of C
11. My Heart Goes Out To You




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2026年6月15日月曜日

The Baker Brothers / Silver Bullet At Motion Blue Yokohama


 札幌在住時代にすっかりファンになった The Baker Brothers です。これを聞きながら道内で営業車を、片道200kmとか走らせてたんだよなあと懐かしいです。ひたすら運転が続くので、元気がでるヤツがBGMには良いんですよ。
 モーションブルー横浜で行ったライブ音源です。それで、うちわを持ったニホンザルと富士山とビル群がジャケットに書いてあります。よく見ると BAKER のロゴの上に居るのは火の鳥です。日本のイメージを全部ジャケットにぶち込んでますが、デザインは J.Summers と書いてありますので、ニホンザルは正月くらいしか見ないけど、これが外人が感じる日本のイメージてんこ盛り。製作は日本のレーベルの GENKI BROS なのでスタッフが悪ノリでジャケット作ったかと思いましたが違いました。裏面は赤レンガ倉庫のイラストですね。


「The Mexican」力強い歌声を披露してくれた初来日の“Katie Holmes”をリード・ヴォーカルに迎えて、昨年リリースされた“Avid Sounds”からの“The Mexican”をチョイス。マイナー調の印象的なハイパーかつメロディックなギターのテーマと共に始まり、攻め立てるグルーヴィーなベース、タイトなリズム隊の支えからいきなりベイカー節大炸裂。最高潮に達した場内の興奮と熱気で新たなベイカー・ブラザーズのステージが幕を開ける。
「Why Oh Why」ファンにはお馴染みの2009年に発売された3枚目のスタジオ盤“Transition Transmission”からの“Why Oh Why”。“The Mexican”からの雰囲気そのままに、直に電子音からリード・ギター“Geoff Lai”の素晴らしいソロが襲いかかる。マイナーAbキーのこの曲の冒頭で、早速リスナー達を一気に一体化させる。すでに欠かせないベイカー・ブラザーズ随一の実力派、メンバーからの信頼も厚いテナー・サックスの“Paul Young”の安定感抜群の超絶ロング・ソロのミュージック・ジャーニーへと続き、更に狂気のグルーヴの嵐へと導く。
「Chance And Fly」今やベイカーの代表曲といっても過言ではない、“Chance and Fly”。スタジオ盤では、親交のある70’s UKの大先輩で、最も黒い白人UKジャズファンク・バンドの筆頭として君臨し続ける元ホワイト・アヴェレージ・バンドの中心人物“Hamish Stuart”をゲスト・ヴォーカルとして迎えている。(オフィシャルPVにも出演している)この時のレコーディングが、“Hamish Stuart”にとって最前線現場への本格的な復帰となった。今回は彼自身熱望していたが残念ながら来日は最終的に実らず、ベイカーのフロントマンでブレインのBassの“Chris Pedley”と同じく初期からのオリジナル・メンバーの“Dan Baker”を実兄として持つDrumsの“Richard Baker”がヴォーカルを務めている。
「Fantasy」リード・ヴォーカルは“Katie Holmes”。エモーショナルにそしてまた力強く歌う。今回、日本が誇る和製ラテン・バンドのオルケスタデラルスを引率するゲンタ氏がゲストとして、パーカッションで全曲参加しているが、この曲の終盤、ゲンタ氏のマジックでグルーヴィーなソロがバンド全体を後押し分厚いグルーヴ空間を創造している。
「Would I Be Wrong」Bbキーが印象的な次曲の“Would I Be Wrong”は流暢かつ力強いヴァイブスとグルーヴで奏でられ、またギターの“Geoff Lai”のブルージーな素晴らしいソロが印象的な楽曲。
「I Once Had A Friend」英航空会社“Virgin Atlantic”とのコラボでリリースされたコンピレーション“Destination Cloud 9”で初収録されたニュー・ベイカー・ブラザーズに相応しいバウンシーな新曲。本国で“Quantic Soul Orchestra”“Reel People”等のバンドでトランペット奏者として活躍していたニュー・ベイカー・ブラザーズのニュー・フェイス“Scotty Baylis”がトランペット、キーボードと、素早い切り替えで忙しくステージ上を駆け回る。リード・ヴォーカルは、ギターの“Geoff Lai”がとっている。
「Family Tree」次は12インチ・ヴァイナル・カットもされ、UKの重鎮DJ“Norman Jay”のフェイヴァリッツとしてもよく知られるレアグルーヴ、ディスコ・クラシック名曲。マイナーEbキーのベイカー節“Family Tree”。クラブでヘヴィー・スピンされ人気も高い。また、トランペットの“Scotty Baylis”の聴き答え十分なソロも素晴らしい。
「Hold On」割と最近の楽曲が演奏されてきた中盤、ここでベイカー・ファンには堪らないファンク・チューン“Hold On”。過去ライヴ作で幾度か収録されてきたこの楽曲。二度と同じことはしないベイカーのライヴ。音楽への姿勢がもたらす、また一味違ったファンキーなヴァイブスとファンク汁が会場いっぱいに飛び散り奏でるD7キーの新ヴァージョン。ギター“Geoff Lai”とサックス“Paul Young”の見事なインプロも素晴らしい。
「Lady Day And John Coltrane」ビリーホリデイとコルトレーンサックス“Paul Young”をフューチャーした“Avid Sounds”からジャズとフリーダムの象徴的楽曲“Gil Scott Heron”のクラシック・チューン“Lady Day & John Coltrane”へと移行する。
「Doin' It In The Dark」ベイカーが数年前に本国で本家“The Blackbyrds”と対バンしたこと(“Destination Cloud 9”他収録のオリジナル楽曲“Sy & the Family Stone”や“If You Want Me To Stay”も同様)で産声を上げるきっかけとなった名曲“Doin’ It In The Dark”。未だに人気が高いシンセサイザー“Roland SH101”をフューチャー。“Scotty Baylis”のスペーシーな世界へ導く秀逸のビック・ソロが素晴らしい。
「All Baked Out」セカンド・スタジオ盤“Bakers Dozen”より不変のキラー・ジャビン・ファンク・チューン。ライヴならではの唯一無二の熱気溢れるグルーヴィーでファンキーな臨場感、怒濤の爆裂高速ビート、終盤パーカスのゲンタ氏とドラムスの“Richard Baker”との壮絶な掛け合い、叩き合いが繰り広げられラストを飾るに相応しい熱い演奏になっている。
「Beat Feet」アンコールは、“Transition Transmission”から、アンコール楽曲に定着化しつつあるビートニックな“Beat Feet”。ベースの“Chris Pedley”がギターを、ギターの“Geoff Lai”がベースを担当。荒く、ソウルフルの深さも兼ね備えた生々しい最高のジャムを披露。


 適度に知的なものも感じる楽曲に、ご機嫌のノリ、ギターのカッティングのザクザクさ加減もちょうどよい。UKジャズファンクであり、ロック魂もあり、何より聴いていて身体と心が揺さぶられる。今はブラザーズのいない The Baker Brothers なので、ここらへん懐かしさもあります🎶

keyboads, guitar, vocals : Dan Baker 
drums : Richard Baker
bass, keyboads, trumpet : Chris Pedley
tenor sax, cow bell : Paul Young
guitar, vocals : Geoff Lai 
guitar : Barney 'The Snake' Muller 
trumpet, keyboads : Scott Baylis 
vocals, tambourine : Katie Holmes 
percussion : Genta

produced By Chris Pedley Mixed By Felix Hopkins and Chris Pedley at Fluidity 
design by J.Summers realsynthetic.com

1. The Mexican
2. Why Oh Why
3. Chance And Fly
4. Fantasy
5. Would I Be Wrong
6. I Once Had A Friend
7. Family Tree
8. Hold On
9. Lady Day And John Coltrane
10. Doin' It In The Dark
11. All Baked Out
12. Beat Feet

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2026年6月14日日曜日

Thelonious Monk Quintet / Monk(Prestige 7053)


 本盤は Monk(Prestige 7053)1953〜1954年録音のクインテット音源を集めた編集盤で、オリジナルのジャケットは違うようです。アートワークは、BlueNote でも気になるジャケットはこの人が出がけている Reid Miles とライナーノーツに書いてありますが、落書きのような文字は Monk?と思って調べてみると Andy Warhol, Julia Warhola の二人が記述のものも出てきましたが、筆跡は一人なのでどうやら Andy Warhol の 母親のJulia Warhola のようです。Reid Miles は、タイポグラフィと写真のトリミングの人だから MONK のロゴは、さすがに Andy Warhol ではないと推測します(詳しくないので作風からは推測できません)


「We See」独特のリズム、メロディ、不協和音がしっかりと入っていて楽しめる演奏。テーマは、しっかりとリズムに沿って演奏される部分とリズムには乗っているが以前のメロディーと分断する部分に別れます。Monk のソロは前半部分はリズムに沿ってスイングしてから後半で崩します。Frank Foster, Ray Copeland 戻って Frank Foster でソロが続きます。Piano Solo On Vogue (1954)   Straight, No Chaser (1966)   Nonet (1967) にも収録。
「Smoke Gets In Your Eyes」 1933年のミュージカル Roberta の劇中歌です。かなりデフォルメされているように思っていましたが、よく聴くと原曲のメロディーには意外に忠実で、ピアノの伴奏部分のコードを入れるタイミング、和音を Monk 流にアレンジしていて、ホーン部隊は変わったことはしていませんでした。( Piano Solo On Vogue (1954) にも収録。 
「Locomotive」蒸気機関車の動きを模写する重厚で粘り強いリズムと独特の不協和音が特徴的。テーマ部分は重いのですが、Ray Copeland、続いて Frank Foster のソロは、普通にスイングさせておいてから、Monk のピアノソロでは、テーマを崩した重いリズムと不協和音を強調の対比が、この曲を魅力的にしています。Art Blakey は時々機関車を走らせるような細かいリズムに変えて緩急つけるところも素晴らしい。Straight, No Chaser (1966) にも収録。
「Hackensack」Rudy Van Gelderの初期のホームスタジオの地名の曲名。ちなんで名付けられました。Lady Bird のリフから着想を得て作られた「Rifftide」という曲に基づいて作られている曲とのこと。Monk 特有のストップ&ゴーが短いフレーズのテーマの中で繰り返される曲ですが、ソロ部分含めて全体的にハッピーで流れるスイング。テーマのトランペットのハイノートのワンショットが好き。Art Blakey のナイアガラロール、ドラムソロもばっちり聴けます。Piano Solo On Vogue (1954)  Criss-Cross (1963) にも収録。
「Let's Call This」モンクらしい独特のアクセントと「溜め」のあるメロディが特徴の曲です。この曲から収録メンバーと録音が変わります。トランペットがフレンチホルンに変わるので鋭さが無くなるのが、それも味だとは思いますが 若干物足りない。At The Blackhawk (1960) にも収録
「Think Of One (Take 2)」ワンノートのテーマが繰り返されるテーマが特徴で、ワンノートが管楽器では、意外とノリが出しずらそうで苦戦してそうな感じがします。
「Think Of One (Take 1)」出だしは管楽器の誰かがミスって、ピュイっと音を出してしまっているのが気になって、ホルンのソロが尻切れトンボっぽいのが若干痛々しく感じるのですが・・

 やはりアルバム後半が、聴いていて不完全燃焼気味ですね🎶

remastered by Van Gelder
1958 Reid Miles artwork and title (with decorative handwriting by Julia Warhola)
typography : Andy Warhol, Julia Warhola

(1-4) recorded at Rudy Van Gelder Studio in Hackensack, NJ, on May 11, 1954, and originally released in sequence as the 10" LP Thelonious Monk Quintet (with Frank Foster, Art Blakey) (Prestige PrLP 180)
(5-7)recorded at WOR Studios, New York City, on November 13, 1953. Tracks 5 and 6 originally released as one side of 10" LP Thelonious Monk Quintet Blows For LP, Featuring Sonny Rollins (Prestige PrLP 166), and as 7" PrEP 1352.[17] Track 7 previously unreleased.

piano : Thelonious Monk
trumpet : Ray Copeland
tenor sax : Frank Foster
bass : Curly Russell
drums : Art Blakey
1. We See / Thelonious Monk
2. Smoke Gets In Your Eyes / Jerome Kern
3. Locomotive / Thelonious Monk
4. Hackensack / Thelonious Monk
piano : Thelonious Monk
french horn : Julius Watkins
tenor sax : Sonny Rollins
bass : Percy Heath
drums : Willie Jones
5. Let's Call This / Thelonious Monk
6. Think Of One (Take 2) / Thelonious Monk
7. Think Of One (Take 1) / Thelonious Monk




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2026年6月13日土曜日

White Snake / Best


 ロック小僧だった高校生の時大好きだったバンドの一つです。2回見に行っていて、浅草国際劇場の公演が最高の盛り上がりでした大興奮でした。開始前に着席して静かに待っていましたが、始まった瞬間に全員席から立ちあがってダッシュです。確か1階の真ん中ぐらいの席でしたが、ラグビー部員でもあった私は猛ダッシュをかまして、ライブハウスさながらの押し合い圧し合いでしたが、舞台のすぐ前2列目で公演を見ることができました。いや青春まっただ中ですね。
 当時の記事がないか調べていたら「WHITESNAKE - ASAKUSA 1981 2ND NIGHT」としてCDが発売されていることを発見しました。Unofficial Release ですからブートですね。「1981年6月23日:浅草国際劇場 2日目の公演とのことで、1/2の確率で私が行ってたヤツです。(あの興奮状態でよく録音できてたなと思います)今後、購入するかしないかは、ちょっと迷いどころ。


 本盤は、私にとっては黄金期の初期 White Snake のベスト。ギタリストは Micky Moody , Bernie Marsden のツイン・ギター。メタルっぽくなくてブルースやロックンロールを感じるギターにハマってました。他も Deep Purple の凄腕たち、 Neil Murray、Ian Paice, Jon Lord で、立役者は David Coverdale と最高のメンバーです。ブリティッシュ・ロックって、これだよなと今も納得の曲のラインナップですが、名曲 Come On 入ってませんね。

SongAlbumproduced
1Lie Down
TROUBLE
1978
2Trouble
3Take Me With You
4A Walk In The Shadow Of The Blue
LOVEHUNTER
1979
5Love Hunter
6Fool For Your Loving
READY AN’ WILLING
1980
7Sweet Talker
8Ready An' Willing
9Ain't Gonna Cry No More
10Don't Break My Heart AgainCOME AN’ GET IT1981
11Crying In The Rain
SAINTS & SINNERS
1982
12Here I Go Again

vocal : David Coverdale
guitar : Micky Moody , Bernie Marsden
bass : Neil Murray
drums : Ian Paice
keyboards : Jon Lord

1. Lie Down / David Coverdale, Micky Moody
2. Trouble / David Coverdale, Bernie Marsden
3. Take Me With You / David Coverdale, Micky Moody
4. A Walk In The Shadow Of The Blue / David Coverdale, Bernie Marsden
5. Love Hunter / David Coverdale, Micky Moody, Bernie Marsden
6. Fool For Your Loving / David Coverdale, Micky Moody, Bernie Marsden
7. Sweet Talker / David Coverdale, Bernie Marsden
8. Ready An' Willing / David Coverdale, Micky Moody, Bernie Marsden, Ian Paice
9. Ain't Gonna Cry No More / David Coverdale, Micky Moody
10. Don't Break My Heart Again / David Coverdale
11. Crying In The Rain / David Coverdale
12. Here I Go Again / David Coverdale, Bernie Marsden





定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。