2026年6月25日木曜日

Chicago / Chicago Ⅱ


 1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。


邦題原題
1969シカゴI (シカゴの軌跡)The Chicago Transit Authority
1970シカゴII (シカゴと23の誓い)Chicago
1971シカゴIIIChicago III
1972シカゴVChicago V
1973シカゴVI (遥かなる亜米利加)Chicago VI
1974シカゴVII (市俄古への長い道)Chicago VII
1975シカゴVIII (未だ見ぬアメリカ)Chicago VIII
1977シカゴX (カリブの旋風)Chicago X
1978シカゴXIChicago XI
1979ホット・ストリートHot Streets

 正式にはアルバム名にローマ数字表記はありません。1作目の正式なバンド名が Chicago Transit Authority だったので、ローマ数字がついていないようです。こちらは原盤 2LP の 23曲入りだから、邦題も「23の誓い」これはわかりやすいネーミングです。
 デビューも今回も 2LP は、レコード会社も相変わらず強気の製作ですが、この初期作品は、ベトナム反戦への思いが込められており制作費用よりもコンセプトを重視して作成されたものと思われます。アルバムの中心となるのは連作歌曲、サウンド面では組曲形式の楽曲やブラスアレンジがさらに発展しています。
 シングルでヒットしたのは「長い夜(25 Or 6 To 4)」で、深夜の「4時の25分前か26分前」に
Robert Lamm が真夜中に曲を書きながら、時計を見てそのままタイトルにした、という本人たちの証言があります。歌詞も「眠い中で曲作りに苦戦している自分」をそのまま描いたもので、当時は「ドラッグの暗号」である説があったようですが、メンバーは否定しているようです。コマーシャルなロックもあれば、それぞれにコンセプトを設定した器楽曲もあるこれだけの大作を年に1枚製作し続けているので、それは寝る暇も惜しんでいるのは間違いないですが、メンバーの間のコカインとアルコール乱用は深刻な状況だったようです。
 前作にもあった、ベトナム戦争が泥沼化し反戦運動が各地で勃発する、そんな若者の気持ちを代弁する曲が詰まった楽曲構成で、楽曲の邦題には日本のレコード会社が、アルバムの制作意図を組んでつけたものがつけられています。邦題にはセールスを意識し過ぎたものや、ムリムリつけたんじゃないかと思うものが多いですが、この邦題のつけ方は素晴らしいと思いますので、曲のクレジットに邦題も入れときます🎶

vocals, bass : Peter Cetera
vocals, guitar : Terry Kath
vocals, keyboards : Robert Lamm
drums : Daniel Seraphine
sax, flute, clarinet, vocals : Walter Parazaider
trombone : James Pankow
tumpet, vocals : Lee Loughnane

producer : James William Guercio
design  : John Berg
artwork : Nicholas Fasciano
photography by : Herb Greene

1. Movin' In = ぼくらは何処へ
2. The Road = ぼくらの道
3. Poem For The People = ぼくらの詩
4. In The Country = ぼくらの国
5. Wake Up Sunshine = 朝日よ輝け
【Ballet For A Girl In Buchannon (6-12)】
6. Make Me Smile = ぼくらに微笑みを
7. So Much To Say, So Much To Give = 言いたいことが沢山
8. Anxiety's Moment = 不安の日々
9. West Virgina Fantasies = ウエスト・ヴァージニアの幻想
10. Colour My World = ぼくらの世界をバラ色に
11. To Be Free = 今こそ自由を
12. Now More Than Ever = 愛は限りなく
13. Fancy Colours = 空想の色
14. 25 Or 6 To 4 = 長い夜
15. Prelude = 夜明けのプレリュード
16. A.M. Mourning = 朝の祈り
17. P.M. Mourning = 午後の祈り
18. Memories Of Love = 愛の記憶
【It Better End Soon (19-23) = 栄光への旅路】
19. 1st Movement = 第1楽章
20. 2nd Movement = 第2楽章
21. 3rd Movement = 第3楽章
22. 4th Movement = 第4楽章
23. Where Do We Go From Here = 約束の地へ
【Bonus Selections】
24. Make Me Smile (Single Version) = ぼくらに微笑みを
25. 25 Or 6 To 4 (Single Version) = 長い夜





定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年6月24日水曜日

Chicago Transit Authoritiy


 1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。


邦題原題
1969シカゴI (シカゴの軌跡)The Chicago Transit Authority
1970シカゴII (シカゴと23の誓い)Chicago
1971シカゴIIIChicago III
1972シカゴVChicago V
1973シカゴVI (遥かなる亜米利加)Chicago VI
1974シカゴVII (市俄古への長い道)Chicago VII
1975シカゴVIII (未だ見ぬアメリカ)Chicago VIII
1977シカゴX (カリブの旋風)Chicago X
1978シカゴXIChicago XI
1979ホット・ストリートHot Streets

 1枚目は1969年デビューアルバムで、原盤は 2LP の 12曲入り、レコード会社も最初から売れる確信があったのでしょう、初アルバムから強気です。当時はバンド名も「Chicago Transit Authoritiy」だったのでアルバム名とバンド名は同じだったようです。翌年に本物の Chicago Transit Authoritiy (シカゴ交通局) から苦情が入ってバンド名は Chicago に。市のほうからは苦情は無いようなのでバンド名はそのまま変更していません。他のバンドでは Boston, Kansas, Alabama, Nazareth とかありますが、地名は苦情などは無いようです。他に公共機関名では The Postal Service、ABBA(スウェーデンに同名の食品会社)、The B-52's(ボーイングB52ですね)Bauhaus(実際にドイツの美術学校)なんかがありましたが、こちらは大方交渉でなんとかなってるみたいです。
 サウンドは、ややソウル色が強めの管楽器を取り入れたブラス・ロックが主体となっていて、荒々しさが魅力のアルバムだと思います。全米アルバムチャートで17位を記録し、171週にわたってチャートインするロングセラーとなり、ダブル・プラチナに認定され、」2014年にはグラミーの殿堂(Grammy Hall of Fame)入りをしています。
  ヒット曲としては「Does Anybody Really Know What Time It Is?」(「時間に追われる現代社会の虚しさ」と「目の前にある大切なものに目を向けよう」的なメッセージ・ソング)それに「Beginnings」「Questions 67 and 68」「I'm a Man」などがありますが、ジミヘン愛を感じる「Poem 58」「Free Form Guitar」や「South California Purples」「Liberation」など、サウンド的にやりたいことやってやるぜ感に魅力を感じます。
 「Prologue, August 29, 1968」は、1968年8月にシカゴで起きた反ベトナム戦争デモと、警察暴動(流血の大惨事)の実際の現場音声、「Someday (August 29, 1968)」はおよびそれを告発するプロテストソングで、この時代のアメリカを象徴しています🎶

bass, lead and backing vocals : Peter Cetera
keyboards, lead and backing vocals : Robert Lamm
guitars, lead and backing vocals : Terry Kath
sax, tambourine, backing vocals : Walter Parazaider
drums, percussion : Daniel Seraphine
trombone, cowbell : James Pankow
trumpet, claves, backing vocals : Lee Loughnane

1. Introduction
2. Does Anybody Really Know What Time It Is?
3. Beginnings
4. Questions 67 And 68
5. Listen
6. Poem 58
7. Free Form Guitar
8. South California Purples
9. I'm A Man
10. Prologue, August 29, 1968
11. Someday (August 29, 1968)
12. Liberation



▶ Poem 58


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2026年6月23日火曜日

Dimension / Third Dimension


 1993年 1st「FIRST DIMENSION」をリリースしてから、今年2026年でもう35年を迎えようとしています。http://dimension-tokyo.jp/  1st は、ゲストミュージシャンに、斉藤ノブ氏、青木智仁氏、渡嘉敷祐一氏、菅沼孝三氏、江口信夫氏が参加し話題を振りまいていて、わたくし、その頃は関西に住んでいて、音楽より釣りにハマっていた時期でデビューを知ってはいましたが、フュージョンの新譜などは全く聴いてはいませんでした。このアルバムは再度雑多に音楽を聴き始めた札幌時代に、中古屋で見かけてなんとなく購入した記憶があります。


 ほぼ無知状態なので自分のためにも状況把握していきます。ドラムはデビュー以来固定していません。サックス 勝田一樹、ギター 増崎孝司、キーボード 小野塚晃 の三人で活動を続けてきたが、2020年で、小野塚晃氏が脱退し二人組での活動となる。
 本アルバムは、ドラムレスの3人でレコーディングしたアルバムで1994年のリリース(デビュー翌年ですからペース早すぎです) 打ち込み主体のサウンドで、クラブやライブハウスでの人気曲「Yellow Sunshine」を収録、楽曲のセンス、テクニックは群を抜けていて、この頃から近未来超絶技巧派集団なるキャッチーが使われ出す。このアルバムから作曲者が個人名ではなくDIMENSION名義になる。なるほど。

「Lost In A Maze」ギターがカッコよくてロック的で疾走感あります。サックスもキレキレだし、引き締まってタイトなドラムの音も良いし、この細かいキメが随所にある曲は日本人が好きなパターンなんではないでしょうか。
「Fly Into A Passion」速いシャッフルで、Brecker Brothers 的な響きも併せ持つ曲で、隙間なく音を散りばめて超絶技巧。
「Yellow Sunshine」アシッドジャズ+フュージョンでアーバンなって言葉が使いたくなる浜家優子の怪しいボイスが、魅力的な曲です。アーバンなって言葉を使いたくなる曲です。ジャケットのオレンジ色は黄色い太陽の軌跡に見えなくもないので、何か特別なメッセージ性があるのかと今回聴いていて思いました。


「Illusion」しっかり計算されたようなフレーズと展開パターンに、私はジャパニーズ・フュージョンを感じるのですよね。ボヨンとしたベース、細い音でブルースっぽい切れ技のギターソロも良い。
「Real Box」一時期GRPばっかり聴いてた頃があって、攻め方とかが Frank Gambale っぽいギターとは思いますが痛快です。でも何か日本っぽさをこの曲にも感じるのはサックスでしっかりと印象的なフレーズを作っているからでしょうか。
「6-Trip」Yellow Sunshineの アシッドジャズ に比較的近いパターンの曲で、バンドの多様性を感じます。
「Buster」あからさまな変拍子ですね。音がキラキラしてる感じがして大好きなパターンの一つです。そういえば今音源をもってないけど高校生の時プログレをラジオから録音しまくってた時期もあったなって思い出しました。Chick Corea も背後に感じます。
「Going Back」最初の音の広がり方で CASIOPEA を思い出しました。曲が進行すればもちろん違うんですが、これも日本っぽくて好感度。
「Rendezvous」ほのぼのサウンドで締めです。ライブだと中盤のヒートアップした後のクールダウンで登場するパターン。このサウンドには到達できないけど電子サックスの練習もしきゃ。

今は、好んで聴いている分野ではないんで、買い足しはあまり考えていないんですが、何か日本の誇らしさを感じるフュージョンサウンドがとても良かったです🎶


sax : Kazuki Katsuta 勝田一樹
guitar : Takashi Masuzaki 増崎孝司
keyboards : Akira Onozuka 小野塚晃
choir : Yuko Hamaya 浜家優子 (3)

produced by : Dimension
recorded at : Gardenia Studio

1. Lost In A Maze
2. Fly Into A Passion
3. Yellow Sunshine
4. Illusion
5. Real Box
6. 6-Trip
7. Buster
8. Going Back
9. Rendezvous



▶ Buster

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2026年6月22日月曜日

Miles Davis / Four & More Recorded Live in Concert

 

  1964年ニューヨークのリンカーン・センターのフィルハーモニック・ホールで行われたチャリティーコンサートの模様を収録したライブ盤です。このライブはバラードを「My Funny Valentine」に高速バップは「Four & More」に収録され「静」と「動」として対をなす傑作とされています。
この日の演奏の緊張感についての談話がライナーノーツに掲載されています。
【Miles 談】このコンサートは、NAACP(全米黒人地位向上協会)などの公民権運動団体の支援を目的としたベネフィット・コンサートで、Miles がメンバーにノーギャラでの出演を直前に伝えたため、怒りに満ちたメンバーが凄まじいテンションで演奏に臨んだ。
【Ron Carter】毎晩、うまくいくとは限らないので熱くならない夜はなかった。クールではいられなかったんだ。なにがあろうとも、緊張感と集中力をもって演奏していた。
【Herbie Hancock】女性の権利とかベトナム戦争、公民権運動、ゲイの権利といった人権問題をきっかけとして起こった急激な時代の変化が、自分たちの音楽も自然と影響され、常に新しい世界を切り開き、自分達で答えを出すことを望まれていたからだ。
と、親方は被害妄想気味ですが、労働者側は志が高かった発言をしています。昔のことは美化してしまった気もしますが、今日の労働はギャラなしと言ったら全員無言だったことかなと予想します。


 また、ライナーノーツにロン・カーターへの後インタビューが書いてあります。
「Four & More」は数か月オフの後の公演でリハーサルは無し。5千~1万のレパートリーの中から出来上がっていたセット・リストに従って15~20曲を毎晩演奏した。この録音の日と同じセット・リストでその前の晩も同じ曲を演奏していたので曲がどんどん発展していった。
 レパートリーが5千~1万って、覚えているんだとすれば「記憶力がバグってる」と思ったら、George Coleman のインタビューでは「ライブでは譜面を前に演奏した」と書いてありました。でも、それだけの譜面管理は大変なこと。

「So What」速さの話になってしまいますが確かに早い。同じMiles 録音で Kind Of Blue (1959)  では亀のようで曲が全く違うように聴こえます。同年10月のドイツのライブ Tourin' 1964 では、当たり前ですが同様の高速バージョンです。たぶんこの録音以降で他のミュージシャンでも So What の高速演奏が出てきたようにも見受けられます。速ければければいいってもんでは無いとは思いますが、速ければスリリングにはなります。
「Walkin'」こちらもオリジナルは歩く速さだったのですがジョギングを通り越して短距離走ぐらいのイメージなので曲が違って聞こえます。ドラムソロはさすがにテンポ無視ですが、終われば George Coleman が直ぐに走り始める感じです。
「Joshua」Miles のアルバム Seven Steps To Heaven (1963) でこのメンバーで初収録、また同年10月のドイツのライブ Tourin' 1964 でもこのメンバーで演奏されています。もともとが速いテンポのスイングですが、最速は本作 Four & More で一番、緊張感があってスリリングですが Tourin' 1964 の方が、数々の演奏をしてこなれてきた感じがします。
「Go-Go (Theme And Announcement)」
「Four」Miles のアルバム Blue Haze (1954) が初録音で、当然このアルバムで高速にチューンナップされていますが、原曲の良さが一番高速で演奏することで引き立てられた曲であるように思います。親分のマイルスの先頭を切ったソロも最初からハイトーンかまして気合が入ってる感じがします。そういえばタイトルも Four & More ですから、解説は見当たりませんが、この曲から始まり続いているみたいな意味合いもあるんでしょうか。
「There Is No Greater Love」超高速ではない唯一のスタンダード曲で、今回聴き比べもしながら、緊張感を持って聴いてきたので、これが流れてホッしました。
「Go-Go (Theme And Announcement)」

 前回、聴いたときは18歳の Tony Williams に焦点を合わせて聴いていました。テクニックと迫力でバスドラのドコドコ言わせつつの繊細なシンバルワークで、高速リズムキープをしていたかと思えば、瞬間で自在にテンポを変えてメンバーに伝えていく仕事っぷりは痛快です。また、George Coleman のストレートな演奏スタイルもこのスリリングさを引き立てていると感じます。今回は速度に焦点を合わせて聴いたのですが、その意味では Ron Carter が一番の体力勝負かと思います。お疲れ様です。
  時代が変わると高速バップをものともしない超人ミュージシャンは続々と現れてきていますが、その源流はこのアルバムにもあるかもしれないですね🎶

trumpet : Miles Davis
piano : Herbie Hancock
bass : Ron Carter
drums : Tony Williams
tenor sax : George Coleman

producer : Teo Macero

recorded live in concert at the Philharmonic Hall of Lincoln Center for the Performing Arts in New York City on February 12, 1964.

1. So What / Miles Davis
2. Walkin' / Richard Carpenter
3. Joshua / Victor Feldman
4. Go-Go (Theme And Announcement)
5. Four / Miles Davis
6. Seven Steps To Heaven / Miles Davis, Victor Feldman
7. There Is No Greater Love / Isham Jones, Victor Feldman
8. Go-Go (Theme And Announcement)

▶ So What

▶ Four


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2026年6月21日日曜日

Keb'Mo' / Just Like You


 わたくしが好んで聴く伝統のブルース・スタイルは「色、金、酒」がテーマになることが多く、少々下品な歌詞であったり、ほぼ中身の無い言葉の繰り返しであったりします。しかしこの Keb'Mo' は、Just Like You では「誰からも愛されていなくても、自分自身を愛することを忘れてはいけない」と歌います。ブルース・マンなので、デルタ・ブルースのスタイルを基本としていますが、フォーク、ロック、ジャズ、ポップ、カントリーなどを取り入れ、暑苦しくない優しく知的な曲が信条のブルース・マンです。


「That's Not Love」愛はそんなに苦しいものではないはずだ と歌うブルース。昔から使われているギターのリフを使ってはいるがライトでカラッとした使い方です。
「Perpetual Blues Machine」不幸製造機(perpetual blues machine)と相手の不誠実さに気づき別れを告げる大人の失恋 を歌ったシカゴスタイルの弾き語りブルース。歌詞無しでインストでやってもカッコ良さそうです。
「More Than One Way Home」自身の故郷であるカリフォルニア州コンプトンの思い出を描いたストーリー・ソング。スリーコードのブルースではなくポップなサウンドです。
「I'm on Your Side」私はあなたの味方だ(I'm on your side)と歌う、AOR的なサウンドを取り入れたブルース
「Just like You」 Bonnie Raitt とJackson Brown をボーカルに迎えた、ブルース形式から離れたアルバムタイトル曲。
「You Can Love Yourself」人生の困難に直面して「もう終わりだ」と感じている人に対し、(いつか自分を愛せる)場所に辿り着けると語りかける弾き語りブルース
「Dangerous Mood」王道のブルース進行で古き良きブルース・スタイルで B.B.King スタイルのオブリガード、Muddy Waters の Hoochie Coochie Man のフレーズを使ったりしてて、ブルースファンは喜んじゃいます。
「The Action」フォーク・ブルースってタイプですかね。かっこつけるのはやめて、二人の関係を次のステージに進めるための具体的な(アクション)を起こそう。
「Hand It Over」ゴスペル+ブルースでこうなります。もし悩みが解決せず、夜も眠れないほど不安なら、跪いて祈り、すべてを委ねなさい(Hand it over)カッコ良い
「Standin' at the Station」ブルース・ロックもあります。駅に立ち、去りゆく列車を止めようとする姿
「Momma, Where's My Daddy? 」色・酒・金は出てきませんが、パパはどこへ行ったの?古いタイプのブルースっぽい感じの渋い弾き語りです
「Last Fair Deal Gone Down」1936年のRobert Johnson 作品です。確かに原曲はフォークブルースっぽいメロディーしてます。Keb'Mo' がリメイクすると爽やか。
「 Lullaby Baby Blues」温かく穏やかな子守唄

改めて聞いても聴きどころいっぱいあり過ぎです🎶

producer : John Porter

1. That's Not Love / Georgina Graper, Kevin Moore
vocals, guitar, harmonica : Keb'Mo'
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums : Laval Belle
percussion : Munyungo Jackson
backing Vocals : Jackie Farris
backing Vocals : Jean McClain
2. Perpetual Blues Machine / Georgina Graper, Kevin Moore
vocals, guitar, harmonica : Keb'Mo'
3. More Than One Way Home / John Lewis Parker, Kevin Moore
vocals, guitar, harmonica : Keb'Mo'
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums : Laval Belle
percussion : Munyungo Jackson
backing Vocals : Jackie Farris
backing Vocals : Jean McClain
4. I'm on Your Side / Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo'
keyboards : Tommy Eyre
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums : Laval Belle
5. Just like You / Candy Parton, Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo'
vocals : Bonnie Raitt
vocals : Jackson Brown
keyboards : Tommy Eyre
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums: Ricky Fataar
percussion : Munyungo Jackson
6. You Can Love Yourself / Kevin Moore
vocals, guitar, harmonica : Keb'Mo'
7. Dangerous Mood / Candy Parton, Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo'
keyboards : Tommy Eyre
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums : Laval Belle
8. The Action / Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo'
keyboards : Tommy Eyre
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums: Ricky Fataar
percussion : Munyungo Jackson
backing Vocals : Jackie Farris
backing Vocals : Jean McClain
9. Hand It Over / Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo'
11strings guitar : Tommy Eyre
dobro : John Porter
bass : James "Hutch" Hutchinson
drums : Laval Belle
trumpet : Darrell Leonard
trombone : Jim Pricce
clarinet : Jim Gordon
10. Standin' at the Station / Phil Ramocon, Kevin Moore
vocals, guitar, harmonica : Keb'Mo'
keyboards : Tommy Eyre
bass : James "Hutch" Hutchinson 
drums : Laval Belle
harmonica : Larry David
11. Momma, Where's My Daddy?  / Lori Barth, Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo'
12. Last Fair Deal Gone Down / Robert Johnson
vocals, guitar : Keb'Mo'
dobro : John Porter
bass : James "Hutch" Hutchinson 
drums : Laval Belle
trumpet : Darrell Leonard 
trombone : Jim Pric
clarinet : Jim Gordon
13. Lullaby Baby Blues / Georgina Graper, Kevin Moore
vocals, guitar : Keb'Mo' 




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2026年6月20日土曜日

Josh Dion Band / Anthems For The Long Distance


 新宿のタワレコが未だ大きかった頃、試聴コーナーに見知らぬバンドがあるので聞いてみると「疾走感」「開放感」「古き良きアメリカン・ルーツ・ロック」にガツンとやられ、直ぐに「買いだ!」と購入させていただいた一枚です。購入した後で youTube を見たら、リーダーのJosh Dion のドラムの叩き方が、独特でエネルギッシュで、これもかなり印象。
 愛聴盤になったので、いきつけの音楽好きの集う「おでんバー」に持って行ってかけていたら、普段は流行りのポップス・ロックとかしか聴かない方に、かなり気に入っていただいてジャケットの写真を撮影して帰られて、後日購入されたとのことでなにより。


 Josh Dion は、ドラマーでリーダー、そしてソング・ライティングもこなします。ルーツロックだけでなくポップス的な要素がじんわりにじみ出ているところが素晴らしい。新しいロックに興味が薄れている私の心にも響きました。

「Makin My Livin」楽曲が何より素晴らしいのですが、サザンロックなイントロのギターから始まり、これをモチーフにしたシングルノートが繰り返されるところが頭にこびりつきます。シャッフル気味のビートに、ゆったりとしたギター、サビになると一緒に叫びたくなります。
「Line Em Up」小刻みなビートで力いっぱいのボーカル。小さなライブハウスが似合いそうな曲です。乾いたギターの音も素敵です。
「Walkin On Stilts」郷愁漂うノスタルジックなメロディーとシンプルな楽曲構成で心がやられます。わたくしロックバンドって基本的にギターを中心としたリフが好きな曲の方が多くて、楽曲に心が動かされる方が少ないんですよね。何回聴いても良いです。好きです。
「Porch」次の曲 Feel のイントロとして、アコースティックギターで14秒。
「Feel」本編はバンドサウンドで迫ってきます。基本同じフレーズを延々と繰り返しながら、少しずつパターン変えてくパターンが多いですが、たまに来るサビの後の大爆発に焦点をおいてるみたいです。くるぞくるぞって思っててキターって喜んじゃうヤツです。
「Pilot」バラードではないけど、しっとりめの曲です。サビ無しの同じコード進行の繰り返しで聴かせちゃう外国にありがちなヤツです。
「Heartache」ちょっぴり切なさを感じる歌で、じわじわしながらサビで爆発のパターンですが、爆発の仕方を変えてきました。曲作りも上手いです。
「Hold Fast」これも懐かしさ、せつなさがある歌で、このパターンのメロディーが、私は好きなのかも知れません。この曲は爆発しません。
「Take The Time」カラッとしたギターのイントロ、話しかけるような歌と曲メロ、小節と小節の隙間を埋めるように、たたみこむ曲作りが良いです。
「As We」ディズニー映画で使われるような曲で Josh Dion のソングライティング能力の高さを、最後にまた実感します。


 このバンドを聴いていると、とにかくバンドって素晴らしい。仲間と音楽をやれると楽しいんだぜ。なんてことが感じられます。こんなサウンドが出せるバンド作れるんだったらロックバンドも、もう一回やってもいいかなって気になります🎶


drums, lead vocals : Josh Dion
lead vocals : Sara Versprille
piano, keyboards, vocals : Pat Firth
guitar, vocals : Daniel Hindman
bass, vocals : Brian Killeen

recorded by Justin Colletti at Monsterland Studios in Brooklyn, NY Tranks (1-9)
recorded and mixed by Peter Denenberg at Acme Studios in Mamaroneck,NY(10)

1. Makin My Livin
2. Line Em Up
3. Walkin On Stilts
4. Porch
5. Feel
6. Pilot
7. Heartache
8. Hold Fast
9. Take The Time
10. As We




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2026年6月19日金曜日

Akiko Moriyako / The Vibes


 これは札幌時代に懇意にしていたお店「Soul&Spice」のマスターからの頂きものです。マスターは私と同い年のギター弾き、ソウル、ロック系のレコードが店に多数在庫あり忙しくなければ、リクエストにも応えていただけます。札幌時代近くに住んでいたので、多ければ週3回はここで飲んでました。札幌に出張の際は必ずよるようにしていましたが、仕事で行くと夜が自由にならないことも多いので、ここ数年ご無沙汰したまま会社を引退してしまいました。自腹の北海道は旅費がきついし、今はインバウンドでホテル代もバカ高いし少し落ち着いてからゆっくり行きたいです。住所は北4西11ですので、札幌にお越しの際は「Soul&Spice」へ是非どうぞ。札幌名物はメニューになく一応イタリアンなのでピザとか旨いんですが、私はいつもサラダとつまみ一品と、たくさんのお酒でした。


 さて、この Akiko Moriyako さん、札幌生まれのマスターのご近所さんで知りあいのようですが、私は面識はございません。「結構、レゲエとかで有名な人みたいだよ」とのことで調べてみると、なるほどワールドワイドな方で なんと Maxi PriestとLivingstone Brown が全面プロデュースでした。ライナーノーツに思い出アルバムのように写真が掲載されているのが、何やら不思議な感じです。


 もらった時に聞いたら、「全くレゲエではなくジャズ・ニューエイジ・アンビエント系」の感想を抱いていましたがなんでだろう。今聴くとかなりレゲエの国っぽいリズムの感じありで、ポップなとこもあり Maxi Priest プロデュース感あります。あの時はファンクとブルースしか聞いてなかったんで、私の頭と耳の構造が今と違っていたようです。凄く好きなわけでは無いですが、これはこれで有りな音楽です🎶

1. Sublime
2. Groovin' In The Midnight  
3. Sure Fire Love 
4. Wild World  
5. Space In My Heart: Prelude
6. Space In My Heart  
7. The One
8. House Call
9. Just A Little Bit Longer
10. God Watches Over Us
11. Love Somebody For Life
12. Set The Night To Music
13. Full Hundred
14. Ain't It Enough
15. Close To You


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2026年6月18日木曜日

The Jazz Messengers / At The Cafe Bohemia Volume 1

 


 メッセンジャーズのライブレコーディングで、1955年11月23日のニューヨークのカフェ・ボヘミアでの演奏です。オリジナルはBlueNote1507番で、6曲入りでしたが、CD再発で3曲の追加されています。このライブは2枚のアルバムとなって発売されているため volume1 となっています。volume2  を先に聴いて感銘を受けたため、前後しますが探し出して購入したものです。 
 さて聴きながらライナーノーツを拝見すると Cafe Bohemia について詳しく書かれています。1955~56年ニューヨークの 15Barrow Steet は様々なジャズ・クラブがある熱い場所で、当初お店はオーナーJimmy Garofoloの「The Pied Piper」というストリップ・クラブだったそうです。しかし1955年の初めごろに Charles Parker を含むミュージシャンたちがジャムりはじめ、3月にジャズ・クラブとしてオープニするときに出演予定だったのですが残念ながら Parker は急死してしまい参加できなかったようです。その後 6月にOscarPettifordが「Bohemia After Dark」という企画で Cannon Ball  Adderley とビッグバンドをやってセンセーションを巻き起こしています。更にその数か月後 Miles の初期クインテットの演奏拠点にもなっています。などなど


「Announcement by Art Blakey」"Yes sir, as the saying goes, 'If you feel like you want to cough, go ahead and cough'—we're here to have a good time. ... Music helps wash away the dust of everyday life. This is jazz. It’s an American music. It’s a contribution from the American people to the world."
「Soft Winds」Benny Goodman が1940年に作曲したジャズ・スタンダード。わかりやすく短いテーマのブルースで、各メンバー自由にソロをとり Art Blakey はソロの途中で、もっと盛り上がれとリズムを変えて煽りながら曲に緩急をつけます。微妙に速度も変えて煽ってて、特に Horace Silver のソロの時は、他のメンバーの微妙な感じより速くしてて仲の良さが伺えます。このアルバム最長の12分34秒の熱演。
「The Theme」ジャズ・セットの終わりやセット間の休憩に入る際に演奏される「クローザー」として機能の曲ですから、当日のセットリストの曲順はアルバム通りではないことと思われます。
「Minor's Holiday」アップテンポなマイナー・キーのスウィングで緻密なアレンジの Kenny Dorham の作曲。自身のアルバム Afro-Cuban (1955) からの持ち込みです。録音は数か月しか違わないのでホットなプロモーションもあるのかと思いましたが、ベースが Oscar Pettiford から、Doug Watkins に変わっているだけで録音メンバーは同じです。先陣を切る作曲者 Kenny Dorham の超速トランペットがカッコ良いです。Hank Mobley のソロ開始してからモコモコしていると Art Blakey がシンバルでカンカンカンの催促でしょうか。やっぱり Art Blakey って凄いですね。熱演だなあ。
「Alone Together」ここでバラードきました。Dorham 休憩してます。
「Prince Albert」Jerome Kern の All the Things You Are のコード進行に基づいた Kenny Dorham のコントラファクトで、このアルバムが初演とのことです。蛇足ですが このアルバムの翌年に Kenny Dorham は Cafe Bohemia  の録音出してます。'Round About Midnight At The Cafe Bohemia (1956) この曲はやってませんが
「Lady Bird」1939年頃に Tadd Dameron 作曲のスタンダード。Tadd Dameron turnaround ってコード進行が有名らしい(CM7 E♭7 A♭M7 D♭7 CM7)
「What's New?」これも古い1939年に発表されたポピュラーソング。Doug Watkins のベースメインで管楽器お休みです。
「Deciphering the Message」アップテンポなスウィングで、Art Blakey がドラムロールでガンガン入れながら牽引していきます。Hank Mobley 作曲で、最初のソロは当然サックスから素晴らしいソロを展開し Art Blakey のカンカンカンは無し。その後の Kenny Dorham がまた凄いし、Horace Silver も気合が入ってて全体的に体力勝負みたいな感じがまた良いです。エンディングに入ると皆さんホッとしてるんじゃないかと思います。


ライブってこんな感じですよね。良いですねえ。ジャズって楽しいです🎶🥁

drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Kenny Dorham
bass : Doug Watkins

producer : Alfred Lion
recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.

1. Announcement by Art Blakey
2. Soft Winds / Benny Goodman
3. The Theme / Kenny Dorham
4. Minor's Holiday / Kenny Dorham
5. Alone Together / Howard DietzArthur Schwartz
6. Prince Albert / Kenny Dorham, Jerome Kern
7. Lady Bird / Tadd Dameron
8. What's New? / Johnny Burke, Bob Haggart
9. Deciphering the Message / Hank Mobley




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。