1987年からソロアルバム「Michael Brecker(1987) を30歳で発表、次作を1988年に発売が本アルバムで、以降パットメセニーが参加した「Tales from the Hudson(1996)」などを発表し、2007年57歳で白血病で他界。「Pilgrimage(2007)」が遺作となっています。
「Chime This」1曲目はバイオリンとのデュオで始まりましたが、今度は作曲者 Don Gronick とのデュオで曲調は「静」になっての開始。幾何学的な印象のコード展開にリズム隊が参加してくると徐々に力が入ってきて、やがて混沌とした激しいインプロの世界に入っていくベタな展開ですが、この王道の展開もたまりません。
「Scriabin」タイトルの単語の意味は何だろうとググって見ると、ロシアの作曲家、ピアニストの Alexander Scriabin がヒットしたので、おそらくモチーフはこの方なのかと思われ、静かで前衛的なクラシック音楽も思わせる楽曲です。
「Suspone」そしてここで聴きなれた曲調の独特のスイング、聴きなれた Mike Stern と一発でわかるギターがでてきます。やはり楽曲提供は Mike Stern です。やっぱり安心のいつもの展開はスリリングながらも、私はリラックスして聴けます。
「Don't Try This At Home」アルバムのテーマ曲で、作曲は Michael Brecker, Don Grolnick の二人ですが、この曲でピアノを弾いているのは Herbie Hancock です。聴いてみると、なるほど、この手のハードバップ的な曲は Herbie Hancock の方が良いかも知れない。アルバムの中の曲のインパクトとしては、1曲目の Itsbynne Reel の方があると感じますが、Michael Brecker の思いは、この正統派な曲での原点回帰のような曲にEWIをかませるみたいなところなのでしょう。
Art Blakey はこの時、66歳。プレイヤーは若手を揃えての力強く溌溂とした演奏で何かスマートであり豪華な感じもします。CDの帯には1985年度ジャズ・ディスク大賞金賞受賞とあります。
さてレビューしていきます。Jodi 派手なドラムソロから始まり、Jean Toussaint のソロも強力なアクの強いブロー、Donald Harrison のフリーな感じのソロで爆発です。で素晴らしい。Blues March 1958年のマーチを取り入れた勇ましいブルースです。大人しめの録音を聴くと、まさに軍隊の更新のような曲ですが、しっかりとハードバップ。Mr. Babe, Moanin'
「Jodi」演奏週間の最終日の2ステージからアルバムのトップに選ばれたのは、1958年に Messengers に加入した卒業生 Walter Davis の陽気な作品。イントロは御大のド派手なドラム・ソロから始まり、一挙にブラス部隊が流れ込んでくる。1985年なのでバンド自体が昔よち進化し、何より若手が加入しているだけあって勢いがある。明らかに Art Blakey & The Jazz Messengers のサウンドではあるんだけど、1954,1955年の Night At Birdland Vol1, Vol2 あたりの昔のアルバムを聴いてから、このアルバムを聴くと戸惑いが・・
「Mr. Babe」は、サックスの Donald Harrison の作品です。これも長尺の御大のソロがイントロから入り、怒涛の超高速のバップになだれ込み全員が最後まで疾走します。ものすごいインタープレイの連続とも言えますが、「Art Blakey 体育大学」の忍耐力トレーニングで、鬼教官が御大といった感じです。最後の Mulgrew Miller のピアノ・ソロは、延々と終わらない短距離走のようで男気が感じられます。
Oscar Peterson と言えば、Night Train (1962) が最も有名、本盤はジャズ初心者向けの名盤と言われています。ファンのリクエストから曲を選び、当時流行っていた曲、スタンダード、ボサ・ノバ、映画のテーマ曲が多く含まれており、メロディーに重点を置いた短い演奏です。
Oscar Peterson は1925年にカナダのモントリオールの西インド諸島出身の移民家庭に生まれ、5歳より父からピアノとトランペットを習い始めるが、7歳の時結核にかかり、ピアノに専念。24歳の1949年にアメリカに進出し、Ray Brown、Louis Armstrong、Ella Fitzgerald、Joe Pass、Count Basie、Stan Getz など共演し、1959年からは Verve Records、1965年~1971年にはドイツのMPS Records、1973年には Verve のグランツが創設したPablo Records でも作品を残しています。1993年に脳梗塞で倒れましたが、リハビリを重ねて演奏活動を続け、82歳で亡くなる前年の2006年まで演奏を続けています。
録音は1964年10月19~20日にニューヨークでレコーディングで、当時39歳の脂がのっている時期で、前身レーベルを含めると約15年間続いたピーターソンの Verve Records 時代をこのアルバムで締めくくっています。
「Quiet Nights Of Quiet Stars (Corcovado)」聴き始めると、まず最初に思うのは音質の良さ。ピアノの打鍵の力の入れ具合も想像できるかのようなクリアな音質に、各楽器のバランスも非常に良く編集されています。 Antonio Carlos Jobim 作のボサノバ。
「The Days Of Wine & Roses」Henry Mancini, Johnny Mercer 作の1962年の映画 ”The days of wine and roses”の主題歌で、映画はアル中夫婦の堕ちて行く悲しい物語ですが、この曲は逆に「お酒とバラに囲まれた夢のような日々を」思い返す、陽気でお気楽な歌で Oscar Peterson は、その魅力をわかりやすく表現していてくれる名演。難解な演奏が名プレイな訳ではないことがよくわかります。お酒はほどほどに。
「My One And Only Love」ベタなスタンダードが続きます。スリリングな展開の難解なジャズも楽しいですが、こういった耳慣れた曲が楽しめるアルバムも良いです。特に特別なアート感はありませんが、丁寧でわかりやすく美しい。心の糧になる様な演奏は素晴らしいの一言。スタンダードを覚えようと思って色々な演奏を聴いても、アートすぎる演奏だとテーマも覚えられないようなことにはこのアルバム絶対なりませんね。
「Have You Met Miss Jones? 」1937年のミュージカル I'd Rather Be Right の曲で、Miss Jones は劇中の登場人物です。もう少しテンポは速めで軽やかに演奏するものが多いように感じますが、テンポは遅めにしていて甘いバラードのように仕上げています。コードの響きが気持ち良いです。私ももう少しピアノが上達したら弾いてみたい感じの、初心者も頑張れば弾けそうな感じもする絶妙なところ。リスナー・オンリーばかりではないでしょうから、こういったところも大事なんだろうなと思います。
「You Look Good To Me」おそらく初演がこのアルバム?でしょうか。だとすれば書き下ろしなのかと思われますが、それほど詳しくは調べてはいません。ソロを除けばテーマは難しくないメロディーで初心者の為のピアノ伴奏のような曲です。前の曲の「Have You Met Miss Jones?」もコンセプトは似ているような感じなので、- 初心者も頑張れば弾けそうな感じもする絶妙なところ - をもしかしたら狙っているのかも。
「The Girl From Ipanema」現代では一般的なスタンダードなボサノバの、この曲も1962年につくられたヒットナンバー。このアルバムの2年前なので、やはり当時のヒット曲も入れました的な選曲ですね。軽やかでポップに中高音のコロコロしたシングルノートでのピアノの音色でのソロ部分は聴きやすくて一層ポップで良いです。
「D. & E.」 ピアニスト John Lewis が書いたブルースナンバーで、1958年の本人のアルバム The John Lewis Piano に収録されているブルースナンバー。ヒットナンバーでは無いと思われるので、Oscar Peterson の何かの思い入れがある曲なのでしょう。
「Time And Again」 ヴァイオリン奏者 Stuff Smith の作品で、1945年に Stuff Smith は Sarah Vaughan を招き録音し、彼女はこの録音がきっかけで Musicraft と契約となった曲です。原曲 Time and Again (Sarah Vaughan) よりも、しっとりと聴かせる乙女チックなピアノに惚れ惚れします。
「Goodbye J.D.」 Oscar Peterson がプロデューサー Jim Davis の為に書き下ろした、なんとも勇ましくアルバムで一番のアグレッシブな曲です。このアルバムで Verve Records を離れるお別れ曲で感謝を締めくくっています。
ライナーノーツの中で 原田 和典氏は、原盤のライナーノーツに“ピーターソンはナイト・クラブで演奏するとき、よく観客からリクエストを受ける”と書いてあるが、ラスト2曲「D. & E.」「Time And Again」こんなマニアな曲をリクエストするファンはそういない、と鼻息荒く書かれていますが、「Time And Again」は Sarah Vaughan の出世作でもあるので、そんなことも無さそうな気もしますが。原田 和典さま、まあまあ興奮しないで・・
「King Of Pain」これも流行った曲で、Police っぽいメロディーラインと従来と同じようなアレンジが嬉しい曲です。拍をくう箇所もメリハリがついて印象が濃くなる仕掛けも、さすが Police で、一筋縄ではありません。
「Wrapped Around Your Finger」レゲエ・リズムを基調として、これも Police っぽい。音と音の間にある空間のようなものが気持ち良い曲で、洗練されています。
「Tea In The Sahara」サハラ砂漠でお茶をって、映画みたいなタイトルです。この曲はPaul Bowles の小説 The Sheltering Sky の一節にインスパイアされてた曲で、砂漠で王子様と茶を飲むことを夢見て待ち続けるが、その夢かなわず、いつしかティーカップの中に砂が・・
「Murder By Numbers」最後は Sting が歌詞、作曲は Andy Summers、ジャズ風の曲調に、殺人を「事務的な作業」や「芸術」として、さらには「政治の道具」として描くブラックな内容。
購入時は Every Breath You Take が入ってるアルバムが懐かしいと思って購入したので、軽く聴いてましたが、本気でアルバムを聴きながら書いていたら色んなことが盛り込まれていました。よく考えてみれば、発売前に Every Breath You Take が売れるのはわかっていたはずなのに、タイトルを Synchronicity にしたってことは、商業的なものより志に重点が置かれていると、なるほど理解できます。アルバムを作るために、めんどくさい話し合いがなされたものと推測もでき、その結果解散なのか、解散前にメモリアルで徹底的に考えたアルバムを作ったのか、思ったより、これを書くのに力入りました🎶
bass , vocals : Sting
guitar : Andy Summers
drums : Stewart Copeland
producer : Hugh Padgham, The Police
1. Synchronicity I / Sting
2. Walking In Your Footsteps / Sting
3. O My God / Sting
4. Mother / Andy Summers
5. Miss Gradenko / Stewart Copeland
6. Synchronicity II / Sting
7. Every Breath You Take / Sting
8. King Of Pain / Sting
9. Wrapped Around Your Finger / Sting
10. Tea In The Sahara / Sting
11. Murder By Numbers / word Sting, written Andy Summers
はい、Geminiの音楽生成機能では、プロンプトを通じてコード進行を指定することが可能です。例えば、「C - G - Am - F のコード進行で、爽やかなアコースティックギターの曲を作って」というように、具体的なコード名を伝えてみてください。また、「王道のカノン進行で」「切ないジャズ調のコード進行で」といったイメージでの指定も有効です。
Jacoは1986年にニューヨークのベルヴュー病院に躁鬱病で入院、2カ月の入院の後、ドラマーの Brian Melvinを保証人として退院して、サンフランシコの Brian Melvin の家で3ヶ月にわたって生活をしました。この作品はその時に録音されたセッション三部作「 Night Food (1985), Standards Zone (1986)、Jazz Street (1989) 」の最終作で最後のスタジオ録音とされています。Jaco は、この録音の翌年1987年にフロリダ州フォート・ローダデールのブラワード・ジェネラル・メディカル・センターで、殴打による脳血管破裂により35年の生涯を閉じています。
晩年のジャコは心身ともに非常に不安定な時期にあり、多くの友人は彼から離れていきましたが、Brian Melvin はその時期の彼を公私ともに支え続けた数少ない人物の一人で、自分のアパートに Jaco を住まわせ食事を共にし、彼が音楽の世界に戻れるよう環境を整えました。これは、ビジネス友情なんじゃないかと邪推してしまいますが、Brian は後に『Reflections: On Music & Friendship with Jaco Pastorius』というドキュメンタリーを制作しており、タイトル通り、彼らの関係が「友情」であったことを自ら強調しており、この録音は「天才ジャコを利用したビジネス」ではなく、「友人であるジャコの才能を信じ、彼が再び立ち上がるための場所を作る」という献身的なサポートの一環で、単なる「共演」ではなく、「魂の救済としてのセッション」と呼べる行動だと信じます。(様々な記録を読む限り、ジャコの晩年の常軌を逸した奇行とジャンキーぶりは、過去の友情、利害関係が発生するとしても、私としては関わりたくない人になると思いますが)
「May Day」ベースはこのアルバムで1曲だけ参加の Keith Jones です。ジャコとは明らかに違うテイストです。曲は Brecker Brothers が大好きなんだろうなって感じます。後半の盆踊り的なところは意外と外人がよくやるフレーズのような気がします。
「Wedding Waltz」アルバムとしては聴かせどころのピアノ・バラードです。ジャコが途中までは曲に合わせて良い具合に弾いているのに、ベース・ソロの出番が来たところから覚醒してしまい暴走するので事故ってるな感がありますが、Jan Davis が修正してエンディングに持ってくるあたり、ある意味このアルバムで一番インパクトあります。
「Out Of The Night」順番に録音しているわけではないでしょうが、前曲でのインパクトがあり、ここでもジャコが覚醒してしまうのかとハラハラしてしまいますが、ただの自己主張が強いベーシストが長めにソロをとり過ぎた感じに収まっています。ここで気づきますが、ピアノの Jan Davis は、どんなに曲の流れをジャコに破壊されても、その後で軌道修正をして曲に戻す優秀な腕があります。
「Drums Of Yadzarah」 空間を演出するSE的なシンセにのせて皆様がアドリブで音をのせていきます。ん~この曲では、おそらくジャコはいないんじゃないのかと思われます。この曲で最後に覚醒したベースソロをぶち込んでくるのは、ありなんじゃないかと思いますが、ベースを抱えて寝ていたものかもしれません。
George Howardは、1956年ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれのサックス奏者で、リーダーアルバムは14作を発表して1998年に41歳でなくなっています。 improvisation よりもグルーヴ重視、R&Bやファンクを融合させたサウンドが特徴です。
George Howard は、6歳からクラリネットやファゴットを学び、ソプラノ・サックスをメイン楽器にしています。1970年代後半に、自身のアイドルであった Grover Washington Jr. のツアーに参加したことで注目を集め1982年に「Asphalt Gardens」でソロデビュー、1985年の「Dancing in the Sun」がビルボードのジャズ・アルバム・チャートで1位を獲得し、その後4作連続でチャート1位を記録する売れっ子となっています。
...'95 was an incredible year. "Murphy" not only introduced himself, he moved right into my house, reeking havoc on all fronts of my life. Yet and still, many things were put to rest, others resolved themselves, and many remain eternally unanswered. I no longer wish to know. Gone is the notion of control, because by His Grace I still remain... I survived. A couple of close friends who have observed my journey to catharsis often reminded me that: "Whatever doesn't kill you will ultimately make you stronger." Well, this ain't the afterlife... Thank You God.
(Various "Special Thanks" and credits follow...) In loving memory of my mother Rebecca B. Howard.
「Watch Your Back」しっとり系ブラコン・サウンドに Sarah Brown は、スラっとした声で Better watch your back boy, People smilin', stylin' All the while Inside your mind. Better watch your back boy, People usin' your kindness Can't see through their blindness. と繰り返します。後ろに注意しろなんて物騒な曲名なのかと思ってたら、優しい内容でした。ソプラノ・サックスは、泥臭さの無い浮遊系。曲としては単純な繰り返しですが耳に残るフレーズの繰り返しで脳に心地よい残像を残します。
「Best Friend」ラップのリズムで、ゆっくりとしたボーカルと早口ではないラップ。サックスとキーボードのユニゾンは、しっかりジャズ寄りのスムース・ジャズ系のメロディーの作り方で George Duke の色が強く出ています。ラップにさほど慣れてない日本のヤジオにも聴きやすくて、しっかり刺さり、途中の調子っぱずれのような音階のベースラインもしっかり印象に残り、曲調は軽いんだけど中身は軽くないところに才能を感じます。
「One Last Time」最初の2曲で変則うちを食らった後に正統派スムース・ジャズが出てきても、すんなりとした流れで聴けます。軽やかですっきりとしたソプラノ・サックスがばっちりと曲の良さを引き立てます。
「Attitude Adjustment」6秒の「Interlude」の後はドンシャリ系のリズムに再び突入して、幾何学的なリフにのせてコーラスとスポークンワードが入ります。コーラス部分の歌詞がわからなかったのですが、Needs an attitude adjustment と歌っているとAIは答えてくれますが、〇×△~attitude♪ だと思うんですよね。いずれにしろ"The world needs an attitude adjustment." (世界には意識改革が必要だ)がテーマで、それが言葉で表されているのがこの曲とアルバムのテーマ
「A Whole Lotta Drum In Me」この曲はちょっと力が入ってるように感じます。イントロはアフリカンな複雑なリズムのパーカッション。それから単純なリズムになりますが、ここからは Tiffany L. Graves のボーカルがメインで、アフリカンな旋律の広がっていく世界感、透明感と広がりを感じます。
「Adjusted Attitude」George Duke の Moog が気持ち良いです。Attitude Adjustment と言葉が入れ替わっていて、リズムは同じですが前半はサックスのが中心になり、特徴的なリフ、コーラスは後半に出てきます。これが何を意味するのかはわかりませんが、Adjusted だから解決したのか?いや、そんなことはないだろう。それを考えるのが、この曲の狙いだろうか。