お気に入りのアルバムではありますが、Black Joe Lewis の作品を持っているのはこれ一つ。どんな人かとググって見れば、「2011年3月15日、ロスト・ハイウェイ・レコードから、テキサス州オースティンを拠点に活動するガレージ・ソウル・バンド」「黒いエルビスと称されるオースティンの白人黒人混合ガレージ・ソウルバンド」などの記述が見当たりますが、エルビスではないなと思います。
本題に入ります。このアルバムはアコースティック・ギターの「C.F. Martin 2-27」が主役です。ギター愛の詰まったライナー・ノーツには、まずこの主役の説明から書かれていますので、まずCFマーティン作「1852年製 2-27」の希少性と歴史的価値についての説明を要約します。海外のコレクターも意識してかライナーノーツは英語と日本語が対訳されて記されています。
Song for “R” R とは誰のことなのでしょう。慈愛に満ちた優しいメロディーが素敵な曲です。この曲については、DISC1,2で、全く違う曲のように編曲されていて、どちらが好きというものとは違う次元です。DISC1 は、デジタルな処理がされたポップさもある仕上がり、その曲をひたすらシンプルに骨格だけにして装飾を最小限にしたのが、DISC2です。
家路 このようなシンプルなコンセプトの締めくくりの曲はこういった誰もが感じる学校の下校時刻を思い出すノスタルジックなメロディーで締めくくるのが、ジンときます。この曲に限っては、DISC1,2 ともにギターのみの曲です。なるほど、このアルバムの主役はアコースティック・ギターの「C.F. Martin 2-27」ですから、最後は主役のみの独奏となるわけです。
Led Zepperlin は、1968年に出発してから1980年のドラマーの John Bonham の死により解散しています。私がロックギター小僧になる前だったので、ZEPはリアルタイムで聴いていなかったのですが、私が高校生の時には「狂熱のライブ」の無料フィルムコンサートが、新宿の高層ビル街の下の広場とか、記憶は薄いんですが渋谷か池袋の楽器屋とかで開かれていたんで、情報を聞いてはせっせと見に行っていました。大画面のスクリーンで見る迫力の映像と大音量で、当時の高校生にとっては、とても魅力的な「無料」フィルムコンサート。グッズ販売とかやってるわけでも無く、権利の問題とか運営費とかどうしていたんだろうと思いますが、古き良き、ありがたい時代でありました。(この時代、無料が流行っていてギチギチに人を入れてくれる「子供バンド」のイケベ楽器の店内無料ライブとかもありました)楽器屋さん、レコード・ショップさんの販売宣伝であったなら、きちんと利益を還元している大人に成長しております。当時の運営さんありがとうございます。ボランティアさんで、あったなら、その心意気と熱意に敬意と感謝を持ち続けております。
ニューヨークで録音され、アメリカのグラミー賞トロピカル・ラテン・アルバム部門にノミネート、立て続けにプラチナ・ゴールド・ディスク受賞した作品です。当時の日本でもTVのニュースに連日取り上げられ、日本にもサルサ・ブームを引き起こし、この時サルサを踊る日本人も増えました。私たちの大学のジャズ研でもOrquesta De La Luz のコピーは無かったですが、ラテンのコンボが多数発生し、私のラテンを聞くきっかけともなりました。原宿のクロコダイルでの Orquesta De La Luz のライブを見に行きましたが、凱旋帰国直後であったこともあり日本にこんなにラテン・ピープルがいたのかと大いに盛り上がったライブであったことを記憶しています。
このアルバムは1993年リリースの通算5枚目で、まさに黄金期に作成したアルバムでアレンジもゴージャスで、サウンドはヨーロッパ、アメリカ系のダンス音楽で好まれるスペーシー感も取り入れています。また4曲目に Cyndi Lauper のヒット曲 Time After Time を取り入れ、ハープに Toots Thielemans をゲストに迎え、8曲目には、アメリカ人ソウル好きには絶大な信頼感のある Stevie Wonder の I Can Only Be Me に、1980年代にシンセR&Bで成功した The System のリードボーカリスト Mic Murphy を迎え入れ、アメリカ人に焦点を絞った売れ筋かなり意識した計算がされていることも見て取れます。また改めて聴いてみて、売れ筋のみを意識したチープさは無く丁寧につくられたことがわかる、エンターテイメント性もあります。
Wendell Harrison は、スピリチュアル・ジャズという分野の方で、このアルバムのレーベルTribeをトロンボーンの Phil Ranelin とともに1972年に創設。この手のスピリチュアル・ジャズはブラック・ジャズとも呼ばれているようです。
「Mary Had An Abortion」何をポエトリー・リーディングしていたかは理解できませんでしたが、Abortion は中絶ですから、あんまりポジティブではないでしょう。そこからフリー・ジャズに展開し次の曲へ続きます。
「 Where Am I」1曲目から引き続くフリー・ジャズですが、爆発系ではなく混沌系です。途中から静かなジャズへと移行して穏やかに聴いていると、テーマが終わった後に入るキメにドキっとします。
「Vol II Angry Young Men - Part I」「Vol II Angry Young Men - Part II」 Part1 が、1分1秒で、似たような演奏で Part2 に続きます。録音が違う2つのバージョンを続けたのか?モヤモヤします。フリーでは無いですが完全インプロっぽい。前に聞いた時には感じなかったカッコ良さがあります。