George Benson は1943年生まれ、20歳の1963年にソウルジャズのオルガニスト Jack McDuff のバンドに加入していました。イメージは、正確無比かつ高速フルピッキングと流れるようなフレージング、オクターヴ奏法とオクターヴ+五度奏法のフュージョン・サウンドなイメージですが、この頃は泥臭い演奏であったようです。リーダーとしてのキャリアの皮切りは The New Boss Guitar of George Benson (1964) の21歳、Prestigeから発売されています。その後は Verve、A&M、CTI でアルバムを発表し続け、このアルバムは1976年に Warner Bros に移籍した最初のアルバムになります。
しかし、私 George Benson に思い入れがあるわけでもなく、ギタースタイルとして勉強しとかなければ思い立ち購入した5枚組のお買い得盤のうちの一枚で、ライナーノーツとかは入っていないので、音源のみの情報収集には安価なシリーズです。
という訳で、昔から聴きこんできたわけでもなく思い入れがあるわけでもないのですが、久しぶりに聴いてレビューしていきます。
タイトル曲の「Breezin'」が初っ端から入ってます。作曲は Bobby Womack、リズムギターは Donny Hathaway の Live にも参加していた Phil Upchurch。映画音楽のように軽快でポップな響きもありチャラい印象を受けますが、相当流行ったはずで当時 George Benson を聴いていなかった私にも耳覚えがあります。「This Masquerade」タイトル曲とこの曲がシングルカットされて、当時のポップチャートにもランクインしてた曲です。1972年の作曲者 Leon Russell 本人よりも、このバージョンが売れすぎて世の人のこの曲の印象はほぼこれでしょう。こんなに渋い楽曲がヒットチャートにランクインするなんてアメリカって凄い国だなって思いますが、George Benson の恍惚とした歌いっぷりが当時の私には心地よくなかった曲でもあります。でもスキャットカッコ良いですね。「Six to four」またもやチャラい曲の登場です。作曲は Phil Upchurch なので、歌物系ソウルよりはしょうがない。あと George Benson がやっているからチャラいと思ってしまうのも多分にあると思います。おそらく Gad Gang なら私も納得でしょう。「Affirmation」これぞフュージョンがクロスオーバーと呼ばれていた時代の テイストです。作曲 José Feliciano で、元はクラシック・ギターを中心とするインストゥルメンタル曲とのことです。今改めて聴くとリズムのテンポとかノリは Stuff ですかね。「So This is Love?」ここで George Benson の曲になります。ここまで個性の強い曲が多かったので ジャズギタリストの作ったフュージョン曲が正統派すぎて退屈気味になってしまうのはしょうがない。「Lady 」ストリングスがイントロで、ささやくようなギターで始まります。リズム・アンサンブルが入ってきても軽いです。でもこの最後の曲は今聴くと、とても印象に残る良い曲です。でも曲が進むと、リズムのテンポとかノリは Stuff なんですね。ここらへんはプロデューサーのさじ加減でしょうか。
当時はこのようなジャンルを横断したタイプの音楽は クロスオーバー と呼ばれていて、まさにベンソンのギターはジャンルをクロスオーバー(交差)したサウンドでしたがノリがひたすら思っていた以上に軽いですね。なるほど🎶
guitar, vocals:George Benson
piano, clavinet : Jorge Dalto
electric piano, Moog synthesizer : Ronnie Foster
rhythm guitar : Phil Upchurch
percussion : Ralph MacDonald
bass : Stanley Banks
drum: : Harvey Mason
producer : Tommy Lipuma
recorded by, mixed by – Al Schmitt
1. Breezin' / Bobby Womack
2. This Masquerade / Leon Russell
3. Six to four / Phil Upchurch
4. Affirmation / José Feliciano
5. So This is Love? / George Benson
6. Lady / Ronnie Foster
▶ Breezin'
▶ Lady
























