1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。
ここのところ延々とシカゴを聴き続けて11Ⅺまできました。ちょっと修行のような感じですが、シカゴについて、なんとなく理解が深まったような気がします。学生時代にテツマンを48時間寝ずに続けてたら悟りが開けてきたような感覚・・まではいかないですが
相変わらずジャケット考察ですが、古い地図のようなデザインです。今回は Nick Fasciano の名前はなく、デザインは相変わらずの John Berg中身の写真は Reid Miles が撮影となっています。
サウンド面では、段々とブラス・ロックから脱皮し、泥臭い曲は少なくなり、洗練された都会的なポップ色が、かなり色濃くなってきました。これほど音楽性の変遷が続くバンドも数少ないと思います。
「Baby, What a Big Surprise」Peter Cetera 作でボーカルの本作最大のヒット曲。全米シングルチャートで第4位。バックボーカルには Beach Boys の Carl Wilson が参加。このパターンがヒットの主流になるんだなって確立された作風です。
「Mississippi Delta City Blues」Terry Kath が書き下ろし、自らリードボーカルをとるファンクなブラス・ロックですが、今までよりスッキリしてます。
「Take Me Back to Chicago」ドラムの Danny Seraphine らが共作し、Robert Lamm が切なく歌い上げます。バックボーカルには Chaka Khan がゲスト参加。
「Little One」アルバムの最後を飾るのはやはりバラード。テリー・キャスが繊細な歌声を披露しており、彼の事実上のラスト・シングル(全米44位)となりました。
「Takin' It On Uptown」この曲の存在忘れてました。ブラスロック・バンドとしての魂は未だあるぞという気持ちは、この曲で分かり嬉しいです。
「This Time」Takin' It On Uptown はぶっちぎれた感じですが、Chicago は、このぐらいのブラスロックでいてほしい曲です。
「The Inner Struggles Of A Man」「Prelude (Little One)」「Little One」コマーシャルではないこの3曲の流れも改めて聴いてうれしく感じます。プロデューサーはこんなの要らないんだろうな。
活躍を続けてきたギタリストの Terry Kath は、精神的に不安定でこのアルバムの収録を最後に、ピストル事故(ロシアン・ルーレット)で不慮の死。空の弾を詰めてふざけていたら実弾が入っていたらしいです。ある意味ロック・スターらしいバカげた死に方ではあります。9年間休むことなくハード・ワークを続けていたら精神的に不安定になってクスリに走るのもありがちに思える死因だけに残念。
バンドとしても第1期が、これで終わることとなり、プロデューサー James William Guercio も、このアルバムが最後になります。Terry Kath の死が原因ではなく「ヒット曲の量産に囚われるバンドとの音楽的摩擦」バンドがビジネス面に疎かったデビュー初期の契約により、総利益の51%をGuercio個人が受け取り、残りの49%をメンバー8人で分割する「不平等な金銭契約仕組みへの不満」マネジメント業務や印税・ツアーの利益から巨額のピンハネや管理ミスでバンドからもあったとされています。
今まで音楽的な変遷を追いながらアルバムを聴いてくると起こるべくして、この時期にすべてが起こったので、何か小説でも読むようにアルバムのレビューを書いてきたような感覚で、アルバムとしてはポップ路線になったものの楽曲構成などにプロデューサーとの戦いも見えるような感じがして、このアルバムの印象は色濃くなりました🎶
bass, vocals : Peter Cetera
keyboards, vocals, percussion : James Pankow, Robert Lamm
guitars, vocals, percussion : Terry Kath
drums, percussion, conception for "Prelude (Little One)" : Danny Seraphine
percussion : Laudir de Oliveira
trombone, keyboards, percussion, lead vocals on "Till the End of Time", brass arrangements : James Pankow
trumpet, flugelhorn on "Prelude (Little One), vocals : Lee Loughnane
woodwind : Walter Parazaider
producer : James William Guercio
artwork (design) : John Berg
photography y (inside) : Reid Miles
1. Mississippi Delta City Blues
2. Baby, What A Big Surprise
3. Till The End Of Time
4. Policeman
5. Take Me Back To Chicago
6. Vote For Me
7. Takin' It On Uptown
8. This Time
9. The Inner Struggles Of A Man
10. Prelude (Little One)
11. Little One
【Bonus】
12. Wish I Could Fly (Rehearsal)
13. Paris (Rehearsal)








