2026年6月12日金曜日

Donald Fagen / The Nightfly


 1982年当時は、ラジオなどで聞くのみで所有していなかったので懐かしみながら中古で購入した Steely Dan のボーカルの Donald Fagen のソロアルバムです。
 AOR、ジャズ、R&B等バラエティに富んだ内容で、Fagen が少年時代に過ごしたアメリカの郊外、核シェルターでのパーティー、深夜のラジオ番組など、ケネディ政権下の「楽観的で少し危うい未来像」がテーマになっていて、ジャケットに写る Fagen は、深夜のジャズDJを演じています。傍らにはチェスターフィールドのタバコ、卓上には1950年代のRCA 77DXマイクロフォンと、世界観を象徴したビジュアルもグッド。


「I.G.Y.」イントロはシャープなシンセ音。渋いホーン部隊、ミディアムテンポのレゲエのリズム。そしてテーマが変わるところでの違和感なコード展開やら転調が天才的なセンス。やっぱり心が掴まれちゃいます。Brecker Brothers に Anthony Jackson、ドラムは Jeff Porcaro と、なんてこった。
「Green Flower Street」クラビの音が神妙に使われながら、これも曲の中で様々なシーンが展開される独特の Fagen のマジック。多文化が混在する都会を舞台にした、少し危険でミステリアスな恋愛模様が描かれてます。モコモコのバッキングのギターを弾くイメージが無い Rick Derringer に、さりげないギターソロは Larry Carlton です。
「Ruby Baby」マントラみたいなコーラスが魅力。ん?と思えば、やはりホーンは Brecker Brothers の音は正解。聴き直すとイントロ部分も、まさにブラザース独特の展開やら、サビ部分のコードが1回目と2回目では違ったりと小技満載。
「Maxine」ジャズ・ハーモニーをポップに変換。Fagen が5人いるコーラスが自身で多重録音。ベースは Marcus Miller にチェンジですが、スラップ無しのタイム感抜群のさりげない裏方職人に徹してます。
「New Frontier」 Steely Dan で使われるタイプのいつもの緻密なコードワーク。父親が作った核シェルターで、食料とビールを備蓄し、Dave Brubeck を聴きながら女の子を誘ってパーティーをする若者。ミュージックビデオでは、パーティが終わって外へ出ると宇宙服を着た人が立っていて、まさかホントにパーティの間に核戦争が起きていたのかと若者がビビると、ヘルメットを脱いでママが 驚いた?と笑顔で・・のミュージックビデオも、いつもの最後のトコに掲載しときます。(母親は息子のバカげた行動や知られたくない事を、何故か知っているもんです。わたくしにも、ここでは明かせない酒を飲んだ時にだけ、たまに話す「おばかエピソード」いくつかあります)
「The Nightfly」いったい幾つの引き出しとアイデアを持っているんだと感心します。Donald Fagen 本気出すとこうなるってタイトル曲。演奏ミュージシャンもこのアルバムの総力を挙げて参加しています。何回も聴いてるとドラムに ToTo 確実にいますね。一流ミュージシャンはこんな自己主張もできるのかと感心します。
「The Goodbye Look」カリプソですか。と見ると Marcus Miller がいます。作曲は Donald Fagen ですが、確実にアレンジで Marcus Miller が大きく関与が想像できます。
「Walk Between Raindrops」最後はかる~く小ネタで〆るみたいな感じで、これも小粋ですね。ブラボーです。

 聴けば聴くほど奥が深いしセンスとインテリジェンスを感じます。やっぱりジャズ的な要素が香るコード進行なのにポップな響きの妙技が素晴らしいです。音楽理論は弱いのですが、通常のメジャー・トライアド(1度、3度、5度)に、テンションノートである「9th(2度)」を加えたadd9とは異なるボイシングが特徴で、それがメロディラインと融合してポップスとして成立しているからこその都会的で洗練された「濁り」や「緊張感」が出てくるとのこと。
 Steely Dan と言えば Donald Fagen と、職人のようなギタリストの Walter Becker がセット
ですが、このアルバムは Becker 抜きでの録音で少し異なるものの、やはり計算しつくされたような音楽性に変わりはない。久しぶりに「ヒップの極意」も読み返そうかなと思います。Steely Dan は買い始めると止まらなくなりそうなんで暫く自粛しときます🎶


producer : Gary Katz
recorded and mixed entirely on 3M digital 32 track and 4 track machines at Soundworks Digital Audio/Video Recording Studios, N.Y., Village Recorders, L.A. and Automated Sound, N.Y.

1. I. G. Y. (International Geophysical Year) / Donald Fagen
synthesizer, vocal : Donald Fagen
backing vocals : Frank Floyd, Gordon Grody, Valerie Simpson, Zack Sanders
baritone sax : Ronnie Cuber
synthesizer : Rob Mounsey
electric piano : Greg Phillinganes
guitar : Hugh McCracken
bass : Anthony Jackson
drums : James Gadson, Jeff Porcaro
percussion : Roger Nichols, Starz Vanderlocket
alto sax : Dave Tofani
tenor sax : Michael Brecker
trombone : Dave Bargeron
trumpet : Randy Brecker
2. Green Flower Street / Donald Fagen
synthesizer, vocal : Donald Fagen
backing vocals : Daniel Lazerus, Frank Floyd, Valerie Simpson, Zack Sanders
synthesizer : Rob Mounsey
clavinet, electric Piano : Greg Phillinganes
guitar : Dean Parks, Rick Derringer
lead guitar : Larry Carlton
bass : Chuck Rainey
drums : Jeff Porcaro
percussion : Starz Vanderlocket
3. Ruby Baby / Jerry Leiber, Mike Stoller
electric piano, organ, synthesizer , vocal : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Valerie Simpson
piano : Michael Omartian
soloist, piano : Greg Phillinganes
guitar : Hugh McCracken
lead guitar : Larry Carlton
bass : Anthony Jackson
drums : Jeff Porcaro , James Gadson
tenor sax : Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
4. Maxine / Donald Fagen
electric piano, organ, vocal : Donald Fagen
piano : Greg Phillinganes
guitar : Larry Carlton
bass : Marcus Miller
drums : Ed Green
alto sax : Dave Tofani
baritone sax : Ronnie Cuber
tenor sax : Michael Brecker
euphonium : Dave Bargeron
flugelhorn : Randy Brecker
5. New Frontier / Donald Fagen
vocal : Donald Fagen 
backing vocals : Donald Fagen, Starz Vanderlocket
electric piano, piano : Greg Phillinganes
lead guitar : Larry Carlton
bass : Abraham Laboriel
drums : Ed Green
percussion : Starz Vanderlocket
harmonica : Hugh McCracken
6. The Nightfly / Donald Fagen
synthesizer, piano , vocal : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Frank Floyd, Valerie Simpson, Zack Sanders
synthesizer : Rob Mounsey
electric piano : Michael Omartian
guitar : Hugh McCracken, Rick Derringer
lead guitar : Larry Carlton
bass : Marcus Miller
drums : Jeff Porcaro
7. The Goodbye Look / Donald Fagen
vocal : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Valerie Simpson
electric piano, synthesizer : Greg Phillinganes
guitar : Dean Parks
lead guitar : Larry Carlton
acoustic guitar : Steve Khan
bass : Marcus Miller
drums : Jeff Porcaro
percussion : Starz Vanderlocket
8. Walk Between Raindrops / Donald Fagen
electric piano, organ, synthesizer : Donald Fagen
backing vocals : Donald Fagen, Leslie Miller
bass : Will Lee
drums : Steve Jordan
guitar : Larry Carlton
synthesizer : Greg Phillinganes




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年6月11日木曜日

Weather Report / I Sing The Body Electric


 1972年に発表された Weather Report 2枚目のアルバムです。まずはSFチックなジャケットに目を奪われてしまいます。1855年のウォルト・ホイットマンの詩『ぼくは充電されたからだを歌う』、レイ・ブラッドベリの1969年の短編のタイトル『歌おう、感電するほどの喜びを!』がこのジャケットのイメージということ。私の少年時代、SFばかりがずらりと並ぶハヤカワSF文庫が書店の一角を占有していたりとSFブームでした。スペース・オペラではキャプテン・フューチャーは、ほぼ全部読んでましたし、ブラッドベリもワクワクドキドキしながら読んでいました。アメリカのスペース・オペラのアニメなんかもTVで放送されていましたので、おそらく世界がSFブームだったようです。


「Unknown Soldier」フリーで宇宙に向かってエネルギーを発散するような世界観。モロに Zawinul サウンドって感じです。
「The Moors」12弦ギターでの中東的な音階のフリーソロ、Shorter のソプラノ・サックスが加わって更にエキゾチックな旋律と、複雑でダイナミックなアンサンブルへと展開。Moor て何だろう。
「Crystal」宇宙空間を漂うメンバーが宇宙遊泳のイメージと思ってましたが、題名を考えれば、漂う音の Crystal が集合と分散を繰り返すみたいなイメージとも受け取れる。次第に集まり、ふたたび離れていくような宇宙的気分を味わわせてくれる。こうゆう抽象的な音楽を言葉で表現することも面白い。
「Second Sunday In August」抽象的ではあるけど普通に楽器のアンサンブルを感じる音楽に感じてしまうこと、4分13秒が一瞬のことのように感じるので、既に頭と耳が I Sing The Body Electric に侵されてきてます。
「【Medley】:  Vertical Invader, T.H., Dr. Honoris Causa」Zawinul のリング・モジュレーターを使ったフェンダー・ローズも、Vitouš   のディストーションのかかったウッド・ベース、曲調は Miles っぽいヤツですね。ビートのエネルギーと音のエネルギーのぶつかり合いは基本的に好きです。
「Surucucú」ライブで、このスペーシー感+民族音楽感+混沌を再現できるって、どんな頭の構造をしてるんだか。
「Directions」聴いていると混沌なのだが、何か一つの方向にエネルギーを照射する秩序も感じます。


 1~4曲目のレコードではA面は、混沌としたスタイルですが、Weather Report らしさも感じるフリーフォームでスリリングなエレクトリック・ジャズ。5曲目以降はB面になり、1972年の渋谷公会堂でのライブで、フリーなビートとサウンド、民族色もある Miles 的なサウンドに変身します。
 レコードならひっくり返すという行為があるので、切り替えの間があるわけですが、CDではいきなり始まりますので若干の違和感は感じます。ちなみに原盤のLPなどには日本人のMCが収録されているようで萎えると評されている方も多かったようですが、私の購入したこのCDではMCは入っていませんでした。あまりに評判が悪いのであれば聴いてみたいもんです。
 最初に聞いた自分のレビューでは「非常にクセが強いアルバムですが、きっと5年後、10年後に聴けば、自分の中の感性も変わりまた受ける印象などが変わるそんな予感がします」と書いて、今回で3回目の書き直しをしたのですが、この世界感に違和感をほぼ感じなくなってきました。後期のジャコ加入後は好きだけど、こちらはこちらで味があります🎶

keyboards : Joe Zawinul
reeds : Wayne Shorter
bass : Miroslav Vitouš
drums : Eric Gravátt
english horn : Andrew White
flute : Hubert Laws, Jr.
percussion : Dom Um Romao
trumpet, piccolo trumpet : Wilmer Wise
twelve-string guitar : Ralph Towner
vocals  : Chapman Roberts, Joshie Armstrong , Yolande Bavan

recorded in Columbia studios, New York City : (1, 2) in November 1971; (3, 4) in January 1972.

recorded during a "standing room only" concert performance January 13, 1972 in Shibuya Kokaido Hall, Tokyo, Japan.(5-7) 

1. Unknown Soldier / Josef Zawinul
2. The Moors / Wayne Shorter
3. Crystal / Miroslav Vitouš
4. Second Sunday In August / Josef Zawinul
5. 【Medley】:  Vertical Invader, T.H., Dr. Honoris Causa /  Zawinul, Vitouš
6. Surucucú / Wayne Shorter
7. Directions / Josef Zawinul




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2026年6月10日水曜日

Zoot Sims / Zoot Sims in Paris


 何か良いジャズサックスのアルバムはないか、いつも聞かない人を発掘してみようと discUnion の棚を見ていてジャケットが気に入ったので買いました。中古なのに値段も確か2,000円近くしたはずで、この値段ならハズレはないだろうと思い切って購入です。購入後は、いきつけの音楽好きの集う「おでんバー」で、いつものように試聴をしました。マスターは、はっきりと好き嫌いを言うひとなので「俺 Zoot Sims ってつまんないと思うんだよね」の一言。嫌いと言っても、いつも最後まで付き合って聴いてもらえますので、まあ、いつものことなのでしょうがない。
 ジャズ・テナー奏者といえば Sonny Rollins、John Coltrane、Dexter Gordon、Hank Mobley、Stanley Turrentine、Benny Golson ・・・星の数ほど巨匠がいらっしゃいますが、まだ傾倒するほど好きになった人はおらず、 もともとロック・フュージョン好きなので管楽器は鋭角的な音のほうが好みで勉強中なので Michael Brecker あたりしか好きな人としてあげられる人はまだいません。今までの実績としては、知らない人、聴きなれないジャンルでも聴き続けていたり時間の経過とタイミングで、いいじゃんと思えるタイミングがくることが多いですので、きっと私にもいつか、ジャズ・テナーを聴いて心と耳に残るものが、出てくるはず。


 好き嫌いは、ともかくとして私が好んで聴く現代の鋭角的な音のテナーとは明らかに違います。フュージョンではない Coltrane も、高域の倍音が強く、アルト寄りに聞こえる鋭く張りつめた音色でエネルギッシュです。しかし Zoot Sims は、低音に持っていくときのビブラート、エロくも感じるしゃくりが特徴のチョイ悪オヤジ的な音かと思います。他のアルバムも聴いていて思ったのは、息をサックスに入れてから発音されるまでのタイムラグとカスレ具合がチョイ悪オヤジ的な雰囲気を増長させるのなとも思われます。


「Zoot's Blues」それじゃ肩慣らしにブルースでも、やってライブを始めるか、みたいな余裕が感じられます。ドラムの Jean Louis Viale のブラシでのノリの作り方が良くて、リズムに乗りながら曲に入っていけます。
「Spring Can Really Hang You Up The Most」 Hang You Up なんて物騒な感じもしますが、四月は最も残酷な月 でしょうか。Thomas Stearns Eliot の詩が題材のようで、春の明るいイメージとは裏腹の物悲しさもあるしっとりしたバラードです。
「Once In A While」1937年に出版されたポピュラーソングのスタンダード・ナンバー。リラックスして、スラっとしたテナーで安定したスイング。エンディングの手前で荒ぶるフレーズが一瞬出るのはメンバーに終わるよの合図でしょうか。これがスッと出てくるのもカッコ良いかも。
「These Foolish Things」1936年に発表されたポピュラーソングのバラード。アルバムではアップテンポな曲とバラードが交互に配置されているようです。Billie Holiday、Frank Sinatra など歌手にもよくカバーされていますが、テナーで歌うようにテーマを歌い上げ軽いピアノソロで軽くテナーソロの重くないバラードになっています。
「On The Alamo」1922年に発表されたジャズ・スタンダードの名曲で、流れるようなメロディが美しい曲です。このメンバーでの演奏がそうなのか、選曲がそうなのか、メロディーが美しめの曲がスラっと演奏されてサラっと終わる感じですね。
「Too Close For Comfort」1956年ミュージカル Mr. Wonderful のために書き下ろされたポピュラーソングです。Henri Renaud のピアノソロが長めにとられていますが、可もなく不可もなくな感じでもう少し突っ込んで欲しかった。
「A Flat Blues」ブルースで一服。1曲目と同様に、ドラムの Jean Louis Viale のブラシワークのカッコ良さにが気になります。
「You Go Top My Head」1938年に出版されたポピュラーソングでエレガントで物憂げ。やっぱり選曲でこっち系が好きなようです。Henri Renaud の型にはまったようなピアノソロが悪くないけど気になります。Sims はさすが安定感があります。
「Savoy」1942年頃にラッキー・ミリンダー楽団によって録音されたダンスナンバー。やはり軽く踊れる感じが好みのようです。最後にピアノ、ドラムにも注意して聴いてたんですが、やはり Henri Renaud は型にはまったようなピアノソロ、Jean Louis Viale のブラシワークは何故かブルース曲の方が良い。

 マスターが言われるほどの「つまらなさ」は感じないですが、切り口がだいたい一緒な感じに退屈さは感じるかもしれません。作業などをするときにかけ流して聴くのに適しているタイプでもあり、酒でも飲みながら Zoot Sims でも聴くかって思ったら、ビール飲んで聞くよりはワインをゆっくりって感じです。ずっとエロい、サックスの印象でしたが久しぶりに聴くとそうでもない🎶

tenor sax : Zoot Sims
piano : Henri Renaud
bass : Bob Whitlock
drums : Jean Louis Viale

producer : Alan Douglas
recorded at “BLUE NOTE” PARIS, December 1961

1. Zoot's Blues / Zoot Sims
2. Spring Can Really Hang You Up The Most / Tommy Wolf, Fran Landesman
3. Once In A While / Michael Edwards, Bud Green
4. These Foolish Things / Harry Link, Jack Strachey, Eric Maschwitz
5. On The Alamo / Isham Jones, Gilbert Keyes (Gus Kahn), Joe Lyons
6. Too Close For Comfort / Jerry Bock, Larry Holofcener, George David Weiss
7. A Flat Blues / Zoot Sims
8. You Go Top My Head / J. Fred Coots, Haven Gillespie
9. Savoy / Bill Doggett, Lucky Millinder




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2026年6月9日火曜日

oasis / Supersonic


 私がロック熱から冷めてしまった頃に流行ったバンドですので、知らないわけではないですが、ファンでは無いし、特によく聞いた思い出もないバンドですが持ってます。札幌在住時に、よく行くR&B系音源が充実している古本屋でロック系では oasis が目立つ位置に置いてあったので購入しました。おそらく店主の趣向が品ぞろえに反映している古本屋だったのでR&B好きではありますが、oasis はよく聴いておられたんでしょう。oasis だけは、他のアルバムも品揃えがあったので、ファンでは無いですが、何故か5枚持ってます。

 Supersonic 自体はデビューアルバム「Definitely Maybe」からのファーストシングル曲で、このアルバムは EP の位置づけです。(ダウンロードしか知らない世代の方に説明しとくと、EPは「Extended Play」曲数がシングルよりも多く、アルバムよりも少ない)

 詳しくないので知識のおさらいです。oasis と言えば、ノエルとリアムのギャラガー兄弟のバンドで、UKロックバンドによくある手法なのか、伝統なのか、殴り合いに発展する大喧嘩、その後のライブのすべてキャンセル等々、スキャンダラスな報道にでも有名なバンド。ドラッグは現在の日本ではヤバいことになりますが、外国では武勇伝の一部になることが多いので、ライブ中にリアムがドラッグを使用しノエルが激怒してリアムがタンバリンでノエルを殴打の喧嘩、これが原因でノエルがバンドを一時脱退などなど、ロックなエピソードも充実しているバンド。


「Supersonic」アルバムの中の曲 Bring It On Down の作業が難航。その休憩時間にノエル・ギャラガーがスタジオの裏部屋でわずか10分足らずで書き上げたらしい。名曲には「突然何かが降りてくる」エピソードがよくありますが、これもその一つ。印象的なドラムのイントロから始まり、ノエルのノイジーでサイケデリックなギターリフ、グランジの影響を残し「I'm feeling supersonic, give me gin and tonic」の英語独特の韻や語感を重視した歌詞が特徴です。何かの音楽番組で日本語ペラペラの外人が語っているのを見ましたが、日本のポップミュージックの歌詞は、季節や情景を描写して歌詞から背景を連想させるものがヒット作に多く、英語曲は、韻を踏むのが、ほぼヒット作の絶対条件で、感覚的には「この歌詞の韻の踏み方、テンポ感が天才的、センス良いね」と思われることが大事なようです。
 私はネイティブな英語話者ではないので、韻とか歌詞より、サウンドと雰囲気が良ければお気に入りになるんですけどね🎶

1. Supersonic
2. Shakermaker
3. Columbia (White Label Demo)
4. Alive (8 Track Demo)
5. D'Yer Wanna Be A Spaceman?
6.  I Will Believe(Live)




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2026年6月8日月曜日

Thelonious Monk / The Unique


 Prestige から Riverside へ移籍して Thelonious Monk Plays Duke Ellington に次ぐ2作目。Prestige でのレコードは売上不振だったのですが、 Ellington 作品のトリビュート、今回のスタンダードの録音で Riverside に移籍後のセールスは順調になります。Monk に馴染みのある曲のカバーを録音させることで、消費者の関心を広げようとする Riverside 側の戦略は当たったわけで、今後付き合いが深くなるプロデューサーの Orrin Keepnews 氏が優秀なビジネスマンであったことが伺い知れます。
 深堀りしていくと面白い記述も見つかりました。このアルバムのジャケットは切手風で特徴がありジャズファンには「切手のモンク」と呼ばれていますが、Riverside はこのデザインの切手を実際に印刷して販売したのですが「偽切手」が出回って、アメリカ郵便公社が使用禁止令を出す事態となったとのこと、話題づくりとしては成功で、さすが Orrin Keepnews 氏。


「 Liza (All the Clouds'll Roll Away)」1929年発表のガーシュインナンバー。Monk では繰り返し演奏されるお気に入り曲なのでしょう。わたくし手持ちのMonk アルバムでは、曲の解釈が、この盤とほぼ同じような演奏で Monk(1964) にも録音されています。テーマの最初の部分が強調して繰り返され、そのメロディーにソロ中も何回も帰ってくるのですが、この盤では帰り方を何回も色々な方法で試しながら演奏している感じで、そうやっているうちに Art Blakey が、ソロをとり、Monk は最後に満足そうなエンディングをつけています。3分14秒と短いけど良いです。
「Memories of You」1930年 Eubie Blake 作曲のバラード。このアルバムではソロで演奏されています。こちらは、手持ちのアルバムでは It's Monk's Time (1964)  に同様にソロピアノで収録されています。原曲のテーマを崩さずに、ひたすら繰り返す形態でタイミングやコードのデフォルメは極少で、この曲のテーマ自体を、気に入ってとても大切にしている感じが伝わります。 
「Honeysuckle Rose」1929年の Fats Waller 作曲のスタンダード。手持ちのアルバムでは、Monk's Mood (1999) に入ってたと思ったらベスト盤でしたので同じ録音でした。この曲も、やはりテーマの繰り返し多めですが、前の2曲に比べて創作領域を多めにとっていて、タイミング、アクセントでのデフォルメは、やはり極少。ただコード、和音での Monk 流の調理はかなりされていて、曲を細部まで習熟理解しているんだなと思いました。
「Darn That Dream」1939年 James Van Heusen 作曲のスタンダード。Solo Monk (1965) にも収録されています。優雅に朗々と語る様な弾きっぷりで創作領域多めです。
「Tea for Two」滑り台を遊んで降りてきては、また登って降りてみたいな遊び心のある Tea for Two です。やはりテーマが基本にあって大事に繰り返すんですけど、この曲に限って言えば印象的なテーマより、滑り台を遊んで降りてくるようなコードに重きを置いて演奏しているようです。楽しいです。
「You Are Too Beautiful 」1933年の Richard Rodgers 作曲のスタンダード。テンポは一定なんですが、和音にテンションを入れてリズムにうねりを創り出していて、テンションの入れ方は少しづつ計算して変えているように感じます。
「Just You, Just Me」1929年発表のジャズ・スタンダードで、Monkの名曲「Evidence」は、このコード進行をもとに作られたそうです。他の曲に比べて右手のタイミングを複雑に入れてる気がします。他の曲はテーマを大切に繰り返しているけど、この曲は直ぐにアドリブに入っていくのも少し違います。LIve At The It Club (1964)  Monk(1964) に収録されていますが、テンポやテーマの解釈方法などは似た感じで演奏されています。

 自作曲の収録が信条の Monk のイメージがあったので、Orrin Keepnews 氏の戦略があったので1951年にキャバレーカードを没収されライブで稼ぐことが出来なかったため、基本オリジナル曲が信条の Monk ですから背に腹は替えられない部分が多分にあったのかとも思って聴き始めたのですが、そんなことは全くないであろう Monk の「この曲が大好き感」が感じられる演奏ばかりでした🎶

piano : Thelonious Monk
bass : Oscar Pettiford
drums : Art Blakey

producer : Bill Grauer, Orrin Keepnews
recorded at : Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey ; March 17 and April 3, 1956
record company : Bill Grauer Productions

1. Liza (All the Clouds'll Roll Away) / George & Ira Gershwin, Gus Kahn
2. Memories of You / Eubie Blake, Andy Razaf
3. Honeysuckle Rose / Fats Waller, Andy Razaf
4. Darn That Dream / James Van Heusen, Eddie DeLange
5. Tea for Two / Vincent Youmans, Irving Caesar
6. You Are Too Beautiful / Richard Rodgers, Lorenz Hart
7. Just You, Just Me / Jesse Greer, Raymond Klages

▶  Liza



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2026年6月7日日曜日

P Funk All Stars / Urban Dancefloor Guerillas


 80年代P-FUNKの大傑作と言われるアルバムで、パーラメントやファンカデリックが解散状態にあった時期に、P-FUNK軍団総出演で、George Clinton, Bootsy Collins, Gary Shider, Eddie Hazel, Fred Wesley に加え、Sly Stone やBobby Womack も参加して制作されました。
 なにしろこのバンド破綻寸前というか破綻してるんでしょう。パーラメントが所属していたカサブランカ・レコードが、親会社ポリグラムによる買収や経営上の混乱で崩壊、バンド名の権利や過去の作品の印税トラブル、大規模な「マザーシップ」ツアーによる負債や、ずさんな経理管理により、グループの財政は破綻寸前の状態にあり、契約上のトラブル、深刻な財政難、により中心メンバーは相次いで脱退していったので「法的に使えなくなったバンド名の代わり」として新たに名乗った P-Funk All-Stars での起死回生の一発になったわけです。全盛期の活動を終えて破綻していた Sly Stone の助け舟みたいな側面もあるんですかね。 
 いつもの混沌としたファンクだけではなく、クラシックなソウルもあり、ミャミャミャ~とくるニヤニヤしてしまう作品です。

 ライナーノーツの冒頭部分も弾けてます
Attention War Babies! For the past two years the leaders of the movement to rescue dance music from the BLAHS, affectionately known to the public as UNCLE JAM'S ARMY, have been forced to carry on their campaign against the fake FUNK from the lowest level of reality, going underground and choosing to shake the established music industry with hits where it hurts — on the dancefloor. And now as the war cries of "WOOF" are being shouted from every club and concert dancefloor across the ONE NATION, the people most affected by the system's onslaught of repetitious mind-numbing cow-like moosick are now totally stirred up against such trash. Most of all they need the FUNK, and nothing but the P. ~~


「Hydraulic Pump」はスライストーンとの共作
「Copy Cat」はミャミャミャミャー♪のコーラス

Generator Pop
Acupuncture
One Of Those Summers
Catch A Keeper
Pumpin' It Up
Copy Cat
Hydraulic Pump
Pumpin' It Up (Reprise)



recorded at: "The Disc" and United Sound Systems in Detroit, Michigan and Paramount Recording Studios in Hollywood, California.

1. Generator Pop /  George Clinton, Gary Shider, David Spradley 
Producers : George Clinton and Gary Shider
Arranger: David Spradley
Drums: Jerry Jones
Keyboards: David Lee Chong
Guitar: Gary Shider
Vocals: Gary Shider, Robert Johnson, Eddie Hazel, Mallia Franklin, Jeanette McGruder, Lynn Mabry and Mallia "Clip" Payne.
2. Acupuncture / Dwayne McKnight, George Clinton, Walt Walters
Producer: George Clinton
All arrangements and instrumentation (excluding horn) by Dwayne "Blackbyrd" McKnight.
Saxophone: Norma Jean Bell.
3. One Of Those Summers / George Clinton, Walter "Junie" Morrison
Producer: George Clinton
Arranger: Walter "Junie" Morrison
All instruments (excluding horns) played by Walter "Junie" Morrison.
Horns arranged and performed by Fred Wesley, Maceo Parker, Richard Griffith, and Larry Hatcher.
Vocals: George Clinton, Junie Morrison, Janice Evans, Shirley Hayden, Sheila Horne, Mallia Franklin, Jeanette McGruder, and featuring Rev. Shark from the Planet Mughoboyphine.
4. Catch A Keeper /  George Clinton, Donny Sterling,  Sylvester Stewart
Producers: George Clinton and Sylvester Stewart
Arranger: Sylvester Stewart
Guitar: Tony Thomas
Bass: Donny Sterling
Keyboards: David Lee Chong
Drums: Dean Ragland
Electric drums: Maruga Booker
Vocals: Dawn Silva, Sheila Horne, Jeanette McGruder, Michael "Clip" Payne, George Clinton, and Sly Stone.
5. Pumpin' It Up / B. Bishop, Gary Shider,  Ron Ford
Producers: George Clinton and Gary Shider
Drums: Kenny Colton
Guitar: Eddie Hazel, Gary Shider, Andre Williams
Bass synthesizer: David Lee Chong
Keyboards: David Lee Chong
Vocals: George Clinton, Gary Shider, Robert Johnson, Gary Cooper, Ron Ford, Michael "Clip" Payne.
6. Copy Cat / David Spradley,  Lashawn Clinton, Gary Shider
Producers: George Clinton, William "Bootsy" Collins and Gary Shider
Horn Arrangement: Horny Horns, Baltimore Connection
Guitar: Eddie Hazel, Gary Shider, Bootsy and Michael Hampton
Keyboards and bass synthesizer: David Lee Chong
Drums: Gary "Bone" Cooper
Horns: Fred Wesley, Maceo Parker, Greg Thomas, Greg Boyer and Bennie Cowan
Vocals: Robert Johnson, Mallia Franklin, Bootsy, Debbie Wright, Darryl Clinton, Ray Davis, Rayington, Gary Shider, Linda Shider, George Clinton, Gary Cooper and Michael Payne.
Mooers: Bone, Gary, P. Nut, Sheila, Tom and Pansy.
7. Hydraulic Pump / George Clinton, Sylvester Stewart,  Jimmy Giles,  Ron Ford
Producers: George Clinton and Sly Clinton
Guitar: Tony Thomas
Bass: Jimmy Giles
Drums: Dean Ragland
Keyboards: David Lee Chong, Sly Stone and Roger Dollarhide
Organ and synthesizer: Sly Stone and Roger Dollarhide
Vocals: Jimmy Giles, George Clinton, Sly Stone, Norma Jean Jenkins, Bobby Womack, Phillipe Wynne, Ron Ford, and Mallia Franklin.
8. Pumpin' It Up (Reprise)
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2026年6月6日土曜日

David Sanborn / A Change Of Heart


 これが発売された1987年は未だ学生でした。当時のライブアンダー・ザ・スカイにサンボーンが出演するので、大学のジャズ研メンツで朝から会場に行って芝生で陣取ってたら、リハまで見れたという、ゆる~い時代でした。当時はスマホが無かったので撮影も録音もできなかったので権利関係やセキュリティが厳しくなかったんでしょう。本番では Hiram Bullock が、会場の観客席に乱入して弾きまくり、楽しいライブであったことを覚えています。 




「Chicago Song」
「Imogene」
「High Roller」
「Tintin」
「Breaking Point」
「A Change of Heart」
「Summer」
「The Dream」

というような時代なので、これは聴き込みました
シカゴ・ソング、チェンジ・オブ・ハートあたりが売れ線ですが、
ブレーキング・ポイントのこのギターのバッキングとソロに
憧れを抱いてコピーしてた懐かしの愛聴盤です


recoeded at : RPM Sound Studios, Power Station, Right Track Recording, Sound Ideas Studios, Unique Recording, Blue Rock Studio, Flying Monkey Productions, New York and Bossa Nova Hotel, Yamaha Research & Development Studio, Schnee Studio, Los Angeles.

1. Chicago Song / Marcus Miller
backing vocals : Mark Stevens
drums : Steve Ferrone
keyboards, bass, rhythm guitar : Marcus Miller
lead guitar : Hiram Bullock
synthesizer : Bernard Wright
producer : Marcus Miller
2. Imogene / Marcus Miller
drums : Steve Gadd
electric piano : Don Grolnick
keyboards, bass : Marcus Miller
synthesizer : Rob Mounsey
producer : Marcus Miller
3. High Roller / David Sanborn, Michael Colina
bass : Marcus Miller
percussion, drums : Mino Cinelu
piano : Mac Rebennack
slide guitar, rhythm guitar : Hugh McCracken
synthesizer : John Mahoney
producer : Michael Colina
4. Tintin / Philippe Saisse
contrabass : Anthony Jackson
drums : Mickey Curry
guitar : Nicky Moroch
keyboards, synthesizer : Philippe Saisse
producer : Philippe Saisse
5. Breaking Point / Michael Colina
bass : Marcus Miller
lead guitar : Hiram Bullock
percussion, drums  : Mino Cinelu
synthesizer : John Mahoney
synthesizer : Michael Colina
producer : Michael Colina
6. A Change Of Heart / David Sanborn, Michael Colina
bass : Marcus Miller
guitar : Nicky Moroch
percussion : Mino Cinelu
Steinerphone EWI : Michael Brecker
synthesizer  : John Mahoney
producer : Michael Colina
7. Summer / Ronnie Foster
acoustic guitar, guitar : Carlos Rios
drums : John Robinson
Lead guitar : Hiram Bullock
percussion : Paulinho Da Costa
synthesizer : Ronnie Foster
producer : Ronnie Foster
8. The Dream / Michael Sembello
keyboards : Randy Waldman
synthesizer, backing vocals : Michael Sembello
synclavier programming : Casey Young: 
producer : Michael Colina

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定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年6月5日金曜日

Joe Pass / Summer Nights



 聴くまえに、色々と気になります。アルバムタイトルはサマーナイトですが、邦題は「ジャンゴに捧ぐ」になっています。これには説明がありました。
 ジャンゴ作品を整理していたもう一人のギタリスト John Pisano が参加したアルバムなので、この邦題となったとのこと。なるほど「Anouman」「Douce Ambience」「Belleville」はジャンゴ作品で、曲にも「For Django」が収録されています。ただ1964年に「For Django」のタイトルのアルバムも作成されていて、この邦題、紛らわしいですね。でも、これは日本の制作サイドの話。
 原盤ですが、英語でのアルバム名は「Summer Nights」1曲目のタイトル曲の曲名は「 Summer Night」で「S」はありません。うーん。どうみても誤植だと思いますが、どうでも良いかもしれない事に気づいてしまいました。これについての説明は見当たりませんでした。


「Summer Night」1936年の映画 Sing Me a Love Song で使われたポピュラーソング。2本のギターでバッキング、ソロが交互に交換されます。最初は Joe Pass で、いつもの流暢なフレーズが途切れなく、次いでジャカジャカしてから細めの音で John Pisano の自然体なソロ。やっぱりギターアルバムは好きだな
「Anouman」神妙な出だしで Django ナンバー。亡くなる数ヶ月前の1953年のセッションで録音された曲です。わたくし余りDjango Reinhardt は知らないのですが、こんなメランコリックな曲も書かれているんですね。
「Douce Ambience」Django ナンバー続きます。やはりギター二人だとお気軽セッションのような雰囲気があって楽しい。フレーズの終わりにギターを強く弾いてピチって音が快感。そう私の Django のイメージはこんな感じの曲です。
「For Django」Joe Pass が、故人を思って独奏します。指弾きの音が限りなく優しい。
「D-Joe」 今度は John Pisano の独奏です。と思ったら伴奏ついてるようです。まさか一人でオーバーダブは無いでしょうから伴奏は Joe Pass でしょう。「D」と「Joe」だから二人のことをイメージした曲で、ふーんブルースなんだ。
「I Got Rhythm」ビパップの進行の一つとして多用されるリズム・チェンジの発明品のような曲です。これを演奏すると、どんなに冷静なミュージシャンも熱くなれる。もちろん、これも良いですねえ。
「E-Blue Eyes」熱い曲の後はクールダウンでブルース。最初のソロは John Pisano ?ですかね。いや作曲者は Joe Pass だから違うな。最後のコードソロがカッコ良し。
「Belleville」1942年、第二次世界大戦下のフランス・パリにて Django によって書かれた曲です。タイトル名は町の名前とのこと。ギターを活かすようなリズムが素敵で、力強いピッキングでバリバリとギターを弾き倒す感じです。
「In My Solitude」1934年の Ellington ナンバーです。女性ボーカリストのカバーが多い、せつないメロディー。「孤独が私を包み込み、絶望へと追いやる」という失恋や孤独がテーマ。
「Tears」Django ナンバーです。優しいメロディーの中にハードボイルドを感じます。
「In A Sentimental Mood」著名な Ellington ナンバー。テーマに入る前のイントロの作り方が凄く良いです。繊細な音の流れをいつまでも聴いていたい気にさせますが2分50秒で短く完結。4分ぐらいは欲しかった。
「Them There Eyes」そりゃ最後はお祭り的な明るいスイングです。このジャカジャカ加減は Django テーマのアルバムの最後に相応しいと思います。

最後にライナーノーツを読んでいたら
Fernando Valley. Mr. Pass asked that it be mentioned. There was another nice family touch. The acoustic guitar Joe uses here is a 1940s Epiphone that belongs to John Pisano's father, Americo J. Pisano, age 83, would like everyone to know that.
Joe が使っているアコースティック・ギターは、John Pisano の父親であるアAmerico J. Pisano(当時83歳)が所有する1940年代の Epiphone とのこと
最近ピアノばっかり弾いててギターを弾いていないかもしれないので、もうちょっとギター頑張ろうって気になりました🎶

acoustic guitar, electric guitar : Joe Pass
acoustic guitar : John Pisano
bass : Jim Hughart
drums : Colin Bailey

produced by ERIC MILLER
recorded and mixed at Group IV Recording, Hollywood, CA ; December 1989. 

1. Summer Night / Harry Warren, Al Dubin
2. Anouman / Django Reinhardt
3. Douce Ambience / Django Reinhardt
4. For Django / Joe Pass
5. D-Joe / John Pisano
6. I Got Rhythm / Ira Gershwin, George Gershwin
7. E-Blue Eyes / Joe Pass
8. Belleville / Django Reinhardt
9. In My Solitude / Duke Ellington, Eddie DeLange, Irving Mills
10. Tears / Django Reinhardt
11. In A Sentimental Mood / Duke Ellington, Manny Kurtz, Irving Mills
12. Them There Eyes / Maceo Pinkard, Doris Tauber, William Tracey




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