2026年5月5日火曜日

Dan Den / Lo Mejor!


 JUAN CARLOS ALFONSO(フアン・カルロス・アルフォンソ)が率いる Dan Den(ダン・デン) は、1980年代末から90年代のキューバ音楽シーンにおいて、伝統的な「ソン」に現代的なエッセンスを加え、爆発的な人気を誇ったグループです。
 彼は名門音楽学校でクラシック・ピアノを学んだエリートでありながら、人気バンド「オルケスタ・レベ」のピアニスト・編曲家として活躍し、数々のヒット曲を生み出した実力者です。彼が自身のバンドを立ち上げた動機は、伝統的なスタイルを守りつつも、シンセサイザーの導入やティンバレスの多用など、よりロックやサルサに近い現代的なサウンドを追求するためでした。バンド結成は、1989年で、わずか1年足らずで、キューバ国内で テレビ出演前の結成8ヶ月目に行われたライヴで5万人を動員。「町中の女の子が恋人を放り出して駆けつける」と言われるほどの熱狂を呼んで人気爆発。伝統的な「ソン」をベースにしながら、都会的で洗練されたアレンジを施した「リトゥモ・ダンデン(ダンデン・リズム)」を確立、90年代半ばには、若い女性層をターゲットにラテン・ポップス風のバラードを取り入れるなど、時代の変化に合わせてスタイルを柔軟に変化させました。


 ナルホド、そんなバンドの背景も調べながら今回聴いていると、確かにポップなサウンドで日本人にも聴きやすく Orquesta De La Luz あたりのサウンドとも共通点があるように感じます 。
 ここで一考、日本の誇るサルサ・バンド Orquesta De La Luz は、1984年に結成なので、Dan Den よりも歴史は少し古い。1989年夏に自費で渡米し、ニューヨークのサルサ・フィスティバルでヤンヤの喝采と、ここらへんでキューバとアメリカの違いがありますが年代がリンクしてきます。そして1990年「Salsa caliente del Japón」で米国デビューし、ビルボード誌ラテン・チャートで11週間にわたって1位を獲得しています。キューバの新サルサ・サウンドの Dan Den とバッチリ、リンクしています。
 てっきり日本人のサルサが単独で受け入れられた奇跡かと思っていましたが、このころラテン業界では、日本とキューバから同時多発的に、ポップな感覚も取り入れた新しいサルサがムーブメントを起こし業界が大いに盛り上がっていたと考えても良いように思えます(少し残念)それにしても、凄い偶然の重なりを、このアルバムを聴いていて感じます。


「Solve」タイトルの ソルベ は、フアン・カルロスの故郷ベフカルの町に住んでいた実在の名物の物売り、ホセ・デ・ラ・コンセプシオンのあだ名で、彼のような人物に象徴されるようなキューバの風情を、地方性豊かなリズムにのせて表現するというのがコンセプトで、リズムはRitmo Dan Den(リトゥモ・ダンデン)の表記で代表曲のようです。
「Se Parte De Mi Vida」辞めたサンティアゴがボーカルで、ライナーノーツにも書いてありましたが、線が細い歌い方ですが、若い女の子受けは良いらしいです。なるほどサルサではありますがギチッと詰めてくるのではなくポップさがあります。
「El Humo O La Vida」 歌は自分のグループを率いて来日したパウロ。彼も美形なので女の子のファンが多いらしい。高い音程でのパンチの効いた歌い方です。この歌はキューバの禁煙キャンペーンを歌ったもの。立ち位置は日本の「嵐」みたいなかんじなのでしょうか。
「El Yoda」ヨードチンキの歌で「クロスワードを解こうとしたら鉛筆が刺さった、通りがかった女の子に見とれて、カミソリの刃で手を切った。ミグダリア、ヨーチンはやめてくれ、赤チンにしてくれ。」とバカらしさ全開です。ちなみにヨーチンとはヨードチンキ、赤チンは赤いヨードチンキで私が小学校の時もケガをしたら、これを塗って絆創膏でした。カックイイ曲だけど、日本で例えれば「寿司くいねえ(シブがき隊)」みたいなもんかな。
「El Cafetero Sabroso」「粋なコーヒー屋」って歌です。仕事に遅れそうなのに、のんびりコーヒーを淹れる店主とのやり取りが歌われていて、キューバのコーヒー屋の店主は、客に対しても媚びることなく「俺の仕事に敬意を払え」というプライドを持っているので、そこら辺が粋な感じなんでしょう。完全にダンス曲も仕様で、この曲で若者が踊り狂うのか。クール。
「Esa Cara Yo La He Visto」ポップだなと思ったら甘い感じで、やっぱりラブソングで、腰を細かく振りながら踊るのではなく、ゆったりリズムに乗る感じ。ベースが時折スラップ入れてますね。
「Siempre Hay Un Ojo Que Te Ve」シンセが前面に出てきてピチの歌、デビュー当時の大ヒット曲で、繰り返し部分が覚えやすい詩とメロディの繰り返しで、ライブではみんなで歌うんでしょうね。カウベルの音でかいな。
「Amame Con Tu Experiencia」年上の女性との恋の歌で、歌詞の中身は少々エロくてボーカルのヘルマンは、色男っぽい歌い方で当時の女の子をブイブイいわしてたんでしょうか。最後は英語で I Love YOU
「La Lechada 」 Lechada は石壁のひび割れを防ぐのに使われる漆喰、見栄を張っても Lechada は隠せねえぜって歌で、なんか勇ましい。
「Mas Rollo Que Pelicula」映画の中身よりフィルムがでかい方が良いのかい。と年頃になってめかしこんで町に出て行く女の子たちを中身と、でかいリールに揶揄しているそうで、なんか難解な歌ですが、若い女の子たちが喜んで歌うそうで・・
「Sones Del Beny 」キューバでもっとも有名な国民的歌手ベニー・モレーのメドレー。
「 Viejo Lazaro」ビエホ・ラサロとはキューバのアフリカ系宗教「サンテリア」の病気の神様で、神様にいろんなことをお願い?している曲かな?

これも調べながら聴き直すと印象が変わる一枚でした🎶正統派のサルサで3枚のアルバムからのベスト
キューバでは相当な人気のあったバンドらしいですが
どうやらネット検索では廃版なのかな
このアルバムは見つかりませんでした

1. Solve /  (Ritmo Dan Den)  Canta: Alfonsito, Juan Carlos Alfonso 
2. Se Parte De Mi Vida /  (Balada en salsa) Canta: Santiago, Tony Lamas
3. El Humo O La Vida / (Son) Canta: Paulo, Juan Carlos Alfonso 
4. El Yodo / (Son) Canta: Pichi, Juan Carlos Alfonso
5. El Cafetero Sabroso / (Son) Canta: Santiago, Juan Carlos Alfonso
6. Esa Cara Yo La He Visto /  (Balada en salsa) Canta: Pichi, Juan Carlos Alfonso
7. Siempre Hay Un Ojo Que Te Ve / (Son) Canta: Pichi, Juan Carlos Alfonso
8. Amame Con Tu Experiencia / (Balada en salsa) Canta: German, Manuel Aspra
9. La Lechada / (Ritmo Dan Den) Canta: Alfonsito, Fornaris Alfonso
10. Mas Rollo Que Pelicula /  (Guaracha son) Canta: German, Juan Carlos Alfonso
11. Sones Del Beny /   (Popurrit de sones) 
  Bonito Y Sabroso / Canta: Alfonsito, Beny More
  Francisco Guayabal / Canta: Alfonsito, Pio Leyva
  Maracaibo Oriental / Canta: Santiago, Jose A. Castaneda
  Que Bueno Baila Ud / Canta: German, Beny More
12. Viejo Lazaro /  (Son) Canta: Alfonsito, Nelson Marchena

▶ Solve

▶ El Yodo


定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年5月4日月曜日

Michael Brecker / Don't Try This At Home


 圧倒的なテクニックと、ジャズ、ロック、R&B、ファンクを縦横無尽に行き来する柔軟性を持ち、生涯で900枚を超えるアルバムに参加した「Michael Brecker」
「Brecker Brothers」 1974年に兄のランディ・ブレッカー(Tp)と結成し、精緻なホーン・アレンジとファンキーなリズムを融合させた、"Some Skunk Funk" などの名曲を残しました。
「Steps Ahead」 1979年には、マイク・マイニエリ(Vib)らとを結成し、より洗練されたコンテンポラリー・ジャズを展開し、ここでEWIの導入も本格化。
 1987年からソロアルバム「Michael Brecker(1987) を30歳で発表、次作を1988年に発売が本アルバムで、以降パットメセニーが参加した「Tales from the Hudson(1996)」などを発表し、2007年57歳で白血病で他界。「Pilgrimage(2007)」が遺作となっています。
 大学のジャズ研時代に、"Some Skunk Funk"のコピーを演奏して以来、大好きなアーチストだったので、悲報を聞いた時にはショックだったのを覚えています。


「Itsbynne Reel」EWIとバイオリンの、伝統的なアイルランドのリールとブルーグラスを掛け合わせた力強いデュエットが超クールです。その後のリズム隊が加わってからの展開も怒涛の音の連続でインパクト強すぎ、ブレッカーのソロも最高レベルではないでしょうか。タイトル曲より好きかも。
「Chime This」1曲目はバイオリンとのデュオで始まりましたが、今度は作曲者 Don Gronick とのデュオで曲調は「静」になっての開始。幾何学的な印象のコード展開にリズム隊が参加してくると徐々に力が入ってきて、やがて混沌とした激しいインプロの世界に入っていくベタな展開ですが、この王道の展開もたまりません。 
「Scriabin」タイトルの単語の意味は何だろうとググって見ると、ロシアの作曲家、ピアニストの Alexander Scriabin がヒットしたので、おそらくモチーフはこの方なのかと思われ、静かで前衛的なクラシック音楽も思わせる楽曲です。
「Suspone」そしてここで聴きなれた曲調の独特のスイング、聴きなれた Mike Stern と一発でわかるギターがでてきます。やはり楽曲提供は Mike Stern です。やっぱり安心のいつもの展開はスリリングながらも、私はリラックスして聴けます。
「Don't Try This At Home」アルバムのテーマ曲で、作曲は Michael Brecker, Don Grolnick の二人ですが、この曲でピアノを弾いているのは Herbie Hancock です。聴いてみると、なるほど、この手のハードバップ的な曲は Herbie Hancock の方が良いかも知れない。アルバムの中の曲のインパクトとしては、1曲目の Itsbynne Reel の方があると感じますが、Michael Brecker の思いは、この正統派な曲での原点回帰のような曲にEWIをかませるみたいなところなのでしょう。
「Everything Happens When You're Gone」基本的にサックスに寄り添ってピアノが伴奏し、それにドラムとベースがそっと味付けをする。シンプルですけれど、これも違ったカッコ良さがあります。ピアニストが変わり Joey Calderazzo です。なるほど、この曲には Herbie Hancock じゃない、Don Grolnick じゃない。
「Talking To Myself」そして Don Grolnick 作曲の正統派フュージョンでGRPっぽいサウンドですが本アルバムは Impulse! Records からの発売。最後の2曲のシンセは Jim Beard 
「The Gentleman & Hizcaine」不可思議な旋律で、音を散りばめたような曲です。情緒不安定になりそうですが、聴いていると気持ち良くなってきます。色々な旋律の音を独立して聴いているとシンセの音が遊園地のメリーゴーランドとかで流れていそうな感じですが東洋風の旋律に変化したり童謡風になったりして行ったり戻ったり、それにサックスでブルースっぽい音を組み合わせています。何回も聴いていると水族館で巨大水槽の前で、小さな魚の大群がゆらゆらと動くのを眺めているような気持にもなります。


 派手な曲は無くて地味な感じはします。でも Michael Brecker らしい黒っぽくない音が散りばめられていて、インパクトは無いけど、眠くならないドンドン読める文庫本を読んでいるようなアルバムでした🎶

produced by Don Gronick 
exectiv producer : RICKY SCHULTZ
recorded and Mixed by James Farber at Power Station, New York, NY

1. Itsbynne Reel / Michael Brecker, Don Grolnick
tenor sax,  Akai EWI : Michael Brecker 
guitar : Mike Stern
piano : Don Grolnick
acoustic bass : Charlie Haden
fretless electric bass : Jeff Andrews: 
drums : Jack DeJohnette
violin : Mark O'Connor
2. Chime This / Don Grolnick
tenor sax : Michael Brecker
guitar : Mike Stern
piano : Don Grolnick
bass : Charlie Haden
drums : Adam Nussbaum
3. Scriabin  / Vince Mendoza
tenor sax : Michael Brecker
piano : Herbie Hancock
acoustic bass : Charlie Haden
drums : Jack DeJohnette
4. Suspone / Mike Stern
tenor sax,  Akai EWI : Michael Brecker 
guitar : Mike Stern
piano : Joey Calderazzo
electric bass : Jeff Andrews
drums : Adam Nussbaum
5. Don't Try This At Home / Michael Brecker, Don Grolnick
tenor sax,  Akai EWI : Michael Brecker 
guitar : Mike Stern
piano : Herbie Hancock
acousutic bass : Charlie Haden
drums : Jack DeJohnette
synthesizer programming : Judd Miller
6. Everything Happens When You're Gone / Michael Brecker
tenor sax : Michael Brecker
piano : Joey Calderazzo
acpustic : Charlie Haden
drums : Adam Nussbaum
7. Talking To Myself / Don Grolnick
tenor sax : Michael Brecker
guitar : Mike Stern
piano : Don Grolnick
electric bass : Jeff Andrews
drums : Peter Erskine
synthesaizers : Jim Beard
8. The Gentleman & Hizcaine / Jim Beard
tenor sax : Michael Brecker
guitar : Mike Stern
piano, synthesizers : Jim Beard
fretless electric bass : Jeff Andrews
drums : Jack DeJohnette


▶ Suspone


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2026年5月3日日曜日

Art Blakey & The Jazz Messengers / Live At Sweet Basil

 

 疾走感たっぷりの1985年3月24日のライブ。1974年に開店し2001年4月に閉鎖されたニューヨークのグリニッチビレッジの中心部にあった老舗ジャズ・クラブの Sweet Basil での録音です。1998年に日本の六本木にも「SBT139 スイートベイジル」がオープン、2001年にニューヨークの「Sweet Basil」が閉店、2014年にも六本木「SBT139 スイートベイジル」は閉店しています。➡ History of SWEET BASIL

 

 演奏する場所は、店に入って左手の奥の方にありスペース的には狭かったような記述がありますが、録音自体は大きなステージでのライブのようなリバーブ感があり、ウッドベースはエレキベースをアンプで弾いているような音で、ピアノまでもエレピっぽい音となっています。85年ですから録音技術の勝利って感じですね。
 Art Blakey はこの時、66歳。プレイヤーは若手を揃えての力強く溌溂とした演奏で何かスマートであり豪華な感じもします。CDの帯には1985年度ジャズ・ディスク大賞金賞受賞とあります。
 さてレビューしていきます。Jodi 派手なドラムソロから始まり、Jean Toussaint のソロも強力なアクの強いブロー、Donald Harrison のフリーな感じのソロで爆発です。で素晴らしい。Blues March 1958年のマーチを取り入れた勇ましいブルースです。大人しめの録音を聴くと、まさに軍隊の更新のような曲ですが、しっかりとハードバップ。Mr. Babe, Moanin'

「Jodi」演奏週間の最終日の2ステージからアルバムのトップに選ばれたのは、1958年に Messengers に加入した卒業生 Walter Davis の陽気な作品。イントロは御大のド派手なドラム・ソロから始まり、一挙にブラス部隊が流れ込んでくる。1985年なのでバンド自体が昔よち進化し、何より若手が加入しているだけあって勢いがある。明らかに Art Blakey & The Jazz Messengers のサウンドではあるんだけど、1954,1955年の Night At Birdland Vol1, Vol2 あたりの昔のアルバムを聴いてから、このアルバムを聴くと戸惑いが・・
「Blues March」1950年代後半から、ずっと演奏され続けている定番曲ですが、徐々にテンポが速くなってきているようです。そもそもイントロの御大のドラム・ソロからが勢いあまるぐらいの速さで力が入っています。しかし曲が進むにつれて各人のソロが終わるごとにテンポは落ちてきます。ワザとやっているのか、曲の流れ上そうなっているのか、御大が疲れてきてテンポが落ちたのか、なんてことを思いながら聴くのもまた一興。最後のテーマで、御大のドラムが少しづつテンポをワザと早めるようにしているのも感じるので、御大の疲れではないかなあ・・
「Mr. Babe」は、サックスの Donald Harrison の作品です。これも長尺の御大のソロがイントロから入り、怒涛の超高速のバップになだれ込み全員が最後まで疾走します。ものすごいインタープレイの連続とも言えますが、「Art Blakey 体育大学」の忍耐力トレーニングで、鬼教官が御大といった感じです。最後の Mulgrew Miller のピアノ・ソロは、延々と終わらない短距離走のようで男気が感じられます。
「Moanin'」体育祭の最後は定番曲で締めくくられます。鬼教官の地獄の特訓が終わったので、余裕しゃくしゃくのテンポと安心感に軽くステップを踏むような演奏に聞こえます。


 力強いアルバムで体育会のノリを感じますが、鬼教官 Art Blakey は、各人に自由に力いっぱい力を振り絞れと命令しているようで窮屈さは無く、体育会系を通り越して、芸術は爆発の領域にも達した感じがあります。疲れた時に聴くと、励まされるよりは更に疲れるような気がしますが、元気な時に聞けば力倍増です🎶

drums : Art Blakey
piano : Mulgrew Miller
bass : Lonnie Plaxico
alto sax : Donald Harrison
tenor sax : Jean Toussaint
trumpet : Terence Blanchard

producer : Horst Liepolt, Shigeyuki Kawashima
recording engineer : KAZUNORI SUGIYAMA
recorded March 24th, 1985 at Sweet Basil, Greenwich Village, N.Y.

1. Jodi /  Walter Davis
2. Blues March / Benny Golson
3. Mr. Babe / Donald Harrison
4. Moanin' / Bobby Timmons


他サイトで表示できないのでリンクからご覧ください
▶ Jodi
    

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2026年5月2日土曜日

The Oscar Peterson Trio / We Get Requests


 Oscar Peterson と言えば、Night Train (1962) が最も有名、本盤はジャズ初心者向けの名盤と言われています。ファンのリクエストから曲を選び、当時流行っていた曲、スタンダード、ボサ・ノバ、映画のテーマ曲が多く含まれており、メロディーに重点を置いた短い演奏です。
 Oscar Peterson は1925年にカナダのモントリオールの西インド諸島出身の移民家庭に生まれ、5歳より父からピアノとトランペットを習い始めるが、7歳の時結核にかかり、ピアノに専念。24歳の1949年にアメリカに進出し、Ray Brown、Louis Armstrong、Ella Fitzgerald、Joe Pass、Count Basie、Stan Getz など共演し、1959年からは Verve Records、1965年~1971年にはドイツのMPS Records、1973年には Verve のグランツが創設したPablo Records でも作品を残しています。1993年に脳梗塞で倒れましたが、リハビリを重ねて演奏活動を続け、82歳で亡くなる前年の2006年まで演奏を続けています。


 録音は1964年10月19~20日にニューヨークでレコーディングで、当時39歳の脂がのっている時期で、前身レーベルを含めると約15年間続いたピーターソンの Verve Records 時代をこのアルバムで締めくくっています。

「Quiet Nights Of Quiet Stars (Corcovado)」聴き始めると、まず最初に思うのは音質の良さ。ピアノの打鍵の力の入れ具合も想像できるかのようなクリアな音質に、各楽器のバランスも非常に良く編集されています。 Antonio Carlos Jobim 作のボサノバ。
「The Days Of Wine & Roses」Henry Mancini, Johnny Mercer 作の1962年の映画 ”The days of wine and roses”の主題歌で、映画はアル中夫婦の堕ちて行く悲しい物語ですが、この曲は逆に「お酒とバラに囲まれた夢のような日々を」思い返す、陽気でお気楽な歌で Oscar Peterson は、その魅力をわかりやすく表現していてくれる名演。難解な演奏が名プレイな訳ではないことがよくわかります。お酒はほどほどに。
「My One And Only Love」ベタなスタンダードが続きます。スリリングな展開の難解なジャズも楽しいですが、こういった耳慣れた曲が楽しめるアルバムも良いです。特に特別なアート感はありませんが、丁寧でわかりやすく美しい。心の糧になる様な演奏は素晴らしいの一言。スタンダードを覚えようと思って色々な演奏を聴いても、アートすぎる演奏だとテーマも覚えられないようなことにはこのアルバム絶対なりませんね。
「People」バーブラ・ストライサンド主演の1964年のミュージカル Funny Girl のために書かれた曲です。このアルバムも発売は1964年ですから当時の最新の曲で、感情をこめてではなく、さらっと流した演奏のように感じます。
「Have You Met Miss Jones? 」1937年のミュージカル I'd Rather Be Right の曲で、Miss Jones は劇中の登場人物です。もう少しテンポは速めで軽やかに演奏するものが多いように感じますが、テンポは遅めにしていて甘いバラードのように仕上げています。コードの響きが気持ち良いです。私ももう少しピアノが上達したら弾いてみたい感じの、初心者も頑張れば弾けそうな感じもする絶妙なところ。リスナー・オンリーばかりではないでしょうから、こういったところも大事なんだろうなと思います。
「You Look Good To Me」おそらく初演がこのアルバム?でしょうか。だとすれば書き下ろしなのかと思われますが、それほど詳しくは調べてはいません。ソロを除けばテーマは難しくないメロディーで初心者の為のピアノ伴奏のような曲です。前の曲の「Have You Met Miss Jones?」もコンセプトは似ているような感じなので、- 初心者も頑張れば弾けそうな感じもする絶妙なところ - をもしかしたら狙っているのかも。
「The Girl From Ipanema」現代では一般的なスタンダードなボサノバの、この曲も1962年につくられたヒットナンバー。このアルバムの2年前なので、やはり当時のヒット曲も入れました的な選曲ですね。軽やかでポップに中高音のコロコロしたシングルノートでのピアノの音色でのソロ部分は聴きやすくて一層ポップで良いです。
「D. & E.」 ピアニスト John Lewis が書いたブルースナンバーで、1958年の本人のアルバム The John Lewis Piano に収録されているブルースナンバー。ヒットナンバーでは無いと思われるので、Oscar Peterson の何かの思い入れがある曲なのでしょう。
「Time And Again」 ヴァイオリン奏者 Stuff Smith の作品で、1945年に Stuff Smith は Sarah Vaughan を招き録音し、彼女はこの録音がきっかけで Musicraft と契約となった曲です。原曲 Time and Again (Sarah Vaughan) よりも、しっとりと聴かせる乙女チックなピアノに惚れ惚れします。
「Goodbye J.D.」 Oscar Peterson がプロデューサー Jim Davis の為に書き下ろした、なんとも勇ましくアルバムで一番のアグレッシブな曲です。このアルバムで Verve Records を離れるお別れ曲で感謝を締めくくっています。

 ライナーノーツの中で 原田 和典氏は、原盤のライナーノーツに“ピーターソンはナイト・クラブで演奏するとき、よく観客からリクエストを受ける”と書いてあるが、ラスト2曲「D. & E.」「Time And Again」こんなマニアな曲をリクエストするファンはそういない、と鼻息荒く書かれていますが、「Time And Again」は Sarah Vaughan の出世作でもあるので、そんなことも無さそうな気もしますが。原田 和典さま、まあまあ興奮しないで・・
 もう一個気になるのが、アルバム名が邦題では「プリーズ・リクエスト」になっています。”WE Get” を ”Please”にしたか。まあカタカナで「ウイ・ゲット・リクエスト」は無いとは思います。わざわざ邦題つけないでもいいんじゃない?と、このアルバムでも思っちゃいました。どーでもいいことですが・・
 聴きながら、これを書いてて、このアルバムの深みが増しました🎶

piano : Oscar Peterson
bass : Ray Brown
drums : Ed Thigpen

producer : Jim Davis
recorded by : Bob Simpson

1. Quiet Nights Of Quiet Stars (Corcovado) / Antonio Carlos Jobim)
2. The Days Of Wine & Roses / Henry Mancini, Johnny Mercer)
3. My One And Only Love / Robert Mellin, Guy Wood
4. People / Bob Merrill, Jule Styne
5. Have You Met Miss Jones? / Lorenz Hart, Richard Rodgers
6. You Look Good To Me / Seymour Lefco, Clement Wells
7. The Girl From Ipanema / Jobim, Vinicius de Moraes, Norman Gimbel)
8. D. & E. / John Lewis
9. Time And Again / Stuff Smith
10. Goodbye J.D. / Oscar Peterson




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2026年5月1日金曜日

The Police / Synchronicity


 全米NO1のヒットとなった1983年にリリースされた「Every Breath You Take」を収録。パンク、ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ジャズといった多様な要素を飲み込み、独自のサウンドへと昇華させてきた彼らのラストのアルバムです。
 スティングが心理学者ユングの「意味のある偶然の一致(共時性)」という概念にインスパイアされて制作されました。前作までに見られた「ホワイト・レゲエ」の要素は少なく、シンセサイザーの大胆な導入や、より複雑でポリリズミックなアプローチが目立ち 一音一音に意図を感じさせるアンディ・サマーズのギター、タイトで変幻自在なスチュアート・コープランドのドラム、そしてスティングの哲学的な歌詞とメロディが融合した傑作だと思いますが、この作品の制作時点でメンバーの関係性は悪化していて、この後に活動を停止します。


「Synchronicity I」勢いのあるロックな8ビートのリズム、キーボードが鳴り続けて意外だけど、Sting のボーカルで、やっぱり Police なんだなと思い、サビの部分での Andy Summers のコードワークで、やはり Police なんだなと感じる。
「Walking In Your Footsteps」アフリカンなリズムに今までとは違うものを感じながら、シンプルなメロディーで淡々と歌い、オクターブ上で叫ぶような歌に変わる。やっぱりPolice は  Sting なんだなと改めて思う。
「O My God」今までの3曲の中で、従来の Police サウンドを感じてホッとします。軽めではありますが、よく聴くとシリアスなサウンドで有り、最後はサックスも入り、フリージャズっぽい展開になってます。
「Mother」ここまで Sting の作曲だったのが、ここで、このアルバムでの Andy Summers の作品になります。評判が悪いらしかったですが、この爆発する感じは私は好きです。ここまで Police の色を消したものを、ぶち込んでくる Andy Summers と狂気の叫びは良いけどなあ。
「Miss Gradenko」エスニックで旋律はアフリカン。Police の色を感じて作風は Sting っぽいけど、こちらは唯一のドラムス担当の Stewart Copeland 作品。結構難しめの小技も入れていてマニアな感じがしたりします。
「Synchronicity II」Sting 作に戻ります。Ⅰとの関連性は楽曲の作りでは見えません。歌詞の内容はⅠでは何やら難しい Synchronicity の説明で、科学も太刀打ちできず論理と因果は結び付かないものが世の中にはあるみたいなことのようなことが書かれていて英語歌詞を読んでいても内容が実に掴みづらい。Ⅱでは、全く変わって日常の風景が描写され、都会のサラリーマンの精神的な崩壊が、遠く離れたネス湖の怪物につながっているみたいな、SFチックな内容になっています。深すぎて訳が分かりませんが、曲は直線的な売れ筋ロック調  Sting 風味でカッコ良いじゃありませんか。
「Every Breath You Take」そして世界的に売れてしまった曲が登場します。改めて聴いても耳に残る良い曲で、楽器を始めたばかりのギター小僧にとっては少しばかり難しい 9th を全てのコードに取り入れたギターのリフに、これ弾けたらカッコ良いんじゃねえかと一生懸命練習しているうちに、この曲の魅力に取りつかれ脳内に焼き付けられた人は多いはず。作曲は Sting ですが、Andy Summers は、やっぱり偉大なギタリストであり、ゴテゴテしない最適なドラムワーク、The Police の魅力が詰まっています。 


「King Of Pain」これも流行った曲で、Police っぽいメロディーラインと従来と同じようなアレンジが嬉しい曲です。拍をくう箇所もメリハリがついて印象が濃くなる仕掛けも、さすが Police で、一筋縄ではありません。
「Wrapped Around Your Finger」レゲエ・リズムを基調として、これも Police っぽい。音と音の間にある空間のようなものが気持ち良い曲で、洗練されています。
「Tea In The Sahara」サハラ砂漠でお茶をって、映画みたいなタイトルです。この曲はPaul Bowles の小説 The Sheltering Sky の一節にインスパイアされてた曲で、砂漠で王子様と茶を飲むことを夢見て待ち続けるが、その夢かなわず、いつしかティーカップの中に砂が・・
「Murder By Numbers」最後は Sting が歌詞、作曲は Andy Summers、ジャズ風の曲調に、殺人を「事務的な作業」や「芸術」として、さらには「政治の道具」として描くブラックな内容。


 購入時は Every Breath You Take が入ってるアルバムが懐かしいと思って購入したので、軽く聴いてましたが、本気でアルバムを聴きながら書いていたら色んなことが盛り込まれていました。よく考えてみれば、発売前に Every Breath You Take が売れるのはわかっていたはずなのに、タイトルを Synchronicity にしたってことは、商業的なものより志に重点が置かれていると、なるほど理解できます。アルバムを作るために、めんどくさい話し合いがなされたものと推測もでき、その結果解散なのか、解散前にメモリアルで徹底的に考えたアルバムを作ったのか、思ったより、これを書くのに力入りました🎶 

bass , vocals : Sting
guitar : Andy Summers
drums : Stewart Copeland

producer : Hugh Padgham, The Police

1. Synchronicity I / Sting
2. Walking In Your Footsteps / Sting
3. O My God / Sting
4. Mother / Andy Summers
5. Miss Gradenko / Stewart Copeland
6. Synchronicity II / Sting
7. Every Breath You Take / Sting
8. King Of Pain / Sting
9. Wrapped Around Your Finger / Sting
10. Tea In The Sahara / Sting
11. Murder By Numbers / word Sting, written Andy Summers


▶ Mother


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Gemini の音楽生成AI機能使ってみました その2

 


Gemini の音楽生成機能でどんなことができるのか?

今回はコードを指定して曲が作れるのか試してみました。まずは Gemini に聞いてみます。

Gemini の音楽生成で、コード進行を指定することはできるのか

はい、Geminiの音楽生成機能では、プロンプトを通じてコード進行を指定することが可能です。例えば、「C - G - Am - F のコード進行で、爽やかなアコースティックギターの曲を作って」というように、具体的なコード名を伝えてみてください。また、「王道のカノン進行で」「切ないジャズ調のコード進行で」といったイメージでの指定も有効です。

なるほどできるのか。凄いな。では

Cのコードだけで、インストのファンクを作って


できましたが、キーは「F」のような気がします。でも Geminiは 「Cのコード一発でノリを生み出す、インストゥルメンタル・ファンクを作成しました。タイトなドラムとベースのグルーヴをぜひお楽しみください。チャット内で再生できます」と自慢してきます。

まあ、しょうがない。それでは

コードをFにしてみて


うーん。キーは変わっていないような気がするんですけど。「音楽の編集スキルはまだ練習中ですが、ベストを尽くしてコードをFに変更したファンク・トラックを作成しました」って違うでしょ。でも、出来ないとあきらめるよりは、努力をした結果を提示するのは姿勢としては悪くないと評価します。

「できます」と虚勢を張っていますが、能力が不足していることが理解できましたので(コード進行の指定をしたりしましたが、同様でした)、気を取り直して少し違った方向で要請してみます。

テンポをもう少し遅くしてみて


今度は「音楽の編集スキルはまだ練習中ですが、ベストを尽くしてテンポを少し遅くしたバージョンを作成しました。より落ち着いた、深みのあるグルーヴになったと思います」と頑張ってくれてます。

が、テンポは遅くなったが、レゲエになっとるやんけ!

まあ、これも結果的には意図したものとは違いますがカッコ良いので良しとします。こちらのプロンプトの書き方も悪いんだとは思いますので、研究課題は残ります。

その1・・手始めに作ってみたら、スリリングなフュージョン

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2026年4月30日木曜日

Brian Melvin Featuring Jaco Pastorius / Jazz Street Last Recording


  Jacoは1986年にニューヨークのベルヴュー病院に躁鬱病で入院、2カ月の入院の後、ドラマーの Brian Melvinを保証人として退院して、サンフランシコの Brian Melvin の家で3ヶ月にわたって生活をしました。この作品はその時に録音されたセッション三部作「 Night Food (1985), Standards Zone (1986)、Jazz Street (1989) 」の最終作で最後のスタジオ録音とされています。Jaco は、この録音の翌年1987年にフロリダ州フォート・ローダデールのブラワード・ジェネラル・メディカル・センターで、殴打による脳血管破裂により35年の生涯を閉じています。
 晩年のジャコは心身ともに非常に不安定な時期にあり、多くの友人は彼から離れていきましたが、Brian Melvin はその時期の彼を公私ともに支え続けた数少ない人物の一人で、自分のアパートに Jaco を住まわせ食事を共にし、彼が音楽の世界に戻れるよう環境を整えました。これは、ビジネス友情なんじゃないかと邪推してしまいますが、Brian は後に『Reflections: On Music & Friendship with Jaco Pastorius』というドキュメンタリーを制作しており、タイトル通り、彼らの関係が「友情」であったことを自ら強調しており、この録音は「天才ジャコを利用したビジネス」ではなく、「友人であるジャコの才能を信じ、彼が再び立ち上がるための場所を作る」という献身的なサポートの一環で、単なる「共演」ではなく、「魂の救済としてのセッション」と呼べる行動だと信じます。(様々な記録を読む限り、ジャコの晩年の常軌を逸した奇行とジャンキーぶりは、過去の友情、利害関係が発生するとしても、私としては関わりたくない人になると思いますが)


「No Slack」ジャコのベースは、十八番のフレーズを組み合わせて曲にのせています。ベース・ソロも、それなりにしっかりしています。このアルバムの中では最も良いできの録音かと思いますがチープな感じはしてしまう。
「Jazz Street」Weather Report にも似たラテンのリズムの曲ですが、ラテン・リズム箇所の2部、ハードロック系フュージョン部分の、つぎはぎ具合の不自然さが気になってしまう。
「Miles Mode」ジェフベックがソロで乱入してきそうな曲調でスタジオでジャム的にリハをしていたものをアルバムに入れてしまったような感じがします。やっているプレイヤーは楽しそうです。
「May Day」ベースはこのアルバムで1曲だけ参加の Keith Jones です。ジャコとは明らかに違うテイストです。曲は Brecker Brothers  が大好きなんだろうなって感じます。後半の盆踊り的なところは意外と外人がよくやるフレーズのような気がします。
「Wedding Waltz」アルバムとしては聴かせどころのピアノ・バラードです。ジャコが途中までは曲に合わせて良い具合に弾いているのに、ベース・ソロの出番が来たところから覚醒してしまい暴走するので事故ってるな感がありますが、Jan Davis が修正してエンディングに持ってくるあたり、ある意味このアルバムで一番インパクトあります。
「Out Of The Night」順番に録音しているわけではないでしょうが、前曲でのインパクトがあり、ここでもジャコが覚醒してしまうのかとハラハラしてしまいますが、ただの自己主張が強いベーシストが長めにソロをとり過ぎた感じに収まっています。ここで気づきますが、ピアノの Jan Davis は、どんなに曲の流れをジャコに破壊されても、その後で軌道修正をして曲に戻す優秀な腕があります。 
「Drums Of Yadzarah」 空間を演出するSE的なシンセにのせて皆様がアドリブで音をのせていきます。ん~この曲では、おそらくジャコはいないんじゃないのかと思われます。この曲で最後に覚醒したベースソロをぶち込んでくるのは、ありなんじゃないかと思いますが、ベースを抱えて寝ていたものかもしれません。

 クオリティに期待する人には、あまりお勧めできるものではありませんが、Jaco の遺作録音としては知っておきたい一枚ではあります。でも「Wedding Waltz」はインパクトあり過ぎで、何回も聴いてたら、かなり脳にインプットされました🎶

drums, programmed by percussion, drum programming : Brian Melvin
electric bass : Jaco Pastorius
bass : Keith Jones (4)
guitar : Paul Mousavi
piano, synthesizer : Jan Davis 
sax, drum programming : Rick Smith
percussion, synthesizer : Bill Keaney

producer : Wim Wigt

recorded: Oct. 1 to Nov. 1 1986, Different Fur Studio, San Francisco USA except
Poolside Studio, SF / USA (1)
Gipsy Studio, SF / USA (7)

1. No Slack
2. Jazz Street
3. Miles Mode
4. May Day
5. Wedding Waltz
6. Out Of The Night
7. Drums Of Yadzarah




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月29日水曜日

24-twofour- / Fresh Communication


 このアルバムの発売の2007年当時は、転勤で名古屋に住んでました。名古屋には9年住んでましたので会社付き合い以外の友人も多く未だに当時の飲み仲間とも、たま~に集まって楽しく飲んでます。会社以外の飲み仲間は、会社から徒歩5分のところにあった、今は無き「焼き鳥屋丈や」の常連たち。1Fはカウンターのみで10人程度、2Fなら座敷で20人程度のせまい店内でしたが、ほぼ毎日常連が集い、そこで集合してから荷物を置いて繁華街のフィリピンバーやロシアンバー、何故かタイ料理を食べにいったり、12時過ぎに戻ってきて飲み直すといった、給料の全てがアルコールに消える毎日でした。常連での大花見大会、知多半島まで行ってBBQ、店の外で七輪でクサヤの干物焼いてたら警官に注意されたこともありました。名古屋から東京に転勤が決まった時には「丈や」以外の人も含め2週間連続のサヨナラ会、最後の日は当然「丈や」でしめくくったのですが、延べ100人以上が集まってくれて朝まで飲んだくれた思い出の街です。
 そんな名古屋の焼き鳥屋の横にある、ベンチの置いてある自動販売機がいっぱいあるリラックス・スペースに、24-twofour- のボーカル・ギターのコースケ君がバンドミーティングとかしてて、「丈や」の店長他も知り合いだったんで、たまに話をしたり、店の中で飲んだりでしてたんです。
 で、このアルバムを出した時に「丈や」でコースケ君から購入して聴いてみると、いいじゃないですか。せまいカウンターの焼き鳥屋でしたが、無理やり厚かましくセッションをやろうぜと、店に私のエレキとアンプ、コースケ君は生ギターを持ち込んで、このアルバムの曲を2人で演奏したのも良き思い出です。 
素敵なミュージック 素敵なライフワーク
レコードの音が目の前でとんだ ライダーの風が喉を焼いた 金曜日の後は 何だか憂鬱な気分 東名阪を走ったり来たりさ
君の仕事の調子はどうだい? そんな些細な事さえやぼったいかい? 夜に相変わらずこうして歌ってるよ 僕らは結局変われやしないさ
素敵なミュージック 素敵なライフワーク 素敵なミュージック 素敵なライフワーク
いつまでも僕ら 君を待ってるさ いつまでも僕ら 君を待ってるさ
素敵なミュージック 素敵なライフワーク 素敵なミュージック 素敵なライフワーク
 この後もフジロックに出演など頑張っていたようですが、今はバンドも無いのでしょうか、もうネットでは見つかりませんでした。今はどうしてるんだろう。
 彼の歌には独特の抑揚があり、バンドのギターのフレーズにも個性がありましたので良いバンドだと思ってたんですけどねえ🎶

vocals, guitar : Kosuke Wakasugi
guitar : Shun Imai
bass : Shouhei Hamaguchi 
drums : Yuki Kitano 

Guest Musicians
M-3, M-6 Keyboard: シモリョー (the chef cooks me)
M-3 Vibraslap: Tomoyuki Yamaguchi (studio SPLASH)
M-4 Synthesizer: Keishi Yamashita (竹内電気)
M-5, M-7 Chorus: Takuya Nomiyama
M-8 Percussion: Eisuke Kurosaki (NOT REBOUND), Yasunori Fukihara (i GO)
M-10 Chorus: Satoshi Shibayama (soulkids), Keishi Yamashita (竹内電気), Sinya Saitou (竹内電気), Kouki Kato (竹内電気), Takashi Asakura (竹内電気 staff), Aya Fukaya (レミ街), Yuki Akaneya (i GO), Kenta Uetaira (i GO), Yasunori Fukihara (i GO), Ozasisu Simai, Akane Fujita.

all songs written by 24 -twofour-
produced by 24 -twofour-
recorded, Mixed and Masterd by Tomoyuki Yamaguchi. At studio SPLASH in April and May 2007.

1. ステイフレッシュ
2. LBCの風
3. Vibra Slap
4. イルミネイション
5. 素敵なミュージック 素敵なライフワーク
6. Nagro Crazy
7. Make my friend
8. レインボー アフター レインフォール
9. Walk in the park
10. 空を眺めるんだ



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。