わたくし、ジャズ好きは自認していますが、よくいるジャズファンのように Coltrane を崇拝しているのでもなく、まだ特異に魅力を感じてはいませんが、きっとその魅力に気づくときもあるはず。世に巨匠と言われる方の演奏は少しはかじっておこうとは思っています。
さて本作は、発掘音源の名門 Impulse! から発売された John Coltrane 絶頂期の未発表スタジオ録音で、2019年9月27日の発売でしたが発売から少し遅れての購入でした。カナダ映画「Le chat dans le sac(猫を袋に入れる)」のサウンドトラック用の録音であったため、未発表音源となっていたとのことで、1964年6月カナダ国立映画制作庁の委嘱をうけて、Crescent (1964) と A Love Supreme (1965) のセッションの合間に Van Gelder Studio で録音されています。
このカナダ映画の題名がフランス語であることからも フランスのヌーヴェル・ヴァーグに関連する多くの映画の流れを汲んだ作品であり、ジャズを起用するということも当時の多くの映画の流れに沿うものだったようです。しかしジャズを取り入れることありきでの制作であり、当時のテクノロジーと限られた予算であったため、Coltrane は映像を見て音楽を作ったわけではなかったそうです。
楽曲は、監督の Gilles Groulx が使いたい曲目のリストを Coltrane に渡し、 Coltrane は、これはできるできない(スタイルンの違いなど)を伝え、その曲目によって何を求めているかがわかったとジャムセッションを始め数時間にわたって録音。監督の Gilles Groulx は録音に立ち会い、映画のどこにその録音を使うかは聞きながら決めていたそうです。
Gilles had a list of the music he wanted and later he told me when he gave the list to Coltrane, Coltrane said, “Okay, I can do this — I can't do that, it's not mine. OK I get it, I know what you want.” Then they just started jamming and recorded for several hours. Then Rudy gave Gilles the tape and that was it. When he got back he was absolutely ecstatic. He knew exactly where he was going to use the music in the film. I said, “So how was it?” He was smiling; he showed me the tape and then he took it to the Film Board and I never saw it again.— Ashley Kahn
評価の高いアルバムでありますが、先にも述べたように、このタイプの John Coltrane のアルバムの魅力を感じて語れるほどの感性と音楽脳が未熟な私には未だ無いようです。聴き続ければ、もっと好きになってのめり込む気はするのですが・・
楽曲解説は「JazzTokyo」でヒロ・ホンシュク氏が、詳しく解析されている記事も発見したので、そちらを参考にされたほうが良いかと思います。「ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #46 John Coltrane <Blue World>」
tenor sax : John Coltrane
bass : Jimmy Garrison
drums : Elvin Jones
piano : McCoy Tyner
all songs written by John Coltrane
released : September 27, 2019
recorded : June 24, 1964
recorded at Studio Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey, U.S.
1. Naima (Take 1)
2. Village Blues (Take 2)
3. Blue World
4. Village Blues (Take 1)
5. Village Blues (Take 3)
6. Like Sonny
7. Traneing In
8. Naima (Take 2)




















