UK発のジャズ・ファンク・バンドで、結成は 兄 Dan Baker(ダン)と弟 Richard Baker(リチャード)の Baker 兄弟、Chris Pedleys のトリオ編成としてスタートし、サブ・メンバーとして、サックスの Paul Young がサポートしていました。2010年にダンは脱退し、新ギタリストにGeoff Lai、2011年にはリチャードも脱退。バンド結成時のオリジナルメンバーは Chris Pedley のみとなってしまって「ベイカー兄弟」がいない「The Baker Brothers」になったのは Time To Testify (2011) からで、このアルバムは2014年の新メンバーでの録音の2枚目のアルバムとなります。 バンド通算としては9枚目のこの作品は、いつもにも増してファンクな歌物が中心、ホーン部隊もビシッとテンションを上げてくれて、爽やかなボーカルでゴリゴリな側面は少なくなりキャッチーな作風の作品が多いアルバムです。
「 Intercontinental Flower Power」オープニングは、ギターの Geoff Lai、テナー・サックスの Paul Young のロジカルに感じるテーマのメロディーをユニゾンで決めるインスト・ファンク。軽めのサウンドですが、今までの Baker Brothers も感じさせてくれます。
「New Way Of Thinking」リフ、ボーカルのメロディーに関しては Baker Brothers のそれですが、これも2曲続けての軽めの音作りでなので、これが今回のアルバムのコンセプトなんだと理解。悪くは無いんだが、何かシンプルさばかり気になります。
「Kiss Of Life」親分になった Chris Pedley とギターの Geoff Lai の共同作品。最初のボーカル部分を作ったのは Geoff Lai で、おそらく途中から Chris Pedley の持ちネタを合体させているような感じがします。後半は Chris Pedley パターンで盛り上がっていきます。ドラムソロのあたりの往年のパターンのところが気持ちあがります。
「Push」この曲もKiss Of Life と同様に、いつも雰囲気と違うので、ギターの Geoff Lai の色が強く出ているのではないかと思われ、らしくは無いですが良い風がバンドに入ってきたと思います。イントロのギターのバッキングが、カッコ良くて曲中でも使われているのですが、ボーカル曲なので曲中で埋もれてしまうような音編集なのが、ギター弾きのヤジオとして惜しいところ。
Marcus は、他のミュージシャンの作品に参加、プロデュースしているほうが圧倒的に良作が多いと私は感じます。Marcus のソロ・アルバムには、試験的に作ったようなボーカル曲とか、凝りすぎたコンセプトなんじゃないの?マニアだなみたいな曲がいっぱいありますが、今作は素直にマーカスのベースがたっぷり楽しめて楽曲のセンスも良いと思える作品です。
「The Blues」様々なジャズメンの言葉がイントロでサンプリングされてから始まりますが、曲がちっともブルースでなく、ジャズっぽくも無いところが Marcus らしさ。
Lester Young: “Everybody plays the blues...” Billie Holiday: “Blues to me is, like, sort of a mixed up thing — you have to feel it...” Charlie Parker: “There was nothing to do but play and we had a lot of fun trying to play, you know...” Joe Zawinul: “It’s hard to explain...” Charlie Parker: “Plenty of jam sessions...” Lester Bowie: “It’s hard to... It’s just hard to describe...” Joe Zawinul: “It’s hard to explain — everything you cannot explain because if you could, you wouldn’t have to play it...” Charlie Parker: “Plenty of jam sessions, but basically speaking, much poverty...” Lester Young: “Blues? Everybody plays the blues — and have ‘em too!” Miles Davis: “You know I play anything I feel like playing...” Duke Ellington: “As a result of a certain musician applied to a certain instrument, you get a definite tonal character...”
「Eric」は、ギタリストの Eric Gale のボイスを冒頭でサンプリング。このアルバム制作の前年 1994年5月25日 に Eric Gale は亡くなっていますので追悼曲の意味もありそうです。ギターは Hiram Bullock が弾いていて、Eric っぽさま微塵もありません。それどころかソロ部分のハイライトでは David Sanborn のライブ盤の Straight to The Heart の Smile の サックスとギターのかけ合い部分が、Marcus がサックスに替わって再現されているのが今回の発見でした。
「True Geminis」今度は Miles Davis のボイスサンプリングです。s がつかない Gemini は 1曲表示45分 の超有名盤ですが、ブート・レグなんで、この盤を思っての作品かどうかはわかりませんし、もちろんマイルスっぽさの欠片もありません。フレットベースをソロ楽器として使った Marcus らしさ溢れるフュージョンです。
Maxi Priest はジャマイカ系イギリス人で、両親がジャマイカから英国へ移住し、ゴスペル、レゲエ、R&B、ファンク、ソウルを聴いて育ちました。歌の原体験は教会で、ペンテコステ派の宣教師だった母親に勧められて歌い始め、音楽キャリアは、South London のレゲエの大会 Saxon Studio International からスタートしたとのこと。
「Can't Turn Away」普通にR&Bで ジャマイカンな要素は少ない。「Promises」これぞ「レゲエで最近のダブとかの要素は無い。メロディーは甘めで曲のタイトルからもラブソングなのが、政治色強めの Bob Marley との違いでしょうか。「Just Wanna Know (U.K. Mix)」打ち込みのリズム感のあるレゲエ。歌は上手いし、訛りっぽいのもないのですっきり聴けます。「 Groovin' In The Midnight」 レゲエ要素無しのR&B。普通にカッコ良いし、歌うまで力が入った歌い方ですが、サラッと流れてしまうタイプの楽曲。「Make My Day」お祭りリズムのレゲエとポップスが混じったサウンド。だみ声ラップ Maxi Priest の色男な歌声が混ざってます。ここら辺がレゲエ・フュージョンってヤツなのか。「Ten To Midnight」ブラコン系R&Bの雰囲気のイントロに、レゲエのリズムを使っているポップなバッキングです。レゲエ・フュージョンは「こっち」ですかね。聴きやすいです。「Careless Whispers」ワムのカバーなのかと思ったら違う曲で、題名の日本語の意味は「軽率なささやき」や「軽はずみなささやき」を意味します。この言葉は、裏切りや後悔、失われた信頼を象徴しています。 です。まくしたてるラップは英語ではありません。ジャマイカの言語は英語が公用語で、ローカルではパトワ語ってクレオール言語もあるらしいですが、それで歌われているかは不明。「One More Chance」普通に西洋ポップスですが、歌いまわしにレゲエを歌っている時の節回しがあるような気がしますので、おそらくそこら辺を意識して歌っている。普通ですが、曲としては個人的に好きなタイプです。「Sublime」 Maxi Priest が作曲に絡んでいない曲です。インド音楽風のイントロで曲が始まるとスイートなポップスで、歌うまが強調。「Amazed Are We」正統派にレゲエリズムのポップソング。甘い感じが女子受けのような感じがします。 「Hard To Get」打ち込み系リズムを入れたレゲエで、ダブも入れて少々泥臭い感じが良いです。
Marcus Miller がプロデュースしていた David Sanborn っぽいサウンドあり。アシッド・ジャズ的なサウンドづくりも随所にみられ、私的にはドンピシャのサウンドが多く収録されています。インストメインの、1980年付近のフュージョンものには、余計なボーカルものが入っていることも多いんですがですが、このアルバムのボーカルものは意外とセンスが良い。つまりアルバムの出来としては、私的には評価高かったアルバムですが、おそらくセールス的にはマイナーな感じだったのでしょうか。
リーダーアルバムは、1967~2012年までコンスタントに出し続けていますが、このアルバムは1995年の48歳の時。ミュージシャン歴としては後半の作品になります。ソロアルバムはこれしか持っていないので想像にはなりますが、様々なジャンルの音楽に関わってきた Tom Scott が娯楽的に作った作品とも思えます。
それでは全曲再度聴きながらレビューです。
「Night Creatures」文句なしにカッコ良い娯楽的スムースジャズの典型のような曲です。都会の喧騒のSEから始まり、コツコツと足音、デジタルなリズムとスラップ、ノリノリのホーン部隊、泣きのサンボーン風アルトサックスは、大好物なパターンの寄せ集めで最高です。「 Don't Get Any Better」次いで直ぐにボーカルものが来ちゃいます。エロいテナーサックスから始まります。ボーカルは Maysa Leak で、聴いたことがある歌声と思っていたら、Incognito / Positivity、Tony Rémy / Boof! でもボーカルとっておられます。こっち系のジャズ・シンガーですね。ボーカルものとして完成度が高く十分に成立しています。「Bhop」打ち込み系ジャズで、巻き戻しが使われたりドラムも打ち込み系のアタック。フルートも吹いてしまったりしてマルチぶりなところが、曲にアクセントつけています。これもカッコ良い。「Anytime, Anyplace」で、ボーカルものになりそうなイントロをつけながらインストで始まります。す。デジタルな音作りから生な音で、また変化をつけ、サビに肉声でコーラスをつけ、後半はボーカルものに変わります。才能は感じますが私的にはやり過ぎな気がします。「We'll Be Together」マーカス的なお祭りソングです。ボーカルものです。このアルバムの中ではもっとも軽薄ですがありかな、なしかなと思うとこれも先の曲と違った意味でやり過ぎな感じ。作曲は Sting になってます。カバー?「 Mazin'」サウンドは、マーカス・プロデュースのサンボーンのファンク・フュージョンそのまま。WalkMan で歩きながらこの曲を聴いている時には、これはサンボーンだと思ってました。そうか Tom Scott だったか。「Yeah!」これは Blues Brothers ファンのためのサービス曲ですね。このアルバムにこの曲は無いんじゃないと思う人もいるかと思いますが、ありです。「Refried」最後はの方になって、フュージョンサイドのファンの為に Tom Scott が本気を出してきた感じがします。ギターもシングル系のいぶし銀系の音だと思ったら Robben Ford でした。「Daybreak」これも Tom Scott が本気を出して作曲した感があります。ピアノのイントロも良いですし、音域をカットした Paul Jackson のリズムギターもカッコ良い。
1955年生まれで、1976年に Duke Ellington Orchestra のレギュラーピアニストに代わりに招待され3年間ツアーに同行。Betty Carter 、Carmen Lundy 等のボーカリストの伴奏を努め、1983年 Jazz Messengers にも参加しています(それが前述の Live At Sweet Basil )以降は自分のバンドを結成し、リーダーとしてのレコーディングを開始し、2005年からウィリアム・パターソン大学でジャズ研究のディレクターを務め、57歳の2013 年 5 月 24 日に脳卒中で亡くなっています。
このアルバムの録音自体は存命の2004年2月2日にバルセロナ。発売は2023年の死後のライブ録音のリリース作品となりますので、おそらくその発売直後に disk UNION あたりで見かけて売り文句につられて購入したものと思われます。
「Tour De Force」Dizzy Gillespie 作品です。軽くて楽しいメロディーを軽くスイングさせて楽しい演奏です。後半のソロの長い連続フレーズに少し熱いものを感じつつ、テーマに戻ってクールダウン、そしてリズミカルに力強くと良いんではないでしょうか。「I Love You」Cole Porter の繊細な楽曲ですっきりとした爽やかさが表現されています。リズミカルで聴きやすいですが、中盤のソロ部分でリズミカルから少し遠ざかったコードを弾いている部分とか、終盤に行く前の長い連続フレーズが1曲目と同様に印象的で、ここぞの時のこの人のクセなんでしょうかこの曲も最後は解放したダイナミクスに戻って終了。「Introduction」ここで曲紹介をしゃべっているようですが、私にはボソボソ過ぎて聞き取れません。「O Grande Amor」Antonio Carlos Jobim のボサノバ・ナンバー。イントロが細かく力強いフレーズだなと印象付けてから、軽めのボサノバのリズムでの演奏の突入します。前の2曲とはまたタッチで軽いながらもしっかりとしてた旋律での演奏。「It Never Entered My Mind」ピアノ・ソロでのこの曲も良いもんだと納得してしまう繊細さがあり、リラックスした空気感や自然体での安心感を感じます。「Milestones」John Lewis のスタンダードでホント聴きやすいアレンジで難なく軽くまとめているのが洒落ています。「Introduction」そしてまたボソボソと・・・してから「Excursions In Blue」全部アドリブでしょうか。今までの上品なところから泥臭さも演出したブギも入れた楽しいノリにしたり、ドブルースにしたりと色々なアプローチが見えて、ある意味このアルバムでの最も楽しいハイライトにも思えます。「Misty」 これも曲の中で色々なアプローチでのテーマを主体にしながらの構成が、かなり楽しいです。格調高すぎずカクテルピアノっぽくもなく聞かせどころを知っていらっしゃる。「Woody'n You」前の2曲を素人にもわかりやすいアレンジにしたので、この曲は少しテクニカルにジャズを強調したのか、曲順の流れも良いです。ライブ会場に来た人の満足感も高いのではないでしょうか。熱いです。「Just Squeeze Me (But Please Don't Tease Me) 」楽団に3年間同行したこともあっての思い出の選曲か Duke Ellington で最後は締めくくりです。スウィンギーで正統派なハード・バップのピアノワークで、小難しいことは無しで、やはり楽しさ重視の演奏で好感。
このソロピアノを聴いたうえで、もっとMulgrew Miller の音に集中しながら、他の音源を聴くと今までと違った発見もできるのではないかと今後が楽しみになりました。ヘビロテの棚に入れるかどうかは迷う感じですがいったん入れとこう🎶
piano : Mulgrew Miller
producer : Christian Brorsen
recorded at Fabià Puigserver Room, Teatre Lliure, Barcleona on February 2, 2004.
1. Tour De Force / Dizzy Gillespie
2. I Love You / Cole Porter
3. Introduction
4. O Grande Amor / Antonio Carlos Jobim
5. It Never Entered My Mind / Richard Rodgers
6. Milestones / John Lewis
7. Introduction
8. Excursions In Blue / Mulgrew Miller
9. Misty / Erroll Garner
10. Woody'n You / Dizzy Gillespie
11. Just Squeeze Me (But Please Don't Tease Me) / Duke Ellington
それで先日に戦前ブルースの Charley Patton / Founder Of The Delta Blues をかけていたら、電話をかけてきたマスターの奥様が電話越しに聴いて気に入っていただけて、マスターに音源入手の命令がくだされていたので、戦前ブルース講義をぶっていて Robert Johnson って知ってますよねって聞いたら初耳とのこと。マスターほどの音楽好きが知らないことに、もしかして世界的に超有名ではないのかと少々驚きました。
前置き長くなりましたが、Robert Johnson はギタリスト界隈ではかなりのレジェンドのはずで、若い人も Eric Clapton がカバーした Cross Road を聞いたことがある人なら名前を耳にしたことがあるはず。 十字路で悪魔に魂を売り渡してギターテクニックを身に着けたという伝説を持ち、今日のブルース、ロックへの影響は計り知れない人です。このアルバムは1936年から37年にかけて吹き込まれた音源を全て収録したもので、ライナーノーツも英語版で23ページ。日本語版では65ページと非常に分厚く手厚い解説がついていて、ジャケット裏側には、Keith Richards、Ben Harper、Bonnie Raitt のメッセージが添えられています。
なお Robert Johnson に関しては、購入しただけで全く使っていないが、教則本は持っています。これから音楽に多くの時間を割ける生活になるので、いずれマスターしていこうと思います。教則本によるとギターのチューニングは、レギュラー(EADGB)、ドロップD(DADGBE)、オープンD(DADF♯AD)、オープンDm(DADFAD)、オープンG(DGDGBD)等のチューニングを使用しているとのこと。オープン・チューニングはオープンDぐらいしか使っていないので面白いことになりそうです。
収録は2枚組で41曲ですので、レビューはやめときます🎶
acoustic guitar, vocals : Robert Johnson
original recording producer : Don Law
reissue producer : Frank Driggs, Stephen LaVere
recorded in two sessions in Dallas and San Antonio, Texas, for the American Record Company (ARC) during 1936 and 1937.
大学生でジャズ研に入部した時に購入したCDで、ジャズなんて全くわからなかったのでひとまず勉強に何を聴いたら良いのかと思っていたら、MJQというバンド名が皆さんの会話の中でよく出てきていたこと、最初に組んだコンボの練習曲の Recado Bossa Nova が収録されていたことで購入したと記憶しています。しかしギターレスなんでコピーすることはなく曲を覚えることでしか活用できませんでした。このアルバムはかなり繰り返し聴いたことは聴いたのですが、このアルバムによってジャズが好きになることはありませんでした。そんなこんなで結構長い間、お蔵入りしていたのですが、ヤジオになりギターレスのジャズなんかもかなり聴くようになってから聴いたら、正攻法で結構良いアルバムだったなあと再認識しています。
ある時ジャケットを見て気づきました。「Manhattan Jazz Quintet」・・・・世の多くの人が話題にする MJQ は「The Modern Jazz Quartet」の方なので大きな違いがあるのは当然💡
Manhattan Jazz Quintet の結成は1983年。「ジャズにルーツを持つニューヨークのトップ・サイドマンを使い、50年代・60年代のジャズの最高峰を再現するようなレパートリーを選んで、ピュア・ジャズのクィンテットを結成する機会をデイブ・マシューズに与えること」をはスイング・ジャーナル誌の編集者、中山康樹氏が提供したコンセプトによってつくられたもので、日本向けの活動が中心となったバンドです。
というわけで、上記写真とメンバーは違いますが全曲、再度聴きながらレビューします。
「Jordu」テンポ早めでキッチリとした演奏。David Matthews のスイングも気持ち良いが、 George Young、 Lew Soloff のホーン2名のアンサンブルもバッチリで、Steve Gadd のドラムが固すぎるとは思うが最初から素晴らしい。「Recado Bossa Nova」先にも書きましたが、これを聴いて Recado Bossa Nova のイメージを固めたので、他のジャズメンの演奏を聴くと、軽快じゃないなとか思ったりすることが多いです。知的な演奏が印象的です。「Confirmation」 いわずと知れた Charlie Parker の名曲。原曲に忠実な演奏であるのは難しい曲であるためとライナーノーツに書いてあります。なるほどですが微塵も難しいことをやっている感の無い演奏はまた素晴らしい。まずは George Young が自由奔放で現代的なアプローチのテナーソロ、次いでクールで抑制のきいた David Matthews のピアノソロ。控えめで周りを伺いながら少しづつ本性を現わしていくような起伏にとんだ Lew Soloff のトランペットソロ。高い音程のトランペットから Charnett Moffett の低音ベースソロになると耳をそばだてて聴いてしまう。良質の演奏です。「Autumn Leaves」そしてアルバムの主題の枯葉。ライナーノーツでは、発起人の中山氏から最初のアルバムに「枯葉」を入れるリクエストがあったが、David Matthews の頭の中で「枯葉」「サマータイム」が、ごっちゃになったため、前作は「サマータイム」今回は「枯葉」にしたとの解説がありました。なるほど曲想的には似ているような気がするので別にしといた方がアルバム制作的には良かったということでしょう。演奏は、ベテランらしく各自が自由な感じでありながら、お互いのプレイを聴きながらのインタープレイで、誰かが出れば支えに回り、時には同調しながら盛り上げる、抑えると言ったお手本の演奏です。これを最初に聴いた学生時代には、このプレイに何も感じなかったけどジャズってものを感じていた良い教材だったのだなと思い返しました。最後「Mood Piece」は、Dave Matthews のオリジナルです。フィーリングと形式を David Matthews が Miles Davis の Blue In Green(Kind Of Blue)」からインスピレーションを受けて書いた曲とのこと。この曲に関して言えば、深みのあるテーマに沿って Quintet の各メンバーが忠実に世界観を崩さずにひたすら寄り添っている感じです。