2026年7月18日土曜日

Aretha Franklin / Lady Soul

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler


 アトランティック・レコード移籍3作目1968年作品。本作ではギターに Bobby Womackさらにクレジットには「The guitar obbligato on Good To Me As I Am To You is by Eric Clapton of  “Cream”」と書いてあるようにクリームで売れっ子だった ClaptonがGood To Me As I Am To You にゲスト参加しています。リズム隊で参加ではなくオブリガードで参加なので別トラックで被せた録音なのでしょうか?いずれにしろアトランティックもお金をかけて本気で売り出しにきた様子がうかがえます。
 まずはシングルで稼いでアルバムは後で作るのがこの時代の特徴で「A Natural Woman」は、先行で全年9月にシングル発売されBillboard Hot 100で8位、R&Bシングル・チャートで2位の好記録となり、その2か月後に「Chain Of Fools」はHot 100で2位、R&Bチャートで1位と大ヒットとなります。この曲は Don Covay の書下ろしで当初はオーティス・レディングに提供しようと考えていたがデモを聴いてアレサに変更となったとのことです。同年12月に残りの曲はレコーディングされ Bobby Womack, Eric Clapton が参加となるわけです。なるほど
 また、アレサの妹Carolyn 姉 Erma もレコーディングに参加しておられるはずですが、なぜかライナーノーツに姉の名前は記載なしです。Whitney Houston の母の Cissy Houston が在籍していたThe Sweet Inspirations は記載されています。

vocals, piano : Aretha Franklin
backing Vocals : Aretha Franklin (1, 5, 6), Carolyn Franklin (except 7), The Sweet Inspirations (except 7)
electric piano, organ : Spooner Oldham
vibraphone : Warren Smith (10)
guitar :  Bobby Womack(2, 4, 6, 8, 9), Jimmy Johnson (1, 2, 4, 6, 8, 9), Joe South(1, 2, 4, 9)
guitar : Eric Clapton (7)
bass : Tom Cogbill
drums : Roger Hawkins (except5) gene christian(5)
tenor sax : King Curtis (2, 4, 6, 8, 10)
tenor sax, flute : Frank Wess ( 2 - 4, 6 - 10)、Seldon Powell(2, 4, 6, 8, 9, 10)
baritone sax : Haywood Henry (2, 4, 6, 8, 10)
trumpet : Bernie Glow (2, 4, 6, 8, 10), Joe Newman (2, 4, 6, 8, 10), Mel Lastie (2, 4, 6, 8, 10)
bass trombone : Tony Studd (2, 4, 6, 8, 10)

1. Chain Of Fools
2. Money Won't Change You
3.  People Get Ready
4. Niki Hoeky
5. (You Make Me Feel Like) A Natural Woman
6. Since You've Been Gone (Sweet Sweet Baby)
7. Good To Me As I Am To You / guitar(obbligato) : Eric Clapton
8. Come Back Baby
9. Groovin
10. Ain't No Way




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年7月17日金曜日

Aretha Franklin / I Never Loved A Man The Way I Love You

 

 グラミー賞受賞回数は20回。圧倒的な歌声で、“クイーン・オブ・ソウル”“レディ・ソウル”で知られ、1956~2014年まで63枚のアルバムをリリースした Aretha Franklin の1967~1971年の Atlantic から発売の主要ヒットアルバムの、お買い得アルバムシリーズ5枚組です。


原題Bill Boadproducer
1967I Never Loved a Man the Way I Love You2Jerry Wexler
1968Lady Soul2Jerry Wexler
1968Aretha Now3Jerry Wexler
1970Spirit in the Dark25Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd
1971Aretha Live at Fillmore West7Arif Mardin, Jerry Wexler



 邦題は「貴方だけを愛して」1967年3月に発表したスタジオ・アルバムで、Atlantic 移籍第1弾。Aretha は Columbia から1961年に、ジャズ色が強いポピュラー歌手としてデビューしていたけれども売れていなかったのが、このアルバムからゴスペル・フィーリングを打ち出してセールスに成功しています。シングルは I Never Loved a Man (The Way I Loveb You)、Do Right Woman - Do Right Man が先駆けて録音されて、アルバムよりも先行して発売されています。
 バック・ボーカルの Carolyn Franklin はアレサの妹で Erma は姉の三人での姉妹によるコーラス、Cissy Houston は Whitney Houston の母。King Curtis によるサックス・アシストも絶妙です。出だしはRespectでオーティス・レディングのカバーでイメージチェンジを見事に図っているのではないでしょうか。
 なお私の持っている盤では、アレサのボーカルのレベル調整が小さめで奥に引っ込んでしまっているような気がします。

vocals, piano : Aretha Franklin
backing vocals : Carolyn Franklin (1, 2, 5, 6, 9), Cissy Houston (2, 9), Erma Franklin (1, 2, 5, 6, 9)
electric piano : Spooner Oldham (3, 4)
organ : Spooner Oldham (1, 6, 7, 9, 11)
guitar : Chips Moman (3, 10), Jimmy Johnson (1, 3 to 6, 9 to 11)
bass : Tommy Cogbill
drums : Gene Chrisman (4, 7, 8), Roger Hawkins (1 to 3, 5, 6, 9 to 11)
tenor sax : Charles Chalmers (1 to 8, 10), Joe Arnold (3), King Curtis (1, 2, 4 to 8, 10)
baritone sax : Willie Bridges (1, 2, 4 to 8, 10)
trombone : David Hood (3)
trumpet : Ernie Royal (7), Ken Laxton (3), Melvin Lastie (10)
vibraphone : Arif Mardin (11)
cornet : Melvin Lastie (1, 2, 4 to 8)

1. Respect / Otis Redding
2. Drown In My Own Tears / Henry Glover
3. I Never Loved A Man (The Way I Love You) / Ronnie Shannon
4. Soul Serenade / Curtis Ousley, Luther Dixon
5. Don't Let Me Lose This Dream / Aretha Franklin, Ted White
6. Baby, Baby, Baby / Aretha Franklin, Carolyn Franklin
7. Dr. Feelgood / Aretha Franklin, Ted White
8. Good Times / Sam Cooke
9. Do Right Woman - Do Right Man / Chips Moman, Dan Penn
10. Save Me / Aretha Franklin, Carolyn Franklin, Curtis Ousley
11. A Change Is Gonna Come / Sam Cooke



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2026年7月16日木曜日

Satoshi Yoshida / Mementos


 吉田サトシ氏自体は全く知らない無知状態だったのですが、札幌在住時代に、タワーレコードで視聴して気に入ったので購入したアルバムです。吉田サトシ氏は、東京で生まれ札幌育ちで、18歳から東京で、布川俊樹、矢堀浩一 に師事、2001年 Gibson Jazz Guitar Contestで最優秀賞を受賞しています。好きな日本人ギタリストの一人、小沼ようすけ氏 も1999年に同コンテストで優勝していますので何か縁を感じます。
 札幌には転勤で3年しか住んでいませんでしたが、近所にあったイタリアンバー「ソウル&スパイス 」のマスターと弾き語り仲間になり、その縁で、数十年ぶりにロックバンドに参加させていただいたり、飲み仲間が参加していた、年末の「市民の第九コンサート」を毎年聞きに行って快眠したり、夏の仕事激務が終わったころには札幌シティジャズコンサートの「芸術の森」の野外ライブを、別の飲み仲間と見に行ったりと仕事に音楽にと充実した日々でした。札幌タワレコは以前、札幌ピヴォにありましたが、今はピヴォは閉館してパルコに移転しているようです。移転で存続しててうれしいです。


Brother T 今回のニューヨークレコーディングのブッキングをしてくれた 黒田卓也氏 の提供曲。Tって誰なんだろうと思ってパーソネルを見ても「T」がつくのは、作曲者の黒田卓也氏のみ。ライナーノーツでの解説では、そこもちゃんと突っ込まれていて「色んなTのつくBrotherがいるので「Brother T」となりました」とのことで、仮タイトル「SATO6」であったとのこと。この曲の中のドラムの、バスドラがとにかく車で聴くとルームミラーが揺れる揺れる、是非車で聴いて欲しいですね、速度超過注意!黒田卓也氏は2010年ごろBlue Note と契約、2016年に Concord Records へ移籍したトランぺッター。
Here & There ピアニスト 宮川純氏に今回のレコーディングのために依頼して書き下ろしてもらった、キャッチーなメロディーの楽曲。宮川氏は名古屋、吉田氏はブルックリンのやり取りからこのタイトルがつけられたとのこと。ブルックリンのピアニスト Kris Bowers のイントロがセクシーで、黒田卓也のHorn Sectionがまた絶妙なハモリです。
Memento タイトル曲は吉田氏本人の楽曲で、フォーキーな世界観から急にテンポが上がってグルービー。タイトルの意味は不明ですが、6歳の時に亡くなった兄の形見のエレキを練習して今がある感謝の気持ちを込めた曲だそうです。
In A Sentimental Mood feat. Maya Hatch 原曲のセンチメンタルムードっぽくないアレンジです。コラボの Maya Hatch とのライブでアレンジが気に入っていてこのアルバムに収録したとのこと。ニューヨークで 黒田卓也氏がガイドメロディーを吹いたものに、日本で Maya Hatch のボーカルをオーバーダブした録音。
Grind iPhoneのボイスメモの録音をもとに曲に仕上げた楽曲とのこと。でギタリストらしいスリリングな楽曲。
Missing You So Much ニューヨークに着いてから仕上げた楽曲とのこと。アルバムの中では唯一のベース、ドラムとのトリオ演奏で、本人としてはあえてのスカスカのサウンドが気に入っているとのこと。
The Source フュージョン的な楽曲名前ですが、アフリカのビートから我慢できなくなってスイングするドラマーのイメージだそうです。
Good Lookin' feat. DJ YUZE  今回のレコーディングに合わせて ニューヨークに 遊びに来た(といってもノーギャラじゃないとは思いますが) DJ YUZE 氏とのジャム。最近になって私もジャズとDJの親和した音楽観が結構面白いと思っているので、改めて聴いてチャラくない本気のジャムがよかったです。
See You In My Dreams  ジャズボーカリストで、3枚目 Handmade Soul で、MURO、黒田卓也、Kan Sano などとともに吉田氏もアルバム制作に加わっている Hanah Spring の為にジャズバラードを作りたいという所から出来た曲とのこと。

やっぱり基本的にはギターミュージックは好きです🎶

マヤハッチさんとのデュオライブ発見しました


guitar : Satoshi Yoshida
bass : Rashaan Carter
drums , percussions : Adam Jackson (1,3)
trumpet : Takuya Kuroda (1, 2, 3, 5, 7, 9)
rhodes : Kris Bowers (1, 2, 3, 4, 7, 9)
vocals : Maya Hatch (4)
turntable : DJ YUZE (8)

produced by Satoshi Yoshida

1. Brother T / Takuya Kurosawa
2. Here & There / Jun Miyakawa
3. Memento / Satoshi Yoshida
4. In A Sentimental Mood feat. Maya Hatch / Duke Ellington, Manny Kurtz, Irving Mills
5. Grind / Satoshi Yoshida
6. Missing You So Much / Satoshi Yoshida
7. The Source / Satoshi Yoshida
8. Good Lookin' feat. DJ YUZE / Satoshi Yoshida, DJ YUZE
9. See You In My Dreams / Satoshi Yoshida

In A Sentimental Mood feat. Maya Hatch



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2026年7月15日水曜日

Miles Davis / Birth Of The Cool


 日本版ライナーノーツで、杉田 宏樹氏は、「一般的にジャズの聴き方が自由になった現在とは違い、一般的にジャズの聴き方が自由になった現在とは違い、かつては重要作を優先的にクロノロジカルな聴き方も並行するのが望ましい、とされていた」と書かれていました。おそらくそのように古いものから時系列に沿って Miles を聴いている人が多いのだとは同感です。が私の場合、定年を迎えた古い人間では、ありますがジャズの聴き方は、自由になった現在のほうに属します。
 学生時代に印象に残った最初の Miles は、ジャズ研の基本セッションナンバーの Bags' Groove (1957) であり、今思えばジャズなんだからコピーなんて考えずに曲を覚えれば良いのですが、担当楽器がギターであったので誰かのマネ(コピー)のしようもなく正直つまらなかった印象です。そこからコンボを組んでいた時のトランぺッターに You're Under Arrest (1985) の Human Nature (Michael Jackson)  を課題曲に設定されたものの、自由度が高すぎて、テクのない私は、話しにならない演奏しかできなくて、Miles ってつまらないと印象を抱き、聴かず嫌いになり 「Miles はつまらない論」を勝手に自分の頭の中に作りあげます。それでも、もう一回 Miles を勉強しようと Jazz At The Plaza VOL1 を聴いたら少し楽しくなり、 Bitches Brew (1970) を聴いたら「あれっ」と興味がわき、古いものも聴いてみるかと聴いてたら少し面白さが増してきて、小説の死刑台のエレベーターを読みながら、サントラ版の Ascenseur pour l'échafaud (Lift To The Scaifold) Complete を聴いててたら、本も含めてこれはつまんらんなと思ったのに、1年後くらいに、いきつけの音楽好きの集う「おでんバー」で、かけてみたら、不思議と楽しい。マスターも昔はつまらないと思ったらしいんですが、久しぶりにかけたら印象が変わったとのことで、マスター所有のレコードで聴いたら、もっと素晴らしい。なんてクロノジカルではなく、ランダムにいろいろなものを聴いているうちに、いつのまにか Miles Davis の盤が増殖してしまっていて、「Miles はつまらない論」はいつのまにか忘れてしまっています。


 このアルバムですが、1957年にキャピタル・レコードから発売。邦題は「クールの誕生」で、1949〜1950年にかけて録音された3回のノネット編成の録音をまとめたものでコンピレーション・アルバムとされています。
 ノネットの編成の構想は、Charles Parker のクインテットの一員として活躍していた1947年頃から始まっていて、翌年の1948年には、ノネットでニューヨーク・ブロードウェイにある Royal Roost にて Count Basie の前座を務めています。そのライブを見て、アレンジャーでキャピタル・レコードのスカウトマンでもあった Pete Rugolo が、プロデューサーとしてメンバーをスタジオへ招きレコーディングを行うことになったとのこと。そして18ヶ月の間に行われた3回のセッションで、最終的に合計12曲が録音されたとのこと。つまり長い期間での録音ではありますが、最終的にはアルバムのリリースを念頭に録音が行われたので、コンピレーションとの位置づけはどうなのかと思います(どうでもいいですが)
 
 昔のアルバムを聴きだしてから、マイルスを少し好きになってきているかもしれません
古き時代のマイルスの方が私には合っているようです。ただ愛聴盤になるかといえば、そこまでではないんですよね🎶🎺

MOVE(1), JERU(2), BUDO(5), GODCHILD(7):
recorded January 21, 1949, in New York City.
trumpet : Miles Davis
trombone : Kai Winding, trombone
french horn : Junior Collins
tuba : John Barber
alto sax : Lee Konitz
bariton sax : Gerry Mulligan
piano : Al Haig
bass : Joe Shulman
drums : Max Roach

VENUS DE MILO(4), BOPLICITY(8), ISRAEL(10), ROUGE(11)
recorded April 22, 1949, in New York City.
trumpet : Miles Davis
trombone : J. J. Johnson
french horn : Sandy Siegelstein
tuba : John Barber
alto sax : Lee Konitz
bariton sax : Gerry Mulligan
piano : John Lewis
bass : Nelson Boyd
drums : Kenny Clarke

MOON DREAMS(3), DECEPTION(6), ROCKER(9)
recorded March 9, 1950, in New York City.
Miles Davis, leader and trumpet 
trombone : J. J. Johnson 
french horn : Gunther Schuller
tuba : John Barber
alto sax : Lee Konitz
bariton sax : Gerry Mulligan
bass : Al McKibbon
drums : Max Roach

producer : Walter Rivers, Pete Rugolo

1. Move / Denzil Best, arrange John Lewis
2. Jeru / Gerry Mulligan, arrange Gerry Mulligan
3. Moon Dreams / Chummy MacGregor, Johnny Mercer
4. Venus De Milo / Gerry Mulligan, arrange Gerry Mulligan
5. Budo / Miles Davis, Bud Powell, arrange John Lewis
6. Deception /  George Shearing, Miles Davis, arrange Miles Davis
7. Godchild / George Wallington, arrange Gerry Mulligan
8. Boplicity / Cleo Henry†,  arrange Gill Evans
9. Rocker / Gerry Mulligan, arrange Gerry Mulligan
10. Israel / John Carisi, arrange Johnny Caris
11. Rouge / John Lewis, arrange John Lewis

▶ Budo


▶ ROCKER

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2026年7月14日火曜日

James Cotton Blues Band / 35Th Anniversary Jam


 1966年に Muddy Waters のバンドを離れて独立してからの「35周年」を祝う企画アルバムとなっています。若いころのアブラギッシュな写真ではなく、気の良いおじいちゃんの笑みを浮かべた御大が素敵なジャケットです。(どんどん西田敏行に似てくる)

まずは、略歴をおさらいします
1935年7月1日、ミシシッピー州生まれ 父親は牧師、母はハーモニカをプレイ。牧場育ちで、教会の合唱団で歌いながらハーモニカを始める。9歳の時に Sonny Boy Williamson II に会いに行き、ブルースハープの手ほどきを受ける。
1954年 Muddy Waters のバンドへ Little Walter の後任として加入
1964年 オーティス・スパンと「オーティス・スパン&ジェイムス・コットン」
1966年 独立して Cut You Loose!
1974年 ファンク・シカゴ・ブルースの真骨頂「100%コットン」
1990年 喉頭癌手術
1994年 ドクター・ジョン、ラッキー・ピーターソンと Living the Blues
1996年 Deep in the Blues をチャーリーヘイデンを迎えて発表
2002年 本アルバム「35Th Anniversary Jam」
2004年 録音盤としてはラスト Baby, Don't You Tear My Clothes
2017年 3月16日にレジェンドは亡くなる


 かつて力強かった歌声は、1990年の喉頭癌の手術から聞けないのですが、今回のセッションには非常に多くのシンガーが参加して35周年の Jam を祝い、James Cotton のハーモニカも力強く、豊かな表現でそれにこたえています。


残念ながら私の周囲に、シカゴ・ブルースのフリークはいません。でも定期的にいきつけの音楽好きの集う「おでんバー」で定期的に持ち込んで、ブルースの布教に励んでおり、このエネルギッシュなマンネリズムがカッコいいという人は徐々に増えている感じです🎶

harmonica : James Cotton
guitar : Mike Williams
piano : David Maxwell
bass : Noel Neal

producer : Randy Labbe
recorded at The Studio, Portland, ME
all songs written by James Cotton except where otherwise indicated.

1. Don't Start Me Talking
vocals : Kenny Neal
2. The Creeper
3. I've Got a Feeling
vocals : Koko Taylor
4. Cotton Crop Blues
rhythm guitar : Derek O'Brien
vocals, guitar : Lucky Peterson
5. Fatuation
vocals : Bobby Rush
6. How Long Can a Fool Go Wrong?
vocals : Shemekia Copeland
7. Rocket 88
guitar : Jimmie Vaughan
vocals : Syl Johnson
8. Blues in My Sleep
guitar : G.E. Smith
9. River's Invitation / Percy Mayfield
vocals, harmonica : Kim Wilson
10. All Walks of Life
guitar : Tab Benoit
vocals : Maria Muldaur
11. Hold Me a Baby
guitar : Jimmie Vaughan
vocals : Ronnie Hawkins
12. Blues for the Hook / Dedicated to John Lee Hooker
guitar : Jimmie Vaughan



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2026年7月13日月曜日

Lee Ritenour / Alive In LA


 GRPからリリースの、若かりし頃の「初のライブアルバム」と思っていたら、このアルバムのリリースは、1997年ですから御年45歳で1976年ソロアルバム発売から21年を経てのリリースですから、今までの「キャリアから見れば若かりし頃」ではありますが、発売当時としては「待望のライブアルバム」となるのでしょう。
 とは言え、学生の頃から Rio Funk は、大好きなナンバーで完全コピーはしていませんが、テーマ、リフ程度は覚えてセッションには参加していました。若かりし頃からお世話になっていた思い出の一枚です。スタジオ盤よりもテンポ感があり、ギターのアドリブが長め、ブラジル志向の曲とL.A.フュージョンらしい洗練が同居。グルーヴ重視で、いわゆる「フュージョン入門」よりは、既にリトナーを聴いてきた人がニヤリとする構成かと思います。


 ライナーノーツは、Lee Ritenour 本人が解説を書いています。ライブ会場は、ロサンゼルスのサンタモニカ・ピアにある、275席のフォーク、ブルース、ジャズのクラブ「Ash Grove」とのことで、コンサートホールやフェスティバルでの演奏ばかりだったので小さな会場でのライブは刺激的だったとのこと。2年前に他界した父に10代の頃にハモサビーチ・ピアの「ライトハウスへ Wes Montgomery, Joe Pass,  Kenny Burrell を、マンハッタンビーチ・ピアの「コンサート・バイ・ザ・シー」に、Freddie Hubbard, George Benson などを聴きにつれて行ってもらったこと、ジャズへの運命付けをしてくれたことに感謝し、父に聴かせたかったと書かれています。
 そのこともあってか、Wes Montgomery の曲も、このアルバムには2曲が入っていて、実際のライブでは父への思い出のアーチストの曲も演奏されていたのではないかと思わせてくれます。


guitar : Lee Ritenour
piano, organ (hammond B3) , electric piano (rhodes) : Alan Pasqua
keyboards : Barnaby Finch
bass : Melvin Davis
drums : Sonny Emory
keyboards : Barnaby Finch
tenor sax,  soprano sax : Bill Evans

producer, arranged by : Lee Ritenour
recorded live January 23-25, 1997 at The Ashgrove, Santa Monica, CA.
live recording by Le Mobile; mixed at Starlight Studios, Los Angeles, CA
mastered by Don Murray at CMS Digital, Pasadena, CA
digital editing at CMS Digital by Robert Vosgien

1. A Little Bumpin' / Lee Ritenour
2. Night Rhythms / Lee Ritenour
3. Boss City / Wes Montgomery
4. San Juan Sunset / Eumir Deodato
5. Uptown / Lee Ritenour
6. Waltz For Carmen / Lee Ritenour, Mitch Holder
7. Wes Bound / Lee Ritenour
8. Pacific Nights / Lee Ritenour
9. Rio Funk / Lee Ritenour
10. 4 On 6 / Wes Montgomery



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2026年7月12日日曜日

Eric Clapton / Eric Clapton


 The Yardbirds、John Mayall&the Bluesbreakers、Cream、Blind Faith と様々なバンドで活躍し、Delaney & Bonnie、Derek and the Dominos との共作を経て、1970年に発表されたソロ名義でのファースト・アルバムで、Atlantic Records のサブレーベルの Atco Records からリリースされています。もっとも Derek and the Dominos も1970年作品なので、この作品はほぼ並行して作られたものでしょうか。サウンド的には The Band に、心酔していたので、その影響を受けているとのこと。


Slunky ファンクロックなインスト・ジャムで、「70年代クラプトンらしい」トーンのギター。サックスなどのフレーズをギターでなぞったようなラインが特徴。
Bad Boy 少しラフなミディアムテンポのブルース・ロック。ホーンを含む分厚いバンドサウンドに、スワンプロック寄りのトーンでリラックスしたボーカルとギター。
Lonesome And A Long Way From Home スワンプロック的なルーツ感とゴスペル風の高揚感。Delaney派のホーンやコーラスが加わった、分厚いバンドアンサンブルで、ボーカルはシャウトしすぎないソウル風の歌い回し。
After Midnight  Clapton が J.J.Cale 作品を本格的に掘り下げていく出発点となった曲で、その後「Cocaine」など複数のケイル曲を取り上げる流れにつながります。
Easy Now ポップ・ロック寄りのアコースティックロックで、コードの進行がややひねってあり、柔らかいメロディの中にちょっと独特な響き。シンプルに良い。
Blues Power  ホーンセクションと分厚いリズム隊を伴った、スワンプロック風のアンサンブル。コンパクトにまとめられたブルースロックで、ギターの「うねる感じ」を保ちつつポップ性を意識した作り。
Bottle Of Red Wine ゴスペル/カントリーの雰囲気を含んだコーラスと、ルーズでノリの良いアンサンブル。深刻なブルースというより酔いどれロック的なとこが良い。
Lovin' You Lovin' Me  テンポは軽快で、古いゴスペルやカントリーソングを下敷きにしたような、ちょっとレトロな雰囲気のあるロックンロール寄りの曲調。
Told You For The Last Time ミディアムテンポのソウル~R&B寄りバラード。ルーツ感のあるサザンソウル/スワンプロックのフィーリングが強くソウルフルなシンガーとして前面に。
Don't Know Why  ギターヒーロー的な長尺ソロ路線とは違い、ここでもギターはあくまで歌とアンサンブルを支える役割。ボーカルとバンド全体のグルーヴを前に出す方向性がはっきりしています。
Let It Rain もともとは「She Rides」というタイトルで別歌詞の曲として書かれ、その後歌詞や構成を練り直して「Let It Rain」になったとされています。

雑誌で Clapton は The Band に入りたかったと書かれていたことも書かれてたのを見て、まったく知らなかった The Band の作品も Moondog Matinee (1973)The Band (2000) を購入して、なるほど Eric Clapton が惚れ込んだ納得のサウンド、今では愛聴盤になっています。
このアルバムを経てデレク&ドミノスの構想が出来ていくのも納得🎶

guitar, vocals : Eric Clapton
piano : John Simon, Leon Russell
organ : Bob Whitlock
bass : Carl Radle
drums : Jim Gordon
rhythm guitar : Delaney Bramlett
sax : Bobby Keys
trumpet : Jim Price
Vocals :  Bob Whitlock, Bonnie Bramlett, Delaney Bramlett, J. I. Allison, Rita Coolidge, Sonny Curtis

producer and arranged by Delaney Bramlett
recorded at The Village Recorder (Los Angeles, CA).

1. Slunky / Delaney Bramlett, Eric Clapton
2. Bad Boy / Delaney Bramlett, Eric Clapton
3. Lonesome And A Long Way From Home / Delaney BramlettLeon Russell
4. After Midnight / John J. Cale
5. Easy Now / Eric Clapton
6. Blues Power / Eric Clapton
7. Bottle Of Red Wine / Eric Clapton
8. Lovin' You Lovin' Me / Delaney Bramlett, Eric Clapton
9. Told You For The Last Time / Delaney Bramlett, Steve Cropper
10. Don't Know Why / Delaney Bramlett, Eric Clapton
11. Let It Rain / Delaney Bramlett, Eric Clapton

Slunky


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2026年7月11日土曜日

Miles Davis / Poggy And Bess

 

 「Porgy & Bess」は George Gershwin が、死の2年前にあたる1935年に作曲したオペラで、小説家 Edwin DuBose Heywardの小説の自身の住むチャールストンを舞台にした小説の「Porgy」 を発表し、これを妻のドロシーの協力を得て1927年に舞台化したものです。
 原作の小説は読んでいないのですが、。1920年代初頭の南部の町に住む貧しい黒人の生活が描かれていて、登場人物はごく数名の白人を除き全て黒人。それをユダヤ人である白人が書いたことで物議を醸した作品でもあったようで、当初 Duke Ellington は「黒塗りのメロドラマ」として批判をしていたようです。ユダヤ人が書いた黒人オペラ ─『ポーギーとベス』に表現された「音楽のるつぼ」【ヒップの誕生】(後に Poggy And Bess は再評価していると書かれていますが公式録音としては、このミュージカルの楽曲は録音されていないようです)
 ミュージカルとしての Poggy And Bess は、1935年以降、1942年、1943年、1944年、1953年、1976年と度々再演されており、1953年の再演以降、数々の Jazz 作品が発表されています。ジャズ・アレンジでは、Mel Torme, Frances Faye (1956)、Ella Fitzgerald and Louis Armstrong / Porgy & Bess (1958)、 Sammy Davis Jr & Carmen McRae (1959)、 MJQ (1965) などがあります。いずれ聴いてみたいとは思っていますが、全部比較して聴くのは忍耐力いりそうです。


  この作品を作ることをオファーしたのは、プロデューサーの Cal Lampley です。しかしミュージカル再演で黒人団体から抗議を受けていたため Miles 自体はオファーの際には乗り気ではなかったようです。しかしこのオファーを受けたのは盟友であるGil Evans が制作にかかわることもあったのでしょう。(Gil Evans は、ユダヤ系カナダ人と言うことも一因にあったのかとも思われます)


 もともとのオペラの時の主要曲は ①Summertime、②My Man's Gone Now、③I Got Plenty o' Nuttin'、④ Bess, You Is My Woman Now、⑤It Ain't Necessarily So、 ⑥I Loves You, Porgy、⑦ O Lawd, I'm On My Wayでした。このアルバムでは①②④⑤⑥が取りあげられ、曲順もオリジナルとは異なっています。


 さて色々な作品が残されているPoggy And Bessですが、この Gil Evans との共作のオペラ作品のサウンドトラックとして聴くと、歌がないせいかかなりクールな演奏の印象を受けます。 Gil Evans と残したアルバムは第1作は、Miles Ahead (1957) で、第2作が本作 (1958)、そして、第3作が、Sketches of Spain (1960)。 Miles Ahead は未だ聴いていないけど Gill Evans がオーケストラにアレンジし、Miles がソロを取るという手法では、今のところこの作品が一番好きな作品です。

trumpet, fluegelhorn : Miles Davis
arranger, conductor : Gil Evans

sax : Cannonball Adderly, Daniel B. Banks
trumpet : Bernie Glow, Ernie Royal, Johnny Coles, Louis R. Mucci
french horn : Gunther Schuller, Julius Watkins, Willie Ruff
trombone : Frank Rehak, Jimmy Cleveland, Joseph Bennett, Dick Hixon
tuba : Bill Barber
flute : Jerome Richardson (1, 6, 7), Phil Bodner (2 to 5, 8 to 13), Romeo Penque
bass : Paul Chambers
drums (1, 3-7, 9, 12-15) : Philly Joe Jones
drums (2, 8, 10 & 11) : Jimmy Cobb

producer : Cal Lampley, Teo Macero
recorded at 30th Street Studio, NYC, July 22 & 29 and August 4 & 18, 1958.

1. The Buzzard Song
2. Bess, You Is My Woman Now
3. Gone
4. Gone, Gone, Gone
5. Summertime
6. Oh Bess, Oh Where's My Bess?
7. Prayer (Oh Doctor Jesus)
8. Fisherman, Strawberry and Devil Crab
9. My Man's Gone Now
10. It Ain't Necessarily So
11. Here Come de Honey Man 
12. I Wants to Stay Here (I Loves You, Porgy)
13. There's a Boat That's Leaving Soon for New York
14. I Loves You, Porgy (Take 1, Second Version)
15. Gone (take 4)
 
 Gone



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。