2026年4月27日月曜日

小倉博和 / Golden Time


 100年以上前のギターの1852年製の 「Martin 2-27」の音を音源化することが、Acoustic Guitar Magazine 2014年11月号に掲載され気になっていたアルバムが、新宿にあった楽器店「ロックイン新宿」のアコギ売り場に置いてあったので、迷わずに購入を決めたアルバムです。しかし、初めて Yairi のギター購入をしたこともある「ロックイン新宿」は、2022年3月13日を持って営業終了したのは寂しい限り。
 「ロックイン新宿」でウロウロして、向かいにある「ディスク・ユニオン」で更にウロウロして、仕上げで「大勝軒」でつけ麺して、「ベガスベガス」でカモられて帰るのが定番のコースだったのに、楽しみが減ってしまいました。


 本題に入ります。このアルバムはアコースティック・ギターの「C.F. Martin 2-27」が主役です。ギター愛の詰まったライナー・ノーツには、まずこの主役の説明から書かれていますので、まずCFマーティン作「1852年製 2-27」の希少性と歴史的価値についての説明を要約します。海外のコレクターも意識してかライナーノーツは英語と日本語が対訳されて記されています。
1852年に創始者CFマーティン本人が製作した、象牙や真珠貝の装飾が豪華な極めて希少な1台です。19世紀末には姿を消したため「幻」とされています。ウィーンの名門シュタウファー工房で職人頭を務めたCFマーティンは、1833年に渡米。後にペンシルヴェニア州ナザレスでマーティン社の礎を築きました。現代の標準である「Xブレーシング」などが開発された1840〜50年代の試行錯誤の跡を色濃く残しており、楽器製作史における重要な資料となっています。
 いくらするのかわからないぐらいの値段だと思いますので、こうやって見ているだけで充分ですが、希少性もさることながら、ナイロン弦のギターなのに小柄なボディ・シェイプ、高級感のあるバインディングなどはゴテゴテはしていなくて、見た目も美品です。

 

 小倉博和氏をこのアルバムで初めて知りましたが、ギタリスト、コンポーザー、アレンジャー、サウンドプロデューサーとしてサザンオールスターズ、桑田佳祐、泉谷しげる、槇原敬之、福山雅治、渡辺美里らのレコーディング及びライブで活躍しているかた。ギターは、アコースティック、エレクトリックに限らずペダルスティール、ハープウクレレ、ブズーキなどもプレイする方で、自身の活動はギターユニット「山弦」として活動されています。


 アルバムは2枚組で、うち1枚目は、林立夫、井上鑑をはじめとする日本トップのミュージシャンたちとのセッション。2枚目は小倉氏のギター、ベースだけの録音で、収録された曲目は同じです。
「小春日和-An Indian Summer- 」DISC1 は、コンガの軽いポコポコしたリズムが軽やかに春の小道を歩いているような効果があり、暖かいギターの音色はテクテク歩いている情景を感じ、フルートが入ってくるとパッと華やいだイメージに展開。DISC2 の氏のギターベースのみのバージョンは、暖かな日差しの指す縁側で心静かに春の風景をながめているようなポカポカしたイメージになります。シンプルな楽器編成なのに、それを感じないアレンジと演奏技術。
1852年製の 「Martin 2-27」は、リッチ過ぎない軽やかな音です。」
「Green Sleeves」 多分小学校の時から聴いている馴染み深いイングランド民謡です。春と来て次の曲なので、もしかして夏の曲なのかと思って調べけど、それはなさそうです。歌詞では恋の歌のようです。DISC1 は、ちゃんと民謡の雰囲気を出しつつ、ポピュラー・ソングのような軽やかさもあるアレンジ、DISC2 のシンプルな方は、シンプルなだけにギターの音もわかりやすく聴きやすいです。なんとなくピアニストで Green Sleeves を弾いている人よりギタリストの方が取りあげる人が多いような気がします。ギターと言う楽器に親和性がある曲のような気がします。
「秋-Harvest Season- 」DISC1  自由度が高くてよりポップな感じのボサノバ。ストリングスで流れるような味付けで、後半はギターソロが展開されます。ギター・ベースが主体の DISC2 の方がボサノバっぽくなるのかと思いきや、前半はそうでもありません。これも DISC2 の方のアレンジが好みです。
「Gymnopedie」みんな大好き Éric Satie の1888年のピアノ曲です。ギターの方が年上です。呪文のように、子守歌のように繰り返されるこのメロディーには中毒性があります。DISC1 は後半でアコーディオンのソロになりますが単音主体で透明感のある音色で始まります。DISC2 のシンプルさも良いですが、この曲は、DISC1 の方が好きです。
Song for “R”  R とは誰のことなのでしょう。慈愛に満ちた優しいメロディーが素敵な曲です。この曲については、DISC1,2で、全く違う曲のように編曲されていて、どちらが好きというものとは違う次元です。DISC1 は、デジタルな処理がされたポップさもある仕上がり、その曲をひたすらシンプルに骨格だけにして装飾を最小限にしたのが、DISC2です。 
家路 このようなシンプルなコンセプトの締めくくりの曲はこういった誰もが感じる学校の下校時刻を思い出すノスタルジックなメロディーで締めくくるのが、ジンときます。この曲に限っては、DISC1,2 ともにギターのみの曲です。なるほど、このアルバムの主役はアコースティック・ギターの「C.F. Martin 2-27」ですから、最後は主役のみの独奏となるわけです。


 コンパクトなつくりの印象のアルバムですが心を落ち着かせてくれるギター愛に溢れる1枚で、お気に入りの棚に入れて、これからも愛聴していきます🎶

【DISC1】
1. 小春日和-An Indian Summer-
guitar & bass : HIROKAZU OGURA
conga/triangle/rebolo/bells/windChime : MATARO
flute : TAKUO YAMAMOTO
rhodes : YUTA SAITO
computer manipulate : KAZUKI FUJIMOTO
2. Green Sleeves
guitar & bass : HIROKAZU OGURA 
cajon/snare/hihat/cymbals : TATSUO HAYASHI
flute : TAKUO YAMAMOTO
computer manipulate : KAZUKI FUJIMOTO
3. 秋-Harvest Season-
strings arranged by TAKUO YAMAMOTO
guitar & bass : HIROKAZU OGURA
rhodes/organ : YUTA SAITO
violin: CHIEKO KINBARA, YOSHIHIKO EIDA, HARUKO YANO
viola: HIROHITO FURUGAWARA
violoncello : MASAMI HORISAWA
computer manipulate : KAZUKI FUJIMOTO
4. Gymnopedie
guitar : HIROKAZU OGURA
accordion : AKIRA INOUE
5. Song for “R”
arranged by AKIHISA MATZURA & HIROKAZU OGURA 
guitar : HIROKAZU OGURA 
all instruments except guitars : AKIHISA MATZURA 
computer manipulate : KAZUKI FUJIMOTO
6. 家路(ドヴォルザーク/交響曲第9番 “新世界より” 第2楽章) 
Antonin Dvořák / Symphony No.9 From the New World (2nd movement Largo)
guitar : HIROKAZU OGURA

【DISC2】
1. 小春日和-An Indian Summer-(NAKED)
guitar & bass : HIROKAZU OGURA
2. Green Sleeves(Naked)
guitar & bass: HIROKAZU OGURA
3. 秋-Harvest Season- (Naked)
guitar & bass: HIROKAZU OGURA
4. Gymnopedie(Naked)
guitar & bass: HIROKAZU OGURA
5. Song for “R”(Naked)
guitar & bass: HIROKAZU OGURA
6. 家路(Naked)
guitar : HIROKAZU OGURA


このアルバムの音源は見つかりませんでしたが
ギターマガジンで雰囲気のある動画見つけました



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月26日日曜日

Led Zepperlin / Mothership


 Led Zepperlin は、1968年に出発してから1980年のドラマーの John Bonham の死により解散しています。私がロックギター小僧になる前だったので、ZEPはリアルタイムで聴いていなかったのですが、私が高校生の時には「狂熱のライブ」の無料フィルムコンサートが、新宿の高層ビル街の下の広場とか、記憶は薄いんですが渋谷か池袋の楽器屋とかで開かれていたんで、情報を聞いてはせっせと見に行っていました。大画面のスクリーンで見る迫力の映像と大音量で、当時の高校生にとっては、とても魅力的な「無料」フィルムコンサート。グッズ販売とかやってるわけでも無く、権利の問題とか運営費とかどうしていたんだろうと思いますが、古き良き、ありがたい時代でありました。(この時代、無料が流行っていてギチギチに人を入れてくれる「子供バンド」のイケベ楽器の店内無料ライブとかもありました)楽器屋さん、レコード・ショップさんの販売宣伝であったなら、きちんと利益を還元している大人に成長しております。当時の運営さんありがとうございます。ボランティアさんで、あったなら、その心意気と熱意に敬意と感謝を持ち続けております。


 大学以降はジャズ、ファンク、ブルース系ばかりで、すっかりハードロック、ヘビメタ系から遠ざかっていたのですが、このアルバムが発売されると知った 2007年 、若い頃に聴いていたあの音が聴きたいと、血が騒ぎだし発売直後に購入しました。輸入盤と日本盤、どちらか迷いましたが、この盤については日本語解説が見たいと思い高価な日本盤にしています。

 本アルバムは、2枚組ベスト・アルバム仕様で、Jimmy Page、Robert Plant、John Paul Jonesの3人によってセレクトされた楽曲が年代順に収録されています。さらに「Led Zeppelin DVD」から抜粋されたライヴ・パフォーマンスDVD付き。もちろん分厚いブックレットも入ってますので、聴きながら読みながら楽しむことができます。


高校生の頃を回想しながら、フィクションもありですが・・・

「Good Times Bad Times」なんでこんな良い曲を先頭に持ってくるんだね。ドラムの細かい芸と凄さが素人にもわかるじゃねえか。
「Communication Breakdown」高校生の時に、一生懸命この曲を練習したのに出来上がりがダサすぎてライブでやるのを断念したのを、なんで知ってるんですか。
「Dazed And Confused」高校生の時、このイントロのギターの効果音みたいのとか、ソロのワヤワヤしたところだけ、やたら上手く弾けてたヤツ知ってます。
「Babe I'm Gonna Leave You」 高校生の頃は、アコースティック・ギターも上手い方が、もてるかも知れないって思わなかったんだよね。
「Whole Lotta Love」この曲で、昔は首を縦に振り続けられたような気がする。狂熱のライブで、この曲のソロというかフリータイムみたいなとこが一番興奮したかな。
「Ramble On」おっアコギの音がシャリシャリと綺麗に録れてるね。
「Heartbreaker」そうそう新米のギター小僧にも、この曲のリフは弾きやすくて、カッコよくて、カットテープに合わせて弾きながら、夜な夜な酔いしれてたヤツがいたんですよね。
「Immigrant Song」ドラマーとギターのリズムが完全にシンクロするとカッコ良いけど、合わないとダサいねって気づいたんだよね。
「Since I've Been Loving You」最初に聞いた高校生の頃、演歌みたいだと思っててごめんなさい。今思えばこの精神は Janis Joplin じゃね。
「Rock And Roll」高校生の頃のウチのバンドのライブの〆はこれでした。
「Black Dog」大好きな曲でしたが、私より上手くこの曲を弾ける人がいたので高校生の時、人前でこの曲を弾くのは封印してました。
「When The Levee Breaks」ブルースハープ使ってスライドギターも入れて、こんなロックができるんかい。
「Stairway To Heaven」アメリカの楽器屋でこの曲でギターを試奏してはいけないらしいが、昔の日本の高校生に、そんな非常識は通用しなかった。
「Song Remains The Same」これが私の青春の思い出のひとつでもある
「Over The Hills And Far Away」アコースティックからエレクトリックなバンド演奏にすればカッコイイと思ってんだろうけど、そうだね。
「D'Yer Maker」ハードな曲も良いけど、レトロなテイストで Robert Plant の喘ぎ声のような歌が堪能できて幸せになれる。
「No Quarter」ばかやろう。シンミリするじゃねえか。
「Trampled Under Foot」ロックばかりではなくて、Stievie Wonder も聴いていていたんですね。なるほど Zep がやると、あのサウンドはこうなる。
「Houses Of The Holy」グシャグシャ加減が絶妙で、決めるとこはビシっと締めてるのね。
「Kashmir」このリフがロックになり荘厳な世界に発展する。おかしい。何か次元が違う。
「Nobody's Fault But Mine」Black Dog と構造が同じであっちの方がカッコ良いけど、こっちはこっちで、Robert Plant のハーモニカがセクシーじゃん。
「Achilles Last Stand」壮大すぎて力作すぎると思います。
「In The Evening」退廃したようなリフからのタイトになって、ギターがぶっ壊れるような音を出しやがって、なんかセクシーじゃないの。
「 All My Love」せつないって、感情を最近忘れていた。俺も聴いていた高校生の頃は多感だったんだな。


 2026年 現在はドラムのJohn Bonham 以外は健在で、Robert Plant については、たまに youTube で拝見すると未だに活動されている模様、John Paul Jones は、お見かけしていません。Jimmy Page については、すっかり歳をとられてからギターを触っていないのか、アドリブが全く弾けていないとか、ゲストで出ているのに、ほぼ弾けていなくてニヤニヤしているだけとかの映像に出くわし嘆かわしいのですが、改めてこのアルバムを聴いて、エネルギーとアイデアに満ち溢れ、天才的なリフを量産し、自在なフレーズを連発する Jimmy Page は、やっぱりギターヒーローであったと再確認しています🎶

vocals, harmonica : Robert Plant
acoustic and electric guitars, production : Jimmy Page
bass guitar, keyboards, mandolin, recorders : John Paul Jones
drums, percussion : John Bonham

【Disc1】
1. Good Times Bad Times
2. Communication Breakdown
3. Dazed And Confused
4. Babe I'm Gonna Leave You 
5. Whole Lotta Love
6. Ramble On
7. Heartbreaker
8. Immigrant Song
9. Since I've Been Loving You
10. Rock And Roll
11. Black Dog
12. When The Levee Breaks
13. Stairway To Heaven

【Disc 2】
1. Song Remains The Same
2. Over The Hills And Far Away
3. D'Yer Maker
4. No Quarter
5. Trampled Under Foot
6. Houses Of The Holy
7. Kashmir
8. Nobody's Fault But Mine
9. Achilles Last Stand
10. In The Evening
11. All My Love

【DVD】
1. We're Gonna Groove
2. I Can't Quit You Babe
3. Dazed And Confused (Part)
White Summer (Part)
4. What Is And What Should Never Be
5. Moby Dick (Part)
6. Whole Lotta Love
7. Communication Breakdown
8. Bring It On Home
9. Bring It On Back
10. Immigrant Song
11. Black Dog
12. Misty Mountain Hop
13. The Ocean
14. Going To California
15. In My Time Of Dying




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月25日土曜日

Orquesta De La Luz / La Aventura


 ニューヨークで録音され、アメリカのグラミー賞トロピカル・ラテン・アルバム部門にノミネート、立て続けにプラチナ・ゴールド・ディスク受賞した作品です。当時の日本でもTVのニュースに連日取り上げられ、日本にもサルサ・ブームを引き起こし、この時サルサを踊る日本人も増えました。私たちの大学のジャズ研でもOrquesta De La Luz のコピーは無かったですが、ラテンのコンボが多数発生し、私のラテンを聞くきっかけともなりました。原宿のクロコダイルでの Orquesta De La Luz のライブを見に行きましたが、凱旋帰国直後であったこともあり日本にこんなにラテン・ピープルがいたのかと大いに盛り上がったライブであったことを記憶しています。


 このアルバムは1993年リリースの通算5枚目で、まさに黄金期に作成したアルバムでアレンジもゴージャスで、サウンドはヨーロッパ、アメリカ系のダンス音楽で好まれるスペーシー感も取り入れています。また4曲目に Cyndi Lauper のヒット曲 Time After Time を取り入れ、ハープに Toots Thielemans をゲストに迎え、8曲目には、アメリカ人ソウル好きには絶大な信頼感のある Stevie Wonder の I Can Only Be Me に、1980年代にシンセR&Bで成功した The System のリードボーカリスト Mic Murphy を迎え入れ、アメリカ人に焦点を絞った売れ筋かなり意識した計算がされていることも見て取れます。また改めて聴いてみて、売れ筋のみを意識したチープさは無く丁寧につくられたことがわかる、エンターテイメント性もあります。
 世界中で話されている母国語は人口の一番多い中国ですが、2番目はスペイン語で4.8億人、英語の3.8億人を1億以上、上回っています。ボーカルのノラさんも、ほぼスペイン語で、どのぐらいネイティブ感があるのかはわかりませんが、わかりやすい発音なのは間違いなく正調な発声であり多くの人のに受け入れられた素地の一つであると想像できますし、日本人がサルサって言う珍しい切り口で聞いてみたら、パーカッションもホーンも最高じゃねえか、踊るのにも最高じゃん、みたいなことが起こったんでしょう。


 以前、ペルー大使館の独立記念日のオールナイトパーティに友人が演奏するので私も見に行ったら、おじいちゃん・おばあちゃん・若者の全てが、サルサやスペーシー系ラテン・ディスコ・ミュージックに合わせて踊りまくっていて、リズムがはっきりとしていて、様式美に沿った踊れる要素は大事なんだなと感じたことを思いだしました🎶

vocals, chorus : Nora
vocals, chorus, percussion, bongos, cowbell, bata : Carlos Kanno
piano, synthesizer, chorus : Satoru Shionoya
trumpet, flugelhorn : Shiro Sasaki
trumpet, flugelhorn : Shigeru Terauchi, Yoshihito Fukumoto
trombone : Hideaki Nakaji, Taisei Aoki

【Guest】
chorus : Adalberto Santiago (7)
guitar : Jose Febles (10)
harmonica : Toots Thielemans (4)
vocals : Mic Murphy (8)

producer : Orquesta De La Luz

1. Move It!
arranged by Satoru Shionoya
music by Nora, Satoru Shionoya
words by Kay Wakabayashi, Nora
2. Arroz Con Salsa
arranged by Satoru Shionoya
words by, music by Nora
3. Despues De Ti
arranged by Oscar Hernandez
words by, music Gustavo Márquez
4. Time After Time
arranged by Carlos Kanno, Satoru Shionboya
words by, music Cyndi Lauper, Rob Hyman
5. Soy Sincera
arranged by Satoru Shionoya
words by, music y Nora
6. Pier 72
arranged by Satoru Shionoya, Taisei Aoki
written-by Taisei Aoki
7. Mucho Trabajo, Poco Dinero !!
arranged by Satoru Shionoya
words by, music by Luis Sartor
8. I Can Only Be Me
arranged by Satoru Shionoya
words by, music by Stevie Wonder
9. Acercate Mas
arranged by Jose Feblés
words by, music by O. Farres
10. La Aventura De Vivir
arranged by Jose Feblés
written by M. Selles, T. Ten




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月24日金曜日

Wendell Harrison / An Evening With The Day Devil


 発売は1972年。カルト宗教を連想させるジャケット・デザイン。そしてタイトルは直訳で「悪魔との夜」。今までライナーノーツの字が小さすぎで英語なのでスルーしていたのですが、今回はスキャンした画像をAIでOCRしたのでばっちり読めました(でも結構びっちり書いてあるので解読に時間はかかりました)


 解読してわかったのが、ジャケット・デザインの外側は、Wendell の占星術チャート(ホロスコープ)で、ホロスコープの中にいるのは The Tribe なる異様な生物( Tribe は、このアルバムの発売レーベルの名前でもあります)その注釈がかなり長文かつ難解でしたので自分で要約していると訳がわからなくなったのでAIに要約してもらいました。

1. アートワークの象徴性
アルバムのジャケットは単なる装飾ではなく、音楽の内容と密接に結びついています。
・デザイン: 裸の男が膝をつき、片手に「知的なプロパガンダや抑圧的な支配層」を象徴する
・頭蓋骨を、もう片方の手に「警察権力や社会の暗部」を象徴するシステムの足を持っています。
・占星術チャート: 中央の人物を取り囲む占星術チャートは、この過酷な社会(モンスター)の中で均衡を保とうとするすべての黒人の象徴です。
2. 「正義」への追求
執筆者のグラント・マーティンは、ニクソン政権が掲げた「法と秩序(規制と成長の停止)」ではなく、人間の環境改善と心身の成長を意味する「正義」を重視しています。
3. 「ザ・トライブ」の理念と役割
「ザ・トライブ」はアフリカの村の共同体をモデルにしており、デトロイトのコミュニティを「村」と見なして活動しています。
・音楽の目的: 社会のストレス、緊張、不協和音をありのままに反映し、文化に有益な教育的役割を果たすことを目指しています。
・芸術と文化: 芸術をそのルーツである文化から切り離すことはできず、音楽は環境を描写する「増幅器」でなければならないと考えています。
4. 音楽性とメッセージ
本作は、ジャズ、ロック、アフリカのポリリズムを融合させた5つの楽章からなる組曲形式で、ポエトリー・リーディングも取り入れられています。 ジャズという芸術が苦難の歴史から革新を繰り返してきたように、彼らもまた音楽を通じて聴き手の意識(心、体、精神)をより高いレベルへと引き上げ、癒やしをもたらそうとしています。
 Wendell Harrison は、スピリチュアル・ジャズという分野の方で、このアルバムのレーベルTribeをトロンボーンの Phil Ranelin とともに1972年に創設。この手のスピリチュアル・ジャズはブラック・ジャズとも呼ばれているようです。


「Mary Had An Abortion」何をポエトリー・リーディングしていたかは理解できませんでしたが、Abortion は中絶ですから、あんまりポジティブではないでしょう。そこからフリー・ジャズに展開し次の曲へ続きます。
「 Where Am I」1曲目から引き続くフリー・ジャズですが、爆発系ではなく混沌系です。途中から静かなジャズへと移行して穏やかに聴いていると、テーマが終わった後に入るキメにドキっとします。
「Vol II Angry Young Men - Part I」「Vol II Angry Young Men - Part II」 Part1 が、1分1秒で、似たような演奏で Part2  に続きます。録音が違う2つのバージョンを続けたのか?モヤモヤします。フリーでは無いですが完全インプロっぽい。前に聞いた時には感じなかったカッコ良さがあります。
「Consciousness」ベースのアルコが生き物が動き回っているように聴こえ、それをバックにポエトリー・リーディング。Consciousness は日本語で意識。
「Rebirth」なるほど1曲目のタイトルから続き、ここで復活となり、それを想起させるイメージさせる現代音楽のようなマーチング。輪廻転生みたいなことがテーマなのか。
「 Farewell To The Welfare」最後は5分23秒のファンクセッション。陽気なんですが底の方に闇が見え隠れするBメロ、聴いているうちに5分とは思えないほどあっという間に終わります。これも興味深い演奏です。

 以前の私では完全に興味の無い分野でしたが、久しぶりに聴くと中々の作品です。根底に流れる思想が理解できると更に面白いのかもしれませんが、はまると深そうなんで今のところ遠慮しときます。音楽好きの集う行きつけの「おでんバー」は、フリージャズがお好きな方も多いので今度持って行きます🎶

tenor sax : Wendell Harrison
electric piano : Charles Eubanks
bass : William Austin
drums : Ike Daney
trumpet : Charles Moore
trombone : Phil Ranelin
flugelhorn : Marcus Belgrave
vocals (poetry) : Black Messengers, Oba, Vajava

produced by Wendell Harrison Recorded at Pioneer Recording Studio, Inc., Detroit Poetry by the Black Messengers, Oba and Vajava

1. Mary Had An Abortion
2. Where Am I
3. Vol II Angry Young Men - Part I
4. Vol II Angry Young Men - Part II
5. Consciousness
6. Rebirth
7. Farewell To The Welfare




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

Gemini の音楽生成AI機能使ってみました その1

 


 日頃はGoogle の Chrome をメインブラウザで使っていて、2026年2月18日から音楽生成AIの Lyria3 が搭載されたのには気づいていました。

 興味が無かったわけではありませんが、使わずに来てたんですがせっかくだから試してみようかと使ってみました。画像や動画をアップロードしてその雰囲気に合わせた楽曲を作ることも可能とのことですが、今回はテキストの指示(プロンプト)でどこまで作れるのか試してみました。

とりあえずテキストで

60年代ジャズをヒップホップのリズムで表現した、ウッドベースとサンプリングドラムが響くジャズ・ラップ

なるほど、最初はダサい感じでできてきました。テキストで書いたことが引用されてラップになってしまいました。ラップって書いたけど、ラップ無しのサウンドにしたかったんでプロンプト書き換えます。

スピード感のあるハード・バップのジャズを、デジタルなリズムのドラムと、スラップ風のウォーキングベースで

でも、前に書いたプロンプトが残っているのでラップが残ります(ナルホド)

ボーカル無しで

ベースの低音をもっと効かせてください

トランペットにミュートをかけてください

注文を色々つけてみますと出来上がってきたのがこれ、「Sharp_Turn_at_Midnight」なんてタイトルまでつけられてます。


 もっとベースがブンブンしてるのが作りたかったんで、自分でイメージしてたようには仕上がりませんでしたが、悪くは無い出来です。プロンプトの書き方で変わってくるのでしょうから、クセをつかめば結構面白いことができそうです。何ができるのか、どこまでできるのか。しばらく探っていきたいと思います。

定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。


  

2026年4月23日木曜日

Eric Clapton & Friends / The Breeze An Appreciation Of JJ Cale


 2013年7月26日に死去したJ.J.ケイルへの翌年に追悼アルバムとして Eric Clapton が友人のミュージシャンとともに、制作、発表されたトリビュート作品です。ブルース、ロカビリー、カントリー、ジャズが融合したサウンドで、タルサ・サウンドの創始者の1人として知られる Cale は1938年12月5日にオクラホマ州オクラホマシティで生まれ、同州のタルサで育ちタルサ・セントラル高校を卒業。1960年代初期にロサンゼルスへ引っ越して、最初はスタジオ技術者として働いていましたが、アーティストとしてはほとんど成功せず、音楽業界から離れることを考えていたが、Eric Clapton が初のソロ・アルバム Eric Clapton (1970年)で Cale のカバーで After Midnight を録音して転機が訪れ、Cale の初のアルバム Naturally (1971年)に発表。彼の音楽性は、レイド・バック・サウンドとも呼ばれ、Clapton は、Slowhand (1977年)で Cocaine をカバーし、Randy Crawford, Waylon Jennings, Kansas, Lynyrd Skynyrd, Bryan Ferry, Tom Petty などなど多くのミュージシャンが彼の曲をカバーしています。


「Call Me The Breeze」ああ Clapton のLay Down Sally だって直ぐに思い出させてくれるサウンドです。他のカバーでは Lynyrd Skynyrd は少し ZZ Top っぽいロックンロールで演奏しています。
「Rock And Roll Records」カントリーっぽいロックで歌詞をおきに行くように、ささやくように歌うのも特徴的。 
「Someday」レトロでカウボーイ映画に出てきそうな曲です。ギターは Christine Lakeland,  Don Preston, Don White, Mark Knopfler の4人が参加。
「Lies」いぶし銀のようなサウンドと形容して良いでしょう。Clapton が John Mayer を従えて心を込めて歌いながら、ギターで語ってます。
「Sensitive Kind」この曲を聴いて、オリジナル聴いて  SANTANAのライブ 聴いてってやってると、あの Black Magic Woman は、この曲があったので生まれたのかな と思うところあり
「Cajun Moon」ジャジーなトコでは Randy Crawford のカバーが有名みたいです。なんでもないブルースにも聞こえますが、ささってる人も多いようです。
「Magnolia」深いとこにくる良い曲です。ここは Clapton が John Mayer と押さえてます。カッコ良いです。 
「 I Got The Same Old Blues」レイドバックサウンドに戻ってきます。Tom Petty も参加ですが完全に Clapton & Friends でよくあるサウンドが、ここに源流アリなんですね。
「Songbird」オリジナルが聴けてないんですけど、どこで聞いたんだか知ってます。このサビは覚えがあります。Willie Nelson の人選もぴったりです。
「Since You Said Goodbye」この曲を聴いてると色んなアーチストのフレーズが複数、頭に浮かんできます。影響を与えたのか、JJ Cale が全部内包してしまったのか。
「 I'll Be There (If You Ever Want Me)」いかにものカントリーロック。 Don White 今までギター弾いてだけですが、ここでは歌ってます。歌わせろって感じでしょうか。
 「The Old Man And Me」Tom Petty のボーカルです。このアルバムで3曲ボーカルをとってますが、JJ Cale の影響を強く受けた人の一人なんでしょう。マッチしてます。
「Train To Nowhere」レイドバックサウンドに乗って、鉄道に乗ってアメリカの大地を旅してる感じあります。ピキっとしたギターのサウンド。 Clapton が、この曲調の時に決まって使うフレーズも入ってて上手い演出も感じます。
「Starbound 」Willie Nelson が歌うとどこかで聞いたことがある気になるんでしょうか。これも頭の中にあるんですよね。
「Don't Wait」文句なしにカッコ良いです。大勢参加のように聴こえますが John Mayer との子弟コンビで、もっていってます。 
「Crying Eyes」サビの部分どのバンドか思い出せませんが持って行ってますよね。これも聞き覚えがあります。最後に Derek Trucks が出てきて締まります。
 

原曲は確実に聴いてないはずなんだけど、何か聞き覚えのある音が多かったです。それだけ色んなアーチストに愛されてきた人なんですね。これも良いアルバム🎶

bass : Nathan East
drum programming, percussion : Simon Climie
drums : Jim Keltner
drums (Additional) : David Teegarden, James Cruce, Jamie Oldaker, Jim Karstein
organ (Hammond), piano, electric piano (Wurlitzer) : Simon Climie, Walt Richmond
tabla : Satnam Ramgotra

producer : Eric Clapton, Simon Climie

1. Call Me The Breeze / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Albert Lee
2. Rock And Roll Records / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Tom Petty
guitar : Reggie Young
3. Someday / J.J. Cale, Walt Richmond
vocals : Mark Knopfler
guitar : Christine Lakeland
guitar : Don Preston, Don White, Mark Knopfler
harmonica : Mickey Raphael
4. Lies / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
5. Sensitive Kind / J.J. Cale
vocals : Don White
guitar : Don White
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
6. Cajun Moon / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Reggie Young
7. Magnolia / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
8. I Got The Same Old Blues / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Tom Petty
guitar : Reggie Young
backing vocals :  Simon Climie
9. Songbird / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton, Willie Nelson
guitar : David Lindley
guitar (Trigger) : Willie Nelson
harmonica : Mickey Raphael
backing vocals :  Michelle John, Sharon White
10. Since You Said Goodbye / J.J. Cale
vocals : Eric Clapton
guitar : Doyle Bramhall II
11. I'll Be There (If You Ever Want Me) / Ray Price, Rusty Gabbard
vocals : Don White, Eric Clapton
guitar : Albert Lee
dobro : Eric Clapton
12. The Old Man And Me / J.J. Cale
vocals : Tom Petty
pedal steel guitar : Greg Leisz
13. Train To Nowhere / J.J. Cale
vocals : Don White, Eric Clapton, Mark Knopfler
guitar : Don Preston, Don White, Mark Knopfler
harmonica : Jimmy Markham
backing vocals : Christine Lakeland, Michelle John, Sharon White
14. Starbound / J.J. Cale
vocals : Willie Nelson
guitar : Derek Trucks
guitar (Trigger) : Willie Nelson
harmonica : Mickey Raphael
pedal steel guitar : Greg Leisz
15. Don't Wait / J.J. Cale, Christine Lakeland
vocals : Eric Clapton, John Mayer
guitar : Eric Clapton, John Mayer
backing vocals : Christine Lakeland 
16. Crying Eyes/ J.J. Cale
vocals : Christine Lakeland, Eric Clapton
guitar : Derek Trucks, David Lindley



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

2026年4月22日水曜日

The Brecker Brothers Collection Volume1


 Michael Brecker が、2007年1月13日に白血病で亡くなったとの悲報をニュースで見たのは転勤で名古屋に住んでいた時でした。時々行っていたロックバーに Heavy Metal Be Bop を持ちこんで爆音でかけてもらい追悼しました。後から来たロックファンの方にも、称賛していただき、何か誇らしかったことを思いだします。


 The Brecker Brothers は、1975年にデビューして1982年に活動停止、1990年再始動するも2007年に Michael Brecker が白血病で死去し永年停止しています。このベストコレクションは1975年~1981年のロック寄りの録音を中心に収録されています。


「Skunk Funk」 やはりベスト盤であれば1曲目はこれです。ロック、ファンク、ジャズ全ての要素が詰まったこの曲の1曲目の選曲は賛成です。この盤での曲名は Skunk Funk ですが、他の盤や他アーティストのカバーでも「Some」がついて、Some Skunk Funk が一般的です。収録しているのは 1975年の スタジオ盤での初作品 The Brecker Bros. です。ライブの Heavy Metal Be Bop が一番燃えますが、youTube で見た、Mike Stern との共演のライブなんかも良いです。学生時代にコピーして10人ぐらいのバンドで学園祭で大いに暴れた盛り上がったこともあり、思い出深い曲です。メンバーを追ってみたら、このバージョンは Sanborn, Will Lee,  Harvey Mason も参加で、そりゃあ良いわけだ。
「Sponge」次も同じスタジオ・デビューアルバム  The Brecker Bros. から。Will Lee のベースのイントロ部分の他随所で使われるワウが気持ち良く、トランペットなども随所にエフェクトをかけたフレーズを使ったりと、なんかロックバンドっぽい Brecker Brothers 特有のサウンドRandy Brecker の作曲で、耳に残る印象的なフレーズをつくる人なのがわかります。
「Squids」次も Randy Brecker 作曲で、アルバムは1977年 Don't Stop The Music に変わります。曲調はやはり Brecker Brothers ぽいんですが、ロックっぽさが消えるのは Steve Gadd にドラムが変わったからか。ギターは Steve Kahn & Hiram Bullock の二人ですが、テーマ部分とバッキングがメインであまり前には出てきていない贅沢な起用。
「Funky Sea, Funky Dew」アルバムは、またも1977年 Don't Stop The Music からになります。作曲は Michael Brecker で、やっぱりRandy Brecker とは雰囲気が変わって、ソウルっぽい感じで柔らかい感じがします。とはいえ全ての曲が明確な違いがあるわけはないので、今後の Brecker Brothers でも聞き比べてみるのも面白いと思います。
「Inside Out」大好きなアルバム 1978年の Heavy Metal Be Bop から曲になります。作曲は Randy Brecker で、シャッフルのブルースコード進行の、もはやロックで非常に攻撃的で やはり Michael Brecker とは違う方向性の作曲だよなと再認識。ドラマーの Terry Bozzio は Frank Zappa, Missing Persons などにも参加したプログレ、ロック系なので豪快、ベースの Neil Jason は、John Lennon, Billy Joel, Roxy Music, Mick Jagger, Pete Townshend, Paul McCartney, Paul Simon, Kiss, Gene Simmons・・・と大物ミュージシャンの録音に数知れず参加している凄腕、Barry Finnerty は、暴れん坊っぽいギターをこの曲で弾いているんですが、意外にも Miles Davis, The Crusaders, the Brecker Brothers, Hubert Laws, Ray Barretto などとの共演が多いジャズ系ギタリストです。
「Dream Theme」曲は1980年 Detente からで、作曲は Michael Brecker になります。アルバム自体の路線は完全に強力なブラコンR&Bで、この曲もそっち系です。メンツはピアノ Don Grolnick はいつものメンツで、ギターは Jeff Mironov & David Spinozza、ベースが  Marcus Miller、ドラム Steve Gadd で、私の好きなフュージョン時代の David Sanborn の参加部隊。コマーシャルなフュージョン全盛時代は、やはり彼らに支えられていたのだとここでも再認識。
「I Don't Know Either」前曲と同様、1980年 Detente からで、作曲は Michael Brecker になります。前曲との違いは、ブラコン味が抜けたフュージョン・サウンドになった点ですが、こちらの方が Brecker Brothers らしさが出ている楽曲かと思います。同じアルバムですが演奏メンバーは変わり、ピアノが Mark Gray、ドラムが Steve Jordan、パーカッションが Airto。
「Bathsheba」アルバムは変わり、1981年 Straphangin' 作曲は Michael Brecker のサンバ・リズムのフュージョンです。こうやってアルバムの代表曲を年代順に聴いていくと、最初の頃のロック魂を見せるバンドから純フュージョンへと変化していったのがわかるので、このベスト聴きながら途中で、年代順に並べただけで工夫が無い安物か、と思いましたが、いやこれはこれでありです。
「Straphangin' 」アルバムは前曲と同様、1981年 Straphangin' の主題曲で、作曲は Michael Brecker ですが、Randy Brecker の作風っぽさを感じます。
「Threesome」1981年 Straphangin' のから3曲目で、作曲は Randy Brecker に前曲と真逆に Michael Brecker っぽさを感じます。只ですね、ずっと聴いてくると初期の荒々しい感じが亡くなってテクニカルになってくると段々物足りない感はでてきますね。
「East River」 でラストは  Heavy Metal Be Bop 1978 に戻ってきました。物足りないと言ってすいません。年代順に並べただけで工夫が無い安物なんて、思ってすいません。

 改めてライナーノーツを見れば、往年のアルバムのプロデューサー Michael Cuscuna 氏と The Brecker Brothers 本人が選曲しているとのこと。それは一番よく知っている人達が制作している訳で、いや良いベスト盤でした。Vol2 が出ているのかと思って調べたら、ちゃんと出てました。曲が被っていたりするので、おそらく録音が違うヤツが入っているのかと思います🎶

series director: Steve Backer
compilation produced by Michael Cuscuna & The Brecker Brothers

1. Skunk Funk / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker 
alto sax : David Sanborn 
keyboards : Don Grolnick
guitar : Bob Mann
bass : Will Lee
drums :  Harvey Mason
percussion : Ralph MacDonald
( The Brecker Bros. 1975) 
2. Sponge / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
alto sax : David Sanborn 
keyboards : Don Grolnick
guitar : Bob Mann
bass : Will Lee
drums :  Harvey Mason
percussion : Ralph MacDonald
( The Brecker Bros. 1975) 
3. Squids / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Don Grolnick & Doug Riley
guitars : Steve Kahn & Hiram Bullock
bass :  Will Lee 
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald
4. Funky Sea, Funky Dew / Michael Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Don Grolnick & Doug Riley
guitars : Steve Kahn & Hiram Bullock
bass :  Will Lee 
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald
5. Inside Out / Randy Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
guitar : Barry Finnerty
bass : Neil Jason
drums : Terry Bozzio
percussion : Sammy Figueroa & Rafael Cruz
6. Dream Theme / Michael Brecker
trumpet  : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
electric piano : Don Grolnick
guitar : Jeff Mironov & David Spinozza
bass : Marcus Miller
drums : Steve Gadd
percussion : Ralph MacDonald 
string synthesizer : George Duke
7. I Don't Know Either / Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
tenor saxophone : Michael Brecker 
electric piano : Mark Gray
synthesizer : George Duke
guitar : Hiram Bullock
bass : Neil Jason 
drums : Steve Jordan
percussion : Airto
8. Bathsheba / Michael Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
9. Straphangin' / Michael Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
10. Threesome / Randy Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
9. Straphangin' / Michael Brecker
trumpet : Randy Brecker
tenor sax : Michael Brecker
keyboards : Mark Gray
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
percussion :  Manolo Badrena , Sammy Figueroa 
11. East River / Neil Jason, Bret Mazur, Kash Monet
trumpet & handclaps : Randy Brecker 
tenor saxophone & handclaps : Michael Brecker
guitar : Barry Finnerty
electric piano : Paul Schaeffer
bass, lead vocal: Neil Jason
drums : Terry Bozzio & Alan Schwartzberg
tambourine : Victoria 
percussion, background vocals, handclaps : Kash Monet
Jeff Schoen & Roy Herring : background vocals 
handclaps : Bob Clearmountain




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。