2026年5月1日金曜日

The Police / Synchronicity


 全米NO1のヒットとなった1983年にリリースされた「Every Breath You Take」を収録。パンク、ニュー・ウェイヴ、レゲエ、ジャズといった多様な要素を飲み込み、独自のサウンドへと昇華させてきた彼らのラストのアルバムです。
 スティングが心理学者ユングの「意味のある偶然の一致(共時性)」という概念にインスパイアされて制作されました。前作までに見られた「ホワイト・レゲエ」の要素は少なく、シンセサイザーの大胆な導入や、より複雑でポリリズミックなアプローチが目立ち 一音一音に意図を感じさせるアンディ・サマーズのギター、タイトで変幻自在なスチュアート・コープランドのドラム、そしてスティングの哲学的な歌詞とメロディが融合した傑作だと思いますが、この作品の制作時点でメンバーの関係性は悪化していて、この後に活動を停止します。


「Synchronicity I」勢いのあるロックな8ビートのリズム、キーボードが鳴り続けて意外だけど、Sting のボーカルで、やっぱり Police なんだなと思い、サビの部分での Andy Summers のコードワークで、やはり Police なんだなと感じる。
「Walking In Your Footsteps」アフリカンなリズムに今までとは違うものを感じながら、シンプルなメロディーで淡々と歌い、オクターブ上で叫ぶような歌に変わる。やっぱりPolice は  Sting なんだなと改めて思う。
「O My God」今までの3曲の中で、従来の Police サウンドを感じてホッとします。軽めではありますが、よく聴くとシリアスなサウンドで有り、最後はサックスも入り、フリージャズっぽい展開になってます。
「Mother」ここまで Sting の作曲だったのが、ここで、このアルバムでの Andy Summers の作品になります。評判が悪いらしかったですが、この爆発する感じは私は好きです。ここまで Police の色を消したものを、ぶち込んでくる Andy Summers と狂気の叫びは良いけどなあ。
「Miss Gradenko」エスニックで旋律はアフリカン。Police の色を感じて作風は Sting っぽいけど、こちらは唯一のドラムス担当の Stewart Copeland 作品。結構難しめの小技も入れていてマニアな感じがしたりします。
「Synchronicity II」Sting 作に戻ります。Ⅰとの関連性は楽曲の作りでは見えません。歌詞の内容はⅠでは何やら難しい Synchronicity の説明で、科学も太刀打ちできず論理と因果は結び付かないものが世の中にはあるみたいなことのようなことが書かれていて英語歌詞を読んでいても内容が実に掴みづらい。Ⅱでは、全く変わって日常の風景が描写され、都会のサラリーマンの精神的な崩壊が、遠く離れたネス湖の怪物につながっているみたいな、SFチックな内容になっています。深すぎて訳が分かりませんが、曲は直線的な売れ筋ロック調  Sting 風味でカッコ良いじゃありませんか。
「Every Breath You Take」そして世界的に売れてしまった曲が登場します。改めて聴いても耳に残る良い曲で、楽器を始めたばかりのギター小僧にとっては少しばかり難しい 9th を全てのコードに取り入れたギターのリフに、これ弾けたらカッコ良いんじゃねえかと一生懸命練習しているうちに、この曲の魅力に取りつかれ脳内に焼き付けられた人は多いはず。作曲は Sting ですが、Andy Summers は、やっぱり偉大なギタリストであり、ゴテゴテしない最適なドラムワーク、The Police の魅力が詰まっています。 


「King Of Pain」これも流行った曲で、Police っぽいメロディーラインと従来と同じようなアレンジが嬉しい曲です。拍をくう箇所もメリハリがついて印象が濃くなる仕掛けも、さすが Police で、一筋縄ではありません。
「Wrapped Around Your Finger」レゲエ・リズムを基調として、これも Police っぽい。音と音の間にある空間のようなものが気持ち良い曲で、洗練されています。
「Tea In The Sahara」サハラ砂漠でお茶をって、映画みたいなタイトルです。この曲はPaul Bowles の小説 The Sheltering Sky の一節にインスパイアされてた曲で、砂漠で王子様と茶を飲むことを夢見て待ち続けるが、その夢かなわず、いつしかティーカップの中に砂が・・
「Murder By Numbers」最後は Sting が歌詞、作曲は Andy Summers、ジャズ風の曲調に、殺人を「事務的な作業」や「芸術」として、さらには「政治の道具」として描くブラックな内容。


 購入時は Every Breath You Take が入ってるアルバムが懐かしいと思って購入したので、軽く聴いてましたが、本気でアルバムを聴きながら書いていたら色んなことが盛り込まれていました。よく考えてみれば、発売前に Every Breath You Take が売れるのはわかっていたはずなのに、タイトルを Synchronicity にしたってことは、商業的なものより志に重点が置かれていると、なるほど理解できます。アルバムを作るために、めんどくさい話し合いがなされたものと推測もでき、その結果解散なのか、解散前にメモリアルで徹底的に考えたアルバムを作ったのか、思ったより、これを書くのに力入りました🎶 

bass , vocals : Sting
guitar : Andy Summers
drums : Stewart Copeland

producer : Hugh Padgham, The Police

1. Synchronicity I / Sting
2. Walking In Your Footsteps / Sting
3. O My God / Sting
4. Mother / Andy Summers
5. Miss Gradenko / Stewart Copeland
6. Synchronicity II / Sting
7. Every Breath You Take / Sting
8. King Of Pain / Sting
9. Wrapped Around Your Finger / Sting
10. Tea In The Sahara / Sting
11. Murder By Numbers / word Sting, written Andy Summers


▶ Mother


定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

Gemini の音楽生成AI機能使ってみました その2

 


Gemini の音楽生成機能でどんなことができるのか?

今回はコードを指定して曲が作れるのか試してみました。まずは Gemini に聞いてみます。

Gemini の音楽生成で、コード進行を指定することはできるのか

はい、Geminiの音楽生成機能では、プロンプトを通じてコード進行を指定することが可能です。例えば、「C - G - Am - F のコード進行で、爽やかなアコースティックギターの曲を作って」というように、具体的なコード名を伝えてみてください。また、「王道のカノン進行で」「切ないジャズ調のコード進行で」といったイメージでの指定も有効です。

なるほどできるのか。凄いな。では

Cのコードだけで、インストのファンクを作って


できましたが、キーは「F」のような気がします。でも Geminiは 「Cのコード一発でノリを生み出す、インストゥルメンタル・ファンクを作成しました。タイトなドラムとベースのグルーヴをぜひお楽しみください。チャット内で再生できます」と自慢してきます。

まあ、しょうがない。それでは

コードをFにしてみて


うーん。キーは変わっていないような気がするんですけど。「音楽の編集スキルはまだ練習中ですが、ベストを尽くしてコードをFに変更したファンク・トラックを作成しました」って違うでしょ。でも、出来ないとあきらめるよりは、努力をした結果を提示するのは姿勢としては悪くないと評価します。

「できます」と虚勢を張っていますが、能力が不足していることが理解できましたので(コード進行の指定をしたりしましたが、同様でした)、気を取り直して少し違った方向で要請してみます。

テンポをもう少し遅くしてみて


今度は「音楽の編集スキルはまだ練習中ですが、ベストを尽くしてテンポを少し遅くしたバージョンを作成しました。より落ち着いた、深みのあるグルーヴになったと思います」と頑張ってくれてます。

が、テンポは遅くなったが、レゲエになっとるやんけ!

まあ、これも結果的には意図したものとは違いますがカッコ良いので良しとします。こちらのプロンプトの書き方も悪いんだとは思いますので、研究課題は残ります。

その1・・手始めに作ってみたら、スリリングなフュージョン

定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。