2026年5月10日日曜日

Soil & Pimp Sessions / Planet Pimp


 昔々ジャズ、ラテンを中心としたライブハウスを借りて、ブラス・ロックをやったらオーナーのママさんに「あんた達、音がでかいわよ」って注意されたんだけど、そのまま本番はやりました。さて、Soil & Pimp Sessions ですが、日本のジャズシーンにおいて「爆音ジャズ(Death Jazz)」という独自のスタイルを確立した、世界的にも評価の高いバンドです。
 特徴としては、ジャズのテクニックを基盤にしながらも、パンクやロックのような激しいエネルギー、そしてフロアを揺らすダンスミュージックとの融合、故に静かに座って聴くジャズではなく、観客を踊らせ、煽るタイプ。楽器を弾かずに観客を盛り上げ、バンドの熱量をコントロールする社長(アジテーター)」の存在もユニーク。派生として  J.A.M / Jazz Acoustic Machine で、丈青(Pf)・秋田ゴールドマン(Ba)によるピアノ集団も、ジャズをベースに、ヒップホップ、ハウス、ロックの要素を取り入れた活動をしている。


「I.N.T.R.O.」これからライブが始まるパターンの嵐のSE。パイプオルガンの重厚な音。よう
「Hollow」圧倒的な疾走感で、ラジオでの早口での緊急放送のようなアジテーターの煽りはパンクですが、夜明けのようなテーマになり、ライブのオープニングに使いそうな感じです。
「Storm」四方八方から強風に煽られて飛んできた音に、全身が激しく叩きつけられる。
「Fantastic Planet」 TOYOTA HARRIERのCMソングに起用された曲なので記憶にある人も多いことかと思います。2008年のことなのでうっすらですが、私の記憶にもあります。爆音ながら、ネバっこくランニングするベースが素敵だと思っていたら、いつの間にかサンバに。
「Go Next!」シンセの音にポップで簡単なリフとジャズが組み合わさって、ハードロックのキーボードソロを入れるとこうなる。
「Darkside」パンクっぽいやつばかりではない。インテリっぽい流れで quasimode っぽいこともできます。普通のバンドで、あればココがバラードに相当するのか。
「Sea Of Tranquility」ラテンジャズに、ダンスのビート。ベースもエレクトリック・ベースっぽい動きとウッドベースのうねりを組み合わせて、調和が見事。
「The World Is Filled By...」テクノも取り入れてきたかと思ったら、アジテーターの語りも入ります。そうかアルバムも丁度中盤なのでライブの2ndステージの始まり的なことを狙ってるのか。となるとこの後の展開はどうなる。
「Khamasin」爽やかでポップなピアノに、アウトしたサックスソロで延々いくかと思えば、しっかりリズム隊が入りアウトしたサックスは普通のブラス部隊に早変わり。後半は日本のフュージョンバンドでよく使われるラテンフュージョンのパターンがありジャパン感があるのが好印象。
「Struggle」おや、Darkside よりもインテリっぽいヤツが出てきました。この流れでハードバップをやられると、脳みそがそっちに戻らずパンクっぽく聞こえてたぜ。
「ミンガスファンクラブ」スパイ映画っぽい音に、掛け声がスカパンク。ミンガスは Charles Mingus のことと思いたかったのが違うようで。
「Mars」Soil & Pimp Sessions の得意の怒涛の爆音 Death Jazz パターン。このパターンだけで、3杯のメシが食えそうだ。ピアノ・ソロが素敵です。
「Satsuriku Rejects」物騒なネーミングの曲ですが、アーバンな雰囲気で大好きです。女性のコーラスはサンプリングですかね。
「Sorrow」ライブの締めくくりは大人な曲で締める。余韻を残してアンコールで爆発するのですが、スタジオ盤なので、アンコール曲は、この盤には入っておりません。


 何度聞いてもカッコ良いものはカッコ良い。この手の形状の音楽も今では珍しくも無くなってきましたが、先駆者としても称賛です🎶

SOIL & "PIMP" SESSIONS are 
Agitator : 社長
Trumpet : タフゾンビ
sax : 元晴
piano : 丈青 
bass : 秋田ゴールドマン 
drums : みどりん

all tracks performed and arranged by SOIL & "PIMP" SESSIONS
recorded at Victor Studio, Hitokuchizaka Studio & AVACO Creative Studio Mixed at Freedom Studio & AOBADAI Studio Assistant Engineer : Takamitsu Kuwano, Kohei Nakaya (Victor Studio), Ryosuke Fujii, Daisuke Yamamoto (Freedom Studio) Yasufumi Sugawara (Studio A-tone) Takahito Yamamoto (AVACO Creative Studio) Takafumi Kusumoto (AOBADAI Studio)

1. I.N.T.R.O.
2. Hollow
3. Storm
4. Fantastic Planet
5. Go Next!
6. Darkside
7. Sea Of Tranquility
8. The World Is Filled By...
9. Khamasin
10. Struggle
11. ミンガスファンクラブ
12. Mars
13. Satsuriku Rejects
14. Sorrow

▶ Hollow



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。

0 件のコメント:

コメントを投稿