2021年10月22日金曜日

本日のCD The Modern Jazz Quartet ♪ The Last Concert

 

 マンハッタン・ジャズ・クインテットとモダン・ジャズ・カルテットが異なるMJQだと気付き、知的で厳格な表情で演奏するMJQや、解き放たれたように楽し気な表情で演奏するMJQなどアルバムを聴くたびに発見があり楽しみになってきています。
 順を追って聞いているわけではありませんが、ラスト・コンサートなんてアルバムを聴くまでにはMJQを聴きこんでいるわけではないのですが、新宿のツタヤの中古コーナーにあったので購入しました。購入後即いつもの「おでんバー」で聴いたわけですが、何枚か他のアーチストのアルバムを聴いてこのアルバムを最後に聴いていたら2枚組だったので1枚聞いて時間切れとなりました。しかしあまりにも内容が良かったので次週この店で大音量で続きを聴こうと家では聞いてはいませんでした。私が自分のCDの持ち込みをするのは金曜と決めています。すると翌週の水曜に他の常連さんがこのアルバムを持って登場!私の金曜を待たずして2枚とも水曜に聴くこととなりました。別に新譜という訳では無いのになんという偶然でしょうか。何か運命を感じてしまうアルバムとなりました。
 MJQは、1952 年に  Milt Jackson (ミルト・ジャクソン)、John Lewis (ジョン・ルイス) 、 Percy Heath (パーシー・ヒース) 、Kenny Clarke (ケニー・クラーク)によって結成されました。メンバー交代は1955年にドラムが Connie Kay (コニー・ケイ) に代わった一回のみでほぼ同じメンバーでの22年間続く珍しいバンドでした。最後のライブは1974年11月25日、リンカーン・センターのAvery Fisher (Philharmonic) Hall (エヴリー・フィッシャー・ホール)で行われました。
 解散の理由は Milt Jackson (ミルト・ジャクソン)の脱退ですが、脱退にあたりミルト・ジャクソンは、1974年6月に「MJQで活動を続けてきたが物質的に恵まれることは無かった」と記者たちに感情的にしゃべっていたとのことです。ロックというエンター・テイメントで成金になったスターたちはいるがジャズ・ミュージシャンは儲からないというのが不満だったようです。MJQをやめてもロックスターになれるわけでもないし、何の解決にもならないのでこれが直接の脱退の原因とは思いませんが、何かしらの不満か精神的に不安定になる要素があったのでしょう。1981年に再結成はされるもののいったんこれでMJQは解散となり、このアルバムが収録されることになったわけです。
 収録曲はお馴染みのナンバーが収録され、演奏はやはり安定がありこれぞMJQの内容となっています。一糸乱れぬ演奏にクラシックのコンサートのような観客の拍手もジャズをエンターテイメントから芸術の領域まで高めてきた貫録が感じられます。MJQの演奏にはメンバーの緊張感が伝わるものがありますが、これはリラックスしたバージョンです。

vibraphone : Milt Jackson
piano : John Lewis
bass : Percy Heath
drums : Connie Kay

live at Avery Fisher (Philharmonic) Hall, Lincoln Center, NYC, November 25, 1974.
disc 2 (5 & 6) bonus track, not part of original LP

【Disc1】
1. Softly As In A Mornig Sunrise
2. The Cylinder
3. Summertime
4. Really True Blues
5. What's New
6. Blues In The Mirror
7. Confirmation 
8. Round Midnight 
9. Night In Tunisla 
10. Tears From The Children 
11. Blues In H(B) 
12. England's Carol 

【Disc2】
1. The Golden Striker
2. One Never Knows
3. Trav'lin
4. Skating In Central Park
5. The Legendary Profile
6. Concierto De Aranjuez
7. The Jasmine Tree
8. In Memoriam
9. Django
10. Bags Groove





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