このギターの音のゴリゴリとやるジャズ・ファンクは気持ち良い。2012年の8枚目のスタジオ盤で、サンフランシスコの Faultline Studios で録音されています。フォルトラインスタジオにわざわざ行って録音したんで、そのままアルバム名にしたんでしょう。それとも何か特別の思い入れがあるのか?faultline とは地質学用語で「断層線」とのこと。と見るとジャケットが断層の絵ですね。
さてこのアルバムのいつも通りのパワフルな極太のビートで実に刺激的、60年台後半大好きですと言う雰囲気が出まくってます。1曲目 You Mess Me Up なんかはミーターズがそのままタイムスリップしてきたかのような、年代物のサウンド。続く Way Out West はスリリングなインストのオルガン・ジャズ・ファンク。Yo Momma ではまた60年代に戻ってきた楽しいボーカル入ファンク。ギターのキュイ~ンと入るリフ・パターンはマネします。Mission Creep はまた、インストに戻りますがタイトなドラムとベース・パターンに合わせてギターがのっかってくるジャム的なファンク。Ding-A-Ling でまたボーカルものに戻ってきました。今度はJB風。Welcome To NOLA は少しレゲエ風のリズムに Papa Mali の語りの楽曲で楽器ソロ無しですがこれがカッコイイ。Summercamp はエレピを入れたフュージョンでこれまで飛ばしてきたライブの中休みのような感じですね。Redwood Jungle はサンフランシスコを根城とするホーン隊Jazz Mafia Horns (ジャズ・マフィア・ホーンズ)が参加するJBパターンが楽しい。Each To Their Own は浮遊感のあるインストでソロ長めの演奏メンバーが楽しそうな奴です。Make Up Your Mind イントロのオルガンとギターがカッコイイ60年代ファンクに逆戻りが嬉しい。アシッド的。Turncoat は少し外れたようなメロディーのボーカルもの。
ザ・ニュー・マスターサウンズはUKで盛り上がりましたが今は全世界ですね。このタイプのジャズファンクが盛り上がるのはヤジオは非常にうれしい。聞くだけでなくやりたくなってくるよね・・・やりたい。
guitar, vocals : Eddie Roberts
bass, vocals : Pete Shand
drums, vocals : Simon Allen
horns : Jazz Mafia Horns (8)
organ, piano, keyboards, vocals : Joe Tatton
tenor sax : Joe Cohen (5,8)
trombone : Adam Theis
trumpet : Mike Olmos
recorded at Faultline Studios in San Francisco, CA.
1. You Mess Me Up
2. Way Out West
3. Yo Momma
4. Mission Creep
5. Ding-A-Ling
6. Welcome To NOLA / featuring : Papa Mali
7. Summercamp
8. Redwood Jungle
9. Each To Their Own
10. Make Up Your Mind
11. Turncoat
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