ビッグバンドが主体のエリントンのおなじみの曲を、ソロや少人数編成のコンボが主体のモンクが演奏するとどうなるのか?と大変興味がわくコンセプトのアルバムですが、なるほどあのメロディーもモンクが弾くと、このタイミングで音をぶつけてくるのかと興味深く聞くことができました。
エリントンとモンクは演奏スタイルもフレーズもそれほど似ているわけではありません。またエリントンは1899年生まれ、ニューヨークのコットン・クラブの初出演は1927年だそうです。エリントンのアルバム・デビューは1941年なので、1917年生まれのモンクがエリントンのアルバムを聴いて育ったわけではないようですが、エリントンのようになりたいと野望を抱くようになったきっかけであったとしても不思議ではないですが、まず企画はプロデューサーのOrrin Keepnews氏の意図するところなのでしょう。
ジャケットは元は録音した3人の写真だったのがRemasterを重ねてHenri Rousseauの絵に変更されたらしい。私は絵心はないのですが、このエリントンの曲を弾くモンクの雰囲気とマッチしている心にくい選択です🎶🎹
piano : Thelonious Monk
bass : Oscar Pettiford
drums : Kenny Clarke
Recorded Jul. 21 and 27, 1955. in Hackensack, New Jersey
1. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)
2. Sophisticated Lady
3. I Got It Bad And That Ain't Good
4. Black And Tan Fantasy
5. Mood Indigo
6. I Let A Song Go Out Of My Heart
7. Solitude
8. Caravan
▶ Caravan
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