2021年5月24日月曜日

本日のCD Lucky Peterson ♪ Beyond The Cool


 この手のサングラスをかけて髭を生やした人は鈴木雅之に見えてしまいますが、ブルース・ギタリストでブラコン・アーティストではありません。1964年生まれのピータースンは、父親もブルース・ギタリストのジェイムズ・ピータースンで、父親の経営するクラブ「The Governor’s Inn」に5歳から出演していて、そのクラブに出演していた Willie Dixon がプロデュースして、その5歳のままデビューアルバム「Our Future」を発売。そして10代でエタ・ジェイムズやボビー・ブランド、リトル・ミルトンらのバックアップ・ギタリスト/キーボーディストとして活動していたブルース・エリートです。他にトランペットも吹かれているようでかなりのマルチミュージシャンです。2020年に55歳で病死しています。
 私所有のアルバムでは、ジェイムスコットンの、Living The Bluesでオルガニスト、35Th Anniversary Jamではギタリストで参加されています。他にもCarey Bellでは Deep Down(これはピアニスト)などブルース系アルバムに多数参加されています。
 さてこのアルバム、ブルース・ロックで、コテコテのブルース・ナンバーなんですがサウンドは軽めに感じます。ホーン部隊がいてギターソロはロック系ギタリストのように思いっきり歪ませているせいか、何故かブルース独特のねちっこさが少ないように感じます。
 音的にはホーン部隊もいて適度のブルースロックで私の好みな「はず」ですが、何故かこのアルバムは昔から私の心に響かず印象は薄い。昔聞いたアルバムを聴くと、最近は印象が変わることが多くなってきているんですが、このアルバムに限ってはあまりかわらないですね。歳をとってから段々と受け入れる音楽の幅が広がってきているはずなんですが・・アメリカン・ブルース・レジェンドと名高い方で、ファンも多いと思われますが、こればかりは相性で・・💦

vocals, clavinet , electric piano, organ, piano : Lucky Peterson
backing vocals : Jacquelyn Reddick , Jaqueline Johnson 
bass : Willie Weeks
drums : Crusher Green
guitar : Danny Draher

horns : The Memphis Horns
tenor sax : Andrew Love
trumpet, trombone : Wayne Jackson
percussion : Arto Tuncboyaciyan , Brent Nance 
rhythm guitar : Danny Draher , Jack Holder

1. I'm Talking To You
2. Count On Me
3. Compared To What
4. Up From The Skies
5. Your Love Is Amazing
6. That's The Way It Ought To Be
7. Pouring Money On A Drowning Love Affair
8. Beyond Cool
9. You Haven't Done Nothin'
10. Your Good Thing Is About To Run Out
11. You Can't Fool Me
12. Drivin' Wheel





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