2026年9月8日火曜日

Jaco Pastorius / The Birthday Concert

 

 Jaco Pastorius 30歳の誕生日。1981年12月1日のバースデイ・ギグ。場所はフロリダ州 フォートローダーデールにあるナイトクラブ「 Mr. Pip's 」で750人ぐらいの規模のそこそこ大箱。この日のギグは満員で最初は夜8時に始まって、2回目は午前3時にショーが終了しました。
 1981年は、自身のセカンドソロアルバム Word of Mouth (1981) が発売された年であり、このアルバムもその主要メンバーが揃っての Jaco Pastorius Band + Peter Graves Orchestra で、小編成版 Word of Mouth Big Band という形となっています。といっても結構な人数のバンドになっています。プロデューサーは Peter Erskine が務めていて、後の Jaco の転落などを一切感じさせない幸せいっぱいのギグです。


 共演する Peter Graves Orchestra は良く知らないのですが、松下佳男氏のライナーノーツに軽くふれてあります。「ジャコはメジャー・デビューする前の1973年から2年間、フロリダのピーター・グレイヴス・ビッグ・バンドのリズム・セクションで活躍し、そのサウンドを革新性に満ちあふれたものに変貌させた。ジャコがそのバンドで過ごした時期は、ベースの定義を塗り替え、彼のその後の偉大な歩みにおける最初のステップとなった。」
 
Soul Intro / The Chicken ジャコの代名詞ともいえるでしょう。私が学生時代のジャズ研でのセッション大会では必ず演奏されていた思い出深いナンバー。ジャズ好きにもファンク好きにも、初心者にもやさしい名曲です。
Continuum ソロデビュー作 Jaco Pastorius (1976) にも入っていたジャコの名曲で、ビッグバンドでもコンボでも Jaco のギグで演奏される定番。そういえば学生時代テンポ無視で必死にコピーしていたベーシストもいたっけな。
Invitation 同名の映画(1952年公開)のテーマ曲で、作曲はB.Kaper。ブラス部隊が嬉々として演奏していて特には Michael Brecker のソロがわかりやすく興奮し、コンガの細かなリズムの扇動も気持ちよい。Peter Erskine はロックっぽい。
Three Views of a Secret Weather Report の Night Passage にも収録されていたり、ソロでもよく演奏されていたりしますが、ビッグ・バンド形式のこのヴァージョンは自由でおおらかでゴージャス。若干荒いところも魅力。
Liberty City これも Jaco のテーマ曲的なファンキーでソウルフル。、フロリダらしい明るさとスウィング感に溢れた曲だ。Othello Molineaux のスチールパンがやっぱり似合う。
Punk Jazz Weather Report の Mr Gone にも収録されている。全然パンクっぽくない絶妙にブラス・アンサンブルが混ざり合い、きれいに整いすぎない勢いと、強いグルーヴ感が魅力。
Happy Birthday ありきたりだが、ほほえましい。そりゃ嬉しいでしょうし皆が幸せ。
Reza TV「野生の王国」に、インスパイアーされて書いたJaco の曲。アフリカなワールドミュージックっぽい感じとメロディが広がっていけるテーマなんかは天才的。
Domingo Jaco がC.C.ライダーズにいた時(1972年)に書いた曲で、ソウルな魂が根底にあります。まとまって突っ走るブラスと伴走しながら追い打ちをかける Jaco 感が気持ち良い。
Amerika / traditinal 原曲は America, The Beautiful というスタンダード。ここでの Jaco は冷静。ハーモニーを大切に短くまとめた歌い上げかたが好印象。

曲目はいつものヤツのオンパレードで、音質も良いわけではないですが心あたたまるライブ感がなんど聴いても、とても心地良いです🎶

【The Word of Mouth Sextet】
electoric bass : Jaco Pastorius
drums : Peter Erskine
tenor sax : Michael Brecker
tenor soprano sax, bass clarinet : Bobby Mintzer 
percussion : Don Alias
steel drums : Othello Molineaux

【Guest Musicians】
steel drums : Paul Hornmuller
congas : Robert Thomas, Jr. 
percussion : Oscar Salas

【Peter Graves Orchestra】
trumpet : Kenneth Faulk , Brett Murphey , Melton Mustafa ,Brian O'Flaherty Peter french horn : Gordon , Jerry Peel , Steve Roitstein 
trombone : Russ Freeland, Mike Katz 
trombone , tuba : David Bargeron
bass trombone : Peter Graves 
sax , woodwinds : Dan Bonsanti, Neal Bonsanti, Gary Lindsay
bariton sax : Randy Emerick

producer : Peter Erskine
recorded December 1, 1981, at Mr. Pip's, Ft. Lauderdale, Florida

1. Soul Intro ・ The Chicken Pastorius, Alfred Ellis
2. Continuum / Pastorius
3. Invitation / Kaper
4. Three Views of a Secret / Pastorius
5. Liberty City / Pastorius / Pastorius
6. Punk Jazz / Pastorius
7. Happy Birthday / Pastorius / M. Hill, P. Hill
arranged by, adapted by : Larry Warrilow
8. Reza / Pastorius
9. Domingo / Pastorius
10. Band Intros
11. Amerika / traditinal
arranged by, adapted by : Pastorius








Reza



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。


  

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