2026年6月18日木曜日

The Jazz Messengers / At The Cafe Bohemia Volume 1

 


 メッセンジャーズのライブレコーディングで、1955年11月23日のニューヨークのカフェ・ボヘミアでの演奏です。オリジナルはBlueNote1507番で、6曲入りでしたが、CD再発で3曲の追加されています。このライブは2枚のアルバムとなって発売されているため volume1 となっています。volume2  を先に聴いて感銘を受けたため、前後しますが探し出して購入したものです。 
 さて聴きながらライナーノーツを拝見すると Cafe Bohemia について詳しく書かれています。1955~56年ニューヨークの 15Barrow Steet は様々なジャズ・クラブがある熱い場所で、当初お店はオーナーJimmy Garofoloの「The Pied Piper」というストリップ・クラブだったそうです。しかし1955年の初めごろに Charles Parker を含むミュージシャンたちがジャムりはじめ、3月にジャズ・クラブとしてオープニするときに出演予定だったのですが残念ながら Parker は急死してしまい参加できなかったようです。その後 6月にOscarPettifordが「Bohemia After Dark」という企画で Cannon Ball  Adderley とビッグバンドをやってセンセーションを巻き起こしています。更にその数か月後 Miles の初期クインテットの演奏拠点にもなっています。などなど


「Announcement by Art Blakey」"Yes sir, as the saying goes, 'If you feel like you want to cough, go ahead and cough'—we're here to have a good time. ... Music helps wash away the dust of everyday life. This is jazz. It’s an American music. It’s a contribution from the American people to the world."
「Soft Winds」Benny Goodman が1940年に作曲したジャズ・スタンダード。わかりやすく短いテーマのブルースで、各メンバー自由にソロをとり Art Blakey はソロの途中で、もっと盛り上がれとリズムを変えて煽りながら曲に緩急をつけます。微妙に速度も変えて煽ってて、特に Horace Silver のソロの時は、他のメンバーの微妙な感じより速くしてて仲の良さが伺えます。このアルバム最長の12分34秒の熱演。
「The Theme」ジャズ・セットの終わりやセット間の休憩に入る際に演奏される「クローザー」として機能の曲ですから、当日のセットリストの曲順はアルバム通りではないことと思われます。
「Minor's Holiday」アップテンポなマイナー・キーのスウィングで緻密なアレンジの Kenny Dorham の作曲。自身のアルバム Afro-Cuban (1955) からの持ち込みです。録音は数か月しか違わないのでホットなプロモーションもあるのかと思いましたが、ベースが Oscar Pettiford から、Doug Watkins に変わっているだけで録音メンバーは同じです。先陣を切る作曲者 Kenny Dorham の超速トランペットがカッコ良いです。Hank Mobley のソロ開始してからモコモコしていると Art Blakey がシンバルでカンカンカンの催促でしょうか。やっぱり Art Blakey って凄いですね。熱演だなあ。
「Alone Together」ここでバラードきました。Dorham 休憩してます。
「Prince Albert」Jerome Kern の All the Things You Are のコード進行に基づいた Kenny Dorham のコントラファクトで、このアルバムが初演とのことです。蛇足ですが このアルバムの翌年に Kenny Dorham は Cafe Bohemia  の録音出してます。'Round About Midnight At The Cafe Bohemia (1956) この曲はやってませんが
「Lady Bird」1939年頃に Tadd Dameron 作曲のスタンダード。Tadd Dameron turnaround ってコード進行が有名らしい(CM7 E♭7 A♭M7 D♭7 CM7)
「What's New?」これも古い1939年に発表されたポピュラーソング。Doug Watkins のベースメインで管楽器お休みです。
「Deciphering the Message」アップテンポなスウィングで、Art Blakey がドラムロールでガンガン入れながら牽引していきます。Hank Mobley 作曲で、最初のソロは当然サックスから素晴らしいソロを展開し Art Blakey のカンカンカンは無し。その後の Kenny Dorham がまた凄いし、Horace Silver も気合が入ってて全体的に体力勝負みたいな感じがまた良いです。エンディングに入ると皆さんホッとしてるんじゃないかと思います。


ライブってこんな感じですよね。良いですねえ。ジャズって楽しいです🎶🥁

drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Kenny Dorham
bass : Doug Watkins

producer : Alfred Lion
recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.

1. Announcement by Art Blakey
2. Soft Winds / Benny Goodman
3. The Theme / Kenny Dorham
4. Minor's Holiday / Kenny Dorham
5. Alone Together / Howard DietzArthur Schwartz
6. Prince Albert / Kenny Dorham, Jerome Kern
7. Lady Bird / Tadd Dameron
8. What's New? / Johnny Burke, Bob Haggart
9. Deciphering the Message / Hank Mobley




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

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