最高に楽しかったであろうバードランドの1954年2月21日のライブ録音の第2弾。Vol2なので当然第1弾はありますが、中古を発見するまで探し続けようか早く聞きたいので新品を手にしようか迷っているところであります。Cafe Bohemia のライブでは、少し抑え気味であったけどこちらは派手に爆発しています(ブレイキーとシルバー以外メンバーが全て違うのもありますが)
Birdlandは、ニューヨーク市マンハッタンにあったジャズクラブで1949年当時ジャズのメッカであった、ブロードウェイの52丁目にオープンし1965年までジャズの黄金時代を牽引した名店。名前は、チャーリー・パーカーのニックネーム「バード」にちなんでいる。1965年に閉店したのですが1986年にブロードウェイの106丁目で同名の店が営業を開始、現在は44丁目に移転し営業しているようです。スタンダードのバードランドの子守唄(Lullaby of Birdland)や ジョー・ザヴィヌルが作曲し、ウェザー・リポートのアルバム「Heavy Weather」に収録されたバードランド(Birdland)の舞台でもあります。このアルバムの最後の曲Confirmationの最後に短く演奏されているテーマはLullaby of Birdlandというところも小粋です。
「Wee-Dot」では、だみ声がかったPee-Wee Marquetteなるおばちゃんのアナウンスからブレイキーの強烈なブレスロールから一気に速いテンポで始まりドナルドソン、クリフォード、シルバーとソロが続きクリフォードのソロが熱い。「If I Had You」はドナルドソンにスポットがあてられたバラード。バラードではあるが1曲目の余韻もあるのか情熱的に感じます。「Quicksilver」は (Alternate Master)と書かれているのでオリジナルには収録されていなかったホレス・シルバーの曲で怒涛のソロラッシュに興奮し後半のピアノソロが終わってカーリーラッセルのベースソロが短くて地味だけどそそられます♪「Now's The Time」はチャーリー・パーカー作曲で当時「パーカー派の有望なアルト奏者」と言われていたドナルドソンだけに丁寧に奔放にソロをとります。続く最後の「Confirmation」もチャーリー・パーカー作曲はイントロのドラムソロから最後まで軽快にエキサイティングで最高のバンドだと確信に満ちたメンバーの演奏は最高に楽しいエンディング。相変わらずしびれる演奏でアート・ブレイキーは楽しい。
drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
bass : Curly Russell
alto sax : Lou Donaldson
trumpet : Clifford Brown
voice (Introduction, Finale) Pee-Wee Marquette
1. Wee-Dot
2. If I Had You
3. Quicksilver (Alternate Master)
4. Now's The Time
5. Confirmation
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