2021年7月11日日曜日

酒のつまみはリー・コニッツとミルト・ジャクソン

 


 音楽を聴きながらの酒は楽しい。しんみりと聞き入りながらチビリとやるのもよし。聴きながら、みんなで「あーだ、こーだ」と感想をいうのも良い。

 と思いながら先週も良く働きましたので週末はこの2枚で酒を飲みました。リー・コニッツが手前にありますが先に聴いたのはミルト・ジャクソン。先週のMJQで盛りあがったので、ソロアルバムです。ピアノはホレス・シルバーなので気軽なブルース・フィーリングが楽しめます。まずは一杯目を頼んで、飲みながら聴き始めると酒が喉にしみます。チェイサーの水頼むのを忘れてました。最近歳のせいできつい酒は一杯目が喉にくるんですよね。2杯目からは麻痺するんですけど。ミルト・ジャクソンは、BGMにも良いようで他の人とは聴きながら静かな話でお酒が進みます。

 と途中でマスターが、これはレコードもあるよ~。聴いてみる?とのことできっちり持ち込みCDを聴き終わってからレコードをかけてみました。わかってはいたんですが、同じ音源でも臨場感がレコードの方があるんですよね。ミルト・ジャクソンがちゃんと真ん中にいて演奏しているかのように聞こえます。CDのミキシングの加減もあるかもしれないんですが、CDは細かいところも聞こえるような気はするんですが各楽器のダイナミックが平坦なんですよね。くやしいけど。と悪酔いはせずにミルト・ジャクソンで4杯はいったかな。

 そしてマスターが好きなリー・コニッツですがマスターも聴いていなかった1997年の工場の月が入っているアルバムです。いつものイメージとは違って最初の曲から華やかで軽やかです。これも聴きやすいので聞き入るというよりはBGM的に周囲の人と音楽に関係ない話をしながら聴き終わりました。とここでマスターと「ところで荒城の月ってやってた?」「いや気づかなかった」と聴きなおしにかかります。この間モンクの荒城の月を聴いた時には、無理やり歌わされた小さい頃を思い出すと言いながら聴いていたバージョンはかなり原曲のメロディーを押し出していましたが、このリー・コニッツのバージョンでは、聞き流していれば気づかない程度。

 ふーんと言いながら、沖縄のヘリオン酒造の黒糖焼酎が入荷したので、これをいただきました。酒の真のほうに、あんずっぽい感じの甘酸っぱいのがおいしくてお代わりです。隣で飲んでいる常連の20台女子職業カメラマンも試飲させてもらっていますが、うーん、きついの一言のコメント。このうまさがわかるようになるのは、きみには未だ早いんだなあ。「早く追いついてこい」なんてことは言う必要のない、礼儀正しくオジサンの扱いもうまい体育会女子です。金曜の晩はこうして旨い酒と会話で先週も終わりました🍺


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