2026年6月26日金曜日

Chicago / Chicago Ⅲ


 1969年のデビューアルバムから26枚のアルバムを出し続けています。いつもどこかでChicago の曲が流れていたので、馴染みはあるもののアルバムを持っていなかったので、1969年から1979年までの10枚がワンボックスに入っていたコイツを、思わず購入してしまいました。ただ10年前なのか、20年前なのか、いつ購入かは全く記憶にありません。


邦題原題
1969シカゴI (シカゴの軌跡)The Chicago Transit Authority
1970シカゴII (シカゴと23の誓い)Chicago
1971シカゴIIIChicago III
1972シカゴVChicago V
1973シカゴVI (遥かなる亜米利加)Chicago VI
1974シカゴVII (市俄古への長い道)Chicago VII
1975シカゴVIII (未だ見ぬアメリカ)Chicago VIII
1977シカゴX (カリブの旋風)Chicago X
1978シカゴXIChicago XI
1979ホット・ストリートHot Streets

 3枚目のスタジオアルバムですが、相変わらずジャケットのデザインはシンプル。よく見ると中央のロゴがⅡでは、キチンとした線で描かれていたものが、誰かのお子様がフリーハンドでトレースしたような感じになってます。でも、これだけの連作ですから、誰か儲けている人がいるはずと思い調べてみると、1980年代ぐらいまで、だいたいが、コロムビアレコードのアートディレクター John Berg が発案し、デザイナーの  Nick Fasciano が形にしているようです。今回は、John Berg がデザイン、レタリング Annette Kawecki, Melanie Marder
写真 Sandy Speiser となっています。アルバムが売れているビッグネームですから、ガッツリです。でも、このデザインには違う一面もあるようで、メンバーの顔写真ではなく、一貫して「Chicago」のロゴマークのみが採用することにより、メンバーは街を歩いていても顔が割れないという「高い匿名性」を得ていたので、「バンド内のドラッグ問題やエゴの衝突といった暗部を、公にせずプライベートな問題として隠し通すことができてしまった(それが問題を長引かせた)」と Peter Cetera はのちに語っています。 
 ドラッグ問題はありますが、今回も 2LP で曲数は 23曲。この曲数で1年に1枚出しているんですから、まさに前作の「長い夜」を作っている状態が延々と続いてます。前作同様に「ベトナム戦争への強い反戦メッセージ」が含まれていますが、今回は【Elegy】に、戦争や環境破壊によって人類が自滅し、荒廃していく地球へのレクイエム(哀悼)が表されています。そして【Travel Suite】は「過酷なツアー生活の現実」が歌われて【An Hour In The Shower】にて「ツアーから帰った安堵感」が歌われていますが何か幻想的です。

アルバムでは前半に印象的な曲が多いです
「Sing a Mean Tune Kid」は、のっけからスターとして消費され、本心を隠して「売れる嘘の歌」を歌わされ、やがて忘れ去られていくポップスターの冷酷な現実を表現、ファンクナンバーで、ホーン・アンサンブルがストレンジで即興演奏性が尖ってます。
「Loneliness Is Just a Word」続けてジャズ風3拍子の素晴らしい曲ですが曲タイトルがもう病んでいます。
「What Else Can I Say」ビートルズ風カントリーバラードは、そう考えて聴くと遠く離れた場所にいる恋人へ思いを歌っていますが、これも精神状態としてはよろしくないんかなとは思います。
「I Don't Want Your Money」は「君のお金なんていらない、何の意味もない」「税金だの、アンクル・サム(国家)はごめんだ」最後は"All I want is you. I want to be your natural man."と歌うブルースロックで結構カッコよい。
「Free」はシングルカットもされたソウル。「この孤独な時間をただ終わらせたい」「こんな孤独な日々を終わりにしたいんだ」”I just wanna be free”と仕事から逃れたいという感情を仕事である歌にぶつけるのは結構病んでるような気がします。
「Happy 'Cause I'm Going Home」は、ボサノバ風なボーカル曲ですが、「家に帰る喜び」を雄弁にハミングしているかのように歌詞は無し。
【Elegy】は全てインストですが、曲のテーマと楽曲の力強さがシンクロして単体としてもなかなか良いです。

単純に聴いていた時には、こんなにも色々とメッセージ性があったり、病んでいたのかと理解すると、印象が変わります🎶

bass, lead and backing vocals : Peter Cetera
keyboards, lead and backing vocals, spoken word on "When All the Laughter Dies in Sorrow". : Robert Lamm
guitars, lead and backing vocals : Terry Kath
drums, percussion : Danny Seraphine
sax, flute : Walter Parazaider
trumpet  : Lee Loughnane
trombone : James Pankow

producer : James William Guercio
design : John Berg, Natalie Williams
lettering : Annette Kawecki, Melanie Marder
photography by : Sandy Speiser

1. Sing A Mean Tune Kid
2. Loneliness Is Just A Word
3. What Else Can I Say
4. I Don't Want Your Money
【Travel Suite】
5. Flight 602
6. Motorboat To Mars
7. Free
8. Free Country
9. At The Sunrise
10. Happy 'Cause I'm Going Home
11. Mother
12. Lowdown
【An Hour In The Shower】
13. A Hard Risin' Morning Without Breakfast
14. Off To Work
15. Fallin' Out
16. Dreamin' Home
17. Morning Blues Again
【Elegy】
18. When All The Laughter Dies In Sorrow
19. Canon
20. Once Upon A Time...
21. Progress?
22. The Approaching Storm
23. Man Vs. Man : The End



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▶ Canon



定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

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