2019年9月28日土曜日

アンドロイドは電気羊の夢を見るのか? フィリップ K ディック


久しぶりのSFものです

SFといえば古典のウェルズ
ハードSFの C・クラーク、アイザック・アシモフ、ロバートA・ハインライン
スペース・オペラはエドモンド・ハミルトン(キャプテン・フューチャー)
中高生の少年時代に結構な量は読んでました

何だっけ?このタイトルみたことあるなと思っていましたが
よくわからずに古本屋で購入
読み進めると最初は、何か?違和感があります

洋書の翻訳よくあるパターンで
情景とか登場人物の心情の描写に比喩が散りばめられすぎて
回りくどくて読みにくい
しかし、途中からこの不完全燃焼は解消されてきます

第3次世界大戦で放射能だらけになって荒廃した地球
火星などの植民地惑星へ合格した人間だけが移住も許され
精巧な人間型アンドロイドも開発されています

動物のアンドロイドもいて、これは電源ユニットとかがあって
本物と区別できるようです

最新の人間型アンドロイドは、機械ではなく有機物で組成されています
アンドロイドにも生存本能はあるようですが
それほど生に固執しないもので描かれていましたが
最後に出てくるアンドロイドは生に執着したり、意地悪をしたり
セックスで人間を惹きつけることを覚えていたり
複雑な展開となります

最終的にはアンドロイドも人間と同じで生きているといえないのか?
というテーマが残ります

少し読みにくくて、物語に入っていくまで時間がかかりましたが
無事読破という感じで少し疲れました

調べてわかったことは映画ブレードランナーの原作であるということ
ですが設定、登場人物、物語の展開、結末は似て非なるもの
随分と変わってしまっているとのこと




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