2026年4月18日土曜日

United Future Organization

United Future Organizationアルバムカバー

 転勤で名古屋に住んでいた時に、アシッド・ジャズ、クラブ・ジャズという単語も知らない時に、タワレコの試聴で気に入って購入したアルバムです。ラップとかDJによる音源とか理解していなかったし、クラブにも興味は無かったのですが、自宅でPCにループ音源と生楽器を使って多重録音することを始めたこともあってか、この世界に引きづりこまれ、ひとつ新たな音楽趣向を加えることとなった一枚です。繰り返し聴いているうちに、気持ち良さに気づきアシッド系にもはまることになった一枚です。
 視聴から入ったので、United Future Organization が、どんな人たちなのか知らずに聴いていましたが、日本発のアルバムだと知ったのは多分購入から10年は経過していたかと思います。いずれにしてもJAZZを感じることのできる Hip-hop/Rap、あるいはRare Groove/DJ の形態は当時、新鮮で斬新でした。
 どんな方たちなのかと言えば、1990年に矢部直、フランス出身の Raphael Sebbag、松浦俊夫の三人で創設された日本の Acid Jazz のプロジェクトが United Future Organization = U.F.O.です。2002年に松浦俊夫が脱退していますが、このアルバムの1993年は、未だ在籍中です。


「The Sixth Sense」 あまりよくわかっていないので間違っていたらすいませんが、おそらく Galliano の曲をサンプリングしてキーボードや他の生楽器を加えて創っているのでしょう    か、それでボーカルが Galliano になっているのかと思うんですが。 Galliano では What Color Our Flag というアルバムを持っているのですが普段は好んで聴かないラップもの。なんで買ったんだろうと今まで不思議に思っていたんですが、ここで Galliano が参加してたんで購入したのかもしれないと何か納得。
「On Est Ensemble Sans Se Parler-L.O.V.E. 」これは、かなり印象的でした。ラップと言うよりは フランス語?のポエトリーリーディングとサンプリングで新しい。わたくし自身は、楽器をやっているので、演奏性のある曲が好きなんですが、これは楽曲全体のまとまりとかが良いんでしょうね。大好きです。最後のハーモニカでの締めくくりも良しですね。
「Vinyl Junkie」これは 生楽器主体でやっているノリ良し系の Acid Jazz で、私がPCでループ音源とギター等を重ねて作る時にかなり影響を受けた曲です。ジャズ的でありながらヒップホップ系のリズムが楽しめます。
「Upa Neguinho」生ギターが登場するアフリカン、ジャズ、クラブジャズ系の融合体。ストリングはサンプリングでしょうか?とにかくセンスが良い。
「I'll Bet You Thought I'd Never Find You」次いでインド系ワールドミュージックが入ってからの、ヒップホップ系になり、フルートが出てきたと思ったらボサノバ系ボーカル。多分ボーカルの名前がクレジットされていないので Jon Hendricks のサンプリングだと思います。最後のスキャットの作り込みもやってくれてます。渋すぎる。
「Poetry And All That Jazz」 ポエトリーリーディングとヒップホップの融合パーカッションが効果的にリズムトラックに入ってフルートが怪しくフィルインの怪しさが漂います。
「Be Here Now」歪んだファズトーンはトランペット?、そして無機的なドラム、エロさを感じるテナーのサンプリングの組み合わせで、怪しく淡々と音が流れる。これも嫌いではない。
「My Foolish Dream」これは元ネタが検索で出てきました。  Archie Shepp の Song For Mozambique でスピリチュアルなヤツです。歌部分は Monday 満ちる で原曲と声質も似ていました。とても粋な曲です
「Off Road」スパイ映画の音楽っぽい曲で、大野雄二のルパン三世っぽくもあると思っていたら、最後にルパンの声で「メイド・イン・ジャパンか」 なるほど。ビブラホンもサンプリングかと思っていたら、これは生音でした。洒落ています。


 きちんと細部まで注目しながら聴くと、購入当時では知らなかった音楽知識も交えて聴くことが出来ました。技術の進歩と卓越したセンスの結晶、改めて素晴らしいアルバムです🎶

co-producer, keyboards, programmed by : Ayumi Obinata
percussion : Genta Egawa
producer, arranged by : United Future Organization

1. The Sixth Sense / Constantine Weir, Rob Gallagher
vocals : Galliano
alto sax : Sanshiro
2. On Est Ensemble Sans Se Parler-L.O.V.E. / Ariel Wizman
3. Vinyl Junkie
drums : Tatsuyuki Aoki
guitar : Hajime Tachibana
trumpet : Kimiyoshi Nagoya
4. Upa Neguinho / Edu Lobo, Gianfrancesco Guarnieri
drums : Genta
guitar : Hiroyuki Komagata
trumpet : Kimiyoshi Nagoya
5. I'll Bet You Thought I'd Never Find You / Les McCann
flute : Sanshiro
guitar : Hiroyuki Komagata
violin : Alex Gray
6. Poetry And All That Jazz / Jack Kerouac
flute : Sanshiro
violin : Banchi
7. Be Here Now
accordion : Patrick Nugier
8. My Foolish Dream
vocals, Written-By : Monday Michiru
9. Off Road
vibraphone : Takashi Ohi




定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

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