2026年4月14日火曜日

Donald Byrd / Byrd In Flight

 

 もっとジャズ・トランぺッターを聴いてみようと思って、開拓の意味も込めて聴き始めたのDonald Byrd が増殖し続け、多分これで20枚目になります。いきつけの音楽好きの集う「おでんバー」の常連達も、定期的に Donald Byrd を持ち込んで聴かせ続けていたら、最初は無反応だったのに、これは面白いとか、あっちの方が良かったとか反応が返ってくるようになっているのが嬉しい今日この頃です。私自身はジャズ・ファンク期の方が最初は好きだったのですが、最近はハード・バップの時期の方を好んで聴いているような気がします。


 デビューアルバムの Byrd Jazz が1956年 発売、Byrd In Flight が1960年。ブルーノートからはリリースは3枚目で、デビューから5年の間に、なんと15枚のアルバムの多作タイプでデビュー作含めて未購入がマダマダありますので、今後もじっくりと楽しんでいきたいです。
 さて、1、4曲目が 1960年1月25日、3曲目が1月17日に録音で、トランペット Donald Bryd、ピアノ Duke Pearson、ドラム Lex Humphries の固定メンツに、ベース Doug Watkins、テナーサックス Hank Mobley での演奏。そして2、5,6曲目が1960年7月10日の録音で、固定メンツに、ベース Reginald Workman、アルトサックス Jackie McLean でのいずれもカルテットでの演奏となります。


「Ghana」Bryd 自身の作曲で、イントロとテーマはリズミカルで泥臭いコテコテのラテン。ソロからはハードバップなジャズとなる名演でアルバムで一番キャッチーな仕上がりかも知れません。Bryd が伸びやかに優雅に Duke Pearson が知的でクールに、Hank Mobley が落ち着い端正なテナーでのソロ、Lex Humphries が、やや興奮気味の情熱的なドラムソロで2回目のテーマにつなげる、エンディングはフェードアウトでいつまでも続く演奏の演出です。
「Little Boy Blue」は、リーダーの Bryd が主演のバラードで、抑揚のつけ方が素晴らしいほれぼれの演奏。Bryd は近くで演奏してくれていて Duke Pearson は、少しは離れた場所でピアノを演奏しているような録音の仕方も心落ち着きます。
「Gate City」は、Duke Pearson 持ちこみ?作品で、他アルバムでは Gate City Blues と Blues が曲名に。まあブルースなんで、あのブルースをちょっとセッションしてみようぜ的な軽い演奏。
「Lex」は Bryd の自作曲、流れるようなテンポで、ややファンキーなハード・バップで、カッコ良い系です。緊張感無くこむずかしいところなく自然体で、適度に聴いていて楽しいのが一番です。Hank Mobley、 Duke Pearsonのソロもクール過ぎず熱すぎずで適温。良いけど、どこかでぶっ壊れてくれた箇所があっても楽しんですがそれは無し。
「Bo」は、スローテンポの Duke Pearson のバップ作品。これもぶっ壊す適なところは一切なく理知的な演奏で、1曲目の Ghana が恋しくなってきた。
「My Girl Shirl」の最後も Duke Pearson 作品です。このアルバム6曲のうち半分の3作品提供ですから頼れる兄貴です(本当に兄貴分かはわかりませんが、この録音時で Byrd 28歳、Pearson 28歳の誕生日で3か月差の若干だけ Pearson アニキでした)最後は少しにぎやかな感じではありますが優等生的でスリリングさは無しです。
 良質で平均点以上のアルバムですが、盛り上がりはしません。 Byrd は総じてそのような傾向な感じもします。ファンク作品の方が熱いですが、最近はこっち系の方が好きかも🎶

trumpet : Donald Byrd
piano : Duke Pearson
bass : Doug Watkins (1, 3, 4), Reginald Workman (2, 5, 6)
drums : Lex Humphries
alto sax : Jackie McLean ( 2, 5, 6)
tenor sax : Hank Mobley (1, 3, 4)

producer : Alfred Lion
recorded by : Rudy Van Gelder

recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey
recorded on January 17 (3), 25 (1, 4) & July 10 (2, 5, 6), 1960.

1. Ghana / Donald Byrd
2. Little Boy Blue / Lorenz Hart, Richard Rodgers
3. Gate City / Duke Pearson
4. Lex / Donald Byrd
5. "Bo" / Duke Pearson
6. My Girl Shirl / Duke Pearson

▶ Ghana


▶ Lex

定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。



  

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