バレル1964年リリースのアルバム。オルガン・ジャズとギターの相性はとても良いといつも思ってますが、このアルバムも巨匠の二人が演奏していることも注目ですが、楽器の相性としても良いのだなと再確認できる作品です。
オルガンとギターはメロディー楽器でもあり和音を出せる楽器でもあり、リズム楽器であるとも言えます。ピアノもそうじゃないかと思いますがオルガンは電気楽器でアナログ的な音色とドライブ感があります。そこらへんの仕組みはは違うけどある意味似たような性格の楽器であるところが相性の良さを引き出しているんでしょうか。
ソウルフルなマクダフのオルガンが縦横無尽に弾きまくり、このオルガンに合わせたバレルのギターがツボにはまる。緩急をつけて聴かせる演奏にパーカッションが加わることでよりリズミカルになりグルーブ感が増してくる。テナーサックスのハロルド・ヴィックも所々に良い色を付けてくれて絶妙な楽しさです。特にはリズミカルで騒がしい Nica's Dream はなかなか他では聞けないんではないでしょうか。最後の We'll Be Together Again はバラードでありますが、ハードボイルドなものを感じます。
ハモンドオルガンのジャック・マクダフは、他にも数多くの新人ギタリストを輩出した先生でグラント・グリーンやメルヴィン・スパークスは、マクダフの作品に参加していますし、カルヴィン・グリーン、コーネル・デュプリー、ジョー・ベック、ジョージ・ベンソン、パット・マルティーノ、マーク・ホイットフィールドと多くのジャズギタリストを世に送り出したと人でもあります。
guitar : Kenny Burrell
organ : Jack McDuff
congas : Ray Barretto
drums : Joe Dukes
flute : Eric Dixon
tenor sax : Harold Vick
1. Grease Monkey
2. The Breeze And I
3. Nica's Dream
4. Call It Stormy Monday
5. Love Walked In
6. We'll Be Together Again
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