2024年4月6日土曜日

Bluey / Leap of Face


 現代アシッドジャズの大御所 Incognite(インコグ)の総帥の Bluey。本名 Jean-Paul"Bluey"Maunick(ブルーイ)の初ソロアルバムです。ビッグ・ネームな人だけにながらソロは出していなかったことは少しビックリです。
 いつものインコグのサウンドではなく、ソウル、ダンスクラシックス、クラブ、ブラジリアンなどインコグに食傷気味になっていたらこれも良いかもしれません。そして全面にブルーイがボーカルをとっているのは珍しく、都会的な音楽性に変わりはないですが、いつもの売れるであろう商業的音作りではなく温もりや素朴さのようなものも感じます。


それではレビューです。Stronger タイトに弾かれるベース・ラインに合わせて淡々と進行するメローなサウンドとムーディなコーラス。スティーリーダンとマービンゲイが出会ったような音楽とはまさにその通りのライナーノーツ解説。Got To Let My Feelings Show は爽やか路線の曲ですがインコグ路線ではあります。若々しいポップス歌手のような歌声にはニヤけます。Ain’t Nobody’s Business But My Own は、ハウス手法での音作りですが、そこはブルーイのこと仕掛けは満載だろうと思いながら聴いていても結構、普通に終わります。 Take A Chance On Me そうです。これがインコグっぽい感じです。安心してしまいます。ボーカルも良い感じ。If You Really Wanna アコースティックに軽ーく作った感じがします。これをベースにホーンを入れて豪華に作りこむとアーなるのかと想像を掻き立てられる曲です。Live Like A Millionaire なんとモータウンっぽい感じ。これは新しい感じですね。 Keep Myself Together me メローでミディアム・スローのカーティス・メイ・フィールド風ボーカル。Sky インコグでも聞いたことのあるような気はするが気のせい?のボサノバ。 Why Did I Let You Go これはインコグのパターンですね。安心安心。Leap Of Faith はコンガにのせてインコグ風ですが少し怪しい感じが素敵な曲です。朗読系ボーカルですか。なるほど。Elevate The Feelin’ 最後はひねりも無く、優しくミディアムテンポのアーバンソウルで締めですね。
 音楽とは関係ありませんが、濃いなあ 濃い顔のジャケだなあと思っていたら、得意先に、そっくりな人がいたので、飲みに行った時に写真見せたら本人にもバカ受けでした(もちろん日本人)🎵

guitar, instruments : Jean-Paul "Bluey" Maunick
acoustic guitar, instruments : Richard Bull
Dominic "Ski" Oakenfull (3)

recorded at Livingston Studios, Primaudial Studios, The House Of Love, Higher Ground Studio

1. Stronger
2. Got To Let My Feelings Show
3. Ain’t Nobody’s Business But My Own
4. Take A Chance On Me
5. If You Really Wanna
6. Live Like A Millionaire
7. Keep Myself Together
8. Sky
9. Why Did I Let You Go
10. Leap Of Faith
11.  Elevate The Feelin’





  

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