即興とアバンギャルドな世界感がヤバいです。Wilcoのギタリストとして知られる Nels Cline(ネルス・クライン)と現代若手ギタリストと当時言われていた Julian Lage(ジュリアン・レイジ)のギター・デュオ作品です。私的には、この手のジャンルは、余り持ち合わせていないので、タワレコとかで試聴してから興味本位で購入かと思われます。
30歳離れたデュオですが、世代を超え、左チャンネル Julian Lage、右チャンネル Nels Cline とのこと。オーバー・ダブなしの格闘技のような音の応酬は、内面的な激しさが感じられます。テーマもありますが、通常のインプロビゼーションとは異なるところへ飛んでいくため、興味のない人は何をしているのか全く理解できないものとなります。
私も何を意図しての、このインプロなのかは全く理解できませんが、フリージャズでも鍛えられてきた、耳に今では全く違和感はありません。ただ、エネルギー丸出しのフリージャズでは無く、音の持つ響きを楽しむ?静観しながら、その秘めたエネルギーを聞き入る作品かと思います。
ギターと言う楽器は、アルペジオであったり、単音のノートであったり、ストロークでかき鳴らすなどのプレイが出来る楽器ですが、これを2本のギターで行う即興プレイはなかなか無いと思われます。このようなインプロに関わらず、ユニゾンのラインを息もぴったりであることにも驚きです。
フリー・ジャズ、現代音楽、実験音楽、即興音楽、の境界線は、どこにあるのかマダマダわからないリスナーとしては若輩者ですが、この手の面白見は、最近感じ取ることが出来るようになってきました。このようなアルバムは、今日はいつもの音楽好きの集う「おでんバー」で爆音でかけたいと思います🎶
electric guitar, acoustic guitar : Julian Lage, Nels Cline
producer : Nels Cline & Julian Lage
released November 25, 2014
recorded December 1–3, 2013
1. Abstract 12 / Julian Lage
2. Racy
3. The Scent Of Light
4. Whispers From Eve
5. Blues, Too
6. Odd End
7. Amenette
8. Freesia / The Bond
9. Waxman / Cline, Lage
10. Calde / Lage
絶対に、永遠にまね出来ません。
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