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2020年1月2日木曜日

デキゴトロジー 週刊朝日風俗リサーチ特別局



バカバカしい実話が、「これでもか」と収録されています
さすが「週刊朝日風俗リサーチ特別局」

取材したネタは、愛すべきくだらない話

お酒を飲んでいたら東京に出稼ぎに来て浮浪者となった人と出会い
東京から仙台までタクシーで送っちまった正義の人(おちはタクシー代6万)

大人のおもちゃ屋で、一流大卒の社員が多いところがある
何故かと言えば、東大卒の社員をたまたま雇ったら売り上げ急増
しかし大卒を採用したから売り上げが上がったわけではなく
この業界、客に話しかけない人が優秀な社員
大卒ではあるが、昼間に読書が出来るなどの理由で
学生からも人気があるらしい

横浜に住む主婦のYさんは、49歳なのにとにかくナンパされる
息子と同年代の男の子であったり、
新幹線の車内でサラリーマンから求愛されたり
はたまた外人であったり
さらに話は続きます

感動は無いのに読み行ってしまうドラマですね

実にくだらなくて良い


2019年12月31日火曜日

よるのばけもの 住野よる


2015年の「きみの膵臓がたべたい」がデビュー作の住野よる̪の作品

ライトなようで深い話で、童話とかの雰囲気もありながら
キーワードは「昼」「夜」「いじめ」

ほんとにバケモノの話なんですが怖くはありません

どちらかと言えば、考えさせられることが多く
「ばけものより人間の方が怖いんだな」
「無意識の行動って怖いもんだな」
などなど非常に考えさせられることが多かった作品です

伏線っぽい話がいくつかありますが
答えが結局でてこないことも多く、
じれったい部分がありながら、創造力がドンドン引き出される

すかっとした気持ちにはなれないけど
ホンワカにもなれないけど
良い作品でした

「きみの膵臓がたべたい」も読んでみるかな

2019年12月21日土曜日

肉のヒミツ 宝島社


肉業界の裏を突っ込んでいるのかと思ったら
割と薄っぺらい中身でした

食にある程度興味がある人なら知っていることが多く
「ヒミツ」とまではいかないのではないでしょうか

発刊は2008年で丁度BSEが問題となった時なので
まあ、ご時世で出した本なんですね

肉の価格について書かれているところも
悪意を感じる書き方が気になるが、まあ許せる範囲
あきれたのはビーフジャーキーに関しての記事で
生肉のグラム単価と比較して
添加物が入っていて海外の肉を使用しているのに
和牛なみのグラム単価とはいかがなものか?と言う問いかけですが
ビーフジャーキーは肉を乾燥させているんだから
原材料の肉のグラム単価が高くなるのは当たり前
そのうえ、ジャーキーにする工程があるんだから人件費もかかります

こういうところで非難されるのはいかがなものか?

半面「細木数子」の迷惑な発言によって
業界が迷惑している話などは、許せるけど
これはゴシップの記事を蒸し返しているだけかな

結論それほど面白い本では無かった


2019年12月18日水曜日

骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ 石田衣良


タイトルを見た時の想像では、灰になった遺骨を食べる変態でも
出てくるのかと思っていたら違いました

もっと違う変態が出てきました
さすが池袋ウエストゲートパーク

今回は「骨音」「西一番街テイクアウト」
「キミドリの神様」「西口ミッドサマーレイブ」

音をどのように楽しむか?そしてドラッグがテーマとなっています
沢尻エリカが逮捕されて、しばらく経ったところなので
ネタとしてはタイムリー?と思いんながら読みました

私、昔のディスコに行ったことはありますが
今のクラブと呼ばれるところに行ったことが無いので
実態は、わかりませんが
レイブ、音楽、ドラッグの本質は、
ここに書かれていることって、ある程度真実なんですかね
なんとなくわかる気がします

私の友人に音をサンプリングして
サンプリングした音をループさせながらエフェクトしたりして
30分ぐらいの音源にして楽しんでいる人がいます
(良くいくバーで他に人がいない時に聴かされることがあります)
それほど不快なわけではありませんが、私はこれを聞いてアドレナリンは出ません
でも彼がこの音源を聴いている姿を見ると
かなり脳汁がでているようです

音の楽しみ方は人それぞれ
人間って面白いですね♪


2019年12月14日土曜日

すいかの匂い 江國香織


11人の少女が、それぞれに夏のひと時を過ごしている短編 

すいかの匂い
蕗子さん
水の輪
海辺の町

あげは蝶
焼却炉
ジャミパン
薔薇のアーチ
はるかちゃん

少女が主人公なのだから清らかな物語が展開?
なんてことにはなりません

しっとり感があって、繊細で、透明感もあって、少しの違和感
江國香織のワールドに不思議な魅力を感じます

少女ならではの無邪気さの中の不安定、危うさ
残酷?なものも感じます

「すいかの匂い」なるほど!
「焼却炉」は、かなり怖いですね

夏に読んだら涼しい気分になれるかもしれない

あの夏の記憶だけ、いつまでもおなじあかるさでそこにある。つい今しがたのことみたいにーバニラアイスの木べらの味、ビニールプールのへりの感触、おはじきのたてる音、そしてすいかの匂い。無防備に出遭ってしまい、心に織りこまれてしまった事ども。おかげで困惑と痛みと自分の邪気を知り、私ひとりで、これは秘密、と思い決めた。11人の少女の、かけがえのない夏の記憶の物語。

2019年12月10日火曜日

サラリーマンは幸福か 斎藤茂雄


サラリーマンにとって意味深なタイトルです

しかし理屈っぽい本ではありません
サラリーマンの哲学であるとか
こうあるべきとか
サラリーマンは不幸せであるとか

そんなことは一切なし

淡々とサラリーマンの生活や仕事ぶりがルポされています
職業も銀行、損保、鉄鋼、電機など多岐にわたる
分野の慶応大学Kゼミの卒業生24人を追っています

発刊が1988年なんで、今から30年前になりますので
サラリーマンの意識、働き方は随分変わってきているようです

慶応卒のサラリーマンなんで、比較的裕福であり
大企業ではないと前置きしつつ
専従の組合がある会社だったりします

大体、他人の生活や考えを覗くと何をか考えるものがあるはずですが
特に感動する話などもなく、考えさせられる話も無く
感動も何もなく共感も無く
サラリーマンが描かれているのがシュールとも言えます

うーん?

2019年12月8日日曜日

ロッカーズ 川島誠


今ではすっかりヤジオになり
会社員として仕事のことばかり考えていますが
高校生時代にギタリストを夢見ていた自分を思い出しました

中学生のバイオリンを習っていた「リン」が
魅力のボーカルのセージとともにバンド「NEXUS」を結成し
何万人のファンを熱狂させる伝説のバンドとなる

最後は酒とセックスまみれにはなるが
いつまでもピュアな少年のような目線で
バンドと音楽業界の大人たちを見ています

ベースのヒロが首になったりしますが
少しシチュエーションは違うけど似たようなことあり共感

私は、高校に入るなり直ぐにバンドを作りました
学校で直ぐに有名になって
先輩のバンドでギター弾いてくれって言われて
ポップ系ロックバンドに参加したり
他の高校のロックンロールバンドを手伝ったり
結構忙しかったですね

ライブハウスも出ましたが、他の高校のバンドを10バンドぐらい集めて
世田谷区民会館を1日借りたことも数回

チケット販売だけで会場代、PAレンタル代も捻出していましたから
今思っても結構、優秀ですね

私とこの伝説のバンド「NEXUS」が違うのは
登場するメンバーはドラムのトオル以外は皆、天才肌だってことですね
でも才能が無くても音楽は一生楽しめるもの

共感できない人も多い作品の展開だとは思いますが
私はバッチリ響きました
テンポも良かったですね








2019年12月4日水曜日

隣人 永井するみ


女性は男性とは違う生き物である。と感じさせてくれる
ある意味男性にとってホラーを感じるサスペンス

「隣人」「伴走者」「風の墓」
「洗足の家」「至福の時」「雪模様 」の6編

皆さん男性との関係に悩んだり、表面は幸せですが何かを思っている
そして静かな狂気とも思える行動にでる。
ヤバいです。引き込まれて作者の罠にはまりました

この手のタイプの小説は「イヤミス」とも呼ばれるようで
読んだ後に「嫌な気分」になる小説を指す言葉らしい

イヤな気分というよりはホラーですけど




2019年11月27日水曜日

豆の上で眠る 湊かなえ



湊かなえ作品は、「ポズンドーター・ホーリー・マザー」「絶唱」
に続てこれで三作目

前述の作品は二作とも、登場人物の独特の視点、思考に
感情移入できる独特の世界観が心地よい作品でした

今作は小学校1年生の結衣子の2歳年上の姉、万裕子の失踪から始まる

前半戦は、主人公の結衣子が色々な違和感を感じながら
少し異常性も感じられる母親との失踪した姉の捜索
得体のしれない違和感、不安感が描かれているので
今まで起こっていたことは、あまりに理不尽な事件だったため
過去を回想していたのだが、現実逃避するための
主人公の空想と現実がごちゃ混ぜになっていたとか
結末は何か全く違う次元のパラレルワールドに連れていかれるのかと
期待と想像をしながら読んでいた

でも話のトリックとしては意外でしたが、割合と最後は普通
ミステリーとしては、こんな感じでしょう

頭の中に何かひっかかりを置いてかれる感じはそそられるが
読み手の心をざわつかせる展開とダークさが最後に欲しかったなあ

でも作風は好きなので他の作品も読んでいきます

この作品を読んでいる最中に小学校6年生の女の子が失踪する事件が発生
本物の事件が早く解決されることを願いながら読んでいました
現実の事件とこの本のストーリーが交錯してしまいました

本物の事件は割合と早く解決し女の子も無事でなによりでした

2019年11月21日木曜日

イワナの謎を追う 石城謙吉


私、バス、シーバスですがルアー釣りをします
海の投げ釣りの竿も持っています
ハゼ釣りなんかもしたことあります
鮎も体験的に2回ほどやったことあります

こんな本を読んでいるのに渓流釣りは未経験
イワナを釣りにいったことはありません

この本はイワナ釣りの記述はなく
イワナとヤマメの違いから
分類、生態、分布などについて書かれています

最近釣りにも行っていません
これを機に渓流釣りに挑戦も良いかも・・
と思いつつ、これから冬なんで暖かかくなってから
考えることにしましょう


2019年11月16日土曜日

死刑台のエレベーター ノエル・カレフ


フランス映画にもなり、マイルスが映画音楽を担当
ということで、原作を読み始めましたが
序盤戦はかなり、だるくて話が頭に入らない

プロットは、詐欺師のような社長のジュリアンが殺人を実行し
完全犯罪を目指したが、無人のビルのエレベーターに閉じこめられてしまう
36時間後にようやく脱出に成功するが
まったく身におぼえのない別の殺人容疑がかかる

後半は一気に読み進んだが
どうにも中身が薄い気がする

フランス文学は私には合わないようだ

読み終えるころにマイルスのサントラを購入し
聞きながら読んだが
映画を見たほうが良かったんだろうと思える

名作だとのことだが肌に合うものと合わないものがある

体調が悪かったこともあるが読み始めから1カ月以上かかってしまった


2019年11月3日日曜日

全国アホバカ分布 松本修


TV番組の「探偵ナイトスクープ」特集を
本にまとめたものであります

1993年に発刊で直ぐに購入したかは
定かではありませんが新書で購入

ハードカバーなんで1,800円と良いお値段です

著者は探偵ナイトスクープのプロデューサー
当時の番組局長は上岡龍太郎、秘書は岡部まり
懐かしいですねえ
私、西宮に11年住んでましたのでローカルの時から知ってました

でも上岡龍太郎や岡部まりの話題にはあまりふれられず
番組で何故これがテーマとなって展開していったか
方言の分布、アホバカの極めて真面目な考察が書かれています

全国の方言でも「アホ」「バカ」は代表格ですが
「ダボ」「タワケ」「ダラ」「ホッコ」「アンゴウ」など様々な表現があります
私は「アンゴウ」だけは知りませんでした

私は、通常は「アホ」「バカ」両方使いますが
関西も長かったので使い分けはあいまいですが
どちらかと言えば関東生まれなので「バカ」が先に出ますが
関西人と話していると「アホ」が先に立つ時も多い程度でしょうか

会社の職場でも、なぜか私の部署は関西人出身の人間ばかり
関西弁の使い方も、関東に出てくれば皆少しづつ違います
関東人でも関西弁をマネする時も多くなっているのに気づきます
あと数十年後には、言葉の垣根や分布はかなり変化するんでしょうね

今読み返しても中々興味深いことが多く書かれている本でありました


2019年10月27日日曜日

日本のビール 稲垣眞美


昭和53年の本です
購入は大学の時かな?浪人の時かな?よく覚えてないです

私は農芸化学卒で醸造は勉強していませんが
興味本位に購入した感じでしょうか

でも醸造というよりは日本へビールが導入される歴史の本です
明治時代に急速に業績を伸ばしていった背景が書いてあります
醸造所は乱立していたようで
大阪ビール、渋谷ビール、浪花ビール、朝日ビール・・

作るだけでなく流通、覇権争い、小資本・大資本、広告
古い本ではありますが様々な切り口です

私は糖尿病持ちなんで
ビールは最初の一杯だけと基本決めていますが
夏の暑い時期には誘惑に負けてしまうこともあります
地ビールも10年ぐらい前まではクセが強くて
たまーに飲むから美味しいのかなと思っていたら
最近は、これはアリだな
と思えるものも増えてきました
(もしかしたら私の味覚の変化もあるかもしれません)

基本2杯目からは、焼酎かウイスキー
ビールの本以外も読もうっと

2019年10月23日水曜日

魚は夢を見ているか 鈴木克美



似たような題名の本を最近読んだな?
と思ったら、SFの「アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?」でした
これはSFではなく自然科学の本
魚系のトピックで、生態学系のネタが多く書いてあります

まず、表紙なんですが
魚の本なのに「何故チーターのイラスト?」と思いますが、
出版元の丸善株式会社の丸善ライブラリーは
全てこの柄で統一されているようです

タイアップしてパチンコ海物語の魚群でも
配置したら違う客層が取り込めたかも

と本の中身に関すること以外のことが気になってしょうがありません

さて内容としては、この手の本の中でも
比較的ライトな感じで読める内容ですが
ウンチクとして語れる内容よりはヘエの方が多い感じです

魚は夢を見ているか
マグロの高体温の秘密
フグはフグ毒に当たらない

など興味深い内容のトピックだが
実はよくわからないとしめくくられるトピックもかなり多くある

最終章は死んだ魚の消える先
何故魚の死骸が見当たらず骨まで残さずに消えてしまうのか
実に不思議である



2019年10月20日日曜日

長い長いお医者さんの話 K.チャペック


1952年出版チェコの作家の童話集
小学校の時に買ってもらったものだと思いますが
奇跡的に手元に残っている数少ない本

少年少女用の現代風童話ですが
ひと昔前の作なので
(現代では)差別用語が頻発し
子供向けなんだけど、冗談にならないお話も

宿なしルンペンくんの話なんか、テンコ盛りです
本名はあるが、あだ名を勝手につけられる

やくざもの・宿なし・ごくつぶし・ものぐさ太郎
ろくでなし・のろま・鈍物・のらくら・浮浪人・着たきりスズメ
渡り鳥・風来坊・こじき・浮草野郎・フラフラとんぼ

中々の単語がオンパレード!

かばんを預かってくれと言われたら
たっていただけで警官に「浮浪罪」で逮捕(?!)

かばんの中身を確認したら大金があって再逮捕!
裁判の時には強盗殺人罪!!!

童話ではありますが、差別とえん罪の話となっています

しかし童話ですから、持ち主が現れてえん罪容疑が晴れ
持ち主からお礼として家を買っても余るほどのお礼をもらう
しかし、直ぐに落とす!!!!

そしてカラスの王様となったのだが
カラスの王様になったことに気づかずに放浪
救いがあるような無いような

でも昔ながらの童話ってこうゆうプロット多いですよね
ある意味、怪談のひとつ手前

2019年10月16日水曜日

デキる上司は定時に帰る 小松俊明


なんとも悩ましいタイトルの本である

定時に帰るのがどれほど難しいことか・・
と思って手にしましたが
別に定時に帰るための本ではなく、「デキる上司」を目指す本でした

結構、会社の通信教育のテスト的な教えは色々とあります

で、できる上司になるためには

「具体的な指示を出しているか?」
「仕事の背景を詳しく説明しているか?」
「スケジュール管理能力はあるか?」
「情報の扱い方がうまいか?」
「言動に一貫性があるか?」
「速やかにに謝罪できるか?」
「部下の弱さを理解しているか?」
「小さなことに執着していないか?」

なるべく、気を付けているつもりで出来ていないことあります

特に「小さなことに執着していないか?」は
まずいかな

デキる上司になって、部下にも楽に楽しく
仕事をしてもらえるようになりたいもんです

読んで全部出来たら、苦労は無いですが
気を付ける具体例はいっぱい書いてありました

反対意見も結構ありましたが・・
ここでは、言えません

2019年10月12日土曜日

流しのしたの骨 江國香織


題名からする暗くて怖い話になるのかと思いましたが
そのような展開にはならずに安心

読み進めると家族の話で、淡々とありふれた家族描写

でも途中で少しイタイ感じのしま子チャンが、
大切な人を連れてくると言い、
大切な人が女性だとわかった時に普通の話ではなくなる?
と思いきやそうでもありませんでした

でも「流しのした」から
いつ骨が発見されるのか?
何の骨なのか?

あれや、これやと想像していましたが
そんなありふれた展開になるわけもなかったんですね

ネタばれになるので、あんまり詳しくは書かないでおきます

あとがきにもあるように、よそのうちの中をみるのはおもしろい
独自性と閉鎖性
家族には家族のルールがあります
色々なことがあります

2回目も静かに再読でして、また覗き見してしまいました


2019年10月9日水曜日

村上龍料理小説集


人間の三大欲は①食欲、②性欲、③睡眠欲と言われています
仏教では五欲というものがあり
①食欲、②色欲、③睡眠欲、④財欲、⑤権力欲

この本では食欲、性欲が密接につながっていることが描かれています
一瞬エロ小説に近いかな?とも思いましたが
村上龍氏の文体は格式が高いようで何か高級なものを感じます

ただ、あまり興味をそそる文体ではない

「限りなく透明に近いブルー」も
「コインロッカー ベイビーズ」も
かつて話題になったので題名ぐらいは知っていますが
私は読んでいませんが、この感じなんでしょうか

興味は無くとも古本屋には、売れ筋ばかりでなく
色々な本がおいてあります

あったら冒険してみても良いかもしれません

2019年10月5日土曜日

ジャイロスコープ 伊坂幸太郎


伊坂幸太郎のミステリー短編
色々な物語が最後につながるパターンが多い伊坂幸太郎です
仕掛けはあるのか?・・・
短編は7編

浜田青年ホントスカ
ギア
二月下旬から三月上旬
if
一人では無理がある
彗星さんたち
後ろの声がうるさい

15年を振り返って伊坂幸太郎インタビュー
短編集はホントに短編が7個でした

以外にも悪役だった浜田青年
ギアはSF
二月下旬から三月上旬は何を意味するのか
もしあの時こうしていたら
サンタクロースは会社員
清掃にはプライド

ネタバレしまいと、思うとここまでしか書けない

そして最後に「ああ、やっぱり」

そしてファンとしては読んで良かった
「十五年を振り返って 伊坂幸太郎インタビュー」
作品への思いや、どのように考えて書いているのか等
いつも、「伊坂幸太郎のの頭の中はどうなっているんだ?」
と思っていた疑問に答えてくれています

長編でない伊坂幸太郎も良かった

2019年10月2日水曜日

ニューヨーク魔法の言葉 岡田光世


「ニューヨークの魔法」シリーズ
ロングセラーと聞いて読んで見ました

ニューヨークを舞台にしたエッセイを書かれています
淡々とした文章で書かれたエッセイなのですが
真っすぐで、前向きで、自分と周りの人を愛し
相手のことへの思いやりも感じられます

感動というほどの感動はありませんが
ライトに読めるし読んでいる方も
少しづつ色々なことを考え、感じることができるような作風は好感です
が、このシリーズ全部読み続けるのは私には少々きつい
きっと、女性の方が熱烈なファンがいらっしゃることと感じます

第一章 
雑踏のなかで 馬の祝福 意外なほめ言葉 ストッキングを売ってください
カフェの携帯電話 見知らぬ夫 ハトのふん マニュアルにない会話
刑事の誘惑 改札口でもらった贈り物 スリにご用心 空の友
キッチンペーパーを配る人 他人 ハーレムのパイ売りおじさん
白インゲン豆のパイ

第二章 
街角での出会い 私はニューヨーカー ギリシャ・レストラン
ロックフェラーセンターの展望台 トイレ友だち ひどい仕打ち
ストライキ中 色つきのお湯 エルサルバドルのご馳走
親切な乗客たち 日系人のエミ ホワイトアスパラガス
ブルックリン・ブリッジを散歩! 三二歳の孫娘
他人を放っておけない人たち アスタ・マニャーナ(また、あした)

第三章 
あたたかい人々 楽しんで 仮運転免許の試験 お人よしなトイレ清掃員
黒い髪の娘 バラの香りをかいで 故郷 わが子
車椅子の人生 代理母の手紙 最後の会話
アメリカの家族からの手紙 嵐を呼ぶ女 注文の多い客
間違った勘定書 ソーホーで待ちくたびれて

第四章 
ニューヨークの風景 ヤンキー・スタジアムの窓口で 駅のバイオリン弾き
バスの中の会話 サインしてください 小さなカメラマン
Sheと呼ぶ自由の女神 ドライバーの怒鳴り合い メトロポリタン美術館の警備員
グランド・セントラル駅に魅せられて ハーレムの教会
元気になる電話 試着を待つ男たち 恋から落ちて
ハーレムの名門校 グラウンドゼロ マジックタッチ