1952年出版チェコの作家の童話集
小学校の時に買ってもらったものだと思いますが
奇跡的に手元に残っている数少ない本
少年少女用の現代風童話ですが
ひと昔前の作なので
(現代では)差別用語が頻発し
子供向けなんだけど、冗談にならないお話も
宿なしルンペンくんの話なんか、テンコ盛りです
本名はあるが、あだ名を勝手につけられる
やくざもの・宿なし・ごくつぶし・ものぐさ太郎
ろくでなし・のろま・鈍物・のらくら・浮浪人・着たきりスズメ
渡り鳥・風来坊・こじき・浮草野郎・フラフラとんぼ
中々の単語がオンパレード!
かばんを預かってくれと言われたら
たっていただけで警官に「浮浪罪」で逮捕(?!)
かばんの中身を確認したら大金があって再逮捕!
裁判の時には強盗殺人罪!!!
童話ではありますが、差別とえん罪の話となっています
しかし童話ですから、持ち主が現れてえん罪容疑が晴れ
持ち主からお礼として家を買っても余るほどのお礼をもらう
しかし、直ぐに落とす!!!!
そしてカラスの王様となったのだが
カラスの王様になったことに気づかずに放浪
救いがあるような無いような
でも昔ながらの童話ってこうゆうプロット多いですよね
ある意味、怪談のひとつ手前
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