これはジャズファンクを集めだした最初のころに購入の、老舗のレーベル P-Vine のジャズファンク・オムニバスの2枚組です。聴きなおしてみても、改めて中身の濃いオムニバス。ジャズ・ファンク初心者にしては中々良い買い物をしていたようで、自分を褒めてあげたい選択でした。このオムニバスに収録されている曲も、当時は全く知らなかったものも多かったのですが、今ではアルバムごと購入している曲も多く、もう私もジャズ・ファンク初心者からは脱却しているものと思っております。
「Return Of Jazz Funk」は、足かけ8年にわたって88タイトルものリリースを出し続けてきたP-Vine名物企画だそうで、その集大成が、この「Return Of Jazz Funk Special / Jazz Funk Never Dies」となるらしく道理で中身が洗練されてスペシャルなわけです。
アルバムの構成も単なるおすすめ曲の羅列ではなく、DISC 1 には、ベスト・オブ・ジャズファンク10 曲、DISC 2 にはそのカバー10 曲が収録の構成となっており、1枚目を聴いて、そうそう、これこれ!と思いながら聴く。2枚目を聴いて、オー、このバージョンもあったな。こっちを先に知っていたんだったな。と言う楽しみ方ができます。そしてDISC 1の本家をもう一回確認してみよう!なんて聞き方もできるわけでで、これは楽しい。 私、現在 車は保有してませんけど、こんなのが車に積んであるとノリ良くいろんな曲が聴けて良いんですよね。出張の時のレンタカーにも使えそうです。
私の場合、 Monkey Hips And Rice、Confusion の冒頭2曲については Soulive、 The New Mastersounds の方を先に聴いていました。 Backwoods Sideman については本家の Buddy Rich がやっぱり好き。Music Is The Message はLes Demerle のボーカルが素晴らしくてBoston Hornsと甲乙はつけがたい。Nathan Davis / African Boogie は忘れてましたが曲自体が中々スリリングで良い曲でした。割と煽られて聴く系の楽しいオムニバスで P-Vine というレーベルならではの良作🎵
【DISC 1】
1. The Wooden Glass Featuring Billy Wooten / Monkey Hips And Rice
2. Ivan Boogaloo Joe Jones / Confusion
3. Buddy Rich / Backwoods Sideman
4. Richard Groove Holmes / No Trouble On The Mountain
5. Roy Porter Sound Machine / Panama
6. Night Blooming Jazzmen / Nam M'yoho Ren-Ge Kyo
7. Jimmy Mcgriff / Groove Grease
8. Les Demerle / Music Is The Message
9. Nathan Davis / African Boogie
10. Jimmy Mcgriff / Fat Cakes
【DISC 2】
1. Soulive / Monkey Hips And Rice
2. The New Mastersounds / Confusion
3. The Sound Stylistics / Backwoods Sideman
4. Osaka Monaurail featuring Shirley Davis / No Trouble On The Mountain
5. Funkshone / Panama (Funkshone New Version)
6. Speedometer / Nam M'yoho Ren-Ge Kyo
7. Big Organ Trio / Groove Grease
8. Boston Horns / Music Is The Message
9. David Pastorius & Local 518 / African Boogie
10. Speaker Sgt. / Fat Cakes