「Art Blakey and Jazzmessengers」 は1954~1955年にかけて、ピアノの Horace Silverと結成されています。1058年のヒット作「Moanin'」ジャズ史に名前を刻み、多くのミュージシャンを輩出した Art Blakey(アート・ブレイキー)のバンドですが、その Art Blakeyでも低迷期があり、1970年代後半ぐらいから暗黒時代と呼ばれていたようです。
そして1981年、18歳の若き Wynton Marsalis(ウィントン・マルサリス)をメンバーとした、このアルバムを契機に人気復活したアルバムです。
確かにトランぺッターのアート・ブレイキー門下生は多く、Hank Mobley・Jackie McLean・Johnny Griffin・Benny Golson・Wayne Shorter・Dorham・Donald Byrd・Lee Morgan・Freddie Hubbard など
トロンボーンではCurtis Fuller、ピアノでは Bobby Timmons・Cedar Walton・Keith Jarrett あたりが、このバンドを経てジャズ界で活躍しています。
さてオープニングは「Cheryl」チャーリー・パーカーのビバップですが、バンドメンバー全員に勢いと活力がみなぎってます。これは、やはりウイントン効果なんでしょう。続いて「Ms. B.C.」ですが、これも疾走感があります。テーマ部分のベースのスタタタンというフレーズが硬質で煽ってきたな、と思ったらウイントンがソロをとりブレイクしその後も怒涛のソロ合戦。
発売前から「Album of the Year」なんて名前をつけてますが、気合と新しい時代のへの確信がうかがえる傲慢なネーミング🎶
drums : Art Blakey
trumpet : Wynton Marsalis
alto sax : Robert Watson
tenor sax : Bill Pierce
piano : James Williams
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