2021年4月30日金曜日

本日のCD The Jazz Messengers ♪ At The Cafe Bohemia Volume 2

 

 Volume1に続いて、同時購入したVolume2でこちらも最後3曲はオリジナルにはないCD化の時のボーナストラックとなっています。ライナーノーツに説明が詳しく掲載されていたのでCafe BohemiaについてはVolume1のレビューに書いています。
 2枚目のレビューで気づいたんですがライナーノーツにはArt Blakey & The Jazz Messengersとなっていたのですが、これはアートブレイキーの名前が冠につく前の The Jazz Messengers でした。このアルバムは結成当時のオリジナルメンバーの録音でMCはArtですがリーダーはホレス・シルヴァーで、ホレス・シルヴァーは1956年に脱退しますからこのライブの翌年に脱退して「Art Blakey &」の冠がついてリーダーがArtとなります。
 Volume1では緩やかなブルースから始まりましたがVolume2ではアップテンポで始まります。(ドラムから始まってホレスの出だしフレーズがトリッキーでカッコイイ)公演を続けて録音しているのかなとも思いましたが少し長めのアートブレイキーのアナウンスで始まりますので2部構成の後半で少し流れを変えているのかもしれませんね。(英語がうまく聞き取れないのでMCの内容はよくわかりません)選曲のせいかもしれませんが演奏の流れもVolume1よりも流れがスムーズな感じがします。ケニー・ドーハムもVol1とは勢いが明らかに違って音数が多めにスリリングになってきています。観客は拍手の数が少なめなのでそれほど多くはないようですが、ソロごとのファンの称える拍手が何かとても暖かく感じて良いステージであることもうかがえます。
 惜しいのは6曲目のI Waited for Youの急なフェイドアウト。オリジナルのレコードではこれが最後の曲だったので収録時間の都合でこうなってしまったんでしょうが、これからどうなるのかと思いながら聞いているところで切れてしまうのはもったいない。CD化で完全収録にしてほしかったところであります。

drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Kenny Dorham
bass : Doug Watkins
Recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.

1. Announcement by Art
2. Sportin' Crowd
3. Like Someone in Love
4. Yesterdays
5. Avila and Tequila
6. I Waited for You
7. Just One of Those Things
8. Hank's Symphony
9. Gone with the Wind





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