2021年5月11日火曜日

本日のCD Jaco Pastorius / Live In New York City Vol Two


 1992年リリース「Live in New York」シリーズの第二弾で、ブートレグらしく音はチープ。そしてハイラムが目立ちすぎでお調子者すぎないか?と思われる方はいると思いますが、私の大好物はハイラムでもあるので、この共演は単純に楽しいです。
 たぶんハイラムは本音ではロック・スターみたいな存在になりたかったんだけどロック・スターはいっぱいいるから、こちらフュージョンの世界で楽しいことをやってたんだと思ってるんですが、このアルバムでも、そのハイラム節が全開です。
 出だしがWipe Outってのもやってくれます。そんな気分で楽しくやろうぜって気分にさせてくれます。だから少々雑な感じの演奏も勢いで乗り切ってきれています。


 私的には硬質なハイラムのギターとの出だしユニゾンのTeen Townはジャコとの息もぴったりでゾクゾクしますし、そこからのハイラムのリバーブが効いた幻想的なギターのセカンド・テーマも好きですし、歪ませ好きなジャコがドンドン攻撃的に攻めてくるのもホント好きです。Son Of Creeper、Cissy Strut なんかは思い付き程度にやってる感じはしますが、ハイラムとの共演だからこその展開ですし、なによりもやっている本人たちが面白がっているのが凄くよくわかる。そして最後のオルガンをジャコがやってるThree Views of a Secretは出来が良いとは決して言えないんですが好きなんですよね。このアルバム。

electric bass : Jaco Pastorius
electric guitar : Hiram Bullock
drums : Kenwood Dennard

1. Wipe Out
2. Straight Life
3. I Shot The Sheriff
4. Teen Town
5. Dear Prudence
6. Ode To Billie Joe
7. Continuum
8. Son Of Creeper
9. Cissy Strut
10. Three Views Of A Secret





  

2021年5月10日月曜日

本日のCD Lihgtnin' Hopkins ♪ Blues Giant Best Selections 3

 

 イラストの御大も👍 20曲入りのお得版ですので買っときました♪
 「Lihgtnin'」 は稲妻が由来の黒のサングラスと咥えタバコがトレードマークのブルースマン。1912年生まれ1982年没で、10歳のころに戦前のテキサス・ブルースのパイオニアのブラインド・レモン・ジェファーソン出会い付き人となってギターを教わった。15歳の時にはいとこのブルースマン、テキサス・アレクサンダーとテキサスにあるレインボー・シアター(多分でかい会場なんでしょう)で演奏するまでになり、初レコーディングは34歳と下積みが長い人でした。しかしその後のレコーディングは100枚を超えると言われているまさにレジェンド。
 このアルバムにもアコースティックとエレクトリックの両方の素養があり、このアルバムでも両方の楽曲が収録されています。基本的には弾き語り、小編成のバンドでの演奏が中心で強いビート感。ヘビーで生々しい個性がよく表れています。
 ブルース教則本などにかなりの頻度でライトニン・スタイルとして登場してきますが、昔のブルースマンにしては拍の取り方も現代のブルースマンと同じなので聞きやすいのがうれしい方です。
 ギターは親指にサムピックをはめた2フィンガースタイルで、モノトニックベースが基本的なスタイルで特に難しいテクニックなどは使用しないノリ重視のギターですね。

1. Mary Lou
2. Want To Come Home
3. Devil Is Watching You
4. Rolling And Rolling
5. Please Don't Quit Me
6. Move On Out Part 1
7. Moaning Blues
8. Katie Mae
9. Move On Out Part 2
10. Mr.Charlie
11. Mojo Hand
12. Houston Bound
13. Black Mare Trot
14. Glory Bee
15. Baby I Don't Care
16. Jake Head Boogie
17. Lonesome Dog Blues
18. Give Me Back That Wig
19. Tell Me Pretty Baby
20. Bad Luck And Trouble






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2021年5月9日日曜日

本日のCD Thelonious Monk / Plays Duke Ellington

 


 モンクがPrestigeからRiversideに移籍してから8枚の作品を発売していますが、これはモンクが38歳の時1955年の録音です。この頃はまだキャバレー・カードは没収されたままだったのでレコーディングがメインの活動だった時期です。(1951年にばバド・パウエルの車からヘロインが発見されてモンクは無罪で60日服役でキャバレー・カード没収)
 ビッグバンドが主体のエリントンのおなじみの曲を、ソロや少人数編成のコンボが主体のモンクが演奏するとどうなるのか?と大変興味がわくコンセプトのアルバムですが、なるほどあのメロディーもモンクが弾くと、このタイミングで音をぶつけてくるのかと興味深く聞くことができました。
 エリントンとモンクは演奏スタイルもフレーズもそれほど似ているわけではありません。またエリントンは1899年生まれ、ニューヨークのコットン・クラブの初出演は1927年だそうです。エリントンのアルバム・デビューは1941年なので、1917年生まれのモンクがエリントンのアルバムを聴いて育ったわけではないようですが、エリントンのようになりたいと野望を抱くようになったきっかけであったとしても不思議ではないですが、まず企画はプロデューサーのOrrin Keepnews氏の意図するところなのでしょう。
 ジャケットは元は録音した3人の写真だったのがRemasterを重ねてHenri Rousseauの絵に変更されたらしい。私は絵心はないのですが、このエリントンの曲を弾くモンクの雰囲気とマッチしている心にくい選択です🎶🎹
 
piano : Thelonious Monk
bass : Oscar Pettiford
drums : Kenny Clarke

Recorded Jul. 21 and 27, 1955. in Hackensack, New Jersey

1. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing)
2. Sophisticated Lady
3. I Got It Bad And That Ain't Good
4. Black And Tan Fantasy
5. Mood Indigo
6. I Let A Song Go Out Of My Heart
7. Solitude
8. Caravan





  

ノルウェイの森 村上春樹

 

 

 今更ながら世界的に有名な作品「ノルウェイの森」を読んでみました。きっかけとしては古本屋で買った「ノルウェイの森と10のオマージュ」というCDブックで、ノルウェイの森をオマージュして書籍の形態でプロデュースした作品で、それほど本の中身の曲に感動してもないのですが、作者の兼松 光氏に、こんな情熱を持たせた原作がどれほどの名作なのか読なければなるまいと思ったわけです。

 で読み始めると出だしは青春小説で舞台は昭和の学生紛争の最後のほうでしょうか?淡々とした語り口で、主人公のワタナベトオルくんはドライな現代青年。出だしの直子との思い出は浮遊感のある描写で不思議な雰囲気でありましたが、すぐに昭和でレトロな寮生活の話となり青春小説としてはありかもしれないけど「世界の人がこれに感動するのか?」と上巻の半分以上は疑問を感じながら読み進める。キズキが17歳で自殺したのは主人公の心に残る事件ではあるが彼はドライな感覚なのでそれほど心配はない。しかし直子の入院により何かが変わってきた。ここら辺から話に引き込まれて行き後半の主人公に近い直子と対照的な緑が存在感を強めてきてぐっと引き込まれる。感情はあまり露わにしないワタナベくんが苦悩することにももどかしくも、共感するものがある。

 全体的には小説にありがちなパターンの伏線や仕掛けはなく、淡々と物静かに描かれているが。生きていれば必ず「喪失」はあって自然なことであり受け入れなけば人は生きていけないことを訴えるでもなく淡々と描いている青春、恋愛小説でありました。いきつけの「おでんバー」で常連さんやマスターと音楽や本、芸術の話題は多いので、この本のことも話題にしました。昔読んだことがある人も多かったのですが中身については忘れて思い出せない人が100%だったのは相当昔の作品であったせいか?割と平坦な感じのする作品だからか?印象的には薄い小説ではありますが10年後ぐらいに再読してみたい作品ではあります。私は覚えているんでしょうか?どんな気持ちでこれを読めるのか?気になる作品ではあります。

 作品中にでてくるノルウェイの森も直ぐには頭の中には浮かばないけど聞けば思い出せる曲という私にとっては印象の薄い楽曲


 作品中「ドイツ語の授業が終わると我々は新宿の街に出て、紀伊國屋の裏手の地下にあるDUGに入ってウォッカ・トニックを二杯ずつ飲んだ。」のくだり我々日本人のジャズ・ファンにはこれだけでくすぐるところでもあります。(海外の方にはわからないと思いますが)

CDとレコード

 


 私は音楽好きではありますがレコードプレイヤーは所有しておらずCDをPCのハードディスクに落としながらライブリを作成して、PCをプレイヤーにしてスピーカーはPCとは別にのもので聞くとか、Walk Man に落として聴くなどで楽しんでいます。

 住居環境が借家のマンションであるため、大音量で聞くこともできないので再生や音質にはこだわらずに楽曲を楽しむようにしているのですが、いきつけの「おでんバー」のちゃんとしたオーディオで聴くと同じ曲でも自宅では気づかなかった音が聞き取れたり臨場感が違うことは理解しているのですが、PCに落とした音源でもちゃんとした機器で聴けばそれほど大した差はないだろうと思っていました。

 ノエルカレフの「死刑台のエレベーター」を本で読みながら、マイルスのサントラを家で聴いていたら、マイルスがちっとも面白くなくて Walk Man に落とした音源を「おでんバー」のちゃんとしたオーディオで聴いたら全く違って聞こえて繰り返し聴くほどに印象が変わり、音楽用の録音機器なら良い音で保存できるのはさすが世界の Walk Man と思ったこともありました。一方で私が購入したサルサのCDを「おでんバー」のマスターが気にいって店のPCのハードディスクに録音して後で聴いたらCDの方が音質が良くてPCなどによってはハードディスクのデータでは音質が劣化するのかと気づいたこともあります。

 最近びっくりしたのはジョニ・ミッチェルのアルバム「Shadows and Light」。購入したCDを「おでんバー」で聴いたらマスターが「これはレコードで持ってるよ」とCDをかけ終わった後にレコードを聴いたらレコードの方が臨場感があって全く違って聞こえます。こういった聴き比べはマスターもしたことがなくて驚きだったようです。

 ちなみにこの時普通に音楽を聴くけどそれほどこだわりの無い常連さんが同席されていてマスターと私のはしゃぎっぷりに不思議な顔をされています。違いは歴然としているとマスターと私は聴き分けていたのですが彼にとっては同じ音で、この違いが全く聴き分けられないようでした。人間による感性の違いにも、また驚きでした。この世界深いですね。

2021年5月5日水曜日

本日のCD Kenny Burrell ♪ Guitar Forms


 邦題は「ケニーバレルの全貌」1965年の作品です。トラディショナル・ブルース、フラメンコ、モダン・ブルース、クラシック、ボサノバ、モダン・ジャズとバラエティ豊かな内容で、イージー・リスニング的でバラエティ豊かで楽しめるんですが、若干チグハグなところに時代を感じて思わずニヤついてしまうアルバムです。原題は様々なギターワークで「Guitar Forms」だったのが訳者によって「ケニーバレルの全貌」はわかりやすいですが何かの本のようなタイトルですな。
 わかりやすい正統派のギターなので私のようなギター演奏愛好家にとっては、ケニー・バレルは聞くだけだけではなく先生のような存在でもあります。このアルバムのグリーン・スリーブスはソロギターで静かに始まり、その後でバンドが加わってスイングする王道のような展開であるせいか雑誌や教則のなかでもスコアでもよく目にします。聞きなれたメロディにジャズアレンジが効いているせいもあるんでしょう。ただ改めて聞きなおすと少し時代が古いベタな感じが少しイモっぽいかもしれないですね。(良いとか悪いとかは超越してですが)
 クレジットを見直していたらプロデューサーがCreed Taylorという方、イージーリスニング系の方らしくなるほど。同じギタリストのウェスとかでも現代の私たちからしたらなんでこんなイージーリスニングやってるんだ?と思ってしまう音源もあり、これは良し悪しとかプロデューサーの技量とかではなく時代の流れ、流行りなんですね。またアルバムのタイトル下に書いてあるGil Evansは、Lotus Land、Moon And Sand、Loie、Last Night When We Were Youngにアレンジとコンダクターで参加しています。このアルバムを聴く限りではケニーバレルとの相性はあまりよくないかな。

guitar : Kenny Burrell
 (1, 3, 9)
piano : Roger Kellaway
bass : Joe Benjamin  
drums : Grady Tate
congas : Willie Rodriguez
 (2, 5, 6 to 8)
arranged by, conductor : Gil Evans
bass : Ron Carter
drums : Charlie Persip, Elvin Jones
soprano sax : Steve Lacy
alto sax : Lee Konitz
alto flute, flute, bass clarinet : Ray Beckenstein
tenor sax, bassoon, flute : Bob Tricarico
tenor sax, oboe : Richie Kamuca
trombone : Jimmy Cleveland, Jimmy Knepper
trumpet : Johnny Coles, Louis Mucci
english horn, flute : George Marge
flute, english horn : Andy Fitzgerald
french horn : Julius Watkins, Ray Alonge
tuba : John Barber

1. Downstairs
2. Lotus Land
3. Terrace Theme
4. Excerpt From ”Prelude#2"
5. Moon And Sand
6. Loie
7. Greensleeves
8. Last Night When We Were Young
9. Breadwinner





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ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアスの最後に言葉 松下佳男

 
 
 好きな音楽をかけられるので主としては音楽好きが常連の「おでんバー」で言われた。別に何をかけても自由なんだけど「ジャコの説明にあまり熱を込められてもねえ。実は私それほどジャコは好きではないんですよ」とマスターに打ち明けられた。
 したがって私は一人でジャコの音楽を聴き、本を読みその短い生涯で残したものを追うのであります。音楽は音なんだから自分の感性に合うものだけ聞いてればよいと思っていたんですが、歳をとってきてからは、その背景にあるものや考えなども理解して聞いたり、ジャズミュージシャンの多い音楽性の時代による変遷を時間軸で追ってみることもしています。
 断片的に雑誌やCDのライナーノーツで読んでいて、ジャコという人はジャンキーで破滅したベーシストぐらいしか知識はありませんでした。しかしもともとは酒もタバコもやらない子煩悩な人間があっと言うまに破滅していくのは本などを読んでから知り、強烈なインパクトがあります。
 そんなジャコの状態を書き留めた本はビル・ミルコウスキー著「ジャコパストリアスの肖像」で読んで少し悲しくなってください。この本は「ADRIB」やベースマガジン系の雑誌でのジャコへのインタビューを中心とした内容が掲載してあるので、ジャコの音楽に対する考えかたなどが書かれています。同じようなインタビューで若干違う答えだったり、論理が依然とは違ったりするのは普通の人でもあること、ましてや目まぐるしく価値観の変わる音楽業界にいて、ドラッグや精神疾患に病んでいた人なんですからそれは致し方ない。インタビューなので湿っぽい話もなく前向きなジャコに会えて良かったです。お風呂に入りながらゆっくりと読み進めました。

2021年4月30日金曜日

本日のCD The Jazz Messengers ♪ At The Cafe Bohemia Volume 2

 

 Volume1に続いて、同時購入したVolume2でこちらも最後3曲はオリジナルにはないCD化の時のボーナストラックとなっています。ライナーノーツに説明が詳しく掲載されていたのでCafe BohemiaについてはVolume1のレビューに書いています。
 2枚目のレビューで気づいたんですがライナーノーツにはArt Blakey & The Jazz Messengersとなっていたのですが、これはアートブレイキーの名前が冠につく前の The Jazz Messengers でした。このアルバムは結成当時のオリジナルメンバーの録音でMCはArtですがリーダーはホレス・シルヴァーで、ホレス・シルヴァーは1956年に脱退しますからこのライブの翌年に脱退して「Art Blakey &」の冠がついてリーダーがArtとなります。
 Volume1では緩やかなブルースから始まりましたがVolume2ではアップテンポで始まります。(ドラムから始まってホレスの出だしフレーズがトリッキーでカッコイイ)公演を続けて録音しているのかなとも思いましたが少し長めのアートブレイキーのアナウンスで始まりますので2部構成の後半で少し流れを変えているのかもしれませんね。(英語がうまく聞き取れないのでMCの内容はよくわかりません)選曲のせいかもしれませんが演奏の流れもVolume1よりも流れがスムーズな感じがします。ケニー・ドーハムもVol1とは勢いが明らかに違って音数が多めにスリリングになってきています。観客は拍手の数が少なめなのでそれほど多くはないようですが、ソロごとのファンの称える拍手が何かとても暖かく感じて良いステージであることもうかがえます。
 惜しいのは6曲目のI Waited for Youの急なフェイドアウト。オリジナルのレコードではこれが最後の曲だったので収録時間の都合でこうなってしまったんでしょうが、これからどうなるのかと思いながら聞いているところで切れてしまうのはもったいない。CD化で完全収録にしてほしかったところであります。

drums : Art Blakey
piano : Horace Silver
tenor sax : Hank Mobley
trumpet : Kenny Dorham
bass : Doug Watkins
Recorded at Cafe Bohemia, NYC、 November 23, 1955.

1. Announcement by Art
2. Sportin' Crowd
3. Like Someone in Love
4. Yesterdays
5. Avila and Tequila
6. I Waited for You
7. Just One of Those Things
8. Hank's Symphony
9. Gone with the Wind





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2021年4月27日火曜日

本日のCD Jim Hall ♪ Concierto


 邦題はアランフェス協奏曲で、CTIレーベルの全作品中最大セールスだったとかで、1975年発表のヒット作(らしい)。セクステット編成でポール・デスモンド、チェット・ベイカー、ロン・カーター、スティーブ・ガッド、ローランド・ハナが名を連ねています。
 なるほど、出だしのYou'd Be ・・からロン・カーターのブ~ンというベースと少し早めのテンポはアーバンな雰囲気ですが大人の色気のようなものがあって洗練された雰囲気でかっこいい。最後の大作の「Concierto De Aranjuez」よりも好みかもしれないです。以降チェット・ベイカーとポール・デスモンドはくすんだ音で攻めてきますし、 スティーブ・ガッドは少し重めのチューニングのドラムで、最後のConcierto De Aranjuez「アランフェス協奏曲」までの序章のように演奏されていきます。
 そして最後の「アランフェス協奏曲」は19:22の大作。スペインのホアキンロドリーゴの作曲でチックコリア「スペイン」の出だしにも良く使われています。チックコリアでは激しい曲の前の静けさに使われているのですが、この録音はあくまでも優しいアプローチ。曲のイメージが変わる途中からスティーブガットが参加しイージー・リスニングのようになり中だるみ気味のような気もしますが、このタイプの楽曲をこの演奏形態でやると安っぽくなりがちなのに最後までゆったりと聞かせてくれるのは確かに素晴らしい。ジャズ喫茶なんかで珈琲を飲みながら本でも読むには聴きやすくて良いのかもしれないです。

guitar : Jim Hall
alto sax : Paul Desmond
bass : Ron Carter
drums : Steve Gado
trumpet : Chet Baker
piano : Roland Hanna

1. You'd Be So Nice Yo Come Home To
2. Two's Blues
3. The Answer Is Yes
4. Concierto De Aranjuez





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ふがいない僕は空を見た 窪美澄

 

 最近読む本が官能小説もどきが多いんです。選んでいるわけではないんですが古本屋で本の題名を見て買うとそちら系の小説にあたります。この本も生々しい性描写から始まるので、またまた困惑しました。しかし主人公の性描写の後には、かかわる登場人物から見た出来事が展開されていくと本の中にいた自分の世界観がくるっと変わります。
 セックスの快楽に溺れていたように見えるのだが、それなりの苦悩を抱えながらもこんなことになってしまう。人間とは不思議なものです。
 コスプレ・セックスが知れ渡ってしまい大変なことになる斎藤くんですが、その助産婦をされている母親がたくましく頼もしい。この事件以外は斎藤君は純粋で優しく倫理観もある。それだけに読んでいても理解できず共感できない。この共感できないところが面白さにつながっているような気がします。
 生きるということは痛みが伴ったり、喜びがあったりいろんなことがあり、色々な考え方がある。本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また’11年、同書で山本周五郎賞を受賞。映画化もされているようです。

2021年4月26日月曜日

本日のCD Marcus Miller ♪ Suddenly


 私に限らないと思いますが、保有する音源にはかなりの確率でマーカスが携わっています。David Sanborn、Donald Fagen、The Brecker Brothers、Miles Davis、Doc Powell、Grover Washington. Jr.、渡辺香津美、Lee Ritenour、Bob James、Norman Brown・・私が自分でコレクションしている音源の登録してあるものだけで、これだけザクザク出てきます。サンボーンのリーダーアルバムは、ほぼコンプリートしていることも考えると、私の人生のうちで驚異的な時間をマーカスに費やしていることになります。(お金もね)
 これだけ私の人生にかかわっている人のソロ・アルバムは間違いなく私の感性にも合っているはずとアルバム購入という投資はするんですが、結構な確率で肩透かしをくらうのもこの人と私の相性です。つまりはソロ・アルバムは意外とつまらないのです。
 本アルバムはマーカスのソロ第1弾1983年の発売。全編スラップ・ベースをバリバリかと思ったら、タイトル曲「Suddenly」や「Just For You」はサンボーンのフュージョン・アルバムの楽曲の流れにボーカル入り。全体的にはのシンプルアレンジのポップなアルバムです。ただ何となく、全体的に印象は「軽いなあ」ですね。まあ既にミュージシャンとしては成功されている方なんで「意地でもこれで一発あててやる」なんて気迫は当然ないわけで、本人のほんとの趣向はこんな感じなんですよね。きっと
 マルチな人なので、ほぼ全て一人で楽器は演奏されています

instruments, lead vocals, backing Vocals : Marcus Miller

1. Lovin' You
 backing vocals : Luther Vandross
2. Much Too Much
 backing vocals : Yvonne Lewis
 percussion : Ralph MacDonald
 vibraphone : Michael Mainieri
3. Suddenly
 alto sax : David Sanborn
 backing vocals : Luther Vandross
 percussion : Ralph MacDonald
4. Just For You
 alto sax : David Sanborn
 backing vocals : Brenda White, Luther Vandross, Tawatha Agee, Yvonne Lewis
 drums : Buddy Williams
 percussion : Ralph MacDonald
 arranged by (Strings) : Michael Colina
 violin : Onca Nicolau, Carol Pool, Eriko Sato-Oei, Guillermo Figueroa, Joanna  Jenner, Kineko Barbini, Martha Caplin-Silverman, Naoko Tanaka, Robert Chausow,  Ruth Waterman
 cello : Eric Bartlett
 viola : Maureen Gallagher, Valerie Haywood
 bass (2-String) : Dean Crandall, Lewis Paer
5. The Only Reason I Live
 drums : Yogi Horton
6. Just What I Needed
 drums : Harvey Mason
 percussion : Ralph MacDonald
7. Let Me Show You (I Just Want To Make You Smile)
8. Be My Love
9. Could It Be You
 acoustic guitar : Nicky Moroch
 drums : Buddy Williams
 percussion : Ralph MacDonald
 arranged by (Strings) : Michael Colina
 
violin : Onca Nicolau, Carol Pool, Eriko Sato-Oei, Guillermo Figueroa, Joanna  Jenner, Kineko Barbini, Martha Caplin-Silverman, Naoko Tanaka, Robert Chausow,  Ruth Waterman
 cello : Eric Bartlett
 viola : Maureen Gallagher, Valerie Haywood
 bass (2-String) : Dean Crandall, Lewis Paer





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2021年4月22日木曜日

本日のCD Lee Konitz Hein Van De Geyn ♪ Meeting Again

 

昨年の2020年4月15日アルト・サックス奏者のリー・コニッツが亡くなりました
私の手持ちの中では、渋めのアルバムに参加しておられます
コロナによる肺炎で享年92歳
2018年までアルバムも出されていて現役を貫いておられました

行きつけのバーのマスターも昔好きだったとのことは
聞いていましたので、ソロアルバムなんぞも聞いてみるかと購入しました
このアルバムは2006年なので79歳のかなり晩年の作品で
ベースのハイン・ヴァン・デ・ガインのとデュオ作品

リー・コニッツはリーダーライブでは
一切曲目を知らせない人らしく、共演者は出だしのメロディーを聴いて
スタンダードを演奏しなければならないらしい(恐ろしい)
だがこの作品ではガインから出ていくことも多いので(3, 6, 7, 8, 10)
曲名ぐらいは打ち合わせていたのではないかとのこと
いくらスタンダードと言ってもベースの出だしだけで
リー・コニッツが曲を当てるのは不可能でしょうから

でも最初の2曲はベースは、リー・コニッツの
サックスを聴いてから、少しづつ始めているような気はしますが・・

何回か聞いていますが、最初はあまり聞かずに作業のBGMで
二回目は睡眠導入として小さな音で寝ながら・・
そして、このエピソードを知ってから
ベースのガインの緊張を想像しながら聴くと全く違って聞こえます
(退屈ではなくなる)

「デュオでスタンダードをクールにブロウしたアーティスティックなライヴ作品」
いや不思議なもんです、その通り

alto sax : Lee Konitz
double bass : Hein Van de Geyn

1. Lover Man
2. The Song Is You
3 A-Fantasy
4. Invitation
5. Little Girl Blue
6. I Should Care
7. Cherokee
8. Swift Code
9. Stella By Starlight
10. Sweet Lorraine
11. 'Round Midnight

このアルバムのテイクは見つからないので
1990年録音なんで16年前ですか
このアルバムはMeetsなんで
なるほど、Meeting Againで再会したんですね
 I Should Care

The Thrill Of The Thought

Conversation In G


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