2026年8月29日土曜日

Eagles / One Of These Nights


 経済新聞としてはアメリカ最大の発行部数を誇る月間経済新聞紙 ウォール・ストリート・ジャーナル の「史上最も人気のある100のロックバンド」で7位 。1971年にLinda Ronstadt のバックバンド編成のために1971年に集まり、同年の8月にバンド結成し1982年に解散しながらも、1994年に再結成し2023年ラストツアーを発表しながらも、2026年現在まだライブは続いています。eagles.com ここら辺になってくると商業的価値が高すぎて、バンドはなくならない。人類が滅亡するまで続くんだろうか?
 と、今も存在しているバンドですが、やはりデビュー当時のアルバムや曲はいつまでも色あせない素晴らしい作品。当時購入はしなかったものの、たまには聴きたくなるのでデビューから6枚のアルバムが堪能できる、お買い得盤を購入しています。


 Eagles (1972), Desperado (1973)は、カントリー強め、On The  Border (1974)で、ロック寄りのサウンドへの舵切り、このアルバムでは、さらによりハード、ファンクネスなロックに変化しています。プロデューサーは、前作から変わった Bill Szymczyk なので、に替わり、それに伴いレコーディングは、当然アメリカのスタジオで今回は6ヵ月を費やしています。
 作詞作曲は、これまで J D Souther、Jackson Browne が単発的に参加し、前作では様々なアーチストが参加していましたが、本作では、基本 Don Felder, Don Henry としたバンド・メンバーによる曲作りでラスト I Wish You Peace のみ Patti Davis が名を連ねています。Patti Davis は第40代アメリカ合衆国大統領レーガンの娘で共作した Bernie Leadon の恋人であったとのこと。それだけなら、ああそうなんだ。なんですが、これは、一人だけバンドの意思とは違う方向にあったことの表れのようです。
 前作 On The  Border (1974) でバンドの総意でロック・サウンドへの舵切を行ったかに見えましたが、Bernie Leadon は、Eagles のアイデンティティーはカントリースタイルにあると考えていたようで、産業ロック的な変化に反対だったようです。またこのアルバムで Don Felder, Don Henry の二人が選曲を決定したこと、もともと Leadon 発案の Hollywood Waltz
 のリードボーカルが Frey に奪われたこと、他のメンバーのドラッグとセックスに溺れた生活に対する不満から、アルバム制作後のツアーが終わった1975年12月20日に脱退となります(次のアルバムで後釜には Joe Walsh が登場します)硬派かと思っていたら、やはりそうなんだなあと、」この当時のアメリカのバンドに、ありがちな背景の感想です。

 さて、アルバムのジャケットデザインが呪術っぽいものになり、「One Of These Nights」 =「 呪われた夜」の和訳なので、ストーリー性のあるアルバムになったのかと思いきや、実はそうでもなく、強い意味での統一コンセプト・アルバムというよりは、夜のムードとサウンドの流れでまとまった作品となています。ちなみにテーマ曲自体は「One Of These Nights」 =「 呪われた夜」的なオカルトな曲ではなく、「いつか決行する夜」といった意味合いで、恋愛、成功、人生の転機などを主題として、手に入れたいものをまだ取りに行けていない状態を歌ったものです。
 呪術っぽいと思っていたジャケットは、「牛の頭蓋骨に羽や装飾を組み合わせたモチーフ」で、昔ながらのカウボーイ/フォーク的=当初のカントリーに根ざしたデザインであるようで、そう考えるとカントリーを離れていく方向のバンドにとっては、いささかチグハグなデザインを選択したように感じますが、アート関係者は真剣です。アートディレクターは前作と同様  Gary Burden、イラストとレタリングは Boyd Elder というグラフィックデザイナーで適テキサス生まれ。
 サウンド的には、ロックサウンドで聴きやすくなり魅力的になってきていますが、一枚目のアルバムの音と背景から追っていくと何かモヤモヤする感じです🎶

vocals, guitar, slide Guitar : Don Felder
vocals, guitar, keyboards : Glenn Frey
vocals, guitar, banjo, mandolin, steel guitar : Bernie Leadon
vocals, bass : Randy Meisner
vocals, drums, percussion : Don Henley

producer : Bill Szymczyk
recorded at Mac Emmerman's Criteria Studios, Miami and the Record Plant, Los Angeles.
artwork (front cover artpiece), lettering : Boyd Elder
art direction, design : Gary Burden

1. One Of These Nights / Don Henley, Glenn Frey 
lead vocals : Henry
lead Guitar : Felder
2. Too Many Hands / Don Felder, Randy Meisner
lead vocals : Meisner
lead Guitar : Felder, Frey
3. Hollywood Waltz / Bernie Leadon,  Don Henley, Glenn Frey
lead vocals : Henry
harmonium : Frey
mandolin, steel guitar : Leadon
synthesizer : Albhy Galuten
4. Journey Of The Sorcerer / Bernie Leadon 
fiddle : David Bromberg
strings : The Royal Martian Orchestra
5. Lyin' Eyes / Don Henley, Glenn Frey
lead vocals : Frey
lead guitar : Leadon
piano : Jim Ed Norman
6. Take It To The Limit / Don Henley, Glenn Frey, Randy Meisner
lead vocals : Meisner
piano : Jim Ed Norman
7. Visions / Don Felder, Don Henry 
lead vocals : Felder
lead Guitar : Felder
8. After The Thrill Is Gone / Don Henley, Glenn Frey
lead vocals : Henry, Frey
lead Guitar : Felder
9. I Wish You Peace / Bernie Leadon, Patti Davis
lead vocals : Leadon
lead Guitar : Leadon


定年退職して延長をしないことにしたので、音楽以外のことをしばらく「ノージョブ定年 NoJobTeinen」と言う別ブログに書いてみることにしました。


  

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