2021年6月5日土曜日

本日のCD Kenny Dorham ♪ Afro-Cuban

 

 ダンサブルなアフロキューバン・ジャズ、ラテン・ジャズの古典的名演です。1955年の録音で最初の4曲は Jay Jay Johnson のトロンボーン、コンガで Carlos "Patato" Valdes(キューバ出身) が加わり、ベースは前半 Oscar Pettiford 後半は Percy Heath が参加しています。基本は1954-1955年の初代 Jazz Messengers のメンバーに在籍していたKenny Dorham (tp)Art Blakey (ds)Horace Silver (ts)Horace Silver (p)による演奏です。
 アフロキューバン・ジャズなので Art Blakey が暴れるのかと思いきや、全体的に控えめにリズムキープに回っていますが 6. The Villaだけは楽しそうに自己主張されています。Horace Silver は、完全に裏方に徹しています。かといえメンバーがこのメンバーなので初代メッセンジャーズの雰囲気は随所に現れていると思います。
 ケニー・ドーハムには静と動、ふたつの顔があると言われており、静は「Quiet Kenny」動は「Una Mas」や本作「Afro-Cuban」だそうです。私が所有している音源ではKenny Dorham は言えば Jazz Messengers と Thelonious Monk の Genius Of Modern Music Vol2 ぐらいしか今はなく静のドーハムはいません。どこかで仕入れたいと思います。こうやってレビュー書きながら聞くのも楽しいですし自分の中で色々と整理できて勉強になりますが勉強のために聴くべきものが多くなります。結構片っ端から忘れていってますので、きっと数年後に今日のレビューを見ながら書き直して再度購入の決心をするのかと思います。
 とにもかくにも、当時のトッププレイヤーが集まって作られた熱気のあるジャズ、古き良きジャズに魅了される楽しいアルバムでした。

trumpet : Kenny Dorham
tenor sax : Hank Mobley
trombone : Jay Jay Johnson (1 to 4)
baritone sax : Cecil Payne
piano : Horace Silver
bass : Oscar Pettiford (1 to 4), Percy Heath (5 to 7)
drums : Art Blakey
congas : Carlos "Patato" Valdes (1 to 4)

1 to 4 recorded at the Van Gelder Studio, New Jersey on March 29, 1955.
5 to 7 recorded at the Van Gelder Studio, New Jersey on January 30, 1955.

1. Afrodisia
2. Lotus Flower
3. Minor's Holiday
4. Basheer's Dream
5. K.D.'s Motion
6. The Villa
7. Venita's Dance




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