ジャケットだけ見ると、魔術でもやるのかというような雰囲気で足元にはお姉ちゃんを二人もはべらかしTシャツは普通の変なおじさんですが、スライドギターたっぷりのブルース、ボーカルも変な歌い方はなく普通のアルバムです。
どんな人かといえば、ミシシッピ州生まれで16歳からギターとハーモニカを始め30歳でシカゴに移り住み働きながらブルースに浸り、夢破れてミシシッピに戻りAlice Mae Taylor と結婚(2曲にAlice Maeありますね)1960年以降、ミシシッピ州北部で落ち着いた生活だったそうです。息子が9人、娘が4人の計13人!の大家族らしいですが、2005年に78歳で亡くなっています。
冒頭は泥臭いスライドギターの弾き語りから始まり、ベースレスのドラムとギターの編成の熱めのブギでがなるスタイルで、2~4曲目は噴火を繰返すようなロックンブルースになっています。「若いもんには負けてられねえ。難しいことはわからねえが、単純にやりたいようにブルースやりまっせ。どうだ!」ってゆう感じの貫録のブルースですね。やっぱりジャケットデザインと中身があってないんだなあ。惜しい。
録音の場所とかを見ていたら、バーンサイドの自宅とか農場とか、なるほど三年間のセッションを取りまとめたアルバムってわけですね。
guitar, vocals : R.L. Burnside
guitar : Judah Bauer (2, 7), Kenny Brown (2 to 8)
guitar, theremin : Jon Spencer (2, 7)
drums : Cedric Burnside (3 to 6, 8), Russell Simins (2, 7)
Tracks 1 & 9 recorded at Burnside Palace, September 1995.
Tracks 2, 3, 4 & 7 recorded at Lunati Farms, February 1996.
Track 5 recorded at Doug Messenger's, North Hollywood, California, November 1996.
Track 6 recorded at Junior Kimbrough's Juke Joint, Chulahoma, Mississippi, September 1994.
Track 8 recorded at Jimmy's Auto Care, Oxford, Mississippi, February 1995.
1. Over the Hill
2. Alice Mae
3. Georgia Women
4. Snake Drive
5. Rollin' and Tumblin'
6. Out on the Road
7. Tribute to Fred
8. You Gotta Move
Rollin' and Tumblin'
0 件のコメント:
コメントを投稿