2021年6月23日水曜日

本日のCD Blood Sweat & Tears ♪ Child Is Father To The Man

 


 1967年2月に録音され1968年発売のBlood Sweat & Tears(BS&T) のデビュー作です。帯には「子供は人類の父である」と直訳でした。ジャケットもメンバーが自分のミニチュア人形のように合成した写真を抱えるSF風。タイトルとジャケ写からはプログレかな?といった感じですが、この翌年発売の「Blood, Sweat & Tears」は既に聴いているのでそんなことはあり得ないと確信しながら聴き始めると少し印象が違いました。
 簡単に表現するとブルースやロックにブラスをプラス、クラシック的要素も加えて、セールスも意識しなければならないんで当時絶好調のBeatles的要素も盛り込んだといった感じで、私のイメージするBS&Tの原型でした。これはキーボード、ボーカルの Al Kooper の幅広い音楽性と、ザ・サークル、サイモン&ガーファンクル、レナード・コーエンなどのアレンジやプロデュースをして注目され始めていたプロデューサーはプロデュースした John Simon の手腕も大きい。Simon はこの後 The Band の最初のアルバム2枚も制作しています。なども同じようにブラス・ロックの代表格とされるバンドChicago (最初はChicago Transit Authority)のデビューは1969年でBS&Tはやや先輩ですのでブラス・ロック文化が作られる最初の過程の一つとしては、こんな感じだったのかと思いながら聴くのもまた一つ勉強です。
 メインの作曲、ボーカルも担当していたことから実質 Al Kooper のソロ・アルバムにも近いのですが、ワンマン体制が災いしてかこのアルバムでクビになり、一般的には路線を変えたセカンドアルバムが名盤とされているようです。
 メンバーにはトランペットで Randy Breckerが参加しています、ドラマーはジャコにも深くかかわるBobby Colomby

organ, piano, synthesizer, vocals : Al Kooper
bass : Jim Fielder
guitar, acoustic guitar, flute, vocals : Steve Katz
drums, percussion, vocals : Bobby Colomby
alto sax, piano : Fred Lipsius
trumpet, flugelhorn : Jerry Weiss, Randy Brecker
trombone : Dick Halligan

producer : John Simon

1. Overture
2. I Love Y ou More Than You'll Ever Know
3. Morning Glory
4. My Days Are Numbered
5. Without Her
6. Just One Smile
7. I Can't Quit Her
8. Meagan's Gypsy Eyes
9. Somethin' Goin' On
10. House In The Country
11. The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud
12. So Much Love / Underture
【Bonus Tracks】
13. Refugee From Yuhupitz
14. I Love You More Than You'll Ever Know
15. The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud





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