1曲目のGiant Swingはプロレスの技「giant swing」とジャズを掛け合わせたネーミングだとか、ベースのリフの上下運動がかなり気持ち良くて私の音楽のツボにピッタリはまってしまいます。かと思えばSnowの透明感のあるアレンジが出てきて、ラテンのTeardrop、しっとりメローなThe Empty Screen.と、グイグイいくのがイメージですが、色々な表情を持つ全てがindigo jam unit
邦題は「貴方だけを愛して」1967年3月に発表したスタジオ・アルバムで、アトランティック・レコード移籍第1弾。アレサはコロンビア・レコードから1961年にジャズ色が強いポピュラー歌手としてデビューしていたが売れていなかったが、このアルバムからゴスペル・フィーリングを打ち出して成功したアルバムとのこと。このアルバムからは I Never Loved a Man (The Way I Loveb You)とDo Right Woman - Do Right Manが先駆けて録音されて、アルバムよりも先行して発売されています。
2枚目のレビューで気づいたんですがライナーノーツにはArt Blakey & The Jazz Messengersとなっていたのですが、これはアートブレイキーの名前が冠につく前の The Jazz Messengers でした。このアルバムは結成当時のオリジナルメンバーの録音でMCはArtですがリーダーはホレス・シルヴァーで、ホレス・シルヴァーは1956年に脱退しますからこのライブの翌年に脱退して「Art Blakey &」の冠がついてリーダーがArtとなります。
なるほど、出だしのYou'd Be ・・からロン・カーターのブ~ンというベースと少し早めのテンポはアーバンな雰囲気ですが大人の色気のようなものがあって洗練された雰囲気でかっこいい。最後の大作の「Concierto De Aranjuez」よりも好みかもしれないです。以降チェット・ベイカーとポール・デスモンドはくすんだ音で攻めてきますし、 スティーブ・ガッドは少し重めのチューニングのドラムで、最後のConcierto De Aranjuez「アランフェス協奏曲」までの序章のように演奏されていきます。
本アルバムはマーカスのソロ第1弾1983年の発売。全編スラップ・ベースをバリバリかと思ったら、タイトル曲「Suddenly」や「Just For You」はサンボーンのフュージョン・アルバムの楽曲の流れにボーカル入り。全体的にはのシンプルアレンジのポップなアルバムです。ただ何となく、全体的に印象は「軽いなあ」ですね。まあ既にミュージシャンとしては成功されている方なんで「意地でもこれで一発あててやる」なんて気迫は当然ないわけで、本人のほんとの趣向はこんな感じなんですよね。きっと
マルチな人なので、ほぼ全て一人で楽器は演奏されています
instruments, lead vocals, backing Vocals : Marcus Miller
1. Lovin' You
backing vocals : Luther Vandross
2. Much Too Much
backing vocals : Yvonne Lewis
percussion : Ralph MacDonald
vibraphone : Michael Mainieri
3. Suddenly
alto sax : David Sanborn
backing vocals : Luther Vandross
percussion : Ralph MacDonald
4. Just For You
alto sax : David Sanborn
backing vocals : Brenda White, Luther Vandross, Tawatha Agee, Yvonne Lewis
drums : Buddy Williams
percussion : Ralph MacDonald
arranged by (Strings) : Michael Colina
violin : Onca Nicolau, Carol Pool, Eriko Sato-Oei, Guillermo Figueroa, Joanna Jenner, Kineko Barbini, Martha Caplin-Silverman, Naoko Tanaka, Robert Chausow, Ruth Waterman
cello : Eric Bartlett
viola : Maureen Gallagher, Valerie Haywood
bass (2-String) : Dean Crandall, Lewis Paer
5. The Only Reason I Live
drums : Yogi Horton
6. Just What I Needed
drums : Harvey Mason
percussion : Ralph MacDonald
7. Let Me Show You (I Just Want To Make You Smile)
8. Be My Love
9. Could It Be You
acoustic guitar : Nicky Moroch
drums : Buddy Williams
percussion : Ralph MacDonald
arranged by (Strings) : Michael Colina
violin : Onca Nicolau, Carol Pool, Eriko Sato-Oei, Guillermo Figueroa, Joanna Jenner, Kineko Barbini, Martha Caplin-Silverman, Naoko Tanaka, Robert Chausow, Ruth Waterman
このアルバムは1976年の発売で、同年に発売の Black Market の制作後半からジャコはWeather Reportに参加となっています。このデビューアルバムの録音にあたってはBlood,Sweat & Tears のドラマー Bobby Colomby が、ジャコの奥さんのトレイシーをナンパして翌日にからかい半分でジャコの演奏を聞いたら驚いたところから始まっているのは先日のBlood,Sweat & Tearsのアルバム紹介でもとり上げていて彼はこのアルバムのプロデューサーにも名を連ねています。ジャコの奥さんのナンパがきっかけとはいえ、かなり精力的にレコーディングメンバーも Come On, Come Overに、ボーカルにサム&デイブ、ホーンセクションにサンボーンとブレッカー・ブラザーズの顔ぶれです。さらにはハービー・ハンコックも全面的に参加でジャコを絶賛していたとのこと。