2021年12月2日木曜日

The Brand New Heavies / Excursions & Rare Grooves


 ブランニューのいつものパターンの、リミックス違いが収録されているヤツです。何かと被って購入してしまう傾向があるので検索もしてみましたが、どうやらUS、CANADAでの発売でジャケ違いは存在してなさそうなんで、うっかり購入もしなくて済みそうなリミックス・バージョン。
 それにしても、これだけリミックスアルバムが多発されるのは、売れるからなんでしょうが、なぜ売れるのかと言えばクラブとかでDJがかける頻度が多いからでしょうか?(私はクラブなんて行かないのでよくわかってませんが) どのリミックスが良い?なんてファンの間では盛り上がる話題かもしれません。掲示板とか、どこかにあるんでしょうが調べません。
 しかし、こうやって聞き返してみながらレビューを書いていると発見があります。このバージョンの Close To You とかAOR風のアレンジは新鮮かもしれません。Brother Sister は The Angel Remix 


 何が、エンジェルなのかよくわからなかったんですが、 The Angel は、Film & TV Composer、Record Producer、Recording Artist のミュージシャンでした。レゲエチックなリズムも良いかもしれないです。
 もう一人のアレンジャーは Soulshock、やはり songwriter、producer を生業としている方です。


 さらにもう一人のアレンジャーは Ian Green。この人はsingerであり songwriter、 producerとして活躍されているようです

 私こうやって聞き直してレビューしたアルバムをレビューしながらパソコンに落としています。多すぎると少し飽きてしまいますが曲名検索してリミックスを聴き比べてみるのも面白い🎵

1. Mind Trips (BNH Remix)
2. Bang
3. Brother Sister (The Angel Remix)
4. Close To You
5. Dream On Dreamer (The Angel Remix)
6. O-Fa-Fu
7. Keep It Coming
8. Forever (Soulpower Remix)
9. Keep It Together (Jan Kincaid Version)
10. Country Funkin'
11. World Keeps Spinning
12. Midnight At The Oasis (Ian Green Remix)





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2021年12月1日水曜日

Hearts Of Stone / Stop The World-We Wanna Get On


 ノーザン・ソウル系男性ボーカル・グループで、Carl Cutler、Floyd Lawson、John Myers、Lindsey Griffin の4名がメンバーで前身のバンドThe Four Penniesで数枚のシングルをリリースし、Hearts Of Stoneと改名し Motown 傘下の V.I.P. からリリースした唯一のアルバム。この V.I.P. は新人や中途入社組の多い独立型レーベルであったらしく、在籍アーチストも極わずかでアルバムはこのハーツ・オブ・ストーンを含めて6枚しかリリースしていないマイナーレーベルです。
 マイナーなレーベルから発売のマイナーなバンドではありますが音は非常にしっかりとしています。テンプテーションズ的なもの、サイケな作風のもの、等々色々な表情があります。どれも完成されたサウンドですが、アルバムとしては少々散漫なところもあるか?もしれないとは思います。が、全く悪くない、いや聞きごたえにある内容であります。
 唯一のシングルカットは It's A Lonesome Road で勢いのある1970年代にデビューした当時のフレッシュさがにじみ出る。続く If I Could Give You The World もミドル・テンポの爽やか系ソウル・ナンバー。ストリングスに乗せたコーラス」が楽しい What Does It Take、サイケな雰囲気漂う "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin なんかも素晴らしい。そして哀愁あふれるモータウンの名曲 You’ve Made Me So Very Happy なんかも収録されています。Blood,Sweat&Tears でもヒットしていましたねえ。
 とにかくこの時代は、様々なソウルバンドが出ては消え、出ては消えだった。この手のレア・グルーブを聴くと層の厚さわかります。1枚でなく、もっとアルバムを出して欲しかった才能の一つですね。

1. It's A Lonesome Road
2. If I Could Give You The World
3. Would You Take A Dime From A Poor Man
4. Rainy Night In Georgia
5. You Gotta Sacrifice (We Gotta Sacrifice)
6. What Does It Take (To Win Your Love)
7. Yesterday's Love Is Over
8. "Thank You" Falettinme Be Mice Elf Agin
9. He Ain't Heavy, He's My Brother
10. You've Made Me So Very Happy
11. One Day



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2021年11月30日火曜日

本日のCD Art Blakey & The Jazz Messengers / Live At Sweet Basil

 

 疾走感たっぷりのジャズ・メッセンジャーズの1985年3月24日のライブ録音です。場所はSweet Basil で1974年に開店し2001年4月に閉鎖されたニューヨークのグリニッチビレッジの中心部にあった老舗ジャズクラブです。

 

 演奏する場所は店に入って左手の奥の方にありスペース的には狭かったような記述がありますが、録音自体は大きなステージでのライブのようなリバーブ感があり、ウッドベースはエレキベースをアンプで弾いているような音で、ピアノまでもエレピっぽい音となっています。85年ですから録音技術の勝利って感じですね。
 アート・ブレーキーはこの時66歳。プレイヤーは若手を揃えての力強く溌溂とした演奏で何かスマートであり豪華な感じもします。CDの帯には1985年度ジャズ・ディスク大賞金賞受賞とあります。
 さてレビューしていきます。Jodi 派手なドラムソロから始まり、Jean Toussaint のソロも強力なアクの強いブロー、Donald Harrison のフリーな感じのソロで爆発です。で素晴らしい。Blues March 1958年のマーチを取り入れた勇ましいブルースです。大人しめの録音を聴くと、まさに軍隊の更新のような曲ですが、しっかりとハードバップ。Mr. Babe, Moanin'

drums : Art Blakey
piano : Mulgrew Miller
bass : Lonnie Plaxico
alto sax : Donald Harrison
tenor sax : Jean Toussaint
trumpet : Terence Blanchard

producer : Horst Liepolt, Shigeyuki Kawashima

recorded March 24th, 1985 at Sweet Basil, Greenwich Village, N.Y.

1. Jodi
2. Blues March
3. Mr. Babe
4. Moanin'


Jodi




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2021年11月28日日曜日

本日のCD Donald Byrd / Blackjack

 


 ドナルド・バードが率いていたレギュラー・バンドによる1967年録音で、このグループは66年暮れからファイブ・スポットに出演していました。メンバーのアルト・サックスのソニー・レッドとは同じデトロイト出身で、歳も同じということもあり、バードも信頼を寄せていた関係で、このアルバムでは West Of The Pecos、Loki、Eldorado 3曲がソニー・レッドの作曲した作品となっていて、レッドのフリーキーなプレイが気持ち良い。ちなみに作曲者は Sylvester Kyner = Sonny Red の本名とのこと。


 アルバム全体からはハード・バップから一歩抜け出すアーシーな感じです。いつもの行きつけ「おでんバー」で初試聴しました。この「おでんバー」アート系のコアな趣味の人とかプロが常連に多い店です。しかしこのアルバム試聴の時は他の常連は音楽系には疎い写真系の人だったのでマニアックに楽しんだのはマスターと私の二人だけでした。結果マニアなマスターも楽しんでいただける内容で、まずそこが大満足の中身でした。タイトル曲の Blackjack はロックビートが強くオトボケ・ファンキーな感じです。Sonny Red がブチ切れたソロをとるとバードやモブレーまでもが、俺も俺もとかましてきたエキセントリックな仕上がりです。ここらへんが最初から私とマスターのマニアな心をつかんでくれます。
 一歩進んで2曲目の West Of The Pecos ではアップテンポの正調モード系ハード・バップとなり、流れとしては1曲目でかまされたのに少し落ち着いてくれと言われている感じです。続く Loki でも正調ハード・バップではありますが切り込み隊長レッドからバード、モブレーに続きなるほど。Eldorado も正調なバップとなり、襟を正して聴く感じです。メンバーも余り乱れたり、目立つ行為は少なく流れとしては、ここでまた押さえておいて、どこかで爆発するんだろうなと思ったりしてワクワク感があります。
 そんな中 Beale Street が始まるとなんか聞いたことがある?と聴きながらモヤモヤします。するとマスターが💡 Herbie Hancock の Watermelon Man 1962 なるほどそうだなとYouTubeで交互に聴いてみると、コード進行とバッキングパターンがやはりマンマです。テーマが少しだけ違う感じで音階の順番を少し変えただけのように酷似しています。Watermelon Man の方が1962年作なので先に発売ですから、Beale Street のほうがWatermelon Man をオマージュしている感じですね。ジャズ界ではこの手のコードだけ変えるとか、メロディーだけ変えるとかの手法は多くみられ元曲を公言されているものも多いですが、ポップやロックでヒット曲だったりすると著作権でよくもめてますよね。まあ何回聴いてもパクリでした。最後の Pentatonic は、早めのバップとなります。Sonny Red のレンジが狭い音使いではじめるソロは面白い。続いてリーダーのバードはきっちりとピロピロと吹いてくれます。やっぱりトランペットソロは、これが気持ちよい。Hank Mobley のソロは、大人な感じで余り外さない、、と思っていたら少しアウトしてくれました。そして Cedar Walton もリズムに乗ったソロです。見せ場は全員短めですが好演でした。
 プロデューサーは Alfred Lion。アルバムとしてもエキセントリックさが楽しいアルバムですが、Herbie Hancock と続けて聴くとまた楽しさ倍増かもしれません🎶🎺

trumpet : Donald Byrd
alto sax : Sonny Red
tenotr sax : Hank Mobley
piano : Cedar Walton
bass : Walter Booker
drums : Billy Higgins

producer : Alfred Lion
recorded on January 9, 1967

1. Blackjack
2. West Of The Pecos
3. Loki
4. Eldorado
5. Beale Street
6. Pentatonic





  

2021年11月27日土曜日

本日のCD 土岐英史 / Little Boys Eyes

 


 2021年6月26日に亡くなったジャズ・サックスの土岐英史氏。私は生では演奏を聴いたことは無かったんですが、日野皓正クインテット、松岡直也とウィシングのメンバーとしてモントルー・ジャズ・フェスに出演、山下達郎のバッキングメンバー、山岸潤史、続木徹とともに活動していたチキン・シャックメンバーであったりと素晴らしい音楽作品を残された方でありました。土岐英史 公式HP  のライブスケジュールでは、2021年1/15(金)は調子が悪いので休みますと書いてありその後の3月までのスケジュールが書いてあります。癌で亡くなったので調子が悪かったんでしょうか、時がそこで止まっているようです。
 ソロ・アルバムは持っていなかったので、亡くなった後に行きつけの「おでんバー」でYouTube土岐さんの作品を聴いていたら、ちょうどこのアルバムに出くわしました。ツインギターにサックスのみというシンプルな構成ながら斬新なことに感動し、タワレコに行って直ぐに購入したアルバムです。 youtube より、CDで聴くと感動が増したので他のアルバムも仕入れようと思って、2週間後ぐらいにタワレコやディスク・ユニオンに行くと土岐氏の棚にもあまり作品が並んでいません。どうやら私と同じような方が沢山いたようです。


 土岐さんを支えているのは、日本の若手ジャズ・ギタリスト、荻原亮、井上銘の2名。若手と言っても荻原亮は2007年、井上銘は2011年にプロとしてアルバム・デビューの10年以上のキャリアの持ち主です。ライナーノーツによれば、レコーディングは打ち合わせ、リハは無しで、どっちがテーマを弾くのかはジャンケンで決めるといった自由な録音だったとのこと。若手と呼ばれる二人のギターは、揺れたり、跳ねたりしながら絡み合っていきます。曲によってはワウをキツめにかけたり、トレモロをかけりといった普通のジャズギターではあまりやらないこともやっていて聴いていて楽しい。そのアンサンブルに、土岐さんはゆったりとサックスを被せていきます。
 Beautiful Love は、Bill Evans の Explorations などでも聞いたことのあるラブ・ソングで、絡み合うギターに土岐さんのサックスが合います。オープニングのつかみとしてインパクト十分。 The Guitar Man カントリーロックの David Gates の曲ではなく、二人のギタリストとのセッションに、この曲名がつけられたようです。Wyeth もオリジナルで、画家の Andrew Wyeth のことでしょうか?The Man with a Little Boy's Eyes アルバムのテーマ曲です。浮遊感のあるテーマから始まるオリジナルで、テンポよくスリリングな展開の曲です。リハは無しとのことですが息はぴったり。Smoke Gets in Your Eyes は、大好きなスタンダードの煙が目にしみる。ここは先輩の土岐氏のサックスがメインで、ギタリストも丁寧なバッキングで支えます。Sunny ソウルの名曲のカバーです。ギタリストが気持ちよくブルージーに弾ける曲でもあり、明るい中に物悲しい響きのあるテーマが素敵な曲であります。C Minor は土岐氏作曲で、色々なアルバムでセッションに使われているブルース。キーは確かめていませんが、当然 Cm ですかね。My Foolish Heart も名曲です。ギターの独演から入ります。イントロのつけ方がまた良いですね。サックスが入ってくるとドキッとします。最後は You’d Be So Nice to Come Home to でセッションの定番曲。アルバムの構成などを考えて作ったものではなく、その時の気持ちで曲を選んで演じてから、ギタリストを聴かせる曲の配置でアルバムにしたんでしょう。ベタな曲が多いのも大歓迎のアルバムです。
 土岐さんが亡くなったということで、良作に出会うことができました。これはかなりの愛聴盤になりそうな気配です🎶🎸🎹

alto&soprano sax : 土岐英史 (Hidefumi Toki) 
guitar : 荻原 亮 (Ryo Ogihara)
guitar : 井上 銘 (May Inoue)

2020年10月28、29日東京録音
Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣

1. Beautiful Love (Wayne King, Victor Young and Egbert Van Alstynet)
2. The Guitar Man (Hidefumi Toki)
3. Wyeth (Hidefumi Toki)
4. The Man with a Little Boy's Eyes (Hidefumi Toki)
5. Smoke Gets in Your Eyes (Jerome Kern)
6. Sunny (Bobby Hebb)
7. C Minor (Hidefumi Toki)
8. My Foolish Heart (Victor Young)
9. You’d Be So Nice to Come Home to (Cole Porter)





  

2021年11月26日金曜日

本日のCD Bill Withers / The Best Of Bill Withers Lean On Me


 これは1994年に出た Bill Withers (ビル・ウィザーズ) のベストです。Bill Withers、Donny Hathaway は、私にとってニューソウルの代表格なんですが Bill Withers は私の周りでそこそこの音楽好き(ジャズ好きが多いのではありますが)にも意外と知られていない人で日本人にはあまり人気がないのかもしれません。何回かアルバムを聴かせているんですが歳をとると皆さん物覚えが悪くなるのかなかなか覚えていただけませんので、根気よく普及を続けることにします。

 

 この方音楽エリートではなくフォードモーターに努めていて33歳で1971年にSussex Records よりデビュー。1985年を最後にアルバム制作もなくプロとしてのおそらく言葉が上手く話せなくなる吃音症で音楽活動は休止。割と最近の2020年に80歳で亡くなっています。
 Donny Hathaway はピアノ弾き語りで音楽エリート、Bill Withers は生ギターで独学系と私は認識しています。代表曲としては表題の Lean On Me 、Ain't No Sunshine、Use Me、Just The Two Of Us などでここら辺は何となく聞いたことがあるけど歌っている人は知らないという方が私の友人には多いです。既に持っているアルバムや曲と被ってはしますが、ベスト盤ならではの選曲と曲順でこれはこれで満足の一枚であります。
 さすが大御所でいまだ独自ドメインでの公式ページも存在します🎶🎸



1. Lovely Day
2. I Want To Spend The Night
3. Let Me Be The One You Need
4. Hello Like Before
5. Tender Things
6. I Wish You Well
7. Ain't No Sunshine
8. Grandma's Hands
9. The Same Love That Made Me Laugh
10. Lean On Me
11. Harlem
12. Use Me
13. Who Is He (And What Is He To You)?
14. You Just Can't Smile It Away
15. Just The Two Of Us
16. Steppin' Right Along
17. You Try To Find A Love
18. My Imagination


▶ Use Me



  

2021年11月24日水曜日

本日のCD Barney Kessel / Seven Classic Albums


 ジャズギターの巨匠のひとり、Barney Kessel (バーニー・ケッセル) ですが名前は雑誌などで知りながらも聴く機会がなくスルーしてきてしまったお方です。と言うことで、調べてみると
・ザ・レッキング・クルーと呼ばれた60年代LAセッション集団のメンバーだった
・50年代にリーダー及びサイドマンとして名を上げた
・ビリー・ホリデイからソニー・ロリンズまでジャズ界の様々な著名人とプレイ
・メロウな音と洞察力に満ちたコード選びで知られていた
・和音でギターソロをとる、いわゆるブロック・コードの第一人者
等と書かれています。
 略歴としては、1923年10月17日 - 2004年5月17日で、アメリカ合衆国オクラホマ州出身とのこと。1945年(22歳)からロサンゼルスに住みスタジオ・ミュージシャンとして活動しチャーリー・パーカーの録音に、1952年には初リーダーアルバム Swing Guitars を発売し翌年にかけてはオスカー・ピーターソン・コンボに参加します。そして1953年から1961年まで、コンテンポラリー・レコードに多数の吹き込みを行い1970年代以降はハーブ・エリス、チャーリー・バードとグレイト・ギターズを結成してレコーディングやツアーで活動。1992年に脳卒中で倒れてからは2004年サンディエゴで80歳で亡くなっています。

 

 ディスコ・グラフィーを見ていると売れっ子なだけあって相当に多くの録音を残しておられる方で揃えるのにも結構大変そうだなと思い、まずはこのお買い得パッケージは入門用にと購入しました。収録されているのは1957年から1962年までのアルバムとなっています。短い間に、これほどまでに様々なタッチに変化されているというのも様々なセッションで活躍されるための妙技なのかと興味深いですね🎶🎸

●Disc1
【Let's Cook 1957】
 リーダー作としては6作目でミディアムテンポのスイングが多くゆったりとしてギターも歌います。ブルージーな感じを意識しているのでしょうか?チョーキングを、かなり多用していますが昔風。
1. Let's Cook
2. Time Remembered
3. Just In Time
4. Tiger Rag
5. Jersey Bounce
【Kessel Plays Carmen 1958】
これは8作目のアルバムで1曲目からLet's Cookとは打って変わって速いテンポのスイング
ギターの弾き方や音が違うので、思わず驚く変身ぶりです。1年しか違わないのにソロだけではなくカッティングも違うのは興味深い聴きどころ
6. Swinging the Toreador
7. A Pad on the Edge of Town
8. If You Dig Me
9. Free as a Bird
10. Viva El Toro!
11. Flowersville

●Disc2
【Kessel Plays Carmen--Cont. 1958】
1. Carmen's Cool
2. Like, There Is No Place Like
3. The Gipsy's Hip
【Some Like It Hot 1959
4. Some Like It Hot
5. I Wanna Be Loved By You
6. Stairway To The Stars
7. Sweet Sue
8. Runnin' Wild
9. Sweet Georgia Brown
10. Down Among The Sheltering Palm
11. Sugar Blues
12. I'm Thru With Love
13. By The Beautiful Sea
【The Poll Winners--Exploring The Scene 1957
14. Little Susie
15. The Duke
16. So What
17. Misty
18.  Doodlin'
19. The Golden Striker

●Disc3
【The Poll Winners--Exploring The Scene--Cont. 1957】
1. Li'l Darlin'
2. The Blessing
3. This Here
【Barney Kessel's Swingin' Party 1963】
4. Bluesology
5. Lover Man
6. Joy Spring
7. Now's The Time
8. Miss Memphis
9. New Rhumba
【Workin' Out 1961】
ニュールンバ、ペダルポイントあたりがスピード感あってよいです。ギターの音色も変わりLet's Cook の時よりも張りがあって詰まった感じが少ない感じに変わってきています。
10. Good Li'l Man
11. Summertime
12. Spanish Scenery

●Disc4
【Workin' Out--Cont. 1961】
1. When Johnny Comes Marching Home
2. New Rhumba
3. My Man's Gone Now
4. My Funny Valentine
5. Pedal Point
【Bossa Nova 1962】
最後はボサノバ1962年です。スタンダード、ディキシーランド、カウボーイ・ソングなど
様々なレパートリーがあり、オルガンが入ったビッグバンド編成ですがポップな感じのするアルバム。
6. Love For Sale
7. A String Of Pearls
8. They Can't Take That Away From Me
9. Summertime
10. You Came A Long Way From St. Louis
11. Muscrat Ramble
12. Heartaches
13. It Ain't Necessarily So
14. Ja Da
15. Sweet Georgia Brown
16. Tumbling Tumbleweeds
17. Bye Bye Blues







  

2021年11月23日火曜日

本日のCD Bill Evans / Live At Art D'Lugoff's Top Of The Gate


 1968年10月23日のニューヨークのライブ・ハウス Village Gate (ビレッジゲイト)2階でライブのセットリスト通りに収録した完全未発表音源で1枚目は First Set、2枚目は Second Set なので曲順もそのままに収録されていて Emily、 Yesterdays、 'Round Midnight は両ステージでのセットリストに入っているのでその演奏を聴き比べもできるマニアにはなんとも嬉しい音源です。さらに最近の未発表音源では定番のメンバーやトップ・オブ・ザ・ゲイトの写真、当時のポスターが収録された28 頁のブックレットもついています。Art D'Lugoff は Village Gate のオーナーで1958年に160 BleeckerStreet の1階と地下にクラブをオープンし、全盛期には2階が Top Of The Gate と呼ばれるパフォーマンス・スペースになっていたのことで、Village Gate の録音での私の所有音源は現在他では B B King / Live & Well があり、ジャズが主体のようではありますがジミヘンなどの公演も行われていたようです。



 音源は、当時コロンビア大学の学生だった Resonance Records の社長 George Klabin (ジョージ・クラビン) が、カレッジFM局のために収録したものだそうです。各楽器のバランスも良く録れていて客席との距離感も適度にあり少し鮮明さに欠けるようには思えるが、発掘ライブ音源としてはかなり状態は良いと思います。

 さらに1968年10月はドラマーの Marty Morell (マーティ・モレル) が参加した直後の録音でもあり、ビルはリハーサルをしないと言われていることからも一緒の演奏経験は少ないはずだが見事にマッチした演奏ではないだろうか。Eddie Gomez (エディ・ゴメス) は1966年からビルとのコンビなので、遠慮も何もなくアタックの強いゴリゴリとした演奏。さらにこのライブでのエバンスはアタックの強い音で、男性的に豪快に前に前に突進するような力強い演奏が印象的です🎶🎹
 とにかく発表音源の多いエバンスの作品です。気になるので本アルバムでの収録曲が、どぐらい私の現在の市所有音源で演奏されているの調べてみました。California Here I Come のみが、今のところ、この盤のみでした。
・Witchcraft - Portrait In Jazz 
・Yesterdays - Live At Ronnie Scott's 
・California Here I Come
・Gone With The Wind - Piano Player 
・Turn Out The Stars - Some Another Time
・In A Sentimental Mood - Some Another Time
・Mother Of Earl - At The Montreux Jazz Festival
・Here's That Rainy Day - Alone

piano : Bill Evans
bass : Eddie Gomez
drums : Marty Morell

producer : Zev Feldman
recorded by George Klabin

recorded live at Art D’Lugoff’s Top of the Gate October 23, 1968 by George Klabin

【DISK1】
1. Emily (Johnny Mandel, Johnny Mercer)
2. Witchcraft (Cy Coleman)
3. Yesterdays (Jerome Kern)
4. 'Round Midnight (Thelonious Monk)
5. My Funny Valentine (Lorenz Hart, Richard Rogers)
6. California Here I Come (Al Jolson, Buddy G. De Sylva, Joseph Meyer)
7. Gone With The Wind (Allie Wrubel, Herbert Magidson)
8. Alfie (Allie Wrubel, Herbert Magidson)
9. Turn Out The Stars (Bill Evans)

【DISK2】
1. Yesterdays (Jerome Kern)
2. Emily (Johnny Mandel, Johnny Mercer)
3. In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
4. 'Round Midnight (Thelonious Monk)
5. Autumn Leaves (Joseph Kosma)
6. Someday My Prince Will Come (Frank Churchill, Larry Morey)
7. Mother Of Earl (E. Zindar)
8. Here's That Rainy Day (Jimmy Van Heusen, Johnny Burke)


▶ Emily