2021年3月11日木曜日

本日のCD Biréli Lagrène & Jaco Pastorius ♪ Stuttgart Aria


1986年3月ドイツ、シュツットガルト(Melody Tonstudio Stuttgart)にて
ヨーロッパツアーの合間にレコーディングされたジャコがヤバい時期の作品

相方はフランス人ギタリストのビレリ・ラグレーン(Lagrene Bireli)
「Donna Lee」はラグレーンとのテーマのユニゾンでジャコの指が
ちょっとだけもつれたりしてますが、ビレリ・ラグレーンが凄すぎるとは思います
10代から神童と呼ばれたビレリ・ラグレーンは、とにかく弾きまくりです

ジャコは翌年1987年の9月27日に亡くなりますので
その前の年の1986年はアパートを追い出されて路上生活を送ったりしていたはず
その前の未だ精神状態が良い時の録音でしょうか
ジャコのフレーズにアドリブや独創性は少なく
リズムキープが多いようには感じますが
ビレリ・ラグレーンの凄さも堪能できるので、
結構聞き返しているアルバムです

guitar : Bireli Lagrene
bass : Jaco Pastorius
keyboards : Vladislaw Sendecki
syn-b : Jan Jankeje
drums : Peter Lubke
per : Serge Bringolf

1. American Boy
2. Donna Lee
3. Stuttgart Aria Ⅰ
4. Jaco Reggae
5. The Chicken
6. Teresa
7. Stuttgart Aria Ⅱ
8. The Days Of Wine And Roses

 Stuttgart Aria I

Donna Lee

Teresa


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Red 島本理生

 

 電車で本を読んでいて、隣の人に文面を見られないようにしてしまう久しぶりの官能小説という分類の本でした。ここまで性描写が延々と続く本は初めてで、作者の他の作品は読んだことはありませんが、単なる官能小説で終わっていないので「これが直木賞受賞作家なんだな」と読後の感想です。

 夫とその両親と同居する塔子は、かなり普通に地味に生きようと努力していて地味ながらも清楚な美人。しかし独身時代の不倫経験が書かれるあたりで真面目とそれは違うのかと、なんとなく納得。そうこうしているうちにかつての恋人との偶然の再開で不倫となり、手がハラハラしてそこでズルズルだめだよと思うところにそのまま不倫にはまっていきます。日常描写でホッとする部分が前半は圧倒的に少ないんですが、その濃密な描写がこれでもかと続くのだが読者に一気に読ませる力とエネルギーには感服します。

 この小説は最後のエピローグでほっとして引き締まるところにも魅力がありました。それまでハラハラして緊張して塔子とともに自分が落ちていったような感覚になっていたのが、落ち着いた視点で天から見つめるよう感覚になって安心感を持たせてくれます。読むのにもエネルギーを使いましたが長編なのに一気読みの作品でした。

 このように色々な仕掛けを作って文章の中で直接表現し全体の構成で更に骨格を作っていく小説家という職業を生業としている人には感服します。音楽は感性一発で作ってしまわれるものもありますが、似たようなプロセスで作られていると感じる作品もかなりあります。歳をとってくるとそこらへんが最近面白いと感じてしまいますね。


2021年3月10日水曜日

本日のCD Funkadelic ♪ Standing On The Verge Of Getting It On


最近のGoogle検索やブラウザはドンドン進化していて
検索をして英語ページにたどり着くと、
勝手に日本語訳になっていることが多いです

このアルバムを調べていても同様に翻訳されていましたが
タイトルが訳されていてどうも変です(乗る寸前に立っている)
今まで気にしてこなかったんですが「verge」は端っこ
知らなかったんですが「getting it on」は性交渉
「それを付ける寸前」あるいは「それをやる寸前」のどちらかでしょう
まあ、ファンカデリックのアルバムなんで
普通では無いことはわかってますが、いずれにしろ下品っすね

エディーヘイゼルが前面に出ているロック色が強いアルバムで
最初はライブでも定番「Red Hot Mama」
続いて「Alice In My Fantasies」はロック
「おとぎの国アリス」というのは題名だけで
アリスが踊りまくる悪趣味な感じと混沌
I'll Stayは少しスローな粘着系のFunk

1. Red Hot Mama
2. Alice In My Fantasies
3. I'll Stay
4. Sexy Ways
5. Standing On The Verge Of Getting It On
6. Jimmy's Got A Little Bit Of Bitch In Him
7. Good Thoughts, Bad Thoughts

Alice In My Fantasies
オフィシャルでは無いようです

Red Hot Mama

Standing On The Verge Of Getting It On


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2021年3月8日月曜日

本日のCD Orquesta De La Luz ♪ La Aventura


グラミー賞トロピカル・ラテン・アルバム部門にノミネート
タイムアフタータイムではトゥーツ・シールマンスがゲスト
ニューヨークで録音1993年のアルバム

立て続けにプラチナ・ゴールド・ディスク受賞し
世界を意識した録音なんでしょうか
まさに黄金期に作成したアルバムでアレンジもゴージャス
リズム隊の音がなどもスペーシーで少しよそ行きのような感じもします

vocals, chorus : Nora
vocals, chorus, percussion, bongos, cowbell, bata : Carlos Kanno
piano, synthesizer, chorus : Satoru Shionoya
trumpet, flugelhorn : Shiro Sasaki
trumpet, flugelhorn : Shigeru Terauchi, Yoshihito Fukumoto
trombone : Hideaki Nakaji, Taisei Aoki

【Guest】
chorus : Adalberto Santiago (7)
guitar : Jose Febles (10)
harmonica : Toots Thielemans (4)
vocals : Mic Murphy (8)

1. Move It!
2. Arroz Con Salsa
3. Despues De Ti
4. Time After Time
5. Soy Sincera
6. Pier 72
7. Mucho Trabajo, Poco Dinero !!
8. I Can Only Be Me
9. Acercate Mas
10. La Aventura De Vivir

Soy Sincera

Time After Time

Mucho Trabajo, Poco Dinero !!


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2021年3月7日日曜日

本日のCD Jaco Pastorius Big Band ♪ Then & Now


ジャコの30歳の誕生日に当たる1981年12月1日
フロリダ州の「 Mr. Pip's 」という店で開かれたバースデイ・ギグ

このギグはドラムのピーター・アースキンによって
1995年に「The Birthday Concert」というアルバムで既に発売
しかしCD1枚分での発売であったため69分のCDに
収まりきらなかったテイクが今回のDisc1「Then Side」

Disc2「Now Side」は、ピーター・グレイヴスが率いた
ジャコの遺志を継ぐ「Word of Mouth Big Band」の
2011年11月の来日公演の音源と
2012年1月のフォート・ローダー・デイル
(バースデイ・ギグもフォート・ローダー・デイル)で収録されたライヴ音源

ピーター・アースキンの書いた、このアルバムのライナー・ノーツでは
バースデイ・コンサートはピーター・ヤニロスによって
マルチ・トラックで録音されていて「The Birthday Concert」が発売

しかし現在その音源の所在は不明で、
このアルバムは、ピーター・アースキンがヤニロスにもらった
カセット・テープをデジタル技術で編集してCD化したとのことで
なかなかミステリアスな話題ですね
そのうち所在不明のマルチ・トラック音源が見つかって・・
なんてことになる予告編みたいなことなったりして

【Disc1 Then Side】
bass : Jaco Pastorius
congas : Don Alias
sax, woodwinds : Dan Bonsanti, Neal Bonsanti, Gary Lindsay 
tenor sax : Michael Brecker
baritone sax : Randy Emerick
trumpet : Kenny Faulk, Brett Murphey, Melton Mustafa, Brian O’Flaherty
french horn : Jerry Peel, Steve Roitstein
trombone : Russ Freeland, Mike Katz
trombone, tuba : Dave Bargeron
bass trombone : Peter Graves
bass clarinet : Bob Mintzer
steel drum : Paul Hornmuller, Othello Molineaux
drums : Peter Erskine
percussion : Oscar Salas
 hand drums : Bobby Thomas Jr.

【Disc-2 Now Side】
【sax】
Billy Ross (1-11)/Ed Calle (1-11)/Mark Colby (12)
Gary Keller (1-11)/Mike Brignola (1-11)/Randy Emerick (12)
【trumpets】
Walter White (2-10)/Jason Carder (1-11)/Ken Faulk(1-12)
Jim Hacker(1 & 11)
【trombones】
Dana Teboe (1-11)/John Kricker (1-11)/Keyboards
Jim Gasior (2-10)/Mike Levine (1 & 11)/Alex Darqui (12)
John Beasley (1)
【guitar】
Randy Bernsen (1-11)
【bass】
Jeff Carswell (6 & 9)/Damian Erskine (3, 4, 6 & 7)
Richard Bona (2, 5, 6, 8 & 10)/Will Lee (1 & 11)/Jaco Pastorius (12)
【drums】
Peter Erskine (1-8, 10-11)/Mark Griffith (9)/Bobby Economou (12)
【congas】
Mark Griffith (6)
【vocal】
Dana Paul (1)/Will Lee (1)Richard Bona (8)
【Conductor】
Peter Graves

【Disc1 Then Side】
1. Invitation
2. Soul Intro / The Chicken
3. Quietude
4. Donna Lee
5. Liberty City
6. Reza / Giant Steps
7. Truth
8. Three Views Of A Secret
9. Fannie Mae
Recorded live at MR. PIP’S, Fort Lauderdale, 1 Dec 1981

【Disc-2 Now Side】
1. Come On, Come Over
2. Black Market
3. Portrait Of Tracy
4. Amelia
5. Invitation
6. Liberty City
7. Domingo
8. Continuum
9. Soul Intro / The Chicken
10. A Remark You Made
11. Soul Makossa
(tracks: 2-8 & 10): live to cassette at Bachelors III Fort Lauderdale, FL(1970’s)
(tracks: 1 & 9): Recorded in Japan

 Liberty City

Reza

Soul Intro / The Chicken


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歳をとったら音楽の聴き方が変わってきた

 

 行きつけの笹塚にあるとあるバーでいつものように飲んでいると、いつものように常連さんがやってきます。私とマスターだけだと大体が音楽の話題で「あれが良い、これが面白い」なのですが、私よりも年齢が高めの常連先輩の方々は歴史・政治系の話題が多め。歴史は昔から苦手だった私には難易度高めの話も多く、そんな時はおとなしく皆様の会話を聞いております。

 しかし先週飲みながら「歴史は苦手なんですよね」と話していたら、苦手の割には音楽のアルバムと時代背景なんかの話だったら積極的に参加しているんだから苦手ではないんじゃない?とマスター。

 そう言われてみると自分の音楽の聴き方は昔は単に音を聞いて感じるだけだったのが、最近はライナーノーツを丹念に読み込んだり、その音楽を作ったときに時に世の中は何が起こっていたのか時代背景を調べながら聞くことが多くなってきています。

 数年前に聞いてもあまり興味がなかったアルバムも意外と良いなあと思ったりすることが最近増えています。改めて考えると、おそらくこういった聞き方の変化に原因があるんだなあと気が付きました。単にその音楽を好きかどうかだけで聞いていた音に作り手の考えや状況を想像することで響きが好みではない音楽でも興味を持って聞くようになっているんですね。(フリージャズも最近は聞けるようになったのは慣れもあるけど、フリージャズの生まれた流れとかを面白がって本を読んでいることにも原因があるんでしょう)また最近はジャズやブルース・ソウルを聴きながら、戦争・ドラッグ・人種差別問題を読み解き、その時代のレーベルの戦略なんかも気になります。

 こんな話をしていたら常連先輩から「そういった変化が歳をとるってことなんだよなあ。自分も歴史とかは学生の時は嫌いだったんだけど歳をとるにつれてドンドン面白くなったし、仕事で海外に行くとそこに住んでいる人の歴史的背景を気にすることも多いうちに政治とか歴史が面白くなってきたんだよ」

 含蓄のあるお言葉でありました。記憶・気力・体力の衰えを感じつつ、改めて「歳をとるのも悪くない。楽しいジジイになろう」

2021年3月6日土曜日

本日のCD Bill Evans ♪ The Bill Evans Album

 

ヴァーヴからコロンビアへ移籍して第一弾、1971年発
エレクトリック・ピアノを取り入れた賛否両論の作品
エバンスのアコースティックの響きが好きな人には許せないようですね
(そりゃそうだ)

そんなことよりも、このアルバムの清潔感、緊張感、臨場感が好きです
20代のエディ・ゴメズのベース、マーティー・モレルのドラミングも
エバンスのピアノをしっかり活かしていてが素晴らしい
アコピとエレピでの表情の切り替えも私には面白く感じます
十八番「Waltz For Debby」もエレピでのソロが入ると
静かでクールな表情に変わり最後にアコースティックで
ダイナミクスを活かして暴れる
色々な録音がありますが、これも凝ったアレンジかなと思います

エレピと言えば他にToots Thielemansと競演の「Affinity
1979年発もあり、リバーブがかかり過ぎたエレピが気になりましたが
作品自体は私はそれも嫌いではありません

piano (Steinway), electric piano (Fender-Rhodes) : Bill Evans
bass : Eddie Gomez
drums : Marty Morell

1. Funkallero
2. The Two Lonely People
3. Sugar Plum
4. Waltz For Debby
5. T.T.T. (Twelve Tone Tune)
6. Re: Person I Knew
7. Comrade Conrad
8. Waltz For Debby (alternate)
9. Re: Person I Knew (alternate)
10. Funkallero (alternate)

Funkallero

Waltz For Debby

Comrade Conrad


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2021年3月5日金曜日

本日のCD Donald Byrd ♪ Black Byrd

 

1973年リリースの当時Blue Note Records史上最も売れた大ヒット作
ハードバップの名トランぺッターだったドナルド・バードが、マイルスの元から巣立ち
コンテンポラリー・ファンクに取り組んだジャズファンクの元祖的な革新的作品

オープニング「Flight Time」はまさに旅立ちのイメージ
「Black Byrd」は、Funk Inc.あたりに近い雰囲気のコーラス入りファンク
「Love's So Far Away」は軽快なジャズ・ファンク
「Mr.Thomas」は、正当派ファンク
「Slop Jar Blues」は、このアルバムで私一番好き

なるほど、ここらへんがロイ・ハーグローヴなどのトランぺッターの
ファンクへの転換などの源流なのかと音楽の歴史を感じます

なおこの作品はMizell兄弟の「Sky High Production」の第1号作品
「Sky High Production」はジャクソン5、ザ・ミラクルズ、
テスト・オブ・ハニーなどの楽曲アルバムをプロデュース

trumpet, flugelhorn, electrick trumpet, lead vocals : Donald Byrd
vocals : Larry Mizell
piano, electric piano : Joe Sample
synthesizer, vocals, electric piano : Freddie Perren
guitar : David T. Walker (2, 3, 5 to 7), Dean Parks (1, 4)
bass : Chuck Rainey (2, 3, 5 to 7), Wilton Felder (1, 4)
percussion : Bobbye Hall (1, 4), Stephanie Spruill (2, 3, 5 to 7)
trumpet, vocals : Fonce Mizell
flute, sax : Roger Glenn

1. Flight Time
2. Black Byrd
3. Love's So Far Away
4. Mr. Thomas
5. Sky High
6. Slop Jar Blues
7. Where Are We Going

Slop Jar Blues

Mr. Thomas

Black Byrd


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陽気なギャングの日常と襲撃 伊坂幸太郎

 


 前作「陽気なギャングが地球を回す」の第2弾。嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。役に立つような立たないような才能に秀でた者たちが登場。今回は強盗4人組がそれぞれに日常を過ごしているうちに社長令嬢の誘拐事件に巻き込まれていきます。今作では、飄々とした天才スリの久遠が活躍し良い味つけで、犯罪者集団がおせっかいな善人でとなっています。相変わらずのボケと突っ込みで軽快に読み進められます。

 演劇をやっている若者を雇っての柔道着軍団のくだりは、Youtuberがよくやっている演出に似ています。ちなみに設定は完全にカルマ【KARUMA】の「ぼったくられた瞬間に警察突入させたら衝撃の結末に...」と同じです。なかなかのバカバカしさですね。好きです。

 前作を読んでいたのは昨年の5月でした。ちょうどコロナでの自粛にあきあきしていた時期で、実は楽しく読めてはいませんでした。いつも思うのですが、音楽や本は、その時の自分の心の状態で感じ方や感情の入り方が変わります。日常の仕事が忙しすぎたり、気になる案件が散在していると大好きな音楽を聴いたり本を読んだりする気持ちにすらならないこともよくあります。今回は話に入り込んで読めたということは、昨年の状態よりも心が落ち着いているということでしょう。仕事的には2月から親会社に出向で働き始めて1か月が経過したところです。ようやく環境に慣れてきたところでもあります。本来は日本全国飛び回る業務なのですがコロナ自粛で内勤が多く刺激は少なめ。早く落ち着いてくれて少しストレスが感じられるぐらいになりたいものです。




2021年3月4日木曜日

本日のCD Miles Davis ♪ On The Corner

 

マイルス・ファンではないはずだったんですが
気が付けば所有CDの数は
マイルスが一番多くなってきていることに
薄々感づいてはいたんですが、改めて見てダントツで多いかったです
まあ録音の数が普通じゃないんで、買いだしたらキリがない

基本的にはエレクトリックになる前のクール・ジャズ、ハード・バップ、
モード・ジャズを変遷する1968年以前のマイルスが好きではあるんですが
それ以降も怖いもの見たさに、これからも聴くのかと思います

という訳で、このアルバム1972年のアルバム
当然エレクトリック・マイルスによる変則ファンクですが
エレクトリックではやはり「Bitches Brew」に圧倒されます
ライナー・ノーツによると「On The Corner」は
エレクトリックにファンク要素を取り入れた作品で
発売当時評論家から「延々と繰り返されるただの退屈なのでは?」
と、こき下ろされた問題作らしいです
そもそもここら辺の時代のファンクは延々と同じフレーズを繰り返し
内から盛り上がってくるモヤモヤを爆発させるパターン
ジャズ至上主義のファンクに偏見のある評論家だったんでしょう

以降マイルスに続け、もっと進化しろ!と
数多くの問題作が出てきていることを思うと
世の中に影響を与える素晴らしい作品であったんですね

trumpet : Miles Davis
electric piano, organ, piano, synthesizer : Herbie Hancock
electric piano, organ, synthesizer : Harold Williams
electric piano, piano, synthesizer : Chick Corea
electric piano, synthesizer : Harold "Ivory" Williams
guitar : David Creamer, John McLaughlin
sitar : Collin Walcott
electric bass : Michael Henderson
drums : Jack DeJohnette
drums, percussion, cowbell : Billy Hart
congas, shaker : Don Alias
tabla : Badal Roy
percussion, bells : Mtume
soprano sax : David Liebman (1-2)
soprano sax, tenor sax : Carlos Garnett (3-4)
bass clarinet : Bennie Maupin
cello : Paul Buckmaster

1. On The Corner/ New York Girl 
/Thinkin' One Thing And Doin' Another /Vote For Mile
2. Black Satin
3. One And One
4. Helen Butte/ Mr. Freedom

On the Corner

One And One

Black Satin


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2021年3月2日火曜日

本日のCD Gregory Porter ♪ Be Good


最初に買った「Liquid Spirit」に惚れ込み
直ぐに買った2枚目のアルバムです

このアルバムは2枚組で2枚目は
デビューアルバムの「Water」のEPとなっていて
1960 What?の様々なリミックスが4曲入ってます
1960 What?は、デトロイトの暴動を歌ったプロテスト・ソングで
アルバム「Water」の中でも重要なメッセージ

グレゴリーポーターの中域の張りのある声は
力強さ、柔らかさ、説得力があり
ジャズ、ソウルなどの垣根なく腹からズンと来ます

ビリーホリデイの「God Bless the Child」の
アカペラ独唱は大きなスピーカーで聴くとかなり浸みます

よく行く音楽好きが集まる店があるんですが
最近のネタは皆さん仕入れていないので
何気なく持って行って皆さん絶賛「誰これ?良いね」
そうでしょう。お勧めの一枚です(Liquid Spiritも)

【Disc1】
vocals : Gregory Porter
piano : Chip Crawford
bass : Aaron James
drums : Emanuel Harrold 
soprano sax : Kamau Kenyatta (1)
trumpet, flugelhorn : Keyon Harrold (2,3,4,8,11)
alto sax : Yosuke Sato (2,3,6,8,9,10,11)
tenor sax :  Pennicott (3,4,8,10,11)

1. Painted on Canvas
2. Be Good (Lion’s Song)
3. On My Way to Harlem
4. Real Good Hands
5. The Way You Want to Live
6. When Did You Learn
7. Imitation of Life
8. Mother’s Song
9. Our Love
10. Bling Bling
11. Work Song
12. God Bless the Child

【Disc2】
vocals : Gregory Porter
piano : Chip Crawford
bass : Aaron James (1,2,3,4,5)
drums : Emanuel Harrold (1,2,4,5)
drums : Chuck Mcpherson (3)
trumpet : Melvin Vines (1,2,4,5)
trumpet : Curtis Taylor (2,4,5)
alto sax : Yosuke Sato (1,2,4,5)
alto sax : James Spalding (4)
trumpet : kafele Bandele (3,4,5)
trombone : Robert Stringer (1,2,4,5)

1. Pretty
2. Magic Cup
3. Skylark
4. Black Nile
5. 1960 What?
6. 1960 What? (Opolopo Remix)
7. 1960 What? (Wicked Jazz Sound Edit)
8. 1960 What? (Peas Mix)

Painted On Canvas

 Be Good

God Bless the Child


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