2020年1月20日月曜日

本日のCD Bill Evans / Some Another Time(The Lost Session From The Black Forest)


 Bill Evans(ビル・エバンス)、Eddie Gomtz(エディ・ゴメス)Jack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)のトリオの発掘音源で、ドイツのフィリンゲンMPSスタジオでのセッションです。ちなみに、このトリオは6カ月しか活動していなかったため音源は、これを入れて三作しかありません。
 ・「At The Montreux Jazz Festival」1968年6月15日録音
 ・本作「Some Another Time」1968年6月20日録音
 ・オランダのヒルフェルスムライブ「Another Time」1968年6月22日録音

 先に「Another Time」を聴いたときに少し明るめのエバンスと思いましたが、このスタジオセッション版はそれよりもう少し落ち着いた演奏の感じです。このアルバムはライナーノーツを、しっかりと日本語訳で読みたかったので日本版の高い方を購入しました。
Eddie Gomtz(エディ・ゴメス)Jack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)のインタビューもあります🎶🎹

piano : Bill Evans
bass : Eddie Gomtz
drums : Jack DeJohnette

producer : Zev Feldman
recorded by Hans Georg Brunner-Schwer, Joachim-Ernst Berendt
recorded at MPS Studios in Villingen, Germany on June 20, 1968

 【Disc One】
1. You Go To My Head 
2. Very Early
3. What Kind of Fool Am I? 
4. I'll Remember April 
5. My Funny Valentine
6. Baubles, Bangles & Beads [Duo]
7. Turn Out The Stars 
8. It Could Happen To You 
9. In A Sentimental Mood 
10. These Foolish Things 
11. Some Other Time

 【Disc Two】
1. You're Gonna Hear From Me
2. Walkin' Up
3. Baubles, Bangles & Beads 
4. It's Alright With Me [Incomplete]
5. What Kind Of Fool Am I? 
6. How About You? 
7. On Green Dolphin Street
8. I Wonder Why
9. Lover Man (Oh, Where Can You Be?) 
10. You're Gonna Hear From Me [Alternate Take] 
 




  

2020年1月19日日曜日

本日のCD Thelonious Monk With John Coltrane


オリジナルはモノラルLPだったようですが
これはリ・マスターしているのでステレオで聴けます

コルトレーンがマイルスバンドに在籍したのは1955年~1957年
その後モンクのバンドに加入して1958年にバンドを離れることとなります
このアルバムは1961年の発売ですけど
録音は1957年の4月、6月、7月となっています

何故発売までに時間がかかったかと言えば
モンクとの契約はリバーサイド社だったけど
コルトレーンと契約していたプレスティッジ社
モンクはプレスティッジ社に在籍していた頃の
プローションに不満があった
しかしプレスティッジ社モンクに「サイドメンになれ」
とせまりメンツの問題で発売が出来なかったようです

パーカッシヴなタッチのモンクに対し、
音で埋めるシーツ・オブ・サウンドで応じるコルトレーン
「Trinkle, Tinkle」あたりがお気に入りで
モンクのソロ「Functional」も良いです

piano : Thelonious Monk
tenor sax : Coleman Hawkins , John Coltrane
alto sax : Gigi Gryce
 trumpet : Ray Copeland
bass : Wilbur Ware 
drums : Art Blakey , "Shadow" Wilson

Ruby, My Dear
Trinkle, Tinkle
Off Minor
Nutty
Epistrophy
Functional

楽しい楽曲ですね



Ruby, My Dear

ピアノソロの「Functional」

  



2020年1月18日土曜日

本日はVIDEO  Blue Note Visual - Inside Blue Note Video


ブルーノートの歴史やコンセプトを解説しながら
ミュージシャンを製作側から紹介しながらプロモーション

ジョンスコの場合はインタビューも少しだけあります
歪んだギターの音はロック好きなのかなと思いがちですが
管楽器に対抗するためのギターの表現なのが良くわかります

トニー・ウイリアムスは演奏だけですがプロデュース側からは
「契約当初はエレクトリックの予定だった」みたいなことを言ってます

などなど、TVの特番のようなビデオです

当時いくらで買ったのか?気になりますが
箱とかはもうありませんのでわかりません
多分1万円とかしたんだろうな、と思うと安く手に入る今・・複雑です

No Artist Introducing
John Scofield : Wabash III
Tony Williams : Geo Rose
Dianne Reeves  : How High The Moon
Michel Petrucciani, Jim Hall & Wayne Shorter : Bimini
Bobby McFerrin : Thinkin' About Your Body
Stanley Jordan : Impressions
The Manhattan Project with Rachelle Ferrell : Autumn Leaves
The Manhattan Project : Summertime
Various Interviews


John Scofield Wabash III

Michel Petrucciani, Jim Hall & Wayne Shorter : Bimini

Bobby McFerrin : Thinkin' About Your Body


  




2020年1月17日金曜日

本日のCD The Brand New Heavies ♪ Shelter

1997年にリリースした第4作
1985年に結成してから、キーボードのヤン・キンケード
ギターのサイモン・バーソロミュー、
ベースのアンドリュー・レヴィ以外の
メンバーが入れ替わっていく形態のバンド

今作ではクインシー・ジョーンズの秘蔵っ子
サイーダ・ギャレットがボーカル
なにしろ濃い名曲が数多く詰まっているマストでお得な一枚

vocals :  Siedah Garrett
vocals , keyboads , percussion : Jan Kincaid 
guitar , background vocals :  Simon Bartholomew 
 percussion, tambourine, background vocals : Neil Cowley
 Gavyn Wright, Wilf Gibson, Jim McLeod, Perry Montague-Mason, Dave Nolan, violin : Boguslav Kostecki 
viola : Peter Lale ,  Garfield Jackson
cello :  Tony Pleeth, Paul Kegg 
sax : Michael Smith, Paul Wiemar
trumpet , flugelhorn : Gerald Presencer
trumpet : Noel Langley 
trombone : Dennis Rollins, Pat Hartley 
bass : Chris Laurence, Mike Brittain
congas , percussion : Jeff Scantlebury 
backgraound vocals : Yo Yo, Henry Binns, Beverly Brown, Richard Wayler 

I Like It
Sometimes
Shelter
You Are The Universe
Crying Water
Day By Day
Feels Like Right
Highest High
Stay Gone
You've Got A Friend
Once Is Twice Enough
After Forever
Last To Know

最高の楽曲「You Are The Universe」

しんみりと聞かせる「Sometimes」

これも忘れてはいけない「I Like It」

タイトル曲「Shelter」

  


2020年1月16日木曜日

本日はVIDEO Hiram Bullock ♪ Groove Guitar Solo Technique


ハイラム・ブロックが未だ若くてスリムな時期のギター教則ビデオ
リットー・ミュージックのオリジナル

ロックなマインドで、ジャズ、フュージョン界に
切り込み続けたギタリスト

教則ビデオというよりは、ギターを弾きながらうんちく語る感じで
教則ビデオとしてはどうかな?という感じがします

ギター・テクニックはバンド演奏の他
インタビュー形式で進められます

手元はしっかりしていますが
インタビュー中のハイラムの若干、ラリっているような
口調と焦点の定まっていないような目線ばかりが気になってしまいます
インタビューは見たことがないので
普段から、こんなしゃべり方の可能性もありますが・・

guitar , vocal : Hiram Bullock
bass : Marco Mendoza
drums : Ronnie Ciago

Teen Town
All Along The Watchtower
Session 1
Little Wing
Session 2


  


2020年1月15日水曜日

本日のCD Gregory Porter ♪ Water


ブルーノート移籍の一枚目「Liquid Spirit 2013年」から
すっかりお気に入りになったグレゴリー・ポーターですが 
このアルバムはデビューアルバムで
2010年にレーベルはMotéma Musicより発売されています

私の持っているのは日本限定バージョンで
1960 What?のリミックスが追加されています

1960 What?は、デトロイトの暴動を歌ったプロテスト・ソングで

モーターシティが燃えている
ショットガンの音が鳴った
日光、月の明かり、街頭の明かりはいらない
正しくないことに対して戦う

と淡々と歌い上げ、段々と力がみなぎってきます

アルバムタイトルのウォーターは
愛、エネルギー、スピリットと言ったものが
液体のように心の中に入っていく
水は行きたいところに流れていくといったイメージで
音楽など感じたものは留めておかずに
水のように流していくことが大事と語っておられます

CDは、流れて行って無くなってしまうのがもったいなくて
その水を貯めておくものなんでしょうか

vocals : Gregory Porter
alto sax : James Spaulding , Yoske Sato 
bass : Aaron James 
drums : Chuck Mcpherson , Emanuel Harold 
piano : Chip Crawford
trombone : Robert Stringer 
trumpet : Curtis Taylor, Kafele Bandele , Melvin Vines 

Illusion
Pretty
Magic Cup
Skylark
Black Nile
Wisdom
1960 What?
But Beautiful
Lonely One
Water
Feeling Good
1960 What?(Gerardo Frisina Cuban Soul Mix)


ライブの「Skylark」
大人で好きです

オフィシャルビデオ
1960 What?

録画はスマホでしょうか?
やけに近いアングルですが
Magic Cup

  



2020年1月14日火曜日

本日はVIDEO Stevie Ray Vaughan & Double Trouble ♪ Live At The El Mocanbol



スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル
1983年7月20日にカナダのトロント「El Mocambo」のライブ映像

ライブは映像で見たほうが100倍楽しいと
思わせてくれる音楽CDでは伝えきれないSRVの魅力が100%

図太くて激しいギターワークが
これでもかとばかりに繰り出され圧巻

guitar, vocals : Stevie Ray Vaughan
bass : Tommy Shannon
drums : Chris Layton

Testify
So Excited
Voodoo Chile (Slight Return)
Pride And Joy
Tell Me
Mary Had A Little Lamb
Texas Flood
Love Struck Baby
Hug You Squeeze You
Third Stone From The Sun
Lenny
Wham!

この人がギター弾いてるのを見てると
ギターって簡単な楽器だと勘違いしてしまいます
Testify

  




2020年1月13日月曜日

追悼 Donny Hathaway Michael Brecker を聴く

1月13日のなくなった巨匠は、なんと二人もいらっしゃる

ソウルボーカルの「Donny Hathaway」
享年 33歳 1979年 没
シカゴ生まれで幼い頃から聖歌隊、ピアノ
ハワード大学に進学してクラシックを勉強した
そのためか、シャウト、コブシは無くて
優しい歌いまわしがこの人のいいところ



フュージョン系サックス「Michael Brecker」
享年 57歳 2007年 没
テナーサックスとウンドシンセの名手
ブレッカー・ブラザーズ、ステップス・アヘッドでの
共同リーダーでの活動、数多くの録音を残しています
自分の持っているアルバムだけでも検索したら
私のよく聞くアーチストのアルバムに
かなり参加されていました
渡辺香津美 / To Chi Ka
David Sanborn / A Change Of Heart

  

2020年1月12日日曜日

本日のCD Theronious Monk ♪ Solo Monk


1965年に発売されたオリジナルに
別テイクも加えた付加価値再発版

最初の「ダイナ」はユーモラスで、ラグ・タイムのようなタッチ
続く「アイ・サレンダー・ディア」は抒情的で美しい
実に様々なタッチでピアノを聴かせてくれますが
美しいとテクニックだけでなく
響きの美しさとインパクトが絶大で音だけの存在感

ソロ演奏というのは個性とエッセンスがにじみ出ますね
モダンではないが、これも非情に魅力ある作品です


「ダイナ」、「アイ・シュッド・ケア」等、お気に入りのスタンダード・ナンバーから「ルビー・マイ・ディア」、「アスク・ミー・ナウ」といった名オリジナル

Dinah(Take2)
I Surrender, Dear
Sweet And Lovely(Take2)
North Of The Sunset
Ruby, My Dear(Take3)
I'm Confessin' (That I Love You)
I Hadn't Anyone Till You
Everything Happens To Me(Take3)
Monk's Point
I Should Care
Ask Me Now(Take2)
These Foolish Things (Remind Me Of You)

Bonus Tracks - Not On Original LP
Introspection
Darn That Dream
Dinah(Take1)
Sweet And Lovely(Take1)
I Hadn't Anyone Till You(Take2)
Everything Happens To Me(Take1)
Ask Me Now(Take1)

Dinah

North Of The Sunset

Ruby, My Dear

  


2020年1月11日土曜日

本日のCD The Brecker Brothers ♪ Straphangin'


ブレッカー・ブラザーズ通算6作目
再始動は後にありますがアリスタ・レーベルでは
本作を最後に活動は休止となったアルバム

元々ブレッカー・ブラザーズはデイヴット・サンボーンとの
三管編成で活動していたが、契約条件が当時のバンド「ドリームス」
ではなく、「ブレッカー・ブラザーズ」
悩んだ挙句に苦渋の選択をしたとのこと

サンボーンは既にワーナー・ブラザーズと1975年に
ソロ契約でアルバムを出していたためか、
ブレッカー・ブラザーズは翌年の
2枚目の1976年「バック・トゥ・バック」で脱退

もったいない話ではあるが、このおかげで
私はサンボーンのファンともなり、
フュージョン全盛期を楽しむことが出来ているわけです

前作の「デタント」はディスコ調のボーカル曲なども
取り入れていたがこのアルバムでは全曲インスト

バロック風ブラバン的なイントロから
タイトル曲の「Straphangin'」は始まる
その後にはファンクな展開になり
ランディのハイトーンなソロが印象的です
以下続く曲は
「Threesome」・・ワルツ
「Bathsheba」・・サンバ調
「Jacknife」・・ハード系
「Why Can't I Be There」・・メロー系
「Not Ethiopia」・・複雑フュージョン系
「Spreadeagle」・・ブルース

アリスタとの契約終了、マイケル・ブレッカーのドラッグ治療により
活動休止とはなりますが、
私の持つブレッカー・ブラザーズのイメージが良く反映されたアルバム

tenor sax : Michael Brecker
trumpet, flugelhorn : Randy Brecker
bass : Marcus Miller
drums : Richie Morales
guitar : Barry Finnerty
keyboards : Mark Gray
percussion : Don Alias , Manolo Badrena , Sammy Figueroa 

Straphangin'
Threesome
Bathsheba
Jacknife
Why Can't I Be There
Not Ethiopia
Spreadeagle

ライブの「Straphangin'」かっちょイ~♪

ステップス・アヘッドのバージョン「Not Ethiopia」
これは、これで、またカッコいい

  





2020年1月10日金曜日

本日のCD Thelonious Monk Quintet ♪ Monk


最近モンクにはまってます
これは、1961年作品でクインテット形式ですが
メンバーを変えて様々な楽器編成での録音

あの強烈な和音の破壊は少な目で、普通のスイング
いつものモンクを想像していると
商業的だとも思えるぐらいですね

Think Of One はTake1と2があります
Take1の出だしは管楽器の誰かがミスって
ピュイっと音を出してしまっています
それども2バージョンを収録したのはミスはさておいて
甲乙つけがたかったから?

piano : Thelonious Monk
bass : Curley Russell , Percy Heath
drums : Art Blakey, Willie Jones 
french horn : Julius Watkins 
tenor sax : Frank Foster, Sonny Rollins 
trumpet : Ray Copeland 


We See
Smoke Gets In Your Eyes
Locomotive
Hackensack
Let's Call This
Think Of One (Take 2)
Think Of One (Take 1)

Locomotive

Smoke Gets In Your Eyes

  





2020年1月9日木曜日

本日のCD John Coltrane ♪ Blue World


ジョン・コルトレーン絶頂期の未発表スタジオ録音
2019年9月27日の発売で少し遅れての購入

フランス映画「Le chat dans le sac」の録音であったため
未発表音源となっていたとのこと
録音は1964年6月カナダ国立映画制作庁の委嘱

セッションの全音源は8テイク
同じ曲での違いを聴き分けてみましょう

楽曲解説は「JazzTokyo」でヒロ・ホンシュク氏が
詳しく解析されている記事も発見


tenor sax : John Coltrane
bass  Jimmy Garrison
drums : Elvin Jones
piano : McCoy Tyner

Naima (Take 1)
Village Blues (Take 2)
Blue World
Village Blues (Take 1)
Village Blues (Take 3)
Like Sonny
Traneing In
Naima (Take 2)


プロモですね

Naima (Take 1)

Naima (Take 2)

  

2020年1月8日水曜日

本日のCD Grant Green ♪ Born To Be Blue


ブルーノートより1985年発売ですが
CDでの再販で、レコーディング時の「別テイク」も
入っているシリーズです

オリジナルでは6曲に「Cool Blues」「Outer Space」を加えて
アルバムタイトルの「Born To Be Blue」を加えて9曲構成です

ググってみたら色んなバージョンが発売されていて
私の買ったこのバージョンが曲数が最も多いようです
他情報では、録音は1961年12月と翌年3月のセッション
ひっそりと発売された没テイクを集めて没後6年の1985年に発売したら
意外とファンには受けてしまったとのこと

よくあるパターンではあります

明るいノリの「Someday My Prince Will Come」の演奏は
色々なミュージシャンでしっとりとした名演が多いですが
これは楽しいパターンでの名演ではないでしょうか
「Born To Be Blue」はアイク・ケベックのエロいサックスが魅力的
「If I Should Lose You」はダーティで日本の昭和のキャバレー的でこれも良し
「Count Every Star」「Outer Space」は極めて正統派
「My One And Only Love」も、これはお手本ですね
コピーしたい

解りやすくて、直に入ってくるものがあります
ファンク時代よりも、はまるなあ

guitar : Grant Green
bass : Sam Jones
drums : Louis Hayes
piano : Sonny Clark
tenor sax : Ike Quebec

Someday My Prince Will Come
Born To Be Blue
Born To Be Blue (alternate take)
If I Should Lose You
Back In Your Own Backyard
My One And Only Love
Count Every Star
Cool Blues
Outer Space


この「Someday My Prince Will Come」良いです

My One And Only Loveも

Born To Be Blue エロい