2024年11月10日日曜日

Take 6


 グループ名がデビューアルバムのタイトルになっている「TAKE6」で発売は1989年。Take6 はアメリカ・アラバマ州のクリスチャン学校で結成されたコーラス・グループで結成当初はなんと学校のトイレで練習をする事が多かったとか。学校生活の中でメンバーチェンジが幾度もなされ1987年に Take6 となったそうです。
 デビューまでゴスペルを重要視したいとのことでレーベルにアタックしていたそうですが、あきらめかけていた時に、メジャーレーベルの Warner Bros(ワーナー・ブラザーズ)のディレクター Jim Ed Norman に目が留まり、メジャーデビューが決まったそうです。ゴスペル・グループとして別のレーベルでデビューしていたら、このようなヒットもなくて私も聞いてはいなかった可能性があります。さすがワーナーブラザーズ。
 ゴスペル要素を強くしながら、R&B色よりもジャズ要素を盛り込んだ上品で丁寧なアレンジが素晴らしいアルバムです。このアルバムを手にした時は、それまでコーラスグループなんて聞かなかったのに直ぐにファンになり、当時車の中で大音量にして聞いて一緒に歌っていたことを思い出します。特におすすめは 「Spread Love」 で奥行きのある広がりのあるコーラスワークとノリが最高です。


 昔から愛聴してきているアルバムで、購入したころは釣りに行くときに車の中で爆音でかけながら一緒に歌っていた記憶があります。相当聴きこんでいますが、最近聴いていなかったので久しぶりに聴いてレビューしてみます。Gold Mine イントロではオーケストラの最初のチューニングのような音がしますが肉声以外は入っていません。ジャズタイプの曲で、But this time I found Gold Mine in you と何か神々しいまでの愛が歌のテーマです。 Spread Love ゴスペルタイプの素晴らしい曲で奥行きがあって大きな愛を感じる大好きな曲です。 If We Ever Needed the Lord Before (We Sure Do Need Him Now) 長いタイトルですが、ライナーノーツの曲名は、 If We Ever だけです。歌詞の内容的には、ほぼ讃美歌で要するにゴスペル曲ですね。Quiet Place, A これはリズムよりも旋律とハーモニーを聴かせる美しい曲で、There is a quiet place Far from the rapid pace Where God can soothe my troubled mind と人類への愛を歌っています。Mary またゴスペルタイプの楽曲です。歌詞の内容は聖書の中のモーセの十戒あたりですね。David and Goliath ダビデとゴリアテの話しですね。これも聖書の中にあったような気がします。物語的な展開でイメージ的にはディズニーアニメの世界観で劇場仕立てです。Get Away Jordan ヨルダンから離れろですか、これも宗教歌です。ヨルダン川を渡って主に会いたいと、ひたすら歌います。5曲目から9曲目までは作曲者が書いていないのは、実際に教会で歌っていた曲で作者不明なののかと思われます。He Never Sleeps 夜も昼も寝ないで見守ってくれているのは当然神ですね。きれいなハーモニーです。Milky-White Way 神にイエスに会いに行かないかい、とひたすら歌います。Let the Words 最後の締めくくりは、Let the words of my mouth bring You praise この言葉があなたを讃える言葉でありますように
 メンバーチェンジも若干あるものの定期的にアルバムをリリースし、現時点では2018年が最後のアルバムリリースとなっています。
 私は小さい頃から教会に行っていました。日本のカトリック教会なのでゴスペルは歌いませんでしたが、フォーク風の歌を讃美歌の代わりに歌うミサなどはありましたので、世界観はなんとなく理解できるのもあって好きなんだと思います。いや何回聴いても音も素晴らしいですが世界観が良いですね🎶

vocals :
Alvin Chea
Cedric Dent
Claude V. McKnight III
David Thomas 
Mark Kibble
Mervyn E. Warren

producer : Claude McKnight, Mark Kibble, Mervyn Warren
executive-producer : Jim Ed Norman

1. Gold Mine (C. McKnight, M. Warren)
2. Spread Love (C. McKnight, M. Kibble, M. Warren)
3. If We Ever Needed the Lord Before (We Sure Do Need Him Now) (Thomas A. Dorsey)
4. Quiet Place, A (R. Carmichael)
5. Mary
6. David and Goliath
7. Get Away Jordan
8. He Never Sleeps
9. Milky-White Way
10. Let the Words (G. Hamilton)





  

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