2021年6月7日月曜日

本日のCD Edgar Jones & Friends ♪ The Masked Marauder


 「スライ度高いです」私が札幌勤務時代に当時桑園にあった古本屋さんのBEABERS BOOKSで購入したものです。当時週に3回は飲んでいた Soul & Spice の音楽好きマスターから教えてもらった店で、なぜかソウル・ファンク系を売りに来るお客さんが多いのか、仕入れルートからジャンル選んで仕入れているのか中々の充実ぶりで結構な頻度で行ってました。中身がいい奴は高くて、あの値段のつけ方も面白かったですね。全て聞いてから書かれるこの店主様の帯に書かれたお勧めポイントには絶大な信頼感があり、このCDも「スライ度高いです!」の店主の書いた帯に魅かれての購入でした。
 帯の記述通り、スライっぽい曲が出だし続きポップに聞こえるのもありながら Seven Years なんかはまるでカーティスです。全体を通して聞くとマイナーなアートっぽい感じがして、宅録っぽい音源が多く、そこらへんの音作りの雰囲気がスライだし、何かが頭にひっかかる気になるアルバム。
 このEdgar Jones(エドガー・ジョンズ)どんな人なのか? 90年代初頭に活躍したイギリスのガレージ・トリオ・バンド、The Stairs(ザ・ステアーズ)のリーダーでベーシスト、ボーカリスト。2006年からソロ活動となり、英国リヴァプール出身で地元DJでは人気が高かたとのこと。つまりは一般的にはあまり知られていないレア・グルーブで良いでしょうかね。
 録音メンバーにM.Mが記載してります。「The Masked Marauder」の略でこのアルバムのタイトル名でもあります。おそらく低音系の黒人系ボーカルが、Edgar Jones & Friendsの Friends なのかと思われます。ちなみに Masked Marauder は1965年ぐらいのアメコミのヒーローのようです。


 謎の人物ですね🎵 

詳細は推測の域なので、知っている方の情報求む!!

1. HMMM!
bass : Klaus German Bloke
drums : Karl (Real Drummer) Penny
guitar, vocals, xylophone : M.M(The Masked Marauder)

2. All The Things You Are
bass : Klaus German Bloke
keyboards : Robert Stwinger
tenor sax : Mike (Mikey Baby) Smith
vocals, guitar : M.M(The Masked Marauder)

3. Maybe Sometimes
lead Vocals : M.M(The Masked Marauder)
performer (everything else) : Edgar Jones

4. Aren’t You Happy?
performer (all instruments + vocals) : M.M(The Masked Marauder)

5. More Soothing Music For Stray Cats
bass, guitar : Edgar Jones
drums : Karl Penney
effects (Overuse Of Effects) : M.M(The Masked Marauder)
trumpet : Martin Smith

6. Sunshine
bass, guitar, vocals : M.M(The Masked Marauder)
drum programming : Trefor Jones
effects (Overuse Of Effects) : Edgar Jones
keyboards : Rob Stringer
tenor sax : Austin Murphy

7. It’s Great To Be Straight With One Another
backing vocals : Edgar Jones
organ (Hammond), clavinet : Rob Stringer
vocals : M.M(The Masked Marauder)

8. Seven Years
drums : Karl Penney
guitar : Jamie Backhouse
sax : Mike Smith
vocals, bass : M.M(The Masked Marauder)

9. Talk About It
performer (everything else) : Edgar Jones
xylophone : The Masked Marauder

10. The Same
guitar, bass, vocals : M.M(The Masked Marauder)
keyboards : Rob Stringer
percussion : Vince

11. Once There Was A Time
bass : Edgar Jones
drums : Karl Penney
guitar : Jamie Backhouse
keyboards : Rob Stringer
vocals : M.M(The Masked Marauder)

12. Lil' Duke Medley
13. Maybe Sometimes (All The Way)




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2021年6月6日日曜日

本日のCD Jack Johnson ♪ on and on

 

 いつもの「おでんバー」に行く前にいつもの中古CD屋で物色をしていると、海辺でギターを弾く後姿の写真のシンプルですが中々趣味が良いジャケット。Jack Johnson(ジャック・ジョンソン)とは何者か知りませんが、たまにはロック・コーナーからジャケ買いでも良いかと220円なのでお試しに買ってみました。他にも色々と買ってしまったのでいつもの「おでんバー」ではこのアルバムは聞かずに、家で1か月ほど熟成させてから聞くとなかなか心地よいシンプルなフォーク・ロックやレゲエの曲が聞こえてきます。ベン・ハーパーをもっとシンプルにしてアクを抜いたような感じといったイメージと思って聞いていたら、ライナーノーツの紹介でベン・ハーパーを敬愛していること、彼のレーベルのEnjoy Recordsと契約しその後ユニバーサルとメジャー契約してデビューとありました。
 サウンドから香る南国の海の雰囲気はなるほど、1975年ハワイ・オアフ島生まれの映画も作るバリバリのサーファーで、プロ契約も結んだほどの才能あるハワイのサーフィン・チャンピオンでミュージシャンへ転身したとのこと。
 とにもかくにも「気楽にやろうぜ」的なサウンドが心地よく、大きくゆったりとしたウネリのあるグルーヴ。基本的にはアコギにベース、ドラムのみというシンプルな構成が自然体。また全米アルバムチャート初登場3位を記録したヒット作とのこと。2003年の作品です。

vocals, guitar : Jack Johnson
bass : Merlo Podlewski
drums, percussion : Adam Topo

1. Times Like These
2. The Horizon Has Been Defeated
3. Traffic In The Sky
4. Taylor
5. Gone
6. Cupid
7. Wasting Time
8. Holes To Heaven
9. Dreams Be Dreams
10. Tomorrow Morning
11. Fall Line
12. Cookie Jar
13. Rodeo Clowns
14. Cocoon
15. Mediocre Bad Guys
16. Symbol In My Driveway
17. The Horizon Has Been Defeated





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2021年6月5日土曜日

本日のCD Kenny Dorham ♪ Afro-Cuban

 

 ダンサブルなアフロキューバン・ジャズ、ラテン・ジャズの古典的名演です。1955年の録音で最初の4曲は Jay Jay Johnson のトロンボーン、コンガで Carlos "Patato" Valdes(キューバ出身) が加わり、ベースは前半 Oscar Pettiford 後半は Percy Heath が参加しています。基本は1954-1955年の初代 Jazz Messengers のメンバーに在籍していたKenny Dorham (tp)Art Blakey (ds)Horace Silver (ts)Horace Silver (p)による演奏です。
 アフロキューバン・ジャズなので Art Blakey が暴れるのかと思いきや、全体的に控えめにリズムキープに回っていますが 6. The Villaだけは楽しそうに自己主張されています。Horace Silver は、完全に裏方に徹しています。かといえメンバーがこのメンバーなので初代メッセンジャーズの雰囲気は随所に現れていると思います。
 ケニー・ドーハムには静と動、ふたつの顔があると言われており、静は「Quiet Kenny」動は「Una Mas」や本作「Afro-Cuban」だそうです。私が所有している音源ではKenny Dorham は言えば Jazz Messengers と Thelonious Monk の Genius Of Modern Music Vol2 ぐらいしか今はなく静のドーハムはいません。どこかで仕入れたいと思います。こうやってレビュー書きながら聞くのも楽しいですし自分の中で色々と整理できて勉強になりますが勉強のために聴くべきものが多くなります。結構片っ端から忘れていってますので、きっと数年後に今日のレビューを見ながら書き直して再度購入の決心をするのかと思います。
 とにもかくにも、当時のトッププレイヤーが集まって作られた熱気のあるジャズ、古き良きジャズに魅了される楽しいアルバムでした。

trumpet : Kenny Dorham
tenor sax : Hank Mobley
trombone : Jay Jay Johnson (1 to 4)
baritone sax : Cecil Payne
piano : Horace Silver
bass : Oscar Pettiford (1 to 4), Percy Heath (5 to 7)
drums : Art Blakey
congas : Carlos "Patato" Valdes (1 to 4)

1 to 4 recorded at the Van Gelder Studio, New Jersey on March 29, 1955.
5 to 7 recorded at the Van Gelder Studio, New Jersey on January 30, 1955.

1. Afrodisia
2. Lotus Flower
3. Minor's Holiday
4. Basheer's Dream
5. K.D.'s Motion
6. The Villa
7. Venita's Dance




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金曜の晩は・・モンクとバードがつまみになる

 

 世の中は在宅勤務がスタンダードとなる中、私はほぼフル会社出勤で仕事をしているダメリーマンです。出張はここんとこ、ほぼ皆無なんで、パソコンと電話を駆使しての営業なんで在宅でできるって言えばできるはずなんですが、家でテンションをあげたり、モチベーションを保つのは、私には非常に難しい芸当です。少なくとも会社デスクでないとテンションはあげられませんね。

 ということで、先週もフル出勤で疲れました。

 疲れた心を癒そうと金曜の酒のつまみは、ドナルド・バードと大好きモンクのこの2枚です。今回は未開封アルバムをいつもの隠れ家に持ち込んでマスターと聴いちゃいました。ここんとこ金曜の晩は自分の聴きたいアルバム2枚を持ち込むのが定番になってます。

 まずはモンクを聴き始めますが、このアルバムはまたいつもと違った印象で発見でした。演奏がなんと可愛いんですよね。ほんと。こじんまりと纏まってる感が可愛いのかもしれませんがコンパクト感のある演奏が新鮮で酒が進みました。3杯はいけたような気がします。珍しいボーカルものが最後に入っていてこれでもう一杯いけました。モンクが機関銃もってテーブルには手りゅう弾が置いてあるジャケットですが、外見と中身が違うのも楽しいもんです。

 続いてドナルド・バードは、コンパクトにまとまっていたモンクと違って豪快に疾走感のある演奏です。これまた楽しくて酒のピッチがあがります。酒しか飲んでないんで、おでんをつまみにバード🐦です。

 こうして今週の疲れを、ぶとっばし来週も頑張りますぞい! 趣味は、酒と音楽と(仕事)です

 

2021年6月4日金曜日

本日のCD Aretha Franklin ♪ This Girl's In Love With You

 

 1970年Atlanticから発売でR&B2位・POP17位でした。10曲中9曲がカバー曲のアルバムです。廉価版の5枚組CDでアレサの軌跡を勉強しているような感覚ですが、今度はカバーアルバムと趣向を変えてきましたか。なるほど。この1962年から76年までの十数年は1年に2枚以上のハイペースでアルバムを出し続けています。
 ロックのカバーも多いですが、曲は、サザンソウル、ゴスペル基調、ソウルブギーなどアレンジも良くてどれもしっかりとアレサを感じさせてくれて勢いのあるポップの時よりもシンガーとして成熟していることがわかります。アリサの歌と併せて素晴らしい出来になっています。カバー曲でもありコンパクトなコンボっぽいサウンドで気軽に聞けてしまうようなところが、またこのアルバムの魅力ではないでしょうか。
 1曲目「Son Of A Preacher Man」 はDusty Springfield のカバーでポップなソウル。続いて「Share Your Love With Me」 は Bobby Bland、「Dark End Of The Street」は James Carr、「Let It Be」「Eleanor Rigby」は The Beatles 「This Girl's In Love With You」はBurt Bacharach 「It Ain't Fair」は Ronnie Miller 、「The Weight」は The Band 「Call Me」は Aretha Franklin 自身の作で、ラスト「Sit Down And Cry」Clyde Otis
 毎回大物アーチストの起用していましたが今回はデュアン・オールマン。おそらくすべての曲に参加ではなく 8. The Weight のスライドだけ?でしょうか。廉価版のため詳しいライナーノーツは付属していなくて、ネットで調べても不明だったので、参加ミュージシャンはわかっている分だけの記載で、BackgroundVocal とかは不明で記載できませんでした。

vocals, keyboads : Aretha Franklin
bass : David Hood
drums : Roger Hawkins
guitar : Duane Allman, Eddie Hinton, Jerry Weaver, Jimmy Johnson
keyboards : Barry Beckett

producer : Arif Mardin, Jerry Wexler, Tom Dowd

1. Son of a Preacher Man
2. Share Your Love with Me
3. Dark End of the Street, The
4. Let It Be
5. Eleanor Rigby
6. This Girl's In Love with You
7. It Ain't Fair
8. The Weight
9. Call Me
10. Sit Down and Cry





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2021年6月3日木曜日

本日のCD Aretha Franklin ♪ Soul'69

 
 
 1969年アトランティックから発売の14枚目のスタジオアルバム。タイトルが「ソウル’69」なんで、バリバリのソウル路線かと思いきやソウルよりの曲もあるが、ほぼジャズボーカルのようなアルバム。
 レコーディングに参加したミュージシャンは当時でも売れっ子のジャズミュージシャンを揃えてきています。大御所でいえばJunior Mance, Joe Zawinul, Kenny Burrell, Ron Carter と、そりゃこれだけの人集めればジャズになります。
 仕掛け人はおそらくプロデューサーの Jerry Wexler氏でしょうか?Aretha Arrivesでも書きましたが、アトランティックのアレサに欠ける情熱とJerry Wexler氏の次から次へと仕掛ける戦略は素晴らしいし、その仕掛けと要求にすべて応えられるアレサの実力がうかがい知れ、アレサのスケールアップっぷりにも感心してしまいます。
 もともとはコロンビアからゴスペル、ジャズ路線でデビューしてた人だったんで不思議でも何でもないですが、鳴かず飛ばずだったコロンビアのイメージを完全にを乗り越えたんではないでしょうか。
 
vocals, piano (2,7,9): Aretha Franklin
backing vocals : Aretha Franklin, Evelyn Greene, Wyline Ivy
piano : Junior Mance (1、3-6、8-11)
organ : Spooner Oldham (2,7)Joe Zawinul (5)
piano : Joe Zawinul  (6,12)
guitar : Kenny Burrell(1、3-6、8-11)
rhythm guitar : Jimmy Johnson(2, 5)
lead guitar : Tommy Cogbill (2,7)
bass : Ron Carter (1、3-6、8-12)
bass : Jerry Jemmott(2,7)Thomas Clark Cogbill(2,7)
drums : Bruno Carr  (1、3-6、8、9、12), Roger Hawkins  (2,7), Grady Tate (10, 11)
vibraphone : Jack Jennings (5,7,9,12)
percussion : Louie Goicdecha、Manuel Gonzales (5,7,12)
alto sax : Frank Wess, George Dorsey
flute sokist: David Newman
sax, soloist : David Newman (1-3, 5-7), King Curtis (4)
tenor sax : David Newman, King Curtis, Seldon Powell
baritone sax : Pepper Adams
trumpet : Bernie Glow, Ernie Royal, Snookie Young, Joe Newman, Richard Williams
trumpet, soloist : Joe Newman
trombone : Benny Powell, Jimmy Cleveland, Thomas Mitchell, Urbie Greene
producer : Jerry Wexler, Tom Dowd

1. Ramblin'
2. Today I Sing The Blues
3. River's Invitation
4. Pitiful
5. Crazy He Calls Me
6. Bring It On Home To Me
7. Tracks Of My Tears
8. If You Gotta Make A Fool Of Somebody
9. Gentle On My Mind
10. So Long
11. I'll Never Be Free
12. Elusive Butterfly




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2021年6月2日水曜日

本日のCD R L Burnside ♪ Mr Wizrd


 ジャケットだけ見ると、魔術でもやるのかというような雰囲気で足元にはお姉ちゃんを二人もはべらかしTシャツは普通の変なおじさんですが、スライドギターたっぷりのブルース、ボーカルも変な歌い方はなく普通のアルバムです。
 どんな人かといえば、ミシシッピ州生まれで16歳からギターとハーモニカを始め30歳でシカゴに移り住み働きながらブルースに浸り、夢破れてミシシッピに戻りAlice Mae Taylor と結婚(2曲にAlice Maeありますね)1960年以降、ミシシッピ州北部で落ち着いた生活だったそうです。息子が9人、娘が4人の計13人!の大家族らしいですが、2005年に78歳で亡くなっています。
 冒頭は泥臭いスライドギターの弾き語りから始まり、ベースレスのドラムとギターの編成の熱めのブギでがなるスタイルで、2~4曲目は噴火を繰返すようなロックンブルースになっています。「若いもんには負けてられねえ。難しいことはわからねえが、単純にやりたいようにブルースやりまっせ。どうだ!」ってゆう感じの貫録のブルースですね。やっぱりジャケットデザインと中身があってないんだなあ。惜しい。
 録音の場所とかを見ていたら、バーンサイドの自宅とか農場とか、なるほど三年間のセッションを取りまとめたアルバムってわけですね。

guitar, vocals : R.L. Burnside
guitar : Judah Bauer (2, 7), Kenny Brown (2 to 8)
guitar, theremin : Jon Spencer (2, 7)
drums : Cedric Burnside (3 to 6, 8), Russell Simins (2, 7)

Tracks 1 & 9 recorded at Burnside Palace, September 1995.
Tracks 2, 3, 4 & 7 recorded at Lunati Farms, February 1996.
Track 5 recorded at Doug Messenger's, North Hollywood, California, November 1996.
Track 6 recorded at Junior Kimbrough's Juke Joint, Chulahoma, Mississippi, September 1994.
Track 8 recorded at Jimmy's Auto Care, Oxford, Mississippi, February 1995.

1. Over the Hill
2. Alice Mae
3. Georgia Women
4. Snake Drive
5. Rollin' and Tumblin'
6. Out on the Road
7. Tribute to Fred
8. You Gotta Move



Rollin' and Tumblin'


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2021年6月1日火曜日

本日のCD Craige Erickson ♪ Big Highway


 Craige Erickson(クレイグ・エリックソン)は、ブルース系ハード・ロックのアメリカ人ロック・ギタリストで、ロック系のミュージシャンとの交流も多く1993年Glenn Hughes「BLUES」2003年元 Riverdogs のRob Lamothe 「The Voodoo Brothers」などの作品に参加。元 Badlands の Jeff Martinや Greg Chaisson との共演。Dixie Dregs のキーボーディストT Lavitzなどと組んだCosmic Farm への参加。ジミ・ヘンドリックスやゲイリー・ムーア、トミー・ボーリンのトリビュート・アルバムやハード・ロック系のオムニバスなどにも名を連ねるギタリストでその筋には有名な人。(何を書いてたか、わからなくなるぐらい共演が多いということですね)
 1992年  Roadhouse Stomp!から2007年の、このアルバムまで8枚のリリースされている結構ベテランです。ライナーノーツによるとアイオワ州出身で13歳で初めてバンドを組み、父親の経営する楽器店で40人の生徒の講師となったのが音楽キャリアの始まり。現在も父親の経営する楽器店「ミュージックロフト」に隣接する「リバーランド・レコーディングスタジオ」のマネージャーで多忙な日々と書いてあります。なるほど
 実は購入当時は全くその存在を知らなかったんですが、タワレコで視聴してストレートにかっこ良かったんで購入したアルバムです。ワウを駆使した HENDRIX スタイル、スライド・ギターなどでストラトのカラッとして切れの良いサウンドが楽しめる内容です。

guitar vocals : Craig Erickson
bass : Fred"fingers"benson
bass: Al Robinson
drums : Jermy Ackley
drums : David Morgan
second guitar : Jason Leroy

1. River Keeps on Rollin'  
2. Take Me Home 
3. Big Highway
4. Matter of Time
5. In the Sky
6. Through with You
7. For Your Love
8. Miracle
9. Midnight Light
10. Driverless Train
11. Stratus




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2021年5月30日日曜日

本日のCD Kiss ♪ AliveⅡ


 レコードも買ったはずなんですが、昔過ぎてどこに行ったのかわかりません。懐かしんで社会人になってからCDで再購入です。私がキッスを知ったのは確か小学校6年の時で、TVでメークをした人たちがコンサート会場へ行くニュースが流れていました。で友人の家に行ったらキッスのレコードがあって、なんだこれは凄いなと思い中学生になってから聞き始めたわけです。でもその頃にはディープ・パープルとかの方に直ぐにはまったんでロックンロール・タイプのハードロックが楽しくなったのは高校生ぐらいからでした。
 このアルバム「ALIVE」と言う名前くせにライブ録音だけでなく収録時間に満たなかったのか?後半に新曲を入れています。しかし、その新曲ではエースが、自分の曲の録音以外に姿を見せず、ここら辺から、バンド内部の問題が深刻化していたようです。改めて聴いてもこの時代でこのクオリティの音色で楽曲も色あせてこない。コーラスもちゃんとしてるし色物っぽいですが改めて素晴らしいバンドです。
 書く前にも気づいているんですが本作は、1975年の大ヒット「ALIVE!」の続編。確か大好きな Rock'n Roll Allnigt とかはそっちに入ってるはずなんですが1枚目を持っていないんで中古探しに行ってきます。
 2枚組でたっぷりとキッス

guitar, vocals : Paul Stanley
guitar, vocals : Ace Frehley
bass, vocals : Gene Simmons
drums, vocals : Peter Criss(dr.vo)31歳

【Disc1】
1. Detroit Rock City
2. King Of The Night Time World
3. Ladies Room
4. Makin' Love
5. Love Gun
6. Calling Dr. Love
7. Christine Sixteen
8. Shock Me
9. Hard Luck Woman
10. Tomorrow And Tonight

【Disc2】
1. I Stole Your Love
2. Beth
3. God Of Thunder
4. I Want You
5. Shout It Out Loud
6. All American Man
7. Rockin' In The USA
8. Larger Than Life
9. Rocket Ride
10. Any Way You Want It





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タワレコ 散財

 


 土曜日はかかりつけの新宿の病院に行ったので、帰りにはタワレコに寄り、少しだけのつもりが、、、、、

 ビル・エバンス特集の展示にも打ち勝ち、ノラジョーンズの誘惑にも打ち勝ち、と思っていたのですが、気が付いたら大量のCDを手に取っています。またもや散財してしまいました。下の写真のほかにも数枚購入していますので結構な金額でした。


 失敗したのは、BLUES&SOUL RECORDS という雑誌です。アレサ特集なんだなあと本屋で前から気にはなっていたのですが購入せずにいました。しかし何故アレサが表紙になっているのか、タワレコに行って気が付きました。アレサの「アメイジング・プレイス」ってCDが新しく発売されていたんですね。

 ということで、雑誌もCDも両方購入したんですが雑誌を少し読んでいたら表紙の上に別冊付録「バイオグラフィ、オリジナル・アルバムガイド、代表曲、アリサの基本はこれで安心」とある。確かに本屋で見たときは中にこれがはさんでありましたが、タワレコではCDと一緒に置いてあったのを買ったせいか、中身はなんと「ありませぬ」!!

 CDレビュー中心のブロガーとしては、うんちくを語るために付録のほうが欲しかったかも。でももう一冊は悔しいから買わないと思います・・・・多分

Q&A 恩田陸

 


 恩田陸作品は最初に「蜜蜂と遠来」を読んで次にに「ブラザー・サン・シスター・ムーン」 この作品読んで三作品目となります。先に呼んだ2作品はどちらも音楽ものでしたが、今回は音楽にゆかりのある話は出てきません。

 タイトル通りQ&A形式で物語は進行するのですが、読み始めは意味が分からずに若干退屈するタイプの小説ですが、さすが恩田陸。読んでいるうちに意外な展開になりこの構成の仕方に感心してします。退屈な出だしもある意味演出でこのように書かれているのではないかと、読後には思ってしまっています。

 ある冬の日、スーパーマーケットMで、原因不明の事故が発生し、すべての階で、いきなり客が逃げ出そうとし大パニックになる。エレベーターに人が殺到して多く人が亡くなってしまいます。その関係者にインタビュー(Q&A)形式で質問することで話は進行していきます。この話本の中のあちこちに置かれているようなイメージです。技法的には他の作家の作品でもよく見られる手口だとは思うんですが、読んでいてパーツが全て四角い塊のようになっているのが特徴だと思います。

 質問をする人は調査官でこの調査官は質問をしているうちに精神的に病んできてタクシーの運転手になりと話は展開します。途中ではこれは集団ヒステリーのようなものなのか、政府の実験なのか、怨恨による巧妙な犯罪なのか、と推理小説のような展開になってきたと思ったら最終的にその原因追及はどうでもよくなりカルト的な展開になり、ドキュメンタリーのようなことになり中々読み応えのある小説でありました。

 こういう作品を読むと、作家の人の構成力ってのは凄いものだと感心してしまいます。構成は最初に細かに地図のようなものを作って進行させるのか?書いているうちにどんどんブロックができてくるのものなのか?聴いてみたいものです。