2019年6月16日日曜日

蜜蜂と遠来 上 恩田陸


ピアノコンクールに出場するコンテスタント、審査員

それぞれにピアノに対してかけてきた重みと人生
審査する側の音楽への対峙

様々な思いに引き込まれていきます

私も音楽を愛するものではありますが
これほどまでに考えたことはありません

ピアノという楽器が奏でる音楽は
確かに他とは違う何かがあります

他の楽器とアンサンブルすることもありますが
基本は独奏のイメージです

確かにクラシックのソロピアニストで
プロになることは難しく
そのためにはコンテストでの受賞歴などは重要であり
コンテストの演奏でファンを獲得することは重要なのでしょう

それだけに、どれだけ多くの人の時間を使い
費用が費やされることか

ということがこの小説で良く伝わってきます

クラシックピアノの
人による演奏の違い、じっくり聞いてみたくなりました

後半部分の第一次予選では
目頭が熱くなるものもあり引き込まれています

上を読み終わりましたが余韻あり
下が楽しみ


0 件のコメント:

コメントを投稿