タワー・レコードの店頭で試聴して購入したこと、既に話題になっていたアルバムであったことは記憶しています。このアルバムはオーディオ試聴用に最適とも思われます(私の家には大したオーディオはありませんが)1曲目のプレイに勢い、躍動感があってグルーヴィーで迷わずカゴに入れました。彼らのホームページによると、トリオは、ワシントンDCを本拠に演奏活動を行っており、バンド名のとおりリーダーはEric Byrd(エリック・バード)ですがが、一つのユニットとして活動をしています。
ピアノ・トリオというものは、やや難解なもの、静か過ぎるものが多いですが、この一枚は、聴きやすくてちょうど良い塩梅です。全般的に棄て曲がなく、とても素敵でが、特に最後の曲のラップとの融合は、賛否がわかれるところかとは思います。試みとしては現代を生きるジャズアルバムとしては有りかと思いますが、この路線の試みは、この一枚だけのようです。
それでは、レビューしていきます。Taken By Force 怒涛の王道サウンドの洪水と言う感じです。大袈裟な感じが良いです。Another Time Another Place 可愛らしい曲で、シンプルに良いです。このバンドの何が良いって聞かれると極めて標準的で気負いが無いところですかね。Fall Of Night ちょいと熱めのラテンですね。Eric Byrd の作曲です。Goldie 今のところ交互に熱めの曲と静かめの曲が決ます。こちらは静か目の曲で弓弾きベースがイントロと最初のテーマです。暗いジャズ喫茶で目を閉じながらウトウトしながら聴いたら気持ち良いヤツです。Under A Blanket Of Blue 交互にくる派手な曲と思ったらイントロだけでした。お手軽ジャズって感じですね。Maybe Baby ノスタルジックなブルース・テーマで心地よい曲です。歌物でも良さそうな感じですね。The Chant 少し騒がしくなります。難しいことなく、わかりやすくて聴きやすい。When You Are Smiling ピアノ・バラードです。モコモコしてますが、このバンドの良いところがでてます。A Wmc Autumn 静かにスタートしますが段々と盛り上がる王道です。ややライトな現代風。Jazz Thing 毛色をかけてきましたね。ラップ入れてます。Epilogue : Blessed Assurance ピアノによるエピローグです。
やや焦点が定まらない嫌いはありますが、勢いがよく爽快なピアノ・トリオの演奏が楽しめます🎶
piano : Eric Byrd
bass : Bhagwan Khalsa
drums : Alphonso Young Jr.
recorded at Foxhaven Studios, Olney MD
1. Taken By Force (Eric Byrd)
2. Another Time Another Place (Benny Carter)
3. Fall Of Night (Eric Byrd)
4. Goldie (Eric Byrd)
5. Under A Blanket Of Blue (Neiburg)
6. Maybe Baby (Eric Byrd)
7. The Chant (Victor Feldman)
8. When You Are Smiling (Fisher)
9. A Wmc Autumn (Eric Byrd)
10. Jazz Thing (Cool Cool Jazz) (Eric Byrd, D-Rhyme, Raphael Taylor)
11. Epilogue : Blessed Assurance
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