1979年の10作目でサウンドは、16ビートのファンクからポップな方向にかなりの方向転換をしています。思えば、この時代は空前のディスコブーム(今ではクラブと呼ばれる)で、第1次ディスコブーム (1975~76)、第2次は (1977~1979)となっており、John Travolta(ジョン・トラボルタ)主演、Bee Geez のディスコ・サウンドによる Saturday Night Fever(サタデー・ナイト・フィーバー)が流行り、Kool & the Gang(クール&ギャング)、KC and the Sunshine Band(KC&サンシャイン・バンド)などが、一世を風靡し、1977年にAWFの「Fantasy」「Jupiter」79年は「「After the Love Has Gone「Boogie Wonderland」などが大ヒットしていた時代です。頑なにタイトなファンク、R&Bを演奏していた Tower Of Power にも、こういった影響があることが、かなり感じられます。
ロッコの、プクプク・ベースは聴けずチョッパーはけしからんとか、TOPらしくないとか、過渡期とか、巷では言われていますが、別に私も悪いと思っている訳ではありません。これもTOPの一つの側面と理解してます。
しかし、サウンドの変化はプロデュースの仕方で変わったものであることは明白です。本作では Michael McKinney, Richard Evans, Emilio Castillo がプロデューサーに名を連ねており、前作の Steve Cropperように外部からプロデューサーを招きつつ、南部から北部へ音作りを変えて都会さを狙ったものと思われます。
ホントいろいろとネガティブな書いてしまいましたが、本意ではありません。気を取り直して1曲目から聞いていきます。Rock Baby 確かにTOPっぽくないファンクサウンドです。悪くはないけどTOPファンから求められているサウンドでは無いかも。Our Love これはモータウン的なソウルですね。ノスタルジックなメローディーも良い。TOPらしくは無いですがこれもあり。Heaven Must Have Made You これも少し毛色が違いますが楽曲的にはTOPにあるやつではあります。でもアレンジが丸い感じですね。いつものTOPなら、もっと尖ってるところがあります。And You Know It ここでいつものTOPになります。3曲目までとは、別のバンドみたいです。Nowhere to Run JBっぽいヤツですがスラップ・ベースが気になっちゃいますね。Something Calls Me あー昔のディスコですね。悪くはないですが短調ですかねえ。It Takes Two これも昔のディスコではありますが、チョッパーも気にはありますが、、曲は好いです。好みです。In Due Time どこかで聞いたことあるイントロです。フュージョン系のどっかのバンドですね。本編に入るとありがちなソウルナンバーになります。Just Make A Move TOP のサウンドになります。そうこの細かいヤツがいいんですよね。
レーベル側の意向か、またはエミリオのアイディアかは分からないですが、いつものサウンドへの期待感を持って購入すると・・やられたって感じ・・は、やはり否めない。あ!ネガティブだ🎶
lead and backing vocals : Michael Jeffries
organ, synthesizer, acoustic piano, backing vocals, clavinet, Moog synthesizer, Fender Rhodes, Minimoog : Chester Thompson
synthesizer, alto soprano tenor sax, backing vocals : Lenny Pickett
guitar : Danny Hoefer
bass, backing vocals : Vito San Filippo
synthesizer, drum, Syndrum : David Garibaldi
tenor saxophone, backing vocals : Emilio Castillo
baritone saxophone, backing vocals : Stephen "Doc" Kupka
trumpet, flugelhorn, backing vocals : Greg Adams
trombone, trumpet, flugelhorn, piccolo, bass trombone, backing vocals, piccolo
trumpet : Mic Gillette
producer : Emilio Castillo, McKinley Jackson (1 to 3, 5), Richard Evans (4, 6 to 8), Tower Of Power
1.Rock Baby (Crockett, Michael Jeffries)
2 Our Love (Clifford Coulter, McGee)
3. Heaven Must Have Made You (Geoffrey Leib)
4. And You Know It (Emilio Castillo, Kupka)
5. Nowhere to Run (Lamont Dozier, Eddie Holland, Brian Holland)
5. Something Calls Me (Lenny Pickett)
6. It Takes Two (To Make It Happen) (Emilio Castillo, David Garibaldi, Michael Jeffries, Thompson)
7. In Due Time (Crockett, Jeffries)
8. Just Make A Move (And Be Yourself) (Thompson)
▶ Our Love
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