2021年12月10日金曜日

Tommy Flanagan / Confirmation

 

 気合や思いを込めて作ったわけではないんだろうなってのは一聴してわかるんですが手を抜いているわけではなく非常に丁寧な仕事はされている不思議な感じがするアルバムです。
 かしこまって聴くのではなく、日曜の朝とかにポケッとしながら珈琲飲みながら、本でも読みながら聴くのにちょうど良い感じでテンポ、タイミングの良さ、フレーズの端々にセンスが溢れていて、これは長く愛聴盤になりそうです。


 何故このようなアルバムに仕上がってしまったのかというと、同レーベルからフラナガンのリーダー作として出た 収録曲中4曲が「Eclypso」(1977年2月4日録音)と同じセッションからで、あとの2曲は「Ballads and Blue」(78年11月15日録音)と同じセッションからなので、各録音がアルバムに使われなかったテイクだからのようです。二つのセッションから寄せ集めた結果にはなっていますが、演奏については全く問題なく聴けます。ちなみに、このアルバムは1982年の発売です。
 ほんとにさりげない録音なのですが、録音の音質も実にクリアで素晴らしい。ベースとピアノの繊細さが伝わってくるのはもちろん、ドラムの繊細なブラッシングもきちっと聞き取れます。

piano : Tommy Flanagan
bass : George Mraz
drums : Elvin Jones

producer : Horst Weber, Matthias Winckelmann
recorded on Nov. 15, 1978 (3 and 4) and Feb. 4, 1977 in New York City.

1. Maybe September
2. Confirmation
3. How High The Moon
4. It Never Entered My Mind
5. Cup Bearers
6. 50 - 21





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