2021年10月23日土曜日

本日のCD Kenny Burrell ♪ Seven Classic Albums

 Real Gone Jazz Collection と言うお買い得アルバムシリーズです。4枚のCDに7枚のアルバムが収められています。ウェスに続いての購入です。楽器はギターが趣味の私でしたが、Kenny Burrell (ケニー・バレル)を知ったのは社会人になってかなり後の話で、フュージョン志向だったためあまりケニー・バレルを聴いてはいませんでしたので、ウェスとバレルは聞かねばなるまいと購入したシリーズになります。
 4枚組ディスクの1枚目、Introducing は、ケニーバレルの初リーダー作で25歳の時のレコーディングでこの若さでいかにもジャズ、同郷のピアノのトミー・フラナガン、ベースのポール・チェンバース、ドラムのケニー・クラークと豪華メンバーでブルージーなギターは素晴らしい。Earthy は6枚目のアルバムでプレスティッジのオールスター・セッション。渋めの素晴らしいブルース・フィーリングす。2GuitarsはJimmy Raneyと共同名義のツイン・ギターの双頭リーダー作品。さらにドナルド・バード、ジャッキー・マクリーンの2管が加わった異色の編成。ミーレイニーはメロディアス、ケニーバレルはいつもブルージー。当時のハードバップのスター選手が参加でBlue Dukeは二人の鋭角的なアドリブ、軽快なDead Heat、Pivot、This Wayは12分超えで演奏は熱い。All Night LongはPrestige All Stars名義
All Day Longはリーダー作です。All Night Long は一発目でピアノがフライングして、テーマでホーン部隊がさまようような、若干愛嬌のある演奏です。そしてまた、1957年PrestigeからKenny Burrellでこれはブルースだらけ。
 それにしても1957年Prestigeで、ケニーバレルは相当数の音源を残しています。Prestigeの勢いがあったのか?セッションぽいのも全部、金にしようとしてリーリースしたのか? 手探りで聴きだしたものの今や私の好きなギタリストの一人にケニーバレルは入ってます。

●Disc1
【Introducing】1956
1. This Time The Dream's On Me
2. Fugue 'N Blues
3. Takeela
4. Weaver Of Dreams
5. Delilah
6. Rhythmorama
7. Blues For Skeeter
【Earthy 】1957
8. Earthy
9. What's Not
10. I Wouldn't

●Disc2
【Eathy】1957
1. The Front Line
2. Dayee
【2Guitars】1957
3. Blue Duke 
4. Dead Heat 
5. Pivot 
6. Close Your Eyes 
7. Little Melonae 
8. This Way 
9. Out Of Nowhere 

●Disc3
【All Night Long】1961
1. All Night Long 
2. Boo-lu 
3. Flickers 
4. Li'l Hankie 
【All Day Long】1963
5. All Day Long 
6. Slim Jim 
7. Say Listen 
8. A.T. 

●Disc4
【Kenny Burrell】1957 prestige 7088
1. Don't Cry Baby
2. Drum Boogie
3. Strictly Confidential
4. All Of You
5. Perception
【K.B. Blues】1979
6. Nica's Dream
7. Out For Blood
8. K.B. Blues
9. D.B. Blues
10. K.B. Blues (alternate take)


▶ Dayee



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2021年10月22日金曜日

本日のCD The Modern Jazz Quartet ♪ The Last Concert

 

 マンハッタン・ジャズ・クインテットとモダン・ジャズ・カルテットが異なるMJQだと気付き、知的で厳格な表情で演奏するMJQや、解き放たれたように楽し気な表情で演奏するMJQなどアルバムを聴くたびに発見があり楽しみになってきています。
 順を追って聞いているわけではありませんが、ラスト・コンサートなんてアルバムを聴くまでにはMJQを聴きこんでいるわけではないのですが、新宿のツタヤの中古コーナーにあったので購入しました。購入後即いつもの「おでんバー」で聴いたわけですが、何枚か他のアーチストのアルバムを聴いてこのアルバムを最後に聴いていたら2枚組だったので1枚聞いて時間切れとなりました。しかしあまりにも内容が良かったので次週この店で大音量で続きを聴こうと家では聞いてはいませんでした。私が自分のCDの持ち込みをするのは金曜と決めています。すると翌週の水曜に他の常連さんがこのアルバムを持って登場!私の金曜を待たずして2枚とも水曜に聴くこととなりました。別に新譜という訳では無いのになんという偶然でしょうか。何か運命を感じてしまうアルバムとなりました。
 MJQは、1952 年に  Milt Jackson (ミルト・ジャクソン)、John Lewis (ジョン・ルイス) 、 Percy Heath (パーシー・ヒース) 、Kenny Clarke (ケニー・クラーク)によって結成されました。メンバー交代は1955年にドラムが Connie Kay (コニー・ケイ) に代わった一回のみでほぼ同じメンバーでの22年間続く珍しいバンドでした。最後のライブは1974年11月25日、リンカーン・センターのAvery Fisher (Philharmonic) Hall (エヴリー・フィッシャー・ホール)で行われました。
 解散の理由は Milt Jackson (ミルト・ジャクソン)の脱退ですが、脱退にあたりミルト・ジャクソンは、1974年6月に「MJQで活動を続けてきたが物質的に恵まれることは無かった」と記者たちに感情的にしゃべっていたとのことです。ロックというエンター・テイメントで成金になったスターたちはいるがジャズ・ミュージシャンは儲からないというのが不満だったようです。MJQをやめてもロックスターになれるわけでもないし、何の解決にもならないのでこれが直接の脱退の原因とは思いませんが、何かしらの不満か精神的に不安定になる要素があったのでしょう。1981年に再結成はされるもののいったんこれでMJQは解散となり、このアルバムが収録されることになったわけです。
 収録曲はお馴染みのナンバーが収録され、演奏はやはり安定がありこれぞMJQの内容となっています。一糸乱れぬ演奏にクラシックのコンサートのような観客の拍手もジャズをエンターテイメントから芸術の領域まで高めてきた貫録が感じられます。MJQの演奏にはメンバーの緊張感が伝わるものがありますが、これはリラックスしたバージョンです。

vibraphone : Milt Jackson
piano : John Lewis
bass : Percy Heath
drums : Connie Kay

live at Avery Fisher (Philharmonic) Hall, Lincoln Center, NYC, November 25, 1974.
disc 2 (5 & 6) bonus track, not part of original LP

【Disc1】
1. Softly As In A Mornig Sunrise
2. The Cylinder
3. Summertime
4. Really True Blues
5. What's New
6. Blues In The Mirror
7. Confirmation 
8. Round Midnight 
9. Night In Tunisla 
10. Tears From The Children 
11. Blues In H(B) 
12. England's Carol 

【Disc2】
1. The Golden Striker
2. One Never Knows
3. Trav'lin
4. Skating In Central Park
5. The Legendary Profile
6. Concierto De Aranjuez
7. The Jasmine Tree
8. In Memoriam
9. Django
10. Bags Groove





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2021年10月21日木曜日

本日のCD Bird Symbols & Bird Is Free Charlie Parker

 

 1940年代初頭から、モダン・ジャズの原型となるいわゆるビバップスタイルの創成に、ディジー・ガレスピーと共に携わった巨匠 Charlie Parker (チャーリー・パーカー)。バードともヤードバードとも呼ばれ、自身も Yardbird Suite、Bird Feathers 曲を発表している。影響はロックバンドの、ヤードバーズ Yardbirds にまで及び、ニューヨーク市マンハッタンにあった往年の名ジャズクラブのバードランド (Birdland)もパーカーに由来、ジャズ界ではジョージ・シアリングの Lullaby of Birdland (バードランドの子守唄)、ウェザー・リポートの Birdland といった名曲も生まれています。
 本アルバムには、そんなパーカーの Bird Symbols、Bird Is Free の2枚のアルバムが収録されています。1961年にチャーリー・パーカーの3番目の妻で法定相続人だったドリス・パーカーと、レコードの再発(リパック)シリーズで知られる Pickwick Records のプロデューサーだったオーブリー・メイヒューが組み立ち上げられたレコード・レーベルのチャーリー・パーカー・レーベルの作品とのこと。
 この録音は1~12曲目までは1947年の録音で、13~21曲目までは1952年の録音、一般に1945年から48年がパーカーの絶頂と言われていますが、52年の録音も私にはスリリングなアドリブが展開される素晴らしい録音であると思います。わたくしはサックス吹きではないので今のところパーカーに傾倒しているわけではありませんが、スルスルと泉のように湧き出てくるアドリブはまるで楽譜が置いてあるかのように力強く鮮明です。Bird Symbols については録音も普通に心地よくマイルスがペットを吹いているのかと興味深く聴けます。ピアノがドードマーマローサ のピアノも力強く頼もしいのに対しエロールガーナーでエレガントに、デュークジョーダンでしっとりと聴かせてくれます。しかし Bird Is Free に変わるとモノラルのカセットデッキを客席において録音したような音質は非常に悪いのが残念です。

alto sax : Charlie Parker
trumpet : Miles Davis
tenor sax : Lucky Thompson
guitar : Arv Garrison
piano : Dodo Marmarosa
bass : Vic McMillan
drums : Roy Porter
recorded 1946 March 28

1. Moose The Moosche
2.  Yardbird Suite
3. Ornithology
4. A Night In Tunisia

alto sax : Charlie Parker
piano : Erroll Garner
bass : Red Callender
drums : Harold Doc West
recorded 1947 February 28

5. Bird's Nest
6. Cool Blues

alto sax : Charlie Parker
trumpet : Miles Davis
tenor sax : Lucky Thompson
piano : Duke Jordan
bass : Tommy Potter
drums : Max Roach
recorded 1947 November 4

7. Bird Of Paradise
8. Embraceable Yo
9. My Old Flame
10. Scrapple From The Apple
11. Out Of Nowhere
12. Don't Blame Me

alto sax : Charlie Parker
bass : Teddy Kotick
guitar : Mundell Lowe
piano : Walter Bishop
drums : Max Roach
recorded 1952 September 26

13. Rocker
14. Sly Mongoose
15. Moose The Mooche
16. Star Eyes
17. This Time The Dream's On Me
18. Cool Blues
19. My Little Suede Shoes
20. Lester Leaps In
21. Laura





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2021年10月20日水曜日

本日のCD Curtis Fuller ♪ South American Cookin'

 

 Curtis Fullerがサン・パウロ、リオデジャネイロ、ブエノスアイレスに演奏ツアーにいって大成功を収めた記念に吹き込んだ61年作のアルバムです。録音はツアー終了後のニューヨークで行われたものです。「南アメリカにて録音は正しくありません」と日本語解説のライナーノーツに書いてありますが、曲目を書く人と解説を書く人は別なので訂正されていないのか、原版のライナーノーツの曲目の訳を忠実にしただけなのか、ライナーノーツも面白く拝見しております。この南米ツアーのリオでの録音はFM盤「Jazz Committee For Latin American African」ケニー・ドーハム「Hot Staff From Brazil」で聴くことができるとのことでそこらへんも聴いてみたいもんです。
 この演奏旅行はよほど楽しいものだったのだと想像させてくれるテンション上げ気味の楽しい演奏でなるほど名盤の帯は正しくただのセールスコピーではありません。アルバム録音メンバーは基本的にこの時のツアーメンバーですがベースの Jimmy Merritt だけがメッセンジャーズの同僚です。ちなみにメッセンジャーズは1961年にカーティス・フラー、フレディ・ハバード、シダー・ウォルトンの三管体制にして Mozaic を録音しています。 Mozaic の録音は10月、このアルバムは8月ですから丁度ブレイキーのバンドで Village Gate に出演していて、まさにテンションはかなり上がっていたに違いありません。
 そしてこのアルバムを手にした時の購入の決め手はやはり Zoot Sims の参加が目に入ったのもあります。Willow Weep For Me で活躍し、最後の Autum Leaves でTommy Flanagan のピアノとともに活躍でこの枯葉はなかなかのもの。Hello Young Lovers、Wee Dot のJJジョンソンの十八番の曲は、フラーも相当聴きこんでいるので状態がかなり良くてはねるようなビバップ的演奏は良いですねえ。そして南米ツアーでの思い出でしょう One Note Samba、Besame Mucho のサンバ2曲がが収録されています。サンバのリズムは重めでジャズ・バージョンといった感じです。 一聴して「おでんバー」のマスターもお気に入り登録してくれた、かなりのお勧め盤です。

trombone : Curtis Fuller
bass : Jimmy Merritt 
drums : Dave Bailey
piano : Tommy Flanagan
tenor sax : Zoot Sims

producer : Mike Berniker
recorded on August 23, 1961 in NYC.

1. Hello Young Lovers
2. Besame Mucho
3. Willow Weep For Me
4. One Note Samba
5.Wee Dot
6. Autum Leaves





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2021年10月19日火曜日

本日のCD Roy Hargrove ♪ Approaching Standards

 

 この盤は1994年発売で、Roy Hargrove (ロイ・ハーグローブ) が1990年のデビューから1993年までにNOVUSレーベルで発売した4枚のアルバムから、スタンダード・ナンバーばかりを選んだコンピもの。1995年からは Verve Records に移籍となっています。
 私がロイを最初に聴いたのは、1997年の Habana で、アフロキューバン系のラテン寄りのジャズアルバムでした。ストレートで美しい響きのトランペットとラテンは非常によくマッチしていて、他のアルバムも聴いても良かったので、その後にジャズヒップホップに転向するRHファクターなんかにも手を出し、初期の頃も聴いてみたいと手を広げています。
 時代によって芸風がだいぶ違うのも興味深く、すべての音源を聴いているわけではないが初期のロイのトランペットの音は印象が薄めに感じていました。そしてこのアルバムを聴くと、やはり線が細い印象です。つまりはジャズ特有の黒っぽいものが希薄なようで、それがロイの特徴なのかと理解し始めました。他人の評価も気になるところであり検索しましたが日本人のレビューはあまり見当たらない。海外レビューでは賛否両論の論戦が見受けられるようで独特のこの線の細さはジャズ・ファンの議論を呼ぶ作品のようです。
 アルバムの10曲のうち7曲を占めているバラードが多いアルバムなのも、そんな物議をかもす要因なのかもしれません。実際最初に聴いたのは酒を飲みながらで、強めのカーティスフラーの古いものを先にかけてこれを聴いたら物足りなく感じたのですが単体で聴けば物足りないというよりは清々しいイメージ。休みの日に珈琲を飲みながら朝を迎えるならバッチリ合うのではないでしょうか?(と酎ハイを飲みながら、再度聴きながら割と悪くはないと思いながら今書いています)

trumpet, flugelhorn : Roy Hargrove 
piano : John Hicks (1,2,3), Stephen Scott (4,5,6,7), Marc Anthony Cary (8,9,10)
bass : Scott Colley (1,2,3), Christian McBride (4,5,6,7), Rodney Whitaker (8,9,10)
drums : Al Foster (1,2,3), Billy Higgins (4,5,6,7), Gregory Hutchinson (8,9,10)
alto sax : Antonio Hart (1,2,3,4,5,6,7,8)
trombone : Ku-Umba Frank Lacy (8)
soprano tenor sax : Ron Blake (9,10)

This is a compilation recorded from 1989 to 1993.

Diamond In The Rough 1990 (1,2,3)
Public Eye 1991 (4,5,6,7)
The Vibe 1992 (8)
Of Kindred Souls 1993 (9,10)

1. Easy To Remember
2. Ruby My Dear
3. Whisper Not
4. What's New
5. September In The Rain
6. You Don't Know What Love Is
7. End Of A Love Affair
8. Things We Did Last Summer
9. Everything I Have Is Yours / Dedicated To You
10. My Shining Hour




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2021年10月18日月曜日

本日のCD Frank Gambale ♪ The Great Explorers


 スピードピッキングの発案者である Frank Gambale (フランク・ギャンバレ) のギターは別次元。この奏法はヘビメタ系ギタリストに普及してからスウィープ・ピッキングとしてキラキラのフレーズを全世界に提供しています。発明者普及者のフランクギャンバレは、ものすごい正確さで様々なフレーズを繰り出していますが、私この奏法には無縁。ギャンバレを知ったのは Chick Corea Elektric Band (チック・コリア・エレクトリック・バンド)の 1986年 Light Years です。このアルバムはポップ色が強いのでギャンバレのギターは控え目でした。
 しかしこの作品はソロの通算6作品目の1993年発売のスタジオアルバムで、ロック・リフやペンタトニックとスウィープ・ピッキングを駆使したロック・フュージョン・スタイルのギターでロック・ファンに十分通用する作品です。楽曲は全曲インストで難解なフレーズよりも耳に残るフレーズで非常にわかりやすい。
 楽曲としては、ポップで軽めのフュージョンぽいタイトル曲 The Great Explorers、ロック丸出しの Frankly Speaking、伸びやかなギターを聴かせてくれる She Knows Me Well 、頭から弾きまくり具合でリフが気持ちいい Thunder Currentなどがロック魂には共感してもらえるのではないでしょうか。フュージョン・ファンにはアコースティック・ギターが美しい Dawn Over The Nullarbor なんてのも用意してあります。

guitar, electric sitar, synthesizer, drums, bass: Frank Gambale
keyboard, hammond organ , synthesizer , piano : Freddie Ravel
hammond organ : Tom Coster
bass : Stuart Hamm
drums : Jonathan Mover

1. Frankly Speaking
2. The Final Frontier
3. The Jaguar
4. The Great Explorers
5. Duet Tuet
6. She Knows Me Well
7. Thunder Current
8. Pathfinder
9. Dawn Over The Nullarbor
10. Cruising Altitude
11. Naughty Business





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2021年10月17日日曜日

本日のCD  Deep Purple ♪ Come Hell or High Water


 中古CD屋の安売りワゴンで見た時に思わず懐かしいと手にしたままレジに行ってしまったDeep Purple (ディープ・パープル)です。何しろ私が最初にロック・ギターのフレーズの練習したのは誰しも通る Smoke on the Water (スモーク・オン・ザ・ウォーター)ですし初めて買った教則本の課題曲は、タブ譜なしの Black Night と Speed King がスコア譜で掲載されてたんですから、まさに青春の思い出のバンドです。最も最初にギターで弾けるようになった曲は、さだまさし の「雨宿り」なんですが、さだまさし は持ってなくても良いかな。
 特にこのアルバムがってわけではなく、懐かしかったのは「Deep Purple」であり、私が聴いていたのは、ちょうどこの頃のメンバーの 第2期 (1969年 - 1973年) でした。この後に
ベースが Glenn Hughes、ボーカルが David Coverdale の頃までは良かったんですが、Tommy Bolin がギターになった頃にはすっかり興味が無くなり、David Coverdale を追って、White Snake にハマって Gary Moore に  Motörhead なんかも聴きだして、気が付いたら パンクなんかも聴きだしたんですね。はじめてライブ・ハウスのステージ・レンタルして演奏した時は、やっぱり Smoke on the Water はレパートリーに入ってました。Michael Schenker なんかも同じステージで演奏したんですから節操がないハード・ロック・コピー・バンドでしたがあの興奮は未だ覚えてますね。親も見に来たし今思えば若干恥ずかしい感じです。ジャズを聴き始めたのは大学でジャズ研に入ってからです。
 はじめて生リッチーを見たときは既に Rainbow でした。私の中学時代に聴いていたメンバーでの演奏、必死にコピーしてました、この時代

vocals : Ian Gillan
guitar : Ritchie Blackmore
organ, keyboards : Jon Lord
bass : Roger Glover - bass
drums : Ian Paice

1. Highway Star
2. Black Night
3. A Twist in the Tale
4. Perfect Strangers
5. Anyone's Daughter
6. Child in Time
7. Anya
8. Lazy
9. Space Truckin'
10. Woman from Tokyo
11. Speed King
12. Smoke on the Water






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2021年10月15日金曜日

本日のCD Wes Montgomery ♪ Eight Classic Albums


 Real Gone Jazz Collection と言うお買い得アルバムシリーズです。4枚のCDに8枚のアルバムが収められています。ジャズギター初心者のころに、とりあえずウェスとバレルは聞かねばなるまいと購入したシリーズになります。この頃はお買い得だとばかりに飛びついたのですが、だんだんとジャケット写真も含めてアルバムで購入していった方がアルバムを聴いた満足感があることにも気づいたこと、1曲を楽しむよりもアルバムを通して区切って聞いて、このアルバムは、ああだ、こうだ、と考えるのも意外と楽しいことに気づいたので、区切りなく音源が収録されているお買い得アルバムシリーズは意外に満足感が低いことを思い知らされています。
 それほど愛着がなければ繰り返し聴くことも少ないのも難点です。The Incredible Jazz Guitar を購入して見事にダブりが発生していますが気にしてはいけません。
 また1枚のディスクに1時間15分程度の録音が入っているため、全てを聴き始めて聴き終わるまでに6時間程度はかかりますので、やはり音源のコレクションとしては合格ですが聴いて楽しむには若干の精神的苦痛も強いられるのが難点です。良いところはぶっ続けで聴いていると、ギターの音質が変わったりバンド編成が変わったところでアルバムが変わったのか?どれどれと見る程度で済むので本でも読みながらぶっ続けるのには適しています。
 さらには Fingerpickin' は元アルバムより最後の3曲が少ないようで、なんとなく安物買いの銭失いという言葉を思いだし、お買い得シリーズなんでしょうがない。ウェスをこれから集める気が無い人には勉強のためにどうぞ!(ウェスについて何も語らずに終ります)

●DISC 1
【Fingerpickin'】1957
1. Sound Carrier
2. Bud's Beaux Arts
3. Bock To Bock (Back To Back)
4. Billies Bounce
5. Lois Ann
6. All The Things You Are
7. Fingerpickin'
【The Wes Montgomery Trio】1959
8. Round Midnight
9. Yesterday's
10. The End Of A Love Affair
11. Whisper Not
12. Ecaroh
13. Satin Doll
14. Missle Blues
15. Too Late Now
16. Jingles

●DISC2
【The Incredible Jazz Guitar】 
1. Airegin
2. D-Natural Blues
3. Polka Dots And Moonbeams
4. Four On Six
5. West Coast Blues
6. In Your Own Sweet Way
7. Mister Walker
8. Gone With The Wind
【West Coast Blues (With Harold Land)】
9. Ursula
10. Klactoveedsedstene
11. Don't Explain
12. Terrain
13. Compulsion

●DISC3
【Movin' Along】
1. Movin' Along
2. Tune Up
3. I Don't Stand A Ghost Of Chance With You
4. Sandu
5. Body & Soul
6. So Do It!
7. Says You
【Groove Yard (Montgomery Brothers)】
8. Bock To Bock (Back To Back)
9. Groove Yard
10. If I Should Loose You
11. Delirium
12. Just For Now
13. Doujie
14. Heart Strings
15. Remember

●DISC4
【So Much Guitar】
1. Twisted Blues
2. Cotton Tail
3. I Wish I Knew
4. I'm Just Lucky So-And-So
5. Repetition
6. Somethin' Like Bags
7. While We're Young
8. One For My Baby (And One For The Road)
【George Shearing & The Montgomery Brothers】
9. Love Walked In
10. Love For Sale
11. No Hard Feelings
12. Enchanted
13. Stranger In Paradise
14. The Lamp Is Low
15. Double Deal
16. And Then I Wrote
17. Darn That Dream
18. Lois Ann
19. Mambo In Chimes





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2021年10月13日水曜日

本日のCD Stuff ♪ Stuff It


 Gordon Edwards (ゴードン・エドワーズ)、Richard Tee (リチャード・ティー)、 Steve Gadd (スティーブ・ガッド)、Eric Gale (エリック・ゲイル)、Cornell Dupree (コーネル・デュプリー) が参加する夢のようなバンドです。フュージョン・バンドですが、やっている音楽性は歌の入っていない R&B、ソウル。なので、Dance with Me /オーリアンズ、Since You've Been Gone/アレサ・フランクリン、Love Having You Around/スティーヴィー・ワンダーのカバーなんかも収録されているのはいかにもスタッフらしいアルバム。
 本作は3枚目でポップ色が強くカラフルなサウンドですが、ファンの間では賛否が分かれるようで、このアルバムは(どちらかと言うと冷遇)されているような印象です。このスタッフは初期はアルバム名にこだわりがないのかあるのか微妙なところで、1枚目は Stuff 1976年、2枚目は More Stuff 1977年、そしてこの Stuff It と非常に判別が難しい。

  

 私はギタリストの Cornell Dupree は、このスタッフで知ったギタリストなんですが、実はソウル系では、アレサ・フランクリン、ダニー・ハサウェイ のギタリストだったり、ジャズ系ではマイルスの Red China Blues、ジャズ・ヒップホップ系では The RH Factor に参加していたりと私の好みの音楽には深くかかわる人でもあります。またコーネル・デュプリーとリチャード・ティーはサックス奏者キング・カーティスのバンド、ザ・キングピンズにも参加していたんですね。先ほど知りました。
 芸術性云々ではなく、スタッフは楽しく聴ける R&B、ソウルのインストバンドとして長く愛聴しています。
 私の持ちネタなんですが、「従業員とかグループの構成員の意で→ staff」「stuff → 物とか事柄」なんで間違わないように!

keyboards : Richard Tee
guitar : Cornell Dupree, Eric Gale
bass : Gordon Edwards
drums : Steve Gadd

tenor sax : George Young
baritone sax : Ronnie Cuber
trumpet, flugelhorn :Alan Rubin, Jon Faddis
trombone : Tom Malone
drums : Chris Parker
percussion : Crusher Bennett
viola : Al Brown, Mitsue Takayama
violin : Guy Lumia, Julian Barber, Paul Winter
cello : Kermit Moore

producer : Steve Cropper

recorded May-October, 1978, at the House Of Music, West Orange, New Jersey and the Hit Factory, New York City.

1. Mighty Love
2. Dance with Me
3. Since You've Been Gone (Baby, Baby, Sweet Baby)
4. Always
5. Stuff It
6. Love Having You Around
7. Rainbows
8. Gordon's Theme
9. Talkin' About My Love for You
10. Do It Again

ダンシングクイーンにも似たフレーズが・・




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