ツタヤの中古CDコーナーで、何か掘り出し物はないのかと物色していたらDonny Hathaway (ダニー・ハザウェイ)のコーナーで見慣れないジャケットを発見!帯を見るとセカンド・アルバムとの文字が目に入った。本人名義のアルバムはほぼ押さえていた気になっていたので、即購入でした。そうかと今未購入アルバムのチェックをしてみるとライブ盤の In Performance ロバータフラッグのアルバムに Roberta Flack Featuring Donny Hathaway は持っていないことが判明しましたので、これもチェックです。
本作は、Take A Love Song とボーナストラックの Be There を除いてポップス、カントリー、R&Bのカバーですが、ダニーの品の良いアレンジによってオリジナルのような感覚で聴けるアルバムとなっています。プロデューサーは Jerry Wexler (ジェリー・ウェクスラー)と Arif Mardin (アリフ・マーディン)です。ウェクスラーはプロデューサーでこんなにもアーチストのアルバムは変わるものかと最近になって私も感じている人で、リズム&ブルースの用語も作り出しアトランティック・レコードを業界の主要勢力にしてしまった名プロデューサー。アレサもウェクスラーによってキャリアを好転しています。
そんなプロデューサーとかなり気合を入れて作ったと思われる本作はスケールもでかくてインテリジェンスを感じる作風は素晴らしいので、今後聴きこんでいこうと思います。
大作なので選びにくいのですが私のお勧めは、しみじみとした情感で歌われながら感情があふれ出すような Giving Up、ビリー・ブレストンの曲で静かな出だしから盛り上がっていく Little Girl、元気が出るドーシー・バーネット作品の Magnificent Sanctuary Band、美しいバラードの She Is My Lady、ゴスペルタッチで豪華な Put Your Hand In The Hand など。
Vocals, Kebyboards – Donny Hathaway
backing vocals : Cissy Houston, Deirdre Tuck, I. Stone (8), J.R. Bailey, Judy Clay, L. Tynes (8), Myrna Smith, Myrna Summers & The Interdenominational Singers, Ronald Bright, S. White (8), Sammy Turner, Sylvia Shemwell
guitar : Cornell Dupree
bass : Steve Novosel (8)
electric bass : Chuck Rainey, Phil Upchurch (8)
drums : Al Jackson Jr., Morris Jennings
tenor sax : King Curtis (1)
trumpet : Joe Newman (6)
arranged by string, horn & choral arrangements : Arif Mardin (2, 5 to 7, 9), Donny Hathaway (1, 3, 4, 8, 10, 11)
producer : Arif Mardin, Donny Hathaway, Jerry Wexler
1. Giving Up
2. A Song For You
3. Little Girl
4. He Ain't Heavy, He's My Brother
5. Magnificent Sanctuary Band
6. She Is My Lady
7. I Believe In Music
8. Take A Love Song
9. Put Your Hand In The Hand
【Bonus Tracks】
10. Be There
11. This Christmas