現代派のイメージの Sugar Blue ですが、このアルバムではド・ブルースがやはり収録されていて I Just Got To Know やはりブルースはこれだって感じで良いです。きれいな音が特徴と思っていたらこの曲ではしっかりコブシも効かせた腰の強いハーブ。一方でジェイムス・コットンの最盛期ばりのジャンプ・ブルースの One More Mile To Go も正統派でなかなか。アコースティックの弾き語りパターンの That's All Right も良い味。
1971年から始まったドゥービー・ブラザーズのライブです。ジャケットのBEST LIVEの文字はBest Of Live Seriesと名前をつけたシリーズの企画販売だからです。ざっと見てみるとRod Stewart、Robert Palmer、Billy Idol、Yes、The Rolling Stones、Foreigner、Bryan Adams、Santana など大御所のライブが連なっていますが、フォーマルなのかは不明。
何故フォーマルかどうかは不明と書いたのかと言うと、廉価版CDなので詳しい説明はついていないパターンでアルバムタイトルは Live In Philadelphia(Spectrum) ですが、Walk Man用にハード・ディスクに落としたデータは「Live In Pittsburg」と表示されているのに今更気づいたからです。注意して見ていると絶対にフォーマルなCDでも曲名などは違っていることがあったりはしますがアルバム名が違うパターンは滅多にありません。ブートレグのアルバムの曲だけで、パソコンが似たようなアルバムのデータを拾ってきてしまうパターンはたまにありますので、おそらくこれかなあと思われます。不明ではありますが、前述の大御所をシリーズで出しているようなので所謂ブートレグではないような気もします。発売国はルクセンブルグの表記で1993年発売。ちなみにPhiladelphiaはペンシルバニア州、Pittsburgはカリフォルニア州にある都市で全く違うところ。
おそらくジャケットのPhiladelphia(Spectrum) がこのライブの会場でしょう。当然ヒット曲は入ってます。China Grove、WhataFool Believes はゴールド、他Takin' It To The Streets、Listen To The Music、Jesus Is Just Alright、Rockin' Down The Highway、Long Train Runnin'などもビッグヒットのシングルですね。本気でコピーしたことはありませんが、リフはギタリストの皆さんは同様に練習で通る道の名曲ばかり。
さて冒頭3曲はソウル的なブルース River's Invitation はテーマにホーンが気持ちよく Honest I Do はアレサのアルバムで歌われているバージョンも好きな典型的なブルースでGot To Get You Off My Mind もスリム・ゲイラードとかで歌われているような曲。Coast Blues あたりでコットンのハープが活躍してくる所謂ド・ブルースですが歌は無し。Next Time You See Me では現代のロック・ブルースに近い曲ですが、このバンドには演奏面では少し荷が重かった模様。アルバム・タイトルの Cut You Loose は期待していたけどジャズっぽいアレンジにしてあって凝っては要るんだけど。何かが違う。Ain't Nobody's Business で、またソウルっぽいアレンジに変わる。と続いていきます。Negative Ten-Four なんかはもはやブルースではないイージー・リスニングで、コットンはどこへ行ったんだか。
抽象絵画を見ているような気分の独特の世界が聞ける1964年のブルーノートでの作品。プロデューサーは、やはりアルフレッド・ライオンでしかけてきています。このアルバム「Out To Lunch」の録音後、約4ヶ月後の1964年6月29日にミンガス楽団のヨーロッパツアーに参加中、糖尿病による心臓発作のため、西ベルリンにおいて享年36歳で客死で急逝される前の遺作となった作品です。
もともとのオペラの時の主要曲は ①Summertime、②My Man's Gone Now、③I Got Plenty o' Nuttin'、④ Bess, You Is My Woman Now、⑤It Ain't Necessarily So、 ⑥I Loves You, Porgy、⑦ O Lawd, I'm On My Wayでした。このマイルスのアルバムでは①②④⑤⑥が取りあげられ曲順もオリジナルとは異なっています。
さて色々な作品が残されているPoggy And Bessですが、このギル・エバンスとの共作のオペラ作品のサウンドトラックとして聴くと、歌がないせいかかなりクールな演奏の印象を受けます。ギル・エバンスと残したアルバムは第1作は、Miles Ahead で、第2作が本作、そして、第3作が、Sketches of Spain(有名ですが私には少し物足りなかった)。ギル・エバンスがオーケストラルにアレンジし、マイルスがソロを取るという手法は、Miles Ahead はまだ聞いていないけど、今のところこの作品が一番好きな作品です。
trumpet, fluegelhorn : Miles Davis
conductor : Gil Evans
sax : Cannonball Adderly, Daniel B. Banks
trumpet : Bernie Glow, Ernie Royal, Johnny Coles, Louis R. Mucci
french horn : Gunther Schuller, Julius Watkins, Willie Ruff
trombone : Frank Rehak, Jimmy Cleveland, Joseph Bennett, Dick Hixon
tuba : Bill Barber
flute : Jerome Richardson (1, 6, 7), Phil Bodner (2 to 5, 8 to 13), Romeo Penque
bass : Paul Chambers
drums (1, 3-7, 9, 12-15) : Philly Joe Jones
drums (2, 8, 10 & 11) : Jimmy Cobb
producer – Cal Lampley, Teo Macero
recorded at 30th Street Studio, NYC, July 22 & 29 and August 4 & 18, 1958.
1. The Buzzard Song
2. Bess, You Is My Woman Now
3. Gone
4. Gone, Gone, Gone
5. Summertime
6. Oh Bess, Oh Where's My Bess?
7. Prayer (Oh Doctor Jesus)
8. Fisherman, Strawberry and Devil Crab
9. My Man's Gone Now
10. It Ain't Necessarily So
11. Here Come de Honey Man
12. I Wants to Stay Here (I Loves You, Porgy)
13. There's a Boat That's Leaving Soon for New York